JPH0817324A - バイメタル装置およびその製造方法 - Google Patents

バイメタル装置およびその製造方法

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Publication number
JPH0817324A
JPH0817324A JP15240394A JP15240394A JPH0817324A JP H0817324 A JPH0817324 A JP H0817324A JP 15240394 A JP15240394 A JP 15240394A JP 15240394 A JP15240394 A JP 15240394A JP H0817324 A JPH0817324 A JP H0817324A
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JP
Japan
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bimetal
heater
support
resistance
welding
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Pending
Application number
JP15240394A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Mishima
正義 三島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH0817324A publication Critical patent/JPH0817324A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H71/00Details of the protective switches or relays covered by groups H01H73/00 - H01H83/00
    • H01H71/10Operating or release mechanisms
    • H01H71/12Automatic release mechanisms with or without manual release
    • H01H71/14Electrothermal mechanisms
    • H01H71/16Electrothermal mechanisms with bimetal element
    • H01H71/164Heating elements

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  • Breakers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 バイメタル,ヒータ,サポートを重ね合わせ
て抵抗溶接する際に、バイメタルとサポートの接合部へ
の応力集中を少なくして、バイメタルのクラックや折損
の発生を防止する。 【構成】 ヒータ2とバイメタル1とサポート3とを、
バイメタル1を中間にしてヒータ2およびサポート3と
共にそれぞれの一端を重ね合わせて抵抗溶接して構成す
るものにおいて、サポート3の一端の重ね合わせ部に抵
抗溶接の際に溶接電流が集中する突起3aを設けると共
に、ヒータ2とバイメタル1の間及びバイメタル1とサ
ポート3の間のそれぞれ重ね合わせ部1a,2a,3a
にろう材4を挿入して、その重ね合わせ部を抵抗溶接す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回路遮断器における
過電流引外し部あるいは温度調節器などに用いるバイメ
タル装置とその製造方法に関するものである。
【従来の技術】
【0002】図5ないし図7は回路遮断器の過電流引外
し部に用いる従来のバイメタル装置を示すものである。
図において、1は周知のバイメタルで、1bは高膨張側
であり1cは低膨張側である。2は例えば銅ニッケル合
金材で形成された板状のヒータ、3は例えば銅鉄合金の
板材で形成されたサポートである。この、バイメタル1
に対し、一方の側にヒータ2を他方の側にサポート3を
配置して、それぞれの一端の重ね合わせ部1a,2a,
3aを重ね合わせて抵抗溶接して形成されている。4は
抵抗溶接のためのろう材である。このバイメタル装置を
回路遮断器に内蔵する場合、ヒータ2の他端(先端部
分)は導線を介して端子装置(図示せず)に接続され
る。サポート3は合成樹脂製ケース内に形成されたサポ
ート支持部(図示せず)に嵌装固着される。また、サポ
ート3の一端の重ね合わせ部3aの近傍には可撓銅撚線
が接続され、この可撓銅撚線は可動接触子(図示せず)
に接続される。なお、バイメタル1は2点鎖線のように
矢印B方向に湾曲したとき、過電流引外し機構(図示せ
ず)を作動させるように配設される。
【0003】上記バイメタル装置を抵抗溶接して形成す
る場合、図7に示すように重ね合わせ部1a,2a,3
aの間にろう材4を挿入し、溶接機(図示せず)の電極
5を当てて通電することにより抵抗溶接がなされる。な
お、6は支持部材で、抵抗溶接の際の発熱によりバイメ
タル1が矢印B方向に異常湾曲しないように支持し、溶
接の安定化を図るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の回路遮断器等の
バイメタル装置は以上のように構成され、バイメタル1
を支持部材6により支持して抵抗溶接するので、溶接時
に図7に示す接合部A点の近傍に異常な応力が発生し、
これがバイメタル1におけるクラック発生あるいはバイ
メタル1の折損の原因になる。即ち、電極5からの通電
電流は重ね合わせた接合面全体へ流れるので、発熱面積
が大きくしかも発熱面の全体が高温度になるので、その
高熱によりバイメタル1が急速に湾曲する。しかし、先
端を図7に示すように支持部材6により支持されている
ので2点鎖線で示すように湾曲しょうとする。この湾曲
に伴う最大応力が接合部A点にかかるので、図示のよう
にA点にクラックが発生しクラックによってバイメタル
1が折損することがある。なお、実験結果ではクラック
は低膨張側1cの側に発生する頻度が高かった。
【0005】また、面接合であるため、ろう材が重ね合
わせ部1a,2a,3aの内部に残らず、外部へ流出し
易いので溶接不良になるものもあった。さらに、溶接時
の発熱は高抵抗材のヒータ2から始まり、バイメタル
1、サポート3と熱が伝導して加熱されるので熱バラン
スが悪く、バイメタル1が加熱される時間が長くなる。
この点においてもバイメタル1の湾曲応力が大きくなる
原因になっていた。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、バイメタルを中間にしてヒータお
よびサポートを重ね合わせて抵抗溶接する際に、バイメ
タルとサポートの接合部A点への応力集中を少なくし
て、バイメタルのクラックや折損の発生を防止する。ま
た、ろう材の外部への流出を少なくして溶接不良を防止
するバイメタル装置の製造方法を得るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるバイメ
タル装置は、回路電流の通電により発熱する板状のヒー
タと、この板状のヒータに隣接して配置され、ヒータの
発熱によって湾曲するよう構成されたバイメタルと、こ
のバイメタルの一端を上記ヒータと共に挟持する金属製
のサポート部材と、このサポート部材のバイメタルとの
対向面に形成された突起部とを有し、バイメタルの一端
がヒータおよびサポート部材の突起部とろう材を介して
一体に抵抗溶接されたものである。
【0008】また、この発明にかかるバイメタル装置の
製造方法は、回路電流の通電により発熱するヒータと、
このヒータの発熱によって湾曲するよう構成されたバイ
メタルと、このバイメタルに対向する面に突起部を有す
る金属製のサポート部材とを、上記バイメタルを中間に
してバイメタルの一端においてろう材を挟んで重ね合わ
せ、この重ね合わせ部をサポート部材の突起部を介して
抵抗溶接するようにしたものである。
【0009】
【作用】上記のようになされたバイメタル装置において
は、サポートに設けた突起が、その突起の周辺に限定さ
れた発熱を生じるように作用し、従って発熱量が少なく
なりバイメタル湾曲による応力の発生を抑制するので、
品質が向上する。
【0010】上記のようになされたバイメタル装置の製
造方法においては、サポートに設けた突起が、その突起
の周辺に限定された発熱を生じるように作用し、従って
発熱量が少なくなりバイメタル湾曲による応力の発生を
抑制するように働く。また、突起の周辺に限定された発
熱により、ろう材の外部への流出を少なくするように働
く。
【0011】
【実施例】
実施例1.図1ないし図4はこの発明の一実施例である
回路遮断器等のバイメタル装置の製造方法示すもので
り、図において、1はバイメタルで、1aは重ね合わせ
部、1bは高膨張側であり1cは低膨張側である。2は
ヒータ、2aは重ね合わせ部、4はろう材である。これ
らは上記従来のバイメタル装置の製造方法のものと同一
であるため説明を省略する。3は例えば銅鉄合金の板材
で形成されたサポートであり、重ね合わせ部3aのほぼ
中央に突起3bが設けてある。この突起3bは図3,図
4に示すようにサポート3から打ち出すことにより形成
されるが、その大きさはバイメタル装置の大きさに応じ
て抵抗溶接(プロゼクション溶接)に適した大きさに設
定する。
【0012】上記において、ヒータ2とバイメタル1の
重ね合わせ部2a,1a及びサポート3の重ね合わせ部
3aを重ね合わせて抵抗溶接(プロゼクション溶接)す
る場合は、図3に示すようにろう材4を挿入し、溶接機
(図示せず)の電極5により挟持して通電及び加圧す
る。この溶接の初期段階においては、通電及び加圧によ
り突起3bの先端がろう材4と接触し、さらに加圧する
とバイメタル1に接触する。この突起3bの先端は接触
抵抗が高いので発熱が高くなって、突起3bの先端から
溶融しバイメタル1と溶着する。一方、高抵抗のヒータ
2側も早く発熱するので、熱バランスが良くなる。な
お、通電により発熱した時にヒータ2とバイメタル1の
重ね合わせ部2aと1aの間、及び、バイメタル1とサ
ポート3の重ね合わせ部1aと3aの間に挿入したろう
材4が中央部から溶融して図4に示すように流れ込み、
それぞれの重ね合わせ部2aと1aの間、及び、重ね合
わせ部1aと3aの間が短時間で溶着する。
【0013】上記実施例によれば、サポート3の突起3
bの部分に集中して溶接電流が流れ、局部的に加熱され
て短時間で溶接される。従って、小さな入熱量での溶接
であるためバイメタル1に対する加熱量が少なく、バイ
メタル1とサポート3の接合部A点への応力集中が少な
くなる。なお、このバイメタル装置を回路遮断器に内蔵
する場合は前記従来のものと同様にしてなされる。
【0014】
【発明の効果】この発明による回路遮断器等に用いるバ
イメタル装置とその製造方法は、以上説明したようにサ
ポートの一端の重ね合わせ部に抵抗溶接の際に溶接電流
が集中する突起を設けると共に、ヒータとバイメタルの
間及びバイメタルとサポートの間のそれぞれ重ね合わせ
部にろう材を挿入して、その重ね合わせ部を抵抗溶接す
るように構成されているので、以下に示すような効果を
奏する。
【0015】サポートの突起部から発熱が始まり、高抵
抗のヒータ側も早く発熱するので、熱バランスが良くな
り、短時間に溶接がなされる。従って、溶接時のバイメ
タルに対する加熱量が少ないので、バイメタルとサポー
トの接合部への応力集中が少なく、クラックの発生や折
損の発生が防止される。また、突起の周辺に限定された
発熱により、ろう材の外部への流出が少なくなるので、
溶接不良が防止される。従って、品質の良好な、信頼性
の高いバイメタル装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の製造方法によるバイメタル装置の
斜視図である。
【図2】 この発明の製造方法によるバイメタル装置の
分解図である。
【図3】 この発明の製造方法の説明図である。
【図4】 この発明の製造方法の説明用拡大断面図であ
る。
【図5】 従来の製造方法によるバイメタル装置の斜視
図である。
【図6】 従来の製造方法によるバイメタル装置の分解
図である。
【図7】 従来の製造方法の説明図である。
【符号の説明】
1 バイメタル、2 ヒータ、3 サポート、4 ろう
材、1a,2a,3a重ね合わせ部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路電流の通電により発熱する板状のヒ
    ータ、この板状のヒータに隣接して配置され、ヒータの
    発熱によって湾曲するよう構成されたバイメタル、この
    バイメタルの一端を上記ヒータと共に挟持する金属製の
    サポート部材、このサポート部材の上記バイメタルとの
    重ね合わせ部に形成された突起部を備え、上記バイメタ
    ルの一端が上記ヒータおよびサポート部材とろう材を介
    して一体に抵抗溶接されたことを特徴とするバイメタル
    装置。
  2. 【請求項2】 回路電流の通電により発熱するヒータ
    と、このヒータの発熱によって湾曲するよう構成された
    バイメタルと、このバイメタルに対向する面に突起部を
    有する金属製のサポート部材とを、上記バイメタルを中
    間にしてバイメタルの一端においてろう材を挟んで重ね
    合わせ、この重ね合わせ部をサポート部材の突起部を介
    して抵抗溶接することを特徴とするバイメタル装置の製
    造方法。
JP15240394A 1994-07-04 1994-07-04 バイメタル装置およびその製造方法 Pending JPH0817324A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012142282A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Ls Industrial Systems Co Ltd 配線用遮断器のバイメタル組立体
CN107221480A (zh) * 2016-03-22 2017-09-29 施耐德电器工业公司 具有长脱扣时间的脱扣装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012142282A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Ls Industrial Systems Co Ltd 配線用遮断器のバイメタル組立体
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