JPH081740Y2 - 電気かみそり - Google Patents

電気かみそり

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JPH081740Y2
JPH081740Y2 JP279590U JP279590U JPH081740Y2 JP H081740 Y2 JPH081740 Y2 JP H081740Y2 JP 279590 U JP279590 U JP 279590U JP 279590 U JP279590 U JP 279590U JP H081740 Y2 JPH081740 Y2 JP H081740Y2
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JP
Japan
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blade
spring
sweeping
scraping
shutter
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JP279590U
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JPH0395881U (ja
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栄之助 藤村
康雄 山下
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Kyushu Hitachi Maxell Ltd
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Kyushu Hitachi Maxell Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電気かみそりに係り、より詳しくはその毛く
ず排出手段の改良に関する。
〔従来の技術〕
この種の毛くず排出手段として、清掃ブラシを手に持
ち、これで毛くず溜室から毛くずを一々掃き出すといっ
た煩わしさをなくするために、毛くず溜室内に掻出羽根
を装備しておいて清掃時に該掻出羽根を手動操作で、ま
たはモータを利用して回転させるようにしたものがあ
る。前者のごとく手動式の掻出羽根を備えたものは、例
えば特開昭52−148360号公報で公知であり、後者の自動
回転式掻出羽根を装備したものは、例えば特開昭57−12
8187号公報や実開昭63−98180号公報などで公知であ
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかるに、前出の自動回転式掻出羽根を装備したもの
は清掃時にモータを駆動させる必要があるため、電池の
消耗が早いという不利な面である。これに対し、手動式
の掻出羽根を備えたものはそうした電池の消耗の問題が
なくて経済的であるが、掻出羽根は手で回されるまま毛
くずを掃き出すようになっているため、排出口での掻き
出し動作が緩慢で、毛くずが排出口からたれるように落
ちて排出口周辺や持つ手に付着するといった不具合があ
る。
本考案はこうした問題を解消するためになされたもの
で、上記のような手動式の掻出羽根を装備する電気かみ
そりにおいて、ばねの復元力を利用してその排出口での
掻き出し動作に勢いをつけることにより、毛くずの排出
性の向上を図ることを、その目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の電気かみそりでは、例えば第1図に示すよう
に、本体ケース1の毛くず溜室4内に掻出羽根14を待機
位置と掻出終端位置とにわたって軸15まわりに回動自在
に備える。そして、掻出羽根14と本体ケース1側とにば
ね17が掛け、掻出羽根14の待機位置から掻出終端位置へ
の回動途上で、ばね17の一端の掻出羽根14との結合部で
ある可動点Aが、同ばね17の他端の本体ケース1側との
結合部である固定点Bと前記軸15の中心とを結ぶ線分l
に対して待機位置側から掻出終端位置側へ移るようにし
たものである。
〔作用〕
掻出羽根14が待機位置から掻出終端位置方向に回動す
る途上で、ばね17は変形しながら可動点Aを線分l上で
死点(思案点)を越えると、その復元力によって掻出羽
根14が急速に掻出終端位置方向へ回動するため、毛くず
は掻出羽根14により排出口6から外へ勢いよく排出され
ることになる。
〔考案の効果〕
本考案の電気かみそりによれば、電池の早期消耗を防
止するために手動操作で掻出羽根14を回動させる場合
も、掻出羽根14は、ばね17の死点を越えてからの復元力
によって急速に回動して毛くずを排出口6から外へ勢い
よく掻き出すので、毛くずが排出口周辺や持つ手に付着
することなく、好適に排出される。
〔実施例〕
第1図および第2図において、本体ケース1の上部に
網目状の外刃2およびこれの内面に対し摺接回転するロ
ータリ形の内刃3が備えられる。本体ケース1の内刃3
の下方には内刃3から落ちる毛くずを溜める毛くず溜室
4が形成される。毛くず溜室4は、本体ケース1内の内
刃3の下方に配置する毛溜めケース5の内部に形成され
る。第3図に示すように、その毛くず溜室4の内底面4a
は下り傾斜した直線部Sと、これの下方に連続して形成
された円弧部Rとからなる滑降路状に形成され、円弧部
Rの下端側には排出口6が本体ケース1の背面側の上部
外側に臨むよう形成される。
毛くず溜室4の排出口6にはシャッタ7が排出口6を
閉じる姿勢(第3図参照)と排出口6から外方へ突出す
る開き姿勢(第4図参照)とにわたって軸8まわりにほ
ぼ90度回動自在に枢着される。
第2図および第5図において、シャッタ7は開閉レバ
ー9で開閉操作される。開閉レバー9は、本体ケース1
内に上下方向に所定ストロークだけスライド操作自在に
組み込まれ、その上端のピン10をシャッタ7の軸8より
偏した箇所の孔11に回動自在に係合するとともに、その
下端のノブ12を本体ケース1の開口13に臨ませて、その
ノブ12に手を掛けてこれを上下方向にスライド操作する
ことにより、シャッタ7が軸8まわりに開閉回動する。
第3図および第4図に示すように、毛溜めケース5に
はその内部形状に合う形の掻出羽根14が待機位置(第3
図参照)と掻出終端位置(第4図参照)とにわたって軸
15まわりにほぼ124度回動自在に枢着される。この掻出
羽根14の軸15から先端14aまでの長さと、毛くず溜室4
の内底面4aの形状との関係については、第3図に示すご
とく掻出羽根14の待機状態では、内刃3が回転するまま
これから落ちる毛くずが毛くず溜室4内に確実に流入す
るように掻出羽根14の先端14aと内底面4aの直線部Sと
の間に毛くず流入用の間口16が内刃円周の下向き接線方
向にほぼ合致するように形成される。そして、掻出羽根
14が待機位置から排出口方向に回動するとその先端14a
が内底面4aの円弧部Rに漸次近接して行き、更にこの近
接状態のまま先端14aが掻出終端位置にまで円弧部Rに
沿って回動すると、その内底面4a上の毛くずが排出口6
から外へ掻き出されるようになしている。
掻出羽根14は待機位置から先端14aを内底面4aに近接
するまでの回動範囲ではその回動がシャッタ7の開き動
作に連動して行われ、それ以後の排出口方向への回動は
ばね17の復元力で行えるようにする。そのために、第1
図および第5図に示すように、掻出羽根14と毛溜めケー
ス5間にねじりコイルばね等のばね17が掛けられる。そ
のばね17は初期巻込み状態でその一端17aを毛溜めケー
ス5の側壁18の外面上の下部に設けた孔19に、また他端
17bを前記側壁18に軸15を中心とする円弧状に開口され
た溝20に貫通させたうえで掻出羽根14の側壁21上の軸15
と先端14a間の中間位置に設けた孔22にそれぞれ係止す
る。
しかるときは、第1図および第3図に示すように、シ
ャッタ7が排出口6を閉じ、掻出羽根14が待機位置にあ
る状態では、ばね17は拡がり復元力によって掻出羽根14
を上向きに回動付勢し、掻出羽根14の基端14bがシャッ
タ7の上端7bに押圧接当してシャッタ7を閉じ状態に保
持する。このようにシャッタ7が閉じ、掻出羽根14が待
機している状態で、ロータリ形の内刃3から落ちる毛く
ずは間口16を通って毛くず溜室4内に確実に流入して溜
められる。また、掻出羽根14は待機状態で、第3図に示
すごとくロータリ形内刃3の回転に伴い生じる矢印Mで
示す空気流の巻き上げにより毛くず間口16から飛散する
のを阻止するといった、働きをする。なお掻出羽根14の
上に毛くずの一部がたまることも考えられるが、その毛
くずは、後述するように掻出羽根14が排出口方向へ回動
することにより、毛くず溜室4内に振り落とされる。
毛くず溜室4内に溜まった毛くずを排出するには、開
閉レバー9を上方にスライド操作してシャッタ7を軸8
まわりに或る角度だけ開き回動させる。すると、掻出羽
根14は、当初、そのシャッタ7の上端7bで押されて掻出
終端位置方向に回動するが、ばね17の一端17bの掻出羽
根14との結合部である可動点Aが同ばね17の他端17aの
側壁18との結合部である固定点Bと軸15の中心とを結ぶ
線分l上の死点に達した時点(ばね17の可動点Aと固定
点B間の距離を最も短くする位置)で、ばね17は最も強
く巻込み変形を加えられ、その死点を越えると、ばね17
は姿勢を変え、その拡がり復元力により掻出羽根14が急
にその基端14aをシャッタ7の上端7bから離して掻出終
端位置にまで急速回動する(第4図参照)。したがっ
て、毛くず溜室4内の毛くずは、かかる掻出羽根14の急
激な回動によりその先端14aで排出口6から外へ勢いよ
く掻き出され、排出口6の周辺や本体ケース1を握る手
などに付着するようなことなく排出される。こうした毛
くずの掻出しは排出口6をくず入れ箱など所定の廃棄場
所に向けて行われるため、排出される毛くずが周囲に飛
散して汚すようなこともない。また掻出羽根14が急速回
動する時には、シャッタ7は毛くず排出に必要な所定角
度だけ排出口6を開けているか、または全開しているの
で、毛くずは確実に外へ排出される。なお、掻出羽根14
は、シャッタ7が排出口6を完全に開放しきった直後
に、急速回動するようにすることが好ましい。
掻出羽根14は、第4図に示すように掻出終端位置で、
その側壁21の端21aをシャッタ7の内面に接当する。し
たがって、このときシャッタ7が開閉レバー9の引き下
げ操作により閉じ回動すると、掻出羽根14はそのシャッ
タ7の内面で押し動かされて待機位置方向へ戻り回動
し、ばね17は線分l上で死点を越えるとその拡がり復元
力により掻出羽根14が待機位置にまで自動的に戻される
(第3図参照)。
〔別実施例〕
上記実施例では、掻出羽根14はばね17が線分l上の死
点を越えるまでシャッタ7の回動に連動して回動するよ
うにしてあるので、その操作および構造の簡素化を図る
ことができる。しかし、これに限定されるものではな
く、掻出羽根14はシャッタ7の回動とは別個独立してば
ね17が線分l上の死点を越えるまで、手動操作で、回動
するようにすることもできる。
また、上記実施例ではばね17の固定側の一端17aは毛
溜めケース5に結合してあるが、本体ケース1これ自体
に直接結合するようにしてもよい。毛溜めケース5は本
体ケース1に一体に成形する場合もあるからである。
本考案はロータリ式電気かみそりのほかに、往復動
式、あるいは回転式の電気かみそりなどにも同様に適用
できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る電気かみそりの一実施例を示してお
り、 第1図は毛くず溜室の側面図、 第2図は毛くず排出機構の組立状態の斜視図、 第3図は毛くず排出前の状態で示す毛くず溜室の断面
図、 第4図は毛くず排出後の状態で示す毛くず溜室の断面
図、 第5図は毛くず排出機構の分解斜視図である。 1……本体ケース、4……毛くず溜室、6……排出口、
7……シャッタ、9……開閉レバー、14……掻出羽根、
15……軸、17……ばね、A……可動点、B……固定点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体ケース(1)に毛くず溜室(4)が設
    けられるとともに、毛くず溜室(4)に連通して排出口
    (6)が設けられており、 毛くず溜室(4)内には掻出羽根(14)が待機位置と掻
    出終端位置とにわたって軸(15)まわりに回動自在に備
    えられており、 掻出羽根(14)と本体ケース(1)側とにばね(17)が
    掛けられ、 ばね(17)の一端の掻出羽根(14)との結合部である可
    動点(A)が、掻出羽根(14)の待機位置から掻出終端
    位置方向への回動途上で、同ばね(14)の他端の本体ケ
    ース1側との結合部である固定点(B)と前記軸(15)
    の中心とを結ぶ線分(l)に対して待機位置側から掻出
    終端位置側へ移るように設定してあることを特徴とする
    電気かみそり。
JP279590U 1990-01-16 1990-01-16 電気かみそり Expired - Lifetime JPH081740Y2 (ja)

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