JPH08173560A - レーザ治療器用プローブ及びレーザ治療器 - Google Patents
レーザ治療器用プローブ及びレーザ治療器Info
- Publication number
- JPH08173560A JPH08173560A JP6340875A JP34087594A JPH08173560A JP H08173560 A JPH08173560 A JP H08173560A JP 6340875 A JP6340875 A JP 6340875A JP 34087594 A JP34087594 A JP 34087594A JP H08173560 A JPH08173560 A JP H08173560A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laser
- semiconductor laser
- probe
- therapeutic apparatus
- treatment
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 レーザ治療と温熱治療とが同時に治療でき、
しかも小型、高出力で信頼性の高いレーザ照射部を有す
るレーザ治療器を提供する。 【構成】 中央部穴付サーモモジュール(ペルチェ素
子)6の穴に半導体レーザ4のレーザ照射口を挿入し、
半導体レーザ4の放熱板を、サーモモジュール6の冷却
側6Aに固定し、サーモモジュール6の反対側の加熱側
6Bに遠赤外線放出セラミック9を固定する。
しかも小型、高出力で信頼性の高いレーザ照射部を有す
るレーザ治療器を提供する。 【構成】 中央部穴付サーモモジュール(ペルチェ素
子)6の穴に半導体レーザ4のレーザ照射口を挿入し、
半導体レーザ4の放熱板を、サーモモジュール6の冷却
側6Aに固定し、サーモモジュール6の反対側の加熱側
6Bに遠赤外線放出セラミック9を固定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、疼痛の緩解治療などに
用いられる半導体レーザ治療器に関するものである。
用いられる半導体レーザ治療器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、数mWから100mW程度まで
のレーザ光を人体に照射することにより、肩凝り、腰痛
などの疼痛が緩解することはよく知られている。従来こ
の種の半導体レーザ治療器は、レーザ照射プローブを手
に持ったり、吸着してレーザ治療のみを行なっていた。
のレーザ光を人体に照射することにより、肩凝り、腰痛
などの疼痛が緩解することはよく知られている。従来こ
の種の半導体レーザ治療器は、レーザ照射プローブを手
に持ったり、吸着してレーザ治療のみを行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、レーザ治療
は、慢性疼痛(例えば、頸肩腕症候群、肩関節周囲炎、
腰痛症、慢性関節リウマチ、変形性関節症等)の緩解に
有効であるが、これらの疾患は、慢性の阻血障害、循環
障害を生じている場合が多く、患部の加温、循環の促進
等のため、温熱治療を平行して施す場合が多い。この
為、レーザ治療と温熱治療とを同時に行なうと効率的で
ある。
は、慢性疼痛(例えば、頸肩腕症候群、肩関節周囲炎、
腰痛症、慢性関節リウマチ、変形性関節症等)の緩解に
有効であるが、これらの疾患は、慢性の阻血障害、循環
障害を生じている場合が多く、患部の加温、循環の促進
等のため、温熱治療を平行して施す場合が多い。この
為、レーザ治療と温熱治療とを同時に行なうと効率的で
ある。
【0004】しかし、半導体レーザを内蔵するレーザ照
射部にヒーターなどによる加熱部を設けることは、半導
体レーザに熱的ダメージを与え、耐久性上の問題を生じ
たり、故障の原因となるため困難であった。半導体レー
ザの信頼性は、使用時の接合部の温度と密接な関係があ
り、温度が高くなると指数関数的に信頼性が低下するの
で、熱に十分配慮して設計する必要がある。
射部にヒーターなどによる加熱部を設けることは、半導
体レーザに熱的ダメージを与え、耐久性上の問題を生じ
たり、故障の原因となるため困難であった。半導体レー
ザの信頼性は、使用時の接合部の温度と密接な関係があ
り、温度が高くなると指数関数的に信頼性が低下するの
で、熱に十分配慮して設計する必要がある。
【0005】本発明は、半導体レーザに熱的ダメージを
与えず、これらの慢性疼痛の治療にレーザ治療と温熱治
療とを同時に行なうことが出来る効率的な治療器を提供
することを目的とする。
与えず、これらの慢性疼痛の治療にレーザ治療と温熱治
療とを同時に行なうことが出来る効率的な治療器を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、レ
ーザを照射するレーザ照射部と、該レーザ照射部の半導
体レーザを冷却するサーモモジュール(ペルチェ素子)
と、該サーモモジュールの加熱側が遠赤外線放出素子な
どを介して人体を温熱刺激する加熱部とを備えてなるレ
ーザ治療器を提供する。
ーザを照射するレーザ照射部と、該レーザ照射部の半導
体レーザを冷却するサーモモジュール(ペルチェ素子)
と、該サーモモジュールの加熱側が遠赤外線放出素子な
どを介して人体を温熱刺激する加熱部とを備えてなるレ
ーザ治療器を提供する。
【0007】
【作用】上記のレーザ治療器用によれば、レーザを照射
するレーザ照射部を患者の患部に押圧、又は吸着するこ
とにより、レーザ治療と共に温熱治療を同時に施すこと
が出来、効率的な治療を行なうことが出来る。
するレーザ照射部を患者の患部に押圧、又は吸着するこ
とにより、レーザ治療と共に温熱治療を同時に施すこと
が出来、効率的な治療を行なうことが出来る。
【0008】一方、半導体レーザを強制的に冷却するた
め、自然放熱では不可能な、小型でしかも数十mW以上
の高出力なプローブを作成することが出来る。また、半
導体レーザの信頼性も向上する。
め、自然放熱では不可能な、小型でしかも数十mW以上
の高出力なプローブを作成することが出来る。また、半
導体レーザの信頼性も向上する。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例について、以下図面に従っ
て説明すると、第1図は本発明に係わるレーザ治療器の
吸着タイプのプローブの要部の断面図である。吸着プロ
ーブは、吸着子1と、プローブケース2と、レーザ治療
器本体と接続するケーブル3とからなる。プローブケー
ス2内にはレーザを発振する半導体レーザ4と、半導体
レーザ4の出力光をほぼ平行にするための特殊レンズ5
と、半導体レーザ4を冷却するサーモモジュール(ペル
チェ素子)6と、該サーモモジュール6の温度を検出す
るサーミスタ7と、人体への接触を検出するタッチセン
サー電極8と、遠赤外線放出セラミック9とが組み込ま
れている。サーモモジュール6は、中央部に穴のあるも
のが使用され、該穴に半導体レーザ4のキャップ部が挿
入され、中央部からレーザが照射される。半導体レーザ
4の放熱板は、サーモモジュール6の冷却側6Aに固定
されている。サーモモジュール6の反対側の加熱側6B
には、遠赤外線放出セラミック9が固定され、該遠赤外
線放出セラミック9が人体に接触して温熱治療をするこ
とが出来る。遠赤外線放出セラミック9の代わりに、良
熱伝導物質を使用しても良い。温熱部の温度は、サーミ
スタ7で検出し、制御される。
て説明すると、第1図は本発明に係わるレーザ治療器の
吸着タイプのプローブの要部の断面図である。吸着プロ
ーブは、吸着子1と、プローブケース2と、レーザ治療
器本体と接続するケーブル3とからなる。プローブケー
ス2内にはレーザを発振する半導体レーザ4と、半導体
レーザ4の出力光をほぼ平行にするための特殊レンズ5
と、半導体レーザ4を冷却するサーモモジュール(ペル
チェ素子)6と、該サーモモジュール6の温度を検出す
るサーミスタ7と、人体への接触を検出するタッチセン
サー電極8と、遠赤外線放出セラミック9とが組み込ま
れている。サーモモジュール6は、中央部に穴のあるも
のが使用され、該穴に半導体レーザ4のキャップ部が挿
入され、中央部からレーザが照射される。半導体レーザ
4の放熱板は、サーモモジュール6の冷却側6Aに固定
されている。サーモモジュール6の反対側の加熱側6B
には、遠赤外線放出セラミック9が固定され、該遠赤外
線放出セラミック9が人体に接触して温熱治療をするこ
とが出来る。遠赤外線放出セラミック9の代わりに、良
熱伝導物質を使用しても良い。温熱部の温度は、サーミ
スタ7で検出し、制御される。
【0010】第2図は本発明に係わるレーザ治療器の全
体図を示すものであり、半導体レーザ4を駆動するため
の電源及び吸着子を吸着させるための真空ポンプ、及び
制御機能を持った本体10と半導体レーザ4及びサーモ
モジュール6などが組み込まれているプローブ11とで
構成されている。プローブには吸着タイプ以外に手に持
って照射するハンドタイプや、テープなどで貼付ける貼
付けタイプ等がある。プローブを人体に接触させると、
タッチセンサーが作動して、吸引を開始して、吸着プロ
ーブが吸着固定され、同時にレーザが照射されると共に
温熱部が設定温度まで加熱され、同時治療が出来る。温
熱治療をしたくないときは、設定温度を患部の皮膚温以
下に設定すればレーザ治療器のみとして使用できる。
体図を示すものであり、半導体レーザ4を駆動するため
の電源及び吸着子を吸着させるための真空ポンプ、及び
制御機能を持った本体10と半導体レーザ4及びサーモ
モジュール6などが組み込まれているプローブ11とで
構成されている。プローブには吸着タイプ以外に手に持
って照射するハンドタイプや、テープなどで貼付ける貼
付けタイプ等がある。プローブを人体に接触させると、
タッチセンサーが作動して、吸引を開始して、吸着プロ
ーブが吸着固定され、同時にレーザが照射されると共に
温熱部が設定温度まで加熱され、同時治療が出来る。温
熱治療をしたくないときは、設定温度を患部の皮膚温以
下に設定すればレーザ治療器のみとして使用できる。
【0011】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0012】レーザ治療と温熱治療が同時に治療できる
ので、治療時間が短縮できる。
ので、治療時間が短縮できる。
【0013】レーザ治療を受ける患者は、レーザ出力が
低いため、レーザによる刺激感をほとんど感じないが、
このため治療に不安を感じる患者が多いと言われてい
る。温熱治療を同時に施すことにより、患者は、快適で
満足な治療が受けられる。
低いため、レーザによる刺激感をほとんど感じないが、
このため治療に不安を感じる患者が多いと言われてい
る。温熱治療を同時に施すことにより、患者は、快適で
満足な治療が受けられる。
【0014】人体に固定して使用する場合は、小型軽量
なプローブが望まれるが、半導体レーザを強制冷却する
ため、数十mW以上の高出力プローブでも、放熱が充分
であるので、小型にすることが出来る。
なプローブが望まれるが、半導体レーザを強制冷却する
ため、数十mW以上の高出力プローブでも、放熱が充分
であるので、小型にすることが出来る。
【0015】半導体レーザを強制冷却するため、信頼
性、耐久性が向上する。
性、耐久性が向上する。
【図1】レーザ治療器の吸着タイプのプローブの実施例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図2】レーザ治療器の全体図である。
1 吸着子 2 プローブケース 3 ケーブル 4 半導体レーザ 5 特殊レンズ 6 サーモモジュール 6A サーモモジュール冷却側 6B サーモモジュール加熱側 7 サーミスタ 8 タッチセンサー電極 9 赤外線放出セラミック
Claims (1)
- 【請求項1】 レーザを照射するレーザ照射部と、該レ
ーザ照射部の人体への装着を検知するセンサと、レーザ
照射部の半導体レーザを冷却するサーモモジュールと、
該サーモモジュールの加熱側が遠赤外線放出素子などを
介して人体を温熱刺激する加熱部とを備えていることを
特徴とするレーザ治療器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6340875A JPH08173560A (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | レーザ治療器用プローブ及びレーザ治療器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6340875A JPH08173560A (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | レーザ治療器用プローブ及びレーザ治療器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08173560A true JPH08173560A (ja) | 1996-07-09 |
Family
ID=18341119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6340875A Pending JPH08173560A (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | レーザ治療器用プローブ及びレーザ治療器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08173560A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010067482A (ko) * | 2001-01-09 | 2001-07-13 | 박정환 | 레이저 치료기의 프로브 구조 |
US7835069B2 (en) | 2007-03-28 | 2010-11-16 | Nec Corporation | WDM optical amplifier with heat radiation from laser source to amplification medium |
CN114159699A (zh) * | 2021-11-16 | 2022-03-11 | 河南翔宇医疗设备股份有限公司 | 医疗康复器控制方法、装置、设备及存储介质 |
-
1994
- 1994-12-22 JP JP6340875A patent/JPH08173560A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010067482A (ko) * | 2001-01-09 | 2001-07-13 | 박정환 | 레이저 치료기의 프로브 구조 |
US7835069B2 (en) | 2007-03-28 | 2010-11-16 | Nec Corporation | WDM optical amplifier with heat radiation from laser source to amplification medium |
CN114159699A (zh) * | 2021-11-16 | 2022-03-11 | 河南翔宇医疗设备股份有限公司 | 医疗康复器控制方法、装置、设备及存储介质 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040422 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040511 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041005 |