JPH08169383A - 補助動力式車両のコントローラケース構造 - Google Patents
補助動力式車両のコントローラケース構造Info
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- JPH08169383A JPH08169383A JP6317168A JP31716894A JPH08169383A JP H08169383 A JPH08169383 A JP H08169383A JP 6317168 A JP6317168 A JP 6317168A JP 31716894 A JP31716894 A JP 31716894A JP H08169383 A JPH08169383 A JP H08169383A
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Landscapes
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両全体の外観デザインの向上とコントロー
ラケースの組立性向上、部品点数の削減及び取付部の強
度アップを図ることができる補助動力式車両のコントロ
ーラケース構造を提供すること。 【構成】 補助動力式車両のコントローラ28を収納す
るコントローラケース25を互いに係脱可能な金属ケー
ス26と樹脂ケース27を組付一体化して構成するとと
もに、金属ケース26をメインフレーム7に取り付け、
該金属ケース26のメインフレーム7に対向する面に冷
却フィン40を形成する。本発明によれば、コントロー
ラケース25がカバー内に完全に収納されてこれの一部
がカバー外へ露出することがないため、車両全体の外観
デザインの向上が図られる。又、カバーには孔が形成さ
れないため、カバー内への水や埃の浸入が防がれる。更
に、コントローラ28からの熱が冷却フィン40からメ
インフレーム7に効率的に伝達される。
ラケースの組立性向上、部品点数の削減及び取付部の強
度アップを図ることができる補助動力式車両のコントロ
ーラケース構造を提供すること。 【構成】 補助動力式車両のコントローラ28を収納す
るコントローラケース25を互いに係脱可能な金属ケー
ス26と樹脂ケース27を組付一体化して構成するとと
もに、金属ケース26をメインフレーム7に取り付け、
該金属ケース26のメインフレーム7に対向する面に冷
却フィン40を形成する。本発明によれば、コントロー
ラケース25がカバー内に完全に収納されてこれの一部
がカバー外へ露出することがないため、車両全体の外観
デザインの向上が図られる。又、カバーには孔が形成さ
れないため、カバー内への水や埃の浸入が防がれる。更
に、コントローラ28からの熱が冷却フィン40からメ
インフレーム7に効率的に伝達される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、補助動力式車両に備え
られるコントローラを収納するコントローラケースの構
造に関する。
られるコントローラを収納するコントローラケースの構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】補助動力式車両として例えば電動モータ
付自転車が提案され、実用に供されている。この電動モ
ータ付自転車は、人力による駆動系の他に電動モータに
よる駆動系を備え、人力を検知してその大きさに応じた
補助動力を車輪に付与することによってライダーの肉体
的負担を軽減するものである。
付自転車が提案され、実用に供されている。この電動モ
ータ付自転車は、人力による駆動系の他に電動モータに
よる駆動系を備え、人力を検知してその大きさに応じた
補助動力を車輪に付与することによってライダーの肉体
的負担を軽減するものである。
【0003】ところで、斯かる電動モータ付自転車にお
いては、補助動力の大きさは電動モータへの供給電流を
コントローラによって制御することによって調整される
が、コントローラは発熱部品を含むため、これを収納す
るコントローラケースの一部に冷却フィンを形成し、そ
の冷却フィン部分をカバーに形成された孔から外部へ露
出させて放熱性を高める工夫がなされていた。
いては、補助動力の大きさは電動モータへの供給電流を
コントローラによって制御することによって調整される
が、コントローラは発熱部品を含むため、これを収納す
るコントローラケースの一部に冷却フィンを形成し、そ
の冷却フィン部分をカバーに形成された孔から外部へ露
出させて放熱性を高める工夫がなされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようにカバーの外部にコントローラケースの一部が露出
すると、美感が損なわれる他、カバーに形成された孔か
ら水や埃がカバー内に浸入するという問題があった。
ようにカバーの外部にコントローラケースの一部が露出
すると、美感が損なわれる他、カバーに形成された孔か
ら水や埃がカバー内に浸入するという問題があった。
【0005】又、従来、コントローラケースは金属ケー
スと樹脂ケースを複数本(例えば、6本)のネジによっ
て接合一体化して構成されていたため、その組立性が悪
い他、部品点数が増加するという問題もあった。
スと樹脂ケースを複数本(例えば、6本)のネジによっ
て接合一体化して構成されていたため、その組立性が悪
い他、部品点数が増加するという問題もあった。
【0006】更に、従来のコントローラケースにあって
は、樹脂ケースをフレームに取り付ける構造を採用して
いたため、取り付け部に強度不足を招く可能性があっ
た。
は、樹脂ケースをフレームに取り付ける構造を採用して
いたため、取り付け部に強度不足を招く可能性があっ
た。
【0007】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、車両全体の外観デザインの向
上とコントローラケースの組立性向上、部品点数の削減
及び取付部の強度アップを図ることができる補助動力式
車両のコントローラケース構造を提供することにある。
で、その目的とする処は、車両全体の外観デザインの向
上とコントローラケースの組立性向上、部品点数の削減
及び取付部の強度アップを図ることができる補助動力式
車両のコントローラケース構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、補助動力式車両のコントロ
ーラを収納するコントローラケースを互いに係脱可能な
金属ケースと樹脂ケースを組立一体化して構成するとと
もに、金属ケースを車両のフレームに取り付け、該金属
ケースのフレームに対向する面に冷却フィンを形成した
ことを特徴とする。
め、請求項1記載の発明は、補助動力式車両のコントロ
ーラを収納するコントローラケースを互いに係脱可能な
金属ケースと樹脂ケースを組立一体化して構成するとと
もに、金属ケースを車両のフレームに取り付け、該金属
ケースのフレームに対向する面に冷却フィンを形成した
ことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記金属ケースは、その一端が前記フレー
ム側に差し込まれ、他端がフレームにネジ止めされるこ
とによってフレームに固定されるものとしたことを特徴
とする。
明において、前記金属ケースは、その一端が前記フレー
ム側に差し込まれ、他端がフレームにネジ止めされるこ
とによってフレームに固定されるものとしたことを特徴
とする。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記冷却フィンを、その頂点を結ん
だ包絡線が前記フレームの外形形状に沿うよう曲面状に
成形したことを特徴とする。
載の発明において、前記冷却フィンを、その頂点を結ん
だ包絡線が前記フレームの外形形状に沿うよう曲面状に
成形したことを特徴とする。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の発明において、前記金属ケースを車体後方に延
長し、該延長部分でコントローラのコネクタ部分を覆う
ようにしたことを特徴とする。
3記載の発明において、前記金属ケースを車体後方に延
長し、該延長部分でコントローラのコネクタ部分を覆う
ようにしたことを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明によれば、従来のようにコ
ントローラケースの一部がカバーの外部へ露出すること
がないため、車両全体の外観デザインの向上が図られる
とともに、カバー内への水や埃の浸入が確実に防がれ
る。又、コントローラケースは、金属ケースと樹脂ケー
スをワンタッチで組み付けて容易に構成されるため、そ
の組立性が高められるとともに、従来要していたネジが
不要となって部品点数の削減が図られる。更に、金属ケ
ースが車両のフレームに取り付けられるため、取付部の
強度アップが図られる。
ントローラケースの一部がカバーの外部へ露出すること
がないため、車両全体の外観デザインの向上が図られる
とともに、カバー内への水や埃の浸入が確実に防がれ
る。又、コントローラケースは、金属ケースと樹脂ケー
スをワンタッチで組み付けて容易に構成されるため、そ
の組立性が高められるとともに、従来要していたネジが
不要となって部品点数の削減が図られる。更に、金属ケ
ースが車両のフレームに取り付けられるため、取付部の
強度アップが図られる。
【0013】請求項2記載の発明によれば、コントロー
ラケースのフレームへの取り付けが作業性良く簡単に行
われる。
ラケースのフレームへの取り付けが作業性良く簡単に行
われる。
【0014】請求項3記載の発明によれば、コントロー
ラケース内に収納されたコントローラからの熱は冷却フ
ィンからフレームに効率的に伝達されるため、コントロ
ーラの冷却性能が高められる。尚、コントローラからの
熱は、カバー内を流れて冷却フィンを通過する走行風に
よっても奪われる。
ラケース内に収納されたコントローラからの熱は冷却フ
ィンからフレームに効率的に伝達されるため、コントロ
ーラの冷却性能が高められる。尚、コントローラからの
熱は、カバー内を流れて冷却フィンを通過する走行風に
よっても奪われる。
【0015】請求項4記載の発明によれば、万一カバー
内に水が浸入しても、その水は金属ケースの上部を流れ
てコントローラのコネクタ部には落下せず、車体後方へ
排出されるため、コネクタ部の被水を防ぐことができ
る。
内に水が浸入しても、その水は金属ケースの上部を流れ
てコントローラのコネクタ部には落下せず、車体後方へ
排出されるため、コネクタ部の被水を防ぐことができ
る。
【0016】
【実施例】以下に本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【0017】図1は本発明に係るコントローラケース構
造を備える電動モータ付自転車の側面図、図2はコント
ローラケースの側断面図、図3は同コントローラケース
の平面図、図4は同コントローラケースの破断後面図、
図5は図3のA部拡大詳細図である。
造を備える電動モータ付自転車の側面図、図2はコント
ローラケースの側断面図、図3は同コントローラケース
の平面図、図4は同コントローラケースの破断後面図、
図5は図3のA部拡大詳細図である。
【0018】先ず、図1に基づいて電動モータ付自転車
1の概略構成を説明する。
1の概略構成を説明する。
【0019】図1において、2は車体前方に位置するヘ
ッドパイプであり、該ヘッドパイプ2内にはステアリン
グ軸3が回動自在に挿通している。そして、ステアリン
グ軸3の上部にはハンドル4が結着され、同ステアリン
グ軸3の下部にはフロントフォーク5が結着されてお
り、該フロントフォーク5の下端部には前輪6が回転自
在に軸支されている。
ッドパイプであり、該ヘッドパイプ2内にはステアリン
グ軸3が回動自在に挿通している。そして、ステアリン
グ軸3の上部にはハンドル4が結着され、同ステアリン
グ軸3の下部にはフロントフォーク5が結着されてお
り、該フロントフォーク5の下端部には前輪6が回転自
在に軸支されている。
【0020】又、前記ヘッドパイプ2からは下方に向か
って円弧状に湾曲したパイプ状のメインフレーム7が後
方に向かって斜め下方に延出しており、該メインフレー
ム7の後端部からはシートパイプ8が後方に向かって斜
め上方に立設している。そして、このシートパイプ8の
上端にはシートポスト9を介してシート10が支持され
ている。
って円弧状に湾曲したパイプ状のメインフレーム7が後
方に向かって斜め下方に延出しており、該メインフレー
ム7の後端部からはシートパイプ8が後方に向かって斜
め上方に立設している。そして、このシートパイプ8の
上端にはシートポスト9を介してシート10が支持され
ている。
【0021】更に、前記メインフレーム7の後端からは
左右一対のリヤパイプ11及びチェーンステイ12が後
方に向かって延設されており、チェーンステイ12の後
端と前記シートパイプ8の上端とはくの字状に折曲され
たシートステイ13によって連結されている。そして、
チェーンステイ12の後端のシートステイ13との連結
部には後輪14が回転自在に軸支されている。
左右一対のリヤパイプ11及びチェーンステイ12が後
方に向かって延設されており、チェーンステイ12の後
端と前記シートパイプ8の上端とはくの字状に折曲され
たシートステイ13によって連結されている。そして、
チェーンステイ12の後端のシートステイ13との連結
部には後輪14が回転自在に軸支されている。
【0022】一方、車体の略中央下部には、パワーユニ
ット15がブラケット16,17を介してメインフレー
ム7とリヤパイプ11に支持されている。このパワーユ
ニット15は、人力による駆動系と電動モータ18によ
る駆動系及び両者の合力機構を一体的に組み込んでユニ
ットとして構成されている。そして、該パワーユニット
15のケースにはクランク軸19が回転自在に支承され
ており、該クランク軸19の左右両端にはクランク20
が取り付けられ、各クランク20の端部にはペダル21
が軸支されている。
ット15がブラケット16,17を介してメインフレー
ム7とリヤパイプ11に支持されている。このパワーユ
ニット15は、人力による駆動系と電動モータ18によ
る駆動系及び両者の合力機構を一体的に組み込んでユニ
ットとして構成されている。そして、該パワーユニット
15のケースにはクランク軸19が回転自在に支承され
ており、該クランク軸19の左右両端にはクランク20
が取り付けられ、各クランク20の端部にはペダル21
が軸支されている。
【0023】又、前記パワーユニット15に設けられた
不図示のスプロケットと後輪14側に設けられたスプロ
ケット22には無端状のチェーン23が巻装されてい
る。
不図示のスプロケットと後輪14側に設けられたスプロ
ケット22には無端状のチェーン23が巻装されてい
る。
【0024】更に、前記左右一対のシートステイ13の
間であって、シートパイプ8と後輪14の間の空間には
バッテリ24が着脱可能に設けられ、パワーユニット1
5よりも車体前方にはコントローラケース25がメイン
フレーム7の下部に取り付けられて配設されている。
間であって、シートパイプ8と後輪14の間の空間には
バッテリ24が着脱可能に設けられ、パワーユニット1
5よりも車体前方にはコントローラケース25がメイン
フレーム7の下部に取り付けられて配設されている。
【0025】上記コントローラケース25は、図2乃至
図4に示すように、アルミニウム製の一体成形品である
金属ケース26と樹脂にて一体成形された樹脂ケース2
7をワンタッチで組み付けて構成され、これの内部には
コントローラ28が収納されている。尚、コントローラ
28は前記電動モータ18への供給電流を制御するため
のものであって、これはプリント基板29に支持された
CPU30、コンデンサ31、リレー32、金属ケース
26に固定されたFET33,34、ダイオード35、
シャント抵抗36等を含んで構成されており、これには
コネクタ37,38,39が接続されている。
図4に示すように、アルミニウム製の一体成形品である
金属ケース26と樹脂にて一体成形された樹脂ケース2
7をワンタッチで組み付けて構成され、これの内部には
コントローラ28が収納されている。尚、コントローラ
28は前記電動モータ18への供給電流を制御するため
のものであって、これはプリント基板29に支持された
CPU30、コンデンサ31、リレー32、金属ケース
26に固定されたFET33,34、ダイオード35、
シャント抵抗36等を含んで構成されており、これには
コネクタ37,38,39が接続されている。
【0026】而して、前記金属ケース26はメインフレ
ーム7の直線部に沿うよう細長く成形され、その後端部
は車体後方に延長せしめられ、その延長部分でコントロ
ーラ28のコネクタ37,38,39部分を覆うように
している。又、金属ケース26の上面(メインフレーム
7に対向する面)には複数の冷却フィン40が長さ方向
(車体前後方向)に形成されている。そして、図4に示
すように、この冷却フィン40は、その頂点を結んだ包
絡線がメインフレーム7の外形形状(円形断面形状)に
沿うよう曲面状に成形されている。
ーム7の直線部に沿うよう細長く成形され、その後端部
は車体後方に延長せしめられ、その延長部分でコントロ
ーラ28のコネクタ37,38,39部分を覆うように
している。又、金属ケース26の上面(メインフレーム
7に対向する面)には複数の冷却フィン40が長さ方向
(車体前後方向)に形成されている。そして、図4に示
すように、この冷却フィン40は、その頂点を結んだ包
絡線がメインフレーム7の外形形状(円形断面形状)に
沿うよう曲面状に成形されている。
【0027】又、金属ケース26の左右には各3つずつ
計6つの係止片41が適当な間隔で一体に突設されてお
り、各係止片41には矩形状の係止孔41aが形成され
ている。更に、この金属ケース26の前端中央部には差
し込み用の丸棒状バー42が前方に向かって一体に突設
されており、同金属ケース26の後端中央部の平坦部分
(冷却フィン40が形成されていない部分)にはネジ挿
通用の円孔43が穿設されている。
計6つの係止片41が適当な間隔で一体に突設されてお
り、各係止片41には矩形状の係止孔41aが形成され
ている。更に、この金属ケース26の前端中央部には差
し込み用の丸棒状バー42が前方に向かって一体に突設
されており、同金属ケース26の後端中央部の平坦部分
(冷却フィン40が形成されていない部分)にはネジ挿
通用の円孔43が穿設されている。
【0028】一方、前記樹脂ケース27は上面が開口す
る細長い矩形ボックス状に成形され、その左右の外壁2
7a上部の所定位置(金属ケース26の係止片41に対
応する位置)には、図4に示すように、撓曲自在なヒン
ジ44が上方に向かって一体に突設されており、各ヒン
ジ44の自由端には係合爪44aが形成されている。
又、樹脂ケース27の底壁27bは図2に示すように後
方に向かって下がる斜面を形成しており、その後端部に
は、図5に詳細に示すように、リブ27cによってラビ
リンス状を成すドレン孔45が形成されている。このよ
うにドレン孔45がラビリンス状に形成される結果、該
ドレン孔45からコントローラケース25内への水の浸
入が防がれ、コントローラケース25には高い防水性が
確保される。
る細長い矩形ボックス状に成形され、その左右の外壁2
7a上部の所定位置(金属ケース26の係止片41に対
応する位置)には、図4に示すように、撓曲自在なヒン
ジ44が上方に向かって一体に突設されており、各ヒン
ジ44の自由端には係合爪44aが形成されている。
又、樹脂ケース27の底壁27bは図2に示すように後
方に向かって下がる斜面を形成しており、その後端部に
は、図5に詳細に示すように、リブ27cによってラビ
リンス状を成すドレン孔45が形成されている。このよ
うにドレン孔45がラビリンス状に形成される結果、該
ドレン孔45からコントローラケース25内への水の浸
入が防がれ、コントローラケース25には高い防水性が
確保される。
【0029】而して、コントローラケース25において
は、樹脂ケース27に設けられた前記ヒンジ44の先端
の係合爪44a部分を金属ケース26に設けられた係止
片41の係止孔41aに挿通させれば、図4に示すよう
に係合爪44aが係止片41aに係止され、これによっ
て金属ケース26と樹脂ケース27がワンタッチで容易
に組み付けられて接合一体化される。
は、樹脂ケース27に設けられた前記ヒンジ44の先端
の係合爪44a部分を金属ケース26に設けられた係止
片41の係止孔41aに挿通させれば、図4に示すよう
に係合爪44aが係止片41aに係止され、これによっ
て金属ケース26と樹脂ケース27がワンタッチで容易
に組み付けられて接合一体化される。
【0030】そして、上述のように組み付けられたコン
トローラケース25は、次の要領ででメインフレーム7
に取り付けられる。即ち、図2に示すように、金属ケー
ス26の前端に突設されたバー42を、メインフレーム
7にブラケット46を介して支持されたグロメット47
に後方から差し込み、次に金属ケース26の後端を円孔
43に挿通するネジ48でメインフレーム7側に締着す
ることによって、コントローラケース25がメインフレ
ーム7に作業性良く簡単に取り付けられる。
トローラケース25は、次の要領ででメインフレーム7
に取り付けられる。即ち、図2に示すように、金属ケー
ス26の前端に突設されたバー42を、メインフレーム
7にブラケット46を介して支持されたグロメット47
に後方から差し込み、次に金属ケース26の後端を円孔
43に挿通するネジ48でメインフレーム7側に締着す
ることによって、コントローラケース25がメインフレ
ーム7に作業性良く簡単に取り付けられる。
【0031】尚、メインフレーム7とコントローラケー
ス25及びパワーユニット15の一部は、図1に鎖線に
て示すカバー49によって覆われている。
ス25及びパワーユニット15の一部は、図1に鎖線に
て示すカバー49によって覆われている。
【0032】而して、以上のように構成される電動モー
タ付自転車1において、ライダーが左右のペダル21を
交互に踏んでクランク軸19を回転駆動すると、該クラ
ンク軸19に入力される人力(トルク)の大きさが不図
示のトルク検出装置によって検出されてコントローラ2
8に入力される。すると、コントローラ28はバッテリ
24から電動モータ18への供給電流を人力の大きさに
応じて制御し、電動モータ18は人力の大きさに比例し
た補助動力を発生する。
タ付自転車1において、ライダーが左右のペダル21を
交互に踏んでクランク軸19を回転駆動すると、該クラ
ンク軸19に入力される人力(トルク)の大きさが不図
示のトルク検出装置によって検出されてコントローラ2
8に入力される。すると、コントローラ28はバッテリ
24から電動モータ18への供給電流を人力の大きさに
応じて制御し、電動モータ18は人力の大きさに比例し
た補助動力を発生する。
【0033】従って、パワーユニット15からは人力と
補助動力との合力が出力され、この合力はチェーン23
及びスプロケット22を介して後端14に伝達され、後
輪14が人力と補助動力の双方によって回転駆動されて
電動モータ付自転車1が走行せしめられるため、ライダ
ーの肉体的負担が軽減される。
補助動力との合力が出力され、この合力はチェーン23
及びスプロケット22を介して後端14に伝達され、後
輪14が人力と補助動力の双方によって回転駆動されて
電動モータ付自転車1が走行せしめられるため、ライダ
ーの肉体的負担が軽減される。
【0034】以上において、本実施例では、コントロー
ラケース25はカバー49内に完全に収納されてこれの
一部が外部へ露出することがないため、電動モータ付自
転車1全体の外観デザインの向上が図られる。又、カバ
ー49には孔が形成されないため、カバー49内への水
や埃の浸入が確実に防がれる。
ラケース25はカバー49内に完全に収納されてこれの
一部が外部へ露出することがないため、電動モータ付自
転車1全体の外観デザインの向上が図られる。又、カバ
ー49には孔が形成されないため、カバー49内への水
や埃の浸入が確実に防がれる。
【0035】更に、本実施例によれば、コントローラケ
ース25においては、金属ケース26と樹脂ケース27
をワンタッチで容易に組み付けることができるため、そ
の組立性が高められるとともに、従来要していたネジが
不要となって部品点数の削減が図られる。
ース25においては、金属ケース26と樹脂ケース27
をワンタッチで容易に組み付けることができるため、そ
の組立性が高められるとともに、従来要していたネジが
不要となって部品点数の削減が図られる。
【0036】又、本実施例においては、金属ケース26
がメインフレーム7に取り付けられるため、コントロー
ラケース25の取付部の強度アップが図られ、走行振動
に伴うメインフレーム7の撓みに対しても十分な取付強
度を確保することができるとともに、アルミニウム製の
金属ケースに対する防錆処理が不要となってコストダウ
ンを図ることができる。
がメインフレーム7に取り付けられるため、コントロー
ラケース25の取付部の強度アップが図られ、走行振動
に伴うメインフレーム7の撓みに対しても十分な取付強
度を確保することができるとともに、アルミニウム製の
金属ケースに対する防錆処理が不要となってコストダウ
ンを図ることができる。
【0037】更に又、金属ケース26の上面には車体前
後方向に長い冷却フィン40が形成されるため、コント
ローラ28からの熱はカバー49内を流れて冷却フィン
40を通過する走行風によって奪われるとともに、冷却
フィン40を介してメインフレーム7側に効率的に伝達
される。この結果、コントローラ28の冷却性能が高め
られ、該コントローラ28の作動安定性が高められる。
尚、金属ケース26とメインフレーム7との間には、伝
熱効率を高める目的で、シリコンゴム、エラスタマー等
から成る伝熱シートを介設しても良い。
後方向に長い冷却フィン40が形成されるため、コント
ローラ28からの熱はカバー49内を流れて冷却フィン
40を通過する走行風によって奪われるとともに、冷却
フィン40を介してメインフレーム7側に効率的に伝達
される。この結果、コントローラ28の冷却性能が高め
られ、該コントローラ28の作動安定性が高められる。
尚、金属ケース26とメインフレーム7との間には、伝
熱効率を高める目的で、シリコンゴム、エラスタマー等
から成る伝熱シートを介設しても良い。
【0038】又、金属ケース26はその後端部が車体後
方に延長せしめられ、その延長部分でコントローラ28
のコネクタ37,38,39部分を覆うようにしたた
め、万一カバー49内に水が浸入しても、その水は金属
ケース26の上部を流れてコントローラ28のコネクタ
37,38,39部には落下せず、車体後方へ排出され
るため、コネクタ37,38,39部の被水を防ぐこと
ができる。
方に延長せしめられ、その延長部分でコントローラ28
のコネクタ37,38,39部分を覆うようにしたた
め、万一カバー49内に水が浸入しても、その水は金属
ケース26の上部を流れてコントローラ28のコネクタ
37,38,39部には落下せず、車体後方へ排出され
るため、コネクタ37,38,39部の被水を防ぐこと
ができる。
【0039】ところで、以上は本発明を特に電動モータ
付自転車に適用した例について述べたが、本発明はその
他の補助動力式車両に適用可能であることは勿論であ
る。
付自転車に適用した例について述べたが、本発明はその
他の補助動力式車両に適用可能であることは勿論であ
る。
【0040】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、補助動力式車両のコントローラを収納するコン
トローラケースを互いに係脱可能な金属ケースと樹脂ケ
ースを組立一体化して構成するとともに、金属ケースを
車両のフレームに取り付け、該金属ケースのフレームに
対向する面に冷却フィンを形成したため、車両全体の外
観デザインの向上とコントローラケースの組立性向上、
部品点数の削減及び取付部の強度アップを図ることがで
きるという効果が得られる。
よれば、補助動力式車両のコントローラを収納するコン
トローラケースを互いに係脱可能な金属ケースと樹脂ケ
ースを組立一体化して構成するとともに、金属ケースを
車両のフレームに取り付け、該金属ケースのフレームに
対向する面に冷却フィンを形成したため、車両全体の外
観デザインの向上とコントローラケースの組立性向上、
部品点数の削減及び取付部の強度アップを図ることがで
きるという効果が得られる。
【図1】本発明に係るコントローラケース構造を備える
電動モータ付自転車の側面図である。
電動モータ付自転車の側面図である。
【図2】コントローラケースの側断面図である。
【図3】コントローラケースの平面図である。
【図4】コントローラケースの破断後面図である。
【図5】図5は図3のA部拡大詳細図である。
1 電動モータ付自転車(補助動力式車両) 7 メインフレーム(フレーム) 25 コントローラケース 26 金属ケース 27 樹脂ケース 28 コントローラ 40 冷却フィン
Claims (4)
- 【請求項1】 補助動力式車両のコントローラを収納す
るコントローラケースを互いに係脱可能な金属ケースと
樹脂ケースを組立一体化して構成するとともに、金属ケ
ースを車両のフレームに取り付け、該金属ケースのフレ
ームに対向する面に冷却フィンを形成したことを特徴と
する補助動力式車両のコントローラケース構造。 - 【請求項2】 前記金属ケースは、その一端が前記フレ
ーム側に差し込まれ、他端がフレームにネジ止めされる
ことによってフレームに固定されることを特徴とする請
求項1記載の補助動力式車両のコントローラケース構
造。 - 【請求項3】 前記冷却フィンは、その頂点を結んだ包
絡線が前記フレームの外形形状に沿うよう曲面状に成形
されることを特徴とする請求項1又は2記載の補助動力
式車両のコントローラケース構造。 - 【請求項4】 前記金属ケースを車体後方に延長し、該
延長部分でコントローラのコネクタ部分を覆うようにし
たことを特徴とする請求項1,2又は3記載の補助動力
式車両のコントローラケース構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31716894A JP3546260B2 (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | 補助動力式車両のコントローラケース構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31716894A JP3546260B2 (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | 補助動力式車両のコントローラケース構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08169383A true JPH08169383A (ja) | 1996-07-02 |
JP3546260B2 JP3546260B2 (ja) | 2004-07-21 |
Family
ID=18085224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31716894A Expired - Fee Related JP3546260B2 (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | 補助動力式車両のコントローラケース構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3546260B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001213384A (ja) * | 2000-02-02 | 2001-08-07 | Honda Motor Co Ltd | 電動補助ユニット |
WO2022162892A1 (ja) * | 2021-01-29 | 2022-08-04 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 駆動ユニット、及び電動自転車 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101358351B1 (ko) * | 2011-11-04 | 2014-02-07 | 성낙준 | 전기 자전거 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05319104A (ja) * | 1992-05-26 | 1993-12-03 | Yamaha Motor Co Ltd | 電動自転車用バッテリーケースの取付構造 |
JPH06227474A (ja) * | 1993-02-09 | 1994-08-16 | Yamaha Motor Co Ltd | 電動自転車 |
-
1994
- 1994-12-20 JP JP31716894A patent/JP3546260B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05319104A (ja) * | 1992-05-26 | 1993-12-03 | Yamaha Motor Co Ltd | 電動自転車用バッテリーケースの取付構造 |
JPH06227474A (ja) * | 1993-02-09 | 1994-08-16 | Yamaha Motor Co Ltd | 電動自転車 |
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---|---|---|---|---|
JP2001213384A (ja) * | 2000-02-02 | 2001-08-07 | Honda Motor Co Ltd | 電動補助ユニット |
WO2022162892A1 (ja) * | 2021-01-29 | 2022-08-04 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 駆動ユニット、及び電動自転車 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3546260B2 (ja) | 2004-07-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040107 |
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A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
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