JPH08168913A - ボールエンドミル - Google Patents

ボールエンドミル

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Publication number
JPH08168913A
JPH08168913A JP36159491D JP36159491D JPH08168913A JP H08168913 A JPH08168913 A JP H08168913A JP 36159491 D JP36159491 D JP 36159491D JP 36159491 D JP36159491 D JP 36159491D JP H08168913 A JPH08168913 A JP H08168913A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting edge
ball
angle
end mill
ball end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP36159491D
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshito Kuroda
誉人 黒田
Ryosuke Okanishi
良祐 岡西
Keiji Ishikawa
圭二 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Moldino Tool Engineering Ltd
Original Assignee
Hitachi Tool Engineering Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Tool Engineering Ltd filed Critical Hitachi Tool Engineering Ltd
Priority to JP36159491D priority Critical patent/JPH08168913A/ja
Publication of JPH08168913A publication Critical patent/JPH08168913A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C5/00Milling-cutters
    • B23C5/02Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
    • B23C5/10Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
    • B23C5/1009Ball nose end mills

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Milling Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フライス盤またはマシニングセンター等の工
作機械に用いるボールエンドミルに関するものであり、
とくにアルミおよびアルミ合金等の軟質材料の切削加工
に適した長寿命なボールエンドミルを提供する。 【構成】 工具本体外周に1枚ないし複数の切れ刃を有
したボールエンドミルにおいて外周切れ刃のねじれ角を
40゜〜60゜の範囲に設定し、かつボール部と外周部
のすくい面を滑らかに連続させ、切れ味および切り屑の
流れを良好にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフライス盤またはマシニ
ングセンター等の工作機械に用いるボールエンドミルに
関するものであり、とくにアルミおよびアルミ合金等の
軟質材料の切削加工に適したボールエンドミルに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、あらゆる分野で軽量化が進んでお
り、アルミおよびアルミ合金等の軟質材料の用途が増加
している。アルミおよびアルミ合金等の軟質材料は一般
に被削性が良好であるが、低融点のため加工中に溶着を
起こし易く、切り屑詰まりにより切損等寿命となる。そ
のため、この種の加工に用いる工具はすくい角またはチ
ップポケットを大きくする方法が取られ切り屑が詰まり
にくいよう設計されており、また、切れ刃のねじれ角を
大きく設定することにより切り屑の流れを良好にする等
の処置が施されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】アルミおよびアルミ
合金等の軟質材料の切削において切れ味および切り屑の
流れは溶着および切り屑詰まりに影響し、工具寿命に直
接関与する。しかしながら、ボールエンドミルに関して
はボール形状の精度の要求が高まっており、機械加工を
余儀なくされている状況であり、ボール切れ刃と外周切
れ刃とを極力滑らかに連続させたいとのねらいから、形
状設計の自由度が非常に制限されており、また、ボール
エンドミルの用途の一例として高速倣い加工があるが、
高速切削のためより一層溶着し易い状態にあり、それに
もかかわらず、長寿命が要求され、従来のボールエンド
ミルでは対処できない状況であった。
【0004】そこで、従来のボールエンドミルの一例を
図1に示すが、これは外周切れ刃のねじれ角が30゜で
あり、ボール切れ刃の工具軸直角断面におけるすくい角
がボール部先端に向かって徐々に減少し、ボール部先端
付近では0゜に近い値であった。
【0005】
【本発明の目的】本発明は以上の問題を解消するために
なされたもので切れ味および切り屑の流れを良好にし、
長寿命なボールエンドミルを提供しようとするものであ
る。
【0006】
【問題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、ボールエンドミルにおいて外周切れ刃
のねじれ角を40゜〜60゜の範囲に設定し、かつボー
ル刃と外周刃のねじれ角の角度差を7゜以内とし、すく
い面を滑らかに連続させたものである。また、ボール切
れ刃の刃直角面におけるすくい角を10゜〜25゜の範
囲に設定し、かつ該すくい角のバラツキを±2゜以内に
治めたものである。
【0007】これらは、従来の機械加工法では成し得な
かった形状を特殊な機械加工法を施すことにより成し得
たものであり、切れ味および切り屑の流れを良好にし、
長寿命化を画るという技術的手段を講じたものである。
【0008】
【作用】本発明を適用することにより、切れ味および切
り屑の流れが良好となり、寿命を長めることができたの
である。また、本発明に適用した加工法によれば、外周
切れ刃のねじれ角が大きいボールエンドミルであっても
ボール部と外周部のすくい面を滑らかに連続できるだけ
でなく、すくい角およびチップポケットさらには、ボー
ル切れ刃のねじれ角をも容易に大きくすることができ、
アルミおよびアルミ合金等の軟質材料の切削加工に適し
たボールエンドミル形状が得られたのである。さらに、
ボール切れ刃の工具軸直角断面におけるすくい角のバラ
ツキを抑えることも可能であり、これを適用することに
より、各部分の切れ味が一定となり、より一層安定な切
削が可能となった。
【0009】
【実施例】図4、5および本発明の一実施例を示す。こ
れは工具径20mm、2枚刃のボールエンドミルであ
り、外周切れ刃のねじれ角が50゜、切れ刃の軸直角断
面におけるすくい角を18゜±1゜に設定したものであ
る。さらに、ボール部切れ刃形状を一般に強S時刃型と
呼ばれるねじれ角が大きい形状にしたものである。ま
た、従来のボールエンドミルと工具軸直角断面における
チップポケットが占める面積を比較すると、本発明品は
従来品の約2倍の広さになっており、アルミおよびアル
ミ合金等の軟質材料の切削に最適な形状を有している。
【0010】さらに、各ねじれ角、チップポケットおよ
びすくい角を設定する上で自由度が増すため、本発明の
範囲内においてS45CおよびSCM440等の鉄鋼材
料の切削も可能であることは言うまでもない。なおさら
に、形状を成形する上で射出成形法を応用することも可
能である。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、アルミお
よびアルミ合金等の軟質材料の切削に最適であるばかり
でなく、S45CおよびSCM440等の鉄鋼材料の切
削においても対応できる。また、本発明を成形するにあ
たり、機械加工が可能であるため、工具精度が良好であ
り量産にも対応できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来品の一例を示し、その側面図を示す。
【図2】図1の正面図を示す。
【図3】図1の外周切れ刃部の軸直角断面図を示す。
【図4】本発明の一実施例を示し、その側面図を示す。
【図5】図5の正面図を示す。
【図6】図5の外周切れ刃部の軸直角断面図を示す。
【符号の説明】
1 本体 2 外周切れ刃 3 ボール切れ刃 4 チップポケット θa ねじれ角 θb すくい角

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具本体外周に1枚ないし複数のねじれ
    た切れ刃を有し、それに連続してねじれたボール切れ刃
    を有するボールエンドミルにおいて該外周切れ刃のねじ
    れ角を40゜〜60゜の範囲に設定し、かつボール切れ
    刃と外周切れ刃のねじれ角の角度差を7゜以内とし、す
    くい面を滑らかに連続させたことを特徴とするボールエ
    ンドミル。
  2. 【請求項2】 ボール切れ刃の刃直角断面におけるすく
    い角を10゜〜25゜の範囲に設定し、かつ該すくい角
    のバラツキが±2゜以内であることを特徴とする請求項
    1記載のボールエンドミル。
JP36159491D 1992-04-03 1992-04-03 ボールエンドミル Pending JPH08168913A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36159491D JPH08168913A (ja) 1992-04-03 1992-04-03 ボールエンドミル

Applications Claiming Priority (1)

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JP36159491D JPH08168913A (ja) 1992-04-03 1992-04-03 ボールエンドミル

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Publication Number Publication Date
JPH08168913A true JPH08168913A (ja) 1996-07-02

Family

ID=18474219

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36159491D Pending JPH08168913A (ja) 1992-04-03 1992-04-03 ボールエンドミル

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JP (1) JPH08168913A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010050388A1 (ja) * 2008-10-29 2010-05-06 住友電工ハードメタル株式会社 切屑回収式切削工具
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