JPH08174804A - 輪転印刷装置の折り機 - Google Patents

輪転印刷装置の折り機

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JPH08174804A
JPH08174804A JP6321006A JP32100694A JPH08174804A JP H08174804 A JPH08174804 A JP H08174804A JP 6321006 A JP6321006 A JP 6321006A JP 32100694 A JP32100694 A JP 32100694A JP H08174804 A JPH08174804 A JP H08174804A
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JP
Japan
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web
monitor
folding machine
folding
roller
Prior art date
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Pending
Application number
JP6321006A
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English (en)
Inventor
Masaharu Osakabe
雅春 刑部
Sachinori Ito
祐儀 伊東
Yukio Konaka
行雄 小中
Atsushi Yuzawa
淳 湯沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 折り不良の検査およびその修正を容易かつ確
実に行うことのできる輪転印刷装置の折り機を低コスト
で提供することを目的とする。 【構成】 印刷システム20の折り機21に、ウェブ位
置表示機構27と、ウェブ位置調整機構30とを備え、
ウェブ位置表示機構27を、印刷ユニット3でウェブW
に断裁ピッチ毎に印刷されたアイマークを撮像するカメ
ラ24と、一定時間毎に発光するストロボ25と、カメ
ラ24からの画像を表示するモニタ26とからなる構成
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば雑誌,書籍等の
印刷に用いられる輪転印刷装置において、印刷の完了し
たウェブを、所定の形状に折り曲げるのに好適な輪転印
刷装置の折り機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7に示すように、一般に、雑誌,書籍
等の印刷に多用されているオフセット輪転印刷装置(以
下、「印刷装置」と略称する)1では、ロール2から繰
り出されたウェブWに印刷ユニット3で所定の絵柄を印
刷した後、折り機4でこのウェブWを所定の形状に折り
曲げ、断裁するようになっている。
【0003】図8に示すように、折り機4では、まず、
印刷ユニット3(図7参照)から送られてきたウェブW
は、三角板5と、その下方に配置されたガイドローラ
6,6とを備えたフォーマー折り機構7で、その幅方向
に半分に折り曲げられ、「フォーマー折り」されるよう
になっている。
【0004】次いで、図5(a)に示すように、くわえ
折り機構8において、チャックローラ9に備えたチャッ
ク9aで先端部をチャックされたウェブWは、カットロ
ーラ10に備えたカッター10aで一定長の断裁ピッチ
毎に断裁される。続いて、図5(b)に示すように、断
裁されたウェブW’は、チャックローラ9とともに回転
し、クランプローラ11のクランプ部11aで、その送
り方向中間部がクランプされる。この後、図5(c)に
示すように、チャックローラ9のチャック9aを開放す
るとともに、クランプローラ11を回転させることによ
り、ウェブW’は、その送り方向に半分に折り曲げら
れ、「くわえ折り」されるようになっている。
【0005】次に、図6(a)に示すように、くわえ折
りされたウェブW”は、チョッパー折り機構12におい
て、互いに平行なガイドローラ13,13上に、その例
えば長手方向中間部が位置するよう移送される。そし
て、図6(b)に示すように、ガイドローラ13,13
の上方に設けられたチョッパー14を、ガイドローラ1
3,13間に降下させることにより、ウェブW”は、半
分に折り曲げられて、「チョッパー折り」され、刷本S
が完成する。
【0006】この折り機4では、図8に示したように、
印刷ユニット3(図7参照)側からウェブWがフォーマ
ー折り機7に送られてきた時点で、このウェブWの送り
位置がズレていると、折り位置,断裁位置がズレて、刷
本Sが折り不良品となってしまう。すなわち、ウェブW
の送り位置が、その送り方向と直交する方向(図中矢印
(イ)方向;以下、この方向を「操駆方向」と称する)
にズレていると、フォーマー折り機7で、これを半分に
正確に折り曲げることができない。また、ウェブWの位
置が、送り方向(図中矢印(ロ)方向)にズレている
と、くわえ折り機構8(図5参照)でこれを断裁・くわ
え折りするとき、およびチョッパー折り機構12(図6
参照)でこれをチョッパー折りするときに、断裁位置,
折り位置がズレてしまう。
【0007】このように刷本Sに折り不良が発生したと
きに、ウェブWの送り位置を調整するため、図7に示し
たように、折り機4の前段側には、ステアリングローラ
15と、コンペンセンターローラ16とが備えられてい
る。ステアリングローラ15は、ウェブWの送り面に対
して直交する面内で、その一端側を中心として他端側が
揺動する構成となっている。そして、ステアリングロー
ラ15を揺動させると、ステアリングローラ15上のウ
ェブWが傾けられ、これによって、ウェブWが送り方向
と直交する方向にズラされて送り位置が調整されるよう
になっている。また、コンペンセンターローラ16は、
固定ローラ17,17に対して、これと離間・接近する
方向に移動できる構成となっている。そして、コンペン
センターローラ16を移動させると、ここを通るウェブ
Wの経路長が変化し、これによってウェブWの送り方向
位置が調整されるようになっている。
【0008】そして、従来は、作業者が、例えば数分間
隔毎に刷本Sを検査し、折り不良が発生している場合に
は、前記ステアリングローラ15とコンペンセンターロ
ーラ16を調整して、ウェブWの送り位置を修正してい
た。
【0009】また、近年の画像処理技術の発達にともな
い、ウェブWの送り位置のズレ量を検出し、これに基づ
いてウェブWの送り位置を自動的に修正する折り不良修
正機構(図示なし)も開発されている。これは、ウェブ
W上に一定間隔毎にアイマークを印刷しておき、このア
イマークを図示しないCCDカメラで撮像してこれを画
像処理し、該アイマークが予め記憶させておいた正規の
位置からズレたときにそのズレ量を算出し、これに基づ
いてステアリングローラ15とコンペンセンターローラ
16を作動させて、ウェブWの送り位置を修正するもの
である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の輪転印刷装置の折り機には、以下のよう
な問題が存在する。前記したように、ウェブWの送り位
置がズレて刷本Sに折り不良が生じたときに、作業者が
手作業でステアリングローラ15,コンペンセンターロ
ーラ16を操作する方法は、ウェブWの位置を修正した
後に刷本Sを再チェックし、その結果ズレが正しく修正
されていなければ、再度ステアリングローラ15,コン
ペンセンターローラ16の調整を繰り返すという、いわ
ばトライアンドエラー作業であり、作業効率が非常に悪
い。しかも、刷本Sのズレ量を見て、経験と勘に基づい
てステアリングローラ15,コンペンセンターローラ1
6を操作しなければならないため、熟練を要し、しかも
個人差が大きいという問題がある。
【0011】一方、画像処理を用いる前記折り不良修正
機構では、上記の問題を解決することができるものの、
現状では、ウェブWの送り位置のズレ量を算出するため
の画像処理装置が非常に高価である。このため、折り不
良修正機構を導入することにより削減できる人員コスト
に対し、これを導入するための設備コストが高すぎ、投
資コストの面から、前記折り不良修正機構の導入が妨げ
られていた。本発明は、以上のような点を考慮してなさ
れたもので、折り不良の検査およびその修正を容易かつ
確実に行うことのできる輪転印刷装置の折り機を低コス
トで提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
一方向に連続して送給されるウェブに定められた絵柄を
印刷する輪転印刷装置の後段側に備えられた折り機であ
って、印刷機構で絵柄が印刷されたウェブを所定の形状
に折り曲げる前記折り機には、前記印刷機構から送り込
まれる前記ウェブの送り位置を調整する位置調整機構が
備えられるとともに、前記印刷機構で前記ウェブに一定
間隔毎に印刷された認識マークを一定時間毎に撮像する
カメラ部と、該カメラ部からの画像を表示するモニタ
と、前記ウェブが定められた位置に送給されたときに前
記認識マークが位置すべき基準位置を前記モニタに表示
する基準表示手段とからなる位置表示機構が備えられて
いることを特徴としている。
【0013】請求項2に係る発明は、請求項1記載の輪
転印刷装置の折り機において、前記基準表示手段が前記
モニタの画面の表面上に直接設けられた基準マークから
なることを特徴としている。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明では、折り機に、ウェブの
送り位置を調整する位置調整機構と、送り位置を表示す
る位置表示機構とを備え、位置表示機構が、ウェブに一
定間隔毎に印刷された認識マークを一定時間毎に撮像す
るカメラ部と、カメラ部からの画像を表示するモニタ
と、認識マークが位置すべき基準位置をモニタに表示す
る基準表示手段とからなる構成とした。これにより、印
刷機構でウェブに認識マークを一定間隔毎、例えば断裁
ピッチ毎に印刷しておき、これをカメラ部で、一定時間
毎、すなわち、ウェブが設定通りの送り速度で前記断裁
ピッチ分だけ送られる時間が経過する毎に撮像し、モニ
タに表示する。すると、ウェブの送り位置が正常であれ
ば、モニタに表示される認識マークは、基準表示手段に
よりモニタに表示される基準位置と一致することにな
る。一方、ウェブの送り位置がズレていると、認識マー
クが基準位置からズレてモニタに表示される。これによ
り、高価な画像処理装置等を用いずに、ウェブの送り位
置がズレているか否かを、モニタを目視すれば容易に判
別することができる。そして、ウェブの送り位置がズレ
ていることがモニタで判別できたときには、位置調整機
構でウェブの位置を修正することができる。
【0015】請求項2記載の発明では、基準表示手段
を、モニタの画面の表面上に直接に設けた基準マークか
らなる構成とした。これにより、粘着シール,テープ等
を前記基準マークとして、モニタの画面の表面上の前記
基準位置に合わせて貼り付けたり記入したり等すること
により、ウェブの送り位置がズレているか否かを判別す
ることができ、しかもこれを非常に低コストで実現する
ことができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を図面に示す第一および第二実
施例を参照して説明する。 [第一実施例]図1ないし図6は、本発明に係る輪転印
刷装置の折り機を適用して構成した印刷システムの一例
を示すものである。この図において、従来例と共通する
部分については、同一符号を付してある。図1に示すよ
うに、印刷システム(輪転印刷装置)20は、図7に示
した印刷装置1と同様に、ロール2から繰り出されたウ
ェブWに所定の絵柄をオフセット印刷する印刷ユニット
(印刷機構)3と、印刷ユニット3の後段側において、
印刷の完了したウェブWを所定の形状に折り曲げ、断裁
する折り機21とからなる基本構成とされている。
【0017】印刷ユニット3では、図2に示すように、
ウェブWの側端縁部から一定寸法内側に、その送り方向
に沿った一定間隔毎、例えばウェブWの断裁ピッチ毎
に、例えば略正方形のアイマーク(認識マーク)Mを印
刷するようになっている。
【0018】図1に示したように、折り機21は、前記
折り機4(図7参照)と同様に、フォーマー折り機構
7,くわえ折り機構8,チョッパー折り機構12を備え
た構成となっている。
【0019】図2に示すように、フォーマー折り機構7
は、ガイドローラ22の下方に設けられ、下方に行くに
したがいその幅が漸次縮小する三角板5と、三角板5の
下端部の直下に配置された互いに平行なガイドローラ
6,6とから構成されている。このフォーマー折り機構
7では、ガイドローラ22を介して送られたウェブW
が、三角板5とガイドローラ6,6とにより、その幅方
向に半分に折り曲げられ、いわゆる「フォーマー折り」
されるようになっている。
【0020】図5に示したように、前記フォーマー折り
機構7(図2参照)の後段側に設けられたくわえ折り機
構8は、円筒状のカットローラ10,チャックローラ
9,クランプローラ11とが互いに平行に配置された構
成からなっている。カットローラ10には、その周面の
相対向する位置に、カッター10a,10aが備えられ
ている。そして、カットローラ10の外周寸法の半分、
すなわちカッター10a,10a間の離間寸法は、ウェ
ブWの断裁ピッチに合わせて設定されている。また、チ
ャックローラ9には、その周面に、カッター10aで断
裁されたウェブW’の先端部をチャックするチャック9
aと、チャックしたウェブW’の中間部、すなわちこれ
を折り曲げるべき位置をクランプローラ11側に押圧す
るプッシャー9bとが備えられている。クランプローラ
11の周面には、チャックローラ9のプッシャー9bで
押圧されたウェブW’の中間部をクランプするクランパ
11aが備えられている。このようなくわえ折り機構8
では、これらカットローラ10,チャックローラ9,ク
ランプローラ11により、前述したようにして、ウェブ
W’がその送り方向に半分に折り曲げられて「くわえ折
り」されるようになっている。
【0021】図6に示したように、くわえ折り機構8
(図5参照)の後段側に設けられたチョッパー折り機構
12は、くわえ折りされたウェブW”の送り面の一方の
側に、ガイドローラ13,13が互いに平行に設けら
れ、他方の側に、これらガイドローラ13,13間に位
置し、かつガイドローラ13,13間に向けて移動自在
なチョッパー14が設けられた構成からなっている。そ
して、このようなチョッパー折り機構12では、前述し
たようにして、ウェブW”を半分に「チョッパー折り」
して、刷本Sを完成させるようになっている。
【0022】図1に示したように、このような構成から
なる折り機21には、印刷ユニット3から送られてくる
ウェブWの送り位置を表示するため、CCDカメラ(カ
メラ部;以下、単に「カメラ」と略称する)24と、ス
トロボ(カメラ部)25と、モニタ26とからなるウェ
ブ位置表示機構(位置表示機構)27が備えられてい
る。
【0023】図2に示したように、カメラ24とストロ
ボ25は、フォーマー折り機構7のガイドローラ6,6
間を通るウェブWと対向して設けられており、ウェブW
に印刷されたアイマークMを撮像できる位置に設置され
ている。そして、ウェブWを送り方向に駆動するガイド
ローラ6には、図示しないロータリーエンコーダが備え
られており、このロータリーエンコーダでは、ガイドロ
ーラ6の回転数を検出し、ウェブWを断裁ピッチ送る分
だけガイドローラ6が回転する毎に、トリガー信号を発
するようになっている。このトリガー信号は、アイマー
クMの位置に合わせて設定できるようになっている。ス
トロボ25は、このトリガー信号が入力されると同時に
発光するようになっており、カメラ24では、ストロボ
25が発光したときのウェブWの映像を撮像するように
なっている。
【0024】図1に示したように、モニタ26は、折り
機21の外部に設置されており、その画面にはカメラ2
4で撮像した画像が表示されるようになっている。ま
た、図3に示すように、このモニタ26には、その制御
部(図示なし)に基準位置表示機能(基準表示手段)が
備えられており、ウェブWの送り位置が正確であるとき
に前記アイマークMが位置すべき基準位置M0を、予め
記憶させておき、その外形を画面上に表示できるように
なっている。
【0025】このような構成からなるウェブ位置表示機
構27では、ロータリーエンコーダ(図示なし)で検出
するウェブWの送り量に基づいて、ウェブWがその断裁
ピッチ寸法送られる毎のタイミングでストロボ25を発
し、このときの映像をカメラ24で撮像する。すると、
モニタ26上には、カメラ24の前を、断裁ピッチ間隔
で周期的に通過するアイマークMが順次表示されること
になる。このとき、ウェブWの送り位置が、正しい位置
であるときには、モニタ26に表示されるアイマークM
と、基準位置M0とが一致することになる。また、ウェ
ブWの送り位置がズレている場合には、図3に示したよ
うに、モニタ26に表示されるアイマークMと基準位置
M0とがズレることになる。このとき、アイマークMが
基準位置M0に対して、図3中符号X方向にズレている
ときには、図2においてウェブWが操駆方向(図中符号
(イ))にズレていると判別でき、また、図3中符号Y
方向にズレていると、図2においてウェブWが送り方向
(図中符号(ロ))にズレていると判別できるようにな
っている。
【0026】図1に示したように、印刷システム20の
折り機21の直前位置には、上記のようにしてウェブ位
置表示機構27でウェブWの送り位置がズレていること
が表示されたときに、これを修正するための、ウェブ位
置調整機構(位置調整機構)30が備えられている。こ
のウェブ位置調整機構30は、前記ステアリングローラ
15と、コンペンセンターローラ16と、これらを作動
させる制御装置31とから構成されている。ステアリン
グローラ15は、ウェブWの送り面に対して直交する面
内で、その一端側を中心として他端側が揺動する構成と
なっている。そして、ステアリングローラ15を作動さ
せると、図2において、ウェブWの送り位置が、操駆方
向(図中符号(イ))に移動されるようになっている。
また、コンペンセンターローラ16は、固定ローラ1
7,17に対して、これと離間・接近する方向に移動で
きる構成となっている。そして、コンペンセンターロー
ラ16を移動させると、ここを通るウェブWの経路長が
変化するようになっており、これによって、図2におい
て、ウェブWの送り位置が送り方向(図中符号(ロ))
に移動されるようになっている。
【0027】このようなウェブ位置調整機構30では、
制御装置31に備えたキーボード31aで、ステアリン
グローラ15,コンペンセンターローラ16の移動量を
入力して、それぞれを移動させることにより、ウェブW
の送り位置を調整できるようになっている。
【0028】次に、上記構成からなる印刷システム20
の折り機21の作用について説明する。印刷システム2
0では、ウェブ位置表示機構27により、折り機21に
送られて、カメラ24の前を一定時間毎に通過するウェ
ブWのアイマークMが、モニタ26に順次リアルタイム
で表示されるようになっている。そして、作業者が定期
的にモニタ26を見て、アイマークMと基準位置M0と
がズレていないかチェックする。そして、アイマークM
と基準位置M0 とがズレているときには、そのズレの方
向,ズレ量に応じてステアリングローラ15,コンペン
センターローラ16の移動量を決定し、これをウェブ位
置調整機構30のキーボード31aで入力することによ
って、ステアリングローラ15,コンペンセンターロー
ラ16を操作してウェブWの送り位置を修正するように
なっている。このとき、ウェブWの送り位置を修正した
後には、その修正後にカメラ24で撮像されたアイマー
クMの位置がモニタ26にリアルタイムで表示されるの
で、これにより、ウェブWの送り位置が正しく修正され
たか否かを直ちに確認することができるようになってい
る。
【0029】上述した印刷システム20の折り機21に
は、ウェブ位置表示機構27と、ウェブ位置調整機構3
0とが備えられ、ウェブ位置表示機構27が、カメラ2
4と、ストロボ25と、モニタ26とからなる構成とさ
れている。これにより、印刷ユニット3で、ウェブWに
その断裁ピッチ毎にアイマークMを印刷しておき、これ
をカメラ24とストロボ25とで撮像してモニタ26に
表示し、表示されたアイマークMと基準位置M0とを目
視して比較することにより、ウェブWの送り位置がズレ
ているか否かを容易に判別することができる。そして、
ウェブWの送り位置がズレていると判別されたときに
は、ウェブ位置調整機構30によりこれを修正すること
ができる。しかも、ウェブWの送り位置を修正した後に
は、その修正後のアイマークMの位置がモニタ26にリ
アルタイムで表示されるので、ウェブWの送り位置が正
しくされたか否かを直ちに確認することができる。この
ようにして、ウェブWの送り位置のズレを容易かつ確実
にチェックし、そのズレを修正することができ、さらに
は、刷本Sの抜き取り検査を廃することができるので、
作業の容易化,効率化を図ることができ、作業者の熟練
を不要とし、しかも個人差を少なくすることができる。
また、ウェブ位置表示機構27が、カメラ24,ストロ
ボ25,モニタ26とから構成されており、画像処理を
用いた従来の折り不良修正機構のように、位置ズレ量を
検出するための機能が不要であるため、いわゆる通常の
ビデオカメラやモニタテレビを用いることができ、設備
コストを非常に低く抑さえることができる。この結果、
上記印刷システム20を低コストで導入することが可能
となる。
【0030】さらには、アイマークMを、ウェブWの側
端縁部から一定寸法内側に印刷する構成とされている。
これにより、印刷システム20で、複数種の幅寸法のウ
ェブWを印刷するに際して、ウェブWの幅に応じてウェ
ブ位置表示機構27の設置位置を変更する必要がなく、
印刷システム20の汎用性を高めることができる。
【0031】[第二実施例]次に、本発明にかかる輪転
印刷装置の折り機の他の一例を示す。本第二実施例と、
前記第一実施例との相異点は、モニタに基準位置を表示
する基準表示手段のみであり、他の構成については全く
同様であるので、以下、これについてのみ説明する。図
4に示すように、ウェブWの送り位置が正確であるとき
に前記アイマークMが位置すべき基準位置M0を示すた
めの基準表示手段として、例えば粘着テープやシール,
あるいはマジックインキ等によるマーキング(基準マー
ク)40が、モニタ26’の画面の表面上に直接設けら
れている。
【0032】このようなモニタ26’を備えたウェブ位
置表示機構27’では、前記第一実施例と同様に、カメ
ラ24で撮像したウェブWのアイマークMと、マーキン
グ40による基準位置M0とを目視して比較することに
より、ウェブWの送り位置がズレているか否かを判別す
ることができる。
【0033】上述した印刷システム20’では、前記第
一実施例と全く同様の効果を奏することができる。これ
に加えて、基準位置M0を、モニタ26’の画面の表面
上に設けたマーキング40により示す構成とされている
ので、前記第一実施例のモニタ(図3参照)26のよう
に、基準位置表示機能を備える必要がなく、より一層の
低コスト化を図ることが可能である。
【0034】なお、上記第一および第二実施例におい
て、ウェブ位置表示機構27のカメラ24,ストロボ2
5を、フォーマー折り機構7に備える構成としたが、そ
の設置位置は他であってもよい。また、モニタ26,2
6’の画面上に、アイマークMのズレ量を示す目盛りを
表示する構成としてもよい。このようにすれば、ウェブ
位置調整機構30によるウェブWの送り位置調整を、よ
り一層容易かつ確実に行うことが可能となる。さらに、
アイマークMの印刷間隔は、ウェブWの断裁間隔ではな
く、折り曲げ位置のピッチに合わせて設定するなどして
もよい。これに加え、折り機4の構成については上記に
限るものではなく、刷本Sの形状、すなわちウェブWを
折るべき形状に応じたものとすればよい。これにともな
い、折り機の構成に応じて、ウェブ位置調整機構30
を、ステアリングローラ15,コンペンセンターローラ
16のいずれか一方のみから構成するようにしてもよ
い。さらには、印刷システム20を、オフセット輪転印
刷装置としたが、ウェブを用いる輪転印刷装置であれば
オフセット印刷に限定するものではない。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る輪
転印刷装置の折り機によれば、折り機に、送り込まれる
ウェブの送り位置を調整する位置調整機構と、送り位置
を表示する位置表示機構とを備え、位置表示機構が、ウ
ェブに一定間隔毎に印刷された認識マークを一定時間毎
に撮像するカメラ部と、カメラ部からの画像を表示する
モニタと、認識マークが位置すべき基準位置をモニタに
表示する基準表示手段とからなる構成とした。これによ
り、印刷機構でウェブに認識マークを一定間隔毎、例え
ば断裁ピッチ毎に印刷しておき、これをカメラ部で、一
定時間毎、すなわち、ウェブが前記断裁ピッチだけ送ら
れる時間毎に撮像し、モニタに表示する。すると、ウェ
ブの送り位置がズレているときには、認識マークが、基
準位置とズレてモニタに表示される。そして、ウェブの
送り位置がズレていることがモニタで判別できたときに
は、位置調整機構でウェブの位置を修正することができ
る。このようにして、ウェブの送り位置のズレを容易か
つ確実にチェックし、そのズレを修正することができる
ので、作業の容易化,効率化を図り、作業者に熟練を要
することなく、しかも個人差を少なくすることができ
る。また、位置表示機構を、高価な画像処理装置等を用
いずに、いわゆる通常のビデオカメラやモニタテレビ等
で構成できるので、設備コストを非常に低く抑さえるこ
とができる。
【0036】請求項2に係る輪転印刷装置の折り機によ
れば、基準表示手段を、モニタの画面の表面上に設けた
基準マークからなる構成とした。これは、粘着シール,
テープ等を前記基準マークとして、モニタの画面上の前
記基準位置に合わせて貼り付ける等することにより、ウ
ェブの送り位置がズレているか否かを判別することがで
きるとともに、設備コストをより一層低減させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る輪転印刷装置の折り機を適用して
構成した印刷システムの一例を示す概略構成図である。
【図2】前記折り機に備えた位置表示装置のカメラ部を
示す斜視図である。
【図3】前記位置表示装置のモニタに表示された認識マ
ークを示す図である。
【図4】本発明に係る輪転印刷装置の折り機を適用して
構成した印刷システムの他の一例を示す図であって、該
印刷システムに備えたモニタを示す図である。
【図5】本発明および従来の輪転印刷装置の折り機の一
部を示す図である。
【図6】本発明および従来の輪転印刷装置の折り機の他
の一部を示す図である。
【図7】従来の輪転印刷装置の折り機を適用して構成し
た印刷システムの一例を示す概略構成図である。
【図8】前記印刷システムに備えた折り機の一部を示す
斜視図である。
【符号の説明】
3 印刷ユニット(印刷機構) 20 印刷システム(輪転印刷装置) 21 折り機 24 カメラ(カメラ部) 25 ストロボ(カメラ部) 26 モニタ 27 ウェブ位置表示機構(位置表示機構) 30 ウェブ位置調整機構(位置調整機構) 40 マーキング(基準マーク) M アイマーク(認識マーク) W ウェブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65H 45/22 A 9245−3F 45/28 D 9245−3F (72)発明者 湯沢 淳 東京都台東区台東一丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方向に連続して送給されるウェブに定
    められた絵柄を印刷する輪転印刷装置の後段側に備えら
    れた折り機であって、 印刷機構で絵柄が印刷されたウェブを所定の形状に折り
    曲げる前記折り機には、前記印刷機構から送り込まれる
    前記ウェブの送り位置を調整する位置調整機構が備えら
    れるとともに、 前記印刷機構で前記ウェブに一定間隔毎に印刷された認
    識マークを一定時間毎に撮像するカメラ部と、該カメラ
    部からの画像を表示するモニタと、前記ウェブが定めら
    れた位置に送給されたときに前記認識マークが位置すべ
    き基準位置を前記モニタに表示する基準表示手段とから
    なる位置表示機構が備えられていることを特徴とする輪
    転印刷装置の折り機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の輪転印刷装置の折り機に
    おいて、前記基準表示手段が前記モニタの画面の表面上
    に直接設けられた基準マークからなることを特徴とする
    輪転印刷装置の折り機。
JP6321006A 1994-12-22 1994-12-22 輪転印刷装置の折り機 Pending JPH08174804A (ja)

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