JPH08170383A - 建築遮音部材 - Google Patents

建築遮音部材

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Publication number
JPH08170383A
JPH08170383A JP6334092A JP33409294A JPH08170383A JP H08170383 A JPH08170383 A JP H08170383A JP 6334092 A JP6334092 A JP 6334092A JP 33409294 A JP33409294 A JP 33409294A JP H08170383 A JPH08170383 A JP H08170383A
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JP
Japan
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sound
noise
frame
sound insulation
building
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Application number
JP6334092A
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English (en)
Inventor
Isao Kakubari
勲 角張
Hiroyuki Takewa
弘行 武輪
Shuji Saeki
周二 佐伯
Yutaka Torii
豊 鳥井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 能動的騒音制御を用いた建築遮音部材に関す
るもので、広い周波数帯域の騒音に対して高い遮音性能
を有する遮音面を実現すること。 【構成】 積層合板により中空なフレーム1を構成す
る。フレーム1を音波の入射面に垂直な方向に複数の小
空間3に区切り、格子状の間仕切2を設ける。小空間3
毎に騒音源からの騒音を検出する第1の騒音検出器4a
と、第2の騒音検出器4bと、スピーカ5とを設置す
る。外部から到来する騒音を第1の騒音検出器4aで検
出して消音装置に与えると、フレーム1を通過する騒音
又は振動がスピーカ5の音響出力により除去される。こ
のような建築遮音部材62を壁材又は床材として用いる
と、遮音性に優れた建築物が実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、消音制御を行うことに
より音響的により優れた遮音特性を持たせた建築遮音部
材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、都市部では居住空間の確保を目的
として多層構造の建築物が増加している。このため居住
空間の集積化に伴い、近隣住人との騒音に関するトラブ
ルも増加している。従来、騒音を遮断するために吸音、
防振、制振材を挿入した建築遮音部材を用いて、建築物
を施工することがあった。また近年、能動型消音器、即
ち音源から伝搬してきた音波に対して同一音圧、逆位相
の付加音を放射し、音波干渉によって消音効果を強制的
に生じさせる消音装置が着目されつつある。
【0003】上記した従来の建築遮音部材の一例につい
て図面を参照しながら説明する。図13は建築物におい
て消音装置が設けられた部屋の構造を示す斜視図であ
る。部屋Rは直方体の形状を有し、床Fに対して周囲が
4つの壁Wで囲まれた構造となっている。そして外部騒
音としての音源50が部屋Rの左外側にあるとし、これ
に対する消音装置として第1の騒音検出器51、第2の
騒音検出器52、コントローラ53a〜53n、スピー
カ54a〜54nが夫々設けられている。
【0004】図14(a)は部屋Rにおける従来の床F
の構造を示す断面図である。本図に示すように音波の伝
達を低減するために、床仕上げ材44の下部にコンクリ
ートスラブ43、合板42、多孔質緩衝材41を積層状
に設け、床構造体40の上に載置した構造となってい
る。このような構造の浮き床Fを施工すると、上下に位
置する他の部屋との床衝撃音の伝播を低減することがで
きる。
【0005】図14(b)は、部屋Rにおける従来の壁
Wの構造を示す断面図である。本図に示すように音波の
伝達を低減するために、壁表面材45a、45bに挟ま
れた間柱46の間に多孔質吸音材47が挿入されてい
る。このような構造に壁Wを施工すると、部屋Rの内部
及び外部に透過する騒音を低減することができる。
【0006】一方、図13に示すように音源50からの
騒音は3次元音場を伝搬する。第1の騒音検出器51は
音源50の近傍に設置されており、音源50からの騒音
を検出して電気信号Xに変換する。この信号は各コント
ローラ53a、53b、・・・53nに与えられる。ま
た、第2の騒音検出器52は部屋R内の消音したい領域
に設置されており、音源50からの騒音と各スピーカ5
4a、54b、・・・54nからの付加音との音波干渉
後の騒音を検出する。ここで検出した音の電気信号をe
とすると、信号eは各コントローラ53a、53b、・
・・53nに出力される。複数個のスピーカ54a、5
4b、・・・54nは消音したい領域の周辺に設置され
ており、夫々対応するコントローラ53a、53b、・
・・53nから加えられる駆動信号によって、騒音を打
ち消すための付加音を発生する。
【0007】各コントローラ53a、53b、・・・5
3nは、第1の騒音検出器51で検出された騒音を入力
し、騒音が第2の騒音検出器52に到達する際に音波干
渉によって打ち消すような消音信号を各スピーカ54
a、54b、・・・54nに与える。即ち第2の騒音検
出器52の出力が最小になるよう消音信号が各スピーカ
54に与えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図14
(a)、(b)に示す従来の建築遮音部材では、次のよ
うな問題点があった。即ち、多孔質緩衝材41や多孔質
吸音材47は低周波数の音波の吸音率が低いため、低周
波数帯域の騒音を遮音することは困難であった。また三
次元音場における騒音の波面は複雑である。図13に示
す消音装置を用いて、騒音源50からの伝搬音波に対し
て逆位相でかつ、同一音圧の音波を発生させ、音波干渉
により空間の消音を行うことは、第2の騒音検出器52
の近傍では可能であるが、この消音領域を拡大すること
は困難であり、消音領域以外の領域では逆に音が大きく
なるという問題点があった。
【0009】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであり、広い空間領域で遮音ができ、か
つ低周波数帯域においても高い遮音性能を有する建築遮
音部材を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、積層合板により構成された中空の直方体形状のフレ
ームと、音波の入射面に垂直な方向に配置され、フレー
ムの内部を複数の小空間に区切る格子状の間仕切と、小
空間に入射される音波を消音信号により相殺する消音装
置と、を具備し、消音装置は、小空間毎に騒音源からの
音波を検出する第1の騒音検出器と、小空間に取付けら
れ、第1の騒音検出器の設置位置に比べて騒音源に遠い
位置に設置されたスピーカと、小空間に取付けられ、ス
ピーカ近傍であって騒音源から遠い箇所に位置し、騒音
とスピーカの制御音とを検出する第2の騒音検出器と、
第1の騒音検出器で検出された騒音信号を適応制御し、
スピーカに対し消音信号を出力するための畳込み演算を
行うアダプティブフィルタと、第1の騒音検出器の出力
を信号処理するディジタルフィルタと、第2の騒音検出
器の出力とディジタルフィルタの出力からアダプティブ
フィルタの時間領域における畳込み係数を演算して更新
するLMS演算器と、アダプティブフィルタの畳込み係
数の内、1番目の係数値が規定以上の大きさになると、
LMS演算器による係数更新を停止するか、又はアダプ
ティブフィルタの信号処理を停止する停止回路と、を具
備することを特徴とするものである。
【0011】本願の請求項2の発明では、小空間は、音
波の入射方向に垂直な断面内において、小空間の任意の
2点間の長さが、少なくとも抑制する音波の波長の1/
4以下であることを特徴とするものである。
【0012】本願の請求項3の発明では、小空間は、多
孔質吸音材が挿入されたことを特徴とするものである。
【0013】本願の請求項4の発明では、フレームは、
各辺の長さが基準寸法の整数倍からなるものであり、複
数個の建築遮音部材を互いに接合するため、フレームの
音波入射面に固着した接合板と、他のフレームの接合板
と接合する位置に設けた緩衝材と、隣接するフレーム
を、接合板を介して互いに固定する締め付け手段と、を
有することを特徴とするものである。
【0014】本願の請求項5の発明は、フレームの騒音
入射面に固着した床基板と、床基板上に固着した多孔質
緩衝材と、多孔質緩衝材上に固着した合板と、合板上に
固着され、その中間にコルクシートを積層したコンクリ
ートスラブと、を具備することを特徴とするものであ
る。
【0015】本願の請求項6の発明は、フレームと空間
を隔てて対向する位置に設けられた床基板と、床基板上
に固着した多孔質緩衝材と、多孔質緩衝材上に固着した
合板と、合板上に固着され、その中間にコルクシートを
積層したコンクリートスラブと、床基板とフレームとの
間隔を調整する調整手段、調整手段の一部に取付けら
れ、フレームと床基板間の振動を低減させる振動低減手
段、及び床基板とフレームとの間隔を一定長さに保持す
る保持手段から成る支持手段と、床基板とフレームとの
空間に挿入された多孔質吸音材と、を具備するを特徴と
するものである。
【0016】
【作用】このような特徴を有する本願の請求項1の発明
によれば、フレームに格子状の間仕切を設けることによ
り、外部から入射された三次元音場を一次元音場に変換
する。そして空間毎に騒音源からの騒音を検出する第1
の騒音検出器と、第1の騒音検出器の設置位置に比べて
騒音源に遠い位置に設置されたスピーカと、スピーカ近
傍の騒音源から遠い位置に設置された第2の騒音検出器
を夫々取り付けたため、空間内で一次元音場と見なせる
周波数帯域では、アダプティブフィルタの係数の内1番
目の大きさを監視するだけで、ある周波数帯域のみが騒
音付加となる場合でも、騒音付加となる前に停止回路が
制御特性の更新を止めるか、又は信号処理を停止するよ
うにしている。このため制御が発散することなく、安全
に騒音制御できる。
【0017】また本願の請求項2の発明によれば、小空
間の任意の2点間の線分の長さを、少なくとも抑制する
波長の1/4以下にしているので、間仕切によって分割
された小空間内では断面形状に左右されることなく、上
記周波数以下の周波数帯域で一次元音場がつねに形成さ
れる。
【0018】また本願の請求項3の発明によれば、小空
間内に多孔質吸音材を挿入することで、高い吸音率が得
られる。
【0019】また本願の請求項4の発明によれば、フレ
ームの任意の2点間の長さが基準寸法の整数倍から成り
立っているため、異なる寸法の建築遮音部材を組み合わ
せて接合することによって、様々の大きさの遮音面を構
成できる。
【0020】また本願の請求項5の発明によれば、建築
遮音部材の表面と建築遮音部材の設置面間の振動伝達
は、コンクリートスラブ内にサンドイッチ状に積層した
コルクシート、合板と床基板間の多孔質緩衝材、支持手
段先端部に設けた防振材、接合箇所の端部に付着した緩
衝材等によって低減される。
【0021】さらに本願の請求項6の発明によれば、床
基板とフレームとの間隔を調整する調整手段と、その間
隔を保持する保持手段とを設けて、フレームと床基板の
空間に多孔質吸音材を挿入する。また振動を低減させる
振動低減手段を設けたことにより、床基板の振動のフレ
ームへの伝達を低減できる。このため高い吸音率が得ら
れ、広い周波数帯域で音波を減衰させることとなる。
【0022】
【実施例】本発明の各実施例における建築遮音部材につ
いて図面を参照しながら説明する。 (実施例1)図1は本発明の第1実施例における建築遮
音部材62の構造を示す一部切り欠き斜視図である。ま
た図2は本発明の各実施例の建築遮音部材に組み込まれ
る消音装置61の全体構成を示すブロック図である。
【0023】図1において、建築遮音部材62はフレー
ム1で覆われた構造となっており、部屋の床材や壁材と
して用いられる。フレーム1は直方体の形状であり、建
築分野で用いられる基本寸法を有したもので、例えば積
層合板で構成される。フレーム1の内部は中空空間が形
成されている。ここでは図示しない騒音源Sから発せら
れる伝搬音波が矢印Z方向に伝搬しているものとする。
【0024】フレーム1内の中空空間には格子状の間仕
切2が伝搬音波方向Zと平行に取り付けられ、中空空間
を複数の小空間3に分割している。小空間3の内部には
小空間3毎に消音装置61が組み込まれている。消音装
置61は小空間3の側面中央部に設置したスピーカ5と
制御回路部6とを含むものである。第1の騒音検出器4
aはスピーカ5を基準にして小空間3における伝搬音波
の騒音源Sに近い上流側に設置され、小空間3内の伝搬
音波を検出するものである。また、第2の騒音検出器4
bはスピーカ5を基準にして騒音源Sから離れた小空間
3における伝搬音波の下流側に設置され、小空間3内の
下流側の伝搬音波を検出するものである。ここで第1の
騒音検出器4a、第2の騒音検出器4b、及びスピーカ
5は、図2のアダプティブフィルタ7の係数のレベルピ
ークが係数の最前部付近となるように設置されている。
【0025】このように構成された遮音装置61の動作
について説明する。図2の騒音源Sから放射された音が
矢印Zの方向に進み、遮音装置61が設けられた小空間
3に入射されるとする。積層合板製のフレーム1の入射
面で、音は一部が反射されるが、残りはフレーム1を透
過し、フレーム1の内部に透過する。積層合板の遮音率
はその厚さに比例し、また周波数の高い音ほど遮音され
易い。逆に言えば、低い周波数成分の騒音はほとんど遮
音されず、フレーム1の内部へ三次元音場として入射さ
れてしまう。
【0026】しかしながらフレーム1内部は間仕切2に
よって小空間3に小さく分割されているため、夫々の小
空間3へ入射した騒音の周波数の低い成分は一次元音場
(平面波)として伝搬する。小空間3には消音装置61
があるので、平面波として進行する低い周波数成分の騒
音に対し、消音装置61は騒音を抑制するように働く。
【0027】消音装置61の動作について具体的に説明
すると、小空間3に入射した騒音は第1の騒音検出器4
aで検出され、検出信号xはアダプティブフィルタ7と
ディジタルフィルタ8に入力される。アダプティブフィ
ルタ7で信号処理された消音信号はスピーカ5より再生
される。このスピーカ5で再生された制御音と小空間3
に入射した騒音は、第2の騒音検出器4bで検出され、
信号eとしてLMS演算器9に入力される。LMS演算
器9はこの検出信号eとディジタルフィルタ8からの出
力信号rとにより、アダプティブフィルタ7の係数を演
算し、更新する。
【0028】ディジタルフィルタ8の伝達関数は、予め
スピーカ5から第2の騒音検出器4bまでの伝達関数
(タップ係数)に近似するよう設定されている。今スピ
ーカ5から第2の騒音検出器4bまでの伝達関数をCと
すると、LMS演算器9は次の(1)式によりアダプテ
ィブフィルタ7の係数を更新する。 W(n+1)=W(n)+αxT (n)c(n)e(n) =W(n)+αrT (n)e(n)・・・(1) ただしW(n);アダプティブフィルタ7の係数 α ;ステップパラメータ r(n);ディジタルフィルタ8の出力信号(Filtered
-x信号) e(n);第2の騒音検出器4bの出力信号 x(n);第1の騒音検出器4aの出力信号 xT (n);x(n)の転置行列 rT (n);r(n)の転置行列 c(n);ディジタルフィルタ8の係数
【0029】これによってアダプティブフィルタ7は第
2の騒音検出器4bの周辺で騒音を減衰するように動作
する。この方法をFiltered-xアルゴリズム(参考文献;
B.Widrowand S.Stearns,「Adaptive Signal Processin
g」(Prentice-Hall,EnglewoodCliffs,NJ,1985))とい
う。
【0030】このようにアダプティブフィルタ7はLM
S演算器9により係数を更新することによって消音を続
ける。ここで第1の騒音検出器4a又は第2の騒音検出
器4bで検出される騒音は図3(a)のような周波数特
性を有するものとする。このときスピーカ5から第2の
騒音検出器4bまでの伝達関数の周波数特性が図3
(b)で示される場合は、第2の騒音検出器4b付近に
おける消音効果は図3(c)のようになる。即ち図3
(c)では、図3(b)の平坦部分では大きく一様な消
音量が得られているが、スピーカ5の再生音圧レベルが
低下する低域部分では消音量の違いが見受けられ、特に
図3(c)の斜線で示す部分では騒音付加となってい
る。
【0031】これをアダプティブフィルタ7の係数で見
ると、その時間特性は図4(a)に示すように1番目の
係数が最大レベルを有し、周波数特性では図4(b)の
ように低域成分が高域に比べて大きくなっている。これ
はつまりスピーカ5から第2の騒音検出器4bまでの伝
達関数が、図3(b)に示すように制御する騒音に比べ
て低域のレベルが小さいことに起因している。またディ
ジタルフィルタ8の係数がこれを近似していることによ
り、アダプティブフィルタ7が係数の低域成分を大きく
することでこれを補おうとしていることになる。
【0032】しかしこのような無制限なレベルアップは
DSP11の有限語長に起因するオーバーフローを発生
させたり、スピーカ5への大入力による非線形歪を発生
させたりする。この場合は図3(c)の騒音付加がまず
最初に現われ、さらにひどくなると他の帯域でも騒音付
加が発生し、最後には発散する。ところが図2のCPU
10が、アダプティブフィルタ7の1番目の係数の大き
さを、騒音付加が発生し始めるときの値と比較する。そ
して1番目の係数が規定値になると、即座にアダプティ
ブフィルタ7の係数更新を止めるか、又は信号処理を停
止するようDSP11を制御する。こうすると、騒音付
加とならずに低音に対しても騒音制御できる。このよう
にCPU10は、LMS演算器9による係数更新を停止
するか、又はアダプティブフィルタ7の信号処理を停止
する停止回路の機能を有している。
【0033】これをアダプティブフィルタ7の係数で見
ると、その時間特性は図5(a)に示すように1番目の
係数が規定値Aとなっており、周波数特性では図5
(b)のように低域成分が図4(b)に比べて小さくな
っている。これによって図5(c)に示すように騒音付
加を発生させずに騒音制御できることとなる。
【0034】なお本実施例ではアダプティブフィルタ7
の係数更新を停止するか、又は信号処理を停止するのに
CPU10を用いて行ったが、DSP11内で係数の監
視を行って、自分自身で止める構成でも良い。
【0035】以上のように、小空間3内を伝搬する音波
は、低い周波数では伝搬音波の伝搬方向と垂直な平面内
での位相差が無い平面波と見なせる。このため第2の騒
音検出器4bの設置位置において、騒音源からの伝搬音
波が消去された場合、小空間3の第2の騒音検出器4b
の設置位置より下流側では、騒音源からの伝搬音波は第
2の騒音検出器4bの設置位置と同様に消音され、騒音
源から遮音される。小空間3を伝搬する音波の平面波伝
搬周波数は、小空間3に分割しない場合より高くなる。
このため消音装置61で消音される騒音は、分割しない
場合に比べより高い周波数まで遮音されることとなる。
【0036】(実施例2)次に本発明の第2実施例にお
ける建築遮音部材63について説明する。本実施例は第
1実施例の建築遮音部材において、間仕切2によって構
成される小空間3の開口空間の最大幅を、消音装置61
で制御する上限周波数の波長の1/4以下に構成したも
のである。
【0037】図6は本実施例の建築遮音部材63におけ
る小空間3の音波入射方向に対して垂直な断面図を示し
ている。ここでは格子状の間仕切2によって構成される
小空間3において、音波の入射方向と垂直な断面から見
た4辺上の任意の2点間の距離(例えば距離a、b、
c)を、少なくとも抑制すべき音波の波長の1/4以下
としている。
【0038】このような構成の建築遮音部材63では、
小空間3の上限周波数よりも低い周波数の音波に対して
は、小空間3の伝達経路を一次元音場とすることができ
る。従って一次元音場として伝搬する騒音は消音装置6
1により安定して消音される。
【0039】なお、本実施例は小空間3が長方形の断面
形状として示したが、その他の多角形、円形等、任意の
断面形状においても同様な効果が得られる。このように
規定した上限周波数以下の音波は、小空間3の音波の入
射方向に垂直な断面の形状に影響されることなく安定し
て遮音される。
【0040】(実施例3)次に本発明の第3実施例にお
ける建築遮音部材について説明する。図7は第3実施例
の建築遮音部材64の構造を示す一部切り欠き斜視図で
あり、図8は小空間3を音波の伝搬方向に対して平行な
方向から見た断面図である。本実施例は図1に示す小空
間3内に多孔質吸音材12を挿入したもので、その他の
構造は第1実施例と同一である。
【0041】このような構造の建築遮音部材64では、
第1実施例と同様に小空間3を伝搬する騒音のうち、低
い周波数の音波が消音装置61により消音される。しか
し上限周波数以上の高い音波に対しては、小空間3の伝
達経路は三次元音場となる。このため第2の騒音検出器
4b近傍の局所点のみが消音され、小空間3内の全体を
消音することは困難になる。しかしながら小空間3には
多孔質吸音部材12が挿入してあるので、波長が短い音
波に対しても吸音効果が高くなる。このような吸音部材
12を設けることにより、消音装置61によって消音す
ることが困難な短い波長の音波を消音することができ
る。従って騒音の周波数帯域において、より優れた遮音
性能が実現できる。
【0042】(実施例4)次に本発明の第4実施例にお
ける建築遮音部材について説明する。図9は第4実施例
の建築遮音部材65の構造を示す斜視図であり、図10
は建築遮音部材65の連結状態を示す部分立面図であ
る。図9において建築遮音部材65は第1実施例と同様
に直方体の形状をしたフレーム1によって外殻が構成さ
れており、音波の入射面の縦横の寸法は、基準寸法の1
倍、2倍、3倍、・・・と整数倍からなっている。ここ
での基準寸法も通常建築物を構成する壁面の基本となっ
ている寸法であり、例えば90cmや1mなど、建物全
体を通じて標準となる寸法である。なおフレーム1は複
数の小空間3に仕切られ、夫々の小空間3には図2と同
様の消音装置61が設けられているものとする。
【0043】さて建築遮音部材65の音の入射面側に
は、接合板13が取付けられている。接合板13は複数
個の建築遮音部材65を互いに連結するための連結手段
である。接合板13の平面形状はフレーム1の上下の端
面形状と同一であるが、図示のようにフレーム1の対角
線方向にずれて固定されている。フレーム1の上面外周
部には緩衝材14が所定間隔を隔てて複数枚取付けら
れ、その間に埋め込みナット18が埋設されている。
【0044】図10(a),(b)に示すように、緩衝
材14は隣接する建築遮音部材65aと65bとを固定
するとき、ねじ締めにより接合板13に押圧される。そ
して接合版13の4つの端面のうち、互いに直角な2つ
の端面を外側に突出させることにより突起部15が形成
される。そして図10(a)の突起部15と接合する建
築遮音部材65a側に、図10(b)に示すような切り
欠き部16aを設ける。図9に示すように突起部15に
は少なくとも縦1列にねじ穴17が開けてあり、切り欠
き部16には相手側のねじ穴17に対応する位置に埋め
込みナット18が埋設されている。
【0045】このように構成された建築遮音部材65で
は、図10(b)に示すように、隣の建築遮音部材65
aに固着した接合板13aの切り欠き部16aを、図1
0(a)に示す建築遮音部材65bの突起部15に噛み
合うように位置決めする。そしてねじ19をねじ穴17
を通し、切り欠き部16aに設けた埋め込みナット18
で連結することによって、建築遮音部材65a、65b
を互いに連結することができる。個々の建築遮音部材6
5では第1実施例で示したように騒音の入射に対して、
遮音装置61が動作する。ここで切欠き部16、ねじ穴
17、埋め込みナット18は、隣接する複数のフレーム
1を、接合板13を介して互いに固定する締め付け手段
を構成している。
【0046】このようにすると、建築遮音部材65の接
合部は、切り欠き部16の前面に貼った緩衝材14がね
じ19により圧縮されて密閉されるので、この連結部の
隙間から音が透過するのを防止することができる。そし
て建築遮音部材65を複数個連結することにより、より
大きな遮音面を構成することができる。またフレーム1
の縦横寸法を基準寸法の1倍、2倍、3倍・・・と整数
倍としたことで、建築物を構成する基準寸法の整数倍に
対応することができる。こうして相似形状の建築遮音部
材65を複数個組み合わせて連結すると、狭い又は広い
遮音面を構成できる。また、接合箇所の端部に緩衝材1
4を設けることによって、接合した建築遮音部材65間
の振動伝達をも低減できるため、より遮音効果が高くな
る。
【0047】(実施例5)次に本発明の第5実施例にお
ける建築遮音部材について説明する。図11は第5実施
例の建築遮音部材66の構造を示す断面図である。本実
施例の建築遮音部材66は部屋の床材として利用できる
もので、図1と同様のフレーム1を有し、フレーム1の
騒音入射面に床基板20を固着する。そして床基板20
上に多孔質緩衝材21を固着する。また多孔質緩衝材2
1上には合板22を固着し、さらに、合板22上にコン
クリートスラブ24を固着し、コンクリートスラブ24
上に接合板13を固着する。なお、コンクリートスラブ
24は、その中間にコルクシート23をサンドイッチ状
に積層している。
【0048】このように構成された建築遮音部材66で
は、撓み量の少ないコルクシート23をコンクリートス
ラブ24内に積層することによって、コンクリートスラ
ブ24の剛性を下げることなく個体伝搬の振動音を低減
することができる。下の(2)式は2つの物質間で伝播
する音の透過係数tを示す式である。 t=2Z1 /(Z1 +Z2 )・・・(2) ただし、 t;音圧透過係数 Z1;音波が伝達する側の材質のインピーダンス (例えば、コンクリートスラブ24、床基板20、合板
22) Z2;音波が伝達される側の材質のインピーダンス (例えば、コルクシート23、多孔質緩衝材21) コルクシート23に比べ固有周波数が低い多孔質緩衝材
21を、床基板20と合板22間に固着することによっ
て、コルクシート23で低減できない振動の遮断が可能
になる。
【0049】本実施例によれば、フレーム1と接合板1
3との振動が遮断される。さらにコンクリートスラブ2
4と多孔質緩衝剤21が遮音材としても働くため、騒音
は大幅に低減される。
【0050】(実施例6)次に本発明の第6実施例にお
ける建築遮音部材について説明する。図12は第6実施
例の建築遮音部材67の構造を示す断面図である。本実
施例の建築遮音部材67も部屋の床材として利用できる
もので、図1と同様のフレーム1を有する。図12に示
すようにフレーム1と床基板20の間に、長さを調整す
る調整手段(ねじ部27、埋め込みナット28、長さ調
整穴29)や一定の長さを保持する保持手段(ねじ部2
7)と、振動を低減させる振動低減手段26が設けられ
ている。そして調整手段,保持手段及び振動低減手段
は、床基板20を含む上部の部材を支持する支持手段3
0を構成している。さらにフレーム1と床基板20の間
に多孔質吸音材25を挿入する。なお床基板20より上
層の構成は第5実施例のものと同一である。
【0051】このように構成された建築遮音部材67に
おいて、支持手段30は上端部が床基板20に固定さ
れ、中間部が振動低減手段26とこれに結合された螺旋
状のねじ部27を有し、下端部がねじ部27を介して埋
め込みナット28と高さ調整可能なように結合してい
る。このため建築遮音部材67を設置した後、長さ調整
穴29の下部からねじ部27を回転させることによっ
て、フレーム1と床基板20との間隔を自由に調節でき
る。
【0052】また、支持手段30の中間部に振動低減手
段26を設けたことによって、床基板20から支持手段
30を伝達経路としてフレーム1に伝達する振動を低減
することができる。さらに、フレーム1と床基板20の
間に多孔質吸音材25を挿入することによって、コルク
シート23、多孔質吸音材21で消音し切れなかった残
留音波の消音が可能となる。
【0053】このように本実施例によれば、建築遮音部
材67の設置後、支持手段30によってフレーム1と床
基板20との間隔を容易に調節できる。このため残留音
波の周波数やレベルに応じて、例えば、ロックウール、
グラスウールなどの多孔質吸音材25を随時に挿入でき
る。このため、コルクシート23、多孔質吸音材21で
消音しきれなかった残留音波が消音される。また、支持
手段30の中間部に振動低減手段26を設けることによ
って、床基板20から支持手段30を伝達経路としてフ
レーム1に伝達する振動の低減ができ、優れた遮音性能
が得られる。
【0054】
【発明の効果】以上のように本願の請求項1の発明によ
れば、一次元音場を形成できない大きな空間に格子状の
間仕切を設けることによって、一次元音場に変換でき
る。また小空間毎に第1、第2の騒音検出器とスピーカ
を夫々取り付けたため、小空間内で一次元音場と見なせ
る騒音の周波数帯域では、安定した消音効果が得られ
る。
【0055】また本願の請求項3の発明によれば、請求
項1記載の発明の効果に加えて、多孔質吸音材、緩衝材
を設けることによって中高周波数帯域の騒音は低減する
ことができる。また低周波数帯域の騒音は消音装置によ
って低減することで、広い周波数帯域で優れた遮音特性
が得られる。
【0056】また本願の請求項4の発明によれば、建築
遮音部材を複数個連結することにより、より大きな遮音
面を構成することができる。またフレームの縦横寸法を
基準寸法の整数倍としたことで、建築物の床又は壁を容
易に形成することができる。
【0057】また本願の請求項5の発明によれば、建築
遮音部材を部屋の床材として利用でき、コンクリートス
ラブを積層状にすることによって、コンクリートスラブ
の剛性を下げることなく個体伝搬の振動音を低減するこ
とができる。また固有周波数が低い多孔質緩衝材を、床
基板と合板間に固着することによって、コンクリートス
ラブで低減できない振動の遮断が可能になる。
【0058】さらに本願の請求項6の発明によれば、建
築遮音部材を設置した後、調整手段によって、フレーム
と床基板との間隔を自由に調節できる。そしてこの空間
に多孔質吸音材を挿入することによって、コンクリート
スラブや多孔質吸音材で消音し切れなかった残留音波の
消音が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の建築遮音部材の構造を示
す一部切り欠き斜視図である。
【図2】本発明の各実施例の建築遮音部材に取付けられ
る消音装置の全体構成を示すブロック図である。
【図3】(a)は第1実施例における騒音の周波数特性
図である。(b)は第1実施例においてスピーカ5から
第2の騒音検出器4bまでの伝達関数の周波数特性図で
ある。(c)は消音装置61のCPU10を動作をさせ
ない場合の消音効果の周波数特性図である。
【図4】(a)は第1実施例の消音装置61においてC
PU10を動作させない場合のアダプティブフィルタ7
の係数の時間特性図である。(b)は第1実施例の消音
装置61においてCPU10を動作させない場合のアダ
プティブフィルタ7の係数の周波数特性図である。
【図5】(a)は第1実施例の消音装置61においてC
PU10を動作させた場合のアダプティブフィルタ7の
係数の時間特性図である。(b)は第1実施例の消音装
置61においてCPU10を動作させた場合のアダプテ
ィブフィルタ7の係数の周波数特性図である。(c)は
消音装置61のCPU10を動作させた場合の消音効果
の周波数特性図である。
【図6】本発明の第2実施例の建築遮音部材における小
空間3の断面図である。
【図7】本発明の第3実施例の建築遮音部材の構造を示
す一部切り欠き斜視図である。
【図8】第3実施例の建築遮音部材における小空間3の
断面図である。
【図9】本発明の第4実施例における建築遮音部材の構
造を示す斜視図である。
【図10】第4実施例の建築遮音部材の結合部を示す要
所断面図である。
【図11】本発明の第5実施例における建築遮音部材の
構造を示す断面図である。
【図12】本発明の第6実施例における建築遮音部材の
構造を示す断面図である。
【図13】従来の建築遮音部材と消音装置とが設けられ
た建築物の構造を示す説明図である。
【図14】(a)は浮き床に用いられる従来の建築遮音
部材の構造を示す断面図である。(b)は壁に用いられ
る従来の建築遮音部材の構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 間仕切 3 小空間 4a 第1の騒音検出器 4b 第2の騒音検出器 5 スピーカ 6 制御回路部 7 アダプティブフィルタ 8 ディジタルフィルタ 9 LMS演算器 10 CPU 11 DSP 12 多孔質吸音材 13,13a 接合板 14 緩衝材 15 突起部 16,16a 切り欠き部 17 ねじ穴 18,28 埋め込みナット 19 ねじ 20 床基板 21 多孔質緩衝材 22 合板 23 コルクシート 24 コンクリートスラブ 25 多孔質吸音材 26 振動低減手段 27 ねじ部 29 長さ調整穴 30 支持手段 31 建築遮音部材 50 音源 61 消音装置 62,63,63,64,65,65a,65b,6
6,67 建築遮音部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G10K 11/16 (72)発明者 鳥井 豊 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層合板により構成された中空の直方体
    形状のフレームと、 音波の入射面に垂直な方向に配置され、前記フレームの
    内部を複数の小空間に区切る格子状の間仕切と、 前記小空間に入射される音波を消音信号により相殺する
    消音装置と、を具備し、 前記消音装置は、 前記小空間毎に騒音源からの音波を検出する第1の騒音
    検出器と、 前記小空間に取付けられ、前記第1の騒音検出器の設置
    位置に比べて騒音源に遠い位置に設置されたスピーカ
    と、 前記小空間に取付けられ、前記スピーカ近傍であって騒
    音源から遠い箇所に位置し、前記騒音と前記スピーカの
    制御音とを検出する第2の騒音検出器と、 前記第1の騒音検出器で検出された騒音信号を適応制御
    し、前記スピーカに対し消音信号を出力するための畳込
    み演算を行うアダプティブフィルタと、 前記第1の騒音検出器の出力を信号処理するディジタル
    フィルタと、 前記第2の騒音検出器の出力と前記ディジタルフィルタ
    の出力から前記アダプティブフィルタの時間領域におけ
    る畳込み係数を演算して更新するLMS演算器と、 前記アダプティブフィルタの畳込み係数の内、1番目の
    係数値が規定以上の大きさになると、前記LMS演算器
    による係数更新を停止するか、又は前記アダプティブフ
    ィルタの信号処理を停止する停止回路と、を具備するこ
    とを特徴とする建築遮音部材。
  2. 【請求項2】 前記小空間は、 音波の入射方向に垂直な断面内において、小空間の任意
    の2点間の長さが、少なくとも抑制する音波の波長の1
    /4以下であることを特徴とする請求項1記載の建築遮
    音部材。
  3. 【請求項3】 前記小空間は、 多孔質吸音材が挿入されたものであることを特徴とする
    請求項1又は2記載の建築遮音部材。
  4. 【請求項4】 前記フレームは、 各辺の長さが基準準寸法の整数倍からなるものであり、 複数個の建築遮音部材を互いに接合するため、前記フレ
    ームの音波入射面に固着した接合板と、 他のフレームの接合板と接合する位置に設けた緩衝材
    と、 隣接するフレームを、前記接合板を介して互いに固定す
    る締め付け手段と、を有するものであることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれか1項記載の建築遮音部材。
  5. 【請求項5】 前記フレームの騒音入射面に固着した床
    基板と、 前記床基板上に固着した多孔質緩衝材と、 前記多孔質緩衝材上に固着した合板と、 前記合板上に固着され、その中間にコルクシートを積層
    したコンクリートスラブと、を具備することを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれか1項記載の建築遮音部材。
  6. 【請求項6】 前記フレームと空間を隔てて対向する位
    置に設けられた床基板と、 前記床基板上に固着した多孔質緩衝材と、 前記多孔質緩衝材上に固着した合板と、 前記合板上に固着され、その中間にコルクシートを積層
    したコンクリートスラブと、 前記床基板と前記フレームとの間隔を調整する調整手
    段、前記調整手段の一部に取付けられ、前記フレームと
    前記床基板間の振動を低減させる振動低減手段、及び前
    記床基板と前記フレームとの間隔を一定長さに保持する
    保持手段から成る支持手段と、 前記床基板と前記フレームとの空間に挿入された多孔質
    吸音材と、を具備するを特徴とする請求項1,2又は4
    のいずれか1項記載の建築遮音部材。
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