JPH0817027A - 磁気記録再生装置 - Google Patents
磁気記録再生装置Info
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- JPH0817027A JPH0817027A JP14484994A JP14484994A JPH0817027A JP H0817027 A JPH0817027 A JP H0817027A JP 14484994 A JP14484994 A JP 14484994A JP 14484994 A JP14484994 A JP 14484994A JP H0817027 A JPH0817027 A JP H0817027A
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- H05K1/00—Printed circuits
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- H05K1/0213—Electrical arrangements not otherwise provided for
- H05K1/0254—High voltage adaptations; Electrical insulation details; Overvoltage or electrostatic discharge protection ; Arrangements for regulating voltages or for using plural voltages
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
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- H05K3/22—Secondary treatment of printed circuits
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- H05K3/281—Applying non-metallic protective coatings by means of a preformed insulating foil
-
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- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/38—Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal
- H05K3/386—Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal by the use of an organic polymeric bonding layer, e.g. adhesive
Abstract
(57)【要約】
【目的】 記録再生ヘッドキャリッジと記録再生回路と
に配線されるＦＰＣ（Ｆｌｅｘｉｂｌｅ Ｐｒｉｎｔｅ
ｄ Ｃｉｒｃｕｉｔ）がヘッド移動時に周辺のメカニカ
ル部品と擦れて表面に蓄積された静電気を平衡状態と
し、再生データのエラーレイトを改善する。 【構成】 ＦＰＣ１におけるの表面を覆う絶縁性フィル
ム５、６と、ヘッドおよび電気回路に接続される銅泊２
とを接着する接着層３、４を導電体粉末２０等の混合に
より導電性を高める。フィムル５、６の表面に静電気が
蓄えられても導電性を付与された接着層３、４により極
性が反対の電荷を供給することにより、静電気を平衡状
態としてヘッド静止時の放電現象を少なく抑え、放電ノ
イズが再生回路へ回り込むのを抑える。
に配線されるＦＰＣ（Ｆｌｅｘｉｂｌｅ Ｐｒｉｎｔｅ
ｄ Ｃｉｒｃｕｉｔ）がヘッド移動時に周辺のメカニカ
ル部品と擦れて表面に蓄積された静電気を平衡状態と
し、再生データのエラーレイトを改善する。 【構成】 ＦＰＣ１におけるの表面を覆う絶縁性フィル
ム５、６と、ヘッドおよび電気回路に接続される銅泊２
とを接着する接着層３、４を導電体粉末２０等の混合に
より導電性を高める。フィムル５、６の表面に静電気が
蓄えられても導電性を付与された接着層３、４により極
性が反対の電荷を供給することにより、静電気を平衡状
態としてヘッド静止時の放電現象を少なく抑え、放電ノ
イズが再生回路へ回り込むのを抑える。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、記録再生ヘッドキャリ
ッジと記録再生回路とを配線用ケーブルとしてＦＰＣ
（Ｆｌｅｘｉｂｌｅ Ｐｒｉｎｔｅｄ Ｃｉｒｃｕｉ
ｔ）を用いて接続した磁気記録再生装置に関する。
ッジと記録再生回路とを配線用ケーブルとしてＦＰＣ
（Ｆｌｅｘｉｂｌｅ Ｐｒｉｎｔｅｄ Ｃｉｒｃｕｉ
ｔ）を用いて接続した磁気記録再生装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のＦＰＣとしては、図２
（ａ）、（ｂ）に示す横断面図、縦断面図に示すような
構成が知られている。
（ａ）、（ｂ）に示す横断面図、縦断面図に示すような
構成が知られている。
【０００３】図２（ａ）、（ｂ）に示すように、従来の
ＦＰＣ１は、複数条の導電体である銅箔２と、この銅箔
２を包囲するように設けられた接着層３、４と、各接着
層３、４の外面に設けられた絶縁体であるフィルム５、
６とからなる５層構造となっている。一般にＦＰＣ１の
表面のフィムル５、６に使用されるポリイミド材の表面
抵抗は、１０15Ω程度であり、接着層３、４を構成する
エポキシ系の接着剤の表面抵抗は１０14Ω程度であり、
絶縁体であると言える。
ＦＰＣ１は、複数条の導電体である銅箔２と、この銅箔
２を包囲するように設けられた接着層３、４と、各接着
層３、４の外面に設けられた絶縁体であるフィルム５、
６とからなる５層構造となっている。一般にＦＰＣ１の
表面のフィムル５、６に使用されるポリイミド材の表面
抵抗は、１０15Ω程度であり、接着層３、４を構成する
エポキシ系の接着剤の表面抵抗は１０14Ω程度であり、
絶縁体であると言える。
【０００４】図３はＦＰＣ１によりヘッドと記録再生回
路とを接続した回路図、図４はＦＰＣ１によりヘッドと
記録再生回路のコネクタとを接続した構成図である。図
３、図４に示すように、ケース７内に記録再生ヘッドキ
ャリッジ８が設けられ、記録再生ヘッドキャリッジ８に
はサイド０とサイド１のヘッド９と１０が備えられてい
る。ヘッド９、１０はケース７内に装着されたメディア
ケース１１内のメディア１２に接触されるようになって
いる。ヘッド９、１０のヘッドコイル１３の両端にはＦ
ＰＣ１の銅箔２の一端が接続され、ＦＰＣ１の銅箔２の
他端は電気基板１４上の記録再生回路１５に接続された
ヘッドコネクタ１６のコネクタ端子１７に接続されてい
る。ヘッドコイル１３の中央はセンタータップ１８とし
て電源Ｖｃｃに接続され、ヘッドコイル１３のコア１９
はＧＮＤ（アース）に接地される。ヘッド９、１０はメ
ディア１２の各トラックに移動する必要があるため、図
４に示すようにイン、若しくはアウトに移動するように
なっている。
路とを接続した回路図、図４はＦＰＣ１によりヘッドと
記録再生回路のコネクタとを接続した構成図である。図
３、図４に示すように、ケース７内に記録再生ヘッドキ
ャリッジ８が設けられ、記録再生ヘッドキャリッジ８に
はサイド０とサイド１のヘッド９と１０が備えられてい
る。ヘッド９、１０はケース７内に装着されたメディア
ケース１１内のメディア１２に接触されるようになって
いる。ヘッド９、１０のヘッドコイル１３の両端にはＦ
ＰＣ１の銅箔２の一端が接続され、ＦＰＣ１の銅箔２の
他端は電気基板１４上の記録再生回路１５に接続された
ヘッドコネクタ１６のコネクタ端子１７に接続されてい
る。ヘッドコイル１３の中央はセンタータップ１８とし
て電源Ｖｃｃに接続され、ヘッドコイル１３のコア１９
はＧＮＤ（アース）に接地される。ヘッド９、１０はメ
ディア１２の各トラックに移動する必要があるため、図
４に示すようにイン、若しくはアウトに移動するように
なっている。
【０００５】フロッピーディスク装置におけるヘッド
９、１０の移動量は８０トラックで約１５ｍｍである。
したがって、ヘッド９、１０と記録再生回路１５の接続
として使用するＦＰＣ１も上記の１５ｍｍの範囲内を移
動することになる。
９、１０の移動量は８０トラックで約１５ｍｍである。
したがって、ヘッド９、１０と記録再生回路１５の接続
として使用するＦＰＣ１も上記の１５ｍｍの範囲内を移
動することになる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ＦＰＣ１の移動の際に
は、ＦＰＣ１と周辺のメカニカルな部品、例えば、ケー
ス７、他方のＦＰＣ１、メディアケース１１、若しくは
基板４と擦れ、ＦＰＣ１の表面の絶縁体であるフィルム
５、６に静電気が蓄えられる。特に、近年の装置の小型
化に伴い、この傾向が著しい。この静電気は正、あるい
は負の電荷が帯電されている状態であって、不安定状態
であり、絶縁体であるフィルム５、６の表面に蓄積され
た静電気の電荷は急激には移動しないが、表面に一様に
分布するように移動する。これはプラスチックの一部に
帯電させてから、静電検出器で面全体の静電気の分布を
測定すると、擦った部分から面の中央部に静電気が移動
されることが観測されることから判断される。
は、ＦＰＣ１と周辺のメカニカルな部品、例えば、ケー
ス７、他方のＦＰＣ１、メディアケース１１、若しくは
基板４と擦れ、ＦＰＣ１の表面の絶縁体であるフィルム
５、６に静電気が蓄えられる。特に、近年の装置の小型
化に伴い、この傾向が著しい。この静電気は正、あるい
は負の電荷が帯電されている状態であって、不安定状態
であり、絶縁体であるフィルム５、６の表面に蓄積され
た静電気の電荷は急激には移動しないが、表面に一様に
分布するように移動する。これはプラスチックの一部に
帯電させてから、静電検出器で面全体の静電気の分布を
測定すると、擦った部分から面の中央部に静電気が移動
されることが観測されることから判断される。
【０００７】この移動する電荷がヘッド周辺、あるいは
ヘッドコネクタ周辺の電気接合点まで移動すると、放電
現象を引き起こし、ノイズを発生する。フロッピーディ
スク装置の再生時において、ヘッドからの再生信号が
０．４〜３ｍＶｐｐであるのに対し、上記放電ノイズは
１〜１５ｍＶｐｐ程度発生する。したがって、信号のレ
ベルよりノイズのレベルが大きいため、再生データにノ
イズの影響があり、エラーが発生する。
ヘッドコネクタ周辺の電気接合点まで移動すると、放電
現象を引き起こし、ノイズを発生する。フロッピーディ
スク装置の再生時において、ヘッドからの再生信号が
０．４〜３ｍＶｐｐであるのに対し、上記放電ノイズは
１〜１５ｍＶｐｐ程度発生する。したがって、信号のレ
ベルよりノイズのレベルが大きいため、再生データにノ
イズの影響があり、エラーが発生する。
【０００８】一般的に、この様な静電気を防止するには
静電気が蓄えられる表面の導電性を高め、さらにその表
面をアースに導くことにより表面の電荷が蓄えられるの
を防止し、静電気の問題をなくすことが知られている。
しかしながら、フロッピーディスク装置などの磁気記録
再生装置では、ヘッド９、１０が頻繁に移動するため、
ヘッド９、１０に接続されたＦＰＣ１の屈曲性と屈曲に
伴う寿命が必要となり、フィルム５、６の表面に導電体
を設けることは、上記屈曲に伴う劣化が生じることが問
題となる。
静電気が蓄えられる表面の導電性を高め、さらにその表
面をアースに導くことにより表面の電荷が蓄えられるの
を防止し、静電気の問題をなくすことが知られている。
しかしながら、フロッピーディスク装置などの磁気記録
再生装置では、ヘッド９、１０が頻繁に移動するため、
ヘッド９、１０に接続されたＦＰＣ１の屈曲性と屈曲に
伴う寿命が必要となり、フィルム５、６の表面に導電体
を設けることは、上記屈曲に伴う劣化が生じることが問
題となる。
【０００９】静電気は、摩擦によって物体の電子が他方
の物体に移動することにより発生する。したがって、そ
れぞれの物体には＋−の異なる帯電が生じる。２つの物
体の面が擦れると、それぞれの面に正と負の電荷が蓄え
られるが、面が接触されている場合には、それぞれの電
荷が打ち消されたようになり、静電気を検出することは
できないが、その面が離れた際にはそれぞれの面に正、
あるいは負の電荷が残る。この状態では電荷が不安定で
あり、安定、あるいは平衡状態になるためには、電荷が
容易に動ける導体に対して放電し、あるいは空気に分散
し、あるいは絶縁体を挟んで反極性の電荷と平衡状態を
保つ状態となる必要がある。
の物体に移動することにより発生する。したがって、そ
れぞれの物体には＋−の異なる帯電が生じる。２つの物
体の面が擦れると、それぞれの面に正と負の電荷が蓄え
られるが、面が接触されている場合には、それぞれの電
荷が打ち消されたようになり、静電気を検出することは
できないが、その面が離れた際にはそれぞれの面に正、
あるいは負の電荷が残る。この状態では電荷が不安定で
あり、安定、あるいは平衡状態になるためには、電荷が
容易に動ける導体に対して放電し、あるいは空気に分散
し、あるいは絶縁体を挟んで反極性の電荷と平衡状態を
保つ状態となる必要がある。
【００１０】本発明者は、摩擦により帯電したフィルム
の表面に対し、裏面に導電体があると極性の異なる電荷
が集り、表裏の電荷で中和され、上記平衡状態になり、
フィルム表面の電荷が移動し難いことに着眼し、ヘッド
と再生回路とを接続するＦＰＣがヘッド静止時に上記平
衡状態を作ることができるようにして放電ノイズの発生
を抑え、放電ノイズが再生回路へ回り込むのを抑えるこ
とができ、したがって、エラーの発生頻度を低下させる
ことができるようにした磁気記録再生装置を提供しよう
とするものである。
の表面に対し、裏面に導電体があると極性の異なる電荷
が集り、表裏の電荷で中和され、上記平衡状態になり、
フィルム表面の電荷が移動し難いことに着眼し、ヘッド
と再生回路とを接続するＦＰＣがヘッド静止時に上記平
衡状態を作ることができるようにして放電ノイズの発生
を抑え、放電ノイズが再生回路へ回り込むのを抑えるこ
とができ、したがって、エラーの発生頻度を低下させる
ことができるようにした磁気記録再生装置を提供しよう
とするものである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の技術的手段は、記録再生ヘッドキャリッジと
記録再生回路とを配線用ケーブルとしてＦＰＣ（Ｆｌｅ
ｘｉｂｌｅ Ｐｒｉｎｔｅｄ Ｃｉｒｃｕｉｔ）により
接続し、このＦＰＣは、表面を覆う電気絶縁性フィルム
と上記記録再生回路に接続される導電体とを接着する接
着層に、上記フィルムの表面の静電気の電荷に対して極
性が反対の電荷を供給可能とするように導電性を付与し
たものである。
の本発明の技術的手段は、記録再生ヘッドキャリッジと
記録再生回路とを配線用ケーブルとしてＦＰＣ（Ｆｌｅ
ｘｉｂｌｅ Ｐｒｉｎｔｅｄ Ｃｉｒｃｕｉｔ）により
接続し、このＦＰＣは、表面を覆う電気絶縁性フィルム
と上記記録再生回路に接続される導電体とを接着する接
着層に、上記フィルムの表面の静電気の電荷に対して極
性が反対の電荷を供給可能とするように導電性を付与し
たものである。
【００１２】そして、上記技術的手段において、接着層
に導電体の粉末、若しくは金属片を混合することにより
導電性を付与し、または界面活性剤を混合することによ
り導電性を付与することができる。
に導電体の粉末、若しくは金属片を混合することにより
導電性を付与し、または界面活性剤を混合することによ
り導電性を付与することができる。
【００１３】
【作用】上記のように構成された本発明によれば、ヘッ
ドの移動に伴い、ＦＰＣが周辺のメカニカル部品との摩
擦によりフィルム表面に静電気が蓄えられてもフィルム
表面の静電気の電荷に対し、フィルムの裏側の導電性を
付与された接着層により極性が反対の電荷を供給するこ
とにより、静電気を平衡状態としてヘッド静止時の放電
現象を少なく抑え、放電ノイズが再生回路へ回り込むの
を抑えることができる。
ドの移動に伴い、ＦＰＣが周辺のメカニカル部品との摩
擦によりフィルム表面に静電気が蓄えられてもフィルム
表面の静電気の電荷に対し、フィルムの裏側の導電性を
付与された接着層により極性が反対の電荷を供給するこ
とにより、静電気を平衡状態としてヘッド静止時の放電
現象を少なく抑え、放電ノイズが再生回路へ回り込むの
を抑えることができる。
【００１４】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【００１５】図１（ａ）、（ｂ）はそれぞれ本発明の一
実施例における磁気記録再生装置に用いるＦＰＣを示す
横断面図、縦断面図である。
実施例における磁気記録再生装置に用いるＦＰＣを示す
横断面図、縦断面図である。
【００１６】図１（ａ）、（ｂ）に示すように、ＦＰＣ
１は、複数条の導電体である銅箔２と、この銅箔２を包
囲するように設けられたエポキシ系等の接着層３、４
と、各接着層３、４の外面に設けられた絶縁体であるポ
リイミド等のフィルム５、６とからなる５層構造となっ
ている。フィルム５、６と銅箔２とを接着する接着層
３、４には導電体の粉末、若しくは金属片２０が混合さ
れ、若しくは界面活性剤が混合され、フィムル５、６の
表面に蓄えられた静電気の電荷に対して極性が反対の電
荷を供給し得るように導電性が付与されている。
１は、複数条の導電体である銅箔２と、この銅箔２を包
囲するように設けられたエポキシ系等の接着層３、４
と、各接着層３、４の外面に設けられた絶縁体であるポ
リイミド等のフィルム５、６とからなる５層構造となっ
ている。フィルム５、６と銅箔２とを接着する接着層
３、４には導電体の粉末、若しくは金属片２０が混合さ
れ、若しくは界面活性剤が混合され、フィムル５、６の
表面に蓄えられた静電気の電荷に対して極性が反対の電
荷を供給し得るように導電性が付与されている。
【００１７】そして、上記従来例と同様、図３、図４に
示すように、ヘッド９、１０のヘッドコイル１３の両端
にＦＰＣ１の銅箔２の一端が接続され、ＦＰＣ１の銅箔
２の他端が電気基板１４上の記録再生回路１５に接続さ
れたヘッドコネクタ１６のコネクタ端子１７に接続され
ている。その他の構成については上記従来例と同様であ
るので、その説明を省略する。
示すように、ヘッド９、１０のヘッドコイル１３の両端
にＦＰＣ１の銅箔２の一端が接続され、ＦＰＣ１の銅箔
２の他端が電気基板１４上の記録再生回路１５に接続さ
れたヘッドコネクタ１６のコネクタ端子１７に接続され
ている。その他の構成については上記従来例と同様であ
るので、その説明を省略する。
【００１８】上記のようにヘッド９、１０の移動に伴
い、ＦＰＣ１も移動し、この移動に際し、周辺のメカニ
カルな部品、例えば、ケース７、他方のＦＰＣ１、メデ
ィアケース１１、若しくは基板１４と擦れ、フィルム
５、６の表面に静電気が蓄積される。このとき、ＦＰＣ
１におけるヘッド９、１０近傍とヘッドコネクタ１６近
傍は周辺部品と擦れることはなく、中央部が擦れる。ま
た、ヘッド９、１０が移動し、ＦＰＣ１が周辺部品と擦
れている時間に静電気の放電現象が発生しても再生デー
タの読み出しは行なわない時間であるので、エラーの発
生には至らない。エラーが発生するのはヘッド９、１０
が静止している状態で、かつ放電現象が発生する時にの
みエラーとなる。したがって、ＦＰＣ１の静電気である
電荷がヘッド９、１０の静止時、すなわち、ＦＰＣ１の
静止時に移動せず、放電がないようにすれば良いことに
なる。
い、ＦＰＣ１も移動し、この移動に際し、周辺のメカニ
カルな部品、例えば、ケース７、他方のＦＰＣ１、メデ
ィアケース１１、若しくは基板１４と擦れ、フィルム
５、６の表面に静電気が蓄積される。このとき、ＦＰＣ
１におけるヘッド９、１０近傍とヘッドコネクタ１６近
傍は周辺部品と擦れることはなく、中央部が擦れる。ま
た、ヘッド９、１０が移動し、ＦＰＣ１が周辺部品と擦
れている時間に静電気の放電現象が発生しても再生デー
タの読み出しは行なわない時間であるので、エラーの発
生には至らない。エラーが発生するのはヘッド９、１０
が静止している状態で、かつ放電現象が発生する時にの
みエラーとなる。したがって、ＦＰＣ１の静電気である
電荷がヘッド９、１０の静止時、すなわち、ＦＰＣ１の
静止時に移動せず、放電がないようにすれば良いことに
なる。
【００１９】ここで、本実施例においては、フィルム
５、６の裏面に密着した接着層３、４に導電性が付与さ
れているので、フィルム５、６の表面に発生した電荷を
打ち消すような反極性の電荷が集まる。接着層３、４の
導電材とヘッド配線の銅箔２との抵抗値を１０5〜１０
12Ω程度に設定し、電気回路から電荷を供給できるよう
にすることにより、フィルム５、６の表面に発生した電
荷も消えたように静電気を中和し、平衡状態にすること
ができた。この平衡状態により電荷が動きにくく、放電
現象が発生し難くなった。
５、６の裏面に密着した接着層３、４に導電性が付与さ
れているので、フィルム５、６の表面に発生した電荷を
打ち消すような反極性の電荷が集まる。接着層３、４の
導電材とヘッド配線の銅箔２との抵抗値を１０5〜１０
12Ω程度に設定し、電気回路から電荷を供給できるよう
にすることにより、フィルム５、６の表面に発生した電
荷も消えたように静電気を中和し、平衡状態にすること
ができた。この平衡状態により電荷が動きにくく、放電
現象が発生し難くなった。
【００２０】また、上記平衡状態であっても、フィルム
５、６の表面の電荷は残ることになるが、表面の電荷は
ヘッド９、１０、すなわち、ＦＰＣ１が移動する際にヘ
ッド周辺の部品に放電し、あるいは空気中に分散するこ
とで消失する。
５、６の表面の電荷は残ることになるが、表面の電荷は
ヘッド９、１０、すなわち、ＦＰＣ１が移動する際にヘ
ッド周辺の部品に放電し、あるいは空気中に分散するこ
とで消失する。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ヘ
ッドの移動に伴い、ＦＰＣが周辺のメカミカル部品との
摩擦によりフィルム表面に静電気が蓄えられてもフィル
ム表面の静電気の電荷に対し、フィルムの裏側の導電性
を付与された接着層により極性が反対の電荷を供給する
ことにより、静電気を平衡状態としてヘッド静止時の放
電現象を少なく抑え、放電ノイズが再生回路へ回り込む
のを抑えることができる。したがって、エラーの発生頻
度を低下させ、信頼性を向上させることができる。
ッドの移動に伴い、ＦＰＣが周辺のメカミカル部品との
摩擦によりフィルム表面に静電気が蓄えられてもフィル
ム表面の静電気の電荷に対し、フィルムの裏側の導電性
を付与された接着層により極性が反対の電荷を供給する
ことにより、静電気を平衡状態としてヘッド静止時の放
電現象を少なく抑え、放電ノイズが再生回路へ回り込む
のを抑えることができる。したがって、エラーの発生頻
度を低下させ、信頼性を向上させることができる。
【図１】（ａ）は本発明の一実施例における磁気記録再
生装置に用いるＦＰＣを示す横断面図 （ｂ）は同ＦＰＣを示す縦断面図
生装置に用いるＦＰＣを示す横断面図 （ｂ）は同ＦＰＣを示す縦断面図
【図２】（ａ）は従来の磁気記録再生装置に用いるＦＰ
Ｃを示す横断面図 （ｂ）は同ＦＰＣを示す縦断面図
Ｃを示す横断面図 （ｂ）は同ＦＰＣを示す縦断面図
【図３】ＦＰＣによりヘッドと記録再生回路とを接続し
た回路図
た回路図
【図４】ＦＰＣによりヘッドと記録再生回路とを接続し
た構成図
た構成図
１ ＦＰＣ ２ 銅箔 ３ 接着層 ４ 接着層 ５ フィルム ６ フィルム ７ ヘッド ８ ヘッド １５ 再生回路 １６ ヘッドコネクタ
Claims (3)
- 【請求項１】 記録再生ヘッドキャリッジと記録再生回
路とを配線用ケーブルとしてＦＰＣ（Ｆｌｅｘｉｂｌｅ
Ｐｒｉｎｔｅｄ Ｃｉｒｃｕｉｔ）により接続し、こ
のＦＰＣは、表面を覆う電気絶縁性フィルムと上記記録
再生回路に接続される導電体とを接着する接着層に、上
記フィルムの表面の静電気の電荷に対して極性が反対の
電荷を供給可能とするように導電性を付与した磁気記録
再生装置。 - 【請求項２】 接着層が導電体の粉末、若しくは金属片
の混合により導電性を付与された請求項１記載の磁気記
録再生装置。 - 【請求項３】 接着層が界面活性剤の混合により導電性
を付与された請求項１記載の磁気記録再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14484994A JPH0817027A (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 磁気記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14484994A JPH0817027A (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 磁気記録再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0817027A true JPH0817027A (ja) | 1996-01-19 |
Family
ID=15371854
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14484994A Pending JPH0817027A (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 磁気記録再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0817027A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002080633A1 (en) * | 2001-03-29 | 2002-10-10 | 3M Innovative Properties Company | Flexible circuit with electrostatic damage limiting feature and method of manufacture |
| JP2006332548A (ja) * | 2005-05-30 | 2006-12-07 | Nitto Denko Corp | 配線回路基板 |
| US7242087B2 (en) | 2004-02-26 | 2007-07-10 | Alps Electric Co., Ltd. | Flexible printed circuit board |
| JP2007234982A (ja) * | 2006-03-02 | 2007-09-13 | Nitto Denko Corp | 回路付サスペンション基板 |
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