JPH0817017B2 - 磁気ディスク装置のキャリッジ制御回路 - Google Patents
磁気ディスク装置のキャリッジ制御回路Info
- Publication number
- JPH0817017B2 JPH0817017B2 JP62032392A JP3239287A JPH0817017B2 JP H0817017 B2 JPH0817017 B2 JP H0817017B2 JP 62032392 A JP62032392 A JP 62032392A JP 3239287 A JP3239287 A JP 3239287A JP H0817017 B2 JPH0817017 B2 JP H0817017B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carriage
- signal
- speed
- outputs
- rezero
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- Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気ディスク装置のキャリッジ制御回路に係
り、更に詳しくはマニュアル・リゼロ動作（マニュアル
により、第０シリンダにヘッドを位置付けする動作）に
おいて誤動作を防止するのに好適な磁気ディスク装置の
キャリッジ制御回路に関する。
り、更に詳しくはマニュアル・リゼロ動作（マニュアル
により、第０シリンダにヘッドを位置付けする動作）に
おいて誤動作を防止するのに好適な磁気ディスク装置の
キャリッジ制御回路に関する。
従来の磁気ディスク装置においては、特開昭58-29180
号公報に記載されている様に、アクセス時及びヘッドを
所定のトラックに正確に位置ずけるフォローイング時
に、リトラクトバネに基づくバネ力を補償し、より高速
で精度の高い位置決めを行なっていた。このバネ力は、
電源断時にヘッドをコンタクトスタートストップ位置に
移動させるものであり、リトラクトバネ力、空気抵抗や
摩擦力等の総合力を示す。
号公報に記載されている様に、アクセス時及びヘッドを
所定のトラックに正確に位置ずけるフォローイング時
に、リトラクトバネに基づくバネ力を補償し、より高速
で精度の高い位置決めを行なっていた。このバネ力は、
電源断時にヘッドをコンタクトスタートストップ位置に
移動させるものであり、リトラクトバネ力、空気抵抗や
摩擦力等の総合力を示す。
次に、マニュアルにより、ヘッドを第０シリンダに位
置づけるマニュアル・リゼロ動作について、第２図と第
３図を用いて説明する。磁気ヘッド２が磁気ディスク１
の一つのトラック上に浮上しているオントラック状態
で、リゼロスイッチ13がオンされると、制御回路10はウ
エイトモードを出力する。ウエイトモードになると、速
度検出器９やパワーアンプ６は機能を停止する。この
為、パワーアンプが６からキャリッジ４に出力されてい
たオントラック状態を保つための制御電流が切れ、第３
図に示す様に、キャリッジ４はリトラクトバネ５によっ
て内周方向へ向って移動する（キャリッジフリー状
態）。そして、キャリッジ４はストッパ３に衝突し、磁
気ヘッド２は機構的停止位置SP（コンタクトスタートス
トップ位置）に停止する。次に、リゼロスイッチ13をオ
フすると制御回路10はリゼロモードを出力する。リゼロ
モードになると、目標速度発生器８はあらかじめ定めら
れた一定の目標速度を出力し、かつ速度検出器９はキャ
リッジ４の移動速度（実速度）を出力する。速度誤差検
器７は目標速度と実速度の差を速度誤差信号として出力
し、パワーアンプ６は速度誤差信号に応じた制御電流を
出力する。これによって、キャリッジ４は加速または減
速を行ない、第３図に示す様に、磁気ヘッド２が外周方
向に目標速度で移動し、ガードバンド２を検出した時点
で反転し、基準トラックTSに位置づけられる。
置づけるマニュアル・リゼロ動作について、第２図と第
３図を用いて説明する。磁気ヘッド２が磁気ディスク１
の一つのトラック上に浮上しているオントラック状態
で、リゼロスイッチ13がオンされると、制御回路10はウ
エイトモードを出力する。ウエイトモードになると、速
度検出器９やパワーアンプ６は機能を停止する。この
為、パワーアンプが６からキャリッジ４に出力されてい
たオントラック状態を保つための制御電流が切れ、第３
図に示す様に、キャリッジ４はリトラクトバネ５によっ
て内周方向へ向って移動する（キャリッジフリー状
態）。そして、キャリッジ４はストッパ３に衝突し、磁
気ヘッド２は機構的停止位置SP（コンタクトスタートス
トップ位置）に停止する。次に、リゼロスイッチ13をオ
フすると制御回路10はリゼロモードを出力する。リゼロ
モードになると、目標速度発生器８はあらかじめ定めら
れた一定の目標速度を出力し、かつ速度検出器９はキャ
リッジ４の移動速度（実速度）を出力する。速度誤差検
器７は目標速度と実速度の差を速度誤差信号として出力
し、パワーアンプ６は速度誤差信号に応じた制御電流を
出力する。これによって、キャリッジ４は加速または減
速を行ない、第３図に示す様に、磁気ヘッド２が外周方
向に目標速度で移動し、ガードバンド２を検出した時点
で反転し、基準トラックTSに位置づけられる。
上記した従来技術において、リゼロスイッチ13は人手
によってオン・オフされる。そのため、磁気ヘッド２が
機構的停止位置SPに到達する以前に、リゼロスイッチ13
がオフされる事態が発生することがあり、この場合に
は、次の様な問題が生じる。
によってオン・オフされる。そのため、磁気ヘッド２が
機構的停止位置SPに到達する以前に、リゼロスイッチ13
がオフされる事態が発生することがあり、この場合に
は、次の様な問題が生じる。
即ち、リゼロスイッチ13がオフされた時点において、
磁気ヘッド２は、キャリッジフリー状態にあり、機構的
停止位置SPに向って内周方向に移動している。このと
き、リトラクトバネ５のばらつきにより目標速度を超え
ていると、速度検出器９が方向性無くキャリッジ４の移
動速度を検出する為、キャリッジ４が外周方向に対し目
標速度を超えて移動していると誤検出し、そのため速度
誤差検出器７がそれに基づいて速度誤差信号を出力す
る。その結果、パワーアンプ６は、キャリッジ４の速度
を減速させるような制御電流を出力する。すなわち、外
周方向に対し減速方向の制御電流を出力するが、これは
内周方向に対しては加速方向の制御電流となる。前記し
た様に、キャリッジ４は内周方向へ移動中であるため、
キャリッジ４は加速され速度が増し続け、ストッパ３に
異常な速度を持って衝突し、いわゆるレディ・オフ（RE
ADYOFF）障害となるという問題があった。
磁気ヘッド２は、キャリッジフリー状態にあり、機構的
停止位置SPに向って内周方向に移動している。このと
き、リトラクトバネ５のばらつきにより目標速度を超え
ていると、速度検出器９が方向性無くキャリッジ４の移
動速度を検出する為、キャリッジ４が外周方向に対し目
標速度を超えて移動していると誤検出し、そのため速度
誤差検出器７がそれに基づいて速度誤差信号を出力す
る。その結果、パワーアンプ６は、キャリッジ４の速度
を減速させるような制御電流を出力する。すなわち、外
周方向に対し減速方向の制御電流を出力するが、これは
内周方向に対しては加速方向の制御電流となる。前記し
た様に、キャリッジ４は内周方向へ移動中であるため、
キャリッジ４は加速され速度が増し続け、ストッパ３に
異常な速度を持って衝突し、いわゆるレディ・オフ（RE
ADYOFF）障害となるという問題があった。
本発明は、上記した従来技術の問題点に鑑みなされた
もので、マニュアル・リゼロ動作時のレディ・オフ障害
を防止することを目的としている。
もので、マニュアル・リゼロ動作時のレディ・オフ障害
を防止することを目的としている。
本発明の磁気ディスク装置のキャリッジ制御回路は、
ウエイトモードとリゼロモード切換える手動スイッチ
と、上記手動スイッチの設定状態に応じて、キャリッジ
をウエイト動作／リゼロ動作させる回路を備えたもので
あり、特に上記手動スイッチがウエイトモードに設定さ
れた場合、その後一定時間に亘ってリゼロ動作の実行を
阻止する手段を設けたことを特徴としている。
ウエイトモードとリゼロモード切換える手動スイッチ
と、上記手動スイッチの設定状態に応じて、キャリッジ
をウエイト動作／リゼロ動作させる回路を備えたもので
あり、特に上記手動スイッチがウエイトモードに設定さ
れた場合、その後一定時間に亘ってリゼロ動作の実行を
阻止する手段を設けたことを特徴としている。
本発明によれば、リゼロスイッチをオン後ある一定期
間はオフしても制御がリゼロ動作に移行しないため、キ
ャリッジは確実に機構的停止位置に到達する。それによ
って、マニュアル・リゼロ動作時のキャリッジの誤動作
を防止することができる。
間はオフしても制御がリゼロ動作に移行しないため、キ
ャリッジは確実に機構的停止位置に到達する。それによ
って、マニュアル・リゼロ動作時のキャリッジの誤動作
を防止することができる。
以下、本発明の一実施例について第１図を用いて説明
する。第１図において、第２図に示す従来例と同一部分
については同一符号を付してその説明を省略する。第１
図に示す実施例と第２図に示す従来例とが相違する点
は、リゼロスイッチ13と制御回路10の間に、単安定バイ
ブレータ12とオアゲート11を設けたことである。
する。第１図において、第２図に示す従来例と同一部分
については同一符号を付してその説明を省略する。第１
図に示す実施例と第２図に示す従来例とが相違する点
は、リゼロスイッチ13と制御回路10の間に、単安定バイ
ブレータ12とオアゲート11を設けたことである。
すなわち、リゼロスイッチ13をオンするとオアゲート
11から信号Ｌが出力され、これと同時に単安定バイブレ
ータ12が動作して、オアゲート11に一定時間（ワンショ
ット時間）信号Ｌを出力する。その結果、単安定マルチ
バイブレータ12が信号Ｌを出力している間は、リゼロス
イッチ13がオフされても、オアゲート11の出力は信号Ｌ
に保持される。従って、上記ワンショット時間をキャリ
ッジ４が機構的停止位置SPに到達するに十分な時間を設
定することにより、キャリッジ４が内周方向に移動中に
リゼロスイッチ13をオフしても、リゼロ動作に移行せ
ず、ワンショット時間終了後リゼロ動作を開始する。
11から信号Ｌが出力され、これと同時に単安定バイブレ
ータ12が動作して、オアゲート11に一定時間（ワンショ
ット時間）信号Ｌを出力する。その結果、単安定マルチ
バイブレータ12が信号Ｌを出力している間は、リゼロス
イッチ13がオフされても、オアゲート11の出力は信号Ｌ
に保持される。従って、上記ワンショット時間をキャリ
ッジ４が機構的停止位置SPに到達するに十分な時間を設
定することにより、キャリッジ４が内周方向に移動中に
リゼロスイッチ13をオフしても、リゼロ動作に移行せ
ず、ワンショット時間終了後リゼロ動作を開始する。
本実施例によれば、キャリッジ４が内周方向に移動中
にリゼロ動作を開始しないので、誤動作を防ぐ効果があ
る。また、オアゲート11によって、ワンショット時間を
超えてリゼロスイッチ13をオンにしている場合も、キャ
リッジフリー状態を保持している為、操作上従来と互関
性を保つことができる。
にリゼロ動作を開始しないので、誤動作を防ぐ効果があ
る。また、オアゲート11によって、ワンショット時間を
超えてリゼロスイッチ13をオンにしている場合も、キャ
リッジフリー状態を保持している為、操作上従来と互関
性を保つことができる。
本発明によれば、リトラクトバネ等のばらつきを許容
しつつ、マニュアル・リゼロ時の誤動作を防ぐことが出
来る。従って、リトラクトバネの歩留りの向上を計ると
ともに、誤動作時におけるキャリッジ暴走によるストッ
パ破壊を防ぐ効果がある。
しつつ、マニュアル・リゼロ時の誤動作を防ぐことが出
来る。従って、リトラクトバネの歩留りの向上を計ると
ともに、誤動作時におけるキャリッジ暴走によるストッ
パ破壊を防ぐ効果がある。
第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
従来の磁気ディスク装置のキャリッジ制御回路を示すブ
ロック図、第３図はマニュアル・リゼロ動作時の磁気ヘ
ッドの動作を示す説明図である。 １……磁気ディスク、２……磁気ヘッド、３……ストッ
パ、４……キャリッジ、５……リトラクトバネ、６……
パワーアンプ、７……速度誤差検出器、８……目標速度
発生器、９……速度検出器、10……制御回路、11……オ
アゲート、12……単安定バイブレータ、13……リゼロス
イッチ
従来の磁気ディスク装置のキャリッジ制御回路を示すブ
ロック図、第３図はマニュアル・リゼロ動作時の磁気ヘ
ッドの動作を示す説明図である。 １……磁気ディスク、２……磁気ヘッド、３……ストッ
パ、４……キャリッジ、５……リトラクトバネ、６……
パワーアンプ、７……速度誤差検出器、８……目標速度
発生器、９……速度検出器、10……制御回路、11……オ
アゲート、12……単安定バイブレータ、13……リゼロス
イッチ
Claims (1)
- 【請求項１】複数の磁気ヘッドを備え、前記複数の磁気
ヘッドを磁気ディスク上の所定位置に位置決めするため
に移動可能に形成されたキャリッジと、 磁気ディスク装置の電源断時に、キャリッジをストッパ
位置まで移動・位置付けし、これにより磁気ヘッドを磁
気ディスク上のコンタクトスタートストップ位置に位置
付けるリトラクトバネと、 キャリッジの目標速度を示す目標速度信号を出力する目
標速度発生器と、キャリッジの移動速度を検出して実速
度信号を出力する速度検出器と、前記目標速度信号と実
速度信号の差を取って誤差信号を出力する速度誤差検出
器と、 前記誤差信号を受けて、磁気ヘッドが磁気ディスク上の
所定の位置に位置付けされるように、キャリッジに制御
電流を出力して、キャリッジの移動・位置決めを行うパ
ワーアンプと、 オントラック状態にある磁気ヘッドをキャリッジフリー
状態にして磁気ディスク上のコンタクトスタートストッ
プ位置に位置付けるウエイトモードと、コンタクトスタ
ートストップ位置にある磁気ヘッドを磁気ディスク上の
基準トラックに位置付けるリゼロモードとを切換え、ウ
エイトモード信号とリゼロモード信号のうちのいずれか
一方を出力する手動スイッチと、 前記手動スイッチがウエイトモードに設定されている場
合、前記ウエイトモード信号を受けて、少なくとも前記
パワーアンプの機能を停止し、パワーアンプから出力さ
れる制御信号を無効化し、かつ前記手動スイッチがリゼ
ロモードに設定されている場合、前記リゼロモード信号
を受けて、前記目標速度発生器と速度検出器と速度誤差
検出器とパワーアンプを動作させて、パワーアンプから
出力される制御信号を有効にし、前記キャリッジをリゼ
ロ動作させる制御回路とを少なくとも備えて構成される
磁気ディスク装置において、 前記手動スイッチがウエイトモードに設定されると同時
に、少なくとも磁気ヘッドをコンタクトスタートストッ
プ位置に位置付けするのに必要な時間に亘って、ウエイ
トモード信号と同一の信号を出力する単安定マルチバイ
ブレータと、 前記単安定マルチバイブレータから出力されるウエイト
モード信号と、上記手動スイッチから出力されるウエイ
トモード信号とを受けて、少なくとも磁気ヘッドをコン
タクトスタートストップ位置に位置付けするのに必要な
時間に亘って、ウエイトモード信号を前記制御回路に出
力するオアゲートと を備えていることを特徴とする磁気ディスク装置のキャ
リッジ制御回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62032392A JPH0817017B2 (ja) | 1987-02-17 | 1987-02-17 | 磁気ディスク装置のキャリッジ制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62032392A JPH0817017B2 (ja) | 1987-02-17 | 1987-02-17 | 磁気ディスク装置のキャリッジ制御回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63201961A JPS63201961A (ja) | 1988-08-22 |
| JPH0817017B2 true JPH0817017B2 (ja) | 1996-02-21 |
Family
ID=12357680
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62032392A Expired - Lifetime JPH0817017B2 (ja) | 1987-02-17 | 1987-02-17 | 磁気ディスク装置のキャリッジ制御回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0817017B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7320756B2 (en) * | 2001-05-05 | 2008-01-22 | Debasish Mukhopadhyay | Method and apparatus for treatment of feedwaters by membrane separation under acidic conditions |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6124072A (ja) * | 1984-07-12 | 1986-02-01 | Fujitsu Ltd | 磁気デイスク装置 |
| JPS61265781A (ja) * | 1985-05-20 | 1986-11-25 | Tokico Ltd | 磁気デイスク装置 |
-
1987
- 1987-02-17 JP JP62032392A patent/JPH0817017B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63201961A (ja) | 1988-08-22 |
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