JPH08172480A - 留守番電話機 - Google Patents

留守番電話機

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Publication number
JPH08172480A
JPH08172480A JP31717994A JP31717994A JPH08172480A JP H08172480 A JPH08172480 A JP H08172480A JP 31717994 A JP31717994 A JP 31717994A JP 31717994 A JP31717994 A JP 31717994A JP H08172480 A JPH08172480 A JP H08172480A
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JP
Japan
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signal
dtmf signal
dtmf
line
recording
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JP31717994A
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English (en)
Inventor
Hirokazu Mizumoto
裕和 水本
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Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 DTMF信号の誤検出による留守番電話機の
誤動作を防止する。 【構成】 留守番電話機2は、回線1と、回線インター
フェース3と、着信検出装置4と、検出手段21と、制
御装置7と、押しボタンダイヤル8と、応答メッセージ
録音再生装置9と、録音再生装置11と、ハンドセット
15とマスク手段22とを含む。検出手段21は、DT
MF信号を検出するDTMF検出装置6と、制御装置7
とを含む。検出手段21は、DTMF信号が予め定める
基準時間以上継続するか否かを検出し、基準時間以上継
続するDTMF信号が有効と判断される。マスク手段2
2は、マスク信号発生装置19と、制御装置7とを含
む。留守応答時、用件録音中に検出手段21によって誤
動作をもたらすDTMF信号が検出されると、マスク手
段22は、DTMF信号をマスクするマスク信号を加え
る。これによって、誤動作をもたらすDTMF信号が検
出されなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、留守番電話機、特に遠
隔操作機能を備えるものに関する。
【0002】
【従来の技術】近年留守番電話機では、多機能化が急速
に進められており、外出先から電話をかけて録音されて
いる内容を再生して聞いたり、聞いている途中で再生を
止めたり、巻戻しや早送りをしたりすることのできる遠
隔操作機能付留守番電話機も登場している。このような
留守番電話機の遠隔操作は、押しボタン式電話機から発
信されるDTMF(Dual Tone Multiple Frequency)信
号、いわゆる押しボタン信号を利用して行われる。たと
えば5#、3#、4#の順序の押しボタン操作は、それ
ぞれ再生の停止、巻戻し、早送りを指示する信号を発信
する。DTMF信号は、国際電信電話諮問委員会(CC
ITT)で規定され本来はダイヤル発信用であるけれど
も、回線接続後は数字データ伝達用として利用可能であ
り、公衆電話回線網の通話帯域0.3〜3.4kHz内
で、容易に検出可能な信号としての特性を備えている。
【0003】ところが留守番電話機では、用件をテープ
に録音している際に電話をかけている側からDTMF信
号を送出することによって、たとえば5#や3#や4#
などの押しボタンが無意識に押されることなどによって
DTMF信号が信号音として録音されることがある。こ
のような状況下で外出先から留守番電話機の録音内容を
遠隔操作用DTMF信号によって再生すると、電話回線
の側音(サイドトーン)などにより回線から回り込んで
入ってくるDTMF信号を再生中の留守番電話機の受話
経路で遠隔操作用DTMF信号として誤検出してしま
い、再生停止や巻戻しや早送りなどの誤動作をすること
がある。なお側音は、受話器に回り込む送話信号音であ
る。
【0004】このような誤動作を防止するために、留守
番電話機には従来から次のような対策がとられている。 用件の録音時にDTMF信号を検出すると、DTMF
信号を検出している間磁気テープの録音経路を無音化し
てDTMF信号が磁気テープに録音されないようにす
る。 用件録音時はDTMF信号をそのまま録音して、磁気
テープ再生時に再生音声を監視し、DTMF信号を検出
するとDTMF信号を検出している間磁気テープの再生
経路を無音化して、DTMF信号を回線に出さないよう
にする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記
の対策である録音時にDTMF信号を検出すると録音経
路を無音化する方法では、録音された内容を再生すると
きに途中で再生音が途切れるので、使用者が故障したと
思うおそれがある。また前記の対策である磁気テープ
再生時に再生音を監視し、DTMF信号を検出すると再
生音を無音化する方法では、磁気テープ再生時に実際に
入力される遠隔操作用DTMF信号も無音化されるおそ
れがある。したがって遠隔操作用DTMF信号を有効に
するためには、経路が別々に必要になり、回路の追加の
ためのコストが増大する。
【0006】本発明の目的は、留守番電話機の遠隔操作
において、録音入力信号に含まれるDTMF信号の誤検
出による誤動作を防止することができる遠隔操作機能を
備えた留守番電話機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、回線からの呼
出しに応答し、予め定める応答を行い、回線からのメッ
セージを録音し、回線からDTMF信号による指令を与
えて録音内容の回線への送出が可能な留守番電話機にお
いて、録音入力信号中にDTMF信号が予め定める基準
時間以上継続するか否かを検出する検出手段と、検出手
段からの出力に応答し、DTMF信号が基準時間以上継
続するとき、録音入力信号にDTMF信号をマスクする
マスク信号を加えるマスク手段とを含むことを特徴とす
る留守番電話機である。また本発明の前記検出手段に
は、前記基準時間が回線への録音内容の送出中は回線か
らのメッセージの録音中よりも長く設定されることを特
徴とする。また本発明の前記マスク信号は、DTMF信
号の高群と低群とに含まれる周波数のうちのいずれか1
つの周波数の信号であることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明に従えば、留守番電話機は、留守応答や
メッセージの録音やDTMF信号による指令によって録
音内容の回線への送出が可能であり、DTMF信号が予
め定める基準時間以上継続するか否かを検出する検出手
段と、検出手段からの出力に応答し、録音入力信号にD
TMF信号をマスクするマスク信号を加えるマスク手段
とを含む。これによって、録音入力信号にDTMF信号
が含まれることが検出手段によって検出されると、DT
MF信号はマスク信号と同時に録音されるので、再生時
にはマスク信号と同時に再生され検出手段によってDT
MF信号として検出されなくなる。このため、外出先か
ら電話をかけ遠隔操作用DTMF信号によって録音内容
を再生して聞く際、録音されたDTMF信号が遠隔操作
用DTMF信号として誤検出されることがなくなり、誤
検出に基づく誤動作が防止される。
【0009】また本発明に従えば、回線への録音内容の
送出中における前記予め定める基準時間は、回線からの
メッセージの録音中よりも長く設定される。これによっ
て、回線への録音内容の送出中には、継続時間の短いD
TMF信号は検出手段によって有効と判断されないの
で、雑音などに起因する不要なDTMF信号が無効とな
る。また回線からのメッセージの録音中には、継続時間
の短いDTMF信号も検出手段によって有効と判断され
るので、マスク手段によってより多くのDTMF信号が
マスクされ無害化される。このため外出先から電話をか
け遠隔操作用DTMF信号によって録音内容を再生する
際、録音されたDTMF信号が遠隔操作用DTMF信号
として誤検出されることがなくなり、誤検出に基づく誤
動作がより確実に防止される。
【0010】また本発明に従えば、マスク信号はDTM
F信号の高群と低群とに含まれる周波数のうちのいずれ
か1つの周波数の信号であるので、DTMF信号の成分
として検出可能である。マスク信号の付加によってDT
MF信号の周波数成分が増えたり、高群と低群とのレベ
ル差が大きくなり、正常なDTMF信号として検出され
なくなる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例である留守番電話機
の電気的構成を示すブロック図であり、図2は図1に示
す留守番電話機の検出手段によるDTMF信号の検出動
作を示すタイムチャートであり、図3は押しボタンダイ
ヤルにおけるDTMF信号の周波数成分を示す説明図で
ある。
【0012】留守番電話機2は、公衆電話回線である回
線1と、回線インターフェース3と、着信検出装置4
と、検出手段21と、制御装置7と、押しボタンダイヤ
ル8と、応答メッセージ録音再生装置9と、録音再生装
置11と、通話のために用いられるハンドセット15
と、マスク手段22とを含む。
【0013】回線インターフェース3は、回線1を介し
て交換機と接続されており、回線1の接続、開放、回線
1との音声信号の送受信、押しボタンダイヤル信号の出
力、終話信号の検出等を行う。着信検出装置4は、回線
インターフェース3から着信信号を検出する装置であ
り、着信信号を検出すると制御装置7に着信信号を送信
するとともにブザー5を鳴らす。制御装置7は、CPU
(中央演算処理装置)、ROM(リードオンリメモ
リ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)およびI/O
(入力/出力)回路などを含み、留守番電話機2の制御
を行う。
【0014】検出手段21は、回線1から着信された信
号中のDTMF信号を検出するDTMF検出装置6と、
制御装置7とを含む。検出手段21は、DTMF検出装
置6によって検出されたDTMF信号が予め定める基準
時間以上継続するか否かを検出し、予め定める基準時間
以上継続するDTMF信号は有効と判断され、そうでな
いDTMF信号は無効と判断される。図2に検出手段2
1によるDTMF信号の検出動作を示す。DTMF検出
装置6は、検出したDTMF信号を制御装置7へ時刻t
1から時刻t3まで出力する。制御装置7は、入力された
DTMF信号の有効または無効の判断を時刻t1から予
め定める基準時間経過後の時刻t2において行う。すな
わちt2≦t3であれば、そのDTMF信号は予め定める
基準時間以上継続しているので、有効と判断され、t2
>t3であれば、そのDTMF信号は継続時間が予め定
める基準時間未満なので無効と判断される。制御装置7
によって有効と判断されたDTMF信号は、時刻t2
ら時刻t4まで継続すると判断される。なおt3≦t4
ある。一方、次のDTMF信号についても時刻t5
6,t7,t8において、同様の動作によって有効また
は無効の判断が行われる。前記予め定める基準時間であ
るDTMF検出基準時間は、(t2−t1)および(t6-
t5 )で表される設定値であり、その設定値は制御装置
7によって変更することができる。本実施例において
は、DTMF検出基準時間は長短2段階に設定されてお
り、状況に応じて使い分けられる。
【0015】押しボタンダイヤル8は、DTMF信号を
発生する押しボタンが配列されたキーマトリックスであ
り、各種登録、ダイヤル、設定などを制御装置7に指示
する。たとえば外出先から録音内容を再生して聞く場
合、使用者であることを確認するための暗証番号の登録
が押しボタンダイヤル8を使用して行われる。押しボタ
ンダイヤル8に対するDTMF信号の周波数配置は、図
3に示すように高群と低群の2つの周波数群から構成さ
れ、各周波数群は、音声帯域内の4つの周波数でそれぞ
れ構成されている。DTMF信号は、高群と低群の2つ
の周波数群からそれぞれ1つの周波数ずつ選択し、2つ
の周波数を組合わせて形成されている。高群4波と低群
4波より2波選ぶ組合わせは、16通り考えられるけれ
ども、高群の1633Hzは、データ通信などに用いら
れるので、通常は高群3波と低群4波による12通りの
組合わせが各押しボタンに対応している。たとえば3の
押しボタンを押せば、1477Hzと697Hzの2つ
の周波数の信号が同程度のレベルで発生される。DTM
F検出装置6は、各周波数検出用のフィルタなどを備
え、高群と低群との成分が1つずつ一定のレベル差の範
囲で含まれているとき、対応する記号を表す信号を出力
する。
【0016】応答メッセージ録音再生装置9は、たとえ
ば半導体集積回路で実現され、マイク10から入力され
た応答メッセージ、たとえば「ただいま留守にしていま
すので用件をどうぞ。」などを録音し、留守応答時に録
音された内容を制御装置7の制御に基づいて回線インタ
ーフェース3を介して回線1に出力する。
【0017】録音再生装置11は、たとえば磁気テープ
と磁気ヘッドとを含み、留守応答時には回線1を介して
受信した用件メッセージを磁気テープに録音し、必要に
応じて録音内容を磁気ヘッドを用いて再生する。録音内
容の再生時には、録音再生装置11は再生音声信号を切
換スイッチ12を接点12aと接続して回線インターフ
ェース3を介して回線1に出力したり、または切換スイ
ッチ12を接点12bと接続してスピーカ13に出力し
たりする。なお切換スイッチ12の切換えは、制御装置
7によって制御される。
【0018】ハンドセット15は、受話器16と送話マ
イク17とを備えている。ブザー5に応答してハンドセ
ット15を持上げるとフックスイッチ18はオフとな
り、オフ信号が制御装置7に送信される。制御装置7は
オフ信号に応答してスイッチ14をオンとする制御信号
を出力し、これによって通信回路が確保される。通話時
においては、回線1を介して受信した相手側の音声信号
は、受話器16から音声化して出力され、一方送話マイ
ク17からは回線1を介して相手側に音声信号が送信さ
れる。通話終了時には、ハンドセット15はフックスイ
ッチ18上に置かれ、フックスイッチ18はオンとな
る。
【0019】マスク手段22は、マスク信号を発生させ
るマスク信号発生装置19と、制御装置7とを含む。留
守応答時、用件メッセージを録音中に検出手段21によ
って有効なDTMF信号が検出されると、マスク手段2
2は検出手段21からの出力に応答して録音入力信号に
DTMF信号をマスクするマスク信号を加える。マスク
信号は、制御装置7からの指令に基づき録音入力信号に
含まれる有効なDTMF信号の検出タイミングに合わせ
てマスク信号発生装置19から発信され、ミキシング装
置20を介してDTMF信号と同時に録音再生装置11
に録音される。
【0020】前記マスク信号は、DTMF信号の高群と
低群とに含まれる周波数のうちのいずれか1つの周波数
の信号、たとえば周波数850Hz程度の信号音であ
る。マスク信号の付加によってDTMF信号を構成する
高群と低群とのバランスがくずれ、あるいは余分な信号
が追加されて、その存在が認識できなくなるので、DT
MF信号は検出されなくなる。
【0021】このように録音入力信号に含まれるDTM
F信号は、マスク信号と同時に録音されるので、再生時
にはマスク信号と同時に再生され、側音(サイドトー
ン)などにより回線から回り込んで留守番電話機2の受
話経路に入っても、検出手段21によってDTMF信号
として検出されなくなる。このため外出先から電話をか
け、遠隔操作用DTMF信号によって録音内容を再生し
て聞く際、録音入力信号に含まれるDTMF信号が遠隔
操作用DTMF信号として誤検出されることがなくな
り、誤検出に基づく誤動作が防止される。
【0022】図4は、図1に示す留守番電話機の動作を
示すフローチャートである。ステップ100では、フッ
クスイッチ18により、留守番電話機2のハンドセット
15が取上げられたか否かが検出される。取上げられて
いれば、ステップ200に進み外線通話処理が行われ、
通話後、留守番電話機2の動作は終了する。取上げられ
ていなければステップ101に進む。
【0023】ステップ101では、着信検出装置4によ
り着信があるか否かが検出される。着信があれば、着信
検出装置4はリンガ5を鳴らし、使用者に着信があるこ
とを知らせ、ステップ102へ進む。着信がなければ留
守番電話機2の動作は終了する。
【0024】ステップ102では、着信が予め定める時
間以上あるか否かが判断される。そうであれば、留守番
電話機2は留守応答の必要があると判断され、ステップ
103へ進み、そうでなければステップ100へ戻る。
【0025】ステップ103では、留守応答が行われ
る。すなわち回転インターフェース3により電話回線1
が捕捉され、前記DTMF検出基準時間が長時間側に設
定され、応答メッセージ録音再生装置9が再生状態にさ
れて回線1に前記応答メッセージが出力される。回線1
に録音内容を再生中、前記DTMF検出基準時間が長時
間側に設定されるのは、継続時間の短いDTMF信号が
有効とならないようにするためである。これによって録
音中に雑音など様々な原因によってDTMF信号が録音
され、それが録音内容の再生中に側音(サイドトーン)
などにより回線1から回り込んで留守番電話機2の受話
経路に入っても、検出手段21によってDTMF信号と
して検出されなくなるので、録音されたDTMF信号が
遠隔操作用DTMF信号として誤検出されることがなく
なり、誤検出に基づく誤動作を防止することができる。
【0026】ステップ104では、検出手段21によっ
てDTMF信号の1つである「#」が検出されているか
否かが判断される。DTMF信号「#」が検出されてい
ればステップ113へ進み、外出先から遠隔操作によっ
て録音された用件を聞くモードに移る。DTMF信号
「#」が検出されていなければステップ105へ進む。
【0027】ステップ105では、応答メッセージの再
生が終了したか否かが判断される。終了していなければ
ステップ104へ戻り、終了していればステップ106
へ進む。
【0028】ステップ106ではDTMF検出基準時間
が短時間側に設定され、録音再生装置11を録音状態に
して、回線1からの音声を磁気テープに録音する。回線
1からの音声を録音中、前記DTMF検出基準時間が短
時間側に設定されるのは、継続時間の短いDTMF信号
も有効と判定し、前記マスク信号によってより多くのD
TMF信号を無害化させるためである。これによって用
件メッセージ録音中に電話をかけている側が無意識にD
TMF信号を発信する押しボタンを押すなどしてDTM
F信号が録音入力信号とともに録音され、後刻それが録
音内容の再生中に側音などにより回線1から回り込んで
留守番電話機2の受話経路に入っても、録音されたDT
MF信号はマスク信号によってマスクされているので、
検出手段21によってDTMF信号として検出されな
い。このため外出先から電話をかけ遠隔操作用DTMF
信号によって録音内容を再生する際、録音されたDTM
F信号が遠隔操作用DTMF信号として誤検出されるこ
とがなくなり、誤検出に基づく、誤動作がより確実に防
止される。
【0029】ステップ107では検出手段21によって
有効なDTMF信号が検出されるか否かが判断される。
有効なDTMF信号が検出されると、ステップ108へ
進む。ステップ108では、マスク手段22が前述のよ
うに録音入力信号にマスク信号を加え、有効なDTMF
信号にマスク信号をマスクする。マスク信号は有効なD
TMF信号と同時に録音再生装置11に録音される。マ
スク信号が録音されると、ステップ110へ進む。一方
ステップ107において、有効なDTMF信号が検出さ
れないと、ステップ109へ進み、マスク信号を停止さ
せて、ステップ110へ進む。
【0030】ステップ110では、回線インターフェー
ス3によって相手の終話が検出されたか否かが判断され
る。終話が検出されなければ、ステップ107へ戻る。
終話が検出されるとステップ111へ進む。
【0031】ステップ111ではマスク信号発生装置1
9のマスク信号の出力を止め、録音再生装置11を止め
て、ステップ112へ進む。ステップ112では回線イ
ンターフェース3によって回線を開放し、留守番電話機
2の動作を終了させる。
【0032】図5は、図1に示す留守番電話機におい
て、外出先から遠隔操作によって録音された用件を聞く
ための動作を示すフローチャートである。
【0033】ステップ113では、DTMF信号によっ
て暗証番号が入力される。暗証番号としては、通常4桁
の数字、たとえば1234が用いられる。暗証番号が入
力されるとステップ114へ進む。
【0034】ステップ114では、入力された暗証番号
が予め登録された暗証番号、たとえば1234と一致す
るか否かが判断される。暗証番号が一致しない場合は、
ステップ112へ進み、回線を開放して、留守番電話機
2の動作を終了させる。暗証番号が一致すればステップ
115へ進む。
【0035】ステップ115では、磁気テープに録音さ
れた内容が再生され回線1に出力される。録音内容の再
生は、スイッチ12を接点12aと接続し、録音再生装
置11の磁気テープを1件目の先頭まで巻戻した後、行
われる。録音内容の再生中、前記DTMF検出基準時間
は長時間側に設定される。これによって継続時間の短い
DTMF信号は有効とならないので、録音中のマスク信
号の付加と合わせて、前述したように録音内容の再生中
の誤動作をより確実に防止することができる。
【0036】ステップ116では、再生中に磁気テープ
の停止や巻戻しや早送りを遠隔制御するDTMF信号が
必要に応じて入力される。検出手段21によってDTM
F信号が検出されればそのDTMF信号は制御装置7の
メモリにバッファリング(一時蓄積)され、ステップ1
17へ進む。制御装置7のメモリには、最後の2桁がバ
ッファリングされる。一方DTMF信号が検出されなけ
れば、バッファリングしないでステップ117へ進む。
【0037】ステップ117では、バッファリングされ
ているDTMF信号が5#であるか否かが判断され、5
#であるとステップ118へ進み録音再生装置11の磁
気テープを止め、ステップ124へ進む。ステップ11
7でバッファリングされているDTMF信号が5#でな
ければ、ステップ119へ進む。
【0038】ステップ119では、バッファリングされ
ているDTMF信号が3#であるか否かが判断され、3
#であるとステップ120へ進み、磁気テープを少しだ
け巻戻しを行い、その後再び再生を続け、ステップ12
3へ進む。ステップ119でバッファリングされている
DTMF信号が3#でなければ、ステップ121へ進
む。
【0039】ステップ121では、バッファリングされ
ているDTMF信号が4#であるか否かが判断され、4
#であるとステップ122へ進み、磁気テープを少しだ
け早送りを行い、その後再び再生を続け、ステップ12
3へ進む。ステップ121でバッファリングされている
DTMF信号が4#でなければ、そのまま再生を続け、
ステップ123へ進む。
【0040】ステップ123では、録音再生装置11に
録音された用件がすべて再生されたか否かが判断され
る。判断に際しては、磁気テープが予め定める時間以上
停止していれば再生終了と判断される。再生が終われ
ば、ステップ124へ進む。再生が終わっていなければ
ステップ116へ戻る。
【0041】ステップ124では、録音された用件の再
再生を遠隔制御で指示するDTMF信号が必要に応じて
入力される。検出手段21によってDTMF信号が検出
されれば、そのDTMF信号は、制御信号装置7のメモ
リにバッファリングされ、ステップ125に進む。一方
DTMF信号が検出されなければ、バッファリングしな
いでステップ125へ進む。
【0042】ステップ125では、バッファリングされ
ているDTMF信号が1#であるか否かが判断される。
1#であればステップ115へ戻り、再び録音再生装置
11を再生状態にする。1#でなければ、ステップ12
6へ進む。
【0043】ステップ126では、回線インターフェー
ス3によって相手が電話を切ったか否かが判断される。
相手が切っていなければステップ124へ戻り、切って
いればステップ112へ進み、回線インターフェース3
により回線を開放して、留守番電話機2の動作を終了さ
せる。
【0044】以上述べたように本実施例によれば、用件
メッセージ録音中に有効なDTMF信号が検出される
と、DTMF信号にマスクするマスク信号が同時に録音
される。これによって使用者が外出先から電話をかけ、
遠隔操作によって録音内容を再生する際には、DTMF
信号とマスク信号が同時に再生されるので、録音された
DTMF信号はDTMF信号として検出されない。この
ため録音されたDTMF信号が遠隔操作用DTMF信号
として誤検出されることがなくなり、誤検出に基づく誤
動作が防止される。
【0045】また用件メッセージ録音中は、録音内容の
再生中よりもDTMF検出基準時間が短時間側に設定さ
れる。これによって録音中は継続時間の短いDTMF信
号も有効として検出され、マスク信号によって無害化さ
れるので、使用者が外出先から電話をかけ、遠隔操作に
よって録音内容を再生する際には、録音されたDTMF
信号が遠隔操作用DTMF信号として誤検出されること
がなくなり、誤検出に基づく誤動作がより確実に防止さ
れる。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、留守番電
話機の留守応答時、録音入力信号に含まれるDTMF信
号は、マスク手段によってマスクされ、再生時DTMF
信号として検出されなくなる。このため、外出先から電
話をかけ遠隔操作用DTMF信号によって録音内容を再
生して聞く際、録音されたDTMF信号が遠隔操作用D
TMF信号として誤検出されることがなくなり、誤検出
に基づく誤動作が防止され、留守番電話機の信頼性が大
幅に向上する。
【0047】また本発明によれば、DTMF信号を有効
と判断する基準時間は、用件メッセージの録音中と録音
内容の再生中とで異なる適正値にそれぞれ設定される。
これによって、不要なDTMF信号が検出されなくなる
ので、留守番電話機の誤動作がより確実に防止され、信
頼性が大幅に向上する。
【0048】また本発明によれば、マスク信号はDTM
F信号の高群と低群とに含まれる周波数のうちのいずれ
か1つの周波数の信号であるので、DTMF信号の成分
として検出可能である。マスク信号の付加によってDT
MF信号の周波数成分が増えたり、高群と低群とのレベ
ル差が大きくなり、正常なDTMF信号として検出され
なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である留守番電話機の電気的
構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す留守番電話機の検出手段によるDT
MF信号の検出動作を示すタイムチャートである。
【図3】押しボタンダイヤルの周波数配置を示す説明図
である。
【図4】図1に示す留守番電話機の動作を示すフローチ
ャートである。
【図5】図1に示す留守番電話機において、外出先から
遠隔操作によって録音された用件を聞くための動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 回線 2 留守番電話機 3 回線インターフェース 4 着信検出装置 6 DTMF検出装置 7 制御装置 8 押しボタンダイヤル 9 応答メッセージ録音再生装置 11 録音再生装置 15 ハンドセット 18 フックスイッチ 19 マスク信号発生装置 20 ミキシング装置 21 検出手段 22 マスク手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回線からの呼出しに応答し、予め定める
    応答を行い、回線からのメッセージを録音し、回線から
    DTMF信号による指令を与えて録音内容の回線への送
    出が可能な留守番電話機において、 録音入力信号中にDTMF信号が予め定める基準時間以
    上継続するか否かを検出する検出手段と、 検出手段からの出力に応答し、DTMF信号が基準時間
    以上継続するとき、録音入力信号にDTMF信号をマス
    クするマスク信号を加えるマスク手段とを含むことを特
    徴とする留守番電話機。
  2. 【請求項2】 前記検出手段には、前記基準時間が回線
    への録音内容の送出中は回線からのメッセージの録音中
    よりも長く設定されることを特徴とする請求項1記載の
    留守番電話機。
  3. 【請求項3】 前記マスク信号は、DTMF信号の高群
    と低群とに含まれる周波数のうちのいずれか1つの周波
    数の信号であることを特徴とする請求項1または2記載
    の留守番電話機。
JP31717994A 1994-12-20 1994-12-20 留守番電話機 Pending JPH08172480A (ja)

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