JPH08170382A - ラック倉庫の支柱構造 - Google Patents

ラック倉庫の支柱構造

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JPH08170382A
JPH08170382A JP31656594A JP31656594A JPH08170382A JP H08170382 A JPH08170382 A JP H08170382A JP 31656594 A JP31656594 A JP 31656594A JP 31656594 A JP31656594 A JP 31656594A JP H08170382 A JPH08170382 A JP H08170382A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
backup plate
support
column
wall
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP31656594A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Kanbe
隆宏 神戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 倉庫建築時に、外壁側の支柱に耐火被覆剤を
付着させておくラック倉庫において、外壁側の支柱の全
面に効率良く耐火被覆剤を付着できるようにする。 【構成】 支柱4の外壁側に、支柱4と平行で、かつ、
支柱4の後面より大きな左右幅のプレート部を有するバ
ックアッププレート15を配置し、該バックアッププレ
ート15の左右端部を支柱側(前方)に折り曲げ、上下
方向に所定間隔で設けられた取付部材14を介して支柱
4に取り付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラック倉庫において、
外壁側の支柱の全面に効率良く耐火被覆剤を付着させる
ための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ラック倉庫の建て方工程では、規模によ
り外壁側の支柱に、ロックウール吹付等の耐火加工を施
す必要がある。例えば、従来では図5、図6に示すよう
に、波板状の鉄板1(外側の化粧板等)の内側に石膏ボ
ードやコンクリートパネル等の耐火パネル2を貼設して
外壁を構成し、該外壁の水平方向は胴縁3によって連結
固定されている。一方、建築位置の外周部には所定間隔
をおいて支柱4が立設され、該支柱4に取付金具7によ
って胴縁3を固定し、前記外壁が固定される。該支柱4
には耐火加工を施さなければならないので、スプレーガ
ン5等によって耐火被覆剤6を支柱4周囲に吹き付ける
のであるが、耐火パネル2と支柱4の間は狭いためにス
プレーガン5先端のノズルが入らず、隙間を突き抜け
て、支柱4の後面を耐火処理できなかった。
【0003】そこで、従来では図7、図8に示すよう
に、壁面と直角に上下方向に伸びるプレート9を支柱4
に固設し、該プレート9の両側から耐火被覆剤6を吹き
付けて、支柱4の後面も被覆できるようにしていた。ま
た、別の方法として、図9に示すように、支柱4の幅と
略一致する耐火板(ケイ酸カルシウム板)10を支柱4
後面に貼設し、支柱4の正面と側面に耐火被覆剤6を吹
き付けるようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記図7、図
8の技術では吹き付けた耐火被覆剤6は、プレートとと
もに外壁にも付着するので、耐火被覆剤6は支柱4周囲
と外壁の一部に一体的に硬化し、外壁に風圧を受けた
り、外部の振動が伝わったりすると、硬化後の耐火被覆
剤にヒビが入ったり、剥離したりすることがあった。ま
た、外壁の一部と、支柱4の周囲と、プレート9の両面
に耐火被覆剤6を吹き付けられるので、耐火被覆剤の必
要量が多くなってコストアップとなっていた。また、図
9の技術はケイ酸カルシウム板10を番線等で固定する
ために組み立て工数が増加し、しかも、ケイ酸カルシウ
ム板10は高価であり、高コストとなっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の解決すべき課題
は以上の如くであり、該課題を解決するために、倉庫建
築時に、外壁側の支柱に耐火被覆剤を付着させておくラ
ック倉庫において、支柱の外壁側に、支柱と平行で、か
つ、支柱の後面より大きな左右幅のプレート部を有する
バックアッププレートを配置し、該バックアッププレー
トの左右端部を支柱側(前方)に折り曲げ、上下方向に
所定間隔で設けられた取付部材を介して支柱に取り付け
たものである。
【0006】
【作用】このような手段を用いることによって、バック
アッププレートと支柱との間は取付部材によって所定間
隔をあけて取り付けられ、立ち上げ後に耐火被覆剤を付
着させるときには、前面及び側面はそのまま吹き付けれ
ばよく、後面は支柱の斜め前方からバックアッププレー
ト側部へ向けて吹き付けるだけで、耐火被覆剤が後面に
まで回り込んで、全面に付着することができる。
【0007】
【実施例】次に本発明の一実施例を図面に従って説明す
ると、図1はラック倉庫の平面図、図2は支柱にバック
アッププレートを固定する状態を示す平面断面図、図3
はバックアッププレートを固定した支柱に耐火被覆剤を
吹き付けた状態を示す平面断面図、図4は同じく側面断
面図である。
【0008】図1において、ラック倉庫Aは上下左右方
向に多数段の棚を前後方向に延設して構成したラックR
を平行に配置し、該ラックRとラックRの間の床及び天
井に走行レール16・16・・・が敷設され、該走行レ
ール16・16・・・上をスタッカクレーンS・S・・
・が走行できるように構成して、ラックRの一側を入出
庫ステーションCとして、スタッカクレーンSを走行さ
せて、荷物をラックRの棚へ格納したり、搬出したりで
きるようにしている。
【0009】前記ラックRや入出庫ステーションC等の
外側を囲むように外壁Bが設けられ、該外壁Bは支柱に
よって支持され、該支柱上端には図示しない屋根が設け
られている。支柱はラックR・R・・・の外側周囲の外
壁Bを支える角パイプ状の支柱4・4・・・や入出庫ス
テーションC周囲の支柱17等で外壁Bや屋根等を支持
している。
【0010】また、角パイプ状の支柱4と外壁Bとの間
の取付構成は、図2、図3、図4に示すように、バック
アッププレート15が支柱4の後側に取付部材14によ
って所定間隔が開けられて上下方向平行に取り付けられ
る。該取付部材14は幅狭のプレートが凸形に折り曲げ
られて構成され、耐火被覆剤6の厚み分(本実施例では
35mm)だけ開ける高さとして、支柱4とバックアップ
プレート15の間隙を規定している。該バックアッププ
レート15と取付部材14の取付位置にはビス孔15b
・14aが開口されて、ビス21によって裏側から支柱
4に固定される。但し、バックアッププレート15と取
付部材14と支柱4を溶接によって固定してもよい。
【0011】そして、従来と同様に、支柱4裏面に取り
付けたバックアッププレート15とバックアッププレー
ト15の上下方向の間に、取付金具7を支柱4に固定し
て、該取付金具7を胴縁3に固定して、該胴縁3に外壁
Bが取り付けられる。なお、運搬中に曲がったり、外れ
たりしないように注意を払えば、工場で支柱4にバック
アッププレート15と取付部材14を取り付けた後に、
施工現場へ運搬してもよい。
【0012】前記バックアッププレート15の構成は、
支柱4の(後側の)幅よりも広い幅で上下方向に長いプ
レートを、左右両側の支柱4の幅位置よりも少し外側か
ら支柱側に折り曲げて折曲部15a・15aを形成し
て、平面視「〔」形に形成している。
【0013】このようにバックアッププレート15を取
り付けた支柱4に外壁Bを取り付けてから、図3に示す
ように、スプレーガン5によって耐火被覆剤6を吹き付
けて、支柱4の後側は、斜め方向からバックアッププレ
ート15に向けて吹き付けるだけで、バックアッププレ
ート15で反射されて支柱4の裏側にまで回り込んで、
耐火被覆剤6が支柱4の周囲全体に吹き付けられるので
ある。更に、バックアッププレート15に、取付用のビ
ス孔15bとは別に、上下に所定間隔(例えば10cm
間隔)で複数の空気孔を形成しておくことによって、耐
火被覆剤6の吹付時に空気が抜けて取付部材14内にも
充填し易くなる。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く構
成したので、耐火被覆剤を吹き付ける時にバックアップ
プレートによって跳ね返り容易に支柱の後側に回り込む
ことができると共に、バックアッププレートによって外
壁側への吹付が遮られて、外壁に付着することを防止で
きるようになり、少ない耐火被覆剤で効率良く、容易に
支柱の全面を覆うことができるようになり、外壁等を汚
すおそれが少なくなってコスト低減化も図れた。
【0015】請求項2の如く構成したので、耐火被覆剤
の吹付が折曲部によって外側へ流れずに支柱側へ反射す
るようになり、耐火被覆剤がより容易に支柱の後側に回
り込み、外壁への付着もより確実に防止できる。また、
請求項3の如く構成したので、バックアッププレートを
地面から立設する必要がなく、耐火被覆剤を付着させる
厚みも設定でき、また、取付部材自身は耐火被覆剤の支
柱への全面付着を妨げることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラック倉庫の平面図である。
【図2】支柱にバックアッププレートを固定する状態を
示す平面断面図である。
【図3】バックアッププレートを固定した支柱に耐火被
覆剤を吹き付けた状態を示す平面断面図である。
【図4】同じく側面断面図である。
【図5】従来の支柱に耐火被覆剤を吹き付けた状態を示
す平面断面図である。
【図6】同じく側面断面図である。
【図7】外壁と支柱の間にプレートを固定して、支柱の
裏側への耐火被覆剤を吹き付けられるようにした平面断
面図である。
【図8】同じく側面断面図である。
【図9】支柱の裏側に耐火板を取り付けた平面断面図で
ある。
【符号の説明】
A ラック倉庫 B 外壁 4 支柱 6 耐火被覆剤 14 取付部材 15 バックアッププレート 15a 折曲部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 倉庫建築時に、外壁側の支柱に耐火被覆
    剤を付着させておくラック倉庫において、支柱の外壁側
    (後方とする)に、支柱と平行で、かつ、支柱の後面よ
    り大きな左右幅のプレート部を有するバックアッププレ
    ートを配置したことを特徴とするラック倉庫の支柱構
    造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のバックアッププレートは
    左右端部を支柱側に折り曲げてあることを特徴とするラ
    ック倉庫の支柱構造。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のバックアッププレート
    は、上下方向に所定間隔で設けられた取付部材を介して
    支柱に取り付けられることを特徴とするラック倉庫の支
    柱構造。
JP31656594A 1994-12-20 1994-12-20 ラック倉庫の支柱構造 Pending JPH08170382A (ja)

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JP31656594A JPH08170382A (ja) 1994-12-20 1994-12-20 ラック倉庫の支柱構造

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JPH08170382A true JPH08170382A (ja) 1996-07-02

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10147993A (ja) * 1996-11-18 1998-06-02 Taisei Corp 建造物の耐火被覆構造及び工法
JP2001163406A (ja) * 1999-12-07 2001-06-19 Kito Corp 自動倉庫
JP2017057695A (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 大和ハウス工業株式会社 外壁構造
JP2019152039A (ja) * 2018-03-05 2019-09-12 日鉄建材株式会社 鉄骨柱に対する耐火被覆材の被覆方法

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