JPH08170784A - 密 栓 - Google Patents

密 栓

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JPH08170784A
JPH08170784A JP6341173A JP34117394A JPH08170784A JP H08170784 A JPH08170784 A JP H08170784A JP 6341173 A JP6341173 A JP 6341173A JP 34117394 A JP34117394 A JP 34117394A JP H08170784 A JPH08170784 A JP H08170784A
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piston
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Takashi Anamizu
孝 穴水
Yoshio Samata
可夫 佐俣
Yuji Chiba
裕司 千葉
Katsunori Negishi
勝則 根岸
Tatsukane Suzuki
辰務 鈴木
Michio Hasegawa
道夫 長谷川
Hideya Aoki
英也 青木
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Tokyo Gas Co Ltd
Sanko Gas Seiki Ltd
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Tokyo Gas Co Ltd
Sanko Gas Seiki Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
    • F16L55/10Means for stopping flow from or in pipes or hoses

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 気密ゴムの圧縮操作とともに栓本体より尖端
を有するプッシュパイルを半径方向に突出させ、係合し
た合成樹脂製管体の内周に刺し込んで噛合させて、更な
る気密ゴムの圧縮作用の反力受けとなるように作用さ
せ、導管端部内周の所望する設定位置に密栓を気密か
つ、不動状態に設置する操作が行い得るようにする。 【構成】 栓本体13の凹所15の底面と天蓋11の裏
面とを摺動面とし、運動方向変換部21のテーパー面に
面接合できる対称形状の逆テーパー面を後面に有し、前
面には水平方向に延びる尖端鋭利なプッシュパイル25
を備え、後面の逆テーパー面に摺動片23を設けた作動
駒24を、摺動片23の案内頭部前記の蟻形溝22に頭
部を係合し、逆テーパー面を運動方向変換部21に接合
させるとともに、凹所15を形成する側壁に穿設した通
孔16にプッシュパイル25を係合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、圧力流体を移送する
導管の管端開口部を閉止する密栓に関するものである。
【0002】
【技術的背景】栓体における閉止要部において、合成樹
脂製の導管の開口端部内周に密合させる環状の気密ゴム
を、その軸方向に与える圧縮作用で直径方向の膨出現象
を利用して導管内周との圧密接をもって閉止作用させる
ものであるが、該気密ゴムに圧縮作用を与える操作段階
で、その反力受けとなる複数の尖端にしたプッシュパイ
ルを同時に栓体の半径方向に突出させ、密栓を係合した
導管の内周面に刺入噛合させて、これを反力受けとし、
更なる圧縮作用を気密ゴムに付与できるようにするとと
もに、栓体が導管の内圧により管体からの暴出を防止す
る抜け止め作用が期待できるようにしたものである。
【0003】また、気密ゴムに圧縮作用を付与する操作
軸をパイプ状とし、該操作軸を栓体を介して突出する外
側端部の開口部は平常は密に閉止し、必要に応じてバイ
パスの接続口あるいは導管内の圧流体のあらゆる所望種
検査に対応する検査器機の挿入接続口となるようにした
ものである。
【0004】
【従来の技術】導管の管端開口部を閉止する密栓方式に
おいて、円形の気密ゴムに対し、その軸線方向に圧縮作
用を与えて直径方向の増径を図り、管体の内周面と圧密
接させ、閉止作用を強化しているものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、円形
の気密ゴムに対し、軸線方向に圧縮作用を与え、その結
果直系方向の膨出による増径作用により閉止しようとす
る管体の内周面に圧密接させて密栓作用させていたこと
は前述の通りであるが、その反力を受ける箇所は該気密
ゴム外周と被閉止箇所の導管内周における接合部のみ
で、したがって、場合によっては圧縮しようとする該気
密ゴムの一部と管体内周との接触部が反力受けとなり、
圧縮作用が生じないまま気密ゴムが移動してしまうこと
もあり、このようにして本来の目的を奏しないことも稀
ではない。
【0006】このような従前の不利益を回避するために
開発したこの発明は、気密ゴムの圧縮操作とともに栓本
体より尖端を有するプッシュパイルを半径方向に突出さ
せ、係合した合成樹脂製管体の内周に噛合させて、更な
る気密ゴムの圧縮作用の反力受けとなるように作用さ
せ、導管端部内周の所望する設定位置に密栓を気密か
つ、不動状態に設置する操作が行い得るようにしたこと
を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成させるための手段として、第1の発明は、ストッ
パ凸出部を外周より突出させた操作軸の外周にピストン
を摺回動自在に被着し、該ピストンを設定した摺遊動で
きる動作範囲を前記のストッパと、嵌合するストップリ
ングとによって形成し、係合しようとする管体の外径よ
りも大径の天蓋の中心に穿設した軸挿通孔で操作軸を合
体した前記のピストンの外周を軸支するとともに、ピス
トンの一端に形成したテーパー形状で、かつ、該テーパ
ー面に軸線を指向する複数の蟻形溝を凹設した運動方向
変換部を形成し、この運動方向変換部を内在させること
ができる凹所を凹設した栓本体を、その中心に設けた軸
孔に前記の操作軸を気密に軸支し、凹所の開口部を前記
の天蓋で閉鎖できるようにし、この凹所15の底面と該
底面と平行するように固着する前記天蓋の裏面とを摺動
面とし、かつ、前記の運動方向変換部のテーパー面に面
接合できる対称形状の逆テーパー面を後面に有し、前面
には水平方向に延びる尖端鋭利なプッシュパイルを備
え、また、後面の前記逆テーパー面に摺動片を設けた作
動駒を、前記摺動片の案内頭部前記の蟻形溝に頭部を係
合し、逆テーパー面を運動方向変換部に接合させるとと
もに、前記栓本体の凹所を形成する側壁に穿設した通孔
に前記のプッシュパイルを係合し、ピストンの動作に連
動して通孔に出入できるように形成し、この栓本体を貫
通した操作軸の先端に刻設した雄ネジが係合できる雌ネ
ジ孔を中心に設けた押圧座板と操作軸とを螺合し、該押
圧座板と前記栓本体の一面との間に略太鼓胴形の気密ゴ
ムを挾設してなるものである。
【0008】また第2の発明は、操作軸を中空路を有す
るパイプ状に形成し、密栓として使用する際に管体外部
に露出する端部の内周に雌ネジを設け、中空路を閉鎖す
るカプラーを着脱自在に装着してなるものである。
【0009】
【作用】
【0010】栓体の気密ゴムは弾性度が高い可撓性の環
状態で、その外径は自然放置状態で、嵌挿し栓作用させ
る合成樹脂製管体の内周における係止部内径よりも微小
径をもって形成され、したがって、該気密ゴムを栓作用
させる管態内周に係合させるときにはその芯を互いに合
致させれば容易に挿入係合できるように構成されてい
る。
【0011】この気密ゴムを、その軸線方向に圧縮し
て、増径を図り、気密性を高揚するもので、軸線方向の
圧縮手段として気密ゴムを間装した押圧座板を操作軸に
与える回転運動によ螺動で相接近させるものであるが、
この操作手段は従前と同様であるが、管体内における前
記気密ゴム係止位置を基準位置として螺動進入する操作
軸の軸方向の運動量を該操作軸に回動ならびに摺動自在
に枢支したピストンの運動方向変換手段を介して半径方
向に出入する複数のプッシュパイルを対係合管の軸心方
向より内周に刺し込み、かつ、該プッシュパイルの尖端
を合成樹脂製管の内周面より管肉内に噛合して固着させ
て栓体に抜け止め作用を与えて不動体となるようにし、
プッシュパイルの刺入噛合位置を反力受けにして前記の
気密ゴムに更なる圧縮作用を付与できるようにし、そし
て、該圧縮操作による増径作用により密栓としての目的
を奏することができるようにしたものである。
【0012】また、前記した操作軸を管軸とし、該操作
軸を介して閉止された栓体によって区画された管体内外
の連絡路となるようにし、密栓として使用する平常時に
おいては、管軸を密に閉止して単なる軸体として作用さ
せ、必要に応じて、閉止部材を取り除き使用目的に沿っ
たバイパス路、あるいは管体内にの圧流体における所望
する測定値の検査器具を挿入連結できるようにしたもの
である。
【0013】
【発明の実施例】次に、この発明の構成について図とと
もに説明すれば、中空路1を有する操作軸2は、一方端
にダストプラグ3を備えたカプラー4を螺合できる雌ネ
ジ5が設けられ、また、他端外周には雄ネジ6が刻設さ
れている。
【0014】この操作軸2の外周には前記した雌ネジ5
を設けた端部に接近した位置に有角の工具受部所7が設
けられ、該工具受部所7の反雌ネジ5側に隣接して増径
したストッパ8を隆設する。
【0015】このようにした操作軸2に対し密に摺動
し、かつ、回転自在なピストン9を前記の雄ネジ6側よ
り挿入し、かつ、該ピストン9の一端が前記のストッパ
8にスラストワッシャ12を介して係止できるように
し、該凸出部8の係止位置よりピストン9の全長よりも
設定寸法長いピストン遊動距離を介した位置の操作軸2
外周にストップリング10を嵌合してピストン9の抜脱
を防止する。
【0016】本発明の密栓Aを係止しようとする管体B
は合成樹脂製のパイプである。
【0017】前記の管体Bの外径よりも大径の天蓋11
の中心には前記したように操作軸2を挿通したピストン
9が摺動できる軸挿通孔を穿設して操作軸2を合体した
ピストン9を軸支するとともに、該天蓋11に栓本体1
3をボルト14で固着できるようにしてある。
【0018】栓本体13は、その外形が管体Bの内周径
よりも小径で該管体Bの内周を自由に通行できることが
肝要で、できれば管体B内径よりもわずかに小径の円形
であることが望ましい。
【0019】前記したようにこの栓本体13は、その一
面を天蓋11に固着するもので、その接合面に開口する
凹所15を設け、該凹所15を形成する周壁には外周に
貫通する通孔16の複数を軸心より放射状となる線上に
等間隔をもって穿設する。
【0020】また該凹所15の深さは前記したピストン
9が操作軸2において設定する摺動区間が得られるよう
にした深さである。
【0021】そして、栓本体13の中心には前記の操作
軸2が密摺動できる軸孔を設けるとともに、その孔壁に
はオイルシール17、Oリング18を嵌合するものであ
る。
【0022】更に、他方の端面外周には後述する気密ゴ
ム20を係止する係合段部19を環状に形成する。
【0023】以上のように形成した栓本体13におい
て、前記の凹所15にあっては、前記ピストン9の作用
空間とするものであって、ピストン9の一方端に形成し
た運動方向変換部21は、小径部を先端とするテーパー
形状をなし、そのテーパー面にはテーパー形成原点を中
心とする等角の放射状線に沿って蟻形溝22を凹設する
ものであるが、その溝数は前記した凹所15を形成する
周壁に穿孔した通孔16の数と同数とするものであり、
実質的には8個である。
【0024】また、前記した栓本体13における凹所1
5の底面、ならびに該底面と平行状態となる天蓋11の
裏面を滑動面とする上下の2面を摺動面とし、かつ、前
面の立面より尖端を有するプッシュパイル25を植設固
着して先の運動方向変換部21のテーパー面に接面でき
る逆テーパー面を後面として形成し、この逆テーパー面
に前記の蟻形溝22には該溝内を自由に摺動できる頭部
を先端に有し、かつ、その一部が開溝部より外部に突出
できる頚部を備えた摺動片23を一体にして作動駒24
を形成するものである。
【0025】押圧座板26は、前記栓本体13と操作軸
2を介して相対面させ、中間に気密ゴム20を挾着し、
かつ、圧縮作用を付与することができるようにするもの
で、中心には操作軸2の一端部に設けた雄ネジ6が螺合
できる雌ネジ孔27を表裏に貫通させて設けるととも
に、前記したように栓本体13と相対向させる面に外周
より前記気密ゴム20を係止する係合段部19を設ける
ものである。
【0026】気密ゴム20は、合成ゴムあるいは天然ゴ
ムを素材とした環状筒体よりなるもので、その外形は略
太鼓胴形で、胴中間部が大径で両端に至って小径に移行
するテーパー形状を採り、大径部は係合しようとする管
体Bの内径寸法よりもわずかに小であり、またこの気密
ゴム20の内形においても前記外形に準じて中間を大径
に、端部に至って小径になるように形成し、この気密ゴ
ム20に対し軸方向からの押圧動作を付与した際に外周
径が増大し易いように形成するとともに、これを管体B
内に挿入する時点で端部を小径にすることにより、その
挿入作業の容易性を考慮したものである。
【0027】以上のように構成した各部材をもって密栓
Aを形成するには、先ず、操作軸2を雄ネジ6を設けた
端部より、スラストワッシャ12の中空部に挿入してス
トッパ8に当接させ、次ぎに天蓋11の軸挿通孔に操作
軸2を雄ネジ6を設けた端部より挿入し先のスラストワ
ッシャ12に当接させた後に、ピストン9の軸孔部に操
作軸2を雄ネジ6を設けた端部より挿入して移動させ、
天蓋11の軸挿通孔に挿入しスラストワッシャ12に当
接させ、しかる後にストップリング10を操作軸に係止
させて操作軸2とピストン9と分離不可となるように合
体するとともにピストン9の外周を天蓋11の軸挿通孔
に軸支させるものである。
【0028】次ぎに、作動駒24のプッシュパイル25
の尖端を栓本体15の凹所15を形成する側壁に穿設し
たに通孔16にその内側より挿入係合させた後に、栓本
体13の中心部に穿設されている軸孔に操作軸2を雄ネ
ジ6を有する端部より凹所15の穿設面の方向より挿入
しつつ、ピストン9における運動方向変換部22の蟻形
溝22に作動駒24の逆テーパー面より突出形成した摺
動片23の案内頭部を係合させ、しかる後に凹所15が
開口する面と前記天蓋11とを密に合体し、ボルト14
をもって密に固着する。
【0029】このようにして栓本体13より突出した操
作軸2に気密ゴム20を囲繞させ、該気密ゴム20の一
端部の開口縁部を栓本体13の係合段部19に当接係合
し、しかる後に、押圧座板26をその円周に設けた係合
段部19が先の栓本体13と相対向するようにして中心
の雌ネジ孔27に操作軸2の雄ネジ6を螺合し、気密ゴ
ム20における他端の開口縁部を押圧座板26側の係合
段部19に係合させて操作軸2の雄ネジ6と押圧座板2
6の雌ネジ孔27との螺合深度を深めて密栓Aを構成す
るものである。
【0030】このように形成された密栓Aは、管体Bの
開口端部よりその内周に気密ゴム20(押圧座板26)
を先頭にして挿入すれば、天蓋11の裏面が管体Bの開
口縁部に係止するまで挿入することができる。
【0031】このようにして気密ゴム20は管体Bに挿
入されたならば、操作軸2に対し回動操作を与えて、こ
の操作軸2に螺合している押圧座板26を、不動設定位
置にある栓本体13側に引き寄せ、その間隙寸法を減少
させることにより、介在された気密ゴム20が軸方向の
圧縮作用により直径方向に拡径作用に転ずる。
【0032】このとき、気密ゴム20は、管体b内周に
より規制された範囲内において、作用しようとするもの
であるから、操作軸2の回転運動の必要トルクも上昇
し、この必要トルクに準じて、該トルクを増強すれば管
体Bと気密ゴム20との接触抵抗により不動状態を維持
する押圧座板26の雌ネジ孔27を操作軸2のみが螺動
進行し、この操作軸2の進行に伴いストッパ8によって
係止されたピストン9もこれに同動し、定着された栓本
体13内を進行する。
【0033】栓本体Bの凹所15内に装備された各作動
駒24は、凹所15の底面と、該凹所15を閉鎖する天
蓋11の裏面により、平行する2面によりその動作規制
され、したがって、移動自在方向である栓本体13の半
径方向にある該作動駒24に対し、ピストン9の端部に
形成された運動方向変換部21のテーパー面に接する作
動駒24の逆テーパー面との接触高さの位置の変動でピ
ストン9の運動量をそのまま運動方向の変換という作用
によって作動駒24に伝達し、該作動駒24に設けたプ
ッシュパイル25を凹所15を形成する側壁に穿設され
た通孔16を外周方向を指向すして突出し、前記の側壁
外周に相対向する合成樹脂製の管体Bの内周にその尖端
が刺しこまれて噛合し、該管体Bと、栓本体13との結
合状態が形成される。
【0034】このような結合状態が形成された段階にお
いて、なおも操作軸2の回転操作を続行すれば、管体B
と合体した栓本体13が気密ゴム20に付与する圧力の
反力受けが不動体として得られて構成され、気密ゴム2
0の増径作用に必要とする強トルクを掛けることがで
き、これによって、気密ゴム20と管体B内周との高接
触圧が達成され、密栓としての目的を奏することができ
るものである。
【0035】なお、前記した運動方向変換部21のテー
パー面に面接触する作動駒24とは摺動片23によって
接続しているので、運動方向変換部21を含むピストン
9が原位置に復帰する際に該摺動片23は、その案内頭
部が蟻形溝22内を摺動して移動し、作動駒24の逆テ
ーパー面は運動方向変換部21のテーパー面に続行接触
して栓本体13の中心部に向かって移動し、プッシュパ
イル25は管体Bの内周より離脱できるようにしたもの
である。
【0036】また、上記のように操作する操作軸2にあ
って、密栓作用のみを目的とする場合には、バイパス路
形成用途、検査器接続用途を不要とするものであるか
ら、該操作軸2は無垢材をもって構成することも任意で
ある。
【0037】
【発明の効果】以上のようにこの発明は、流体を移送す
る合成樹脂製の管体にあって、その管端開口部を閉鎖す
る密栓において、栓作用する気密ゴムの増径作用によっ
て管体内周に圧密接させるための軸方向の圧縮作用を形
成する操作軸の回転動を利用し、螺動による軸方向の運
動量を運動方向変換手段を介してプッシュパイルを管体
内に挿入した栓本体より該栓本体の半径方向に突出さ
せ、プッシュパイルの尖端を管体の内周面よりその管肉
内に刺入して噛合させて栓本体と管体とを強固に合体し
て不動定着位置を確立させ、この栓本体を気密ゴムの圧
縮動作の反力受けとなるようにしたものであるから、気
密ゴムに対し高い圧縮トルクを掛けることができるの
で、従前以上の圧密効果と、栓本体の暴出事故とを未然
に防止することができる効果を有するものである。
【0038】また、以上のような効果を有する密栓の操
作軸を閉止部材を備えた中空のパイプ状とすることによ
って、密栓以外にバイパス回路の接続口、あるいは管体
内の圧流体のあらゆる必要測定用の検査器の挿入口にも
使用することができる効果あるものである。
【0039】
【図面の簡単な説明】
【図1】 一部を断面で示す密栓の正面図
【図2】 操作軸を中空材をもって形成した一部を断面
で示す密栓の正面図
【図3】 運動方向変換部を備えたピストンの平面図
【図4】 図3イ−イ線縦断面図
【図5】 作動駒の斜視図
【符号の説明】
1 中空路 2 操作軸 3 ダストプラグ 4 カプラー 5 雌ネジ 6 雄ネジ 7 工具受部所 8 ストッパ 9 ピストン 10 ストップリング 11 天蓋 12 スラストワッシャ 13 栓本体 14 ボルト 15 凹所 16 通孔 17 オイルシール 18 Oリング 19 係合段部 20 気密ゴム 21 運動方向変換部 22 蟻形溝 23 摺動片 24 作動駒 25 プッシュパイル 26 押圧座板 27 雌ネジ孔 A 密栓 B 管体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 千葉 裕司 東京都板橋区前野町3−23−5−106 (72)発明者 根岸 勝則 埼玉県草加市旭町6−9−9 (72)発明者 鈴木 辰務 東京都大田区東嶺町47−5 (72)発明者 長谷川 道夫 新潟県上越市大字上源入428番地7号 (72)発明者 青木 英也 新潟県上越市安江2丁目1番地7号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストッパ凸出部8を外周より突出させた
    操作軸2の外周にピストン9を摺回動自在に被着し、該
    ピストン9を設定した摺遊動できる動作範囲を前記のス
    トッパ8と、嵌合するストップリング10とによって形
    成し、係合しようとする管体Bの外径よりも大径の天蓋
    11の中心に穿設した軸挿通孔で操作軸2を合体した前
    記のピストン9の外周を軸支するとともに、ピストン9
    の一端に形成したテーパー形状で、かつ、該テーパー面
    に軸線を指向する複数の蟻形溝22を凹設した運動方向
    変換部21を形成し、この運動方向変換部21を内在さ
    せることができる凹所15を凹設した栓本体13を、そ
    の中心に設けた軸孔に前記の操作軸2を気密に軸支し、
    凹所15の開口部を前記の天蓋11で閉鎖できるように
    し、この凹所15の底面と該底面と平行するように固着
    する前記天蓋11の裏面とを摺動面とし、かつ、前記の
    運動方向変換部21のテーパー面に面接合できる対称形
    状の逆テーパー面を後面に有し、前面には水平方向に延
    びる尖端鋭利なプッシュパイル25を備え、また、後面
    の前記逆テーパー面に摺動片23を設けた作動駒24
    を、前記摺動片23の案内頭部前記の蟻形溝22に頭部
    を係合し、逆テーパー面を運動方向変換部21に接合さ
    せるとともに、前記栓本体13の凹所15を形成する側
    壁に穿設した通孔16に前記のプッシュパイル25を係
    合し、ピストン9の動作に連動して通孔16に出入でき
    るように形成し、この栓本体13を貫通した操作軸2の
    先端に刻設した雄ネジ6が係合できる雌ネジ孔27を中
    心に設けた押圧座板26と操作軸2とを螺合し、該押圧
    座板26と前記栓本体13の一面との間に略太鼓胴形の
    気密ゴム20を挾設してなることを特徴とする密栓。
  2. 【請求項2】 操作軸2を中空路1を有するパイプ状に
    形成し、密栓として使用する際に管体B外部に露出する
    端部の内周に雌ネジ5を設け、中空路1を閉鎖するカプ
    ラー4を着脱自在に装着してなることを特徴とする請求
    項1記載の密栓。
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