JPH08174305A - 軸受予圧調整式主軸ユニット - Google Patents

軸受予圧調整式主軸ユニット

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Publication number
JPH08174305A
JPH08174305A JP32437594A JP32437594A JPH08174305A JP H08174305 A JPH08174305 A JP H08174305A JP 32437594 A JP32437594 A JP 32437594A JP 32437594 A JP32437594 A JP 32437594A JP H08174305 A JPH08174305 A JP H08174305A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
preload
bearing
cylindrical roller
roller bearing
main shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP32437594A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatsugu Mori
正継 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP32437594A priority Critical patent/JPH08174305A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一本の主軸ユニットで、低速重切削から高速
軽切削加工が可能となり、幅広い回転領域で使用できる
ようにする。 【構成】 ハウジング11を貫通する主軸12を円筒こ
ろ軸受13とアンギュラ玉軸受14、15で支持し、両
軸受13、15に同一の油圧を同時に供給することによ
り、円筒ころ軸受13とアンギュラ玉軸受14、15の
予圧調整を同時に行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、工作機械の回転主軸
を支持する円筒ころ軸受とアンギュラ玉軸受の予圧量を
同時に調整可能とし、主軸の高剛性と高速化を実現した
軸受予圧調整式主軸ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、工作機械のスピンドルは、主軸の
剛性を得るため、図2に示すような軸受配列の構造とす
る場合が多い。即ち、ハウジング1内を貫通する主軸2
のワーク側の位置に、ラジアル方向の負荷を支持する円
筒ころ軸受3を配置し、それに隣接して反ワーク側の位
置にアキシャル方向の負荷を支持するアンギュラ玉軸受
4が配置される。
【0003】上記各軸受3、4は、各々の外輪が押え蓋
5により軸方向に押されてハウジング1に固定されてい
る。また、主軸2の反ワーク側には、主軸2の振れ止め
と主軸2の熱膨張を逃げる目的で、ワーク側より小さな
サイズの円筒ころ軸受6が配置される。
【0004】また、これら各軸受の組込み後の予圧は、
円筒ころ軸受3、6では0〜負すきまとし、アンギュラ
玉軸受4では予圧として、主軸2の高剛性化を狙ってい
る。
【0005】しかし、上記のような主軸構造によると、
組込時において、すでに各軸受3、4が共に予圧状態に
あり、主軸2の高速化には不利になる。
【0006】このような主軸構造の軸受の初期予圧を大
きくした状態で、主軸2を高速化する方法としては、軸
受予圧の可変機構が必要となり、このため、本出願人
は、特願平1−101039号及び特願平5−1740
18号により、圧力流体の給排で軸受予圧を可変とする
機構を提案した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した予
圧可変機構は、アンギュラ玉軸受と円筒ころ軸受に対し
て各々別個に対応したものであり、図2に示したよう
に、これら2種類の軸受3、4が同一の主軸2に配列さ
れるスピンドル構造には、制御や機構が複雑となって対
応できないという問題がある。
【0008】そこで、この発明の課題は、アンギュラ玉
軸受と円筒ころ軸受の別個の予圧切換え技術を応用し、
これら2種類の軸受の予圧切換えを同時に行なえる軸受
予圧調整式主軸ユニットを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、この発明は、圧力流体の供給で外輪を径方向
に収縮させて予圧を調整する円筒ころ軸受と、圧力流体
の供給により軸受外輪を軸方向に移動させてアキシャル
すきまを変えるアンギュラ玉軸受とで主軸を回転自在に
支持し、前記円筒ころ軸受とアンギュラ玉軸受とに、同
一の予圧調整用圧力流体を、同時に供給するようにした
構成を採用したものである。
【0010】
【作用】主軸を支持する円筒ころ軸受とアンギュラ玉軸
受とに、同一の予圧調整用圧力流体を同時に給排するこ
とで、両軸受の予圧を同時に調整することができ、圧力
流体の供給による重予圧で主軸の低速高剛性が得られ、
また、圧力流体の排出時は軽予圧となり、主軸の高速回
転が得られる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面の図1に
基づいて説明する。
【0012】図1において、ハウジング11内を軸方向
に貫通する主軸12は、ワーク側の位置がラジアル方向
の負荷を支持する円筒ころ軸受13で支持され、それに
隣接して反ワーク側の位置が、アキシャル方向の負荷を
支持する2個のアンギュラ玉軸受14、15によって支
持され、更に反ワーク側の端部が円筒ころ軸受16で支
持されている。
【0013】上記円筒ころ軸受13とアンギュラ玉軸受
14、15の各内輪は、主軸12に外嵌する間座17、
18、19、20と、主軸12に固定したナット21に
より、軸方向に位置決めされた状態で主軸12に固定さ
れている。
【0014】前記ハウジング11の内部に、ワーク側か
ら順に、外筒22と支持リング23及び位置決めリング
24が順次挿入され、ハウジング11にボルト固定した
外筒22で支持リング23と位置決めリング24を軸方
向に押して固定し、円筒ころ軸受13は、主軸12と外
筒22の間に組込まれ、アンギュラ玉軸受14、15
は、主軸12と支持リング23の間に位置している。
【0015】円筒ころ軸受13は、外輪が予圧調整リン
グ25の内径に嵌合し、外輪の両側端面部に挿入した間
座26、26と該リング25の外径面は外筒22内に嵌
合し、支持リング23との間に介在させた蓋27及び外
筒22にボルト止した蓋28により、軸方向の位置決め
がなされている。
【0016】予圧調整リング25は、収縮可能な材料を
用いて形成され、外径面が外筒22の内径面に当接する
状態が円筒ころ軸受13の軽予圧となり、収縮時に間座
26、26の肩部に当接することにより重予圧量が設定
される。
【0017】一方のアンギュラ玉軸受14は、外輪が支
持リング23内に直接嵌合し、支持リング23にボルト
止した蓋27で軸方向に固定化されている。
【0018】他方のアンギュラ玉軸受15は、外輪が予
圧調整スリーブ29内に嵌合し、該スリーブ29にボル
ト止した蓋30でスリーブ29に一体動するよう固定さ
れている。
【0019】予圧調整スリーブ29と、これに固定した
蓋30は、支持リング23内を軸方向に移動可能となる
よう嵌合し、支持リング23にボルト止した位置決めリ
ング24と蓋30との間には、予圧調整に相当したすき
まδが設けられている。
【0020】前記円筒ころ軸受13及びアンギュラ玉軸
受14、15の予圧調整を行なうため、ハウジング11
と外筒22及び支持リング23に油圧経路31を連通状
に設け、該経路31のハウジング11側端部に、ポンプ
32と圧力制御弁33及び方向切換弁34からなる油圧
源35を接続し、該経路31の外筒部分の途中を円筒こ
ろ軸受部36として予圧調整リング25の外径面に開口
するよう臨ませ、支持リング23の部分に位置する端部
はアンギュラ玉軸受部37とし、予圧調整スリーブ29
の端面に臨むよう開口させている。
【0021】従って、円筒ころ軸受13とアンギュラ玉
軸受14、15の予圧調整は、同一の油圧源及び同一の
油圧を使用し、同時に行なうことができる。
【0022】この発明の主軸ユニットは上記のような構
成であり、予圧調整は、円筒ころ軸受13では、外輪を
径方向に収縮させ、ラジアルすき間を変えることで、ア
ンギュラ玉軸受14、15では軸受15の外輪を軸方向
に移動させてアキシャルすきまを変えることで行なう。
【0023】油圧源35で発生した高圧油を、油圧経路
31を経て円筒ころ軸受部36とアンギュラ玉軸受部3
7に供給すると、円筒ころ軸受13では、予圧調整リン
グ25の外径面に供給された油圧が、このリング25と
外輪を収縮させ、ラジアルすきまを小さくする。
【0024】アンギュラ玉軸受15では、予圧調整スリ
ーブ29の端面に供給された油圧が、該スリーブ29と
外輪を図1右側の軸方向に移動させ、アンギュラ玉軸受
14、15のアキシャルすきまを小さくする。
【0025】このように、油圧を供給すると、円筒ころ
軸受13とアンギュラ玉軸受14、15は共にすきま小
(重予圧)となり、主軸12の低速高剛性運転に対応す
る。
【0026】一方、油圧の供給がない場合は、円筒ころ
軸受13とアンギュラ玉軸受15は、共にすきまが大き
く(軽予圧)なって、主軸12の高速回転に向く。な
お、この油圧供給のオン・オフは、主軸回転数の信号に
より、方向切換弁34を作動させて行なえばよい。
【0027】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、主軸
を支持する円筒ころ軸受とアンギュラ玉軸受の予圧調整
を同時に行なうことができ、回転主軸の高剛性と高速化
が可能になり、この結果、一本の主軸ユニットで、低速
重切削から高速軽切削加工が可能となり、幅広い回転領
域で使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の軸受予圧調整式主軸ユニットを示す
一部切欠正面図
【図2】従来の主軸ユニットを示す一部切欠正面図
【符号の説明】
11 ハウジング 12 主軸 13 円筒ころ軸受 14、15 アンギュラ玉軸受 25 予圧調整リング 29 予圧調整スリーブ 31 油圧経路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力流体の供給で外輪を径方向に収縮さ
    せて予圧を調整する円筒ころ軸受と、圧力流体の供給に
    より軸受外輪を軸方向に移動させてアキシャルすきまを
    変えるアンギュラ玉軸受とで主軸を回転自在に支持し、
    前記円筒ころ軸受とアンギュラ玉軸受とに、同一の予圧
    調整用圧力流体を、同時に供給するようにしたことを特
    徴とする軸受予圧調整式主軸ユニット。
JP32437594A 1994-12-27 1994-12-27 軸受予圧調整式主軸ユニット Pending JPH08174305A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32437594A JPH08174305A (ja) 1994-12-27 1994-12-27 軸受予圧調整式主軸ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32437594A JPH08174305A (ja) 1994-12-27 1994-12-27 軸受予圧調整式主軸ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08174305A true JPH08174305A (ja) 1996-07-09

Family

ID=18165098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32437594A Pending JPH08174305A (ja) 1994-12-27 1994-12-27 軸受予圧調整式主軸ユニット

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Country Link
JP (1) JPH08174305A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005053913A1 (ja) * 2003-12-03 2005-06-16 Ntn Corporation リンク作動装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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