JPH08171351A - 頭部装着表示装置 - Google Patents

頭部装着表示装置

Info

Publication number
JPH08171351A
JPH08171351A JP31362294A JP31362294A JPH08171351A JP H08171351 A JPH08171351 A JP H08171351A JP 31362294 A JP31362294 A JP 31362294A JP 31362294 A JP31362294 A JP 31362294A JP H08171351 A JPH08171351 A JP H08171351A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
information
head
time
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31362294A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukiko Kuwayama
裕紀子 桑山
Hidefumi Saito
英文 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP31362294A priority Critical patent/JPH08171351A/ja
Publication of JPH08171351A publication Critical patent/JPH08171351A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンバイナを通して前方の情景および表示情
報を同時に視認することが可能なシースルー型の頭部装
着表示装置において、その装着者が長時間連続して表示
情報を見ることを防止して、前記頭部装着表示装置の装
着者の目の疲労を防止すること。 【構成】 頭部装着表示装置Uは、頭部に固定される頭
部装着部材1に支持された、情報表示光を出射する情報
投光装置Kと、情報投光装置Kから出射した情報表示光
を頭部装着部材1の装着者Pに向けて反射させるととも
に前方の情景から出射した情景光を前記装着者Pに向け
て透過させるように配置されたコンバイナCと、前記表
示面に情報が表示されてからの経過時間を計測するタイ
マ29と、前記表示面に表示される情報の連続表示許容
時間を記憶する許容時間記憶手段と、前記タイマ29の
計測時間が前記連続表示許容時間に達したことを前記装
着者Pに告知する経過時間告知手段とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人の頭部に装着して使
用される頭部装着表示装置に関し、特に、それを頭部に
装着した装着者に、必要な情報を、前方の情景と重ねて
視認させることが可能な頭部装着表示装置に関する。本
発明の前記頭部装着表示装置は、説明員が観光客に、観
光地の名所、旧跡を見ながらその説明を行ったり、また
は、展示場の展示物を見ながら、見物人に展示物の説明
を行ったりする際の説明情報を前記説明員に表示する
際、または、種々の製品の製造工場、組立工場等の作業
員に作業内容を表示する際等に使用される。また、本発
明の頭部装着表示装置は、水族館、植物園、動物園の生
物、または博物館、美術館、資料館、展示場、ショウル
ーム等において、展示物等の観察者に対して貸し出さ
れ、観察者に、観察対象物に関する情報(説明文や関連
のある表示画像等)を観察対象物に重ねて表示する際に
も使用される。
【0002】
【従来の技術】従来の観察物等の説明のための情報表示
装置としては下記の技術が知られている。 (J01)固定配置されたヘッドアップディスプレイを用
いた情報表示装置 従来のヘッドアップディスプレイを用いた情報表示装置
は、前方の観察対象物からの光線を後方の観察位置に透
過させるとともに情報投光装置からの表示情報光を使用
者の視認位置に反射するコンバイナを備え、前記コンバ
イナを通して前方の観察対象物及び前記表示情報を視認
できるようにしている。このような表示装置において、
前記情報投光装置は、観察対象物に関する情報が表示さ
れる表示面を有する光学的情報表示装置及び前記表示面
から出射した表示情報光を所定の方向に向かわせる光学
系を有している。そして、前記光学系及びコンバイナに
より、前記表示情報の虚像が、前記観察位置の前方且つ
遠方に表示されるようになっている。これは、観察対象
物と表示情報の虚像とを共に遠方に表示することによ
り、観察対象物及び表示情報の虚像を見た場合の視差角
をほぼ同一として、観察対象物及び表示情報の虚像を同
時に観察できるようにするためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術は下記
の問題点がある。 前記(J01)の問題点 前記従来のヘッドアップディスプレイを用い且つ固定配
置された情報表示装置は、観察物(展示物等)を観察で
きる位置に配置されている。このような固定配置された
情報表示装置では、それが配置された位置に行かなけれ
ば使用することができないので、不便である。また、観
光客、見物人が大勢いる場合、大勢の観光客、見物人全
員が一度にヘッドアップディスプレイを使用するために
は、多数のヘッドアップディスプレイを設置する必要が
ある。このような、大勢の観光客、見物人に対しては、
説明員が、観察対象物の説明を行う方が合理的である。
このような場合、説明員にだけ説明情報を表示し、説明
員はその表示された説明情報を見ながら説明を行えばよ
い。このような場合に使用する説明情報表示装置とし
て、頭部に装着して使用する装置(頭部装着表示装置)
が便利である。
【0004】また、本出願人は先に、生産ラインに沿っ
て設置された計測装置によって生産物の寸法等を計測
し、計測して得られた情報を生産ラインの作業者に知ら
せるための計測情報表示システムにおいて、頭部装着表
示装置を使用したものを、先に出願している(特開平4
−60799号公報参照)。この先願には、生産ライン
に沿って設置された計測装置によって計測された情報の
無線伝送信号を受信する無線受信手段と、この無線受信
手段の受信信号に応じた情報が表示される表示面を有す
る光学的情報表示装置および前記表示面から出射した情
報表示光を所定方向に向けて投光する光学系を有すると
ともに頭部装着部材に支持された情報投光装置、および
この情報投光装置から出射した情報表示光および周囲の
情景から出射した周囲情景光を前記頭部装着部材の装着
者に視認させるように配置されたコンバイナとが記載さ
れている。
【0005】前記頭部装着表示装置においては、情報投
光装置の表示面から出射した情報表示光はコンバイナで
反射して、また、周囲の情景から出射した周囲情景光は
コンバイナを透過して、前記頭部装着表示装置の装着者
に視認される。前述のように、コンバイナを用いて前方
の情景光および情報表示光を同時に視認するシースルー
タイプの頭部装着表示装置においては、前方の情景と情
報の表示位置との距離が異なったり、表示が薄いかまた
は小さい等の理由で見え難かったりすると、非常に目が
疲れる。このような頭部装着表示装置の装着者がそのよ
うな表示を神経を集中して注視している場合には、気が
付かないうちに長時間連続使用してしまう場合がある。
そのような場合、目が疲労し、視力の低下等が生じるお
それがあった。特に、単眼表示タイプの頭部装着表示装
置を使用する場合には、表示情報を単眼のみで見ること
になり且つ左右で視野が相違するため、目の疲労感が大
きくなるという問題点があった。
【0006】本発明は前述の事情(及び検討結果)に鑑
み、下記の記載内容を課題とする。 (O01)コンバイナを通して前方の情景および表示情報
を同時に視認することが可能なシースルー型の頭部装着
表示装置において、その装着者が長時間連続して表示情
報を見ることを防止して、前記頭部装着表示装置の装着
者の目の疲労を防止すること。
【0007】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るために案出した本発明を説明するが、本発明の要素に
は、後述の実施例の要素との対応を容易にするため、実
施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。な
お、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する
理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明
の範囲を実施例に限定するためではない。
【0008】(本発明)前記課題を解決するために、本
発明の頭部装着表示装置は、下記の要件を備えたことを
特徴とする、(Y01)頭部に固定される頭部装着部材
(1)、(Y02)情報を表示する表示面を有する光学的
情報表示装置(D)および前記表示面から出射した情報
表示光(L)を所定方向に向けて投光する光学系(A)
を有するとともに前記頭部装着部材(1)に支持された
情報投光装置(K)、(Y03)前記頭部装着部材(1)
に支持され、前記情報投光装置(K)から出射した情報
表示光(L)を頭部装着部材(1)の装着者(P)に向
けて反射させるとともに前方の情景から出射した情景光
を前記装着者(P)に向けて透過させるように配置され
たコンバイナ(C)、(Y04)前記表示面に情報が表示
されてからの経過時間を計測するタイマ(29)、(Y
05)前記表示面に表示される情報の連続表示許容時間を
記憶する許容時間記憶手段、(Y06)前記タイマ(2
9)の計測時間が前記連続表示許容時間に達したことを
前記装着者(P)に告知する経過時間告知手段。
【0009】(本発明の実施態様1)また、本発明の実
施態様1の頭部装着表示装置は、前記本発明の頭部装着
表示装置において、下記の要件を備えたことを特徴とす
る、(Y001)前記タイマ(29)の計測時間が前記連
続表示許容時間に達した時に前記情報の表示を消す手段
により構成された前記経過時間告知手段。
【0010】(本発明の実施態様2)また、本発明の実
施態様2の頭部装着表示装置は、前記本発明の頭部装着
表示装置において、下記の要件を備えたことを特徴とす
る、(Y002)前記タイマ(29)の計測時間が前記連
続表示許容時間に達した時にコンバイナ(C)を前方か
ら側方に移動させる手段により構成された前記経過時間
告知手段。
【0011】(本発明の補足説明)前記本発明におい
て、前記経過時間告知手段は、頭部装着表示装置の装着
者(P)に連続表示時間が許容時間に達したことを告知
することか可能な種々の手段を採用することが可能であ
る。前記経過時間告知手段としては、例えば、前記実施
態様1,2に示した手段以外に、警告画像の表示、警告
ブザーの始動等の手段を採用することが可能である。ま
た、連続表示時間が許容時間に達する前から、許容時間
に近づいたことを告知することも可能である。
【0012】
【作用】次に、前述の特徴を備えた本発明の作用を説明
する。前述の特徴を備えた本発明の頭部装着表示装置で
は、頭部装着表示装置は、それを使用する装着者(P)
の頭部に固定される。情報を表示する表示面を有する光
学的情報表示装置(D)および前記表示面から出射した
情報表示光(L)を所定方向に向けて投光する光学系
(A)を有する情報投光装置(K)は、前記頭部装着部
材(1)に支持される。前記頭部装着部材(1)に支持
されたコンバイナ(C)は、前記情報投光装置(K)か
ら出射した情報表示光(L)を頭部装着部材(1)の装
着者(P)に向けて反射させるとともに前方の情景から
出射した情景光を前記装着者(P)に向けて透過させ
る。前記タイマ(29)は、前記表示面に情報が表示さ
れてからの経過時間を計測する。前記許容時間記憶手段
は、前記表示面に表示される情報の連続表示許容時間を
記憶する。経過時間告知手段は、前記タイマ(29)の
計測時間が前記連続表示許容時間に達したことを前記装
着者(P)に告知する。
【0013】(本発明の実施態様1の作用)また、本発
明の実施態様1の頭部装着表示装置では、前記経過時間
告知手段は、前記タイマ(29)の計測時間が前記連続
表示許容時間に達した時に前記情報の表示を消す。した
がって、装着者(P)は前記情報の表示が消されたこと
により、情報の連続表示時間が連続表示許容時間に達し
たことを知ることができる。
【0014】(本発明の実施態様2の作用)また、本発
明の実施態様2の頭部装着表示装置では、前記経過時間
告知手段は、前記タイマ(29)の計測時間が前記連続
表示許容時間に達した時にコンバイナ(C)を前方から
側方に移動させる。したがって、装着者(P)は前記コ
ンバイナ(C)が移動したことにより、情報の連続表示
時間が連続表示許容時間に達したことを知ることができ
る。
【0015】
【実施例】次に図面により本発明の実施例を説明する
が、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
【0016】(実施例1)図1は本発明の頭部装着表示
装置の実施例1の構成説明図である。図2は同実施例1
における頭部装着部材に支持された受発光端末と操作端
末の説明図で、図2Aは前記受発光端末と操作端末とを
示す図、図2Bは操作端末の拡大斜視図である。図3は
同実施例1における情報投光装置Kの説明図である。図
4は同実施例1の回路図である。図5は同実施例1の使
用状態の説明である。図6は同実施例1の作用説明図で
ある。図7は同実施例1の作用説明図で表示画像の例を
示す図である。
【0017】図1において、観光施設や展示物等の説明
員が使用する頭部装着表示装置Uは、頭部に固定される
頭部装着部材1を有している。頭部装着部材1は、頭部
装着表示装置Uの装着者P(図5参照)の頭部の頂部か
ら左右下方に湾曲する垂直支持部材1aと、後頭部から
左右前方に湾曲する水平支持部材1bを有している。前
記頭部装着部材1は板状の弾性部材により構成されてい
る。前記垂直支持部材1aの左右下端部と水平支持部材
1bの左右前端部とは結合されている。頭部装着部材1
の垂直支持部材1a左右下端部には小型スピーカ2,2
が支持されている。前記左右の小型スピーカ2,2には
係止用バンド3a,3bが連結されている。係止用バンド
3a,3bは頭部装着部材1をその装着者Pの頭部に固定
するために使用される。水平支持部材1bの左側前端部
には前方の情景に表示情報を重ねて視認することができ
るシースルー型の表示装置Hおよびマイク4が支持され
ている。
【0018】シースルー型の表示装置Hは、情報投光装
置KおよびコンバイナC有している。情報投光装置Kは
前記水平支持部材1bの左側前端部に支持されたケース
6を有している。前記コンバイナCは、前記ケース6の
前端部に角度調節可能に支持され、前記情報投光装置K
から出射した情報表示光L(図4参照)を頭部装着部材
1の装着者Pに向けて反射させるとともに前方の情景か
ら出射した情景光を前記装着者Pに向けて透過させるよ
うに配置されている。情報投光装置Kのケース6内部に
は、図3,4に示すインバータ制御回路7、インバータ
8、このインバータ8によって駆動される冷陰極管(光
源)D1、反射鏡D2、光量分布を均一にする散乱板D
3、液晶パネルD4、光学系A、および前記液晶パネルD
4を駆動する液晶ドライバ9が収納されている。前記冷
陰極管(光源)D1、反射鏡D2、光量分布を均一にする
散乱板D3、液晶パネルD4から光学的情報表示装置Dが
構成されている。また、前記光学系Aは、レンズ系A
1、ミラーA2、およびレンズA3から構成されている。
【0019】そして、前記冷陰極管D1から出射して、
前記液晶パネルD4の表示面の表示画像を透過した情報
表示光Lは光学系Aを通って、コンバイナCにより反射
されて頭部装着表示装置Uの装着者Pの目に向かうよう
に構成されている。
【0020】前記ケース6上部には受発光端末10が支
持されている。受発光端末10は、図2,4に示すよう
に、フィルタ11、受光素子(情報選択光信号受信器)
12、および発光素子(光信号送信器)13を有してい
る。また、受発光端末10は、図4に示すように、シュ
ミットトリガ14を有している。
【0021】図2,4に示すように、受発光端末10と
の間で光通信を行う操作端末Tは、トラックボール1
6、クリックボタン17,18、表示部19、受発光部
20等を有している。トラックボール16は、前記液晶
パネルD4に表示されるカーソルE(図6参照)の表示
位置を指定するカーソル位置信号を出力するために使用
される。すなわち、トラックボール16の回転方向およ
び回転量の検出信号が前記受発光部20から受発光端末
10に送信され、その信号により前記液晶パネルD4に
表示されるカーソルE(図6参照)の表示位置が移動す
るようになっている。前記表示部19(図2B参照)に
は、前記液晶パネルD4に現在表示されている内容を示
す情報、または次に選択可能な表示情報の種類等が表示
される。また、前記クリックボタン17は、前記カーソ
ルEの位置に表示されている機能を選択するためのボタ
ンであり、もう1つのクリックボタン18はそれが押さ
れた時の表示状態を解除してその前の表示状態に戻るた
めのボタンである。
【0022】図5において、装着者Pは制御装置本体S
をベルト21により腰に装着している。この制御装置本
体S内部には図4に示すように、バッテリー(電源)2
2、CPU(中央処理装置)23、表示情報選択用のプ
ログラムが記憶されたROM(リードオンリーメモ
リ)、データを一時的に記憶するデータ処理用のRAM
(ランダムアクセスメモリ)、インターフェース24を
介してCPU23に接続された画像データ記憶用のメモ
リカード25、画像コントローラ26、入出力インター
フェース26、画像コントローラ27、バッファメモリ
28aを有する画像出力インターフェース28、および
タイマ29等が内蔵されている。
【0023】前記制御装置本体Sの入出力インターフェ
ース26はフレキシブルケーブル31を介して前記シュ
ミットトリガ14に接続されており、また、前記フレキ
シブルケーブル31を介して前記装着者Pの頭部に装着
されたマイク4およびスピーカ2にも接続されている。
また入出力インターフェース26は、前記フレキシブル
ケーブル31を介して前記インバータ制御回路7に接続
されている。画像出力インターフェース28は前記フレ
キシブルケーブル31を介して情報投光装置Kの液晶ド
ライバ9に接続されている。また、制御装置本体Sのバ
ッテリー(電源)22も前記ケーブル31を介してテレ
ビカメラ3および情報投光装置Kに接続されている。
【0024】前記ROMには、前記表示面に表示情報選
択画像を表示する機能(すなわち、選択画像表示手段と
しての機能)を実現するためのプログラム、前記操作端
末Tから受信したトラックボール16の回転方向および
回転量の検出信号に応じて前記液晶パネルD4に表示さ
れるカーソルE(図6参照)の表示位置を移動させるプ
ログラム、および、前記操作端末Tからクリックボタン
が押された信号を受信したときの前記カーソルEの位置
に対応する情報を前記液晶パネルD4の表示面に表示す
る機能(すなわち、選択画像表示手段としての機能)を
実現するためのプログラム等が記憶されている。また、
前記ROMには、前記タイマ29により、前記液晶パネ
ルD4の表示面の表示が開始されてからの経過時間が連
続表示許容時間に達した時に前記インバータ制御回路7
を作動させて、一定時間(例えば2分)だけ前記インバ
ータ8の出力を0にするプログラム、および、連続表示
許容時間の設定値(例えば20分間)等も記憶されてい
る。なお、本実施例1では、一定時間(2分間)だけ前
記インバータ8の出力を0にして表示を消しているが、
メイン電源をOFFにする構成とすることも可能であ
る。
【0025】図4において制御装置Sには、入出力イン
ターフェース36およびFM変復調器37、送受信アン
テナ38が設けられている。なお、送受信アンテナ38
は頭部装着部材1に設けることが可能である。図4に示
すコントロールルーム41は、FM変復調器42を介し
て送受信アンテナ43に接続されている。前記送受信ア
ンテナ38および前記送受信アンテナ43は、それらの
間で音声信号を送受信するためのアンテナである。
【0026】(実施例1の作用)次に図1〜7を用い
て、前述の構成を備えた実施例1の作用を説明する。図
5は観光施設、展示物等の説明を行う際に使用する頭部
装着表示装置Uがその使用者(すなわち、装着者)Pに
装着されている状態を示す。なお、この実施例1の説明
では、前記装着者Pが水族館をガイドする際を例にとっ
て説明する。図5において、頭部装着表示装置Uの適当
な位置に設けたメインスイッチ(図示せず)を投入する
と、前記液晶パネルD4には図6の下部に示すような、
第1の(初期の)表示情報選択画像が表示される。図
3,4において、冷陰極管D1から出射し、散乱板D2で
光量分布を均一にされた光は、前記液晶パネルD4を透
過する。
【0027】前記液晶パネルD4には前記第1の表示情
報選択画像(図6参照)が表示されており、この第1の
表示情報選択画像を透過した情報表示光Lは、光学系A
を通ってコンバイナCにより反射して、装着者Pに向か
う。また、装着者Pの前方の情景光はコンバイナCを通
過して装着者Pに向かう。したがって、装着者Pは、前
方の水槽に重ねた状態で前記第1の表示情報選択画像
(図6の下部に示す画像)を視認することができる。図
6において、第1の表示情報選択画像は、「0」〜
「9」のテンキーと、「+」キーと、「−」キーと、現
在選択されている水槽番号を表示する左上の3桁の選択
水槽番号表示部と、左下の「表示」キーおよび右下の
「消去」キーと、それらの各キーを選択するカーソルE
とから構成されている。「消去」キーは、装着者Pが前
方の情景のみを見る際(情報の表示が不必要な際)に邪
魔となるテンキー、「+」キー、「−」キー等の表示を
消去するキーであり、「表示」キーは前記消去したテン
キー等を再び表示するためのキーである。
【0028】頭部装着表示装置Uの装着者P(図5参
照)が水槽内の魚について説明を行う場合には、水槽を
背景にして図6の下部に示すような第1の(初期の)表
示情報選択画像が表示された状態で、前記操作端末Tの
トラックボール16を操作してカーソルEを先ずテンキ
ーの1に重ねた状態で左側のクリックボタン17を押
す。そうすると、テンキーの「1」が選択されたことを
検出することができる。前記カーソルEをテンキーの
「1」に重ねた状態でクリックボタン17を2回押して
から(すなわち、1を2回選択してから)、次にカーソ
ルEをテンキーの「2」に重ねた状態で1回押すと、水
槽番号112が特定される。このとき、選択されたテン
キーの数値は表示画面の左上に表示される。
【0029】前記水槽番号112が特定されると、図7
Aに示す第2の表示情報選択画像が表示される。この図
7Aの第2の表示情報選択画像が表示された状態で、前
記カーソルEを棲息地の表示部分に重ねて押すと、棲息
地に関する説明文(図7Bの点線参照)が表示される。
また、図7Bに示すように、前記点線で示す説明文(選
択した情報)と同時に終了選択画像が右下に表示され
る。装着者Pは、前記表示された説明文(表示情報)を
前方の水槽番号112の水槽とを同時に重ねて見なが
ら、その水槽内の魚の説明をすることができる。
【0030】前記説明文を見ながら魚の説明を行ってか
ら、図7Bの右下に示す終了選択画像に前記カーソルE
を重ねて押すと、前画面に戻って前記図7Aに示す前記
第2の表示情報選択画像が表示される。なお、図7Bで
は説明文が終わりであったので、表示画面の右下に前記
終了選択画像が表示されているが、説明文の続きがある
場合には、前記「終了」と表示された終了選択画像の代
わりに「次画面」と表示された次画面選択画像が表示さ
れる。
【0031】前記図7Aに示す第2の表示情報選択画像
が表示された状態で終了を選択すると、前記図6に示す
第1の表示情報選択画像(初期画像)が表示される。こ
の図6に示す第1の表示情報選択画像(初期画像)が表
示された状態で、「+」キーとテンキーの「1」を選択
すると、図6の表示画像の左上に「113」が表示され
て、水槽番号113が特定される。なお、図6に示す第
1の表示情報選択画像(初期画像)が表示された状態
で、「+」キーまたは「−」キーを選択することなく、
テンキーを選択した場合は、左上に表示された数値はリ
セットされて新たに選択されたテンキーに対応した数値
が水槽番号を指定することになる。
【0032】前記頭部装着表示装置Uの適当な位置に設
けたメインスイッチ(図示せず)を投入して表示が開始
されてからの経過時間は、前記ROMに記憶されたプロ
グラムおよびタイマ29等によって計測されている。そ
して計測された経過時間が、前記ROMに記憶された連
続表示許容時間(例えば、20分間)の20秒前になる
と、図8Aに例示するように、表示画面の右上部分に2
0秒前の表示が行われる。その表示はその後1秒経過す
る毎に、順次、19秒前、18秒前、…、1秒前、と変
化する。そして、計測された経過時間が、前記ROMに
記憶された連続表示許容時間(20分間)に達すると、
入出力インターフェース26からインバータ制御回路7
に制御信号が伝送される。そして、インバータ制御回路
7はインバータ8を制御し、インバータ8によって駆動
される冷陰極管(光源)D1を一定時間(2分間)消灯
させる。そうすると、光学的情報表示装置Dの表示は行
われなくなる。なお、そのときの装着者Pの視野は図8
Bで示される。前述の説明から分かるように、頭部装着
表示装置Uの装着者Pが長時間に渡って、情報投光装置
Kの表示を見ることが防止されるので、装着者Pの目の
疲れを防止することができる。
【0033】(実施例2)次に、図9,10により本発
明の実施例2について説明する。図9は本発明の頭部装
着表示装置の実施例2の構成説明図で、前記実施例1の
図1に対応する図である。図10は同実施例2の回路図
である。なお、この実施例2の説明において、前記実施
例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付
して、その詳細な説明を省略する。この実施例2は、下
記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前
記実施例1と同様に構成されている。 (S01)この実施例2では、頭部装着部材1に、情報投
光装置Kを回転可能に支持する円筒状の情報投光装置装
着部1cが設けられている。前記情報投光装置装着部1c
には、情報投光装置Kに設けられたスピーカ2の部分が
回転可能に装着されるように構成されている。なお、そ
の回転可能な装着構造は従来公知の種々の構造を採用す
ることができ、例えば、円筒状の情報投光装置装着部1
c内周面に形成された雌ねじと前記スピーカ2部分の外
周部分に形成された雄ねじとにより構成される。
【0034】また、この実施例2ではコンバイナCがソ
ノイドSRによって、自動的に回動するように構成され
ている。すなわち、ソレノイドSRが図9に示す伸長し
た位置ではコンバイナCは装着者P(図示せず)の前方
位置(図9に示す使用位置)に保持され、ソレノイドS
Rが収縮した位置では側方位置(装着者Pの目の前から
側方に回動した退避位置)に退避するように構成されて
いる。なお、ソレノイドSRの先端とコンバイナCと
は、必要な遊びを有して連結されている。
【0035】図10においてこの実施例2では、前記タ
イマ29により、前記液晶パネルD4の表示面の表示が
開始されてからの経過時間が連続表示許容時間(例え
ば、20分)に達した時に前記インバータ制御回路7が
作動して、一定時間(例えば2分)だけ前記インバータ
8の出力を0にして冷陰極管D1を消灯すると同時に、
入出力インターフェース26からの制御信号によりソレ
ノイド駆動回路46がソレノイドSRを作動させてコン
バイナCを一定時間(例えば2分)だけ前記退避位置に
移動させるように構成されている。そしてこの実施例2
では、前記一定時間(2分間)が経過すると、自動的に
冷陰極管D1が点灯すると同時にコンバイナCが使用位
置に移動するように構成されている。そして、この時点
からの表示連続時間が許容時間(20分間)に達する
と、前述と同様に自動的に冷陰極管D1が消灯し、コン
バイナCが退避位置に移動する。
【0036】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更
実施例を下記に例示する。
【0037】(H01)光学的情報表示装置としては液晶
パネルおよび光源を用いる代わりに、CRTディスプレ
イ、蛍光表示管、プラズマディスプレイ等の表示手段を
用いることが可能である。 (H02)光信号で送受信を行う受発光端末10および操
作端末Tの代わりに、送信機能を持たない情報選択光信
号受信機10および受信機能を持たない操作端末Tを使
用することが可能である。 (H03)操作端末Tは、トラックボール16とクリック
ボタン17,18を有する操作端末Tを用いる代わり
に、図11に示すような表示情報選択ボタンF1〜F4を
有する操作端末を用いることが可能である。また、操作
端末Tは、タッチパネルに表示情報選択ボタンF1〜F4
および表示部の機能を持たせた構成とすることが可能で
ある。 (H04)頭部装着表示装置Uにはテレビカメラを取付
け、撮像した映像を前記液晶パネルD4に表示すること
が可能である。 (H05)前記実施例1において、マイク4からの入力音
声信号は増幅して拡声器から出力するようにすることが
可能である。 (H06)本発明は、作業員が生産ラインの監視を行う場
合にも適用することが可能である。 (H07)前記実施例2において、コンバイナCの移動手
段としてソレノイドを用いる代わりに、モータを用いる
ことが可能である。
【0038】
【発明の効果】前述の本発明の情報表示装置は、下記の
効果を奏することができる。 (O01)コンバイナを通して前方の情景および表示情報
を同時に視認することが可能なシースルー型の頭部装着
表示装置において、その装着者が長時間連続して表示情
報を見ることを防止して、前記頭部装着表示装置の装着
者の目の疲労を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の頭部装着表示装置の実施例1
の構成説明図である。
【図2】 図2は同実施例1における操作端末と受発光
端末の説明図である。
【図3】 図3は同実施例1の情報投光装置Kの構成要
素の説明図である。
【図4】 図4は同実施例1の回路図である。
【図5】 図5は同実施例1の使用状態の説明である。
【図6】 図6は同実施例1の作用説明図である。
【図7】 図7は同実施例1の作用説明図で表示画像の
例を示す図である。
【図8】 図8は同実施例1の作用説明図で表示画像の
例を示す図である。
【図9】 図9は本発明の頭部装着表示装置の実施例2
の説明図である。
【図10】 図10は同実施例2の回路図である。
【図11】 図11は本発明で使用される操作端末の他
の実施例の説明図である。
【符号の説明】
A…光学系、C…コンバイナ、D…光学的情報表示装
置、K…情報投光装置、L…情報表示光、P…装着者、
T…操作端末、1…頭部装着部材、10…情報選択光信
号受信器(光信号送信器、受発光端末)、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の要件を備えたことを特徴とする頭
    部装着表示装置、(Y01)頭部に固定される頭部装着部
    材、(Y02)情報を表示する表示面を有する光学的情報
    表示装置および前記表示面から出射した情報表示光を所
    定方向に向けて投光する光学系を有するとともに前記頭
    部装着部材に支持された情報投光装置、(Y03)前記頭
    部装着部材に支持され、前記情報投光装置から出射した
    情報表示光を頭部装着部材の装着者に向けて反射させる
    とともに前方の情景から出射した情景光を前記装着者に
    向けて透過させるように配置されたコンバイナ、(Y0
    4)前記表示面に情報が表示されてからの経過時間を計
    測するタイマ、(Y05)前記表示面に表示される情報の
    連続表示許容時間を記憶する許容時間記憶手段、(Y0
    6)前記タイマの計測時間が前記連続表示許容時間に達
    したことを前記装着者に告知する経過時間告知手段。
JP31362294A 1994-12-16 1994-12-16 頭部装着表示装置 Pending JPH08171351A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31362294A JPH08171351A (ja) 1994-12-16 1994-12-16 頭部装着表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31362294A JPH08171351A (ja) 1994-12-16 1994-12-16 頭部装着表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08171351A true JPH08171351A (ja) 1996-07-02

Family

ID=18043542

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31362294A Pending JPH08171351A (ja) 1994-12-16 1994-12-16 頭部装着表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08171351A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006030802A (ja) * 2004-07-20 2006-02-02 Olympus Corp 情報表示システム
GB2427952A (en) * 2005-07-02 2007-01-10 Raymond Butcher Apparatus for preventing visual impairment

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006030802A (ja) * 2004-07-20 2006-02-02 Olympus Corp 情報表示システム
JP4642400B2 (ja) * 2004-07-20 2011-03-02 オリンパス株式会社 情報表示システム
GB2427952A (en) * 2005-07-02 2007-01-10 Raymond Butcher Apparatus for preventing visual impairment
GB2427952B (en) * 2005-07-02 2010-09-01 Raymond Butcher Apparatus for preventing visual impairment

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5293351A (en) Acoustic search device
US20030184575A1 (en) Wearable projector and intelligent clothing
US7379393B2 (en) Timer device for use in an audio/visual presentation
US7242371B2 (en) Wireless electronic display
JP2001025004A (ja) 電子鏡システム
JPH08171351A (ja) 頭部装着表示装置
JP3407383B2 (ja) 頭部装着型ディスプレイシステム
JPH08160879A (ja) 頭部装着表示装置
JPH05130532A (ja) 頭部固定型映像表示装置
JPH08160880A (ja) 頭部装着表示装置
JP2632012B2 (ja) 化粧台
US20060012685A1 (en) Wireless surveillance and communications system
JP2885988B2 (ja) 視覚情報表示装置
JP2000321530A (ja) レーザーポインタおよびプレゼンテーションシステム
US10970025B1 (en) Smart electric mirrors
JPH08313658A (ja) オーバーヘッドプロジェクタ用文字表示装置
JPH03132180A (ja) ヘッドホン型映像表示装置
JPS63210613A (ja) 視線方向検出装置
WO2002008848A2 (en) Image displaying system and remote control unit for such a system
JPH05241122A (ja) 視覚情報表示装置
KR200282423Y1 (ko) 뒷 모습을 표시할 수 있는 다기능 디스플레이
JPH04250703A (ja) 衛星放送用受信アンテナ
CA2501711C (en) Timer device for use in an audio/visual presentation
JPH0444468A (ja) リモートコントロール装置
JP2827759B2 (ja) ヘッドアップディスプレー装置