JPH08174633A - 中空発泡体の製造方法 - Google Patents

中空発泡体の製造方法

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JPH08174633A
JPH08174633A JP6320001A JP32000194A JPH08174633A JP H08174633 A JPH08174633 A JP H08174633A JP 6320001 A JP6320001 A JP 6320001A JP 32000194 A JP32000194 A JP 32000194A JP H08174633 A JPH08174633 A JP H08174633A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
forming die
sizing core
mold
foaming
cross
Prior art date
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Pending
Application number
JP6320001A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyoshi Sen
裕喜 撰
Hiroyuki Kurio
浩行 栗尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 内部応力が発生せず、反りや曲がりのない製
品を得ることができ、生産性を向上させることができる
中空発泡体の製造方法を提供する。 【構成】 発泡性樹脂組成物6を押出機1からマンドレ
ル21を有する金型2を経て押出して発泡し、フォーミ
ングダイ3で冷却賦形する中空発泡体の製造方法におい
て、金型2から押出した発泡性樹脂組成物6を金型2と
フォーミングダイ3との間に設けてなる、サイジングコ
ア先端部92の断面積より小さい断面積を有するサイジ
ングコア9の小径部が配置された発泡部4を通過させな
がら発泡し、次いでフォーミングダイ3とサイジングコ
ア9先端部92により形成される賦形部を通過させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば天井と壁との間
の隙間や階段の継ぎ目等を埋めるための住宅用資材の幅
木として好適に使用される中空発泡体の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】断面異形の発泡体を押出し成形する方法
が特開平3−240515号公報に記載されている。こ
の方法は図5に示すような装置を用いる。この従来方法
は、押出機1のシリンダー11内の溶融樹脂6がスクリ
ュー12により金型2内のトーピード22を経て押出さ
れ、金型2に続いて配置されたフォーミングダイ3へ送
られる。金型2から出た樹脂はフォーミングダイ3内面
と、トーピード22の後部に設けられトーピード22と
相似形でやや縮小され、冷却機構を具備したサイジング
コア90との間を発泡しながら通過して中空発泡体62
を製造するものである。これにより、中空発泡体62の
外表面及び空洞部分の内表面にスキン層が形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載の方法
によると、トーピード22から突設され、太さが一定の
サイジングコア90全体がフォーミングダイ3内部に挿
入された成形装置を用いて、表面に硬いスキン層を有す
る中空発泡体62を製造するものであるが、フォーミン
グダイ3とサイジングコア90との間で発泡が行われる
ために発泡圧が高くなり円滑な樹脂流動性が得られず、
摩擦が大きくなる。
【0004】このため、サイジングコア90表面付近及
びスキン層が形成される外表面付近の樹脂と内部の樹脂
との流動状態が異なるため、冷却後の製品に内部応力が
生じて反りや曲がりが発生する。又、フォーミングダイ
3とサイジングコア90との隙間で樹脂が詰まり流動し
なくなるという問題もある。
【0005】上記の問題を解決するためには、金型2と
フォーミングダイ3との間に距離を設け、その間にサイ
ジングコア90を配置し、金型2から押出された樹脂を
自由空間で発泡させた後、フォーミングダイ3で冷却賦
形する方法が考えられる。しかし、中空となる内層面が
サイジングコア90に接して摩擦が大きくなり、又、こ
の接触面が冷却され、全体が冷却不均一となり製品に内
部応力が発生して反りや曲がりが発生する。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解消し、内部
応力が発生せず、反りや曲がりのない製品を得ることが
でき、生産性を向上させることができる中空発泡体の製
造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明中空発泡体の製造
方法は、発泡性樹脂組成物を押出機からマンドレルを有
する金型を経て押出して発泡し、フォーミングダイで冷
却賦形する中空発泡体の製造方法において、金型から押
出した発泡性樹脂組成物を金型とフォーミングダイとの
間に設けてなる、サイジングコア先端部の断面積より小
さい断面積を有するサイジングコアの小径部が配置され
た発泡部を通過させながら発泡し、次いでフォーミング
ダイとサイジングコア先端部により形成される賦形部を
通過させることを特徴とするものである。
【0008】本発明で用いる装置は、押出した樹脂を金
型とフォーミングダイとの間に間隔を設けてなる発泡部
で発泡する。この発泡部の長さは発泡が充分に行われ、
且つ樹脂が垂れないように50〜150mmが好まし
く、より好ましくは80〜100mmである。
【0009】金型とフォーミングダイとの間にサイジン
グコアが配置される。サイジングコア先端部は、フォー
ミングダイ内に挿入されてフォーミングダイと共に発泡
性樹脂組成物を所定の断面形状に賦形するための賦形部
を形成する。発泡部に配置されたサイジングコアはフォ
ーミングダイ内に押入された部分(以下「サイジングコ
ア先端部」という)の断面積より小さい断面積を有する
小径部を有する。
【0010】サイジングコア先端部と小径部との断面積
の比は、サイジングコア先端部の最大断面積を1とする
と、小径部の断面積は0.2〜0.95とするのが好ま
しい。発泡倍率が1.5〜5倍の発泡体を成形する場合
には、先端部の最大断面積を1とすると小径部の断面積
を0.25〜0.7とするのが好ましい。
【0011】サイジングコアの小径部から先端部にかけ
ては、断面積が次第に大きくなるような曲面又は傾斜面
とするのが樹脂流動の乱れを防ぐことができ、表面光沢
の良い製品が得られるので好ましい。
【0012】サイジングコアの取付け位置は、発泡した
樹脂がサイジングコアの小径部に触れて樹脂流動が乱れ
たり、冷却不均一による内部応力を発生して製品の反り
や曲がりを生じることのないように、金型の樹脂出口面
におけるマンドレルの中心位置が好ましい。
【0013】更に、サイジングコア先端部には、賦形部
に接する発泡体表面を冷却可能にする冷却機構が備えて
あることは、厚みの大きい製品の成形時に内外層を均一
に冷却して内部応力の発生を避けることができるので好
適である。
【0014】
【作用】金型とフォーミングダイとの間に設けてなる、
サイジングコア先端部の断面積より小さい断面積を有す
るサイジングコアの小径部が配置された発泡部に沿って
発泡性樹脂を通過させながら発泡するので、樹脂は発泡
部でサイジングコアに触れず流速の乱れなく送られなが
ら自由発泡する。それにより均一で小さい比重の発泡体
となる。次いで所定の断面形状に設定されたフォーミン
グダイとサイジングコア先端部により形成された賦形部
を通過させるが、既に自由発泡しているのでフォーミン
グダイ内では発泡圧が高まることがない。このため、発
泡体はフォーミングダイ内を円滑に送られ、内部応力が
生じないので反りや曲がりがなく設計どおりの厚みと断
面形状とを有する製品が得られる。
【0015】
【実施例】次に、本発明中空発泡体の製造方法の実施例
を図面を参照して説明する。 (実施例)図1は本発明中空発泡体の製造方法を実施す
るための装置全体を示す概略図であり、2は押出機1に
付設されたマンドレルを有する金型、3は長さ200m
mのフォーミングダイであり、金型2とフォーミングダ
イ3との間は間隔をあけて発泡部4となされている。中
空発泡体60は長さ2.5mの冷却水槽5、引取り機
7、切断機8を経て製品となされる。
【0016】図2は図1の金型2からフォーミングダイ
3の部分にかけての詳細を示す断面図、図3は上記サイ
ジングコア3の詳細を示す縦方向の一部断面図である。
図において、11は押出機1のシリンダー、12は2軸
異方向回転スクリュー(直径50mm,L/D=30)
である。発泡部から賦形部にかけて小径部91と先端部
92とからなるサイジングコア9が配置され、小径部9
1から先端部92にかけて断面形状が漸次大きくなって
いる。94は冷却水の通水路である。サイジングコア先
端部92は最大の断面積部分が800mm2 であり、マ
ンドレル21とフォーミングダイ3との間に配置された
小径部91の断面積は380mm2 である。
【0017】次に、上記装置を用いて中空発泡体を製造
する方法を説明する。発泡性樹脂組成物として以下の配
合物を用いた。 ポリ塩化ビニル(徳山積水工業社製,重合度900) 100重量部 アゾジカルボンアミド(永和化成社製) 0.5重量部 安定剤 4重量部 気泡形成核剤(炭酸カルシウム) 10重量部
【0018】上記組成物を押出機1のホッパーに投入
し、押出機1内で溶融混練後、押出し温度170℃、押
出し量20kg/hで大気中へ押出し、発泡部4で発泡
させた。発泡した樹脂を、フォーミングダイ3とサイジ
ングコア先端部92により形成される賦形部へ導入し、
その後冷却水槽5で冷却し、発泡倍率2.4倍の中空発
泡体60を得た。図4は得られた中空発泡体60の斜視
図である。
【0019】上記の方法での製造速度は4m/分であ
り、得られた中空発泡体60は比重が0.58であっ
た。尚、比重の測定は、製品重量を測定し、水中置換に
より体積を測定、測定重量を体積で除して求めた。又、
図6に示すように、長さ3mの直線状の定規Sに長さ3
mの中空発泡体60を沿わせると、曲がり部分の最大値
Hが3mmであった。
【0020】(比較例)装置として図5に示す従来のも
のを用いた以外は実施例と同様にして発泡性樹脂組成物
を押出して中空発泡体62を得た。この場合の製造速度
は3.4m/分であり、得られた中空発泡体62の比重
は0.98、又、曲がり部分の最大値Hは9mmであっ
た。
【0021】
【発明の効果】本発明中空発泡体の製造方法は以上の構
成であり、発泡部で樹脂はサイジングコアに触れず流速
の乱れなく送られながら自由発泡するので賦形部では発
泡圧が高まることがない。このため、発泡した発泡性樹
脂組成物はフォーミングダイ内を円滑に送られ、内部応
力が生じないので反りや曲がりがない発泡体が得られ
る。又、フォーミングダイ内で樹脂が詰まったりしない
ので生産性を向上させることができる。
【0022】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明中空発泡体の製造方法の実施例に用いら
れた装置全体を示す概略図。
【図2】図1の要部断面図。
【図3】サイジングコアの詳細を示す縦方向の一部断面
図。
【図4】実施例で得られた中空発泡体の斜視図。
【図5】従来の中空発泡体の製造方法に用いられた装置
の一部の断面図。
【図6】中空発泡体の曲がりの測定状態を示す側面図。
【符号の説明】
1 :押出機 2 :金型 3 :フォーミングダイ 4 :発泡部 6 :発泡性樹脂組成物 9 :サイジングコア 21:マンドレル 60,62:中空発泡体 91:小径部 92:サイジングコア先端部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡性樹脂組成物を押出機からマンドレ
    ルを有する金型を経て押出して発泡し、フォーミングダ
    イで冷却賦形する中空発泡体の製造方法において、金型
    から押出した発泡性樹脂組成物を金型とフォーミングダ
    イとの間に設けてなる、サイジングコア先端部の断面積
    より小さい断面積を有するサイジングコアの小径部が配
    置された発泡部を通過させながら発泡し、次いでフォー
    ミングダイとサイジングコア先端部により形成される賦
    形部を通過させることを特徴とする中空発泡体の製造方
    法。
JP6320001A 1994-12-22 1994-12-22 中空発泡体の製造方法 Pending JPH08174633A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6320001A JPH08174633A (ja) 1994-12-22 1994-12-22 中空発泡体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

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JP6320001A JPH08174633A (ja) 1994-12-22 1994-12-22 中空発泡体の製造方法

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JPH08174633A true JPH08174633A (ja) 1996-07-09

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ID=18116648

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JP6320001A Pending JPH08174633A (ja) 1994-12-22 1994-12-22 中空発泡体の製造方法

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JP (1) JPH08174633A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE1022772B1 (nl) * 2015-09-02 2016-08-31 GENERALE MAATSCHAPPIJ VOOR PLASTIEK INTERNATIONAAL, naamloze vennootschap Werkwijze en matrijs voor het produceren van een reeks tuinlamellen en profielen

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE1022772B1 (nl) * 2015-09-02 2016-08-31 GENERALE MAATSCHAPPIJ VOOR PLASTIEK INTERNATIONAAL, naamloze vennootschap Werkwijze en matrijs voor het produceren van een reeks tuinlamellen en profielen

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