JPH0588379A - 感光材料焼付装置 - Google Patents

感光材料焼付装置

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JPH0588379A
JPH0588379A JP4082304A JP8230492A JPH0588379A JP H0588379 A JPH0588379 A JP H0588379A JP 4082304 A JP4082304 A JP 4082304A JP 8230492 A JP8230492 A JP 8230492A JP H0588379 A JPH0588379 A JP H0588379A
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利光 石綿
Hiroki Sudo
浩樹 須藤
Shinichi Yabe
進一 矢部
Hiroshi Kawaguchi
洋志 河口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感光材料への画像の焼付位置を容易に調節す
ることができる感光材料焼付装置を得る。 【構成】 焼付部22の定盤60上に位置決めされたP
S版14には、ネガフィルム12がパンチ孔52A、5
2Bにピン106、107が挿入されて載置されること
によって位置合わせがなされる。これらのピンは、ピン
バー120によって一定間隔が保たれている。また、こ
れらのピンは、ステッピングモータ70によって矢印Y
方向へ移動され、また、各々ステッピングモータ92、
93によって矢印X方向へ移動される。さらに、ステッ
ピングモータ92、93による移動量を変えることによ
って、これらのピンは互いに相対的に回転方向へ移動す
るようになっている。これらのステッピングモータは、
外部からの入力によって駆動され、駆動量を調節するこ
とによって、PS版へのネガフィルムの画像位置を変更
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿フィルムに記録さ
れた画像を感光材料へ焼付ける感光材料焼付装置に係
り、特に原稿フィルムを感光材料に対して所定の位置に
保持して焼付ける感光材料焼付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】新聞印刷用の輪転機等に使用される平版
印刷版やカラープルーフ作成用のカラー写真感光材料な
どの感光材料(以下「PS版」という)は、原稿フィル
ム(例えばネガフィルム)に記録された画像を感光材料
焼付装置(以下「版材焼付装置」という)により焼付ら
れる。
【0003】この版材焼付装置の焼付部には定盤が配置
されており、PS版供給装置によって焼付装置へ供給さ
れたPS版が定盤上の所定の位置に載置される。このと
きネガフィルムは、PS版の所定の位置に位置合わせさ
れながら載置される。この位置合わせは、定盤等に凸
部、例えばピン等を立設しておき、ネガフィルムに予め
穿設された孔内へ挿入することによってネガフィルムの
位置合わせが行われるものがある。
【0004】PS版上の焼付画像位置の機差によるずれ
は、原稿フィルム(以下「ネガフィルム」と言う)上の
画像位置に対するパンチ孔の機差による位置ずれ及び焼
付部におけるPS版の位置決めピンの機差による位置ず
れによって起こるものであり、特にカラー印刷において
は、この位置ずれが色ずれとなるため問題となってい
た。
【0005】すなわち、PS版上の所定の位置へ画像を
正確に焼付けるためには、極めて精度が要求され、PS
版上へネガフィルムを載置した後、ネガフィルムの位置
を機差に応じて微調整する必要がある。特にカラー印刷
においては、各カラー画像毎に、例えばイエロー、マゼ
ンタ、シアン、ブラックの4色の色分解画像に対応した
ネガフィルムがあり、4色の色分解画像を別々にPS版
上へ焼付けるようになっているが、機差があるため、別
の焼付装置で焼付けを行った場合に色ずれを生じるとい
う問題がある。
【0006】すなわち、複数の版材焼付装置を用いて各
色に色分解されたネガフィルムの焼付け作業を平行して
行うことによって、ネガフィルム画像をPS版へ焼付け
作業を迅速に行うことがある。この場合、各版材焼付装
置毎のネガフィルムの位置合わせは、機差があるために
極めて難しい。
【0007】また、上述のネガフィルムのパンチ孔をネ
ガフィルムのエッジ基準で穿設した場合、エッジに対す
る画像位置がずれていることが多く、さらに穿設機の位
置自体に機差による位置ずれがあり、これが特にカラー
印刷の際の色ずれの原因となっている。
【0008】また、1枚のPS版に2つ以上の画像を焼
付ける場合の画像の間隔、即ち、殖版ピッチはユーザ毎
に異なっており、通常、版材焼付装置を据え付ける時点
で、この殖版ピッチの調節を行っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】各版材焼付装置の焼付
部のPS版の位置決め精度には少なからず機差があり、
かつ、ネガフィルムのパンチ孔穿設に際しても機差があ
るため、版材焼付装置毎に位置合わせを行ってもPS版
に焼付けられた画像にズレが生じ、これが仕上がったカ
ラー画像の色ずれの原因となっている。このカラー画像
等の色ずれを防ぐためには、一つのカラー画像から得ら
れる4色分の色分解画像を同一の版材焼付装置でPS版
上へ焼付けを行う必要があるが、このような焼付作業方
法を用いると作業効率が低いという問題がある。
【0010】また、版材焼付装置には、殖版ピッチを調
節する機能は特別備えられておらず、殖版ピッチの調整
作業は簡単に行えるものものではなかった。
【0011】本発明は上記事実を考慮してなされたもの
で、感光材料の所定の位置へ原稿フィルムに記録された
画像を正確に焼付けることができ、さらに、焼付位置を
容易に調節することができる感光材料焼付装置を得るこ
とが目的である。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
感光材料焼付装置は、原稿フィルムの画像を感光材料へ
焼付ける焼付部を備えた感光材料焼付装置であって、前
記焼付部の所定位置へ前記原稿フィルムを保持する保持
手段と、前記保持手段を前記感光材料の感光面に沿って
相対移動させる移動手段と、前記保持手段の移動量を入
力する入力手段と、前記入力手段で入力された移動量に
基づいて前記移動手段を作動させる制御手段と、を有す
ることを特徴とする。
【0013】本発明の請求項2に係る感光材料焼付装置
は、原稿フィルムの画像を感光材料へ焼付ける焼付部を
備えた感光材料焼付装置であって、前記焼付部の所定位
置へ前記原稿フィルムを保持する保持手段と、前記保持
手段を前記感光材料の感光面に沿って相対移動させる移
動手段と、あらかじめ求められた感光材料上の画像位置
の正規の焼付画像位置とのずれ量に基づいて移動手段を
作動させる制御手段と、を有することを特徴とする。
【0014】本発明の請求項3に係る感光材料焼付装置
は、請求項1又は請求項2の感光材料焼付装置であっ
て、前記保持手段は、前記原稿フィルムへ画像位置に対
応して所定間隔で設けられた少なくとも2個の貫通孔に
対して、これらの貫通孔の各々に緊密に挿入される少な
くとも2個の位置決めピンであることを特徴とする。
【0015】本発明の請求項4に係る感光材料焼付装置
は、画像と共に画像の記録された位置を示す指標が記録
された原稿フィルムから、この原稿フィルムに記録され
た画像を焼付ける焼付部を備えた感光材料焼付装置であ
って、前記焼付部の上流側に配置され焼付部に搬送され
る前の原稿フィルムを載置する載置台と、前記載置台の
少なくとも一部を前記原稿フィルムを保持した状態で水
平方向に移動させる載置台移動手段と、前記載置台上の
前記原稿フィルムの指標を検出する検出手段と、前記検
出手段によって検出された前記原稿フィルムの指標に基
づいて前記載置台移動手段を作動させ前記原稿フィルム
を所定の位置に位置決めする載置台移動制御手段と、前
記載置台に隣接して設けられ載置台上の前記原稿フィル
ムの前記所定の位置にパンチ孔を穿設する穿設手段と、
を有することを特徴とする。
【0016】本発明の請求項5に係る感光材料焼付装置
は、画像と共に画像の記録された領域を示す指標が記録
された原稿フィルムからこの原稿フィルムに記録された
画像を感光材料へ焼付ける焼付部を備えた感光材料焼付
装置であって、前記焼付部の上流側に配置され焼付部に
搬送される前の原稿フィルムを載置する載置台と、前記
載置台を前記原稿フィルムを保持した状態で水平方向に
沿って移動させる載置台移動手段と、前記載置台上の原
稿フィルムの指標を検出する検出手段と、前記検出手段
によって検出された前記原稿フィルムの指標に基づいて
前記載置台移動手段を作動させ原稿フィルムを所定の位
置に位置決めする載置台移動制御手段と、前記載置台に
隣接して設けられ載置台上の原稿フィルムの前記所定の
位置にパンチ孔を穿設する穿設手段と、前記原稿フィル
ムに設けられたパンチ孔に位置決めピンを挿入して前記
原稿フィルムを前記焼付部の所定の位置に保持する保持
手段と、を有することを特徴とする。
【0017】本発明の請求項6に係る感光材料焼付装置
は、請求項4又は請求項5の感光材料焼付装置であっ
て、前記載置台が中央部の可動部と周縁部の固定部とに
分割され、前記固定部に前記穿設手段が設けられると共
に、前記可動部が前記載置台移動手段によって前記固定
部に対して移動されることを特徴とする。
【0018】本発明の請求項7に係る感光材料焼付装置
は、請求項4ないし請求項6の感光材料焼付装置であっ
て、前記載置台の上方に前記載置台の上面と平行に配置
された弾性体による押圧手段が設けられ、前記押圧手段
の下方移動によって前記原稿フィルムを略全面に渡って
前記載置台と押圧手段との間で挟持することを特徴とす
る。
【0019】本発明の請求項8に係る感光材料焼付装置
は、請求項7の感光材料焼付装置であって、前記押圧手
段が前記原稿フィルムを前記載置台上に搬送する搬送手
段に設けられたことを特徴とする。
【0020】本発明の請求項9に係る感光材料焼付装置
は、請求項4ないし請求項8の感光材料焼付装置であっ
て、前記焼付部の前記保持手段を前記感光材料の感光面
に沿って相対移動させる移動手段と、前記保持手段の移
動量を入力する入力手段と、前記入力手段で入力された
移動量に基づいて前記移動手段を作動させる制御手段
と、を有することを特徴とする。
【0021】
【作用】上記構成の本発明の請求項1に記載の感光材料
焼付装置は、焼付部に位置決めされた感光材料に対し、
原稿フィルムを保持手段が保持してこの感光材料上に載
置する。
【0022】保持手段は、入力手段で入力された移動量
に基づいて感光材料の感光面に沿って移動される。これ
によって、保持手段が保持する原稿フィルムを感光材料
の任意の位置に対応させることができ、感光材料の任意
の位置に画像を焼付けることができる。例えば感光材料
として新聞紙2頁分の大きさの感光性平版印刷版へ2つ
の画像を焼付ける場合、これらの画像間の距離、即ち、
殖版ピッチが一定となるようになっている。この殖版ピ
ッチを制御部へ入力しておき、最初の画像の焼付けが終
了した後に、移動手段によって保持手段を移動させれ
ば、次の画像を任意の殖版ピッチで焼付けることができ
る。
【0023】本発明に請求項2に記載の感光材料焼付装
置は、保持手段を焼付処理された画像のずれに応じて移
動させる。これによって、機差を調節することができ
る。
【0024】他の感光材料焼付装置の機差に応じて、本
発明の感光材料焼付装置の保持手段を予め移動させてお
けば、これらの感光材料焼付装置の間の機差を実質的に
無くすことができる。これによって、同一のカラー画像
から色分解された複数の原稿フィルムを異なる感光材料
焼付装置を用いて同時に焼付けることが可能となる。
【0025】本発明の請求項3に記載の感光材料焼付装
置は、原稿フィルムに所定間隔で穿設された貫通孔へ基
準ピンを挿入して原稿フィルムを保持する。少なくとも
2個の貫通孔へ基準ピンが緊密に挿入されることによっ
て、基準ピンに対する原稿フィルムの配置が決定し、こ
れらの基準ピンを感光材料に対する位置を決めれば、原
稿フィルムの感光材料に対する位置が決定する。
【0026】基準ピンは貫通孔に対応して設ければよ
く、貫通孔は原稿フィルムの画像位置に対応した位置へ
少なくとも2個以上設ければよい。また、原稿フィルム
に設けられる貫通孔は、予め設けられたものであっても
よく、また、感光材料処理装置で原稿フィルムに記録さ
れた画像領域に対応して設定するものであってもよい。
【0027】本発明の請求項4に記載の感光材料焼付装
置は、焼付部の上流側に載置台を設けており、この載置
台に焼付部へ搬送される原稿フィルムを載置する。ま
た、載置台に隣接して穿設手段を設けており、載置され
ている原稿フィルムの所定の位置にパンチ孔を穿設す
る。
【0028】検出手段は、載置台上の原稿フィルムに記
録されている指標(所謂「トンボ」)の位置を読み取
る。検出手段はこの読取結果から、載置台上の原稿フィ
ルムの画像位置と穿設手段に対する正規の位置とのずれ
を演算する。この演算結果に基づいて載置台移動制御手
段が載置台移動手段を作動させる。このとき、載置台移
動手段は、原稿フィルムを保持した載置台の少なくとも
一部を移動させる。
【0029】この載置台移動手段によって、移動された
原稿フィルムは、穿設手段に対して所定の位置に画像が
配置される。この位置で穿設手段が原稿フィルムにパン
チ孔を穿設する。
【0030】このパンチ孔は、焼付部で保持手段が挿入
されて原稿フィルムが保持される。焼付部では、原稿フ
ィルムの画像が所定の位置となるようにパンチ孔へ挿入
する基準ピンを配置しておくことにより、焼付部での原
稿フィルムの位置合わせが簡単に行われる。
【0031】すなわち、原稿フィルム上の画像位置に拘
らず、画像位置に対して一定の位置にパンチ孔を穿設す
るため、保持手段は、一定の位置に画像を配置すること
ができる。また、原稿フィルムの指標を読み取ったのち
に原稿フィルムを移動させるため、原稿フィルムの穿設
手段に対する位置合わせを短時間で行うことができる。
【0032】本発明の請求項5に記載の感光材料焼付装
置では、原稿フィルムを載置台に載置して保持した後、
原稿フィルムの画像位置を検出して正規の位置とのずれ
量を演算する。このずれ量に応じて載置台移動手段が作
動する。この際、載置台移動手段は、載置台と穿設手段
とを相対移動させるものであり、載置台ないし穿設手段
が移動して、原稿フィルムの画像位置が穿設手段に対し
て所定の位置となる。
【0033】このようにして、原稿フィルムの画像位置
に応じてパンチ孔を穿設するようにすれば、原稿フィル
ムには、画像に対して一定の位置にパンチ孔が穿設され
る。また、予め、機差を考慮して載置台移動手段を作動
させることにより、装置相互の機差を無くすことがで
き、カラー画像を印刷する場合に色ずれをなくし、品質
の良く仕上げることができる。
【0034】本発明の請求項6に記載の感光材料焼付装
置は、載置台の中央部が載置台移動手段によって移動す
るようになている。穿設手段は、載置台の固定部に配置
されており、可動部が原稿フィルムを保持した状態で移
動することにより原稿フィルムを穿設手段に対して所定
の位置となるように移動することができる。
【0035】本発明の請求項7に記載の感光材料焼付装
置は、弾性体によって形成された押圧板を備えている。
載置台上に載置された原稿フィルムを押圧板によって押
圧して挟持する。これによって、原稿フィルムにカー
ル、折れ、たわみ等が生じていての原稿フィルムを載置
台に均一に展開することができ、検出手段の指標の読み
取り時及び穿設手段の作動の時に正規の位置に対してず
れることがない。
【0036】本発明の請求項8に記載の感光材料焼付装
置は、原稿フィルムを搬送する搬送手段に押圧手段を設
けている。搬送手段は、原稿フィルムを載置台上に搬送
するときないし、載置台上から原稿フィルムを取り出す
ときに載置台の上方に位置する。これらの搬送手段のい
ずれかに押圧手段を設ければよく、効率良く装置を作動
させることができる。
【0037】本発明の請求項9に記載の感光材料焼付装
置は、保持手段を移動させて殖版ピッチを設定すること
ができる。保持手段は原稿フィルムに記録された画像の
対して一定の位置を保持しているため、保持手段を移動
させることによって、正確な殖版ピッチで焼付けを行う
ことができる。
【0038】
【実施例】
〔実施例1〕図面を参照して本実施例に係る版材焼付装
置10について説明する。尚、各図に示す大矢印A乃至
Dは原稿フィルム(以下「ネガフィルム」という)12
の流れを示し、大矢印E、Fは感光材料(以下「PS
版」という)14の流れを示している。また、各処理部
へのネガフィルム12の移動は図示しない搬送機構によ
り略水平状態で移動される。
【0039】図1には、本実施例に係る版材焼付装置1
0の概略図が示されている。この版材焼付装置10は、
画像が記録されたネガフィルム12を収容するストック
部16、ネガフィルム12の基準位置を設定する穿孔部
18、ネガフィルム供給部20、焼付部22、焼付が終
了したネガフィルム12を収容するストック部24、焼
付部22へPS版14を供給するPS版供給部26及び
焼付が終了したPS版14を版材焼付装置10の外方へ
排出するPS版排出部28により構成されている。
【0040】ネガフィルム供給部20には、穿孔部18
でパンチ孔52A、52Bが穿設されたネガフィルム1
2が送り込まれる(図1に示す大矢印B方向)。さらに
ネガフィルム12は、ネガフィルム供給部20から焼付
部22へ送り出されるようになっている(図1に示す大
矢印C方向)。
【0041】このPS版供給部26には特開昭63−1
06245号、特開昭63−171728号等に記載さ
れた如きオートフィーダを用いてPS版14を供給する
ことができる。
【0042】このPS版供給部26へは、版材焼付装置
10の外方から供給されるPS版14を受け取り、焼付
部22へ送り込む構成とされている(図1に示す大矢印
E方向)。
【0043】PS版供給部26から焼付部22へ供給さ
れたPS版14は、焼付部22に設けられた定盤60上
へ位置決めされて載置される。このPS版14上へはネ
ガフィルム供給部20から供給されるネガフィルム12
の端部が保持部62に保持されPS版14上の所定位置
に載置される。
【0044】この状態で上方から光源134のランプ等
により光が照射されて、ネガフィルム12に記録された
画像がPS版14へ焼付られる。
【0045】ネガフィルム12の画像がPS版14へ焼
付られた後には、ネガフィルム12がPS版14上から
ストック部24へ移動され、PS版14がPS版排出部
28から外方へ排出される。
【0046】PS版排出部28には、図示しない搬送ロ
ーラが配置されており、ネガフィルム12に記録された
画像が焼付られたPS版14を版材焼付装置10の外方
へ排出するようになっている。PS版排出部28の後段
側には、実公昭60−35072号、特公昭62−34
429号等に記載された処理装置を接続し、さらにその
後段側には、打ち抜き装置、折り曲げ装置等を接続する
ことができる。また、ストック部24には、PS版14
へ焼付部22で焼付処理されたネガフィルム12が送り
込まれ、焼付処理済のネガフィルム12として収容され
ている。
【0047】次に、版材焼付装置10に使用されるネガ
フィルム12について説明する。図2に示すように、ネ
ガフィルム12は薄肉透明な平板状の支持体の略中央部
に画像が記録されている(図2の二点鎖線で示す)。こ
の記録された画像の端部には、複数箇所に画像の位置を
示すトンボ30A、30B、30Cが標されている。
【0048】トンボ30A、30Bはネガフィルム12
の上下方向(図2に示す矢印Y方向)の両端部に上下方
向に沿って標され、ネガフィルム12に記録された画像
の中心が示される。また、トンボ30Cはネガフィルム
12の上端部で、かつ、ネガフィルム12の幅方向(図
2に示す矢印X方向)の一端に幅方向に沿って標されて
いる。このトンボ30Cによって、ネガフィルム12に
記録される画像の上端が示される。これらのトンボ30
A、30B、30Cによってネガフィルム12に記録さ
れた画像の領域を知ることができるようになっている。
【0049】これらのトンボ30A、30B、30C
は、ネガ型のPS版14に焼付けられる際に、マスクす
ることによって印刷物の上には現れないが、ポジ型のP
S版では印刷物上に残ることがある。
【0050】以下に版材焼付装置10の要部について説
明するが、一部詳細な説明を省略している。また、以下
に示す各図において、矢印X方向及び矢印Y方向は、各
々の処理部に配置されるネガフィルム12のX方向(幅
方向)及びY方向(上下方向)が示されている。
【0051】〔ストック部16〕図3に示すように、版
材焼付装置10のストック部16には、PS版14へ画
像を焼付けるネガフィルム12が複数枚収容可能とされ
ている。このストック部16には、ネガフィルム12が
水平に且つ層状に収容するトレイ32が設けられてい
る。このトレイ32は、略ネガフィルム12と同じ大き
さとされており、このトレイ32によってネガフィルム
12が常に側端部が揃えられた状態で収容される。
【0052】このトレイ32の上方には、例えば、図3
に示す如きネガフィルム12の搬送装置34が設けられ
ている。この搬送装置34には、ロッドレスシリンダ3
6の駆動部36Aへ保持されたエアシリンダ38には、
駆動軸38Aの先端にハンガ40が設けられている。こ
のハンガ40の先端には、複数の吸盤40Aが配置され
ている。これらの吸盤40Aの各々には、図示しない負
圧供給手段が接続されている。
【0053】吸盤40Aへ負圧供給手段により負圧が供
給されることにより、トレイ32に収容されたネガフィ
ルム12が吸い付けられ、さらに、エアシリンダ38及
びロッドレスシリンダ36が駆動されることによりネガ
フィルム12が略水平状態で搬送される(図3に示す大
矢印A方向)。
【0054】〔穿孔部18〕図1に示すように、ストッ
ク部16の後段には、穿孔部18が設けられている。図
4乃至図6に示すように、この穿孔部18には、ベース
プレート42の略中央部にネガフィルム12を水平に載
置する定盤44が設けられている。この定盤44の上面
には、複数の溝46が略全面に渡って形成されている。
これらの溝46は、矩形状に配置されると共に対角線に
も形成されている。これらの溝46の対角線に形成され
た中心には孔46Aが穿設されており、図示しない負圧
供給手段が接続されている。
【0055】ストック部16から搬送されたネガフィル
ム12は、定盤44の溝46が形成された部分に画像が
記録された部分が配置されるようになっている。また、
ネガフィルム12の幅方向(図4矢印X方向)の一端は
定盤44上から突出される。定盤44上にネガフィルム
12が載置された後、負圧供給手段により負圧が供給さ
れると、ネガフィルム12は定盤44へ吸い付けられ固
定される。
【0056】定盤44の側方には、ネガフィルム12へ
基準位置としてパンチ孔52A、52Bを設定するパン
チ部48が配設されている。このパンチ部48には、定
盤44から突出したネガフィルム12の一端部が対向さ
れて2台の穿孔器50が備えられている。これらの穿孔
器50には、エアシリンダ50Aが設けられ、エアシリ
ンダ50Aの駆動によりパンチ歯50Bが矢印G方向へ
揺動して突出してネガフィルム12に孔を開けるように
なっている(図2に示す)。
【0057】このパンチ部48は図示しない移動装置が
設けられ、穿孔器50のパンチ歯50Bの軸心が一定間
隔とされて、各々の穿設器50が図4に示す矢印X方向
及び矢印Y方向へ移動可能とされている。
【0058】また、定盤44の端部の上方には、ネガフ
ィルム12に標されたトンボ30A、30B、30Cの
位置を読み取るセンサ54A、54B、54Cが各々架
台54へ取り付けられ配置されている。センサ54A
は、定盤44の前段側の略中央部に配置され、センサ5
4Bは、後段側の略中央部に設けられている。またセン
サ54Cは、定盤44の後段側でパンチ部48と反対側
の端部近傍に配置されている。
【0059】これらのセンサ54A、54B、54Cの
架台54は、各々一端が固定されたシリンダ56の他端
に取り付けられており、シリンダ56が駆動されること
により各々の架台54がベース42上の定盤44に沿っ
て移動される。これらの架台54の移動により、センサ
54A、54Bがネガフィルム12の幅方向に沿って、
また、センサ54Cがネガフィルム12の上下方向に沿
って、各々ネガフィルム12の表面に沿って移動する構
成とされている。これらのセンサ54A、54B、54
Cによってトンボ30A、30B、30Cの定盤44上
での位置が読み取られ、これによって、ネガフィルム1
2に記録された画像の領域を知ることができるようにな
っている。
【0060】また、パンチ部48の2台の穿設器50
は、このネガフィルム12の画像領域に対応して前記移
動手段によって移動し、ネガフィルム12の画像領域に
対応してパンチ孔52A、52Bを穿設するようになっ
ている。この移動手段としては、後述する焼付部22の
移動装置63と同様の構成としてもよい。
【0061】尚、本実施例では、トンボ30A、30B
によって画像の中心が示され、トンボ30Cにより記録
された画像の上端を知ることができるようになっている
が、これに限らず、これらのトンボ30A、30B、3
0Cは、ネガフィルム12に記録された画像の領域を正
確に示すことができるものであれば良く、それらに対応
してセンサを配置すればよい。
【0062】〔焼付部22〕焼付部22の定盤60は、
図7に示されるように上面に吸着溝78が形成されてい
る。この吸着溝78は定盤60の上面の外周端部及び中
間部で連結されて形成された第一の吸着溝78Aと、こ
の第一の吸着溝78Aに囲まれるように第二、第三の吸
着溝78B、78Cが形成されている。
【0063】これらの第一、第二、第三の吸着溝78
A、78B、78Cは、各々負圧供給装置80に連結さ
れており、各々独立に負圧が供給可能とされ、これによ
って、定盤60上に載置されたPS版14が吸着固定さ
れるようになっている。
【0064】また、吸着溝78が三系統となっているの
で、例えば図8に示されるように、新聞紙2頁分のサイ
ズのPS版14には、吸着溝78にのみ負圧を供給すれ
ばよく、ネガフィルムが定盤60上へ載置されても、ネ
ガフィルム12が定盤60上へ吸着されることはない。
尚、PS版14のサイズが大きい場合(即ち、新聞紙4
頁分の印刷版サイズ)には、吸着溝78A、78B、7
8Cの全てに負圧が供給されるようになっている。
【0065】次に焼付部22でのPS版14の位置決め
について説明する。尚、PS版供給部26から供給され
定盤60上へ載置されたPS版14は、図示しない吸盤
等の搬送機構により定盤60の所定の位置へ移動された
後、以下で説明する位置決めがなされる。
【0066】PS版14の位置決めを行う位置決め装置
は、PS版14を押圧して移動させる押圧手段と、移動
されるPS版14の端面に当接して所定の位置に位置決
めする機構とを備えている。
【0067】図8には新聞2頁用のPS版14の場合が
示されている。定盤60のPS版14の挿入方向(図8
に示す大矢印E方向)前方側の側面には、PS版14の
幅方向の位置を決める定盤基準ピン82が定盤60の上
方へ出没可能に配置されている。また、定盤60の側方
には定盤外基準ピン84、86がベース88上から立設
されている定盤基準ピン82、定盤外基準ピン84の先
端部分は、PS版14の前方側、即ち、大矢印E方向か
ら挿入される先端が当接して位置決めがなされる。ま
た、PS版14は定盤外基準ピン86に当接することに
より、天地方向(定盤60上での挿入方向と直交する方
向)の位置決めがなされる。これらの定盤基準ピン8
2、定盤外基準ピン84、86で位置決めされたPS版
14は、図8に示す紙面左側の版面にネガフィルム12
が密着されて露光される。
【0068】その後、PS版14は図示されない搬送機
構により矢印H方向へ移動される。定盤60には、定盤
60の側面には、定盤60の上方へ出没可能に配置され
た定盤基準ピン108、及び定盤60の上面に出没可能
に定盤基準ピン110が配置されている。また、定盤6
0のネガフィルム供給部20側には、定盤外基準ピン1
12が設けられている。この定盤外基準ピン112は、
出没可能とされており、PS版14の排出時には、定盤
60の高さより下げられる。
【0069】PS版14は、矢印H方向への移動後、こ
れらの定盤基準ピン108、110及び定盤外基準ピン
112へ当接されて位置決めされる。即ち、定盤基準ピ
ン108、110及び定盤外基準ピン112は、PS版
14の右側の版面へネガフィルム12の画像を焼付ける
ためのPS版14の位置決め用とされている。
【0070】尚、これらの定盤基準ピン82、108、
110及び定盤外基準ピン84、86、112は、PS
版14に対して右側焼付時も左側焼付時も同一の位置に
当接するように配置されている。また、定盤60に載置
されたPS版14の定盤60からはみ出している部分
は、図示しない定盤60と同じ高さのガイド板等によっ
て水平に支持される。
【0071】次に押圧手段について説明する。図8に示
すように、定盤60の廻りには、PS版14の左側の版
面の焼付用の位置決めを行うためにPS版14を定盤基
準ピン82定盤外基準ピン84、108方向へ押圧する
プッシャー90A及び90Cが配置されていると共に、
PS版14の右側の版面の焼付用の位置決めを行うため
にPS版14を定盤基準ピン108及び定盤外基準ピン
112方向へ押圧するプッシャー90B及び90Dが配
置されている。即ち、プッシャー90A、90Bは新聞
2頁版のPS版14の押圧用とされ、プッシャー90
C、90Dは新聞4頁用のPS版14の押圧用とされ
る。
【0072】また、定盤60の廻りには、プッシャー1
14A及び114Bが配置されている。プッシャー11
4AはPS版14の天地方向(図8矢印H方向及び反対
方向)片側へ当接し、定盤外基準ピン86へPS版14
を押圧し、PS版14は、左側版面の焼付用の天地方向
の位置決めが行われる。また、プッシャー114Bは、
PS版14の天地方向片側へ当接し定盤基準ピン110
へPS版14を押圧し、PS版14は右側版面の焼付用
の天地方向の位置決めがなされる。
【0073】なお、これらのプッシャー90A、90
B、90C、90D、114A、114Bは、各々図示
しないエアシリンダ等によって駆動されるようになって
いる。
【0074】次に定盤60上に位置決めされて載置され
たPS版14上へのネガフィルム12の位置合わせにつ
いて説明する。
【0075】図8に示される如く、定盤60の近傍に
は、PS版14上のネガフィルム12を保持する保持部
62と保持部62の下方に移動装置63が、定盤基準ピ
ン82と定盤基準ピン108との間に配置されている。
【0076】図10及び図11に示される如く、移動装
置63は、複数の脚部64Aによって焼付部22のベー
ス88へ固定されたベースプレート64が配置されてい
る。これらの脚部64Aは、各々高さ調節が可能とされ
ており、これによって、保持部62及び移動装置63が
水平状態とされている。
【0077】このベースプレート64には、一対のガイ
ドレール66が平行に配置されており、これらのガイド
レール66には、リニアベアリング66Aを介して移動
プレート68がガイドレール66に沿って摺動可能に配
置されている。この移動プレート68は、一対のガイド
レール66の軸線方向の両端部に掛け渡された状態で配
置されている。
【0078】また、ベースプレート64には、ステッピ
ングモータ70及び、エンコーダ72が各々ブラケット
71、73によって取り付けられている。ステッピング
モータ70の駆動軸70Aは、一対のガイドレール66
の軸線と平行とされており、また、先端にはエンコーダ
72が接続されている。ステッピングモータ70の駆動
軸70Aの中間部は、ベースプレート64へ固定された
一対の軸受70B、70Cによって軸支されている。さ
らに、一対の軸受70B、70Cの間には、移動プレー
ト68に固定された可動ブラケット74が設けられてい
る。この可動ブラケット74は、駆動軸70Aが回転に
より駆動軸70Aの軸線に沿って移動するようになって
いる。即ち、ステッピングモータ70が駆動し駆動軸7
0Aが所定方向へ回転されることにより、可動ブラケッ
ト74は駆動軸70Aに沿ってステッピングモータ70
から離反する方向へ移動され、また、駆動軸70Aが所
定方向と反対方向へ回転することにより、可動ブラケッ
ト74はステッピングモータ70方向へ移動される。こ
の可動ブラケット74の移動に伴って移動プレート68
が移動される。
【0079】この移動プレート68には、移動プレート
68の移動方向の両端部にステッピングモータ92、9
3及びステッピングモータ92、93の駆動軸92A、
93Aの先端にエンコーダ94、95が各々設けられて
いる。これらのステッピングモータ92、93及びエン
コーダ94、95は各々ブラケット92B、93B、9
4A、95Aによって移動プレート68へ固定されてい
る。
【0080】駆動軸92A、93Aの各々の中間部は、
移動プレート68へ固定された一対の軸受96A、96
Bによって軸支されると共に、一対の軸受96A、96
Bの間に可動ブラケット98が配置されている。可動ブ
ラケット98の各々には、ピンベース100が固定され
ると共に、ピンベース100は、駆動軸92A、93A
に沿って両側に配置された一対のガイドレール102へ
リニアベアリング100Aを介して摺動可能に支持され
ている。これらの駆動軸92A、93A及びガイドレー
ル102は、ベースプレート64のガイドレール66と
直交して配置されている。
【0081】また、各々のピンベース100には、保持
部62とされるピンブラケット104、105が上方へ
突出して設けられ、各々の先端にはピン106、107
が突設されている。このピン106、107の間には、
棒状で長手方向の両端部に貫通孔122が穿設されたピ
ンバー120が掛け渡され、貫通孔122へピン10
6、107が嵌入されピン106、107の軸心間の距
離が一定となるようになっている。2個の貫通孔122
の軸心間の距離、即ち、ピン106、107の軸心間の
距離は、ネガフィルム12に穿設されたパンチ孔52
A、52Bの間の軸心間の距離と同じにされている。
【0082】これらのピン106、107の先端は、ピ
ンバー120の貫通孔122から突出しており、ネガフ
ィルム12に穿設されたパンチ孔52A、52Bへ挿入
可能とされる。また、ピンバー120は、定盤60に載
置されたPS版14の上面と略等しい高さとされてい
る。また、ピンブラケット105は、ピンベース100
の表面に沿って摺動可能とされている。これによってピ
ンバー120は、ステッピングモータ70、92、93
の駆動により、自在に移動可能とされており、パンチ孔
52A、52Bに対応してネガフィルム12のX方向及
びY方向へ移動可能とされ、この移動によって、ネガフ
ィルム12の画像が記録された部分をPS版14上の所
定の位置へ配置される。
【0083】各々のステッピングモータ70、92、9
3の駆動軸70A、92A、93Aの先端に設けられた
エンコーダ72、94、95は、ステッピングモータ7
0、92、93の駆動量を検知するようになっている。
さらに、図9及び図11に示されるように、ピンベース
100と移動プレート68との間には、スリットが形成
された一対のセンサ126及びセンサ126のスリット
へ挿通可能な検知板128が配置されている。検知板1
28及び一対のセンサ126によって、ステッピングモ
ータ92、93の各々の駆動により移動されるピンベー
ス100の移動範囲が規制されている。さらに、図10
に示すようにベースプレート64と移動プレート68と
の間にも、検知板128及び一対のセンサ126(図1
0では片側のみ図示)が配置されており、ステッピング
モータ70の駆動による移動プレート68の移動範囲が
制限されている。
【0084】尚、定盤60上に載置されたPS版14と
PS版14の上面に位置合わせされて固定されたネガフ
ィルム12との間に生ずる空気だまりを除去するため
に、図示しないスクイズ機構が設けられており、このス
クイズ機構により、PS版14へネガフィルム12の間
の空気だまりが除去されPS版14とネガフィルム12
が密着状態とされる。
【0085】次に、PS版14へ密着して載置されたネ
ガフィルム12の画像をPS版14へ焼付けるための光
源134について説明する。
【0086】図12に示されるように、定盤60の上方
には、光源134が配置されている。この光源134
は、光源フード136で覆われている。この光源フード
136は、版材焼付装置10の枠体11に支持された2
本のエアシリンダ138、140の駆動軸の先端に取り
付けられており、エアシリンダ138、140によって
吊り下げられている。また、光源フード136には、枠
体11に支持されたガイド棒142に一端が連結されて
いる。このガイド棒142の中間部は、枠体11に支持
されたスライド軸受け144により上下方向へ移動可能
に支持されている。これによって、光源フード136
は、エアシリンダ138、140の駆動により上下方向
(図12に示す定盤60との接離方向)へ昇降される。
光源フード136の下端部には、断面形状がL字状の押
さえ部材146がその下部に硬質のスポンジ147が貼
付されて取り付けられている。光源フード136が効果
するとスポンジ147は、定盤22上のPS版14とP
S版14上に載置されたネガフィルム12との重なり部
分を押圧するようになっている。
【0087】この状態で光源134を点灯させてネガフ
ィルム12の画像をPS版14へ焼付けるようになって
いる。
【0088】このようにして、新聞紙2頁分の大きさの
PS版14には、図8に示される紙面左側と紙面右側と
に画像が焼付けられる。2回のPS版14への焼付作業
によって、PS版14に焼付けられた画像と画像の間隔
の長さ14Aは殖版ピッチとされている。
【0089】〔制御部58〕制御部58には、CPU、
ROM,RAM等が設けられ、版材焼付装置10の各処
理部の作動を制御するようになっている。また、図1に
示されるように、制御部58には操作パネル59が接続
されており、版材焼付装置10の処理データ等を入力す
ることができるようになっている。
【0090】この操作パネル59のキー操作によって、
制御部58へ焼付部22の移動装置63へステッピング
モータ70、92、93の駆動量を入力することができ
るようになっている。制御部58がステッピングモータ
70を駆動することによって、ピンバー120は、図8
に示す矢印Y方向に沿って移動され、ステッピングモー
タ92、93を駆動することによってピン106、10
7が図8に示される矢印X方向へ移動されるようになっ
ている。また、ステッピングモータ92、93による移
動量を変えることによって、ピン106、107は等間
隔で定盤60の上面に沿った平面上を回転方向へ相対移
動するようになっている。なお、エンコーダ72、9
4、95は、ステピングモータ70、82、93を初期
位置へ戻すためのリセットを行うようになっている。
【0091】次に本実施例の作用について説明する。最
初に版材焼付装置10によりネガフィルム12に記録さ
れた画像をPS版14へ焼付ける作業について説明す
る。
【0092】画像が記録されたネガフィルム12を版材
焼付装置10のストック部16のトレイ32へ収容して
版材焼付装置10を作動させる。
【0093】このネガフィルム12は、穿孔部18の定
盤44へ載置し溝46へ供給される負圧によって吸着固
定される。この後、センサ54A、54B、54Cによ
って、ネガフィルム12の画像領域を検出し、ネガフィ
ルム12の画像領域に対応した位置に、パンチ部48の
穿孔器50によってパンチ孔52A、52Bを各々穿設
する。
【0094】パンチ孔52A、52Bが穿設されたネガ
フィルム12は、ネガフィルム供給部20へ送られ、さ
らに、焼付部22へと搬送される。
【0095】焼付部22では、PS版14を定盤60上
の所定位置に位置決めすると共に、ピン107、106
をフィルム12のパンチ孔52A、52Bへ各々挿入
し、ピンバー120によってネガフィルム12を保持す
る。これによって、ネガフィルム12の画像領域をPS
版14の所定位置に合わせることができる。
【0096】PS版14の所定位置へネガフィルム12
を位置合わせした後、スクイズを行ってネガフィルム1
2の画像をPS版14へ焼付け、PS版14及びネガフ
ィルム12を焼付部22から排出する。この後、次のネ
ガフィルム12を焼付部22へ供給して画像を焼付ける
場合、同様の操作が繰り返される。この際、焼付部22
で焼付処理が行われている時に、穿孔部18で基準位置
を設定し、ネガフィルム12が焼付部22へ供給され
る。
【0097】焼付部22では、ピン106、107が予
め、ネガフィルム12の画像部分が定盤60上に固定さ
れたPS版14に対応して位置決めがなされているた
め、ネガフィルム12をPS版14へ位置合わせする作
業を行う必要がなく、焼付処理を迅速に進めることがで
きる。
【0098】次に、版材焼付装置10の機差の調整につ
いて説明する。最初に、ネガフィルム12の画像をPS
版14へ焼付けて、焼付けられたPS版14の画像と、
他の版材焼付装置によって焼付けられたPS版14の画
像と比較し、画像のズレ、即ち、版材焼付装置10の機
差を調べる。次に、操作パネル59のキー操作によっ
て、画像のズレを各方向について入力する。これによっ
て、制御部58は、移動装置63のステッピングモータ
70、92、93を駆動して保持部62をキー入力され
た位置へ移動させる。
【0099】この保持部62に移動は、移動装置63の
ステッピングモータ70によって矢印Y方向の移動が行
われる。さらに、ステッピングモータ92、93によっ
てピン106、107の各々を矢印X方向へ移動する。
ステッピングモータ92、93の駆動量を変えることに
よって、ピン106、107とが相対移動し、これによ
って、PS版14上でのネガフィルム12の回転方向に
対しての移動が行われる。
【0100】この移動装置63の作動によって、ネガフ
ィルム12の画像は、PS版14上の任意の位置へ配置
可能となっている。また、版材焼付装置10と他の版材
焼付装置との相互の機差を実質的に無くすることができ
る。これによって、版材焼付装置10と他の版材焼付装
置を用いて、1つのカラー画像から得られる複数の色分
解画像が記録されたネガフィルム12を平行して焼付処
理を行っても、仕上がったカラー画像に色ズレを生じる
ことがない。
【0101】この版材焼付装置10では、殖版ピッチ1
4Aを設定することも可能である。通常、保持部62を
移動させずに、定盤60上でPS版14を移動した場
合、一定の殖版ピッチ14Aで画像が焼付けられること
になる。
【0102】図8に示されるPS版14の右側面への焼
付けが終了した後、PS版14の移動を行う際に、ステ
ッピングモータ70を駆動してピンバー120を矢印Y
方向へ移動する。これによって、PS版14への殖版ピ
ッチ14Aを変更することができる。版材焼付装置10
の保持部62の移動は、操作パネル59からの入力によ
って行うことができるため、殖版ピッチ14Aとして予
め設定しておけば、その殖版ピッチ14Aに対応してス
テッピングモータ70を駆動させることができる。
【0103】このPS版14への殖版ピッチ14Aに関
しては、版材焼付装置10のユーザ毎に異なることが多
い。本発明に係る版材焼付装置10では、保持部62の
移動を外部から入力することができるため、ユーザの希
望に応じた殖版ピッチの設定が容易である。
【0104】尚、本実施例では、版材焼付装置10に穿
孔部18を設けてネガフィルム12にパンチ孔52A、
52Bを穿設し基準位置としたが、版材焼付装置10に
装填されるネガフィルム12に予めパンチ孔52A、5
2Bが穿設されたものであってもよい。この場合、パン
チ孔52A、52Bは、画像に対して予め決められた位
置に穿設されていればよい。
【0105】また、ネガフィルム12に設けられたパン
チ孔52A、52Bを基準位置としたが、これに限ら
ず、ネガフィルム12の一つの角とこれに隣接する一辺
を基準位置とするものであってもよい。即ち、ネガフィ
ルム12に前記一つの角と隣接する一辺を基準に画像を
記録し、焼付部22において、このネガフィルム12の
一つの角と隣接する一辺を基準として、これに対応して
保持手段がネガフィルム12を把持するものであっても
よい。
【0106】さらに、本実施例では、操作パネル59か
らの入力によってピンバー120を移動させたが、穿孔
部18のセンサ54A、54B、54C等によってネガ
フィルム12の画像の位置を読み取り、この画像位置
が、焼付部22の定盤60上に位置決めされたPS版1
4の所定位置に載置されるようにピンバー120を移動
するものであってもよい。
【0107】尚、本実施例では、ステッピングモータ7
0によってピンバー120をY方向へ、ステッピングモ
ータ92、93によってX方向及ぶ相対的な回転方向へ
移動するようにしたが、X方向、Y方向及び相対的な回
転方向へ移動することができるものであれば、各ステッ
ピングモータによる移動方向を限定するものものではな
い。例えば、2個のステッピングモータでX方向、Y方
向へ移動させ、あと1個のステッピングモータによって
ピンバー120を回転させるもの等であってもよい。 〔実施例2〕次に本発明の実施例2について説明する。
なお、本実施例2において装置の基本的な構成は実施例
1と同様としており、同一の部品には、同一の符号を付
与してその説明を省略している。
【0108】図13乃至図22には、本実施例2に係る
版材焼付装置150の要部が示されている。
【0109】版材焼付装置150では、前記版材焼付装
置10の穿孔部18の代わりに位置決め用パンチ孔穿設
部200を設けている。また、ストック部16からネガ
フィルム12を位置決め用パンチ孔穿設部200の定盤
202上へ載置するように搬送するための搬送手段とさ
れる搬送装置151が配設されており、これらについて
順に説明する。
【0110】図13に示される如く、ストック部16の
トレイ32を装填した状態で、このトレイ32の上方に
は、搬送装置151の吸盤支持ボード152が位置する
ようになっている。吸盤支持ボード152には、一例と
して8個の吸盤154が配置されている。図14に示さ
れるように、吸盤支持ボード152には、吸盤154の
取付け位置に円孔152Aが設けられ、それぞれに吸盤
154の基部154Bが挿通されている。吸盤154の
吸着部154Aからエアを吸引するための基部154B
は、クランク状のブラケット156の天板部156Aに
設けられた孔156Bに挿通されている。吸盤154の
基部154Bは雄ねじが形成され、一対のナット154
Cが螺合されており、前記天板部156Aを挟持するよ
うに前記一対のナット154Cで締め付けられている。
この吸盤154の基部154Bの上端には、図示しない
エジェクタから配管158Aが接続されている。
【0111】ブラケット156の下端部は、吸盤支持ボ
ード152の上面に固定され、これによって、吸盤15
4は、吸着部154Aが吸盤支持ボード152の下面か
ら若干突出された状態で支持されている。
【0112】図13乃至図16に示されるように、吸盤
支持ボード152の下面には、前記吸盤154の吸着部
154Aに対応する位置に円孔160A(図14に示
す)が設けられた押圧手段とされる軟質シート160が
貼付けられている。この軟質シート160はスポンジ状
で、吸盤支持ボード152が位置決め用パンチ孔穿設部
200へ移動し、下降したときに定盤202の上面との
間でネガフィルム12を挟持するようになっている。
【0113】図13及び図15に示されるように、吸盤
支持ボード152の上方には、移動板162が吸盤支持
ボード152と平行状態で配設されている。この移動板
162の中央部には、シリンダ164が取付けられ、ロ
ッド164Aが下方(吸盤支持ボード152方向)へ貫
通している。このロッド164Aの先端には、ロッド1
64Aよりも大径の円板状フランジ164Bが固着され
ている。
【0114】一方、吸盤支持ボード152の上面中央部
には、前記シリンダ164と同軸状にシリンダ166が
取付けられ、ロッド166Aが上方(移動板162)方
向へ伸長するようになっている。
【0115】このロッド166Aの先端部には、前記フ
ランジ164Bと同一形状のフランジ166Bが固着さ
れ、前記フランジ164Bと密着固定されている。従っ
て、吸盤支持ボード152は、移動板162にシリンダ
164、166を介して吊り下げ状態で保持されてい
る。
【0116】ここで、移動板162側のシリンダ164
のロッド164Aの伸縮によって、吸盤支持ボード15
2は大きく昇降され、シリンダ166のロッド166A
の伸縮によって、小さく昇降されるようになっている。
すなわち、制御部58の制御によって、トレイ32から
最上層のネガフィルム12を吸着する際には、シリンダ
164の駆動で吸盤支持ボード152を昇降させ、吸着
したネガフィルム12を位置決め用パンチ孔穿設部20
0の定盤202へ載置する際には、シリンダ166の駆
動で昇降させ、それぞれに適正な移動量を各シリンダ1
64、166の最大ストロークで得るようになってい
る。
【0117】また、図13、図15及び図16に示され
るように、移動板162の下面には、前記シリンダ16
4を挟んでスライド軸受168が取付けられており、ス
ライド軸受168には、シャフト170が軸方向に沿っ
て摺動可能に挿通されている。シャフト170の一端に
は、吸盤支持ボード152が連結されており、シリンダ
164、166の駆動によって吸盤支持ボード152が
昇降する際、水平状態となるように案内すると共に、吸
盤支持ボード152の回転を防止している。
【0118】図13及び図16に示されるように、移動
板162には、L字型に屈曲されたブラケット172、
174が取付けられている。ブラケット172の水平面
及び各ブラケット172、174の側壁には、それぞれ
ガイドレール176が取付けられている。このガイドレ
ール176のスライダ176Aは、位置決め用パンチ孔
穿設部200の定盤202の上方で装置フレームに略コ
字型のブラケット177を介して取付けられたガイドレ
ール178のスライダ178Aと固着されている。すな
わち、スライダ176A及び178Aは一体移動する構
成となっている。ここで、ガイドレール176、178
が互いに対向して重ね合わされている状態では、移動板
162は、前記定盤202上に位置し、ガイドレール1
76がガイドレール178に対してスライダ176A及
びスライダ178Aを介してストック部16方向へ摺動
すると、移動板162は、トレイ32の上方に位置する
ことになる。
【0119】この移動は、例えば、ストック部16から
位置決め用パンチ孔穿設部200との間で掛け渡された
図示しないロッドレスシリンダの駆動によって行われ
る。
【0120】図17及び図22に示されるように、位置
決め用パンチ孔穿設部200には、トレイ32に隣接し
て可動部である移動定盤204と固定部である固定定盤
206とに分割された定盤202が備えられている。固
定定盤206は中央部が略矩形状に貫通されており、内
部に略矩形状の移動定盤204が配置されている。
【0121】移動定盤204には、周縁部及び対角線に
沿って溝204Aが形成され、この溝204Aの底部の
一部が下面と連通されている。この連通部には、図示し
ないエジェクタから配管された吸引パイプ208A(図
18参照)が接続されている。ここで、移動定盤204
上にネガフィルム12が存在しているときにこの吸引パ
イプ208Aによってエアを吸引することにより、ネガ
フィルム12が吸着されて保持される。
【0122】一方、固定定盤206には、前記移動定盤
204回りに溝206Aが形成されている。この溝20
6Aの装置手間側には、略コ字型の溝206Bが連結さ
れて形成されている。溝206A、206Bには、図示
しないエジェクタ等による負圧供給手段に連通されてい
る。ここで、固定定盤206上にネガフィルム12が存
在しているときにこの吸引パイプ210Aによってエア
を吸引することにより、ネガフィルム12が吸着保持さ
れる。
【0123】図13に示される如く、定盤202の高さ
は、前記トレイ32の高さよりも高く設定されている。
このため、吸盤支持ボード152に吸着されたネガフィ
ルム12は、この定盤202よりも高い位置まで持上げ
られて横移動されるようになっている。しかし、ネガフ
ィルム12の弛み等によって搬送(横方向)方向先端部
が定盤202の角部と干渉することがある。そこで、本
実施例では、固定定盤206のトレイ32側端部に、傾
斜面を有するガイド板212をネガフィルム12の幅方
向両端部に対応させて配設している。
【0124】吸盤支持ボード152によって定盤202
上に移動されたネガフィルム12は、前記シリンダ16
6の駆動によって若干量下降され、吸着が解除される。
このとき、ネガフィルム12は、固定定盤206と移動
定盤204とに跨がった状態で載置される。この状態で
移動定盤204の溝204Aに負圧が供給されて、ネガ
フィルム12が移動定盤204に吸着保持される。
【0125】図18乃至20に示されるように、移動定
盤204は、幅方向(短辺方向)中央部に設けられた一
対の支持ブロック214によって支持されている。支持
ブロック214は、移動定盤204を幅方向(以下「X
方向」という)に移動させるX方向移動機構部216の
一部を構成している。
【0126】支持ブロック214は、円柱状で軸方向中
間部に大径鍔部214Aが形成されている。この大径鍔
部214Aよりも移動定盤204側に突出された小径軸
部214Bは、移動定盤204に形成された円孔204
Bへ嵌入されている。また、この円孔204B回りの移
動定盤204には、ボルト218を介して大径鍔部21
4Aが固着されている。支持ブロック214の大径鍔部
214Aよりも下側の軸部214Cは、第1の移動ベー
ス220に軸支されている。
【0127】この第1の移動ベース220は、サブベー
ス222に移動定盤204のX方向に沿って設けられた
一対のレール224を介して支持されており、これによ
り、第1の移動ベース220は、レール224に沿って
移動可能とされている。
【0128】サブベース222には、ステッピングモー
タ226が取付けられている。図19に示されるよう
に、ステッピングモータ226の回転軸226Aは、レ
ール224と平行、すなわち移動定盤204のX方向と
されている。この回転軸226Aには、同軸的に雄ねじ
が形成されたシャフト228が固着されている。このシ
ャフト228の雄ねじには、前記第1の移動ベース22
0の下面に固着された移動ブロック220Aの雌ねじが
螺合されている。
【0129】このため、ステッピングモータ226の駆
動によってシャフト228が回転されると、ボールネジ
の機構によって、第1の移動ベース220がシャフト2
28の軸線方向へレール224に案内されて移動される
ことになる。なお、ステッピングモータ226は、駆動
前にロータリーエンコーダ230によって常に一定の初
期位置となっており、演算量に応じたステッピングモー
タ226の駆動によって正確に移動させることができ
る。
【0130】ここで、一対のX方向移動機構部216の
一方の支持ブロック214は、第1の移動ベース220
に対して、回転及び軸直角方向移動可能とされており、
他方の支持ブロック214は、第1の移動ベース220
に対して回転移動可能とされている。このため、他方の
X方向移動機構部216のみを移動させることにより、
移動定盤204を一方のX方向移動機構部216を中心
に回転させることができるようになっている(図20に
示されるθ方向移動)。この場合、一対の支持ブロック
216間のピッチ寸法の変化を一方のX方向移動機構部
216の支持ブロック214の軸直角方向移動によって
吸収している。
【0131】図20に示される如く、一対のX方向移動
機構部216は、共に第2の移動ベース232に支持さ
れている。この第2の移動ベース232は、メインベー
ス234に設けられた一対のレール236によって支持
されている。レール236は、移動定盤204の長手方
向(以下「Y方向」という)に沿って互いに平行に配設
されている。これにより、第2の移動ベース232は、
メインベース234に対してY方向へ移動可能となって
おり、第2の移動ベース232及びメインベース234
は、Y方向移動機構部238の一部を構成している。
【0132】図18に示されるように、メインベース2
34には、ステッピングモータ240が取付けられてい
る。このステッピングモータ240の回転軸240A
は、レール236と平行、すなわち移動定盤の204Y
方向と平行とされている。回転軸240Aには、同軸的
に雄ねじが形成されたシャフト242が固着されてい
る。このシャフト242の雄ねじには、前記第2の移動
ベース232の下面に固着された移動ブロック232A
の雌ねじが螺合されている。
【0133】このため、ステッピングモータ240の駆
動によってシャフト242が回転されると、ボールネジ
の機構によって、第2の移動ベース232がシャフト2
42の軸線方向へレール236に案内されて移動され
る。なお、シャフト242の先端部には、ロータリーエ
ンコーダ244が取付けられている。ロータリーエンコ
ーダ244は、シャフト242の回転数を検出するよう
になっており、シャフト242の回転数に基づいて第2
の移動ベース232の移動量が演算によって認識可能と
なる。
【0134】このように、移動定盤204は、X方向、
Y方向及びθ方向へ移動可能とされ、ネガフィルム12
の位置を調整することができる。この場合、ネガフィル
ム12は、移動定盤204のみに吸着され、固定定盤2
06には、吸着されていない状態で位置調整が行われ
る。ネガフィルム12の位置は、ネガフィルム12に記
録された画像の位置を示すトンボ30A、30B、30
Cに基づいて調整されるようになっている。
【0135】図17に示される如く、固定定盤206に
はネガフィルム12に記録されたトンボ30A、30
B、30Cが配置される位置に対応して長孔320A、
320B、320Cが設けられている。図21に示され
るように、各々の長孔320A、320B、320Cの
下方には、検出手段であるスキャナー246が設けられ
ている。スキャナー246は、投光部と受光部とを有す
る反射型センサ246Aが、移動台246Bに固定さ
れ、矢印方向へ移動可能とされている。各々のスキャナ
ー246の基準位置からトンボ30A、30B、30C
の検出位置までの移動距離に基づいてトンボ30A、3
0B、30Cの位置を求め、移動定盤206を移動させ
てトンボ30A、30B、30Cが各々正規の位置とな
るようにネガフィルム12を配置してパンチ孔52A、
52B、52Cを穿設する。図22に示されるように、
パンチ孔52Cは、パンチ孔52A、52Bの間に設け
られるようになっており、実施例2では、ネガフィルム
12に3個のパンチ孔を穿設するようにしている。
【0136】なお、トンボ30A、30B、30Cの読
取時には、前記吸盤支持ボード152をシリンダ166
の駆動により下降させて、軟質シート160によってネ
ガフィルム12を定盤202とによって挟持するように
しており、ネガフィルム12の浮きによる誤検出を防止
している。
【0137】スキャナー246によって検出されたずれ
量に基づいて、制御部58では、移動定盤204の各ス
テッピングモータ226、240の駆動パルスを演算
し、これらのステッピングモータ226、240へ信号
を供給し、移動定盤204を移動させ、ネガフィルム1
2を適正な位置に位置決めして配置するようになってい
る。
【0138】ネガフィルム12の位置決めが終了する
と、固定定盤206の溝206A、206Bによってネ
ガフィルム12を吸着すると共に前記吸盤支持ボード1
52をシリンダ166の駆動により下降させ、軟質シー
ト160と定盤202との間でネガフィルム12の略全
面を挟持するようになっている。これによって、ネガフ
ィルム12を定盤202上に均一に展開している。この
状態で、ネガフィルム12には、パンチ孔52A、52
B、52Cが穿設される。
【0139】図22に示されるように、固定定盤206
における前記コ字型の溝206Cの周縁側には、3個の
切欠206Dが装置前面から見て左右方向に亘って所定
間隔で設けられている。
【0140】この切欠206Dには、パンチ孔穿設用の
雌刃248Aを備えた雌刃ブロック248が嵌入されて
取付けられている。本実施例では、雌刃248Aを2種
類配置しており、中央の雌刃248Aは円孔248Bを
穿設し、両側部の雌刃248Aは長孔248Cを穿設す
るようになっている。なお、雌刃ブロック248の種類
及び数はこれに限定するものではない。
【0141】各々の雌刃ブロック248は、パンチ孔穿
設機構部250のパンチャーユニット251の一部を構
成している。パンチャーユニット251には、支柱25
2の上端に天板254が取付けられ、この天板254
は、支柱252よりも装置奥側へ延設されている。この
延設部上面にシリンダ256が取付けられている。この
シリンダ256のロッド256Aの軸線は、前記雌刃ブ
ロック248の雌刃248Aの軸線と一致されている。
【0142】ロッド256Aの先端には、雄刃ブロック
258が取付けられ、それぞれ前記2種の雌刃ブロック
248と対応する刃型とされている。このため、シリン
ダ256の駆動によってロッド256Aが伸長すると、
雄刃(図示省略)と雌刃248Aとが噛み合い、定盤2
02(固定定盤206)上に載置されているネガフィル
ム12にパンチ孔52A、52B、52Cを穿設するよ
うになっている。なお、雄刃ブロック258の下方に
は、抑え板258Aが設けられ、ネガフィルム12のパ
ンチ位置の周囲を抑えるようになっている。
【0143】雌刃ブロック248の下方には、それぞれ
パンチかす受け260が着脱可能に配設されており、こ
れらのパンチかす受け260にネガフィルム12のパン
チかすが集積される。
【0144】また、前記雌刃ブロック248の上方に
は、ガイドプレート262が移動可能に配置されてい
る。このガイドプレート262は、長手方向が固定定盤
206の上面に雌刃ブロック248の上方に掛け渡され
るように配置され、両端部が固定定盤206の側面に沿
って下方へ略直角に屈曲され、先端は、固定定盤206
の下方に配置された図示しない支持プレートによって連
結されている。この支持プレートには、例えば、図示し
ないシリンダの駆動軸が連結されており、このシリンダ
の駆動によって雌刃248A上の遮蔽位置と、固定定盤
206の端部の退避位置との間を移動するようになって
いる。
【0145】ガイドプレート262が遮蔽位置では、ネ
ガフィルム12がトレイ32側から搬送されてくるとき
に雌刃248Aが隠遮され、ネガフィルム12に段差等
による引っ掛かりが生じないようになっている。
【0146】なお、実施例2では、ネガフィルム12に
3個のパンチ孔52A、52B、52Cを穿設してお
り、このため、焼付部22のピンバー120には、各々
のパンチ孔52A、52B、52Cに対応した形状と位
置でピンが立設されている(図示省略)。
【0147】次に実施例2に適用した位置決め用パンチ
孔穿設部200の作動を図23に示すフローチャートに
したがって説明する。このフローチャートは、版材焼付
装置150の作動の一部を示すものである。なお、位置
決め用パンチ孔穿設部200では、処理に先立って、ロ
ータリーエンコーダ230、244によって、移動定盤
204を原位置(前記ボールネジ機構の初期位置)に配
置している。この原位置は、固定定盤206の開口の一
端に偏奇した状態であり、この位置からステッピングモ
ータ226、240が常に正回転して移動定盤204を
移動させるようになっている。
【0148】ステップ400で作動信号が入力されたこ
とを確認すると、ステップ402へ移行して変数Iをリ
セット(0)し、ステップ404で雌刃ブロック248
の雌刃248Aの上方からガイドプレート262を退避
させる。
【0149】次のステップ406では、溝204Aに負
圧を供給してネガフィルム12を移動定盤204に吸着
保持する。これにより、ネガフィルム12は、移動定盤
204と一体移動すると共に固定定盤206に対しては
相対移動可能となる。
【0150】次のステップ408によって密着が完了し
たことが判別されると、ステップ410へ移行して、ス
キャナー246によってネガフィルム12に記録されて
いるトンボ30A、30B、30Cの読取りを開始す
る。このとき、吸盤支持ボード152が下降状態であ
り、ネガフィルム12にカール、折れ、たわみ等が生じ
ていても軟質シート160によってネガフィルム12が
定盤202へ押圧されて密着しているため、ネガフィル
ム12の浮きによる誤検出がなく、正確にトンボ30
A、30B、30Cを読取ることができる。
【0151】ステップ412では、一方のトンボ30
A、30B、30Cの一端、すなわちネガフィルム12
の黒色部から白抜き部への境が検出されたか否かが判断
され、否定判定の場合は、ステップ414へ移行してス
キャナー246による読取範囲をオーバーしたか否かが
判断される。このステップ414で否定判定された場合
はステップ412へ移行し、以下ステップ412で肯定
判定されるか、或いはステップ414で肯定判定される
まで、ステップ412、414を繰り返す。
【0152】ステップ412で肯定判定されると、スキ
ャナー246の読取範囲内で各々のトンボ30A、30
B、30Cの一端を検出したと判断され、ステップ41
6へ移行して、検出したときの位置データAを取り込
み、ステップ418へ移行する。
【0153】ステップ418では、トンボ30A、30
B、30Cの各々の他端、すなわちネガフィルム12の
白抜き部から黒色部への境が検出されたか否かが判断さ
れ、否定判定の場合は、ステップ420へ移行してスキ
ャナー246による読取範囲をオーバーしたか否かが判
断される。このステップ420で否定判定された場合は
ステップ418へ移行し、以下ステップ418で肯定判
定されるか、或いはステップ420で肯定判定されるま
で、ステップ418、420を繰り返す。
【0154】ステップ414で肯定判定、或いはステッ
プ420で肯定判定された場合は、ステップ422へ移
行して、変数Iをインクリメントして、次いでステップ
424でこの変数Iが3以上か否かが判断され、否定判
定の場合は、再トライのためにステップ410へ移行す
る。また、肯定判定された場合、3回行ってもトンボ3
0A、30B、30Cが検出できないのは、スキャナー
246の故障等が考えられるため、ステップ426へ移
行してアラームや表示等のエラー処理を行って、このル
ーチンを終了させる。
【0155】前記ステップ418で肯定判定されると、
スキャナー246の読取範囲内でトンボ30A、30
B、30Cの各々の他端を検出したと判断され、ステッ
プ428へ移行して、検出した時の位置データBを取り
込み、ステップ430へ移行する。
【0156】ステップ430では、位置データA、Bの
平均値が演算されることにより、トンボ30A、30
B、30Cの各々のセンターの位置データを得る。
【0157】ステップ432では、この演算されたセン
ターの位置データの正規のセンターに対するずれ量が演
算され、次いでステップ434でX方向、Y方向及びθ
方向のそれぞれの補正量が演算される。次のステップ4
36では、シリンダ166のロッド166Aを引込み、
吸盤支持ボード152を上昇させ、ステップ438へ移
行する。
【0158】ステップ438では、ステッピングモータ
226、226、240が前記補正量に基づいて順次作
動され、移動定盤204を移動させる。この移動によっ
て、ネガフィルム12が固定定盤206に対して相対移
動され、ネガフィルム12へパンチ孔52A、52B、
52Cを穿設する適正な位置をパンチ孔穿設機構部25
0へ対向させることができる。
【0159】各ステッピングモータ226、226、2
40の駆動によって、ネガフィルム12の位置が決めら
れると、ステップ440で固定定盤206の溝206
A、206Bに負圧が供給されて、固定定盤206へも
ネガフィルム12が吸着保持される。
【0160】次のステップ442では、シリンダ166
のロッド166Aが再度下降して、この吸盤支持ボード
152の下面に取付けられた軟質シート160と、定盤
202とによってネガフィルム12が挟持し、ネガフィ
ルム12を定盤202へ押し付ける。これにより、ネガ
フィルム12は確実に保持され浮き等が生じなくなる。
なお、ステップ442とステップ440とを逆にして、
ネガフィルム12を定盤202へ押し付けた後に、固定
定盤206にネガフィルム12を吸着保持してもよい。
【0161】この状態で、ステップ444ではシリンダ
256が駆動され、雄刃ブロック258が昇降して、そ
の移動中に雌刃ブロック248と噛み合い、ネガフィル
ム12にパンチ孔52A、52B、52Cが穿設され
る。
【0162】パンチ孔52A、52B、52Cが穿設さ
れると、ステップ446でシリンダ166のロッド16
6Aが引き込み、吸盤支持ボード152が上昇され、次
いでステップ448で移動定盤204の溝204A、固
定定盤206の溝206A、206Bへの負圧の供給が
解除されて、定盤202へのネガフィルム12の保持が
解かれる。
【0163】次のステップ450では、ガイドプレート
262を雌刃248A上に配置し、次いでステップ45
2で移動定盤204を原位置へ戻す(ステッピングモー
タ226、226、240の駆動)。これにより、ネガ
フィルム12の位置決め用パンチ孔穿設処理が終了し、
ステップ454で処理終了信号が出力される。
【0164】この後、ネガフィルム12はネガフィルム
供給部20を経て焼付部18へ送られる。
【0165】これによって、ネガフィルム12には、記
録された画像に対応した一定の位置にパンチ孔52A、
52B、52Cが穿設され、これらのパンチ孔52A、
52B、52Cを焼付部18のピンバー120で保持さ
せることにより、ピンバー120は、ネガフィルム12
に記録された画像の一定の位置を保持することができ
る。
【0166】なお、実施例2では、定盤202の一部
(移動定盤204)を移動させたが、定盤202をパン
チ孔穿設機構部250に対して移動させるものであって
もよく、また、定盤202を固定して、パンチ孔穿設機
構部250を移動させるようにしてもよい。
【0167】また、実施例2では、ストック部16から
位置決め用パンチ孔穿設部200へネガフィルム12を
搬送する搬送装置151に押圧手段を設けたが、押圧手
段は定盤202の上方に単独で設けてもよく、また、位
置決め用パンチ孔穿設部200からフィルム供給部20
へ搬送する手段に設けてもよい。
【0168】さらに、本実施例ではPS版14へネガフ
ィルム12に記録された画像を焼付ける版材焼付装置1
0について説明したが、これに限らず、感光材料の所定
の位置に位置合わせしてフィルムに記録された画像を焼
付ける感光材料焼付装置において適用が可能である。例
えば、カラー印刷における検版作成装置におけるカラー
画像の位置合わせに適用が可能であり、自動植版機等の
画像合わせにおいても適用が可能である。また、原稿フ
ィルムは、ポジフィルムであっても適用が可能であるこ
とは当然であり、感光材料としてはネガタイプ、ポジタ
イプの何れでも使用できる。
【0169】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る感光材料
焼付装置は、外部からの入力によって、焼付部へ位置決
めされた感光材料上の任意の位置に原稿フィルムに記録
された画像を配置することができる。これによって、複
数の感光材料焼付装置によって平行して焼付処理を行っ
ても、感光材料焼付装置の間の相互の機差を実質的に無
くすことができる。また、感光材料へ連続して画像を焼
付ける際の殖版ピッチを任意に設定することができる。
【0170】また、本発明に係る感光材料焼付装置で
は、原稿フィルムの画像領域に応じた一定の位置に、原
稿フィルムを焼付位置で位置決めするための基準となる
パンチ孔を穿設することができる。このため、感光材料
焼付装置の実質的な機差を無くすことができ、焼付けた
感光材料をカラー印刷に使用しても、印刷物に色ずれが
生じることがない。
【0171】このように、感光材料焼付装置による実質
的な機差を無くすことができるため、カラー画像を印刷
するための刷版を複数の感光材料焼付装置によって作成
することができ、効率良く作業を行うことができる優れ
た効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る版材焼付装置の概略図である。
【図2】本実施例に係るフィルムを示す斜視図である。
【図3】本実施例に係るストック部を示す側面図であ
る。
【図4】本実施例に係る基準設定手段を示す要部平面図
である。
【図5】図4の5−5線に沿った側面図である。
【図6】図4に示す6−6線に沿った要部断面図であ
る。
【図7】本実施例に係る焼付部の要部平面図である。
【図8】焼付部でのPS版の位置決めを示す要部平面図
である。
【図9】本実施例に係る位置合わせ装置を示す平面図で
ある。
【図10】図9に示す10−10線に沿った側面図であ
る。
【図11】図9に示す11−11線に沿った側面図であ
る。
【図12】焼付部の光源と定盤との位置関係を示す要部
側面図である。
【図13】実施例2に係る搬送装置を示す斜視図であ
る。
【図14】実施例2に係る搬送装置の吸盤近傍を示す要
部拡大図である。
【図15】実施例2に係るストック部の近傍を示す要部
正面図である。
【図16】実施例2に係る搬送装置の要部側面図であ
る。
【図17】実施例2に係る定盤を示す平面図である。
【図18】移動定盤を示す要部正面図である。
【図19】移動定盤を示す要部側面図である。
【図20】移動定盤を示す斜視図である。
【図21】固定定盤の長孔近傍を示す要部断面図であ
る。
【図22】実施例2に係る位置決め用パンチ孔穿設部を
示す要部斜視図である。
【図23】実施例2に係る位置決め用パンチ孔穿設部の
作動を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10、150 版材焼付装置 12 ネガフィルム(原稿フィルム) 14 PS版(感光材料) 18 穿孔部 22 焼付部 30A、30B、30C トンボ(指標) 50 穿孔器 52A、52B、52C パンチ孔 58 制御部(制御手段、載置台移動制御手段) 59 操作パネル(入力手段) 62 保持部 63 移動装置 70、92、93 ステッピングモータ(移動手段) 106、107 ピン(基準ピン、保持手段) 120 ピンバー(保持手段) 151 搬送装置(搬送手段) 160 軟質シート(押圧手段) 200 位置決め用パンチ孔穿設部 202 定盤(載置台) 204 移動定盤(可動部) 206 固定定盤(固定部) 216 X方向移動機構部(載置台移動手段) 238 Y方向移動機構部(載置台移動手段) 246 スキャナー(検出手段) 250 パンチ孔穿設機構部(穿設手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河口 洋志 神奈川県秦野市南矢名462−16 有限会社 アース機械設計内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿フィルムの画像を感光材料へ焼付け
    る焼付部を備えた感光材料焼付装置であって、前記焼付
    部の所定位置へ前記原稿フィルムを保持する保持手段
    と、前記保持手段を前記感光材料の感光面に沿って相対
    移動させる移動手段と、前記保持手段の移動量を入力す
    る入力手段と、前記入力手段で入力された移動量に基づ
    いて前記移動手段を作動させる制御手段と、を有するこ
    とを特徴とする感光材料焼付装置。
  2. 【請求項2】 原稿フィルムの画像を感光材料へ焼付け
    る焼付部を備えた感光材料焼付装置であって、前記焼付
    部の所定位置へ前記原稿フィルムを保持する保持手段
    と、前記保持手段を前記感光材料の感光面に沿って相対
    移動させる移動手段と、あらかじめ求められた感光材料
    上の画像位置の正規の焼付画像位置とのずれ量に基づい
    て移動手段を作動させる制御手段と、を有することを特
    徴とする感光材料焼付装置。
  3. 【請求項3】 前記保持手段は、前記原稿フィルムへ画
    像位置に対応して所定間隔で設けられた少なくとも2個
    の貫通孔に対して、これらの貫通孔の各々に緊密に挿入
    される少なくとも2個の位置決めピンであることを特徴
    とする請求項1又は請求項2の感光材料焼付装置。
  4. 【請求項4】 画像と共に画像の記録された位置を示す
    指標が記録された原稿フィルムから、この原稿フィルム
    に記録された画像を焼付ける焼付部を備えた感光材料焼
    付装置であって、前記焼付部の上流側に配置され焼付部
    に搬送される前の原稿フィルムを載置する載置台と、前
    記載置台の少なくとも一部を前記原稿フィルムを保持し
    た状態で水平方向に移動させる載置台移動手段と、前記
    載置台上の前記原稿フィルムの指標を検出する検出手段
    と、前記検出手段によって検出された前記原稿フィルム
    の指標に基づいて前記載置台移動手段を作動させ前記原
    稿フィルムを所定の位置に位置決めする載置台移動制御
    手段と、前記載置台に隣接して設けられ載置台上の前記
    原稿フィルムの前記所定の位置にパンチ孔を穿設する穿
    設手段と、を有することを特徴とする感光材料焼付装
    置。
  5. 【請求項5】 画像と共に画像の記録された領域を示す
    指標が記録された原稿フィルムからこの原稿フィルムに
    記録された画像を感光材料へ焼付ける焼付部を備えた感
    光材料焼付装置であって、前記焼付部の上流側に配置さ
    れ焼付部に搬送される前の原稿フィルムを載置する載置
    台と、前記載置台を前記原稿フィルムを保持した状態で
    水平方向に沿って移動させる載置台移動手段と、前記載
    置台上の原稿フィルムの指標を検出する検出手段と、前
    記検出手段によって検出された前記原稿フィルムの指標
    に基づいて前記載置台移動手段を作動させ原稿フィルム
    を所定の位置に位置決めする載置台移動制御手段と、前
    記載置台に隣接して設けられ載置台上の原稿フィルムの
    前記所定の位置にパンチ孔を穿設する穿設手段と、前記
    原稿フィルムに設けられたパンチ孔に位置決めピンを挿
    入して前記原稿フィルムを前記焼付部の所定の位置に保
    持する保持手段と、を有することを特徴とする感光材料
    焼付装置。
  6. 【請求項6】 前記載置台が中央部の可動部と周縁部の
    固定部とに分割され、前記固定部に前記穿設手段が設け
    られると共に、前記可動部が前記載置台移動手段によっ
    て前記固定部に対して移動されることを特徴とする請求
    項4又は請求項5の感光材料焼付装置。
  7. 【請求項7】 前記載置台の上方に前記載置台の上面と
    平行に配置された弾性体による押圧手段が設けられ、前
    記押圧手段の下方移動によって前記原稿フィルムを略全
    面に渡って前記載置台と押圧手段との間で挟持すること
    を特徴とする請求項4ないし請求項6の感光材料焼付装
    置。
  8. 【請求項8】 前記押圧手段が前記原稿フィルムを前記
    載置台上に搬送する搬送手段に設けられたことを特徴と
    する請求項7の感光材料焼付装置。
  9. 【請求項9】 前記焼付部の前記保持手段を前記感光材
    料の感光面に沿って相対移動させる移動手段と、前記保
    持手段の移動量を入力する入力手段と、前記入力手段で
    入力された移動量に基づいて前記移動手段を作動させる
    制御手段と、を有することを特徴とする請求項4ないし
    請求項8の感光材料焼付装置。
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