JPH08170099A - 油脂汚れ用洗浄方法及び洗浄剤 - Google Patents
油脂汚れ用洗浄方法及び洗浄剤Info
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- JPH08170099A JPH08170099A JP34070694A JP34070694A JPH08170099A JP H08170099 A JPH08170099 A JP H08170099A JP 34070694 A JP34070694 A JP 34070694A JP 34070694 A JP34070694 A JP 34070694A JP H08170099 A JPH08170099 A JP H08170099A
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- detergent
- cleaning
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 親水性溶剤、塩基性化合物及び増粘剤を必須
成分として含み、且つその粘度が25℃において50〜
5000mPasに制御された洗浄剤をフォームタイプ
のスプレーヤーを用いて洗浄面に吹き付けることを特徴
とする油脂汚れ用洗浄方法。 【効果】 本発明の洗浄剤組成物は、スプレーヤーを用
いて吹き付けることにより、立面等に洗浄液が垂れ落ち
ることなく、汚れに充分付着し浸透性と優れた洗浄力を
有している。
成分として含み、且つその粘度が25℃において50〜
5000mPasに制御された洗浄剤をフォームタイプ
のスプレーヤーを用いて洗浄面に吹き付けることを特徴
とする油脂汚れ用洗浄方法。 【効果】 本発明の洗浄剤組成物は、スプレーヤーを用
いて吹き付けることにより、立面等に洗浄液が垂れ落ち
ることなく、汚れに充分付着し浸透性と優れた洗浄力を
有している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】台所や厨房、惣菜加工室等におけ
る油汚れ、特に熱で焼き付いた油汚れや、オフィスビ
ル、デパート、スーパーマーケット等の特に壁や階段の
立ち上がり箇所、部屋の巾木部分などの立面箇所に見ら
れる汚れの洗浄に利用される。
る油汚れ、特に熱で焼き付いた油汚れや、オフィスビ
ル、デパート、スーパーマーケット等の特に壁や階段の
立ち上がり箇所、部屋の巾木部分などの立面箇所に見ら
れる汚れの洗浄に利用される。
【0002】
【従来の技術】厨房室の調理器具(なべ、フライパン)
や調理機器(オーブン、レンジ、フライヤーなどの外壁
ボディー)及び設備(調理台、グリスフィルダー)など
に付着する堆積した油脂汚れや熱で酸化、皮膜化した汚
れ、またオフィスビル、デパート、スーパーマーケット
等の特に壁や階段の立ち上がり箇所、部屋の巾木部分に
見られる汚れに対しては、厨房用洗浄剤や床用洗浄剤な
どを用いてスプレーヤー対象面に吹き付けてからナイロ
ンタワシやウエスなどでこすり洗いを行うが、従来まで
の同用途の洗浄剤の多くは、洗浄液の特性として粘性が
ないためにスプレーヤーで吹き付けても、このような立
面(垂直面)や湾曲面など複雑な面を構成している洗浄
対象箇所ては、洗浄液はすぐに垂れ落ちて対象面は乾燥
してしまい、充分な洗浄力が発揮できなかった。同時
に、これらの洗浄剤はアルカリ洗剤であり、それを汎用
のスプレーヤーで吹き付けるため、霧状になった洗浄剤
が周囲に飛散し、作業者がそれを吸い込み、むせたりし
て安全衛生上好ましくなかった。一部の洗浄剤には、立
面等への付着性を向上させるために、フォームタイプス
プレーヤー(泡状仕様散布器)で対応しているが、これ
も充分でなく一旦泡状で立面に付着した洗浄剤も徐々に
垂れ落ちてしまい、満足のゆく洗浄効果を発揮するには
至っていない。
や調理機器(オーブン、レンジ、フライヤーなどの外壁
ボディー)及び設備(調理台、グリスフィルダー)など
に付着する堆積した油脂汚れや熱で酸化、皮膜化した汚
れ、またオフィスビル、デパート、スーパーマーケット
等の特に壁や階段の立ち上がり箇所、部屋の巾木部分に
見られる汚れに対しては、厨房用洗浄剤や床用洗浄剤な
どを用いてスプレーヤー対象面に吹き付けてからナイロ
ンタワシやウエスなどでこすり洗いを行うが、従来まで
の同用途の洗浄剤の多くは、洗浄液の特性として粘性が
ないためにスプレーヤーで吹き付けても、このような立
面(垂直面)や湾曲面など複雑な面を構成している洗浄
対象箇所ては、洗浄液はすぐに垂れ落ちて対象面は乾燥
してしまい、充分な洗浄力が発揮できなかった。同時
に、これらの洗浄剤はアルカリ洗剤であり、それを汎用
のスプレーヤーで吹き付けるため、霧状になった洗浄剤
が周囲に飛散し、作業者がそれを吸い込み、むせたりし
て安全衛生上好ましくなかった。一部の洗浄剤には、立
面等への付着性を向上させるために、フォームタイプス
プレーヤー(泡状仕様散布器)で対応しているが、これ
も充分でなく一旦泡状で立面に付着した洗浄剤も徐々に
垂れ落ちてしまい、満足のゆく洗浄効果を発揮するには
至っていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような立面箇所の
洗浄においては、従来の洗浄剤では低粘性のため、すぐ
に垂れ落ちて洗浄面が乾燥し充分な洗浄効果が発揮でき
なかったり、霧状になった洗浄剤による刺激臭の問題が
あったり、また泡状で吹き付けても汚れた立面への付着
性は充分ではなかった。
洗浄においては、従来の洗浄剤では低粘性のため、すぐ
に垂れ落ちて洗浄面が乾燥し充分な洗浄効果が発揮でき
なかったり、霧状になった洗浄剤による刺激臭の問題が
あったり、また泡状で吹き付けても汚れた立面への付着
性は充分ではなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、これらの状
況を考慮し立面等の洗浄対象面においても洗浄液が付着
し充分な洗浄力を発揮できるような洗浄剤とその洗浄方
法を得るべく鋭意研究した結果、特定の粘度範囲を有す
る洗浄剤組成物を用いることで、好適にスプレーでき、
汚れた壁面等に付着した後も垂れること無く留まり、汚
れに作用して効果的にこれを除去できることを見出し本
発明に至った。即ち本発明は、(A)親水性溶剤、
(B)塩基性化合物、及び(C)増粘剤を必須成分とし
て含み、且つその粘度が50〜5000mPasに制御
された洗浄剤をフォームタイプのスプレーヤーを用いて
洗浄面に吹き付けることを特徴とする油脂汚れ用洗浄方
法であり、さらには(A)親水性溶剤1.0〜30.0
重量%、(B)塩基性化合物1.0〜20.0重量%、
及び(C)増粘剤0.5〜10.0重量%を必須成分と
して含み、且つ粘度が50〜5000mPasである洗
浄剤でもある。本発明で使用される(A)親水性溶剤
は、水への溶解度が25℃において1%以上で、常圧で
の沸点が100℃以上り高沸点アルコールや、多価アル
コールのアルキルエーテル及びエチレンオキサイド付加
物が好ましく、具体的な例示としては3−メチル3−メ
トキシブタノール、エチレングリコールブチルエーテ
ル、ジエチレングリコールブチルエーテル、プロピレン
グリコールブチルエーテル、ベンジルアルコール、ベン
ジルアルコール・エチレンオキサイド1モル付加物、フ
ェニルエーテル・エチレシオキサイド1〜3モル付加物
などがあげられる。また(B)塩基性化合物は、塩基性
無機化合物及びアミン化合物で、アルカリ金属水酸化
物、メタ珪酸、オルソ珪酸、セスキ珪酸、炭酸等のアル
カリ金属塩、モノアルカノールアミンなどがあげられる
が、より具体的な例としては水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、モノエタノールアミシ、メタ珪酸ナトリウ
ム、メタ珪酸カリウム、オルソ珪酸ナトリウム、オルソ
珪酸カリウム、セスキ珪酸ナトリウム、セスキ珪酸カリ
ウム等があげられる。さらに(C)増粘剤としては特に
限定されず、有機系増粘剤や無機系増粘剤が使用できる
が、有機系増粘剤よりも無機系増粘剤が好ましく安定し
た増粘効果が得られる。また、特に無機系増粘剤は濃褐
色系のものが多く、そのため組成物の外観が暗くなり外
観上好ましくなしので、酸化チタンなどを加え色調を淡
色に整えても良い。具体的には、ビーガムやベントナイ
ト、セピオライト、ラポナイト及びアエロジルなどに代
表される無機増粘剤があげられるが、より好ましくはベ
ントナイト系のアルミニウム・マグネシウム・シリケー
トである。
況を考慮し立面等の洗浄対象面においても洗浄液が付着
し充分な洗浄力を発揮できるような洗浄剤とその洗浄方
法を得るべく鋭意研究した結果、特定の粘度範囲を有す
る洗浄剤組成物を用いることで、好適にスプレーでき、
汚れた壁面等に付着した後も垂れること無く留まり、汚
れに作用して効果的にこれを除去できることを見出し本
発明に至った。即ち本発明は、(A)親水性溶剤、
(B)塩基性化合物、及び(C)増粘剤を必須成分とし
て含み、且つその粘度が50〜5000mPasに制御
された洗浄剤をフォームタイプのスプレーヤーを用いて
洗浄面に吹き付けることを特徴とする油脂汚れ用洗浄方
法であり、さらには(A)親水性溶剤1.0〜30.0
重量%、(B)塩基性化合物1.0〜20.0重量%、
及び(C)増粘剤0.5〜10.0重量%を必須成分と
して含み、且つ粘度が50〜5000mPasである洗
浄剤でもある。本発明で使用される(A)親水性溶剤
は、水への溶解度が25℃において1%以上で、常圧で
の沸点が100℃以上り高沸点アルコールや、多価アル
コールのアルキルエーテル及びエチレンオキサイド付加
物が好ましく、具体的な例示としては3−メチル3−メ
トキシブタノール、エチレングリコールブチルエーテ
ル、ジエチレングリコールブチルエーテル、プロピレン
グリコールブチルエーテル、ベンジルアルコール、ベン
ジルアルコール・エチレンオキサイド1モル付加物、フ
ェニルエーテル・エチレシオキサイド1〜3モル付加物
などがあげられる。また(B)塩基性化合物は、塩基性
無機化合物及びアミン化合物で、アルカリ金属水酸化
物、メタ珪酸、オルソ珪酸、セスキ珪酸、炭酸等のアル
カリ金属塩、モノアルカノールアミンなどがあげられる
が、より具体的な例としては水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、モノエタノールアミシ、メタ珪酸ナトリウ
ム、メタ珪酸カリウム、オルソ珪酸ナトリウム、オルソ
珪酸カリウム、セスキ珪酸ナトリウム、セスキ珪酸カリ
ウム等があげられる。さらに(C)増粘剤としては特に
限定されず、有機系増粘剤や無機系増粘剤が使用できる
が、有機系増粘剤よりも無機系増粘剤が好ましく安定し
た増粘効果が得られる。また、特に無機系増粘剤は濃褐
色系のものが多く、そのため組成物の外観が暗くなり外
観上好ましくなしので、酸化チタンなどを加え色調を淡
色に整えても良い。具体的には、ビーガムやベントナイ
ト、セピオライト、ラポナイト及びアエロジルなどに代
表される無機増粘剤があげられるが、より好ましくはベ
ントナイト系のアルミニウム・マグネシウム・シリケー
トである。
【0005】以上の(A)親水性溶剤、(B)塩基性化
合物、及び(C)増粘剤を加えた水溶液に、増粘剤の効
果をより高める為に、増粘補助剤を併用してもよい。増
粘補助剤としてはエチレンオキサイド付加量20〜40
モルのポリオキシエチレンアルキルエーテルや、エチレ
ンオキサイド付加量20〜40モルのポリオキンエチレ
シアルキルフェニルエーテルなどのエチレンオキサイド
の付加モル数の高い非イオン系界面活性剤があり、洗浄
対象面によってはベンゾトリアゾル等の防錆剤を必要に
応じて加えることができる。以上の組成物により洗浄剤
が垂れ落ちず、汚れに対して素早い浸透力を発揮し、且
つ優れた洗浄力を確保しつつ、洗浄後のすすぎ性を良好
に保持できる洗浄剤を得るには洗浄剤の粘度が50〜5
000mPas、好ましくは100〜1000mPas
の範囲に制御されたものが使用される(尚、粘度はB型
粘度計を用い、洗浄剤の液温度を25℃に調整して測定
したものである)。粘度が50mPas以下では立面で
の付着性が低下し、洗浄面に使用された洗浄剤は徐々に
垂れ落ち、満足のゆく洗浄効果を得ることができない。
また5000mPas以上では付着性は向上するが、汚
れへの浸透力が低下し速効性が損なわれ、さらに高粘性
になることにより洗浄後のすすぎ性も低下してしまう。
一般的に、洗浄剤の粘度を50〜5000mPasの
範囲に制御するには、(A)親水性溶剤1.0〜30.
0重量%、好ましくは10.0〜20.0重量%、
(B)塩基性化合物1.0〜20.0重量%、好ましく
は5.0〜5.0重量%、(C)増粘剤0.5〜10.
0重量%、好ましくは0.5〜5.0重量%が用いられ
るが、要は洗浄剤の使用粘度が上記の範囲内であれば、
本願の効果、立面での付着性に優れた洗浄剤を有するも
のを得ることができる。
合物、及び(C)増粘剤を加えた水溶液に、増粘剤の効
果をより高める為に、増粘補助剤を併用してもよい。増
粘補助剤としてはエチレンオキサイド付加量20〜40
モルのポリオキシエチレンアルキルエーテルや、エチレ
ンオキサイド付加量20〜40モルのポリオキンエチレ
シアルキルフェニルエーテルなどのエチレンオキサイド
の付加モル数の高い非イオン系界面活性剤があり、洗浄
対象面によってはベンゾトリアゾル等の防錆剤を必要に
応じて加えることができる。以上の組成物により洗浄剤
が垂れ落ちず、汚れに対して素早い浸透力を発揮し、且
つ優れた洗浄力を確保しつつ、洗浄後のすすぎ性を良好
に保持できる洗浄剤を得るには洗浄剤の粘度が50〜5
000mPas、好ましくは100〜1000mPas
の範囲に制御されたものが使用される(尚、粘度はB型
粘度計を用い、洗浄剤の液温度を25℃に調整して測定
したものである)。粘度が50mPas以下では立面で
の付着性が低下し、洗浄面に使用された洗浄剤は徐々に
垂れ落ち、満足のゆく洗浄効果を得ることができない。
また5000mPas以上では付着性は向上するが、汚
れへの浸透力が低下し速効性が損なわれ、さらに高粘性
になることにより洗浄後のすすぎ性も低下してしまう。
一般的に、洗浄剤の粘度を50〜5000mPasの
範囲に制御するには、(A)親水性溶剤1.0〜30.
0重量%、好ましくは10.0〜20.0重量%、
(B)塩基性化合物1.0〜20.0重量%、好ましく
は5.0〜5.0重量%、(C)増粘剤0.5〜10.
0重量%、好ましくは0.5〜5.0重量%が用いられ
るが、要は洗浄剤の使用粘度が上記の範囲内であれば、
本願の効果、立面での付着性に優れた洗浄剤を有するも
のを得ることができる。
【0006】以上の洗浄剤は、従来の汎用のスプレーヤ
ーが使用できるが、霧状に噴射されるスプレーヤーで
は、洗浄剤のミストが周囲に飛散してしまい作業者が吸
引し強い刺激を与えるので、泡状に噴射されるフォーム
タイプのスプレーヤーり使用が好ましい。このフォーム
タイプのスプレーヤーとしては、一例として公開実用新
案公報、平1−110863に記載の液流パターン切換
機構を有するスプレーヤーがあげられる。
ーが使用できるが、霧状に噴射されるスプレーヤーで
は、洗浄剤のミストが周囲に飛散してしまい作業者が吸
引し強い刺激を与えるので、泡状に噴射されるフォーム
タイプのスプレーヤーり使用が好ましい。このフォーム
タイプのスプレーヤーとしては、一例として公開実用新
案公報、平1−110863に記載の液流パターン切換
機構を有するスプレーヤーがあげられる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明をする。本
発明はこれら実施例に限定されるものではない。 実施例1〜7及び比較例1〜2 (A)親水性溶剤として、ジエチレングリコールブチル
エーテル、フェニルエーテル・エチレンオキサイド3モ
ル付加物、(B)塩基性化合物として、水酸化ナトリウ
ム、モノエタノールアミン、メタ珪酸ナトリウム・5水
塩、(C)増粘剤としてアルミニウム・マグネシウム・
シリケート、セピオライト、増粘補助剤としてポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、その他の成分として酸性
チタン、ベンゾトリアゾルをそれぞれ処方に示す量を用
いて各洗浄剤を調整した。各洗浄剤は、以下に示す試験
方法に基づき、それぞれの洗浄力、洗浄剤の粘度、人体
への影響について試験し、結果を表1に示した。
発明はこれら実施例に限定されるものではない。 実施例1〜7及び比較例1〜2 (A)親水性溶剤として、ジエチレングリコールブチル
エーテル、フェニルエーテル・エチレンオキサイド3モ
ル付加物、(B)塩基性化合物として、水酸化ナトリウ
ム、モノエタノールアミン、メタ珪酸ナトリウム・5水
塩、(C)増粘剤としてアルミニウム・マグネシウム・
シリケート、セピオライト、増粘補助剤としてポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、その他の成分として酸性
チタン、ベンゾトリアゾルをそれぞれ処方に示す量を用
いて各洗浄剤を調整した。各洗浄剤は、以下に示す試験
方法に基づき、それぞれの洗浄力、洗浄剤の粘度、人体
への影響について試験し、結果を表1に示した。
【0008】
【0009】2.試験方法 (1)洗浄力 鋼板(390×390mm)に植物油を塗布(塗布量:
17g/m2の割合)後、オーブンに入れ植物油を焼き
付け人工汚れを調整した。(焼き付け条件:180℃で
2時間処理後、さらに200℃で30分焼き付けた)こ
のサンプル板を垂直に設置後、スプレーセーで各洗浄剤
を2回吹き付けてから30秒間放置し、ウレタン製スポ
ンジでこすり洗いを行い、水を含ませたウエスで拭き上
げた。洗浄力の評価は、洗浄後の対象面の洗浄度合いを
目視により5段階評価で行った。 5点…焼き付き皮膜化した植物油は完全に除去された。 4点…かなり除去されたが一部の植物油皮膜が残留し
た。 3点…50%程度の皮膜が残留した。 2点…僅かの皮膜しか除去できなかった。 1点…ほとんど皮膜は除去されなかった。 (2)洗浄剤の粘度 洗浄剤の粘度はB型粘度計で温度25℃で測定した。 (3)人体への影響 人体への影響は、各洗浄剤をスプレーヤーで洗浄対象面
に吹き付けた際、洗浄剤のミストが飛散し刺激を与える
か否かを“むせ”の程度でもって評価した。なお、実施
例1〜6、比較例1では洗浄剤が泡状に噴射されるフォ
ーム式のスプレーヤーを使用し、実施例7及び比較例2
はミスト(霧状)式スプレーヤーを使用した。
17g/m2の割合)後、オーブンに入れ植物油を焼き
付け人工汚れを調整した。(焼き付け条件:180℃で
2時間処理後、さらに200℃で30分焼き付けた)こ
のサンプル板を垂直に設置後、スプレーセーで各洗浄剤
を2回吹き付けてから30秒間放置し、ウレタン製スポ
ンジでこすり洗いを行い、水を含ませたウエスで拭き上
げた。洗浄力の評価は、洗浄後の対象面の洗浄度合いを
目視により5段階評価で行った。 5点…焼き付き皮膜化した植物油は完全に除去された。 4点…かなり除去されたが一部の植物油皮膜が残留し
た。 3点…50%程度の皮膜が残留した。 2点…僅かの皮膜しか除去できなかった。 1点…ほとんど皮膜は除去されなかった。 (2)洗浄剤の粘度 洗浄剤の粘度はB型粘度計で温度25℃で測定した。 (3)人体への影響 人体への影響は、各洗浄剤をスプレーヤーで洗浄対象面
に吹き付けた際、洗浄剤のミストが飛散し刺激を与える
か否かを“むせ”の程度でもって評価した。なお、実施
例1〜6、比較例1では洗浄剤が泡状に噴射されるフォ
ーム式のスプレーヤーを使用し、実施例7及び比較例2
はミスト(霧状)式スプレーヤーを使用した。
【0010】
【0011】
【発明の効果】本発明の(A)〜(C)成分を含有し、
粘度を50〜5000mPasに調整した洗浄剤組成物
は、スプレーヤーを用い吹き付けることにより、立面等
の洗浄液が垂れ落ちることなく、汚れに充分付着し浸透
力を発揮し、優れた洗浄力を発揮するとともに、特にフ
ォームタイプスプレーセーを採用することにより、洗浄
剤のミスト化を抑え、作業者にとって完全で効果的な洗
浄を提供することができる。
粘度を50〜5000mPasに調整した洗浄剤組成物
は、スプレーヤーを用い吹き付けることにより、立面等
の洗浄液が垂れ落ちることなく、汚れに充分付着し浸透
力を発揮し、優れた洗浄力を発揮するとともに、特にフ
ォームタイプスプレーセーを採用することにより、洗浄
剤のミスト化を抑え、作業者にとって完全で効果的な洗
浄を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11D 7:12 7:14 7:32)
Claims (2)
- 【請求項1】 (A)親水性溶剤、(B)塩基性化合
物、及び(C)増粘剤を必須成分として含み、且つその
粘度が25℃において50〜5000mPasに制御さ
れた洗浄剤をフォームタイプのスプレーヤーを用いて洗
浄面に吹き付けることを特徴とする油脂汚れ用洗浄方
法。 - 【請求項2】 (A)親水性溶剤1.0〜30.0重量
%、(B)塩基性化合物1.0〜20.0重量%、及び
(C)増粘剤0.5〜10.0重量%を必須成分として
含み、且つ粘度が25℃において50〜5000mPa
sである洗浄剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34070694A JPH08170099A (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | 油脂汚れ用洗浄方法及び洗浄剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34070694A JPH08170099A (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | 油脂汚れ用洗浄方法及び洗浄剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08170099A true JPH08170099A (ja) | 1996-07-02 |
Family
ID=18339541
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34070694A Pending JPH08170099A (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | 油脂汚れ用洗浄方法及び洗浄剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08170099A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11293296A (ja) * | 1998-04-08 | 1999-10-26 | Asahi Denka Kogyo Kk | 液体洗浄剤組成物 |
WO2002006436A1 (en) * | 2000-07-19 | 2002-01-24 | The Procter & Gamble Company | Cleaning compositions |
WO2002008374A1 (en) * | 2000-07-19 | 2002-01-31 | The Procter & Gamble Company | Cleaning composition |
-
1994
- 1994-12-20 JP JP34070694A patent/JPH08170099A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11293296A (ja) * | 1998-04-08 | 1999-10-26 | Asahi Denka Kogyo Kk | 液体洗浄剤組成物 |
WO2002006436A1 (en) * | 2000-07-19 | 2002-01-24 | The Procter & Gamble Company | Cleaning compositions |
WO2002008374A1 (en) * | 2000-07-19 | 2002-01-31 | The Procter & Gamble Company | Cleaning composition |
WO2002008373A1 (en) * | 2000-07-19 | 2002-01-31 | The Procter & Gamble Company | Cleaning composition |
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