JPH08174176A - ダイカスト鋳造法 - Google Patents

ダイカスト鋳造法

Info

Publication number
JPH08174176A
JPH08174176A JP32810494A JP32810494A JPH08174176A JP H08174176 A JPH08174176 A JP H08174176A JP 32810494 A JP32810494 A JP 32810494A JP 32810494 A JP32810494 A JP 32810494A JP H08174176 A JPH08174176 A JP H08174176A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casting
time
mold
die
mass production
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32810494A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Sugitani
洋 杉谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ahresty Corp
Original Assignee
Ahresty Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ahresty Corp filed Critical Ahresty Corp
Priority to JP32810494A priority Critical patent/JPH08174176A/ja
Publication of JPH08174176A publication Critical patent/JPH08174176A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 鋳造に伴う騒音の低減化を図りつつトラブ
ル発生等により鋳造を停止した場合でも立上がり不良を
抑制することが出来るダイカスト鋳造法を提供するこ
と。 【構成】 量産時においては金型キャビテイ面に離型
剤を塗布した後のエアーブローを低圧力で行なうか又は
行なわず、一定時間以上鋳造を停止した場合には、停止
時間の長さに応じて金型内部に冷却水を通水する時間及
び金型キャビテイ面に離型剤を塗布するスプレー時間を
量産時より短くした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイカスト機を用いて
鋳造するダイカスト鋳造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ダイカスト機を用いて鋳造する場合、鋳
造サイクル毎に100dB前後の激しい騒音が発生す
る。この騒音の発生源の1つに、金型から鋳バリを吹き
飛したり離型剤を乾燥させるエアーブロー工程がある。
従って、騒音を低減させるためには、エアーブロー工程
を省略してしまえば良い分けであるが、エアーブロー工
程を省略してしまうと、何等かのトラブルが発生して一
定時間以上鋳造を停止した場合に、金型温度が低下して
いることに加えてエアーブローを行なわないために離型
剤が未乾燥のまま残っていわゆる水残り不良を起しやす
くなり、その結果、鋳造停止状態から量産状態に至るま
での立上がり時に鋳造される不良品の数(これを立上が
り不良という)が多くなってしまう不具合を生じる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明者等は、
ダイカスト鋳造に伴う騒音の低減化を図るべく鋭意研究
した結果、連続鋳造時であればエアーブローを低圧力で
行なうかアエーブロー工程を廃止することが可能であ
り、またトラブル発生等により鋳造を停止した場合でも
立上がり不良を抑制することが可能であることを見出し
本発明を完成するに至った。
【0004】即ち、本発明の目的は、ダイカスト鋳造に
伴う騒音の低減化を図ることが出来ると共に、トラブル
発生により鋳造を停止した場合でも立上がり不良を抑制
することが出来るダイカスト鋳造法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】斯る目的を達成する本発
明のダイカスト鋳造法は、量産時においては金型キャビ
テイ面に離型剤を塗布した後のエアーブローを低圧力で
行なうか又はエアーブローを行なわず、一定時間以上鋳
造を停止した場合には、停止時間の長さに応じて金型内
部に冷却水を通水する時間を量産時より短くすると共に
金型キャビテイ面に離型剤を塗布するスプレー時間を量
産時より短くした事を特徴としたものである。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。通
常一般的に、ダイカスト機を用いて鋳造する場合、鋳造
のサイクルは、金型の型閉め工程→射出スリーブに溶湯
を注湯する給湯工程→射出スリーブ内の溶湯を金型キャ
ビティ内へ射出充填する射出工程→金型の型開き工程→
製品を金型キャビティ内から押出す押出し工程→金型キ
ャビティ面に離型剤を塗布するスプレー工程→離型剤を
乾燥させるエアーブロー工程の順となっており、この工
程中のどこか或いは全工程を通して金型内部に冷却水を
通水するようになっている。
【0007】而して、本発明に係るダイカスト鋳造法で
は、量産時においては上記の鋳造サイクルの内、離型剤
を乾燥させるエアーブローを低圧力で行なうか又はエア
ーブロー工程そのものを省略しそれ以外の工程は同様に
して鋳造し、何等かのトラブル発生により一定時間以上
鋳造を停止した場合には、停止時間の長さに応じて金型
内部に冷却水を通水する時間を量産時より短くすると共
に、金型キャビテイ面に離型剤を塗布するスプレー工程
のスプレー時間を量産時より短くするものである。
【0008】即ち、量産時においては、金型の温度が、
金型キャビティ内に射出充填される溶湯の熱を吸収して
上昇するも、製品押出し後にキャビティが大気に晒され
て放熱すると共に金型キャビティ面に対する離型剤の塗
布や金型内部への冷却水の通水等により冷却され、もっ
て適性(200℃前後)に保持されているので、金型キ
ャビテイ面に塗布した離型剤を乾燥させるためのエアー
ブローを行なわずとも又はエアーブローを低圧力で行な
えば離型剤が未乾燥のまま残ることがなく、従っていわ
ゆる水残り不良を起すことがない。
【0009】しかし、何等かのトラブル発生により一定
時間以上鋳造を停止した場合には、金型の温度が急激に
低下するために、金型温度をできるだけ速かに量産時の
温度まで上昇させることが好ましい。そこで、鋳造停止
状態から量産状態に至るまでの立上がり時において、1
ショット(鋳造サイクル)毎に、金型がキャビティ内の
溶湯から熱をできるだけ吸収し且つ金型から熱ができる
だけ奪われないように、停止時間の長さに応じて金型内
部に冷却水を通水する時間を量産時より短くすると共
に、金型キャビテイ面に離型剤を塗布するスプレー時間
を量産時より短く設定するものである。
【0010】
【発明の効果】本発明のダイカスト鋳造法は斯様に、量
産時においては金型キャビテイ面に離型剤を塗布した後
のエアーブローを低圧力で行なうか又はエアーブローを
行なわないようにしたので、その分ダイカスト鋳造に伴
う騒音の低減化を図ることが出来る。具体的には、ダイ
カスト機の操作盤の前で測定した際に、従来(エアーブ
ロー工程を含む鋳造を行なった場合)では101dBあ
った騒音が、本発明の方法で鋳造したエアーブローを行
なわない場合には95.5dBまで低減化することが出
来た。
【0011】また、エアーブローを行なう場合でも、そ
の際のエアーブローを低圧力で行なうようにしたので、
従来ほど激しい騒音は発生することがなく、98dBま
で低減化することが出来た。
【0012】更に本発明は、トラブル発生等により一定
時間以上鋳造を停止した場合には、停止時間の長さに応
じて金型内部に冷却水を通水する時間を量産時より短く
すると共に金型キャビテイ面に離型剤を塗布するスプレ
ー時間を量産時より短く設定したので、金型を少いショ
ット数でもって量産時の金型温度まで上昇させることが
でき、従ってトラブル発生により鋳造を停止した場合で
も立上がり不良を抑制することが出来る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 量産時においては金型キャビテイ面に
    離型剤を塗布した後のエアーブローを低圧力で行なうか
    又はエアーブローを行なわず、一定時間以上鋳造を停止
    した場合には、停止時間の長さに応じて金型内部に冷却
    水を通水する時間を量産時より短くすると共に金型キャ
    ビテイ面に離型剤を塗布するスプレー時間を量産時より
    短くした事を特徴とするダイカスト鋳造法。
JP32810494A 1994-12-28 1994-12-28 ダイカスト鋳造法 Pending JPH08174176A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32810494A JPH08174176A (ja) 1994-12-28 1994-12-28 ダイカスト鋳造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32810494A JPH08174176A (ja) 1994-12-28 1994-12-28 ダイカスト鋳造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08174176A true JPH08174176A (ja) 1996-07-09

Family

ID=18206552

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32810494A Pending JPH08174176A (ja) 1994-12-28 1994-12-28 ダイカスト鋳造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08174176A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014057968A (ja) * 2012-09-14 2014-04-03 Toyo Mach & Metal Co Ltd ダイカストマシンの冷却通水制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014057968A (ja) * 2012-09-14 2014-04-03 Toyo Mach & Metal Co Ltd ダイカストマシンの冷却通水制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103192027A (zh) 一种熔模铸造冷铁局部冷却方法
US6308766B1 (en) Process for die-casting light-weight metals
JPH08174176A (ja) ダイカスト鋳造法
CN104669508A (zh) 光亮饰板加工工艺
CN107297459A (zh) 采用3d打印实型模的不锈钢叶轮的熔模快速铸造工艺
JPH04274859A (ja) 車両用ホイールの鋳造用金型の冷却方法
KR100891953B1 (ko) 다이캐스팅 방법
JPH04274858A (ja) 車両用ホイールの鋳造方法
JPH04187342A (ja) 鋳造金型
JPH08199319A (ja) アルミニウム押出材の冷却方法
JP3597179B2 (ja) 離型剤噴霧装置
JPH06114540A (ja) 砂中子を用いた鋳造方法
JPH03294055A (ja) 中子を用いたダイカスト鋳造法
JPH06126740A (ja) 合成樹脂製ボトル用パリソンの射出成形方法
JPH06210402A (ja) アルミニウムの連続鋳造方法
SU616052A1 (ru) Способ изготовлени облицованных кокилей
JPH0698473B2 (ja) ダイカスト法
JPH0312990B2 (ja)
JPS6018905Y2 (ja) 成形金型ガス抜き機構
KR101768552B1 (ko) 마그네슘 합금의 저온 챔버 다이캐스팅 장치 및 다이캐스팅 방법
JPH0542342A (ja) セラミツクシエル鋳型
JPS60145259A (ja) ダイカスト鋳造法におけるキヤビテイ−の乾燥方法
JP2003340559A (ja) ダイカスト方法
JP2003164957A (ja) 鋳造用金型の冷却方法
JPH06210437A (ja) 鋳物製品の製造方法