JPH08173829A - 旋回式連続切断装置 - Google Patents

旋回式連続切断装置

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JPH08173829A
JPH08173829A JP32225594A JP32225594A JPH08173829A JP H08173829 A JPH08173829 A JP H08173829A JP 32225594 A JP32225594 A JP 32225594A JP 32225594 A JP32225594 A JP 32225594A JP H08173829 A JPH08173829 A JP H08173829A
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JP
Japan
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blade
fixed
swivel
turning
chute
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JP32225594A
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Inventor
Makoto Kobayashi
誠 小林
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II G PLANNING KK
NIPPON ROAD PACKER KK
Original Assignee
II G PLANNING KK
NIPPON ROAD PACKER KK
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  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 生ゴミを段階的に、且つ確実に切断すること
によって、切断効率の向上を達成した生ゴミ向けの旋回
式連続切断装置を提供する。 【構成】 本発明に係る生ゴミの旋回式連続切断装置
は、上蓋に供給開口を有し、下蓋に排出開口を有する円
筒形のシュートと、該シュートの内部は、複数の仕切り
板と仕切り壁とによって、複数の円環状空間に仕切られ
る。さらに、円環状空間の各々の内部を半径方向に延び
る複数の旋回刃とを有し、所定角度傾斜した切断対象物
の案内面と固定刃対向面とを有し、案内面と固定刃対向
面とが交わる角部に第1ブレードが形成される。さらに
前記複数の仕切り体の各々に固設された固定刃を有し、
この固定刃は、固定刃対向面と所定のクリアランスを有
する旋回刃対向面を有し、旋回刃対向面の旋回方向遅れ
側の縁部に第2ブレードが形成され、前記第1ブレード
は旋回中に前記第2ブレードが通過するときに、切断を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生ゴミの旋回式連続切
断装置、より詳細には、旋回刃と固定刃とによって切断
を行う旋回式連続切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】昨今、
生ゴミの発生量の増加にその回収処理が追いつけず、生
ゴミの処理が社会問題になっている。その対策の1 つと
して、生ゴミの回収処理を有料とすることが考えられて
いる。この場合、生ゴミ処理委託者にとっては、回収用
の生ゴミの容積、或いは重量を減らすことが重要とな
る。本出願人は、かかる時代の要請に答えるべく、生ゴ
ミの処理システムを開発した。このシステムは、先ず、
家庭、或いはレストラン等の料理店で発生する生ゴミを
細かく裁断し、次いで生ゴミの含有する水分を脱水し、
乾燥させることによって、生ゴミの減容化或いは軽量化
を図るものである。このとき、ユーザの種別及びユーザ
の使用環境を鑑みた場合、生ゴミを効率的に処理しつ
つ、装置の小型化を図ることが、かかる生ゴミの処理シ
ステムにとって必須となる。即ち、ユーザは一般家庭、
或いはレストラン等の料理店を対象とするため、処理シ
ステムを台所或いは厨房の片隅に容易に配置でき、しか
も経済上或いは衛生上の観点から、生ゴミを即時に効率
的に処理できることが必要となる。一方、生ゴミの実体
は、食肉動物、魚類の骨、貝殻等の硬い物、肉類、野菜
等の柔らかい物、飯、麺類等の粘りやすい物、煮汁、果
実等の水分を多量に含んだ物、箸、骨等長い物等複雑多
様である。従って、特に生ゴミの処理に先立って、スプ
ーン、フォーク等の処理システム自体に損傷を与える恐
れのある物を先ず選別除去し、次いで箸、骨等の比較的
長尺の物を粗切断して、その後本切断して一定形状を有
しないミンチにすることが効率的な処理にとって必要と
なる。換言すれば、装置小型化の観点から、生ゴミをい
きなり脱水処理しても、その多種多様な性状から効率的
な脱水処理をするのは困難であり、特に生ゴミにあって
は、生ゴミに含まれるゴミの種類に応じて、本切断前に
粗切断を行って脱水処理に付される生ゴミを段階的に切
断することが重要となる。
【0003】生ゴミを粗切断或いは本切断する場合、例
えば、コーヒーミルの構造と同様に、容器内の下部に高
速回転用の回転刃を設け、この回転刃によって容器内の
生ゴミを攪拌しつつ、切断することが考えられる。とこ
ろが、かかる装置にあっては、切断時には生ゴミが固定
されないので、回転刃の回転方向に生ゴミがそのまま案
内されてしまうことがあり、その結果切断効率を確保す
ることが困難となる。又、かかる構造の場合、切断後に
生ゴミが暴れ、容器の内壁に付着する生ゴミの量が多
く、切断後の生ゴミの取り出しが困難となる。加えて、
かかる暴れに起因して、生ゴミを段階的に切断すべく、
別個の切断装置に移送するのは不可能に近い。一方、か
かる観点から固定刃と移動刃を設け、移動刃をスラスト
式に固定刃に向かって移動させて、両刃によって生ゴミ
を挟みつつ、切断することも考えられるが、固定刃と移
動刃のクリアランスを適正にしなければ切断効果が劣る
ため、組立ての寸法精度が高く、その結果装置の組立て
が困難であるとともに、切断時に装置に非対称なトルク
荷重が負荷されるため好ましくない。そこで、本発明の
目的は、生ゴミを段階的に、且つ確実に切断することに
よって、切断効率の向上を達成した生ゴミ向けの旋回式
連続切断装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成すべ
く、本発明の旋回式連続切断装置にあっては、上蓋に供
給開口を有し、下蓋に排出開口を有する円筒形のシュー
トと、該シュートの軸線方向に略直交して、該軸線方向
に所定の間隔を隔てて、該シュートの内側壁に固設され
た複数の仕切り板とを有し、該仕切り板の各々は、前記
シュートと略同心状の円形開口を備えた円環状をなし、
前記複数の仕切り板は、該円形開口の各周縁から前記仕
切り板に対して略直交して上方に延びる仕切り壁を有
し、前記シュートの内部は、前記複数の仕切り板と前記
仕切り壁とによって、複数の円環状空間に仕切られ、さ
らに、前記シュートと同心状に、前記下蓋から前記円形
開口の各々を通って前記上蓋まで延びる回転シャフト
と、該回転シャフトに連結された回転駆動手段と、前記
回転シャフトに略直交して固設され、前記複数の円環状
空間の各々の内部を半径方向に延びる複数の旋回刃とを
有し、前記旋回刃は、前記旋回刃の旋回進み方向に向か
って所定角度傾斜した、切断対象物の案内面と、前記仕
切り板に略平行に前記旋回進み方向に向かって延びる固
定刃対向面とを有し、該案内面と該固定刃対向面とが交
わる角部に第1ブレードが形成され、さらに、前記複数
の仕切り板の各々に固設され、前記複数の円環状空間の
各々の内部を半径方向に延びる固定刃を有し、該固定刃
は、前記仕切り板に略平行に前記旋回遅れ方向に向かっ
て延び、且つ前記固定刃対向面と所定のクリアランスを
有する旋回刃対向面を有し、該旋回刃対向面の前記旋回
方向遅れ側の縁部に第2ブレードが形成され、前記第1
ブレードは旋回中に前記第2ブレードを通過するとき
に、切断を行い、前記第2ブレードの各々の前記旋回遅
れ方向側の直手前に、切断物を落下させるための落下開
口が形成されている構成としてある。
【0005】又、前記旋回刃は、前記第1ブレードの脇
部に設置され、且つ前記シュートの軸線から前記脇部ま
での間隔を所定半径とする円周方向に沿って前記旋回進
み方向に延びる弧状の突出部を有し、前記固定刃は、前
記旋回刃の旋回によって前記突出部が嵌まる弧状の案内
溝を有するのが好ましい。さらに又、前記複数の固定刃
は、前記仕切り板の各々で円周方向にオフセット配置さ
れるのがよい。
【0006】
【作用】本発明の旋回式連続切断装置にあっては、上蓋
に設けられた供給開口から、複数の円環状仕切り板によ
って複数の円環状空間に仕切られた、円筒形のシュート
内に投入された生ゴミ等の処理物は最上部の円環状空間
に到る。ここで、回転シャフトは回転駆動手段によって
シュートの軸線を中心として回転し、且つ円環状空間内
を半径方向に延びる旋回刃は、旋回刃の旋回進み方向に
向かって所定角度傾斜した、切断対象物の案内面を有す
るので、回転シャフトに略直交して連結されて旋回刃
は、円環状空間内を旋回することによって、円環状空間
内の処理物を案内面によって案内し、複数の仕切り板の
各々に固設され、旋回刃と同様に円環状空間内を半径方
向に延びる固定刃を通過するときに処理物を切断する。
即ち、旋回刃は、案内面と、仕切り板に略平行に旋回進
み方向に向かって延びる固定刃対向面とを有し、案内面
と固定刃対向面とが交わる角部に第1ブレードが形成さ
れ、一方で固定刃は、仕切り板に略平行に旋回方向遅れ
側に向かって延び、且つ固定刃対向面と所定のクリアラ
ンスを有する旋回刃対向面を有し、旋回刃対向面の旋回
方向遅れ側の縁部に第2ブレードが形成されるので、第
1ブレードは、旋回中に第2ブレードを通過するとき
に、切断を行う。
【0007】このとき、案内面によって固定刃まで案内
された処理物は、第1及び第2ブレードによって挟まれ
ながら、切断されるので、処理物を確実に切断すること
ができ、しかも切断後の処理物の暴れを抑制することが
できる。次いで、切断された処理物のうち、案内面の移
動軌跡より下方レベルにある切断物は、第2ブレードの
旋回遅れ方向側の直手前に形成された落下開口から軸線
方向下方の次の円環状空間へそのまま落下し、一方案内
面の移動軌跡より上方レベルにある切断物は案内面によ
って円環状空間内を再び案内される。軸線方向に亘って
複数に形成された円環状空間の各々で、以上の切断工程
が繰り返されることにより、処理物は段階的に且つ確実
に切断される。このようにして、各円環状空間内で切断
された処理物は、下蓋に設けられた排出開口から最終的
に排出される。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を添付図面を参照して以下に
詳細に説明する。図1は、本発明の実施例に係る旋回式
連続切断装置の縦断面図である。図2は、本発明の実施
例に係る旋回式連続切断装置の各段における、旋回刃と
固定刃の詳細を示す部分斜視図である。図3は、本発明
の実施例に係る旋回式連続切断装置の各段における、旋
回刃と固定刃のオフセット状態を示す部分正面図であ
る。図4は、生ゴミの切断状態を示す、図1の線IV-IV
における部分横断面図である。図5は、本発明の実施例
に係る旋回式連続切断装置の各段における動作を説明す
る部分正面図である。図1を参照すれば、参照番号10
は、生ゴミの旋回式切断装置で、旋回式切断装置10
は、円筒形のシュート12と、このシュート12の内側
壁14に固設された5枚の仕切り板16と、このシュー
ト12と同心状に延びる回転シャフト18と、回転シャ
フト18に連結された駆動モータ20と、回転シャフト
18に略直交して固設された旋回刃22と、複数の仕切
り板16の各々に固設された固定刃24とから概略構成
されている。
【0009】シュート12は、上蓋25に供給開口26
を、下蓋27に排出開口28を有し、供給開口26から
処理物である生ゴミをシュート12内に投入し、シュー
ト12内で処理された生ゴミを排出開口28から排出す
るようになっている。各仕切り板16は、図2に特に明
瞭に示すように、シュート12と略同心状の円形開口3
0を備えた円環状をなし、シュート12の軸線方向に略
直交して、軸線方向に所定の間隔を隔てている。各円形
開口30の周縁には、仕切り板16に対して略直交して
上方に延びる仕切り壁32が形成されている。従って、
シュート12の内部は5枚の仕切り板16によって、シ
ュート12の軸線方向に5つの円環状空間34に仕切ら
れ、各円環状空間34は、シュート12の内壁、天井側
仕切り板16の下面(最上段の円環状空間34の場合は
上蓋25の下面)、床側仕切り板16の上面(最下段の
円環状空間34の場合は下蓋27の上面)及び仕切り壁
32の内壁によって構成されている。回転シャフト18
は、シュート12と同心状に、下蓋27から各円形開口
30を通って上蓋25まで延びており、上蓋25と下蓋
27とで軸線方向に回動自在に支持されている。
【0010】駆動モータ20は、周知のタイプで、回転
シャフト18の下端に固設されており、駆動モータ20
の回転によって回転シャフト18を軸線方向を中心とし
て回転させて、回転シャフト18に固設された、後に説
明する旋回刃22を各円環状空間34内で旋回させるよ
うになっている。旋回刃22は、図2に示すように、各
円環状空間34の内部を半径方向全体に亘って延びる旋
回アーム36によって回転シャフト18に固設され、各
円環状空間34内に円周方向180°の角度間隔を隔て
て2つずつ取り付けられている。各旋回刃22は、特に
図4に明瞭に示すように、旋回刃22の旋回進み方向に
向かって下方に所定角度傾斜した、切断物の案内面38
と、仕切り板16に略平行に旋回進み方向に向かって延
びる固定刃対向面40とを有し、案内面38と固定刃対
向面40とが交わる角部に第1ブレード42が形成され
ている。第1ブレード42は、半径方向に山形状で、後
に説明する第2ブレード48と協働して、生ゴミを効率
的に切断できるように構成されている。第1ブレード4
2の両脇には、突出部44が設けられ、この突出部44
はそれぞれ、シュート12の軸線から脇部(各突出部4
4の設置位置)までの間隔を所定半径とする円周方向に
沿って旋回進み方向に延びる弧状をなす。
【0011】固定刃24は、後に説明する旋回刃対向面
46が仕切り板16の上面と略面一で、且つ旋回刃22
と同様に、各円環状空間34の内部を半径方向全体に亘
って延びるように仕切り板16に埋め込まれている。固
定刃24は、仕切り板16に略平行に旋回遅れ方向に向
かって延び、且つ固定刃対向面40と所定の上下クリア
ランスを有する旋回刃対向面46を有し、旋回刃対向面
46の旋回方向遅れ側の縁部に直線状の第2ブレード4
8が形成されている。又、固定刃対向面40の両脇に
は、旋回運動によって旋回刃22が固定刃24を通過す
るときに、即ち、旋回刃22の固定刃対向面40が固定
刃24の旋回刃対向面46の上方を通過するときに、旋
回刃22の突出部44が嵌まる突出部44と同様な弧状
の案内溝50が設けられている。さらに、第2ブレード
48の各々の旋回方向遅れ方向側の直手前に、切断物を
落下させて、軸線方向下方の次の円環状空間34に投入
するための落下開口52が形成されている。即ち、第2
ブレード48が落下開口52の縁を形成している。な
お、最上段の円環状空間34内の旋回刃22及び固定刃
24にあっては、それより下段の円環状空間34とは逆
に、図4に示すように、供給開口24の旋回進み方向側
の縁部に固定刃24、その下方に旋回刃22が設置さ
れ、供給開口24から投入された生ゴミを先ず開口部で
確実に切断できる構成としてある。
【0012】又、最下段の円環状空間34内には、固定
刃24は設置せず、旋回刃22の代わりに、旋回刃と同
様に円環状空間34内を半径方向全体に亘って延びる案
内ヘラ54を設けてある。各固定刃24は、図3に示す
ように、仕切り板16の各々の円環状部内で旋回方向進
み方向に90°ずつオフセット配置されている。(最上
段以外の固定刃及び旋回刃を点線で示す。)これによ
り、切断時の装置、特に回転シャフト18に加えられる
トルク荷重をバランスさせることができる。以上の構成
を有する旋回式連続切断装置10について、図4及び図
5を参照しながら、以下にその作用を説明する。図5
(a)乃至(e)はそれぞれ、最上段から最下段に向か
う各段における円環状空間34を示す。先ず、図5(a)
に示すように、生ゴミAを供給開口26を介してシュー
ト12の最上段の円環状空間34に導入する。このと
き、供給開口26の旋回進み方向側の縁部に設置された
固定刃24の第2ブレード48と、旋回刃24の第1ブ
レード42とによって供給開口26から円環状空間34
に頭を出した生ゴミを先ず切断する。次いで、生ゴミA
は最上段の円環状空間34内を周方向に旋回刃22の案
内面38によって落下開口52まで案内され、落下開口
52を通って次段の円環状空間34内に移送される。次
いで、切断された生ゴミは、図5(b) に示すように、固
定刃24の第2ブレード48と旋回刃22の第1ブレー
ド42とによって形成される切断部に到り、図4に示す
ように生ゴミAはここで又切断され、切断された生ゴミ
Aのうち下方部分は、同時に落下開口52を通って軸線
方向下方の次段の円環状空間34に到り、一方生ゴミA
の上方部分は、再び旋回刃22の案内面38によって同
じ円環状空間34内を周方向に案内されて再び切断部に
到り、切断され、前述の工程を繰り返す。以上によっ
て、生ゴミAは切断部を通過するたびに徐々に切断され
て、最終的には残らず下段の円環状空間34内に移送さ
れる。
【0013】次いで、図5(c) 及び(d)に示すように、
生ゴミは最上段と同様に、旋回刃22によって案内され
て、切断部で切断され、下段に順次落下する。ここに、
固定刃24と落下開口52の対は、円環状空間34内で
円周方向に180°の間隔を隔てて2組設置されている
ので、より効率的に生ゴミAを切断することができる。
又、固定刃24の、旋回刃22の旋回方向遅れ側の直手
前、即ち、切断部の真下に落下開口52を設けることに
よって、一対の旋回刃22及び固定刃24によって生ゴ
ミAを切断したら、生ゴミAの下方部をそのまま次の段
に確実に移送することができ、一方で生ゴミAの上方部
を再度案内面38によって円環状空間34内を案内し、
再度切断部に到り、さらに細かく切断することができ
る。さらに又、各段の固定刃22及び落下開口52を下
段に進むに従って、旋回進み方向に90°ずつオフセッ
ト配置し、しかも各段の旋回刃24をオフセットなしに
整列配置することにより、回転シャフト18に加わる切
断時のトルクの偏りを防止し、以て装置10自体の寿命
を延命化することが可能になった。加えて、切断時に生
ゴミAを固定刃24と旋回刃22とによって挟みながら
切断するので、切断時の生ゴミAが暴れて、シュート1
2の内側壁14に付着することなく、切断された生ゴミ
Aを下段の切断工程へ移送しつつ、確実に段階的に切断
することができる。
【0014】又、旋回対向面46と仕切り板16の上面
を略面一にすることにより、旋回刃22によって仕切り
板16の上面に生ゴミが付着或いは滞留するのを確実に
防止できるようになった。最下段に投入された生ゴミ
は、案内ヘラ54によって周方向に案内されて、排出開
口28から外部に排出され、生ゴミの切断処理を完了す
る。以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発
明の範囲又は精神に逸脱することなく、特許請求の範囲
に記載された技術的事項の範囲内において開示した実施
例に種々の変更をすることができる。例えば、各段に設
置する旋回刃22と固定刃24の設置数は、本実施例に
限定されず、生ゴミAの供給量、モータ20の回転数等
に応じて適宜選択すればよい。又、本旋回式連続切断装
置10の切断対象物は、生ゴミAに限定されることな
く、例えば空き缶等の単一性状の処理物であっても構わ
ない。さらに、仕切り板による段数も、切断対象物の性
状等に応じて適宜選択すればよい。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の旋回式連続切断装置によれば、旋回刃の第1ブレード
と固定刃の第2ブレードとで挟みながら、多種多様な生
ゴミを切断し、切断した生ゴミをそのまま次切断工程に
確実に移送することにより、生ゴミを段階的に且つ効率
的に切断することが可能になった。加えて、移動刃を旋
回式とすることによって、切断装置の組立てを比較的容
易とすることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る旋回式連続切断装置の縦
断面図である。
【図2】本発明の実施例に係る旋回式連続切断装置の各
段における、旋回刃と固定刃の詳細を示す部分斜視図で
ある。
【図3】本発明の実施例に係る旋回式連続切断装置の各
段における、旋回刃と固定刃のオフセット状態を示す部
分正面図である。
【図4】生ゴミの切断状態を示す、図1の線IV-IV にお
ける部分横断面図である。
【図5】本発明の実施例に係る旋回式連続切断装置の各
段における動作を説明する部分正面図である。
【符号の説明】
A 生ゴミ 10 旋回式切断装置 12 シュート 14 内側壁 16 仕切り板 18 回転シャフト 20 駆動モータ 22 旋回刃 24 固定刃 26 供給開口 28 排出開口 30 円形開口 32 仕切り壁 34 円環状空間 36 旋回アーム 38 案内面 40 固定刃対向面 42 第1ブレード 44 突出部 46 旋回刃対向面 48 第2ブレード 50 案内溝 52 落下開口 54 案内ヘラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上蓋に供給開口を有し、下蓋に排出開口
    を有する円筒形のシュートと、 該シュートの軸線方向に略直交して、該軸線方向に所定
    の間隔を隔てて、該シュートの内側壁に固設された複数
    の仕切り板とを有し、 該仕切り板の各々は、前記シュートと略同心状の円形開
    口を備えた円環状をなし、 前記複数の仕切り板は、該円形開口の各周縁から前記仕
    切り板に対して略直交して上方に延びる仕切り壁を有
    し、 前記シュートの内部は、前記複数の仕切り板と前記仕切
    り壁とによって、複数の円環状空間に仕切られ、 さらに、前記シュートと同心状に、前記下蓋から前記円
    形開口の各々を通って前記上蓋まで延びる回転シャフト
    と、 該回転シャフトに連結された回転駆動手段と、 前記回転シャフトに略直交して固設され、前記複数の円
    環状空間の各々の内部を半径方向に延びる複数の旋回刃
    とを有し、 前記旋回刃は、前記旋回刃の旋回進み方向に向かって所
    定角度傾斜した、切断対象物の案内面と、前記仕切り板
    に略平行に前記旋回進み方向に向かって延びる固定刃対
    向面とを有し、該案内面と該固定刃対向面とが交わる角
    部に第1ブレードが形成され、 さらに、前記複数の仕切り板の各々に固設され、前記複
    数の円環状空間の各々の内部を半径方向に延びる固定刃
    を有し、 該固定刃は、前記仕切り板に略平行に前記旋回遅れ方向
    に向かって延び、且つ前記固定刃対向面と所定のクリア
    ランスを有する旋回刃対向面を有し、該旋回刃対向面の
    前記旋回方向遅れ側の縁部に第2ブレードが形成され、 前記第1ブレードは旋回中に前記第2ブレードを通過す
    るときに、切断を行い、 前記第2ブレードの各々の前記旋回遅れ方向側の直手前
    に、切断物を落下させるための落下開口が形成されてい
    る、ことを特徴とする旋回式連続切断装置。
  2. 【請求項2】 前記旋回刃は、前記第1ブレードの脇部
    に設置され、且つ前記シュートの軸線から前記脇部まで
    の間隔を所定半径とする円周方向に沿って前記旋回進み
    方向に延びる弧状の突出部を有し、 前記固定刃は、前記旋回刃の旋回によって前記突出部が
    嵌まる弧状の案内溝を有することを特徴とする請求項1
    に記載の旋回式連続切断装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の固定刃は、前記仕切り板の各
    々で円周方向にオフセット配置されることを特徴とする
    請求項1又は請求項2に記載の旋回式連続切断装置。
JP32225594A 1994-12-26 1994-12-26 旋回式連続切断装置 Pending JPH08173829A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016171988A (ja) * 2007-11-07 2016-09-29 ストライカー・コーポレイション ボーンミル内容物の不要な排出を防止する閉じ込めリングを有するボーンミル用ミルヘッド

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