JPH08170631A - ボールジョイント - Google Patents
ボールジョイントInfo
- Publication number
- JPH08170631A JPH08170631A JP33464394A JP33464394A JPH08170631A JP H08170631 A JPH08170631 A JP H08170631A JP 33464394 A JP33464394 A JP 33464394A JP 33464394 A JP33464394 A JP 33464394A JP H08170631 A JPH08170631 A JP H08170631A
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- Japan
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- ball
- holder
- joint
- housing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 面倒な加工や組立操作を必要としない、簡易
なボールジョイントを提供すること。 【構成】 ボールジョイント10において、ボール収容
部21とボール保持部22と衝合部23とを備えてなる
樹脂製ボールホルダ20と、ホルダ収容部31を備えて
なる樹脂製ジョイントハウジング30とを有し、ジョイ
ントハウジング30のホルダ収容部31はボールホルダ
20を収容し、ボールホルダ20の衝合部23を径方向
内方に押込むことにより、ボール11Aをボール収容部
21とボール保持部22とによって抜けないように保持
するもの。
なボールジョイントを提供すること。 【構成】 ボールジョイント10において、ボール収容
部21とボール保持部22と衝合部23とを備えてなる
樹脂製ボールホルダ20と、ホルダ収容部31を備えて
なる樹脂製ジョイントハウジング30とを有し、ジョイ
ントハウジング30のホルダ収容部31はボールホルダ
20を収容し、ボールホルダ20の衝合部23を径方向
内方に押込むことにより、ボール11Aをボール収容部
21とボール保持部22とによって抜けないように保持
するもの。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガススプリングの取付等
に用いて好適なボールジョイントに関する。
に用いて好適なボールジョイントに関する。
【0002】
【従来の技術】ガススプリングの取付等に際しては、ボ
ールボルトを首振り自在に具備してなるボールジョイン
トが用いられる。従来のボールジョイントは、実公昭62
-17624号公報に記載の如く、合成樹脂製の本体にボール
ボルトのボールを収容する貫通孔を設け、この貫通孔内
に設けたリング係止溝(もしくはリング係止段差部)に
C型リングを装填し、貫通孔に挿入したボールをリング
によって抜けないように保持するとともに、貫通孔の開
放端をキャップで閉塞(ダストシール用)することとし
ている。
ールボルトを首振り自在に具備してなるボールジョイン
トが用いられる。従来のボールジョイントは、実公昭62
-17624号公報に記載の如く、合成樹脂製の本体にボール
ボルトのボールを収容する貫通孔を設け、この貫通孔内
に設けたリング係止溝(もしくはリング係止段差部)に
C型リングを装填し、貫通孔に挿入したボールをリング
によって抜けないように保持するとともに、貫通孔の開
放端をキャップで閉塞(ダストシール用)することとし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
には、以下の如くの問題点がある。 合成樹脂製の本体に設ける貫通孔内面にリング係止溝
(もしくはリング係止段差部)を設けるため、アンダー
カット成形を必要とし、成形困難である。
には、以下の如くの問題点がある。 合成樹脂製の本体に設ける貫通孔内面にリング係止溝
(もしくはリング係止段差部)を設けるため、アンダー
カット成形を必要とし、成形困難である。
【0004】ボールジョイントの組立過程では、(a)
リングをリング係止溝(もしくはリング係止段差部)に
装填するに際してリングを縮閉させる操作、(b) ボール
を貫通孔に挿入する押圧力でリングを拡縮させてボール
を挿入する操作が必要となる。即ち、(a) 、(b) の2回
に渡るリングの拡縮操作が必要で、組立困難である。
リングをリング係止溝(もしくはリング係止段差部)に
装填するに際してリングを縮閉させる操作、(b) ボール
を貫通孔に挿入する押圧力でリングを拡縮させてボール
を挿入する操作が必要となる。即ち、(a) 、(b) の2回
に渡るリングの拡縮操作が必要で、組立困難である。
【0005】本発明は、面倒な加工や組立操作を必要と
しない、簡易なボールジョイントを提供することを目的
とする。
しない、簡易なボールジョイントを提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、ボールボルトを首振り自在に具備してなるボールジ
ョイントにおいて、ボールボルトのボールの先端側半球
面を被うボール収容部と、ボール収容部のボール赤道対
応部の周方向複数位置からボールのボルト取付端側に向
けて延びるボール保持部と、ボール保持部の自由端から
径方向外方に張り出る衝合部とを備えてなる樹脂製ボー
ルホルダと、ボールホルダを収容し、該ボールホルダの
衝合部を径方向内方に押込んでボール保持部をボールの
ボルト取付端側半球面に沿わせるように変形させること
により、ボールをボール収容部と、ボール保持部とによ
って抜けないように保持するホルダ収容部を備えてなる
樹脂製ジョイントハウジングとを有してなるものであ
る。
は、ボールボルトを首振り自在に具備してなるボールジ
ョイントにおいて、ボールボルトのボールの先端側半球
面を被うボール収容部と、ボール収容部のボール赤道対
応部の周方向複数位置からボールのボルト取付端側に向
けて延びるボール保持部と、ボール保持部の自由端から
径方向外方に張り出る衝合部とを備えてなる樹脂製ボー
ルホルダと、ボールホルダを収容し、該ボールホルダの
衝合部を径方向内方に押込んでボール保持部をボールの
ボルト取付端側半球面に沿わせるように変形させること
により、ボールをボール収容部と、ボール保持部とによ
って抜けないように保持するホルダ収容部を備えてなる
樹脂製ジョイントハウジングとを有してなるものであ
る。
【0007】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記ジョイントハウジングの
ホルダ収容部が略正方形をなし、該ホルダ収容部の辺が
前記ボールホルダの衝合部の径方向変形を規制するもの
である。
載の本発明において更に、前記ジョイントハウジングの
ホルダ収容部が略正方形をなし、該ホルダ収容部の辺が
前記ボールホルダの衝合部の径方向変形を規制するもの
である。
【0008】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の本発明において更に、前記ジョイントハウジ
ングが連結ロッドを挿入して保持するロッド接続部を備
え、該ロッド接続部に係脱される係止具が、該ロッド接
続部に挿入された連結ロッドの係止溝に係止可能とされ
てなるものである。
2に記載の本発明において更に、前記ジョイントハウジ
ングが連結ロッドを挿入して保持するロッド接続部を備
え、該ロッド接続部に係脱される係止具が、該ロッド接
続部に挿入された連結ロッドの係止溝に係止可能とされ
てなるものである。
【0009】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば下記、の
作用がある。 ボールジョイントを構成するに際し、ボールを保持す
るためのリングや、リング係止溝の如くを必要としない
ため、ボールホルダとジョイントハウジングの樹脂成形
構造においてアンダーカット成形部を設ける必要がな
く、成形容易である。
作用がある。 ボールジョイントを構成するに際し、ボールを保持す
るためのリングや、リング係止溝の如くを必要としない
ため、ボールホルダとジョイントハウジングの樹脂成形
構造においてアンダーカット成形部を設ける必要がな
く、成形容易である。
【0010】ボールジョイントの組立過程では、ボー
ルボルトのボールをボールホルダのボール収容部に単に
納め、その後、このボールホルダをジョイントハウジン
グのホルダ収容部に収容し、ボールホルダの衝合部を径
方向内方に押込んでボール保持部をボールのボルト取付
端側半球面に沿わせるように変形させるだけの簡易な操
作により、ボールをボール収容部とボール保持部とによ
って抜けないように保持できる。従って、組立容易であ
る。
ルボルトのボールをボールホルダのボール収容部に単に
納め、その後、このボールホルダをジョイントハウジン
グのホルダ収容部に収容し、ボールホルダの衝合部を径
方向内方に押込んでボール保持部をボールのボルト取付
端側半球面に沿わせるように変形させるだけの簡易な操
作により、ボールをボール収容部とボール保持部とによ
って抜けないように保持できる。従って、組立容易であ
る。
【0011】請求項2に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 ジョイントハウジングのホルダ収容部が略正方形をな
し、ホルダ収容部の辺がボールホルダの衝合部の径方向
変形を規制するものとすることにより、上記の組立を
容易且つ確実化できる。即ち、ボールホルダの衝合部を
周方向の4等配位置に設ける。そして、ボールを納めた
ボールホルダをジョイントハウジングのボール収容部に
挿入するに際し、ボールホルダの4つの衝合部をホルダ
収容部の4つのコーナー部に合致させて遊挿する。その
後、ボールホルダをジョイントハウジングのホルダ収容
部内で45度回転させると、ボールホルダの4つの衝合部
がホルダ収容部の4つの辺に衝合して径方向内方に変形
され、ひいてはボール保持部をボールのボルト取付端側
半球面に沿わせて変形させ、ボールをボール収容部とボ
ール保持部とによって抜けないように保持できるものと
なる。即ち、ボールを納めたボールホルダをジョイント
ハウジングのボール収容部に挿入して回転させるだけの
操作で組立できる。
作用がある。 ジョイントハウジングのホルダ収容部が略正方形をな
し、ホルダ収容部の辺がボールホルダの衝合部の径方向
変形を規制するものとすることにより、上記の組立を
容易且つ確実化できる。即ち、ボールホルダの衝合部を
周方向の4等配位置に設ける。そして、ボールを納めた
ボールホルダをジョイントハウジングのボール収容部に
挿入するに際し、ボールホルダの4つの衝合部をホルダ
収容部の4つのコーナー部に合致させて遊挿する。その
後、ボールホルダをジョイントハウジングのホルダ収容
部内で45度回転させると、ボールホルダの4つの衝合部
がホルダ収容部の4つの辺に衝合して径方向内方に変形
され、ひいてはボール保持部をボールのボルト取付端側
半球面に沿わせて変形させ、ボールをボール収容部とボ
ール保持部とによって抜けないように保持できるものと
なる。即ち、ボールを納めたボールホルダをジョイント
ハウジングのボール収容部に挿入して回転させるだけの
操作で組立できる。
【0012】請求項3に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 ジョイントハウジングに設けたロッド接続部に連結ロ
ッドを挿入し、この連結ロッドの係止溝に係止具を係止
し、且つこの係止具をロッド接続部に係合するという単
純操作で連結ロッドをジョイントハウジングに確実に接
続できる。
作用がある。 ジョイントハウジングに設けたロッド接続部に連結ロ
ッドを挿入し、この連結ロッドの係止溝に係止具を係止
し、且つこの係止具をロッド接続部に係合するという単
純操作で連結ロッドをジョイントハウジングに確実に接
続できる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係るボールジョイ
ントを示す分解斜視図、図2はボールホルダを示す斜視
図、図3はボールホルダにボールボルトのボールを納め
た状態を示す斜視図、図4はボールホルダをジョイント
ハウジングのボール収容部に挿入した状態を示す模式
図、図5はボールホルダをジョイントハウジングのボー
ル収容部内で回転する状態を示す模式図、図6はボール
ジョイントの組立状態を示す模式図である。
ントを示す分解斜視図、図2はボールホルダを示す斜視
図、図3はボールホルダにボールボルトのボールを納め
た状態を示す斜視図、図4はボールホルダをジョイント
ハウジングのボール収容部に挿入した状態を示す模式
図、図5はボールホルダをジョイントハウジングのボー
ル収容部内で回転する状態を示す模式図、図6はボール
ジョイントの組立状態を示す模式図である。
【0014】ボールジョイント10は、図1、図6に示
す如く、ボールボルト11を首振り自在に具備し、例え
ばガスシリンダ等の連結ロッド12を接続されて用いら
れる。尚、ボールボルト11は、ボール11A、ボルト
11Bを有する。また、連結ロッド12は、係止溝12
Aを有する。
す如く、ボールボルト11を首振り自在に具備し、例え
ばガスシリンダ等の連結ロッド12を接続されて用いら
れる。尚、ボールボルト11は、ボール11A、ボルト
11Bを有する。また、連結ロッド12は、係止溝12
Aを有する。
【0015】ボールジョイント10は、図1に示す如
く、ボールホルダ20、ジョイントハウジング30、割
ピン40、係止具50を有して構成される。
く、ボールホルダ20、ジョイントハウジング30、割
ピン40、係止具50を有して構成される。
【0016】ボールホルダ20は、図1、図2に示す如
く、半球状ボール収容部21と、ボール保持部22と、
舌片状衝合部23とを備える。
く、半球状ボール収容部21と、ボール保持部22と、
舌片状衝合部23とを備える。
【0017】半球状ボール収容部21は、ボールボルト
11のボール11Aの先端側半球面13を被う。
11のボール11Aの先端側半球面13を被う。
【0018】ボール保持部22は、ボール収容部21の
ボール赤道対応部21A(ボール21の赤道14に対応
する部分)の周方向複数位置(本実施例では周方向の4
等配位置)からボールボルト11のボルト取付端側に向
けて該ホルダ20の中心軸線方向に延びる。
ボール赤道対応部21A(ボール21の赤道14に対応
する部分)の周方向複数位置(本実施例では周方向の4
等配位置)からボールボルト11のボルト取付端側に向
けて該ホルダ20の中心軸線方向に延びる。
【0019】舌片状衝合部23は、ボール保持部22の
自由端から径方向外方に張り出る。
自由端から径方向外方に張り出る。
【0020】ボールホルダ20は、ボール収容部21、
ボール保持部22、衝合部23を、ガラス繊維強化プラ
スチック、ポリアセタール、ナイロン、ポリカーボネー
ト、、ポリプロピレン等の樹脂にて一体成形して構成さ
れる。
ボール保持部22、衝合部23を、ガラス繊維強化プラ
スチック、ポリアセタール、ナイロン、ポリカーボネー
ト、、ポリプロピレン等の樹脂にて一体成形して構成さ
れる。
【0021】尚、ボールホルダ20は、ボール収容部2
1の外面中央部に四角突状取付部24を突状成形され、
取付部24にピン孔24Aを設けている。取付部24
は、割ピン40とともに、ボールホルダ20をジョイン
トハウジング30に対して回り止め且つ抜け止めするも
のである。
1の外面中央部に四角突状取付部24を突状成形され、
取付部24にピン孔24Aを設けている。取付部24
は、割ピン40とともに、ボールホルダ20をジョイン
トハウジング30に対して回り止め且つ抜け止めするも
のである。
【0022】ジョイントハウジング30は、図1、図3
に示す如く、ホルダ収容部31と、ロッド接続部32と
を備える。
に示す如く、ホルダ収容部31と、ロッド接続部32と
を備える。
【0023】ホルダ収容部31は、ボールホルダ20を
収容し、ボールホルダ20の衝合部23を径方向内方に
変形させてボール保持部22をボールボルト11のボル
ト取付端側半球面15に沿わせるように変形させること
により、ボールボルト11をボール収容部21とボール
保持部22とによって抜けないように保持する。本実施
例では、ホルダ収容部31を一端開口の有底箱状立方体
とし、略正方形をなす4点のそれぞれがボールホルダ2
0の4つの舌片状衝合部23のそれぞれの径方向変形を
規制するものとしている。
収容し、ボールホルダ20の衝合部23を径方向内方に
変形させてボール保持部22をボールボルト11のボル
ト取付端側半球面15に沿わせるように変形させること
により、ボールボルト11をボール収容部21とボール
保持部22とによって抜けないように保持する。本実施
例では、ホルダ収容部31を一端開口の有底箱状立方体
とし、略正方形をなす4点のそれぞれがボールホルダ2
0の4つの舌片状衝合部23のそれぞれの径方向変形を
規制するものとしている。
【0024】尚、ジョイントハウジング30は、ホルダ
収容部31の底部に四角孔部33を形成され、ホルダ収
容部31に収容したボールホルダ20のボール収容部2
1に設けた前述の取付部24をこの四角孔部33に嵌入
させ、取付部24の四角孔部33から突き出る部分に設
けられている前述のピン孔24Aに割ピン40を係入さ
せることにより、ボールホルダ20をジョイントハウジ
ング30に対して前述の如くに回り止め且つ抜け止めす
るものとしている。
収容部31の底部に四角孔部33を形成され、ホルダ収
容部31に収容したボールホルダ20のボール収容部2
1に設けた前述の取付部24をこの四角孔部33に嵌入
させ、取付部24の四角孔部33から突き出る部分に設
けられている前述のピン孔24Aに割ピン40を係入さ
せることにより、ボールホルダ20をジョイントハウジ
ング30に対して前述の如くに回り止め且つ抜け止めす
るものとしている。
【0025】ロッド接続部32は、ホルダ収容部31の
側部に一体化された箱状直方体にて形成され、連結ロッ
ド12が挿入されるロッド挿入孔32Aと、係止具50
が係脱される係合窓32Bとを有する。係止具50は、
図1に示す如く、U字状をなし、U字基端部に設けた両
側係合溝50Aを係合窓32Bの両側エッジ32Cに係
合させた状態で、U字先端部を、ロッド挿入孔32Aか
ら挿入された連結ロッド12の係止溝12Aに係止する
ことにて、ジョイントハウジング30に連結ロッド12
を保持するようにしている。
側部に一体化された箱状直方体にて形成され、連結ロッ
ド12が挿入されるロッド挿入孔32Aと、係止具50
が係脱される係合窓32Bとを有する。係止具50は、
図1に示す如く、U字状をなし、U字基端部に設けた両
側係合溝50Aを係合窓32Bの両側エッジ32Cに係
合させた状態で、U字先端部を、ロッド挿入孔32Aか
ら挿入された連結ロッド12の係止溝12Aに係止する
ことにて、ジョイントハウジング30に連結ロッド12
を保持するようにしている。
【0026】ジョイントハウジング30は、ホルダ収容
部31、ロッド接続部32を、ガラス繊維強化プラスチ
ック、ポリアセタール、ナイロン、ポリカーボネート、
ポリプロピレン等の樹脂にて一体成形して構成される。
また、係止具50も、ガラス繊維強化プラスチック、ポ
リアセタール、ナイロン、ポリカーボネート、ポリプロ
ピレン等の樹脂にて構成される。
部31、ロッド接続部32を、ガラス繊維強化プラスチ
ック、ポリアセタール、ナイロン、ポリカーボネート、
ポリプロピレン等の樹脂にて一体成形して構成される。
また、係止具50も、ガラス繊維強化プラスチック、ポ
リアセタール、ナイロン、ポリカーボネート、ポリプロ
ピレン等の樹脂にて構成される。
【0027】以下、ボールジョイント10の組立につい
て説明する。 (1) ボールボルト11のボール11Aをボールホルダ2
0のボール収容部21に単に納める(図3)。
て説明する。 (1) ボールボルト11のボール11Aをボールホルダ2
0のボール収容部21に単に納める(図3)。
【0028】(2) 上記(1) のボールボルト11のボール
11Aを納められたボールホルダ20を、ジョイントハ
ウジング30のホルダ収容部31に収容する(図4)。
このとき、ボールホルダ20の4つの舌片状衝合部23
をホルダ収容部31の4つのコーナー部に合致させて遊
挿するものとする。この遊挿段階では、ボールホルダ2
0の取付部24はホルダ収容部31の四角孔部33に嵌
入できない。
11Aを納められたボールホルダ20を、ジョイントハ
ウジング30のホルダ収容部31に収容する(図4)。
このとき、ボールホルダ20の4つの舌片状衝合部23
をホルダ収容部31の4つのコーナー部に合致させて遊
挿するものとする。この遊挿段階では、ボールホルダ2
0の取付部24はホルダ収容部31の四角孔部33に嵌
入できない。
【0029】(3) 続いて、ボールホルダ20をジョイン
トハウジング30のホルダ収容部31内で45度回転させ
る(図5)。このとき、ボールホルダ20の4つの舌片
状衝合部23は、ホルダ収容部31の略正方形をなす4
つの辺のそれぞれに衝合して径方向内方に弾性変形さ
れ、ひいてはボール保持部22をボールボルト11のボ
ルト取付端側半球面15に沿わせて変形させる。これに
より、ボールボルト11のボール11Aはボール収容部
21とボール保持部22とによって抜けないように保持
される。
トハウジング30のホルダ収容部31内で45度回転させ
る(図5)。このとき、ボールホルダ20の4つの舌片
状衝合部23は、ホルダ収容部31の略正方形をなす4
つの辺のそれぞれに衝合して径方向内方に弾性変形さ
れ、ひいてはボール保持部22をボールボルト11のボ
ルト取付端側半球面15に沿わせて変形させる。これに
より、ボールボルト11のボール11Aはボール収容部
21とボール保持部22とによって抜けないように保持
される。
【0030】(4) 上記(3) のボールホルダ20の回転終
了段階で、ボールホルダ20の取付部24はホルダ収容
部31の四角孔部33に嵌入できる位置に位置付けられ
る。これにより、ボールホルダ20をジョイントハウジ
ング30のホルダ収容部31内に押込むと、取付部24
が四角孔部33に嵌入され、取付部24の四角孔部33
から突き出る部分に設けられているピン孔24Aに割ピ
ン40を係入できるようになる。この割ピン40の係入
により、ボールホルダ20はジョイントハウジング30
に対して回り止め且つ抜け止めされるものとなる(図
6)。
了段階で、ボールホルダ20の取付部24はホルダ収容
部31の四角孔部33に嵌入できる位置に位置付けられ
る。これにより、ボールホルダ20をジョイントハウジ
ング30のホルダ収容部31内に押込むと、取付部24
が四角孔部33に嵌入され、取付部24の四角孔部33
から突き出る部分に設けられているピン孔24Aに割ピ
ン40を係入できるようになる。この割ピン40の係入
により、ボールホルダ20はジョイントハウジング30
に対して回り止め且つ抜け止めされるものとなる(図
6)。
【0031】(5) 次に、連結ロッド12の先端部をジョ
イントハウジング30のロッド接続部32に設けてある
ロッド挿入孔32Aに挿入する。続いて、係止具50を
ロッド接続部32の係合窓32Bに係入する。これによ
り、係止具50の両側係合溝50Aが係合窓32Bの両
側エッジ32Cに係合するものとなり、同時に、係止具
50のU字先端部がロッド挿入孔32Aから挿入されて
いる上述の連結ロッド12の係止溝12Aに係止せしめ
られ、連結ロッド12をジョイントハウジング30に保
持する(図6)。
イントハウジング30のロッド接続部32に設けてある
ロッド挿入孔32Aに挿入する。続いて、係止具50を
ロッド接続部32の係合窓32Bに係入する。これによ
り、係止具50の両側係合溝50Aが係合窓32Bの両
側エッジ32Cに係合するものとなり、同時に、係止具
50のU字先端部がロッド挿入孔32Aから挿入されて
いる上述の連結ロッド12の係止溝12Aに係止せしめ
られ、連結ロッド12をジョイントハウジング30に保
持する(図6)。
【0032】以下、本実施例の作用について説明する。 ボールジョイント10を構成するに際し、ボール11
Aを保持するためのリングや、リング係止溝の如くを必
要としないため、ボールホルダ20とジョイントハウジ
ング30の樹脂成形構造においてアンダーカット成形部
を設ける必要がなく、成形容易である。
Aを保持するためのリングや、リング係止溝の如くを必
要としないため、ボールホルダ20とジョイントハウジ
ング30の樹脂成形構造においてアンダーカット成形部
を設ける必要がなく、成形容易である。
【0033】ボールジョイント10の組立過程では、
ボールボルト11のボール11Aをボールホルダ20の
ボール収容部21に単に納め、その後、このボールホル
ダ20をジョイントハウジング30のホルダ収容部31
に収容し、ボールホルダ20の衝合部23を径方向内方
に押込んでボール保持部22をボールのボルト取付端側
半球面15に沿わせるように変形させるだけの簡易な操
作により、ボール11Aをボール収容部21とボール保
持部22とによって抜けないように保持できる。従っ
て、組立容易である。
ボールボルト11のボール11Aをボールホルダ20の
ボール収容部21に単に納め、その後、このボールホル
ダ20をジョイントハウジング30のホルダ収容部31
に収容し、ボールホルダ20の衝合部23を径方向内方
に押込んでボール保持部22をボールのボルト取付端側
半球面15に沿わせるように変形させるだけの簡易な操
作により、ボール11Aをボール収容部21とボール保
持部22とによって抜けないように保持できる。従っ
て、組立容易である。
【0034】ジョイントハウジング30のホルダ収容
部31が略正方形をなし、ホルダ収容部31の辺がボー
ルホルダ20の衝合部23の径方向変形を規制するもの
とすることにより、上記の組立を容易且つ確実化でき
る。即ち、ボールホルダ20の衝合部23を周方向の4
等配位置に設ける。そして、ボール11Aを納めたボー
ルホルダ20をジョイントハウジング30のボール収容
部21に挿入するに際し、ボールホルダ20の4つの衝
合部をホルダ収容部31の4つのコーナー部に合致させ
て遊挿する。その後、ボールホルダ20をジョイントハ
ウジング30のホルダ収容部31内で45度回転させる
と、ボールホルダ20の4つの衝合部がホルダ収容部3
1の4つの辺に衝合して径方向内方に変形され、ひいて
はボール保持部22をボール11Aのボルト取付端側半
球面15に沿わせて変形させ、ボール11Aをボール収
容部21とボール保持部22とによって抜けないように
保持できるものとなる。即ち、ボール11Aを納めたボ
ールホルダ20をジョイントハウジング30のボール収
容部21に挿入して回転させるだけの操作で組立でき
る。
部31が略正方形をなし、ホルダ収容部31の辺がボー
ルホルダ20の衝合部23の径方向変形を規制するもの
とすることにより、上記の組立を容易且つ確実化でき
る。即ち、ボールホルダ20の衝合部23を周方向の4
等配位置に設ける。そして、ボール11Aを納めたボー
ルホルダ20をジョイントハウジング30のボール収容
部21に挿入するに際し、ボールホルダ20の4つの衝
合部をホルダ収容部31の4つのコーナー部に合致させ
て遊挿する。その後、ボールホルダ20をジョイントハ
ウジング30のホルダ収容部31内で45度回転させる
と、ボールホルダ20の4つの衝合部がホルダ収容部3
1の4つの辺に衝合して径方向内方に変形され、ひいて
はボール保持部22をボール11Aのボルト取付端側半
球面15に沿わせて変形させ、ボール11Aをボール収
容部21とボール保持部22とによって抜けないように
保持できるものとなる。即ち、ボール11Aを納めたボ
ールホルダ20をジョイントハウジング30のボール収
容部21に挿入して回転させるだけの操作で組立でき
る。
【0035】ジョイントハウジング30に設けたロッ
ド接続部32に連結ロッド12を挿入し、この連結ロッ
ド12の係止溝12Aに係止具50を係止し、且つこの
係止具50をロッド接続部32に係合するという単純操
作で連結ロッド12をジョイントハウジング30に確実
に接続できる。
ド接続部32に連結ロッド12を挿入し、この連結ロッ
ド12の係止溝12Aに係止具50を係止し、且つこの
係止具50をロッド接続部32に係合するという単純操
作で連結ロッド12をジョイントハウジング30に確実
に接続できる。
【0036】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
たが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があっても本発明に含まれる。例えば、ジョイント
ハウジングのホルダ収容部は略正方形をなすことを必須
としない。また、ボールホルダの衝合部は舌片状をなす
ことを必須とせず、突面状等であっても良い。
たが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があっても本発明に含まれる。例えば、ジョイント
ハウジングのホルダ収容部は略正方形をなすことを必須
としない。また、ボールホルダの衝合部は舌片状をなす
ことを必須とせず、突面状等であっても良い。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、面倒な加
工や組立操作を必要としない、簡易なボールジョイント
を得ることができる。
工や組立操作を必要としない、簡易なボールジョイント
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例に係るボールジョイン
トを示す分解斜視図である。
トを示す分解斜視図である。
【図2】図2はボールホルダを示す斜視図である。
【図3】図3はボールホルダにボールボルトのボールを
納めた状態を示す斜視図である。
納めた状態を示す斜視図である。
【図4】図4はボールホルダをジョイントハウジングの
ボール収容部に挿入した状態を示す模式図である。
ボール収容部に挿入した状態を示す模式図である。
【図5】図5はボールホルダをジョイントハウジングの
ボール収容部内で回転する状態を示す模式図である。
ボール収容部内で回転する状態を示す模式図である。
【図6】図6はボールジョイントの組立状態を示す模式
図である。
図である。
10 ボールジョイント 11 ボールボルト 11A ボール 12 連結ロッド 12A 係止溝 13 先端側半球面 14 赤道 15 ボルト取付端側半球面 20 ボールホルダ 21 ボール収容部 21A ボール赤道対応部 22 ボール保持部 23 衝合部 30 ジョイントハウジング 31 ホルダ収容部 32 ロッド接続部 50 係止具
Claims (3)
- 【請求項1】 ボールボルトを首振り自在に具備してな
るボールジョイントにおいて、 ボールボルトのボールの先端側半球面を被うボール収容
部と、ボール収容部のボール赤道対応部の周方向複数位
置からボールのボルト取付端側に向けて延びるボール保
持部と、ボール保持部の自由端から径方向外方に張り出
る衝合部とを備えてなる樹脂製ボールホルダと、 ボールホルダを収容し、該ボールホルダの衝合部を径方
向内方に押込んでボール保持部をボールのボルト取付端
側半球面に沿わせるように変形させることにより、ボー
ルをボール収容部とボール保持部とによって抜けないよ
うに保持するホルダ収容部を備えてなる樹脂製ジョイン
トハウジングと、を有してなることを特徴とするボール
ジョイント。 - 【請求項2】 前記ジョイントハウジングのホルダ収容
部が略正方形をなし、該ホルダ収容部の辺が前記ボール
ホルダの衝合部の径方向変形を規制するものである請求
項1記載のボールジョイント。 - 【請求項3】 前記ジョイントハウジングが連結ロッド
を挿入して保持するロッド接続部を備え、該ロッド接続
部に係脱される係止具が、該ロッド接続部に挿入された
連結ロッドの係止溝に係止可能とされてなる請求項1又
は2に記載のボールジョイント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33464394A JPH08170631A (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | ボールジョイント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33464394A JPH08170631A (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | ボールジョイント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08170631A true JPH08170631A (ja) | 1996-07-02 |
Family
ID=18279667
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33464394A Withdrawn JPH08170631A (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | ボールジョイント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08170631A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114775785A (zh) * | 2022-03-23 | 2022-07-22 | 中国建筑第八工程局有限公司 | 钢结构网架球节点连接杆件快速拼装装置及其施工方法 |
-
1994
- 1994-12-20 JP JP33464394A patent/JPH08170631A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114775785A (zh) * | 2022-03-23 | 2022-07-22 | 中国建筑第八工程局有限公司 | 钢结构网架球节点连接杆件快速拼装装置及其施工方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020305 |