JP2004071053A - ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐衝撃性の高いヘッド支持装置を有し、L/UL動作あるいはCSS動作が確実に行えるディスク装置を提供する。
【解決手段】軸受部を回動中心として磁気記録媒体11の記録面に対して垂直方向に回動可能に設けられた支持アーム6と、支持アーム6の軸受部よりヘッドまでの任意の位置に、支持アーム6が磁気記録媒体11の半径方向に回動あるいは直動することによって支持アーム6が上下動する駆動手段とを有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浮上形のヘッドを有するディスク装置、例えば磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置などのヘッド支持機構を有するディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の携帯用電子機器(PDA、携帯電話など)市場の急速な拡大および装置の小型化により、そのデータストレージ方法の一つであるディスク装置において、より高い可搬性を有すること、すなわち小型化、薄形化、そして高い耐衝撃性が要求されている。この高い耐衝撃性を満足させるために、ディスク装置として従来から様々な方法が提案されてきた。
【0003】
従来の浮上形のヘッドを有するディスク装置の例として、ハードディスク装置などの磁気記録再生装置における従来のディスク装置を図面を用いて説明する。
【0004】
図6に従来の磁気記録再生装置の構成を示す。図6において、ヘッド支持装置108は、比較的剛性の低いサスペンション102、板バネ部103および比較的剛性の高い支持アーム104からなり、サスペンション102の一端の下面には磁気ヘッド(図示せず)を搭載したスライダ101が設けられている。
【0005】
また、磁気記録媒体107はスピンドルモータ109によって回転するように設けられており、磁気記録再生装置の記録再生時には、磁気記録媒体107の回転によってスライダ101に発生する空気流による浮揚力と、スライダ101を磁気記録媒体107側へ付勢するヘッド支持装置108による付勢力との関係により、スライダ101に搭載された磁気ヘッドが磁気記録媒体107より一定の距離だけ浮上している。ヘッド支持装置108は、記録再生時には、支持アーム104に設けられたボイスコイル106の作用によって、軸受部105を中心として回動し、スライダ101に搭載された磁気ヘッドが磁気記録媒体107上の希望するトラックに対して位置決めされて記録再生が行われる。
【0006】
図6に示した磁気記録再生装置は一般にコンタクト・スタート・ストップ方式(以下CSS方式と記す)と呼ばれる磁気記録再生装置であり、磁気記録媒体107の停止時には、磁気ヘッドが磁気記録媒体107上に接触しているが、記録再生時にはスライダ101上に設けられた磁気ヘッドが磁気記録媒体107から浮上していることを特徴としている。このようなCSS方式の場合、磁気記録媒体107は、図6に示すように磁気記録可能な領域Aと、停止時に磁気ヘッドを退避させておく領域Bに分割されている。磁気記録媒体107の回転を停止させる際には、まず磁気ヘッドを浮上させたまま領域Bに移動させ、磁気記録媒体107の回転を低下させていくと、磁気記録媒体107とスライダ101との間の空気流が減少して浮揚力が低下し、ついには磁気ヘッドが磁気記録媒体107と接触してその状態で停止する。
【0007】
このため、CSS方式における磁気記録媒体107では、領域Aの表面よりも領域Bの表面を粗く形成することによって、磁気記録媒体107の回転停止時に磁気ヘッドが磁気記録媒体107に吸着し再起動時に磁気記録媒体107を機械的、磁気的に損傷してしまうという問題の発生を防止していた。
【0008】
また、ヘッドを支持する別方式として、ロード・アンロード方式(以下L/UL方式と記す)がある。図7にL/UL方式の磁気記録再生装置の斜視図を示す。図において、ヘッド支持装置108は図6に示したCSS方式におけるヘッド支持装置108とほぼ類似した構成であるが、磁気記録再生装置の停止時には、ヘッド支持装置108が軸受部105を中心にして回動し、磁気記録媒体107の外側に移動する。この時、磁気記録媒体107の外側には、磁気ヘッド保持部110が設けられており、サスペンション102の先端に設けた突起部111をそのテーパ部上に乗り上げさせることにより、スライダ101および磁気ヘッドと磁気記録媒体107とを離間させて保持している。
【0009】
図8を用いて、これら従来の磁気記録再生装置に用いた従来のヘッド支持装置の構成と作用について説明する。図8は、従来のヘッド支持装置の要部斜視図である。剛性の小さいサスペンション102の一端側下面に設けられたスライダ101に、磁気記録媒体(図示せず)と対向して磁気ヘッド(図示せず)が設けられ、サスペンション102の他端が折り曲げられて板バネ部103として作用し、板バネ部103が支持アーム104に接続されている。CSS方式の場合、磁気記録媒体の回転停止時には、スライダ101は磁気記録媒体と接触しており、この板バネ部103の磁気記録媒体に対する反力によって、スライダ101を磁気記録媒体側へ付勢する構成であった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
磁気記録再生装置のヘッド支持装置においては、スライダに対して、所定の荷重を磁気記録媒体方向へ印加し、さらに磁気記録媒体面の上下動に対してスライダを追従させる必要があるため、ヘッド支持装置は、ある程度の柔軟性を有していることが必要である。ヘッド支持装置に柔軟性を持たせるために、サスペンション構成とし、さらにサスペンションを薄板構造にした場合、ヘッド支持装置を移動して位置決めする際や、ヘッドを退避させるために移動する際には、サスペンションの剛性が小さく共振周波数が低いため、まげやねじれなどの振動モードが発生する不安定現象が発生する。
【0011】
したがって、このようなサスペンション構成でL/UL方式を実現しようとすると次のような課題が発生する。すなわち、剛性の小さいサスペンションの先端にガイド部を設け、そのガイド部を傾斜を設けたランプ部に乗り上げさせる構成としているため、サスペンションの振動によってL/UL動作が不安定になる。また、ガイド部を設ける位置がサスペンションの対称軸上にある必要があり、設計自由度が小さくなる。さらには、L/ULの機構をヘッド支持アームの先端部に設けるために、ディスク装置の小型化が難しいといった課題を有している。
【0012】
一方、CSS方式においては、磁気記録媒体の回転が停止した状態での磁気記録媒体面へのスライダの押し付け力が、サスペンションのバネ定数によって一義的に決定されるため、スライダと磁気記録媒体との吸着現象を防ぐために磁気記録媒体面内で表面粗さを変える必要があるなど、特に小型化した場合の磁気記録媒体面の有効利用という点での課題を有している。
【0013】
本発明は、これらの課題を解決するためになされたもので、耐衝撃性の高いヘッド支持装置を有し、L/UL動作あるいはCSS動作が確実に行えるディスク装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明のディスク装置は、回転自在に支持された記録媒体と、記録媒体に対向する面にスライダに搭載されたヘッドを有し、軸受部を回動中心として記録媒体の記録面に対して垂直方向に回動可能に設けられた支持アームと、支持アームを記録媒体の半径方向に回動あるいは直動させる半径方向駆動手段と、記録媒体を回転させる回転手段と、支持アームの軸受部よりヘッドまでの任意の位置に、支持アームが記録媒体の半径方向に回動あるいは直動することによって支持アームが上下動する駆動手段とを有する構成としている。
【0015】
この構成により、剛性の高い支持アームが軸受部を回動中心として記録媒体の記録面に対して垂直方向に回動が可能となる。そのため、L/UL方式において、剛性の高い支持アームを記録面に対して垂直方向に移動させることが可能となり、L/UL動作が安定して行え、さらにディスク装置として設計自由度が高く、より小型化の可能なディスク装置を提供することができる。さらに、L/UL動作を行う駆動手段をディスク面と干渉しない位置に配置が可能となるため、支持アームと駆動手段との接触による異物発生の影響が及ばず、信頼性の高いディスク装置とすることができる。
【0016】
また、本発明のディスク装置は、軸受部近傍に、支持アームに記録媒体と接近する方向の荷重付与手段を設けた構成としている。この構成により、荷重付与手段によってスライダへの付勢力を任意に設定することができるとともに、剛体を有する部分と弾性を有する部分とをそれぞれ独立して設けることができる。そのため、より剛性の高いヘッド支持アームが可能となり、耐衝撃性と共振周波数が高く、応答特性に優れ、高速アクセスが可能なヘッド支持機構を有するディスク装置とすることが可能となる。
【0017】
また、本発明のディスク装置は、ディスクの回転停止時にスライダをディスク面から離間させて退避させる駆動手段を有する構成としているため、L/UL方式のヘッド支持が確実、安定に実現できる。
【0018】
また、本発明のディスク装置は、ディスクの回転停止時にスライダをディスク面に接触させて退避させる駆動手段を有し、スライダがディスク面に接触する接触圧を除去する構成としている。この構成により、CSS方式のヘッド支持においても、ディスク面の表面処理を行うことなく吸着現象などを防止することができる。
【0019】
また、本発明のディスク装置は、軸受部には、支持アームと接するように、一対の頂部を有するピボット軸受を設け、ピボット軸受の頂部と支持アームとが当接する点が支持アームの重心となるように構成している。この構成により、ディスク装置に衝撃が印加された場合でも、スライダがディスクに衝突しにくく、耐衝撃性に優れたディスク装置が実現できる。
【0020】
また、本発明のディスク装置は、支持アームを上下動させる駆動手段をディスクと干渉しない位置に設けているため、支持アームと駆動手段との接触によって発生する異物がディスク面上に落下することがないため、信頼性の高いディスク装置とすることが可能となる。
【0021】
また、本発明のディスク装置は、支持アームの対称軸からずれた支持アームの位置を上下動させて、支持アーム全体を上下動させることが可能なため、構成要素を配置する自由度が増し、ディスク装置の小型化などを実現できる。
【0022】
また、本発明のディスク装置は、支持アームを記録媒体の半径方向に回動あるいは直動させる回動手段の回動中心を通る線と軸受部の一対のピボット軸受を結ぶ線とが略一致する構成としている。そのため、回動手段のボイスコイルなどを含めたヘッド支持装置が、外部からの衝撃などに対しても振動を発生しにくい構成となる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0024】
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態におけるディスク装置の斜視図である。
【0025】
図1は、L/UL方式において、支持アームがランプ部に保持された状態、いわゆる磁気ヘッドがアンロードされた状態を示している。
【0026】
ディスク装置1は、筐体2とディスク部3とヘッドアクチュエータ部4とランプ部5とにより構成されている。
【0027】
ヘッドアクチュエータ部4は、支持アーム6、第1の軸受部7および第2の軸受部8と、コイル9およびヨーク(図示せず)などで構成されるVCM(Voice Coil Moter)とで構成される。支持アーム6の先端部には記録再生を行うヘッド素子(図示せず)を搭載したスライダ10が、ヘッド素子をディスク部3の磁気記録媒体11面に対向するように取り付けられている。支持アーム6は、第1の軸受部7により磁気記録媒体11の半径方向に回動するとともに、第2の軸受部8により磁気記録媒体11の表面に対して、いわゆる「あおり」動作となる垂直方向の回動ができるように構成されている。
【0028】
ディスク部3は磁気記録媒体11とその回転手段であるスピンドルモータ12によって構成されている。
【0029】
ディスク装置1の記録時または再生時、つまり磁気ヘッドがロードされた状態においては、磁気記録媒体11の回転により発生する空気流による浮揚力と、スライダ10を磁気記録媒体11側へ付勢する支持アーム6に設けたヘッド支持機構の付勢力との関係により、スライダ10に搭載された磁気ヘッドは、磁気記録媒体11に対して一定の浮上量を得ている。
【0030】
図1の実施の形態では、耐衝撃性の向上と大記憶容量化のために、磁気記録媒体11の停止時には支持アーム6をランプ部5上に乗り上げるようにして磁気ヘッドを磁気記録媒体11面上から退避させるL/UL方式で示している。本実施の形態では、ランプ部5は、支持アーム6の第1の軸受部7と磁気ヘッドまでの間の支持アーム6を上下動させる駆動手段であり、図1においてはヘッドアクチュエータ部4の第1の軸受部7の近傍に設け、磁気記録媒体11の記録面と干渉しない領域に設けられている。また、ランプ部5は、支持アーム6が第1の軸受部7を中心として回動するにつれて、支持アーム6が上下動するようにテーパ部13が設けられている。
【0031】
これにより、スライダ10が磁気記録媒体11面へ吸着する現象や、衝撃でスライダ10や磁気記録媒体11が損傷するのを防止している。また、筐体2は、これらの構成要素を所定の関係に保持するとともに、筐体2とほぼ同一形状の蓋体(図示せず)とにより密閉して微小な塵埃や空気流変化による影響を防止している。
【0032】
図2、図3にヘッドアクチュエータ部4の構成を示す。図2はヘッドアクチュエータ部の構成を示す分解斜視図であり、図3はその一部断面図である。図2に示すように、ヘッドアクチュエータ部4は、ほぼ環状の板バネ部14と半円環形状のバネ固定部材15とが接続され、板バネ部14が支持アーム6に接続されて構成されている。支持アーム6は、ボイスコイルモータによって磁気記録媒体11の半径方向に回動可能となるように、ボイスコイル9を取り付けたコイルホルダ16に接続されている。これらの部材が第2の軸受部8であるピボット軸受17とともに、第1の軸受部7とナット23によって挟持される構成となっている。また、図3に示すように、下面に磁気ヘッド(図示せず)を設けたスライダ10が支持アーム6の一端側下面にジンバル部18を介しディンプル19によって位置決めされて搭載され、他端側は図示するように板バネ部14の一端側部分と止着されており、板バネ部14の他端側部分はバネ固定部材15を介してピボット軸受17と止着されている。
【0033】
これによって、支持アーム6はピボット軸受17に板バネ部14を介して弾性的に保持された状態となる。また、ピボット軸受17には一対の頂部17aおよび17bが設けられており、その頂部が支持アーム6に対し、それぞれ図2におけるPa、Pb点において当接し、板バネ部14の弾性力によって支持アーム6の一端側が磁気記録媒体11方向へ付勢され、このとき、当接点PaおよびPbには圧縮応力が発生する。磁気記録媒体11が無い場合は、板バネ部14が変形して、支持アーム6は図3における点線で示した位置になるように構成されている。
【0034】
なお、ピボット軸受17の各頂部17aおよび17bは、支持アーム6が磁気記録媒体11の半径方向に回動する際の回動中心軸方向および支持アーム6の長手方向に対して垂直で、その回動中心軸を通る線上において支持アーム6と当接するように設けられている。
【0035】
磁気記録再生装置の動作時、つまり磁気記録媒体11に対してスライダ10が浮上している際のスライダ10へのロード荷重は、ピボット軸受17の各頂部17aおよび17bによる支持アーム6に対する磁気記録媒体11方向への圧縮応力によって生じることになる。
【0036】
ヘッド支持装置をこのような構成とすることにより、支持アーム6のピボット軸受17に支持された領域からスライダ10が形成される領域にいたるまでの全領域において、剛性の高い材料によってヘッド支持装置を形成することができる。
【0037】
したがって、スライダ10を退避させるアンロード状態において、ランプ部5を支持アーム6の第1の軸受部7とヘッドまでの間に設け、支持アーム6自身を上下動させることによってアンロード動作が可能となる。したがって、剛性の高い支持アーム6をランプ部5によって上下動させるため、振動現象などが発生せず、アンロード動作を確実に安定して行える。また、ランプ部5を設ける位置が任意に設定できるため、ディスク装置の設計自由度が増大し、図1に示すように、ランプ部5を支持アーム6の第1の軸受部7の近傍に設けるなどの装置の小型化が可能となる。さらに、図1の場合、ランプ部5をディスク部3と干渉しない領域に設置することが可能となり、支持アーム6がランプ部5に乗り上げる際に発生する異物が磁気記録媒体11の表面に落下することがないので、信頼性の高い記録再生動作を行うことが可能となる。
【0038】
さらに、本実施の形態では、剛性の高い支持アーム6をランプ部5に乗り上げさせ、ランプ部5に設けたテーパ部13を利用してスライダ10を所定距離だけ上下動させる構成としている。そのため、必ずしも支持アーム6の対称軸でない部分のどの部分でもランプ部5に乗り上げさせることが可能となり、ランプ部5の配置、形状に対する設計自由度が増すため、小型化などが容易になる。
【0039】
また、ヘッド支持装置を使用する際の構成によって、板バネ部14によって保持された部分の重心位置、ボイスコイル9とコイルホルダ16とを装着した状態での支持アーム6の重心位置を、支持アーム6とピボット軸受17の頂部17aおよび17bとが当接する点PaおよびPbを結ぶ線上の中点Pと実質的に同じ位置となるようにヘッド支持装置を設計することにより、外部からの衝撃などに対して、振動の少ない、安定したヘッド支持装置を提供することが可能となる。この場合、最も耐衝撃性の大きいヘッド支持装置を提供することができ、多少のずれは実用上問題ない。
【0040】
(第2の実施の形態)
図4はL/UL方式における第2の実施の形態のディスク装置を示す斜視図である。
【0041】
図4は、図1と基本構成は同様であるが、支持アーム6を退避させるランプ部20を支持アーム6のスライダ10近傍に設置している。さらにこの時、ランプ部20は、ディスク部3の磁気記録媒体11に干渉して設けられている。
【0042】
本実施の形態によれば、支持アーム6のスライダ10近傍でスライダ10を退避させる構成とすることが可能なため、より確実なアンロード動作を実現することが可能となる。
【0043】
(第3の実施の形態)
図5はCSS方式における本発明の第3の実施の形態のディスク装置を示す斜視図である。
【0044】
CSS方式では、磁気記録媒体の回転停止時に磁気ヘッドが磁気記録媒体に吸着するのを防止するため、ディスク部の磁気記録媒体上のヘッドが退避する所定領域の表面粗さを粗くし、記録領域と異ならせていた。そのため、磁気記録媒体の記録容量を向上させることが不可能であるとともに、ディスク加工の効率が低下していた。
【0045】
本実施の形態は、CSS方式におけるこれらの課題解決を図るものである。すなわち、磁気記録媒体の回転停止時に、支持アームを持ち上げて保持する構成としている。図5に示す構成要素は、図1および図2、図3と同様であり、同一構成要素には同一符号を付している。
【0046】
図5は、CSS方式において、ヘッドが磁気記録媒体11上にある状態を示している。CSS方式においてディスクである磁気記録媒体11の回転を停止させる場合、支持アーム6のスライダ10がディスクの内周部に設けられた退避領域21に移動するように、支持アーム6が回転する。従来のCSS方式ではディスクの回転数が低下することによって、ディスク面とスライダとの間に発生する空気流による浮揚力が減少し、ディスク面とスライダが接触して停止することになる。本実施の形態では、ディスクの回転停止時に、支持アーム6を保持部22により上方に持ち上げ、磁気記録媒体11面とスライダ10との接触圧を低減している。保持部22によって、第1の軸受部7近傍の支持アーム6の端部をわずかに持ち上げる構成としている。すなわち、磁気記録媒体11の回転が停止した状態で、スライダ10と磁気記録媒体11との接触圧がゼロ以下になるように、保持部22の配置と形状を調整することが可能である。
【0047】
このように構成することにより、磁気記録媒体11面とスライダ10との吸着現象を防止することが可能になるとともに、磁気記録媒体11面に記録領域と異なる表面粗さの退避領域21をわざわざ設ける必要がなくなる。したがって、磁気記録媒体の加工性を向上させることが可能になるとともに、記録面領域の拡大による記録容量の増加が可能となる。
【0048】
また、本発明の実施の形態においては、それぞれのランプ部および保持部が磁気記録媒体の外側に設けられた例を示したが、それらが磁気記録媒体の内周部に設けられても同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0049】
なお、本実施の形態では、支持アームをボイスコイルモータによって磁気記録媒体の半径方向に回動する例について説明しているが、直動方式によって支持アームを磁気記録媒体の半径方向に移動させる場合についても同様の効果があることは言うまでもない。
【0050】
なお、本発明の実施の形態においては、磁気ヘッドを用いたディスク装置について説明したが、本発明のディスク装置は、非接触型のディスク装置、例えば光ディスク装置や光磁気ディスク装置などのディスク装置として用いた場合も同様の効果を有する。
【0051】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、ディスク装置として支持アーム自身を上下動させることによって、L/UL方式、CSS方式どちらの動作に対しても、安全、確実で、信頼性が高く、小型化に最適なディスク装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるディスク装置の斜視図
【図2】本発明の実施の形態におけるヘッドアクチュエータ部の構成を示す分解斜視図
【図3】本発明の実施の形態におけるヘッドアクチュエータ部の構成を示す一部断面図
【図4】本発明の第2の実施の形態におけるディスク装置の斜視図
【図5】本発明の第3の実施の形態におけるディスク装置の斜視図
【図6】従来のCSS方式の磁気記録再生装置の構成を示す平面図
【図7】従来のL/UL方式の磁気記録再生装置の構成を示す斜視図
【図8】従来のヘッド支持装置における磁気ヘッドの設けられた部分の要部斜視図
【符号の説明】
1 ディスク装置
2 筐体
3 ディスク部
4 ヘッドアクチュエータ部
5,20 ランプ部
6 支持アーム
7 第1の軸受部
8 第2の軸受部
9 コイル(ボイスコイル)
10 スライダ
11 磁気記録媒体
12 スピンドルモータ
13 テーパ部
14 板バネ部
15 バネ固定部材
16 コイルホルダ
17 ピボット軸受
17a,17b 頂部
18 ジンバル部
19 ディンプル
21 退避領域
22 保持部
23 ナット

Claims (9)

  1. 回転自在に支持された記録媒体と、
    前記記録媒体に対向する面に、スライダに搭載されたヘッドを有し、軸受部を回動中心として、前記記録媒体の記録面に対して垂直方向に回動可能に設けられた支持アームと、
    前記支持アームを前記記録媒体の半径方向に回動あるいは直動させる半径方向駆動手段と、
    前記記録媒体を回転させる回転手段と、
    前記支持アームが前記記録媒体の半径方向に回動あるいは直動することによって、前記軸受部より前記ヘッドまでの間の前記支持アームを上下動させる駆動手段と
    を有するディスク装置。
  2. 前記軸受部近傍に、前記支持アームに前記記録媒体と接近する方向の荷重を付与する荷重付与手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載のディスク装置。
  3. 前記駆動手段は、前記ディスクの回転停止時に前記スライダを前記ディスク面から離間させて退避させる手段であることを特徴とする請求項1または2に記載のディスク装置。
  4. 前記駆動手段は、前記ディスクの回転停止時に前記スライダを前記ディスク面に接触させて退避させる手段であることを特徴とする請求項1または2に記載のディスク装置。
  5. 前記スライダが前記ディスク面に接触する接触圧を除去することを特徴とする請求項4に記載のディスク装置。
  6. 前記軸受部には、前記支持アームと接する一対の頂部を有するピボット軸受が設けられ、前記ピボット軸受の頂部と前記支持アームとが当接する点が前記支持アームの重心であることを特徴とする請求項1に記載のディスク装置。
  7. 前記駆動手段が、前記ディスクと干渉しない位置に設けられていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のディスク装置。
  8. 前記支持アームの中心軸からずれた前記支持アームの所定位置を上下動させる駆動手段であることを特徴とする請求項1に記載のディスク装置。
  9. 前記支持アームを前記記録媒体の半径方向に回動あるいは直動する回動手段の回動中心を通る線と前記軸受部の一対の前記ピボット軸受を結ぶ線とが略一致することを特徴とする請求項6に記載のディスク装置。
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