JPH08174687A - 無機質繊維成形体およびその製造方法 - Google Patents

無機質繊維成形体およびその製造方法

Info

Publication number
JPH08174687A
JPH08174687A JP6325886A JP32588694A JPH08174687A JP H08174687 A JPH08174687 A JP H08174687A JP 6325886 A JP6325886 A JP 6325886A JP 32588694 A JP32588694 A JP 32588694A JP H08174687 A JPH08174687 A JP H08174687A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inorganic fiber
organic binder
thickness
inorganic
mat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6325886A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4295832B2 (ja
Inventor
Mamoru Shoji
守 荘司
Toshiaki Sasaki
利明 笹木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP32588694A priority Critical patent/JP4295832B2/ja
Publication of JPH08174687A publication Critical patent/JPH08174687A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4295832B2 publication Critical patent/JP4295832B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Sealing Material Composition (AREA)
  • Inorganic Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】狭隘な隙間にも簡単に装填でき、高温用シール
材、目地材、および各種の高温用保持材等として有用な
無機質繊維成形体、およびその工業的に有利な製造方法
を提供する。 【構成】無機質繊維からなるマットを厚み方向に圧縮し
てなる基材中に有機バインダーが均一に含有されてな
り、かつ有機バインダーを分解した後の厚み復元率が
1.05倍以上であることを特徴とする無機質繊維成形
体。 【効果】常態では予め厚み方向の復元力を抑えて薄く保
たれており、使用条件では厚み方向の復元力を発揮し、
高温用シール材、目地材、および各種の高温用保持材等
として有効に使用できる無機質繊維成形体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無機質繊維成形体およ
びその製造方法に関する。さらに詳しくは高温用シール
材、目地材、および各種の高温用保持材等として有用な
無機質繊維成形体、およびその工業的有利な製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より無機質繊維としては、無機酸化
物や金属等からなるものが知られている。これらの無機
質繊維、特に無機酸化物は耐熱性、耐火性等の高温特性
に優れ、マット状またはブランケット状、さらにはこれ
らを積層してブロック状に成形されたもの等の各種成形
体は、柔軟性に富み保温性、断熱性に優れていることか
ら、高温領域での保温材、断熱材等として使用されてい
る。また、この種の無機質繊維は、上記成形体のほかバ
ルク状のものが、加熱炉の炉壁等に施工された保温・断
熱壁におけるシール材や目地材等としても使用されてい
る。
【0003】そして、多用されている無機質繊維として
は、ロックウール、グラスウール、溶融紡糸法により製
造されるセラミックファイバー、および溶液紡糸法によ
り得られる未焼成繊維を焼成して製造されるアルミナ繊
維が知られている。これら無機質繊維よりなる各種成形
体を保温材、断熱材等として使用した場合、程度の差は
あっても、経時的に進行する軟化収縮などの熱劣化によ
り、施工された成形体間に隙間が発生する。例えば、ロ
ックウール、グラスウール、溶融紡糸法により製造され
るセラミックファイバー等の成形体においては、軟化や
結晶化に起因する熱劣化が起こり易いため、隙間の発生
が大きく、また溶液紡糸法によって製造されるアルミナ
繊維の成形体においても、長期に亘る使用の間には多少
の隙間の発生は避けられないという問題がある。
【0004】このため、無機質繊維よりなる保温材、断
熱材は、使用条件に合せて材質、種類等を選択し、か
つ、弾性復元力を保つ範囲で成形体を強く圧縮しつつ施
工し、その厚み復元力で熱劣化に伴う隙間の発生を抑制
する方法、無機質繊維を無機バインダーで固めボード状
に成形したものを使用する等の工夫がなされているが、
いずれも上記の問題を本質的に解決するには至っていな
い。
【0005】発生した隙間を放置すると、隙間の部位が
高温に曝され加熱炉等のケーシング等を傷めるため、隙
間にマット状、ブランケット状、またはバルク状の無機
質繊維を装填して補修する等の対策が採られている。し
かしながら、このような形状の無機質繊維を隙間に装填
するのは、その作業が煩雑なうえ良好な状態に仕上げる
ことが難しく、また、無理に押込むと既存の断熱材層を
傷めるばかりでなく、装填する繊維が本来有する断熱特
性等の諸性質を損なうという問題があつた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来からの
上記課題を解決しようとするものであり、狭隘な隙間に
も簡単に装填でき、高温用シール材、目地材、および各
種の高温用保持材等として有用な無機質繊維成形体、お
よびその工業的に有利な製造方法を提供することを目的
とするものである。本発明者らは、上記目的に合う無機
質繊維成形体につき鋭意検討を重ねた結果、常態では予
め厚み方向の復元力を抑えて薄く保たれており、使用条
件では厚み方向の復元力を発揮できる成形体により容易
に目的が達成できることを知り、本発明を完成したもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、請求項1記載の無機質繊維成形体では、無
機質繊維からなるマットを厚み方向に圧縮してなる基材
中に有機バインダーが均一に含有されてなり、かつ有機
バインダーを分解した後の厚み復元率が1.05倍以上
である成形体にするという手段を講じている。
【0008】また、請求項6記載の無機質繊維成形体の
製造方法では、(1)有機バインダー液を含浸させた無
機質繊維マットを得る第1工程、(2)有機バインダー
液を含浸させた無機質繊維マットを、厚み方向に圧縮す
る第2工程、および(3)圧縮された無機質繊維マット
の厚みを維持したまま、有機バインダー液の媒体液を除
去する第3工程、の各工程を含む製造方法にするという
手段を講じている。
【0009】以下、本発明について詳細に説明する。先
ず、本発明に係る無機質繊維成形体について説明する。
本発明の無機質繊維成形体は、基材として無機質繊維マ
ットを使用している。ここで「マット」とは、厚みがほ
ぼ均一な無機質繊維の不織布状の集積体を云い、ブラン
ケットまたはブロックと呼ばれているものも包含する。
【0010】マットを構成する無機質繊維は、マットに
したときに厚み方向に弾性を有するものであれば特に限
定はなく、従来より一般的に使用されているものを使用
できる。その具体例としては、ロックウール、グラスウ
ール、セラミックファイバー、アルミナ繊維、炭素繊
維、炭化ケイ素繊維のほか、各種のホイスカー等が挙げ
られ、繊維の集合形態にもよるが一般的には繊維径1〜
50μmで繊維長0.5〜500mmのものを使用でき
るが、繊維径1〜10μmで繊維長0.5〜300mm
のものが好適である。セラミックファイバーの代表例
は、アルミナの含有量が40〜60重量%で残余がシリ
カであるアルミナ−シリカ系の非晶質短繊維が挙げら
れ、この種のセラミックファイバーには、第3成分とし
て少量のジルコニア、クロミアを含有するものもある。
【0011】また、アルミナ繊維の代表例としては、シ
リカ含有量が5重量%以下、すなわちアルミナ含有量が
95重量%以上であるアルミナ繊維のほか、シリカ含有
量が5〜30重量%で残余がアルミナであるアルミナ−
シリカ系の多結晶質短繊維が挙げられる。特にシリカ含
有量が約28重量%でアルミナ約含有量が72重量%の
ムライト繊維は、高温熱安定性に優れていることから最
も多用されているアルミナ繊維の1種である。マットを
構成する無機質繊維は、これら1種の単独使用でもよい
し、2種以上の混合使用であってもよい。さらにマット
は、1種の無機質繊維の単独使用による同種または異種
のマットを複数枚積層した積層マットであってもよい。
【0012】上記無機質繊維の中では、アルミナ繊維が
好ましい。多結晶質のアルミナ繊維は、非晶質のセラミ
ックファイバー(最高使用温度は約1200℃)よりも
耐熱性に優れており、1500〜1600℃での使用に
耐えるうえ、マット状にした成形体が弾力性は富み、か
つ、セラミックファイバーで見られる軟化収縮などの熱
劣化も極めて少ないため、経時劣化の少ない無機質繊維
成形体が得られ好適である。
【0013】本発明の無機質繊維成形体は、上記無機質
繊維からなるマットをその厚み方向に圧縮したものを基
材とし、この基材中に有機バインダーが均一に含有され
てなり、かつ有機バインダーを分解した際の厚み復元率
が1.05倍以上、通常は厚み復元率が1.05〜10
倍、好ましくは1.5〜5倍の成形体である。
【0014】基材とするマットは、その厚みが、厚み圧
縮力が全くかかっていない状態における厚み(以下、
「常態厚み」と云う。)対し、1/1.05以下となる
ように圧縮されていることが必要である。常態厚みに対
しどの程度の厚みに圧縮されたものとするかは、基材マ
ットの絶対厚み、圧縮に対する反発力、目的とする無機
質繊維成形体の厚み復元性、用途等によって決定される
が、本発明の無機質繊維成形体の後記「厚み復元率」と
の関係から、通常は1/10〜1/1.05の範囲に圧
縮されているものであるのが好ましい。
【0015】本発明の無機質繊維成形体においては、前
記基材中に有機バインダーが均一に含有されてなり、こ
の有機バインダーによってその厚みの復元が抑えられて
いる。上記有機バインダーは、圧縮されている基材マッ
トの厚みを常温下において維持でき、加熱により分解さ
れて厚みを復元させるものであれば特に制限なく使用で
きるが、目的とする無機質繊維成形体の使用温度におい
て容易に分解され、焼失されてしまうものが好ましい。
しかしながら、この有機バインダーは、無機質繊維成形
体の使用温度条件においてバインダーとしての性質を失
い、その厚みを復元させるものであれば、焼失されてし
まうものでなくても同等に使用できる。本発明の無機質
繊維成形体は通常600℃以上、高温域では800〜1
500℃の温度条件で使用されることから、有機バイン
ダーとしては、600℃以下程度の使用温度条件におい
て短時間で分解されてバインダーとしての性質を失うも
のが好ましく、焼失してしまうものが特に好ましい。
【0016】有機バインダーとしては、各種のゴム、水
溶性高分子化合物、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂などを
使用できる。そして、ゴム類としては、天然ゴム;エチ
ルアクリレートとクロロロエチルビニルエーテルの共重
合体、n−ブチルアクリレートとアクリロニトリルの共
重合体、エチルアクリレートとアクリロニトリルの共重
合体等のアクリルゴム;ブタジエンとアクリロニトリル
の共重合体等のニトリルゴム;ブタジエンゴム等が挙げ
られ、水溶性高分子化合物としてはカルボキシメチルセ
ルロース、ポリビニルアルコール等が挙げられ、熱可塑
性樹脂としては、アクリル酸、アクリル酸エステル、ア
クリルアミド、アクリロニトリル、メタクリル酸、メタ
クリル酸エステル等の単独重合体および共重合体である
アクリル樹脂;アクリロニトリル・スチレン共重合体;
アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体等が
挙げられ、また、熱硬化性樹脂としては、ビスフェノー
ルタイプエポキシ樹脂、ノボラックタイプエポキシ樹脂
等が挙げられる。
【0017】上記の有機バインダーを有効成分とする水
溶液、水分散型のエマルション、ラテックス、または有
機溶媒溶液(これらを総称して、「有機バインダー液」
という。)が市販されており、これらの有機バインダー
液は、そのまままたは水等で希釈して用いることがで
き、基材マット中に有機バインダーを含有させるのに好
適に使用することができる。なお、前記基材マット中に
含有されている有機バインダーは、必ずしも1種である
必要はなく、2種以上の混合物であっても何等差し支え
ない。
【0018】上記有機バインダーでは、アクリルゴム、
ニトリルゴム等の合成ゴム;カルボキシメチルセルロー
ス、ポリビニルアルコール等の水溶性高分子化合物;ま
たはアクリル樹脂が好ましく、中でもアクリルゴム、ニ
トリルゴム、カルボキシメチルセルロース、ポリビニル
アルコール、アクリルゴムに含まれないアクリル樹脂が
特に好ましい。これらのバインダーは、有機バインダー
液の調製または入手が容易であり、また基材マット中へ
の含浸操作も簡単であり、比較的低含有量としても十分
な厚み拘束力を発揮し、得られる成形体が柔軟で強度に
優れ、使用温度条件下で容易に分解または焼失されるこ
とから好適に使用することができる。
【0019】基材マット中の有機バインダーの含有量
は、特に限定されるものではなく基材マットを構成する
繊維の種類、基材マットの絶対厚み、圧縮に対する反発
力、目的とする無機質繊維成形体の用途等によって適宜
決定できるが、通常は無機質繊維100重量部に対し有
機バインダー3〜30重量部(固形分重量)、好ましく
は5〜20重量部とするのがよい。有機バインダーの上
記割合が3重量部未満であると、圧縮されている基材マ
ットの厚みを維持できない恐れがあり、また厚みを維持
するには30重量部を超えて含有させる必要はなく含有
量が多すぎるとコスト高となる上その分解の容易さを損
なうお恐れがあるからである。このような観点から、有
機バインダーの上記割合は5〜20重量部の範囲とする
のが好ましい。
【0020】本発明の無機質繊維成形体は、有機バイン
ダーを分解した後の厚み復元率が1.05倍以上、通常
は厚み復元率が1.05〜10倍のものである。ここ
で、無機質繊維成形体の「厚み復元率」は、有機バイン
ダーを分解する前後の成形体厚みを各々d0 mmおよび
d mmとしたとき、下記の(I)式、
【0021】
【数1】厚み復元率 = d /d0 ……(I) として定義される。また、ここで「分解」とは、有機バ
インダーが熱分解を受けて実質的に焼失されることを意
味する。従って、有機バインダーが「分解」されると、
無機質繊維成形体は有機バインダーによる厚み拘束力が
なくなるので、基材マットの弾性力に基づき所定量だけ
厚み復元が可能となる。
【0022】本発明の無機質繊維成形体は、基材マット
として常態厚み対し1/1.05以下の厚みに圧縮され
たものを用い、その厚みが有機バインダーにより厚み方
向の復元力を抑えて薄く保たれているので、狭隘な隙間
にも容易に装填可能であり、かつ使用条件下では有機バ
インダーが分解されて厚み方向の復元力を発揮するの
で、その厚み復元力により隙間に押し付けられた状態で
安定的に保持され、仕上がりよく固定され、その後の隙
間の拡大に対しても、さらなる厚み復元によって追随で
きるという極めて優れた特徴を有する。
【0023】次に、本発明に係る無機質繊維成形体の製
造方法について説明する。第1工程は、有機バインダー
液を含浸させた無機質繊維マットを得る工程である。こ
の工程で用いる有機バインダー液は、前に例示したよう
な有機バインダーを有効成分とする各種のものを使用す
るが、目的とする無機質繊維成形体の使用温度において
容易に分解するものであることが重要である。有機バイ
ンダー液の有効成分濃度は、無機質繊維マットへの含浸
方法、含有量等により適宜に決定することができるが、
通常2〜50重量%とされる。
【0024】有機バインダー液としては、アクリルゴ
ム、ニトリルゴム、カルボキシメチルセルロース、ポリ
ビニルアルコール、アクリル樹脂を有効成分とする水溶
液、水分散型のエマルション、ラテックス、または有機
溶媒溶液が好ましい。有機バインダー液を含浸させた無
機質繊維マットを得るには、常態厚みの無機質繊維マッ
トを原料として用い、これを有機バインダー液に浸漬す
る方法、または、これに有機バインダー液を噴霧する方
法を採用することができる。なお、無機質繊維マットの
厚みが大なるものの場合は前者の方法を採用し、厚みが
小なるものの場合は後者の方法を採用するのがよく、こ
の場合有機バインダー液は噴霧時に糸引き現象の少ない
エマルションタイプのものが適する。
【0025】有機バインダー液を含浸させた無機質繊維
マットを得る他の方法としては、バルク状の無機質繊維
を原料として用い、これを有機バインダー液の中に分
散、懸濁させ、この懸濁液より無機質繊維の偏平な集積
物を網目状平板または多孔性平板上にろ過または抄造技
術により捕集する方法が挙げられる。この方法では、無
機質繊維を分散して懸濁させる際に繊維の切断が起こり
易いので、分散、懸濁操作には注意が必要であり有機バ
インダー液は粘度の低いものを使用するのが好ましい。
【0026】第2工程は、有機バインダー液を含浸させ
た無機質繊維マットを、厚み方向に圧縮する工程であ
る。この工程は、目的とする成形体の厚みを規定するほ
か、有機バインダーの含有量を制御するうえにも必要で
ある。圧縮は、プレス板またはプレスローラーを用いて
押圧するのがよい。プレス板を用いるには、2枚の板状
体、好ましくは金網(メッシュ)または多孔板の間にマ
ットを挟んで圧縮するのが好ましく、所望によりメッシ
ュまたは多孔板の一方、例えば下方より吸引すると一層
効率的である。さらにはこれらの方法に遠心脱液を併用
する方法も効果的である。このようにして圧縮されたマ
ット表面の脱液を促進しておくと、マット表面に残って
いる有機バインダーに起因する各種の不都合、例えば乾
燥の際の乾燥器材等への固着等を、効果的に防止でき好
ましい。
【0027】第3工程は、第2工程から得られた成形体
を、圧縮された無機質繊維マットの厚みを維持したま
ま、有機バインダー液の、水や有機溶媒等の媒体を除去
する工程である。この工程では、目的とする成形体の厚
みを最終的に規定するほか、有機バインダーを成形体の
中に均一に含有させるよう、水や有機溶媒等の媒体を迅
速に蒸発させることが重要である。
【0028】第2工程から得られた成形体を、パンチン
グメタル、樹脂ネット、金属ネット等の通気性の良い板
状体で両面から挟み、通常は所定厚みに圧縮した状態
で、有機バインダーが変質や分解を引き起こさない温度
以下の温度条件下、高温熱風により迅速に行うのが好ま
しい。第2工程での圧縮をメッシュまたは多孔板の間に
挟んで行った場合には、これをそのままこの第3工程に
移すのがよい。このようにすると、未乾燥状態での厚み
復元に伴うバインダーの遍在が回避できると云う利点が
ある。
【0029】
【実施例】次に、本発明を、実施例により更に具体的に
説明するが、本発明は、その要旨を超えない限りこれら
の実施例の記載に限定されるものではない。なお、以下
の記載において、特に記載のない限り「%」は重量%を
意味する。
【0030】実施例1 無機質繊維マットとして、常態厚さ20mm、幅600
mm、長さ3600mmのムライト繊維マット(三菱化
学(株)製 商品名マフテックブランケット;嵩密度
0.10g/cm3、平均繊維径4μm、繊維長20〜
200mm;アルミナ72%、シリカ28%)を準備し
た。このマットは、5.0mmまで圧縮しこの厚みを維
持するのに4.0kg/cm2の圧力を要し、5分間こ
の厚みに維持した後に圧力を開放すると厚さが18mm
まで復元する特性を有するものであつた。
【0031】次に、このマットを有機バインダー液(ア
クリルゴムの水分散型エマルジョン、日本ゼオン(株)
製 商品名LX874、固形分45%)の原液に1分間
浸漬した。引き続き有機バインダー液を含浸させたマッ
トの両面を目開き0.33mmのポリエステルネットで
挟み、さらに2枚のパンチングメタル(穴径3.5m
m、、開口率22.7%、厚さ2.3mm)で押さえて
一方より吸引しつつプレスすることにより厚さ4.5m
mまで圧縮し、この厚みのままで100℃の熱風で乾燥
することにより、目的とする無機質繊維成形体を得た。
得られた成形体は厚さ5.0mmで有機バインダー(固
形分)を15%含むものであった。
【0032】得られた成形体を800℃に温度制御され
たオーブン中で1時間加熱してバインダーを分解するこ
とにより、この成形体の厚みは17mmに復元した。従
ってこの成形体の厚み復元率は3.4倍であった。ま
た、厚みの復元した成形体を再び厚み5mmに圧縮しこ
の厚みを維持するに要する圧力は3.8kg/cm2
あり、ほぼ原料マットの特性を有するものであることが
確認された。
【0033】実施例2 実施例1に記載の例において、有機バインダー液を含浸
させたマットの圧縮厚みを3.0mmに変更したほかは
同例におけると同様にして、厚さ3.5mmで、有機バ
インダー(固形分)を13%含む無機質繊維成形体を得
た。次いで、得られた成形体について同例におけると同
様にしてこの成形体の厚み復元性を調べたところ、厚み
は15mmに復元し、復元率は4.3倍であった。
【0034】実施例3 実施例1に記載の例において、同例で用いた有機バイン
ダー液の原液に代え、これを水で5倍に希釈した液を用
い、有機バインダー液を含浸させたマットの圧縮厚みを
8.0mmに変更したほかは同例におけると同様にし
て、厚さ10.0mmで、有機バインダー(固形分)を
7%含む無機質繊維成形体を得た。次いで、得られた成
形体について同例におけると同様にしてこの成形体の厚
み復元性を調べたところ、厚みは20mmに復元し、復
元率は2.0倍であった。
【0035】実施例4 無機質繊維マットとして、厚さ約25mm、幅600m
m、長さ7200mmのアルミナ繊維マット(ICI社
製 商品名サフィル;嵩密度約0.05g/cm3、平
均繊維径3μm、繊維長20〜200mm;アルミナ9
7%、シリカ3%))を用い、これを目付調整して厚み
20mm、嵩密度約0.10g/cm3としたものを準
備した。このマットは、5.0mmまで圧縮しこの厚み
を維持するのに3.0kg/cm2の圧力を要し、5分
間この厚みに維持した後に圧力を開放すると厚さが16
mmまで復元する特性を有するものであつた。
【0036】次に、上記マットを、ポリビニルアルコー
ル(日本合成(株)製、商品名ゴーセノールGM−1
4)の10%水溶液からなる有機バインダー液に浸漬し
た。引き続き、有機バインダー液を含浸させたマットを
実施例1におけると同様にして厚さ5.0mmまで圧縮
し、吸引せずこの厚みのままで100℃の熱風で乾燥す
ることにより、目的とする無機質繊維成形体を得た。得
られた成形体は厚さ5.0mmで有機バインダー(固形
分)を7%含むものであった。
【0037】得られた成形体を800℃に温度制御され
たオーブン中で1時間加熱してバインダーを分解するこ
とにより、この成形体の厚みは15mmに復元した。従
ってこの成形体の厚み復元率は3.0倍であった。ま
た、厚みの復元した成形体を再び厚み5.0mmに圧縮
しこの厚みを維持するに要する圧力は2.8kg/cm
2であり、ほぼ原料マットの特性を有するものであるこ
とが確認された。
【0038】実施例5 実施例4に記載の例において、有機バインダー液を含浸
させたマットの圧縮厚みを3.0mmに変更したほかは
同例におけると同様にして、厚さ3.0mmで、有機バ
インダー(固形分)を5%含む無機質繊維成形体を得
た。次いで、得られた成形体について同例におけると同
様にしてこの成形体の厚み復元性を調べたところ、厚み
は13mmに復元し、復元率は4.3倍であった。
【0039】実施例6 無機質繊維として、バルク状のムライト繊維(三菱化学
(株)製 商品名マフテックバルクM;嵩密度0.05
g/cm3、平均繊維径4μm、繊維長5〜10mm;
アルミナ72%、シリカ28%)を準備した。また、有
機バインダー液として、実施例1で用いたものを水で希
釈して固形分含有量を10%に調整したものを準備し
た。バルク状のムライト繊維を、有機バインダー液の中
に繊維濃度2%で分散、懸濁させた。次いでこの懸濁液
を、目開き0.33mmのポリエステルネットを濾材と
して吸引ろ過することにより、有機バインダー液を含浸
させたムライト繊維マットを得た。引き続き、有機バイ
ンダー液を含浸させたムライト繊維マットを実施例1に
おけると同様にして厚さ5.0mmまで圧縮し、吸引せ
ずこの厚みのままで100℃の熱風で乾燥することによ
り、目的とする無機質繊維成形体を得た。得られた成形
体は厚さ7.0mmで有機バインダー(固形分)を5%
含むものであった。
【0040】得られた成形体を800℃に温度制御され
たオーブン中で1時間加熱してバインダーを分解するこ
とにより、この成形体の厚みは15mmに復元した。従
ってこの成形体の厚み復元率は約2.1倍であった。以
上の実施例により得られた結果をまとめて表1に示す。
【0041】
【表1】
【0042】表1および各実施例の記載から明らかなよ
うに、本発明に係る無機質繊維成形体は、有機バインダ
ーの作用により圧縮された無機質繊維マットの厚みを薄
く保持し、使用時の高温下でバインダーを分解すること
によりほぼ厚みが圧縮前の状態まで復元し、また、厚み
の復元した成形体は厚み方向に良好な弾性を示す。
【0043】
【発明の効果】本発明の無機質繊維成形体は、常態では
予め厚み方向の復元力を抑えて薄く保たれており、使用
条件では厚み方向の復元力を発揮し、高温用シール材、
目地材、および各種の高温用保持材等として有効に使用
できる。また、本発明によれば、常態厚みの無機質繊維
マットまたはバルク状の無機質繊維を原料として用い、
上記無機質繊維成形体を工業的有利に製造することがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D01F 9/08 A // D21H 19/10 B29K 1:00 19:00 29:00 33:00 105:08 7310−4F B29C 67/14 L D21H 1/34

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機質繊維からなるマットを厚み方向に
    圧縮してなる基材中に有機バインダーが均一に含有され
    てなり、かつ有機バインダーを分解した後の厚み復元率
    が1.05倍以上であることを特徴とする無機質繊維成
    形体。
  2. 【請求項2】 無機質繊維がアルミナ繊維であることを
    特徴とする請求項1記載の無機質繊維成形体。
  3. 【請求項3】 厚み復元率が1.5〜5.0倍であるこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の無機質繊
    維成形体。
  4. 【請求項4】 有機バインダーが、アクリルゴム、ニト
    リルゴム、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルア
    ルコール、アクリルゴムに含まれないアクリル樹脂より
    なる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴と
    する請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の無機質繊
    維成形体。
  5. 【請求項5】 有機バインダーを3〜30重量%含有し
    てなることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか
    1項記載の無機質繊維成形体。
  6. 【請求項6】 次の各工程、すなわち、(1)有機バイ
    ンダー液を含浸させた無機質繊維マットを得る第1工
    程、(2)有機バインダー液を含浸させた無機質繊維マ
    ットを、厚み方向に圧縮する第2工程、(3)圧縮され
    た無機質繊維マットの厚みを維持したまま、有機バイン
    ダー液の媒体液を除去する第3工程、を含むことを特徴
    とする、無機質繊維からなるマットを厚み方向に圧縮し
    てなる基材中に有機バインダーが均一に含有されてな
    り、かつ有機バインダーを分解した後の厚み復元率が
    1.05倍以上である無機質繊維成形体の製造方法。
  7. 【請求項7】 第1工程において、無機質繊維マットに
    有機バインダー液を浸漬することにより有機バインダー
    液を含浸させた無機質繊維マットを得ることを特徴とす
    る請求項6記載の無機質繊維成形体の製造方法。
  8. 【請求項8】 第1工程において、無機質繊維マットに
    有機バインダー液を噴霧することにより有機バインダー
    液を含浸させた無機質繊維マットを得ることを特徴とす
    る請求項6記載の無機質繊維成形体の製造方法。
  9. 【請求項9】 第1工程において、バルク状の無機質繊
    維を有機バインダー液の中に分散、懸濁させ、この懸濁
    液より無機質繊維の偏平な集積物を網目状平板または多
    孔性平板上にろ過または抄造技術により捕集することに
    より有機バインダー液を含浸させた無機質繊維マットを
    得ることを特徴とする請求項6記載の無機質繊維成形体
    の製造方法。
  10. 【請求項10】 有機バインダー液が、アクリルゴム、
    ニトリルゴム、カルボキシメチルセルロース、ポリビニ
    ルアルコール、アクリルゴムに含まれないアクリル樹脂
    よりなる群から選ばれる少なくとも1種を有効成分とす
    る水溶液、水分散型のエマルション、ラテックス、また
    は有機溶媒溶液であることを特徴とすることを特徴とす
    る請求項6〜請求項9のいずれか1項記載の無機質繊維
    成形体の製造方法。
JP32588694A 1994-12-27 1994-12-27 無機質繊維成形体およびその製造方法 Expired - Lifetime JP4295832B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32588694A JP4295832B2 (ja) 1994-12-27 1994-12-27 無機質繊維成形体およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32588694A JP4295832B2 (ja) 1994-12-27 1994-12-27 無機質繊維成形体およびその製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001173634A Division JP2002038379A (ja) 2001-06-08 2001-06-08 無機質繊維構造体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08174687A true JPH08174687A (ja) 1996-07-09
JP4295832B2 JP4295832B2 (ja) 2009-07-15

Family

ID=18181704

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32588694A Expired - Lifetime JP4295832B2 (ja) 1994-12-27 1994-12-27 無機質繊維成形体およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4295832B2 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5996228A (en) * 1995-04-13 1999-12-07 Mitsubishi Chemical Corporation Monolith-holding element, process for producing the same, catalytic converter using a monolith member and process for producing the same
JP2002156044A (ja) * 2000-11-21 2002-05-31 Nok Corp ガスケット
JP2002221031A (ja) * 2001-01-26 2002-08-09 Ibiden Co Ltd 触媒コンバータ用保持シール材及びその製造方法、セラミック繊維集合体
WO2005028727A1 (ja) * 2003-09-22 2005-03-31 Mitsubishi Chemical Functional Products, Inc. アルミナ繊維集合体およびそれよりなる触媒コンバータ用把持材
JP2005120560A (ja) * 2003-09-22 2005-05-12 Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp アルミナ繊維集合体およびそれよりなる触媒コンバータ用把持材
JP2008063510A (ja) * 2006-09-11 2008-03-21 Isolite Insulating Products Co Ltd 不定形耐火物用目地材及びその製造方法
WO2011055736A1 (ja) 2009-11-06 2011-05-12 三菱樹脂株式会社 無機繊維成形体及びその製造方法
JP2013032438A (ja) * 2011-08-02 2013-02-14 Nichias Corp シール材
WO2015186528A1 (ja) * 2014-06-04 2015-12-10 イビデン株式会社 保持シール材及び保持シール材の製造方法
WO2020183945A1 (ja) * 2019-03-13 2020-09-17 株式会社クラレ 空間充填材および空間充填構造体、ならびにそれらの使用方法
WO2020230907A1 (ja) * 2019-05-14 2020-11-19 ニチアス株式会社 多孔体
EP1731729B2 (en) 2005-06-10 2023-03-08 Ibiden Co., Ltd. Holding and sealing material for use in a catalyst to clean gaseous emission

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5996228A (en) * 1995-04-13 1999-12-07 Mitsubishi Chemical Corporation Monolith-holding element, process for producing the same, catalytic converter using a monolith member and process for producing the same
JP2002156044A (ja) * 2000-11-21 2002-05-31 Nok Corp ガスケット
JP2002221031A (ja) * 2001-01-26 2002-08-09 Ibiden Co Ltd 触媒コンバータ用保持シール材及びその製造方法、セラミック繊維集合体
WO2005028727A1 (ja) * 2003-09-22 2005-03-31 Mitsubishi Chemical Functional Products, Inc. アルミナ繊維集合体およびそれよりなる触媒コンバータ用把持材
JP2005120560A (ja) * 2003-09-22 2005-05-12 Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp アルミナ繊維集合体およびそれよりなる触媒コンバータ用把持材
EP1731729B2 (en) 2005-06-10 2023-03-08 Ibiden Co., Ltd. Holding and sealing material for use in a catalyst to clean gaseous emission
JP2008063510A (ja) * 2006-09-11 2008-03-21 Isolite Insulating Products Co Ltd 不定形耐火物用目地材及びその製造方法
US8999251B2 (en) 2009-11-06 2015-04-07 Mitsubishi Plastics, Inc. Inorganic fiber formed article and method for producing the same
WO2011055736A1 (ja) 2009-11-06 2011-05-12 三菱樹脂株式会社 無機繊維成形体及びその製造方法
JP2013032438A (ja) * 2011-08-02 2013-02-14 Nichias Corp シール材
WO2015186528A1 (ja) * 2014-06-04 2015-12-10 イビデン株式会社 保持シール材及び保持シール材の製造方法
JP2015229955A (ja) * 2014-06-04 2015-12-21 イビデン株式会社 保持シール材及び保持シール材の製造方法
WO2020183945A1 (ja) * 2019-03-13 2020-09-17 株式会社クラレ 空間充填材および空間充填構造体、ならびにそれらの使用方法
JPWO2020183945A1 (ja) * 2019-03-13 2020-09-17
CN113573863A (zh) * 2019-03-13 2021-10-29 株式会社可乐丽 空间填充材料及空间填充结构体、以及它们的使用方法
CN113573863B (zh) * 2019-03-13 2023-08-11 株式会社可乐丽 空间填充材料及空间填充结构体、以及它们的使用方法
TWI814996B (zh) * 2019-03-13 2023-09-11 日商可樂麗股份有限公司 空間填充材料及空間填充構造體、以及彼等之使用方法
WO2020230907A1 (ja) * 2019-05-14 2020-11-19 ニチアス株式会社 多孔体
JPWO2020230907A1 (ja) * 2019-05-14 2020-11-19

Also Published As

Publication number Publication date
JP4295832B2 (ja) 2009-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08174687A (ja) 無機質繊維成形体およびその製造方法
JPH10114412A (ja) 耐火性可成形合成物
US4889670A (en) Process for manufacturing green and ceramic foam
US4975191A (en) Ceramic foam filter
JP2002038379A (ja) 無機質繊維構造体の製造方法
JP4578712B2 (ja) 耐熱性マットの製造方法
JP6691865B2 (ja) 汚染防止装置において又は火炎止めで使用するのに好適な不織布繊維性材料を製造するための再利用廃水の使用
EP3222764B1 (en) Method for manufacturing binder-containing inorganic fiber molded body
JP2002302875A (ja) 耐熱性マット及びその製造方法ならびに排気ガス浄化用触媒コンバータ
JPH11130415A (ja) 板状活性炭の製造方法
JP2001027117A (ja) 触媒コンバーター用モノリス保持材の製造方法
JP2002363846A (ja) 耐熱性マットの製造方法
KR100367561B1 (ko) 미세기공코팅 유리섬유 직포필터 및 그의 제조방법
KR101228243B1 (ko) 결정성 무기 섬유를 포함하는 비팽창성 매트 및 그 제조방법
JP2016151234A (ja) 排ガス浄化装置用保持材
JP2002302860A (ja) 耐熱性マットの製造方法
JP2925122B2 (ja) ハニカム状セラミツクス触媒担体の製造法
JPH09285248A (ja) 電気蚊取り器用吸液芯およびその製造方法
KR102331253B1 (ko) 공기청정기 지지체용 페이퍼 및 그 제조방법
JPH05261224A (ja) エアフィルタ用濾材
JP2018119244A (ja) 有機バインダー含有無機繊維成形体の製造方法
JPH0541586B2 (ja)
JP2002292243A (ja) 耐熱性マットの製造方法
JP2542285B2 (ja) 多孔質成形体の製造方法
JPH0536364B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040831

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060516

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060713

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061114

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070105

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070403

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070601

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20070629

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080423

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080529

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090313

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090413

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120417

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130417

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130417

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term