JPH05253726A - エンドミル - Google Patents
エンドミルInfo
- Publication number
- JPH05253726A JPH05253726A JP8631392A JP8631392A JPH05253726A JP H05253726 A JPH05253726 A JP H05253726A JP 8631392 A JP8631392 A JP 8631392A JP 8631392 A JP8631392 A JP 8631392A JP H05253726 A JPH05253726 A JP H05253726A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tool
- cutting
- end mill
- range
- cutting edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C5/00—Milling-cutters
- B23C5/02—Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
- B23C5/10—Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C2210/00—Details of milling cutters
- B23C2210/04—Angles
- B23C2210/0407—Cutting angles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C2210/00—Details of milling cutters
- B23C2210/04—Angles
- B23C2210/0407—Cutting angles
- B23C2210/0421—Cutting angles negative
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C2210/00—Details of milling cutters
- B23C2210/20—Number of cutting edges
- B23C2210/205—Number of cutting edges six
Abstract
(57)【要約】
【目的】 焼入れ鋼のようなHRC50〜60の高硬度
材の切削にて適当なエンドミルを提供する。 【構成】 工具本体の外周にねじれを有する複数の切れ
刃が形成されたエンドミルにおいて該刃部の軸直角断面
における外周切れ刃のすくい角を−30゜を超え0゜以
下の範囲に設定し、かつ該刃部の芯厚を工具刃径に対し
て70〜90%の範囲に設定し、工具剛性、刃先強度を
ともに有することによって高硬度材の切削材の切削を能
率よく、高精度に行うことができる。
材の切削にて適当なエンドミルを提供する。 【構成】 工具本体の外周にねじれを有する複数の切れ
刃が形成されたエンドミルにおいて該刃部の軸直角断面
における外周切れ刃のすくい角を−30゜を超え0゜以
下の範囲に設定し、かつ該刃部の芯厚を工具刃径に対し
て70〜90%の範囲に設定し、工具剛性、刃先強度を
ともに有することによって高硬度材の切削材の切削を能
率よく、高精度に行うことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフライス盤やマシニング
センター等の工作機械に用いる高硬度材切削用のエンド
ミルに関するものであり、特に硬さがHRC50〜60
の範囲の被削材切削用のエンドミルに関するものであ
る。
センター等の工作機械に用いる高硬度材切削用のエンド
ミルに関するものであり、特に硬さがHRC50〜60
の範囲の被削材切削用のエンドミルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】フライス盤またはマシニングセンター等
の工作機械を用いて鋼材をはじめ一般材料を切削するこ
の種の転切削工具としては、図1に示すエンドミルがあ
る。しかし、例えば焼入れした工具鋼の様に硬さがHR
C50を超える被削材になると図1に示すエンドミルで
は損耗が激しい上に、切削中にチッピングを生じ易い。
の工作機械を用いて鋼材をはじめ一般材料を切削するこ
の種の転切削工具としては、図1に示すエンドミルがあ
る。しかし、例えば焼入れした工具鋼の様に硬さがHR
C50を超える被削材になると図1に示すエンドミルで
は損耗が激しい上に、切削中にチッピングを生じ易い。
【0003】そのため、図2に示す特開平3−1787
14または本発明と同一出願人の実開平2−10072
7および特開平3−26413に示されるように刃先強
度を向上させることにより対応していた。特に、後者の
エンドミルはHRC60以上の被削材においても切削が
可能であり、作業性に優れるものである。
14または本発明と同一出願人の実開平2−10072
7および特開平3−26413に示されるように刃先強
度を向上させることにより対応していた。特に、後者の
エンドミルはHRC60以上の被削材においても切削が
可能であり、作業性に優れるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、使用
される高硬度材はHRC50〜60の範囲のものが最も
一般的であり、上記のエンドミルでは軸直角断面におけ
る外周切れ刃に大きな負のすくい角を有するために切れ
味が劣り、さらにチップポケットが狭くわずかな切り込
みにしか対応できなかった。
される高硬度材はHRC50〜60の範囲のものが最も
一般的であり、上記のエンドミルでは軸直角断面におけ
る外周切れ刃に大きな負のすくい角を有するために切れ
味が劣り、さらにチップポケットが狭くわずかな切り込
みにしか対応できなかった。
【0005】
【本発明の目的】本発明は以上の問題を解消するために
なされたもので、HRC50〜60の高硬度材の切削に
適当なエンドミルを提供するものである。
なされたもので、HRC50〜60の高硬度材の切削に
適当なエンドミルを提供するものである。
【0006】
【問題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、エンドミル刃部の軸直角断面における外
周切れ刃のすくい角を−30゜を超え0゜未満の範囲に
設定し、かつエンドミル刃部の心厚を工具刃径に対して
70〜90%の範囲に設定したものである。また、該切
れ刃のねじれ角を40゜〜60゜の範囲に設定し、上記
との相乗効果により、HRC50〜60の範囲の高硬度
材の切削をより良好にするという技術的手段を講じたも
のである。
成するために、エンドミル刃部の軸直角断面における外
周切れ刃のすくい角を−30゜を超え0゜未満の範囲に
設定し、かつエンドミル刃部の心厚を工具刃径に対して
70〜90%の範囲に設定したものである。また、該切
れ刃のねじれ角を40゜〜60゜の範囲に設定し、上記
との相乗効果により、HRC50〜60の範囲の高硬度
材の切削をより良好にするという技術的手段を講じたも
のである。
【0007】
【作用】本発明と同一目的の発明として、同一出願人の
出願になる特願平2−160660があるが本発明はこ
れの要部をさらに明確にしたものである。本発明を適用
することにより、HRC50〜60の高硬度材の切削に
おいても切れ味が良好となり、工具寿命が向上し切削面
粗さも良好となった。また、チップポケットが広くな
り、工具径方向の従来より深い切り込みに対しても対応
できるようになった。さらに、ねじれ角を40゜〜60
゜に設定したこととの相乗効果により、切屑の排出およ
び切れ味がより一層向上した。なお、高硬度材の切削に
関して、工具材質にコーティングを施した超硬合金を用
いることにより、一層の効果を上げることはいうまでも
ない。
出願になる特願平2−160660があるが本発明はこ
れの要部をさらに明確にしたものである。本発明を適用
することにより、HRC50〜60の高硬度材の切削に
おいても切れ味が良好となり、工具寿命が向上し切削面
粗さも良好となった。また、チップポケットが広くな
り、工具径方向の従来より深い切り込みに対しても対応
できるようになった。さらに、ねじれ角を40゜〜60
゜に設定したこととの相乗効果により、切屑の排出およ
び切れ味がより一層向上した。なお、高硬度材の切削に
関して、工具材質にコーティングを施した超硬合金を用
いることにより、一層の効果を上げることはいうまでも
ない。
【0008】
【実施例】図3は本発明の一実施例であり、工具材料に
コーティングを施した超硬合金を用い、工具刃径10m
m、6枚刃、右刃右ねじれのエンドミルである。軸直角
における外周切れ刃のすくい角を−20゜、逃げ角を1
0゜とし、該刃部の心厚を工具刃形の80%すなわち8
mmに設定し、さらに外周切れ刃のねじれ角を50゜に
したものである。
コーティングを施した超硬合金を用い、工具刃径10m
m、6枚刃、右刃右ねじれのエンドミルである。軸直角
における外周切れ刃のすくい角を−20゜、逃げ角を1
0゜とし、該刃部の心厚を工具刃形の80%すなわち8
mmに設定し、さらに外周切れ刃のねじれ角を50゜に
したものである。
【0009】図5は図1に示す本発明品と図2および図
3に示す従来品との切削性能比較の結果を示す。被削材
にSKD61材の調質材を用い、硬さはHRC55であ
り、遂次工具径方向の切り込みを大きくしていたが、従
来品が工具刃形の40%までの切り込みで工具または被
削材に欠けまたは焼け等の影響が見られたのに対し、本
発明品は工具刃形の50%の切り込みにおいても問題な
く切削でき、また切削面粗さも良好であった。
3に示す従来品との切削性能比較の結果を示す。被削材
にSKD61材の調質材を用い、硬さはHRC55であ
り、遂次工具径方向の切り込みを大きくしていたが、従
来品が工具刃形の40%までの切り込みで工具または被
削材に欠けまたは焼け等の影響が見られたのに対し、本
発明品は工具刃形の50%の切り込みにおいても問題な
く切削でき、また切削面粗さも良好であった。
【0010】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、HRC5
0〜60の高硬度材において従来より大きな切削量でか
つ加工精度の優れた加工が可能となった。また、工具寿
命が向上し、加工コストが削減できた。精度高能率の加
工が可能となった。さらに、工具剛性、刃先強度をとも
に有するため、低硬度材の超高送り切削においても対応
できる。なおさらに、本発明をテーパエンドミルに適用
することが可能であり、リブ溝加工用として効果があ
る。
0〜60の高硬度材において従来より大きな切削量でか
つ加工精度の優れた加工が可能となった。また、工具寿
命が向上し、加工コストが削減できた。精度高能率の加
工が可能となった。さらに、工具剛性、刃先強度をとも
に有するため、低硬度材の超高送り切削においても対応
できる。なおさらに、本発明をテーパエンドミルに適用
することが可能であり、リブ溝加工用として効果があ
る。
【0017】
【図1】図1は従来品の一例を示し、その正面図であ
る。
る。
【図2】図2は図1の側面図である。
【図3】図3は図1の刃部軸直角断面図である。
【図4】図4は他の従来品の一例を示し、その側面図を
示す。
示す。
【図5】図5は図4の側面刃部軸直角断面図である。
【図6】図6は本発明の一実施例を示し、その正面図を
示す。
示す。
【図7】図7は図6の側面図を示す。
【図8】図8は図6の刃部の軸直角断面図である。
【図9】本発明品と従来品の切削効果を示す説明図であ
る。
る。
1 本体 2 外周切れ刃 3 シャンク部 4 芯厚 5 刃溝 θa ねじれ角 θb すくい角 θc にげ角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 理 大阪市淀川区野中北1丁目13番20号 日立 ツール株式会社大阪工場内
Claims (2)
- 【請求項1】 工具本体の外周にねじれを有する複数の
切れ刃が形成されたエンドミルにおいて該刃部の軸直角
断面における外周切れ刃のすくい角を−30°を超え0
゜以下の範囲に設定し、かつ該刃部の芯厚を工具刃径に
対して70〜90%の範囲に設定したことを特徴とする
エンドミル。 - 【請求項2】 該切れ刃のねじれ角を40゜〜60゜の
範囲に設定したことを特徴とする請求項1記載のエンド
ミル。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8631392A JPH05253726A (ja) | 1992-03-10 | 1992-03-10 | エンドミル |
US07/968,300 US5322394A (en) | 1992-03-09 | 1992-10-29 | Highly stiff end mill |
EP92118635A EP0559961B1 (en) | 1992-03-10 | 1992-10-30 | Highly stiff end mill |
DE69228301T DE69228301T2 (de) | 1992-03-10 | 1992-10-30 | Hochsteifigkeitschaftfräser |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8631392A JPH05253726A (ja) | 1992-03-10 | 1992-03-10 | エンドミル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05253726A true JPH05253726A (ja) | 1993-10-05 |
Family
ID=13883350
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8631392A Pending JPH05253726A (ja) | 1992-03-09 | 1992-03-10 | エンドミル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05253726A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07171707A (ja) * | 1993-10-29 | 1995-07-11 | Hitachi Tool Eng Ltd | エンドミル |
CN102596464A (zh) * | 2009-11-17 | 2012-07-18 | 钴碳化钨硬质合金公司 | 圆头立铣刀中切削刃几何形状的优化 |
-
1992
- 1992-03-10 JP JP8631392A patent/JPH05253726A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07171707A (ja) * | 1993-10-29 | 1995-07-11 | Hitachi Tool Eng Ltd | エンドミル |
CN102596464A (zh) * | 2009-11-17 | 2012-07-18 | 钴碳化钨硬质合金公司 | 圆头立铣刀中切削刃几何形状的优化 |
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