JPH04188476A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は、磁気ヘッドか磁気ディスクの回転により発
生する空気流により、磁気ディスクに対し微少量浮上し
つつデータの記録再生を行う磁気ディスク装置に関する
。

（従来の技術） 一般に、磁気ディスク装置は磁気ヘッドがサスペンショ
ンにより所定の押し付け力で磁気ディスク面に押し付け
られた状態で支持されており、サスペンションはボイス
コイルモータと呼ばれる駆動装置により揺動回転するス
イングアームに取り付けられ、スイングアームの揺動に
より磁気ヘッドは磁気ディスクに対しその直径方向にシ
ーク動作し、記録再生を行うことになる。

このような磁気ディスク装置は、磁気ヘッドが、磁気デ
ィスクの回転していない装置の非動作時には磁気ディス
ク面に接触する一方、磁気ディスクの回転している装置
の動作時には磁気ディスク而に対して微少量浮上してデ
ータの記録再生を行う、一般にウィンチエスタタイプと
呼ばれるコンタクトスタートストップ（ＣＳ　Ｓ）方式
を採用したものと、コンタクトスタートストップ方式を
採用せず、装置の非動作時にはスイングアームの揺動範
囲を大きくして、磁気ヘッドを磁気ディスクの外周縁部
より外方側に移動させて磁気ディスクから離反させる、
アンロード方式を採用したものがある。

（発明が解決しようとする課題） ところで、近年ではラップトツブあるいはノートブック
タイプの小型軽量のパソコンの普及率が高く、これらに
搭載される磁気ディスク装置は益々小型化されている。

このような小型の磁気ディスク装置では、衝撃を受ける
危険性が増大しており、特に上記したラップトツブタイ
プなどのパソコンの場合、移動、運搬の機会か多いこと
から、装置の非動作時に衝撃を受けやすいものとなって
いる。

磁気ディスク装置に衝撃が加わった場合、前述したＣ８
Ｓ方式を採用したものでは、装置の非動作時に磁気ヘッ
ドが磁気ディスク上をバウンドしてこれら両者か互いに
衝突し損傷を受けるか、ノ・ランドしなくても横擦れし
て摺動し損傷するなどの不具合がある。これにより、磁
気ディスク及び磁気ヘッドそれぞれの機能が低下し、信
頼性か低下することとなる。

一方、アンロード方式の場合には、装置の非動作時に磁
気ディスクと磁気ヘッドとか接触していないため、前述
したＣ８Ｓ方式で発生する問題は回避できる。このアン
ロード方式にも幾つかのタイプがあるが、小型の磁気デ
ィスク装置では、装置が動作し磁気ディスクが回転して
いる状態で磁気ヘッドが磁気ディスク上にロードするダ
イナミックロードで、かつ磁気ディスク面に対し傾斜面
を有する部材にガイドされてロードするランプロード方
式が用いられていることは一般に良く知られている。

ところが、このようなアンロード方式は、前述したよう
にＣ８Ｓタイプで発生するような装置の非動作時での衝
撃を回避する対策としては有効であるが、上記ダイナミ
ックロードで行った場合には、回転状態の磁気ディスク
に磁気ヘッドがロードする際に、磁気ヘッドが磁気ディ
スクに衝撃的に接触するという、ダイナミックロードの
失敗が常につきまとう。一般に、このダイナミックロー
ドは、磁気ディスクのデータエリア上で行われるため、
ロード失敗は即座にデータ破壊につながってしまう。ま
た、ダイナミックロードの失敗が希少な確率で発生する
場合、特にアンロード部品の寸法精度及び組立精度に起
因する場合には、製品製造時のテストではこれを発見す
ることができず、このため将来データ破壊に至る危険性
のある装置をチエツクし、選別することが不可能なもの
となる。

そこでこの発明は、磁気ヘッドと磁気ディスクとの衝突
を回避（、てこわら両者の損傷を防１Ｆすることを目的
とし、ている。

し発明の構成コ （課題を解決するための手段） 前述した課題を解決するためにこの発明は、磁気ヘッド
がサスペンションによって所定の押し付け力をもって磁
気ディスクに押し付けられ、磁気ディスクの回転により
発生する空気流により磁気ヘットが磁気ディスクに対し
微少量浮上しつつデータの記録再生を行う磁気ディスク
装置において、前記磁気ディスクの回転が停止している
装置の非動作時に、前記サスペンションを支持して磁気
ヘッドを磁気ディスク面から離間させる弾性変形可能な
支持部材と、この支持部材をサスペンションの支持位置
に保持可能な保持手段と、前記磁気ディスクの回転によ
り発生する空気流を受けて前記保持手段の保持力に抗し
て前記支持部材のサスペンションに対する支持を解除さ
せる受圧部材とを有する構成としである。

（作用） 磁気ディスクの回転が停止している装置の非動作時には
、支持部材がサスペンションを支持し７て磁気ヘッドを
磁気ディスク面から離反させる状態に保持手段が保持す
る。このとき、装置に衝撃が加わり、磁気ヘッドが磁気
ディスク面に向かう方向の力が作用した場合、この衝撃
はサスベンションを介して支持部材が受け、これにより
磁気ヘッドの変位が規制されて磁気ディスクへの衝突が
回避されるとともに、支持部材が弾性変形して衝撃を吸
収する。磁気ディスクが回転を始めると、この回転によ
り発生する空気流が受圧部材に作用し、支持部材は保持
部材の保持力に抗してサスペンションの支持を解除する
方向に移動する。これにより、磁気ヘッドは磁気ディス
クに対し空気流により微少量浮上可能な状態となって記
録再生動作を行う。

（実施例） 以下、この発明の実施例を図面に基づき説明する。

第１図はこの発明の一実施例に係わる磁気ディスク装置
の内部を示す概略的な平面図である。装置基台１には、
図示しないスピンドルモータのモータハブ３に装着され
た磁気ディスク５が矢印Ａ方向に回転可能に設けられて
いる。この磁気ディスク５に対し記録再生動作を行う磁
気ヘッド７は、磁気ヘッド７を磁気ディスク５に対して
所定の押し付け力で押し付けるサスペンション９の先端
側に取り付けられ、サスペンション９の基端側はピボッ
ト軸１１を中心に回動可能なスイングアーム］３の一端
に固定されている。スイングアーム１３の他端側にはコ
イル１５が巻かれている。このコイル１５と、コイル１
５が巻かれた他端側を上下に挟むように、他端側に対し
基台１側と基台１と反対側とに設けられる一対のヨーク
１７と、ヨーク１７のコイル１５に対向する面に取り付
けられる永久磁石１９とて、スイングアーム１３を揺動
させる駆動装置であるボイスコイルモータを構成してい
る。ボイスコイルモータが動作することでスイングアー
ム１３が揺動し、磁気へ・ソド７は磁気ディスク５の半
径方向（矢印Ｂ方向）に移動して磁気ディスク５の所望
のトラック位置に位置決めされる。

磁気ディスク５の側方に位置する基台１には、第２図で
矢印Ｃ方向の回転力を備えたばねなどのトルク発生部材
を内蔵する保持手段としての回転軸２１が設けられてい
る。回転軸２１の側部には、磁気ディスク５の回転方向
とは反対方向に延長されるアーム２３の一端が装着され
ている。回転軸２１はアーム２３が装置の非動作状態を
示す第２図の位置にあるとき回転が規制されるように、
アーム２３が接触する図示しないストッパが基台１に設
けられている。アーム２３の他端の側部には磁気ディス
ク５の面とほぼ平行で、かつ磁気ディスク５の中心側に
向けて延長される支持部材としての緩衝材２５か取り付
けられている。緩衝材２５は、第１図に示すようにアー
ム２３の先端側部から磁気ヘッド７に向かう、回転軸２
１を中心とする円弧状に形成され、第２図に示す状態で
先端側にてサスペンション９を若干持ち上げて磁気ヘッ
ド７を磁気ディスク５から離反させている。アーム２３
の磁気ディスク５側の縁部には、その全長にわたり磁気
ディスク５の回転により発生する空気流を受ける受圧部
材としての羽根部２７が設けられている。前記回転軸２
１によるＣ方向への回転力は、磁気ディスク５の回転に
より発生する空気流を羽根部２７が受けて、緩衝材２５
が第２図の状態から磁気ディスク５の外周縁部の外側ま
で移動できるような値に設定しである。

上記のように構成された磁気ディスク装置において、磁
気ディスク５の回転か停止している装置の非動作時には
、第１図の実線位置及び第２図に示すように緩衝材２５
の先端部によりサスペンション９が持ち上げられ、磁気
ヘッド７は磁気ディスク５から離反した状態で支持され
る。この状態で、例えば磁気ヘッド７が磁気ディスク５
の面に向かう方向の力が作用するよう装置に衝撃あるい
は振動が加わった場合、この衝撃や振動はサスペンショ
ン９を介して緩衝材２５が受け、緩衝材２５は磁気ヘッ
ド７の変位を規制するとともに弾性変形して衝撃を吸収
し、磁気ヘッド７の磁気ディスク５への衝突が回避され
る。この結果、磁気ヘッド７及び磁気ディスク５の損傷
が防止され、磁気ディスク装置としての信頼性が向上す
る。

この状態から磁気ディスク５が回転を始めると、この回
転により発生する空気流が羽根部２７に作用し、緩衝材
２５はアーム２３とともに回転軸２１の回転力に抗して
矢印り方向に回動しサスペンション９に対する支持を解
除する。緩衝材２５の回動は、その先端が磁気ディスク
５の外周縁部より外側となる第１図の２点鎖線位置まで
行われる。

磁気ディスク５の回転により発生する空気流が羽根部２
７に作用して緩衝材２５がサスペンション９から離れる
時期には、磁気ディスク５の回転により発生ずる前記空
気流の動圧が、磁気ヘッド７を磁気ディスク５に対し浮
上させる力に達しており、したかって緩衝材２５がサス
ペンション９の支持を解除しても、磁気ヘッド７が磁気
ディスク５に衝突するようなことはなく、磁気ヘッド７
および磁気ディスク５の損傷が防止される。磁気ディス
ク５が定常回転に達すると、磁気ヘッド７により記録再
生動作が行われるが、このとき緩衝材２５は磁気ディス
ク５の外周縁部より外側に退避した状態となっているの
で、緩衝材２５が記録再生動作を妨げることはない。

この状態から磁気ディスク装置が非動作状態となると、
磁気ディスク５の回転は徐々に低下し、これとともに磁
気ディスク５の回転による空気流の羽根部２７に作用す
る力は弱くなり、回転軸２１における回転力が上回って
緩衝材２５はアーム２３とともに矢印りとは反対方向に
移動してサスペンション９の下に入り込み、磁気ヘッド
７を磁気ディスク５から離反させるよう支持する。緩衝
材２５がサスペンション９の下に入り込む動作は、緩衝
材２５が円弧状に形成されていることから、サスペンシ
ョン９と磁気ディスク５との間の隙間が磁気ヘッド７側
より大きいスイングアーム１３側から磁気ヘッド７側に
向かって移動するようになるので、スムーズであり、磁
気ヘッド７なとに大きな衝撃を与えることはない。

なお、上記実施例では磁気ディスクが１枚のものについ
て説明したが、磁気ディスクか複数枚積層配置されてこ
れら複数の磁気ディスクに対して磁気ヘッドがそれぞれ
設けられた磁気ディスク装置にこの発明を適用し、でも
よい。

［発明の効果コ 以上説明してきたようにこの発明によれば、磁気ディス
クの回転が停止している装置の非動作時には、支持部材
がサスペンションを支持して磁気ヘッドを磁気ディスク
面から離反させる状態に保持手段が保持するので、装置
に衝撃が加わって磁気ヘッドが磁気ディスク面に向かう
方向の力が作用しても、この衝撃はサスペンションを介
して支持部材が受け、支持部材は磁気ヘッドの変位を規
制するとともに弾性変形して衝撃を′吸収し、磁気ヘッ
ドの磁気ディスクへの衝突を回避でき、これら両者の損
傷を防止できる。磁気デイスゲが回転を始めると、この
回転により発生する空気流が受圧部材に作用し、支持部
材は保持部材の保持力に抗してサスペンションの支持を
解除する方向に移動するが、このとき磁気ディスクの回
転による空気流により磁気ヘッドは磁気ディスクに対し
浮上刃が付与されているので、支持部材がサスペンショ
ンの支持を解除しても磁気ヘッドの磁気ディスクへの衝
突は回避でき、この磁気ディスクの回転立上がり時にお
いてもこれら両者の損傷を防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例に係わる磁気ディスク装置
の内部を示す平面図、第２図は第１図の要部を示す拡大
された斜視図である。 ５・・・磁気ディスク ７・・・磁気ヘッド ９・・・サスペンション ２１・・・回転軸（保持手段） ２５・・・緩衝材（支持部材） ２７・・・羽根部（受圧部材）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 磁気ヘッドがサスペンションによって所定の押し付け力
   をもって磁気ディスクに押し付けられ、磁気ディスクの
   回転により発生する空気流により磁気ヘッドが磁気ディ
   スクに対し微少量浮上しつつデータの記録再生を行う磁
   気ディスク装置において、前記磁気ディスクの回転が停
   止している装置の非動作時に、前記サスペンションを支
   持して磁気ヘッドを磁気ディスク面から離間させる弾性
   変形可能な支持部材と、この支持部材をサスペンション
   の支持位置に保持可能な保持手段と、前記磁気ディスク
   の回転により発生する空気流を受けて前記保持手段の保
   持力に抗して前記支持部材のサスペンションに対する支
   持を解除させる受圧部材とを有することを特徴とする磁
   気ディスク装置。