JPH08173696A - 乾燥方法とその乾燥方法に使用する乾燥設備 - Google Patents

乾燥方法とその乾燥方法に使用する乾燥設備

Info

Publication number
JPH08173696A
JPH08173696A JP6321879A JP32187994A JPH08173696A JP H08173696 A JPH08173696 A JP H08173696A JP 6321879 A JP6321879 A JP 6321879A JP 32187994 A JP32187994 A JP 32187994A JP H08173696 A JPH08173696 A JP H08173696A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drying
space
partition wall
ceiling
dried
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6321879A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Takeda
剛 竹田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP6321879A priority Critical patent/JPH08173696A/ja
Publication of JPH08173696A publication Critical patent/JPH08173696A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 室内空間Bを区画壁11で区画解除自在に区
画して、天井A側に設けてある吹き出し口6が内側に臨
んでいる乾燥用空間Dを形成し、吹き出し口6から乾燥
用空間D内に供給される室内暖房用空気で被乾燥物Cを
乾燥する。 【効果】 室内空間の大きさに比べて被乾燥物が少ない
場合に、暖房用空気をその少ない被乾燥物の乾燥用に効
率良く活用でき、その乾燥時間を短縮できるとともに乾
燥コストを逓減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天井側に設けてある吹
き出し口から供給される室内暖房用空気で被乾燥物を乾
燥する乾燥方法と、その乾燥方法に使用する乾燥設備に
関する。
【0002】
【従来の技術】かかる乾燥方法は、浴室等の天井側に設
けた吹き出し口から室内に供給される暖房用空気を利用
して被乾燥物を乾燥するのであるが、従来では、室内空
間の全体をその乾燥用空間として使用して、暖房用空気
を室内空間の全体に拡散させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この為、室内空間の大
きさに比べて被乾燥物が少ない場合には、暖房用空気の
温熱が室内空間の全体に不必要に希釈されることとなっ
て、暖房用空気を被乾燥物の乾燥に効率良く活用しにく
く、その乾燥に時間がかかるとともに乾燥コストが上昇
し易い欠点がある。
【0004】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あって、その目的は、室内空間の大きさに比べて被乾燥
物が少ない場合に、暖房用空気をその少ない被乾燥物の
乾燥用に効率良く活用できるようにして、その乾燥時間
を短縮できるとともに乾燥コストを低減できる乾燥方法
とその乾燥方法に使用する乾燥設備を提供することにあ
る。
【0005】又、他の目的は、室内空間の大きさに比べ
て被乾燥物が少ない場合に、その乾燥時間を短縮できる
とともに乾燥コストを低減できる乾燥設備を提供するに
あたって、その使い勝手を良くすることや、その保守点
検作業を容易にできるようにすること、更には、その構
造を簡略化することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の乾燥方法は、天
井側に設けてある吹き出し口から供給される室内暖房用
空気で被乾燥物を乾燥する乾燥方法であって、室内空間
を区画壁にて区画解除自在に区画して、前記吹き出し口
が内側に臨んでいる乾燥用空間を形成し、前記乾燥用空
間内で被乾燥物を乾燥する点にある。
【0007】上記乾燥方法に使用する乾燥設備の第1特
徴構成は、前記区画壁が、前記吹き出し口を室内空間に
臨ませる状態で天井側に折り畳み可能に設けられ、前記
区画壁の天井側への折り畳み操作で、前記室内空間の区
画を解除する区画解除状態に切り換えられる点にある。
【0008】上記乾燥方法に使用する乾燥設備の第2特
徴構成は、上記第1特徴構成において、前記区画壁を区
画状態と区画解除状態とに切換可能な駆動手段が設けら
れている点にある。
【0009】上記乾燥方法に使用する乾燥設備の第3特
徴構成は、上記第2特徴構成において、吹き出し口を形
成しているパネルが天井側に対して着脱可能に設けら
れ、前記パネルの裏面側に前記駆動手段が配置されてい
る点にある。
【0010】上記乾燥方法に使用する乾燥設備の第4特
徴構成は、上記第3特徴構成において、前記駆動手段を
遠隔操作可能な操作手段が設けられている点にある。
【0011】上記乾燥方法に使用する乾燥設備の第5特
徴構成は、前記乾燥用空間を形成する区画壁が天井側に
対して装脱自在に設けられ、前記区画壁の天井側からの
離脱操作で、前記室内空間の区画を解除する区画解除状
態に切り換えられる点にある。
【0012】上記乾燥方法に使用する乾燥設備の第6特
徴構成は、上記第1、第2、第3、第4又は第5特徴構
成において、前記室内空間の空気を吸い込む吸い込み口
が、前記乾燥用空間の内側に臨む状態で天井側に設けら
れているとともに、前記乾燥用空間が、前記吹き出し口
が臨んでいる第1空間と前記吸い込み口が臨んでいる第
2空間とに仕切られ、前記第1空間と前記第2空間とが
当該乾燥用空間の底部側で連通されている点にある。
【0013】上記乾燥方法に使用する乾燥設備の第7特
徴構成は、上記第1、第2、第3、第4、第5又は第6
特徴構成において、前記吹き出し口が浴室の天井側に設
けられている点にある。
【0014】
【作用】本発明の乾燥方法によれば、区画壁にて乾燥用
空間を区画した状態においては、吹き出し口からの暖房
用空気が室内空間に較べて狭い乾燥用空間内に供給され
るから、暖房用空気の温熱が希釈されにくいものとなっ
て、室内空間の全体を乾燥用空間として使用する場合に
較べて、暖房用空気を効率良く活用して、乾燥用空間内
の温度を乾燥に適した高い温度に維持し易いものとな
る。従って、室内空間の大きさに比べて被乾燥物が少な
い場合には、この区画壁で区画した乾燥用空間内に被乾
燥物を収容して乾燥を行なうことによって、その乾燥を
促進でき、又、乾燥に必要な暖房用空気の供給量も少な
くなる。
【0015】被乾燥物が比較的多い為に室内空間の全体
を乾燥用空間として使用したい場合や本来の室内暖房目
的の為に暖房用空気を使用する場合には、区画壁による
乾燥空間の区画を解除することにより、暖房用空気を室
内空間の全体に拡散させることができる。
【0016】本発明の乾燥方法に使用する乾燥設備の第
1特徴構成によれば、区画壁の天井側への折り畳み操作
で、室内空間の区画を解除する区画解除状態に切り換え
ることができるから、室内空間の全体を乾燥用空間とし
て使用したい場合や本来の室内暖房目的の為に暖房用空
気を使用する場合に、不要となった区画壁を天井側の邪
魔になりにくい場所にコンパクトに格納できる。
【0017】本発明の乾燥方法に使用する乾燥設備の第
2特徴構成によれば、駆動手段を作動させることで、区
画壁を区画状態と区画解除状態とに簡便に切り換えるこ
とができる。
【0018】本発明の乾燥方法に使用する乾燥設備の第
3特徴構成によれば、駆動手段を区画壁の格納場所近く
に配置してその駆動構造を簡略化できるとともに、パネ
ルを天井側に対して着脱することで、そのパネルの裏面
側に配置した駆動手段に対する保守点検作業を行える。
【0019】本発明の乾燥方法に使用する乾燥設備の第
4特徴構成によれば、天井側に設けたパネルの裏面側に
駆動手段を配置しながら、その駆動手段を操作し易い。
【0020】本発明の乾燥方法に使用する乾燥設備の第
5特徴構成によれば、特別な格納手段や駆動手段を別途
設けることなく、区画壁を区画状態と区画解除状態に切
り換えることができる。
【0021】本発明の乾燥方法に使用する乾燥設備の第
6特徴構成によれば、吹き出し口から供給された暖房用
空気が第1空間内を通過してから第2空間内を通過して
吸い込み口に吸い込まれ、しかも、暖房用空気が乾燥用
空間の底部側で第1空間内から第2空間内に流入するか
ら、吹き出し口から供給された暖房用空気は第1空間内
を下向きに流動してから第2空間内に流入し、更に、第
2空間内を上向きに流動してから吸い込み口に吸い込ま
れることになり、暖房用空気を乾燥用空間内の一定流路
に沿って強制的に流動させることができる。
【0022】本発明の乾燥方法に使用する乾燥設備の第
7特徴構成によれば、浴室の天井側に設けた吹き出し口
からの暖房用空気を活用して、その浴室内で被乾燥物を
乾燥できるから、被乾燥物から発生し易い湿気や水滴等
によって室内を傷めるおそれが少なく、又、浴室として
の使用時間帯も概ね限られているので、室内空間を乾燥
用空間として使用する上で都合が良い。
【0023】
【発明の効果】本発明の乾燥方法によれば、室内空間の
大きさに比べて被乾燥物が少ない場合に、暖房用空気を
その少ない被乾燥物の乾燥用に効率良く活用でき、その
乾燥時間を短縮できるとともに乾燥コストを低減でき
る。
【0024】本発明の乾燥方法に使用する乾燥設備の第
1特徴構成によれば、不要となった区画壁を天井側の邪
魔になりにくい場所にコンパクトに格納できるから、室
内空間の全体を乾燥用空間として使用したい場合や本来
の室内暖房目的の為に暖房用空気を使用する場合に、使
い勝手が良い。
【0025】本発明の乾燥方法に使用する乾燥設備の第
2特徴構成によれば、第1特徴構成による効果に加え
て、区画壁を区画状態と区画解除状態とに簡便に切り換
えることができるから、一層使い勝手が良い。
【0026】本発明の乾燥方法に使用する乾燥設備の第
3特徴構成によれば、第2特徴構成による効果に加え
て、駆動手段の駆動構造を簡略化できるとともに、その
駆動手段に対する保守点検作業を能率良く行える。
【0027】本発明の乾燥方法に使用する乾燥設備の第
4特徴構成によれば、第3特徴構成による効果に加え
て、駆動手段を操作し易いから、使い勝手が良い。
【0028】本発明の乾燥方法に使用する乾燥設備の第
5特徴構成によれば、特別な格納手段や駆動手段を別途
設けることなく、区画壁を区画状態と区画解除状態に切
り換えることができるから、全体構造を簡略化できる。
【0029】本発明の乾燥方法に使用する乾燥設備の第
6特徴構成によれば、上記第2、第3、第4又は第5特
徴構成による効果に加えて、暖房用空気を乾燥用空間内
の一定流路に沿って強制的に流動させることができるか
ら、暖房用空気の温熱を乾燥用空間内に収容した被乾燥
物の全体に対して効率良く作用させることができ、乾燥
コストを一層逓減できる。
【0030】本発明の乾燥方法に使用する乾燥設備の第
7特徴構成によれば、上記第2、第3、第4、第5又は
第6特徴構成による効果に加えて、室内空間を乾燥用空
間として使用する上で都合が良いので、一層使い勝手が
良い。
【0031】
【実施例】
〔第1実施例〕図1乃至図3は、浴室の天井A側に暖房
機1を設置し、浴室内空間Bを浴室として使用しない時
に、洗濯した衣類等の被乾燥物Cをこの浴室内空間Bに
収容して、暖房機1から供給される室内暖房用空気で乾
燥する乾燥方法と、その乾燥方法に使用する乾燥設備を
示す。
【0032】前記暖房機1は、空気を加熱する熱交換器
2と、熱交換器2側と浴室内空間B側とに亘って暖房用
空気を循環させる循環ファン3と、換気用の排気ファン
4とが設けられている暖房ユニット5に、熱交換器2で
加熱された暖房用空気を浴室内空間B側に吹き出す吹き
出し口6と、浴室内空間B側の空気を吸い込む吸い込み
口7とが形成されている下面パネル8を取り付けて構成
され、吹き出し口6には可動ルーバー9が設けられ、吸
い込み口7には吸い込みグリル10が設けられている。
【0033】前記下面パネル8は、天井Aの下面側に押
し付ける状態で、当該天井Aの下面側から暖房ユニット
4に対してビス等で着脱可能に固定され、この下面パネ
ル8の外周部に沿って、浴室内空間Bを区画して乾燥用
空間Dを形成する区画壁11がその区画を解除自在に取
り付けられている。
【0034】前記区画壁11は、70°C程度の耐熱性
と耐湿性と気密性と可撓性とを備えたシート地で、矩形
筒状の周壁部12とその下端開口を開閉自在な底壁部1
3と有する矩形箱状に形成され、周壁部12の上縁部を
下面パネル8に固定して、吹き出し口6と吸い込み口7
とをその内側に臨ませる状態で、当該下面パネル8に吊
り下げられている。
【0035】前記周壁部12を形成しているシート地の
内側を、防錆処理が施されている金属製の細い補強フレ
ーム14で蛇腹状に補強して、天井A側へ折り畳み可能
に構成し、底壁部13は、周壁部12の下端開口を観音
開き式に開閉できるよう、張り合わせ式ファスナー15
で張り合わされる二枚の扉シート16を外壁部12の下
端に延設して構成してある。
【0036】前記周壁部12の下縁を補強している下端
フレーム17に4本の引き紐18の一端側を固定すると
ともに、これらの引き紐18の他端側を補強フレーム1
4の各々に形成した貫通孔19に挿通してあり、下面パ
ネル8の裏面側には、これらの引き紐18の巻き取り・
繰り出しによって、区画壁11を、浴室内空間Bを区画
壁11で区画して乾燥用空間Dを形成する区画状態と、
区画壁11による浴室内空間Bの区画を解除する区画解
除状態とに切換可能な駆動手段を設けてある。
【0037】前記駆動手段は、引き紐18を繰り出し可
能に巻き取るドラム20と、ドラム20を正逆に回転さ
せる電動モータ21とを設けて構成され、この電動モー
タ21と暖房機1とを遠隔操作する操作手段としての操
作パネル22が浴室側壁に設けられている。
【0038】そして、被乾燥物Cが比較的多くて浴室内
空間Bの全体を乾燥用空間として使用したい場合や、本
来の浴室内の暖房目的の為に暖房用空気を使用する場合
には、扉シート16の各々を丸く畳んで周壁部12の下
端側に紐などで縛っておき、操作パネル22に設けたス
イッチの操作で電動モータ21を回転させると引き紐1
8がドラム20に巻き取られて、区画壁11が吹き出し
口6と吸い込み口7とを浴室内空間Bに臨ませる状態で
天井A側へ折り畳まれ、その折り畳まれた区画壁11が
下面パネル8の周部に沿って形成した格納溝23内に格
納されて、図2に示すように、浴室内空間Bの区画を解
除する区画解除状態に切り換えられる。
【0039】又、区画壁11が区画解除状態に切り換え
られている状態において、操作パネル22に設けたスイ
ッチの操作で電動モータ21を逆回転させると、ドラム
20が逆回転して区画壁11がその自重で格納溝23か
ら繰り出され、扉シート16をファスナー15で張り合
わせると、図1又は図3に示すように、浴室内空間Bを
区画する区画状態に切換られ、吹き出し口6から供給さ
れた暖房用空気は、図3中の白抜き矢印で示すように、
被乾燥物Cを乾燥させながら乾燥用D内を通過して、吸
い込み口7に吸い込まれる。
【0040】前記被乾燥物Cが乾燥用ハンガー24等を
介して吊り下げられる杆状の吊下げ体の一例としての物
干し棒25を天井A下面側に配置し、この物干し棒25
を吹き出し口6下方の使用位置で支持する使用状態とそ
の使用位置よりも天井A側に近接する不使用位置で支持
する不使用状態とに切換可能に支持する支持手段Eを天
井A近くに設けるとともに、支持手段Eには、物干し棒
25の使用位置と不使用位置とに亘る移動を案内する案
内手段26を設けてある。
【0041】前記支持手段Eは、物干し棒25を一定範
囲内で上下揺動可能に支持する支持体としての二本の支
持アーム26と、この支持アーム26を上下揺動可能に
軸支する軸受部27と、物干し棒25の外周部を挟み付
けて下面パネル8に着脱自在に嵌着固定する嵌着部28
とを下面パネル8の下面側に取付けて構成され、物干し
棒25を一定範囲内で上下揺動可能に支持する支持アー
ム26が前述の案内手段に構成されている。
【0042】前記物干し棒25が不使用位置で支持され
ている不使用状態では、当該物干し棒25は嵌着部28
に嵌着固定されており、この状態から物干し棒25を掴
んで引き下げると嵌着部28による嵌着固定が解除され
て、支持アーム26は物干し棒25の自重でその揺動範
囲の下端位置、つまり、支持アーム26の基端側に設け
た当たり部36が下面パネル8の格納溝23内側に設け
た段部37に当たる位置まで揺動し、図3に示すよう
に、物干し棒25を使用位置で支持する使用状態に切り
換わる。
【0043】そして、浴室内空間Bの大きさに比べて被
乾燥物Cが少ない場合には、被乾燥物Cを吊下げている
ハンガー24等を使用位置で支持した物干し棒25に引
っ掛けておき、その状態で、区画壁11を区画状態に切
り換えると、被乾燥物Cは乾燥用空間D内に収容され、
周壁部12の下端開口を扉シート16で塞いだ状態で暖
房機1を運転して、乾燥用空間D内の被乾燥物Cを効率
よく乾燥できるようにしてある。
【0044】又、物干し棒25が使用位置で支持されて
いる使用状態から、その物干し棒25を押し上げると、
支持アーム26がその揺動範囲の上端位置まで揺動し、
物干し棒25が嵌着部28に嵌着固定されて、図2に示
すように、物干し棒25が不使用位置で支持されている
不使用状態に切り換わる。
【0045】前記物干し棒25及び支持アーム26は、
物干し棒25を不使用位置で支持する不使用状態に切り
換えると下面パネル8の格納溝23内に入り込み、物干
し棒25は、区画解除状態に切り換えて折り畳み状態で
格納されている区画壁11の下側に格納されるので、区
画壁11が下側から見えにくくなる。
【0046】〔第2実施例〕図4は、乾燥用空間Dを形
成する区画壁11の別実施例を示し、第1実施例で示し
たと同様のシート地で、矩形筒状の周壁部12と底壁部
13と有する矩形箱状に構成され、周壁部12の下端側
は下端フレーム17で補強してあり、周壁部12の上端
側に取り付けたフック29を下面パネル8に設けた鉤状
の引っ掛け部30に引っ掛けて、天井A側に対して装脱
自在に設けられ、フック29を引っ掛け部30から外し
て、区画壁11を天井A側から離脱させる操作で、区画
解除状態に切り換えるようにしてある。
【0047】前記周壁部12の一側面部をファスナー3
8で開閉自在に設けて扉シート16が形成され、この扉
シート16を開閉して、被乾燥物Cを乾燥用空間Dに対
して出し入れできるようにしてある。
【0048】従って、本実施例では、区画壁11で区画
された乾燥用空間D内で被乾燥物Cを乾燥させる場合
は、下面パネル8から区画壁11を外した状態で、被乾
燥物Cを乾燥用ハンガー24等で物干しバー25に吊下
げ支持させてから、フック29を引っ掛け部30に引っ
掛けて区画壁11を区画状態に切り換え、乾燥が終了す
ると、フック29を引っ掛け部30から外して区画壁1
1を区画解除状態に切り換えるようにしてある。その他
の構成は第1実施例と同様である。
【0049】〔第3実施例〕図5は、乾燥用空間Dを形
成する区画壁11の別実施例を示し、乾燥用空間D内の
上部側を、周壁部12と同様のシート地で構成した中間
仕切り壁31で仕切って、当該乾燥用空間Dを、吹き出
し口6が臨んでいる第1空間D1と吸い込み口7が臨ん
でいる第2空間D2とに区画するとともに、第1空間D
1と第2空間D2とを中間仕切り壁31下端側の開口部
32を介してその底部側で連通してある。
【0050】そして、図中の白抜き矢印で示すように、
吹き出し口6から乾燥用空間D内に供給された暖房用空
気が、第1空間D1と第2空間D2とを順に通過するU
字状の一定流路に沿って強制的に流動して吸い込み口7
に吸い込まれ、第1空間D1又は第2空間D2に収容し
た被乾燥物Cを効率よく乾燥できるようにしてある。
【0051】前記中間仕切り壁31のシート地を補強し
ている補強フレーム33が周壁部12の補強フレーム1
4に連結され、区画壁11の天井A側への折り畳み操作
で当該中間仕切り壁31が同時に折り畳まれて、下面パ
ネル8の吹き出し口6と吸い込み口7との中間位置に形
成した格納溝34に嵌まり込む状態で格納されるように
してある。
【0052】前記第1空間D1と第2空間D2との各々
に物干し棒25を設けてあり、これらの物干し棒25の
各々は、第1実施例と同様に、吹き出し口6又は吸い込
み口7下方の使用位置で支持する使用状態とその使用位
置よりも天井A側に近接する不使用位置で支持する不使
用状態とに切換可能に支持されている。その他の構成は
第1実施例と同様である。
【0053】〔その他の実施例〕 1.本発明による乾燥方法及びその乾燥設備は、ダクト
等を介して吹き出し口から供給される室内暖房用空気で
乾燥するものであっても良い。 2.本発明による乾燥方法及びその乾燥設備は、室内空
間を上下に区画する区画壁を設けて、室内空間の上部側
に形成した乾燥用空間内で乾燥するものであっても良
い。 3.本発明による乾燥方法及びその乾燥設備は、浴室内
で乾燥するものに限定されず、例えば居間等の居室内で
乾燥するものであっても良い。 4.第1乃至第3実施例では、室内空間を矩形箱状の区
画壁で区画して乾燥用空間を形成したが、区画壁の形状
は特に限定されず、円筒形外壁部を備えた区画壁で区画
して乾燥用空間を形成しても良い。 5.第1乃至第3実施例では、室内空間を有底筒状の区
画壁で区画して乾燥用空間を形成したが、底部が室内空
間側に連通している乾燥用空間を形成して、乾燥用空間
内に供給された暖房用空気が乾燥用空間の底部から室内
空間に流れ出るようにしても良い。
【0054】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】区画状態を示す要部断面図
【図2】区画解除状態を示す要部断面図
【図3】乾燥設備の一部切欠斜視図
【図4】第2実施例を示す要部断面図
【図5】第3実施例を示す要部断面図
【符号の説明】 6 吹き出し口 7 吸い込み口 8 パネル 11 区画壁 20 駆動手段(ドラム) 21 駆動手段(電動モータ) 22 操作手段 A 天井 B 室内空間 C 被乾燥物 D 乾燥用空間 D1 第1空間 D2 第2空間

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井(A)側に設けてある吹き出し口
    (6)から供給される室内暖房用空気で被乾燥物(C)
    を乾燥する乾燥方法であって、 室内空間(B)を区画壁(11)にて区画解除自在に区
    画して、前記吹き出し口(6)が内側に臨んでいる乾燥
    用空間(D)を形成し、前記乾燥用空間(D)内で被乾
    燥物(C)を乾燥する乾燥方法。
  2. 【請求項2】 前記区画壁(11)が、前記吹き出し口
    (6)を室内空間(B)に臨ませる状態で天井(A)側
    に折り畳み可能に設けられ、前記区画壁(11)の天井
    (A)側への折り畳み操作で、前記室内空間(B)の区
    画を解除する区画解除状態に切り換えられる請求項1記
    載の乾燥方法に使用する乾燥設備。
  3. 【請求項3】 前記区画壁(11)を区画状態と区画解
    除状態とに切換可能な駆動手段(20,21)が設けら
    れている請求項2記載の乾燥設備。
  4. 【請求項4】 吹き出し口(6)を形成しているパネル
    (8)が天井(A)側に対して着脱可能に設けられ、前
    記パネル(8)の裏面側に前記駆動手段(20,21)
    が配置されている請求項3記載の乾燥設備。
  5. 【請求項5】 前記駆動手段(20,21)を遠隔操作
    可能な操作手段(22)が設けられている請求項4記載
    の乾燥設備。
  6. 【請求項6】 前記乾燥用空間(D)を形成する区画壁
    (11)が天井(A)側に対して装脱自在に設けられ、
    前記区画壁(11)の天井(A)側からの離脱操作で、
    前記室内空間(B)の区画を解除する区画解除状態に切
    り換えられる請求項1記載の乾燥方法に使用する乾燥設
    備。
  7. 【請求項7】 前記室内空間(B)の空気を吸い込む吸
    い込み口(7)が、前記乾燥用空間(D)の内側に臨む
    状態で天井(A)側に設けられているとともに、前記乾
    燥用空間(D)が、前記吹き出し口(6)が臨んでいる
    第1空間(D1)と前記吸い込み口(7)が臨んでいる
    第2空間(D2)とに仕切られ、前記第1空間(D1)
    と前記第2空間(D2)とが当該乾燥用空間(D)の底
    部側で連通されている請求項2,3,4,5又は6記載
    の乾燥設備。
  8. 【請求項8】 前記吹き出し口(6)が浴室の天井
    (A)側に設けられている請求項2,3,4,5,6又
    は7記載の乾燥設備。
JP6321879A 1994-12-26 1994-12-26 乾燥方法とその乾燥方法に使用する乾燥設備 Pending JPH08173696A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6321879A JPH08173696A (ja) 1994-12-26 1994-12-26 乾燥方法とその乾燥方法に使用する乾燥設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6321879A JPH08173696A (ja) 1994-12-26 1994-12-26 乾燥方法とその乾燥方法に使用する乾燥設備

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08173696A true JPH08173696A (ja) 1996-07-09

Family

ID=18137430

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6321879A Pending JPH08173696A (ja) 1994-12-26 1994-12-26 乾燥方法とその乾燥方法に使用する乾燥設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08173696A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5730006A (en) Garment de-wrinkler
EP2009171A1 (en) Garment drying apparatus
US6363627B1 (en) Clothes dryer
EP3358070A1 (en) Portable clothes dryer and clothes drying method thereof
US6047482A (en) Portable clothes dryer
JP2010019519A (ja) 浴室用乾燥機
CN211897501U (zh) 带干衣罩的电动晾衣机
JPH08173690A (ja) 乾燥設備
JPH08173696A (ja) 乾燥方法とその乾燥方法に使用する乾燥設備
JP3762582B2 (ja) 静止型乾燥機
JP4584850B2 (ja) 除湿機
KR20090083640A (ko) 먼지 털이 기능을 구비한 수납장치
JP2003088698A (ja) 物干し装置
CN111411493B (zh) 取暖器
JPH08196799A (ja) 衣類乾燥装置
KR20210063043A (ko) 휴대용 의류 관리기
JPH05141705A (ja) 除湿機
JP2007202742A (ja) 衣類乾燥装置
JP2003343974A (ja) 傘自動乾燥装置
JP3007881U (ja) 室内用衣類乾燥機
KR102336937B1 (ko) 미세먼지 제거기능을 갖춘 소형 건조기
CN109554900A (zh) 便携式香薰消毒速干机
JP2747598B2 (ja) 押し入れ乾燥兼用洗濯物乾燥装置
CN216346701U (zh) 挂床式空调器
CN213992897U (zh) 一种具有清毒、烘干功能的酒店衣柜