JPH08172366A - ビタビ復号器におけるブランチメトリック演算回路 - Google Patents

ビタビ復号器におけるブランチメトリック演算回路

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JPH08172366A
JPH08172366A JP6314922A JP31492294A JPH08172366A JP H08172366 A JPH08172366 A JP H08172366A JP 6314922 A JP6314922 A JP 6314922A JP 31492294 A JP31492294 A JP 31492294A JP H08172366 A JPH08172366 A JP H08172366A
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branch metric
circuit
polygonal line
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Hideki Hayashi
英樹 林
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Pioneer Electronic Corp
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M13/00Coding, decoding or code conversion, for error detection or error correction; Coding theory basic assumptions; Coding bounds; Error probability evaluation methods; Channel models; Simulation or testing of codes
    • H03M13/65Purpose and implementation aspects
    • H03M13/6502Reduction of hardware complexity or efficient processing
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    • H03M13/00Coding, decoding or code conversion, for error detection or error correction; Coding theory basic assumptions; Coding bounds; Error probability evaluation methods; Channel models; Simulation or testing of codes
    • H03M13/37Decoding methods or techniques, not specific to the particular type of coding provided for in groups H03M13/03 - H03M13/35
    • H03M13/39Sequence estimation, i.e. using statistical methods for the reconstruction of the original codes
    • H03M13/3961Arrangements of methods for branch or transition metric calculation
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小なる回路規模にて高速復号処理が可能なビ
タビ復号器におけるブランチメトリック演算回路を提供
することを目的とする。 【構成】 受信サンプル値と予測サンプル値との減算結
果値の2乗値を求めるための2乗演算を、複数の1次関
数による折れ線近似にて行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ伝送システム、
もしくは記録媒体に記録されている記録情報の再生を行
う記録情報再生装置等において、ディジタルデータ信号
の復号を行うビタビ復号器(Viterbi Decoder)に関
し、特に、かかるビタビ復号器におけるブランチメトリ
ック演算回路に関する。
【0002】
【背景技術】かかる記録情報再生装置の如き記録再生系
において、符号間干渉を受けたディジタルデータ信号を
高い信頼性をもって復号する方法にビタビ復号がある。
かかるビタビ復号によれば、符号間干渉が大なる場合及
び再生信号のS/Nが低い場合においても、低い誤り率
にてディジタルデータ信号の復号を行うことが出来る。
【0003】図1は、かかるビタビ復号を実現するビタ
ビ復号器の構成を示す図である。かかる図1において、
ディジタル信号が記録されている記録媒体から読み取ら
れた読取信号もしくはディジタル伝送システムにおける
通信端末から送信されてきた情報信号は、受信信号とし
てA/D変換器1に供給される。A/D変換器1は、か
かる受信信号を所定サンプルタイミングにてサンプリン
グして順次、受信サンプル値系列に変換してこれをブラ
ンチメトリック演算回路2に供給する。
【0004】ブランチメトリック演算回路2は、かかる
受信サンプル値として取り得る理想的な値(ノイズ等の
影響を受けない場合に得られる値)としての複数の予測
サンプル値各々と、かかるA/D変換器1から供給され
た受信サンプル値との2乗誤差値、すなわち、
【0005】
【数1】 {[受信サンプル値]−[予測サンプル値]}2・・・・(1) を求め、これをブランチメトリック値としてパスメトリ
ック演算回路3に供給する。図2は、かかるブランチメ
トリック演算回路2の内部構成の一例を示す図である。
【0006】図2において、減算器21は、A/D変換
器1から供給された受信サンプル値と、予測サンプル値
との減算を行い、この減算結果を乗算器22に供給す
る。乗算器22は、かかる減算結果の2乗値を求めてこ
れをブランチメトリック値として得る。ここで、かかる
ビタビ復号器に上述の受信信号が供給されるまでの伝送
路系をPR(1、1)伝送系(パーシャルレスポンス伝
送系 クラスI)とすると、時点kにおける受信サンプ
ル値Y(k)は、時点kにおける送信サンプル値X(k)と一
時点前の送信サンプル値X(k-1)とによって予測出来
る。すなわち、かかるX(k)とX(k-1)が「0、0」の時
にはY(k)は「0」となり、X(k)とX(k-1)が「0、
1」もしくは「1、0」の時にはY(k)は「1」とな
り、X(k)とX(k-1)が「1、1」の時にはY(k)は
「2」となるのである。つまり、ビタビ復号器に供給さ
れる受信サンプル値Y(k)は、2つの送信サンプル値X
(k)とX(k-1)とに応じて4通りの予測が出来るのであ
る。
【0007】この際、ブランチメトリック演算回路2
は、これら4つの予測サンプル値各々に対応した4つの
ブランチメトリック値λ00〜λ11をパスメトリック演算
回路3に供給するのである。パスメトリック演算回路3
は、ブランチメトリック値毎にその値を順次、累算加算
して得られたものをパスメトリック値とし、これらパス
メトリック値の内で最も小さい値となるパスを示すパス
選択信号をパスメモリ4に供給する。パスメモリ4は、
かかるパス選択信号に応じて「0」及び「1」からなる
仮判定値を更新させながらこれを復号ディジタル信号と
して出力する。
【0008】以上の如く、かかるビタビ復号器において
は、受信サンプル値と予測サンプル値との2乗誤差をブ
ランチメトリックとして求め、かかるブランチメトリッ
クに基づいて確からしいディジタル信号系列を得るので
ある。しかしながら、かかる2乗誤差を求めるために
は、図2に示される乗算器22を用いた2乗演算処理が
不可欠となり、その乗算器内部に生じる桁上げ動作によ
る遅延によりかかる演算処理に費やされる時間は大とな
る。よって、ビタビ復号全体に費やされる処理時間も、
かかる2乗演算処理に費やされる時間に依存して遅くな
ってしまうという問題が生じた。更に、かかる乗算器2
2の回路規模が大なるものであるため、上記図1に示さ
れるが如き構成のビタビ復号器をLSI化するにあた
り、その製造コストが高くなるという問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる問題
を解決すべくなされたものであり、小なる回路規模にて
高速復号処理が可能なビタビ復号器におけるブランチメ
トリック演算回路を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によるビタビ復号
器におけるブランチメトリック演算回路は、受信値と予
測値との2乗誤差をブランチメトリックとして得て前記
ブランチメトリックに基づいて復号データ系列を得るビ
タビ復号器におけるブランチメトリック演算回路であっ
て、前記受信値と前記予測値との減算を行って減算値を
得る減算手段と、2乗演算に対する折れ線近似関数にて
前記減算値を変換して得られた値を前記ブランチメトリ
ックとする折れ線変換手段とを有する。
【0011】
【作用】本発明によるビタビ復号器におけるブランチメ
トリック演算回路は、受信サンプル値と予測サンプル値
との減算結果値の2乗値を求めるための2乗演算を、複
数の1次関数による折れ線近似にて行う。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
3は、本発明によるブランチメトリック演算回路の構成
を示す図である。かかる図3において、減算器21は、
図1のA/D変換器1から供給された受信サンプル値
と、予測サンプル値との減算を行い、この減算結果値を
折れ線変換回路23に供給する。
【0013】折れ線変換回路23は、かかる減算結果値
を、2乗演算の折れ線近似関数にて変換し、この変換値
をブランチメトリック値として得る。この際、かかる減
算結果値をXとすると、上記折れ線近似関数は下記の1
次関数Ya及びYbにて示される。
【0014】
【数2】 Ya=2i・|X| ただし |X|<t Yb=2j・|X|−a ただし |X|≧t 図3における折れ線変換回路23においては、上記減算
結果値Xの絶対値|X|を絶対値生成回路231にて求
め、この絶対値|X|をビットシフト回路232にてi
ビット分だけビットシフトすることにより上記1次関数
Yaを実現している。一方、ビットシフト回路233に
て上記絶対値|X|をjビット分だけビットシフトして
得られた値から、所定定数aを減算器235にて減算す
ることにより上記1次関数Ybを実現している。
【0015】この際、セレクタ234は、上記絶対値|
X|の値がtよりも小なる場合は、上記ビットシフト回
路232にて上述の如くビットシフトされて得られた値
をブランチメトリック値とする一方、絶対値|X|の値
が所定値t以上の場合は、ビットシフト回路233にて
ビットシフトされた値から所定定数aを減算して得られ
た値をブランチメトリック値とする。
【0016】図4は、かかる折れ線変換回路23にて為
される2乗演算に対する折れ線近似関数を示す図であ
る。図4に示されるが如く、減算結果値Xの絶対値が所
定値tよりも小なる場合は、その傾きが2iである1次
関数Ya(実線にて示す)を用いてこの減算結果値Xを
変換してこれをブランチメトリック値Yとする一方、減
算結果値Xの絶対値が所定値t以上の場合は、その傾き
が2jである1次関数Yb(破線にて示す)を用いてかか
る減算結果値Xを変換してこれをブランチメトリック値
Yとするのである。
【0017】図5は、2乗演算をYP=(1/4)・X2
とした場合に適用される折れ線近似関数の一例を示す図
である。かかる図5においては、上記減算結果値Xを4
ビットで表される整数値(−8〜7)とし、この際、上
記1次関数Yaのi=0、上記1次関数Ybのj=1、a
=4、更に、tを絶対値|X|の最大値の(1/2)、
すなわち4とした場合における折れ線近似関数を示して
いる。
【0018】従って、この際、かかる折れ線近似関数
は、
【0019】
【数3】 Ya=|X| ただし |X|<4 Yb=2・|X|−4 ただし |X|≧4 となる。この際、図3に示される絶対値生成回路231
は、減算器21から供給された減算結果値Xの4ビット
の内、最上位ビットの論理値が「0」、すなわち減算結
果値Xの値が7以下の正の整数である場合には、この減
算結果値Xをそのまま絶対値|X|としてビットシフト
回路232及び233の各々に供給する一方、かかる最
上位ビットの論理値が「1」、すなわち減算結果値Xの
値が−8以上の負の整数である場合には、この減算結果
値Xの全てのビット論理を反転したものに1を加算した
値を絶対値|X|としてビットシフト回路232及び2
33の各々に供給するのである。ここで、上述の如く、
ビットシフト回路232におけるi=0としたので、こ
の際、ビットシフト回路232はかかる絶対値|X|を
ビットシフトせずにそのままセレクタ234に供給す
る。一方、ビットシフト回路233は、かかる絶対値|
X|を1ビットだけ最上位側にビットシフトして得られ
た値を減算器235に供給する。減算器235は、この
値から4だけ減算した値をセレクタ234に供給する。
かかるセレクタ234は、絶対値|X|の値が4よりも
小なる場合は、上記ビットシフト回路232にて上述の
如くビットシフトされて得られた値をブランチメトリッ
ク値とする一方、絶対値|X|の値が4以上の場合は、
ビットシフト回路233にてビットシフトされた値から
所定定数aを減算して得られた値をブランチメトリック
値とする。
【0020】以上の如く、本発明においては、ブランチ
メトリック値の累和が最小となる系列を選択することに
より確からしいデータ系列の復号を行うというビタビ復
号の動作に鑑みて、ブランチメトリック演算回路の2乗
演算を複数の1次関数による折れ線近似にて実現する構
成としている。すなわち、ビタビ復号においては、ブラ
ンチメトリックの値そのものは重要ではなく、複数の復
号系列各々に対応して得られたブランチメトリック値の
内いずれが最も小なる値であるかを判定することが重要
なのである。つまり、各ブランチメトリックの相対的な
大小比較が行えれば良いので、2乗演算にてブランチメ
トリック値を求めずとも、上記の如き複数の1次関数に
よる折れ線近似にてブランチメトリック値を求めるよう
にしてもその復号精度が落ちることは無いのである。
【0021】よって、本発明によれば、乗算器を用いた
2乗演算処理にてブランチメトリック値を求めるように
したブランチメトリック演算回路に比して、高速処理が
可能となるのである。尚、上記図5に示される実施例で
は、減算結果値Xが正の整数の場合及び負の整数の場合
各々において、その変換関数の形態を対称としている
が、非対称としても構わない。
【0022】図6は、かかる点に鑑みてなされた折れ線
近似関数の一例を示す図である。図6に示される折れ線
近似関数においては、以下の如き5つの1次関数Ya〜
Yeにて構成されている。
【0023】
【数4】 Ya=X ただし 0≦X<4 Yb=2・X−4 ただし 4≦X Yc=0 ただし −1≦X<0 Yd=−X−1 ただし −5≦X<−1 Ye=−2・X−6 ただし X<−5 図7は、かかる5つの1次関数Ya〜Yeにてブランチメ
トリック値を得る折れ線変換回路23の回路構成の一例
を示す図である。又、図8は、かかる図7に示されるが
如き回路の真理値表を示す図である。
【0024】図7において、図3にて示される減算器2
1から供給された減算結果値Xの各ビットX0〜X3は、
排他的論理和回路EX1〜EX3に供給される。排他的
論理和回路EX1は、減算結果値XにおけるビットX2
及びX3の排他的論理和出力をセレクタSE1〜SE4
各々の選択端Sに供給する。排他的論理和回路EX2
は、減算結果値XにおけるビットX1及びX3の排他的論
理和出力を、セレクタSE1の入力端P1、セレクタS
E3の入力端P0、及びインバータIV1の各々に供給
する。インバータIV1は、この排他的論理和回路EX
2から供給された排他的論理和出力の論理値を反転して
これをセレクタSE2の入力端P1に供給する。排他的
論理和回路EX3は、減算結果値XにおけるビットX0
及びX3の排他的論理和出力を、セレクタSE3の入力
端P1、セレクタSE4の入力端P0の各々に供給する。
【0025】セレクタSE1〜SE4は、各々インバー
タIV2、アンドゲートAN1及びAN2、オアゲート
OR1からなる2TO1セレクタであり、その選択端Sに
論理値「0」の信号が供給された場合は、入力端P0
供給された信号を選択してこれをブランチメトリック値
0〜Y3とする一方、選択端Sに論理値「1」の信号が
供給された場合は、入力端P1に供給された信号を選択
してこれをブランチメトリック値Y0〜Y3とする。
【0026】以上の如く、図6にて示される折れ線近似
関数は、図7に示されるように、比較的小規模な論理回
路にて実現出来るのである。尚、上記実施例において
は、2段階の折れ線にて2乗演算に対する折れ線近似を
実現しているがこの2段階に限定されるものではない。
図9は、4段階の折れ線にて、2乗演算に対する折れ線
近似を行う折れ線変換回路23を備えたブランチメトリ
ック演算回路の構成を示す図である。
【0027】かかる図9において、減算器21は、図1
のA/D変換器1から供給された受信サンプル値と、予
測サンプル値との減算を行いこの減算結果値を折れ線変
換回路23に供給する。折れ線変換回路23は、かかる
減算結果値を2乗演算に対する折れ線近似関数にて変換
してこの変換値をブランチメトリック値として得る。こ
の際、かかる折れ線近似関数は下記の1次関数Ya〜Yd
にて示される。
【0028】
【数5】 Ya=2i・|X| ただし |X|<t1 Yb=2j・|X|−a ただし t1≦|X|<t2 Yc=2k・|X|−b ただし t2≦|X|<t3 Yd=2l・|X|−c ただし t3≦|X| 図9に示される折れ線変換回路23においては、上記減
算結果値Xの絶対値|X|を絶対値生成回路231にて
求め、この絶対値|X|をビットシフト回路241にて
iビット分だけビットシフトすることにより上記1次関
数Yaを実現している。一方、ビットシフト回路242
にて上記絶対値|X|をjビット分だけビットシフトし
て得られた値から、所定定数aを減算器246にて減算
することにより上記1次関数Ybを実現している。又、
ビットシフト回路243にて上記絶対値|X|をkビッ
ト分だけビットシフトして得られた値から、所定定数b
を減算器247にて減算することにより上記1次関数Y
cを実現している。更に、ビットシフト回路244にて
上記絶対値|X|をlビット分だけビットシフトして得
られた値から、所定定数cを減算器248にて減算する
ことにより上記1次関数Ydを実現している。
【0029】この際、セレクタ245は、上記絶対値|
X|の値がt1よりも小なる場合は、上記ビットシフト
回路241にて上述の如くビットシフトされて得られた
値をブランチメトリック値とする。又、セレクタ245
は絶対値|X|の値がt1以上でありかつt2未満の場合
は、ビットシフト回路242にてビットシフトされた値
から所定定数aを減算して得られた値をブランチメトリ
ック値とする。又、セレクタ245は絶対値|X|の値
がt2以上でありかつt3未満の場合は、ビットシフト回
路243にてビットシフトされた値から所定定数bを減
算して得られた値をブランチメトリック値とする。又、
セレクタ245は絶対値|X|の値がt3より大なる場
合は、ビットシフト回路244にてビットシフトされた
値から所定定数cを減算して得られた値をブランチメト
リック値とする。
【0030】図10は、上記i=−1、j=0、k=
1、l=2、a=1、b=5、c=17として、更に、
上記t1を絶対値|X|の最大値の(1/4)である
2、上記t2を絶対値|X|の最大値の(1/2)であ
る4、上記t3を絶対値|X|の最大値の(3/4)で
ある6とした場合における折れ線近似関数を示す図であ
る。この際、かかる折れ線近似関数は下記の如きものと
なる。
【0031】
【数6】 Ya=(1/2)・|X| ただし |X|<2 Yb=|X|−1 ただし 2≦|X|<4 Yc=2・|X|−5 ただし 4≦|X|<6 Yd=4・|X|−17 ただし 6≦|X| 又、7段階の折れ線にて、2乗演算に対する折れ線近似
を行う折れ線近似関数の例を図11にて示す。
【0032】図11に示される折れ線近似関数は、以下
の如き7つの1次関数Ya〜Ygにて構成されている。
【0033】
【数7】 Ya=0 ただし −2<X≦1 Yb=X−1 ただし 1<X≦3 Yc=2・X−4 ただし 3≦X<6 Yd=4・X−16 ただし 6≦X Ye=−X−2 ただし −4<X≦−2 Yf=−2・X−6 ただし −7<X≦−4 Yg=−4・X−20 ただし X≦−7 図12は、かかる7つの1次関数Ya〜Ygにてブランチ
メトリック値を得る折れ線変換回路23の回路構成の一
例を示す図である。又、図13は、かかる図12に示さ
れるが如き回路の真理値表を示す図である。
【0034】図12において、図9にて示される減算器
21から供給された減算結果値Xの各ビットX0〜X
3は、排他的論理和回路EX4〜EX6に供給される。
排他的論理和回路EX4は、減算結果値Xにおけるビッ
トX2及びX3の排他的論理和出力をセレクタSE5〜S
E8各々の選択端S2に供給する。排他的論理和回路E
X5は、減算結果値XにおけるビットX1及びX3の排他
的論理和出力をセレクタSE5〜SE8各々の選択端S
1に供給する。排他的論理和回路EX6は、減算結果値
XにおけるビットX0及びX3の排他的論理和出力をセレ
クタSE6の入力端P3、セレクタSE7の入力端P1
びP2、及びインバータIV3の各々に供給する。イン
バータIV3は、この排他的論理和回路EX6から供給
された排他的論理和出力の論理値を反転してこれをセレ
クタSE8の入力端P1に供給する。
【0035】セレクタSE5〜SE8は、各々、図に示
されるが如きゲートG1〜G5からなる4TO1セレクタ
であり、その選択端S1及びS2に夫々論理値「0、
0」の信号が供給された場合は、入力端P0に供給され
た信号を選択してこれをブランチメトリック値Y0〜Y3
とする。又、セレクタSE5〜SE8は、その選択端S
1及びS2に夫々論理値「1、0」の信号が供給された
場合は、入力端P1に供給された信号を選択してこれを
ブランチメトリック値Y0〜Y3とする。又、セレクタS
E5〜SE8は、その選択端S1及びS2に夫々論理値
「0、1」の信号が供給された場合は、入力端P2に供
給された信号を選択してこれをブランチメトリック値Y
0〜Y3とする。又、セレクタSE5〜SE8は、その選
択端S1及びS2に夫々論理値「1、1」の信号が供給
された場合は、入力端P3に供給された信号を選択して
これをブランチメトリック値Y0〜Y3とする。
【0036】以上の如く、図11にて示される折れ線近
似関数は、かかる図12に示されるように、比較的小規
模な論理回路にて実現出来るのである。又、上述した如
き折れ線近似関数によるブランチメトリックの演算にお
いて、そのブランチメトリック値の最大値を制限するよ
うにしても良い。すなわち、ある程度以上大きなブラン
チメトリックを有するブランチ及びこのブランチを含む
パスが最終的に選択される確率は極めて低いため、ブラ
ンチメトリック値の最大値を制限しても復号性能が低下
することはないのである。
【0037】図14は、図3にて示されるブランチメト
リック演算回路に、ブランチメトリック値の最大値制限
を行ういわゆるリミッタ機能を設けた場合の構成例を示
す図である。尚、かかる図14において、図3における
各機能ブロックと同一機能ブロックには、同一符号が付
されている。かかる図14の構成においては、絶対値生
成回路231にて得られた減算結果値Xにおける絶対値
|X|の値が所定のリミット値よりも大なる場合、セレ
クタ234’は固定値Lmをブランチメトリック値とし
て出力する。
【0038】図15は、かかるリミット値の上限値を
7、下限値を−7、固定値Lmを10とした場合におけ
る折れ線近似関数の一例を示す図である。この際、かか
る折れ線近似関数は、
【0039】
【数8】 Ya=|X| ただし |X|<4 Yb=2・|X|−4 ただし 4≦|X|<7 Yc=10 ただし 7≦|X| である。
【0040】図16は、上記リミット値の上限値を7、
下限値を−8、固定値Lmを10とした場合における折
れ線近似関数の他の実施例を示す図である。この際、折
れ線近似関数は、
【0041】
【数9】 Ya=X ただし 0≦X<4 Yb=2・X−4 ただし 4≦X<7 Yc=10 ただし 7≦X、又はX<−8 Yd=0 ただし −1≦X<0 Ye=−X−1 ただし −5≦X<−1 Yf=−2・X−6 ただし −8≦X<−5 である。
【0042】図17は、かかる6つの1次関数Ya〜Yf
にてブランチメトリック値を得る折れ線変換回路23の
回路構成の一例を示す図である。又、図18は、かかる
図17に示されるが如き回路の真理値表を示す図であ
る。図17においては、図14にて示される減算器21
からビットX0〜X4からなる5ビットの減算結果値Xが
排他的論理和回路EX7〜EX10に供給される。排他
的論理和回路EX7は、減算結果値XにおけるビットX
4及びX3の排他的論理和出力をオアゲートOR2〜OR
4の各々に供給する。排他的論理和回路EX8は、減算
結果値XにおけるビットX4及びX2の排他的論理和出力
をオアゲートOR2に供給する。排他的論理和回路EX
9は、減算結果値XにおけるビットX 4及びX1の排他的
論理和出力をオアゲートOR3に供給する。排他的論理
和回路EX10は、減算結果値XにおけるビットX4
びX0の排他的論理和出力をオアゲートOR4に供給す
る。オアゲートOR2は、排他的論理和回路EX7及び
EX8から供給された排他的論理和出力の論理和をセレ
クタSE9〜SE12各々の選択端Sに供給する。オア
ゲートOR3は、排他的論理和回路EX7及びEX9か
ら供給された排他的論理和出力の論理和をセレクタSE
9の入力端P1、セレクタSE11の入力端P0、及びイ
ンバータIV5の各々に供給する。インバータIV5
は、このオアゲートOR3から供給された論理和の論理
値を反転してこれをセレクタSE10の入力端P1に供
給する。オアゲートOR4は、排他的論理和回路EX7
及びEX10から供給された排他的論理和出力の論理和
をセレクタSE11の入力端P1、セレクタSE12の
入力端P0の各々に供給する。
【0043】セレクタSE9〜SE12は、図7にて示
されるセレクタSE1〜SE4と同一内部構成の2TO1
セレクタであり、その選択端Sに論理値「0」の信号が
供給された場合は、入力端P0に供給された信号を選択
してこれをブランチメトリック値Y0〜Y3とする一方、
選択端Sに論理値「1」の信号が供給された場合は、入
力端P1に供給された信号を選択してこれをブランチメ
トリック値Y0〜Y3とする。
【0044】以上の如く、ブランチメトリック演算回路
にリミッタ機能を設けることにより、演算に要するビッ
ト数を低減することが出来るので、このブランチメトリ
ック演算回路以降、すなわちパスメトリック演算時にお
ける回路規模を低減することが可能となる。尚、上記の
各実施例においては、折れ線近似関数の各1次関数が連
続しているが、図19の実線にて示されるが如く不連続
であっても構わない。
【0045】
【発明の効果】以上の如く、本発明によるビタビ復号器
におけるブランチメトリック演算回路においては、受信
サンプル値と予測サンプル値との減算結果値の2乗値を
求めるための2乗演算を、複数の1次関数による折れ線
近似にて行う構成としている。よって、本発明によれ
ば、乗算器を用いた2乗演算処理にてブランチメトリッ
ク値を求めるようにしたブランチメトリック演算回路に
比して、小規模な回路構成にて高速処理が可能となるの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ビタビ復号器の構成を示す図である。
【図2】従来のブランチメトリック演算回路の構成を示
す図である。
【図3】本発明によるブランチメトリック演算回路の構
成を示す図である。
【図4】本発明のブランチメトリック演算回路による2
乗演算に対する折れ線近似関数の一例を示す図である。
【図5】本発明のブランチメトリック演算回路による2
乗演算に対する折れ線近似関数の一例を示す図である。
【図6】本発明のブランチメトリック演算回路による2
乗演算に対する折れ線近似関数の一例を示す図である。
【図7】本発明によるブランチメトリック演算回路の回
路構成の一例を示す図である。
【図8】図7に示されるブランチメトリック演算回路の
真理値表を示す図である。
【図9】本発明によるブランチメトリック演算回路の他
の構成を示す図である。
【図10】本発明のブランチメトリック演算回路による
2乗演算に対する折れ線近似関数の一例を示す図であ
る。
【図11】本発明のブランチメトリック演算回路による
2乗演算に対する折れ線近似関数の一例を示す図であ
る。
【図12】本発明によるブランチメトリック演算回路の
回路構成の一例を示す図である。
【図13】図12に示されるブランチメトリック演算回
路の真理値表を示す図である。
【図14】本発明によるブランチメトリック演算回路の
他の構成を示す図である。
【図15】本発明のブランチメトリック演算回路による
2乗演算に対する折れ線近似関数の一例を示す図であ
る。
【図16】本発明のブランチメトリック演算回路による
2乗演算に対する折れ線近似関数の一例を示す図であ
る。
【図17】本発明によるブランチメトリック演算回路の
回路構成の一例を示す図である。
【図18】図17に示されるブランチメトリック演算回
路の真理値表を示す図である。
【図19】本発明のブランチメトリック演算回路による
2乗演算に対する折れ線近似関数の一例を示す図であ
る。
【主要部分の符号の説明】
2 ブランチメトリック演算回路 21 減算器 23 折れ線変換回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信値と予測値との2乗誤差をブランチ
    メトリックとして得て前記ブランチメトリックに基づい
    て復号データ系列を得るビタビ復号器におけるブランチ
    メトリック演算回路であって、 前記受信値と前記予測値との減算を行って減算値を得る
    減算手段と、 2乗演算に対する折れ線近似関数にて前記減算値を変換
    して得られた値を前記ブランチメトリックとする折れ線
    変換手段とを有することを特徴とするビタビ復号器にお
    けるブランチメトリック演算回路。
  2. 【請求項2】 前記折れ線近似関数は、互いに異なる複
    数の1次関数からなることを特徴とする請求項1記載の
    ビタビ復号器におけるブランチメトリック演算回路。
  3. 【請求項3】 前記1次関数の傾きは2N(Nは整数)
    であることを特徴とする請求項2記載のビタビ復号器に
    おけるブランチメトリック演算回路。
JP6314922A 1994-12-19 1994-12-19 ビタビ復号器におけるブランチメトリック演算回路 Pending JPH08172366A (ja)

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