JPH08168910A - 穴明け加工機におけるワーク受け方法およびその装置 - Google Patents

穴明け加工機におけるワーク受け方法およびその装置

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JPH08168910A
JPH08168910A JP31463994A JP31463994A JPH08168910A JP H08168910 A JPH08168910 A JP H08168910A JP 31463994 A JP31463994 A JP 31463994A JP 31463994 A JP31463994 A JP 31463994A JP H08168910 A JPH08168910 A JP H08168910A
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work
receiving
product
axis
work receiving
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JP31463994A
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Atsushi Mori
篤 森
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TECHNO WASHINO KK
Amada Wasino Co Ltd
Original Assignee
TECHNO WASHINO KK
Amada Wasino Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークに工具で穴明け加工を行う際に、自動
的にワークを下から支えるワーク受け板と工具との干渉
を防止するようにした穴明け加工機におけるワーク受け
方法およびその装置を提供することにある。 【構成】 ワークWを工具63で穴明け加工を行う際に
ワークWを下からワーク受け板153A,153Bで支
える穴明け加工機3におけるワーク受け方法であって、
前記ワーク受け板153A,153Bを前記工具63で
穴明け加工を行う加工領域より位置を変更してワークW
を支えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ワークを工具で穴明
け加工を行う際にワークを下からワーク受け板で支える
穴明け加工機におけるワーク受け方法およびその装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワークを工具(ドリル)で穴明け
加工を行う際には、例えば図18に示されているように
ワークWは下からワーク受け本体301に設けられた複
数のワーク受け303で支えて、上方に設けられたドリ
ル305を回転せしめると共に下降してワークWに穴明
け加工が行われている。このようにワークWをドリル3
05で穴明け加工を行う際に複数のワーク受け303で
ワークWを下から支えているため、ワークWが歪むのを
防止して安定した穴明け加工を行うことが出来る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のワーク受け装置では、図18に示されているよう
に、ドリル305とワーク受け303とが干渉する場合
がある。このような干渉が生じないように段取り時に調
整する必要がある。したがって、段取り替の度にワーク
受け303を調整しなければならなかった。
【0004】この発明の目的は、ワークに工具で穴明け
加工を行う際に、自動的にワークを下から支えるワーク
受け板と工具との干渉を防止するようにした穴明け加工
機におけるワーク受け方法およびその装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の穴明け加工機におけるワーク受け方法
は、ワークを工具で穴明け加工を行う際にワークを下か
らワーク受け板で支える穴明け加工機におけるワーク受
け方法であって、前記ワーク受け板を前記工具で穴明け
加工を行う加工領域より位置を変更してワークを支える
ことを特徴とするものである。
【0006】また、この発明の穴明け加工機におけるワ
ーク受け装置は、左右方向へ延伸されたワーク受け本体
と、このワーク受け本体の両側を回動可能に支承したワ
ークサポートユニットと、前記ワーク受け本体の長手方
向に適宜な間隔で設けられワークを支える複数のワーク
受け板と、この一方のワーク受け板から他方のワーク受
け板へ変更してワークを支えるべく前記ワーク受け本体
を回動せしめるワーク受け駆動装置と、を備えてなるこ
とを特徴としている。
【0007】
【作用】以上のような穴明け加工機におけるワーク受け
方法およびその装置とすることにより、ワーク受け板が
工具でワークに穴明け加工を行う加工領域より位置を変
更してワークを下から支えるようにすることでワークと
工具との干渉が防止される。しかも段取り替え時にワー
ク受け板の調整を行うことなく、穴明け加工中に干渉す
ることが判断されたときに自動的に調整を行ってワーク
と工具との干渉を防止することができ、自動加工に効果
がある。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基いて詳細
に説明する。
【0009】図1,図2および図3を参照するに、板材
加工装置としての例えば穴明け加工装置1は中央部にワ
ークに穴明け加工を行う穴明け加工機3と、この穴明け
加工機3の右、左側にはそれぞれ素材ストッカ5、製品
ストッカ7が配置されている。
【0010】前記穴明け加工機3には前フレーム9F、
後フレーム9Bが立設されており、この前フレーム9F
と後フレーム9Bとは連結フレーム9Cで連結されてい
る。前記前、後フレーム9F,9B上にはX軸方向(図
1,図2において左右方向、図3において紙面に対して
直交する方向)へ延伸したガイドレール11が敷設され
ている。このガイドレール11上にはX軸キャレッジ1
3の下部に設けられたリニアガイド15が摺動可能に嵌
合されている。
【0011】図2において連結フレーム9C上の左側に
はモータベースを介してX軸駆動モータ17が取付けら
れている。また、前記連結フレーム9C上の左右部には
軸受19が取付けられており、この各軸受19には回転
自在なボールねじ21が支承されている。このボールね
じ21の左端と前記X軸駆動モータ17とは例えばプー
リ、ベルトなどからなる伝達部材23で連結されてい
る。また、前記ボールねじ21には前記X軸キャレッジ
13の下部に一体化されたナット部材25が螺合されて
いる。
【0012】上記構成により、X軸駆動モータ17を駆
動せしめると、伝達部材23を介してボールねじ21が
回転される。このボールねじ21の回転によりナット部
材25を介してX軸キャレッジ13がX軸方向へガイド
レール11に案内されながら移動されることになる。
【0013】前記X軸キャレッジ13上にはY軸方向
(図1において紙面に対して直交する方向、図2におい
て上下方向、図3において左右方向)にY軸サドル27
が取付けられている。このY軸サドル27をガイドと
し、Y軸スライド31とY軸ストラップ31AがY軸サ
ドル27を挟む形で摺動できるようになっている。
【0014】前記後フレーム9Bの後側(図2において
上側、図3において右側)には上下方向へ延伸した支持
フレーム33が取付けられており、また、前記Y軸サド
ル27にはY軸駆動モータ35が設けられている。この
Y軸駆動モータ35に連結された回転自在なボールねじ
37がY軸方向へ支承されており、このボールねじ37
に螺合したナット部材39がY軸スライド31の下部に
一体化されている。
【0015】上記構成により、Y軸駆動モータ35を駆
動せしめるとボールねじ37が回転される。このボール
ねじ37の回転によりナット部材39を介してY軸スラ
イド31がY軸サドル27上を摺動することになる。
【0016】前記Y軸コラム29はY軸スライド31の
上に取付けられており、その前部(図3において左部)
にはZ軸方向(図1,図3において上下方向、図2にお
いて紙面に対して直交する方向)にZ軸サドル41が取
付けられている。このZ軸サドル41をガイドとし、Z
軸スライド43とZ軸ストラップ43AがZ軸サドル4
1をはさむ形で摺動できるようになっている。Z軸サド
ル41にはZ軸駆動モータ45が設けられている。
【0017】上記構成により、Z軸駆動モータ45を駆
動せしめると、図示省略の伝達ユニット、ボールねじに
よりZ軸7スライド43はZ軸サドル41上を摺動する
ことになる。
【0018】前記Z軸スライド43にはL字形状のモー
タベース51が取付けられており、このモータベース5
1には回転用駆動モータ53が設けられている。この回
転用駆動モータ53の出力軸には駆動プーリ55が嵌合
されている。前記Z軸スライド43の前側(図2におい
て下側、図3において左側)には回転自在なスピンドル
57が設けられている。このスピンドル57には従動プ
ーリ59が嵌合されている。この従動プーリ59と前記
駆動プーリ55にはベルト61が巻回されている。
【0019】上記構成により、回転用駆動モータ53を
駆動せしめると出力軸を介して駆動プーリ55が回転さ
れる。この駆動プーリ55の回転によりベルト61、従
動プーリ59を介してスピンドル57が回転されること
になる。また、エンコーダ65により回転数を読みとる
ことができ、これにより毎回回転送り切削が可能とな
る。
【0020】而して、ドリル63はX軸、Y軸およびZ
軸方向へ移動されると共に回転されて後述する固定され
たワークに適宜な間隔で穴明け加工が行われることにな
る。ドリル63を交換することにより種々な大きさの穴
明けが行われることになる。
【0021】前記前フレーム9Fの前側(図3において
左側)には複数の支持フレーム67が立設されており、
この各支持フレーム67は水平ビーム69で支持されて
いる。この水平ビーム69の下方にはクーラントを収納
するクーラントボックス71が設けられている。図1に
おいて水平ビーム69の右側にはZ軸方向へ延伸した支
持アーム73が取付けられており、この支持アーム73
上には穴明け加工装置1の操作を行なう操作装置75が
設けられている。また、支持アーム33上には穴明け加
工装置1を制御せしめる制御装置76が設けられてい
る。
【0022】前記前フレーム9Fの前側(図2において
下側)にはX軸方向へ移動可能な搬送ローダ77が設け
られている。より詳細には図4および図5に示されてい
るように前記前フレーム9Fの前側左右には軸受79が
取付けられており、この両軸受79にはX軸方向へ延伸
した回転自在なボールねじ81が支承されている。この
ボールねじ81の右端には従動プーリー83が嵌合され
ている。
【0023】一方、前記連結フレーム9C上の右側には
搬送用駆動モータ85が取付けられている。この搬送用
駆動モータ85の出力軸には駆動プーリー87が取付け
られており、この駆動プーリー87と前記従動プーリー
83とにはベルト89が巻回されている。前記ボールね
じ81にはナット部材91が螺合されていると共にナッ
ト部材91にはL字形状のブラケット93を介して支持
プレート95が取付けられている。この支持プレート9
5の下部には複数のリニアガイドナット97が設けられ
ておりこのリニアガイドナット97には前フレーム9F
に敷設されたリニアガイドレール99に摺動可能に嵌合
されている。前記支持プレート95には複数の支持ブロ
ック101を介して搬送アーム103が一体化されてい
る。
【0024】上記構成により、搬送用駆動モータ85を
駆動せしめると、出力軸を介して駆動プーリー87が回
転される。この駆動プーリー87の回転によりベルト8
9、従動プーリー83を介してボールねじ81が回転さ
れるから、ナット部材91、ブラケット93を介して支
持プレート95がリニアガイドレール99に案内されな
がらX軸方向へ移動される。この支持プレート95がX
軸方向へ移動されることにより支持ブロック101を介
して搬送アーム103がX軸方向へ移動されることにな
る。
【0025】前記搬送アーム103のX軸方向における
左右部にはワークを搬入出せしめるワークハンド105
が設けられている。より詳細には、図6および図7に示
されているように、搬送アーム103の先端にはピン1
07が挿入され、このピン107に前記ワークハンド1
05が装着されている。しかも搬送アーム103の外側
には円板プレート109が複数のボルト111で取付け
られている。前記搬送アーム103の図6において上側
にはねじ113,115が取付けられており、このねじ
113と115とには引張りコイルバネ117が取付け
られている。
【0026】上記構成により、ワークハンド105は搬
送アーム103に対して引張りコイルバネ117の作用
で図7に実線で示した位置にあり、例えばワーク上に乗
った場合には図7において時計方向廻りに2点鎖線で示
した位置まで回動されることになる。
【0027】再び、図2を参照するに図2において前記
支持フレーム67の上面における後側(図2において上
側)にはX軸方向へ延伸したワークストッパ119が設
けられていると共に、支持フレーム67の上面における
前側(図2において下側)にはX軸方向へ延伸したワー
クガイド121がY軸方向へ移動可能に設けられてい
る。図1および図3に示されているように、X軸方向の
左右両側にはY軸方向へ延伸した回転自在なボールねじ
123が前後の軸受125で支承されており、前記各ボ
ールねじ123の前端にはスプロケット127が嵌合さ
れており、この各スプロケット127とアイドラスプロ
ケット129とにはチェン131が巻回されている。し
かも左側のボールねじ123の前側にはワークガイド用
駆動モータ133が連結されている。また各ボールねじ
123にナット部材135が螺合されており、この各ナ
ット部材135にはY軸方向へ延伸したガイドロッド1
37が装着されていると共にワークガイド121が取付
けられている。
【0028】上記構成により、ワークガイド用駆動モー
タ133を駆動せしめると、左側のボールねじ123が
回転されると共にスプロケット127、チェン131を
介して右側のボールねじ123も同期して回転される。
この各ボールねじ123の回転によりナット部材135
がガイドロッド137に案内されてY軸方向へ移動する
からワークガイド121も同方向へ移動されることにな
る。
【0029】前記ワークガイド121の上面にはX軸方
向へ適宜な間隔で複数のワーククランプ用油圧シリンダ
139が設けられている。ワークWが搬送ローダ77で
ワークストッパ119とワークガイド121との間に搬
入されてきて、ワークガイド121をワークストッパ1
19側へ移動させてワークWを位置決めした後、各ワー
ククランプ用油圧シリンダ139を作動せしめることに
よりワークWがクランプされることになる。
【0030】前記フレーム69には前記ドリル63を交
換して使用するATC用ドリル63を装着した複数のA
TCツールホルダ141が設けられている。例えばワー
クWに大きさの違った穴加工を行う場合や、ドリル63
に寿命がきた場合にはスピンドル57がこの位置に移動
されてきてドリル63の交換を行うことができるのであ
る。
【0031】前記左側の支持フレーム67上にて、ワー
クWに穴加工が行われた後にワーク(製品)をワーク搬
出部5へ搬出する際に、ブラシ、クーラント、エアブロ
などで切粉の除去を行い、洗浄されるのである。
【0032】前記ワークストッパ119とワークガイド
121の間に搬入されてきたワークWは下方よりワーク
受け装置143にて支持される。より詳細には、図8
(A),(B)に示されているように、ワーク受け本体
145と、左右両端のサポートユニット147と、ワー
ク受け駆動装置149とで構成されている。前記ワーク
受け本体145はX軸方向へ延伸したロッド151とこ
のロッド151にほぼ直角に取付けられたワーク受け板
153A,153Bとで構成されている。ワーク受け駆
動装置149は図9も併せて参照するように、固定され
た油圧シリンダ155とこの油圧シリンダ155に装着
されたピストンロッド157と前記ロッド151に一端
が固定に他端側に形成された長孔159を有するリンク
板161とこのリンク板161の長孔159に装着され
たピン163とで構成されている。
【0033】上記構成により、図8(A)に示したごと
く、ワークストッパ119とワークガイド121との間
に搬入されたワークWのY軸方向の長さが例えば500
mmのときに、ドリル63の中心位置がAの領域(0≦
Y≦250)のときには図9(A)に示されているよう
にワーク受け板153BでワークWを受けると共に、ド
リル63の位置がBの領域(250≦Y≦500)のと
きには図9(B)に示されているようにワーク受け板1
53AでワークWを受けるようにすることで、ドリル6
3とワーク受け板153A又は153Bとの干渉がなく
なる。したがって、段取り替え時にワーク受け装置14
3の調整を行う必要がなくなる。なお、図9(A)又は
(B)の状態は油圧シリンダ155の作動でピストンロ
ッド157の伸縮で行われるものである。
【0034】前記素材ストッカ5は、図1,図2および
図10を参照するに、Y軸方向へ延伸したフレーム16
5が配置されており、このフレーム165の上にはガイ
ドレール167L,167Rがついている。ガイドレー
ル167Rには両端より車輪169が挟み込まれ、ガイ
ドレール167L上にはローラ171が乗っている。車
輪169、ローラ171はスライダ173に取付けられ
ている。また、フレーム165にはギアードモータ17
5が固定されその軸端にはピニオンギヤ177がついて
いる。一方、スライダ173側にはラックギア179が
固定されており、ギアードモータ175が回転するとス
ライダ173が移動するようになっている。
【0035】スライダ173の上面には油圧を駆動源と
するリフタ181が取付けられている。このリフタ18
1の上面にはT溝183がほってあるプレート185が
あり、この上にワークWを積み重ねてストックする。ワ
ークWとワークWの間にはT溝183にはまり込むサン
187を入れこむ。前記リフタ181は上下動しワーク
Wを本機に搬入する位置までもち上げる。素材ストッカ
5の動きは、Y軸方向のワーク搬入位置を自動位置決め
する為にギアードモータ175を駆動させラック179
とピニオン177によりスライダ173がガイドレール
167L,167Rに沿って移動する。スライダ位置決
めセンサ189がサン187を検出して位置決めする。
その位置でリフタ181は上昇し板厚検出センサ191
によって割り出される位置まで上昇し、上方から一枚ず
つ(多数枚も可)、前記搬送ローダ77で穴明け加工機
3へ搬入する。ワークWが搬入されるとリフタ181は
上昇して再び板厚検出センサ191によって割り出され
る位置まで上昇しワークWの上面は一定に保たれる。
【0036】尚、板厚検出センサ191がワークWの板
厚が変わっても対応できるよう板厚に合わせ複数個セン
サ193A〜193Dが用意してある。センサ193A
は板厚9〜12mm、センサ193Bは16〜19m
m、センサ193Cは板厚22〜25mm、センサ19
3Dは板厚28〜32mmを検出するものである。
【0037】加工プログラム製作時に入力される板厚を
NC装置が自動的に読み取り、センサをセンサ193A
〜193Dのどれに一致するかを自動判別しセンサを決
定する。そのためワークWの板厚が変化しても自動的に
板厚分を見込んで位置決めできるようになっている。な
お、センサの板厚を9〜12mm、16〜19mm、2
2〜25mm、28〜32mmとしたがこの数値に限定
しなくてもよい。
【0038】前記製品ストッカ7は、図1,図2に加え
て図11(A),(B)、図12を参照するに、Y軸方
向へ延伸された製品ストッカフレーム193が枠組され
て立設されている。この製品ストッカフレーム193の
上面には図11(B)に示されているように、鋼球位置
決め板195が取り付けられ、その上方から押え板で止
め鋼球197が落ちないようにしてある。
【0039】製品ストッカテーブル199の前側(図1
1(A),図12において右側)には枠組されたワーク
リフタフレーム201が立設されており、このワークリ
フタフレーム201内にはワーク上下用リフタ203が
備えられている。このワーク上下用リフタ203には円
形状の製品テーブル205が一体化されている。
【0040】前記ワーク上下用リフタ203におけるワ
ークリフタフレーム201の前側(図11(A),図1
2において右側)にはブラケット207が取付けられて
おり、このブラケット207に押し込みシリンダ209
がボルトなどで固定されている。この押し込みシリンダ
209に装着されたピストンロッド211の先端には製
品押し当て部材213が一体化されている。
【0041】上記構成により、製品Gを製品ストッカテ
ーブル199にストックせしめる動作を説明すると、ま
ず図13において製品ストッカテーブル199の右端に
製品Gが積載された状態とする。この図13の状態にお
いて、図11(A)に示した矢印の方向から加工された
製品Gが図14に示されているように、製品テーブル2
05上に積載される。製品Gが製品テーブル205上に
積載される毎に製品Gの厚み分だけワーク上下用リフタ
203の作動で下降して製品テーブル205が下降され
る。
【0042】そして、図15に示されているように、製
品テーブル205上に所定の枚数だけ製品Gが積載され
て満杯になると、図16に示されているように、押し込
みシリンダ209を作動せしめてピストンロッド211
が伸ばされて製品押し当て部材213で積載された製品
Gを押すことにより、すでに製品ストッカテーブル18
9上に積載されている製品Gも一緒に押されて2列の積
載された製品Gが製品ストッカテーブル189上にスト
ックされる。次いでピストンロッド211を縮めると共
に製品テーブル205を上昇せしめることにより、図1
3に示された初期の状態に戻される。この動作を繰り返
すことにより積載された製品Gを複数列に製品ストッカ
テーブル189上に積載させることができる。
【0043】このような製品ストッカ7とすることによ
り、従来の製品ストッカを移動させるのでなく、積載さ
れた製品G同志を押して製品ストッカテーブル189上
に順次ストックしていくのでフロアスペースを小さくす
ることができて省スペース化を図ることができる。しか
も積載された製品Gを押す機構が簡単である。製品スト
ッカテーブル189上に積載された製品Gは従来のよう
なワーク支えがないので作業者が容易に搬出することが
できる。
【0044】次に、素材ストッカ5からワークWを搬入
し、穴明け加工部3で穴明け加工を行い、製品ストッカ
7にストックする動作を簡単に説明すると、まず素材ス
トッカ5にワークWを積み重ねて段取りを行う。スライ
ダ173を移動させワーク搬入位置に位置決め割り出す
(サン187とワークストッパ119が一直線となる位
置)。
【0045】ワークガイド121をワークWの巾に例え
ば5mm程度加えた所の位置へ移動させて位置決めを行
う。素材ストッカ5内のリフター181を上昇させワー
クWを押し上げワークWの上面を図示省略のセンサで検
出して停止させる。搬送ローダ77を作動せしめて右側
のワークハンド105でワークWを一枚だけ(多数も
可)引っ掛けて穴明け加工機3へ搬入し位置決めを行
う。そのとき、ワークストッパ119とワークガイド1
21により図17(A)に示したようにワークWを支持
せしめる。このとき搬送ローダ77は元の原点位置へ戻
される。さらにワークガイド121上のクランプ用油圧
シリンダ139をONさせてワークWをクランプする。
【0046】この状態にてドリル63をX軸、Y軸およ
びZ軸方向へ移動せしめると共に回転せしめて高速で穴
明け加工が行われる。搬送ローダ77の左側のワークハ
ンド105で加工された製品Gを図17(B)に示され
ているように、引っ掛けてワークハンド105をストロ
ークエンドまで送り、製品ストッカ7の製品テーブル1
85上に図17(C)に示されているように搬出を行
う。その際、切粉排除のためにブラシ、クーラントおよ
びエアブローなどで製品Gの洗浄を行う。
【0047】次いで、製品Gを排出すると同時に次のワ
ークWを右側のワークハンド105で引っ掛けて図17
(B)の状態から図17(C)の状態のごとくワークW
の搬入が行われる。搬送ローダ77が元の位置される
際、左側のワークハンド105は図17(D)に示され
ているように回動されワークW上を滑って元の原点位置
へ戻される。順次にワークWに穴明け加工を行って製品
テーブル185上に積載されて満杯になると、すでに説
明した図13から図16までの要領で積載された製品G
は製品ストッカテーブル177上に複数列ストックさせ
ることができる。
【0048】このように、素材ストッカ5に積載されて
ストックしてあるワークWを1枚ずつ搬送ローダ77の
ワークハンド105で引っ掛けて滑らしながら穴明け加
工機3へ搬入し穴明け加工を行った後、製品Gを搬送ロ
ーダ77のワークハンド105で1枚ずつ引っ掛けて滑
らしながら排出することができるようにした。したがっ
て、1枚1枚の加工の為にバリ取り作業などの後工程の
組み入れを簡単に行うことができると共に、ワークW、
製品Gの搬入出する搬入出ローダの構成を簡単な機構で
行うことができる。
【0049】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他
の態様で実施し得るものである。搬入搬出を同時に行う
搬送ローダで説明したが、搬入、搬出の動作を別々に搬
入、搬出ローダで行うようにしてもよい。
【0050】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この発明の請求項1,2によれば、ワーク受
け板が工具でワークに穴明け加工を行う領域より位置を
変更してワークを下から支えるようにしたからワークと
工具との干渉を防止することができる。しかも、段取り
替え時にワーク受け板の調整を行うことなく、穴明け加
工中に干渉すると判断されたときに自動的に調整を行っ
てワークと工具との干渉を防止することができ、自動加
工に効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施する一実施例の穴明け加工装置
の正面図である。
【図2】図1における平面図である。
【図3】図1における右側面図である。
【図4】搬送ローダ部分のみを拡大した拡大平面図であ
る。
【図5】図4における正面図である。
【図6】図4におけるVI矢視部の拡大平面図である。
【図7】図6における正面図である。
【図8】ワーク受け装置の拡大平面図である。
【図9】ワーク受け装置の動作説明図である。
【図10】素材ストッカの拡大斜視図である。
【図11】(A)図は製品ストッカにおける拡大左側面
図であり、(B)図は(A)図におけるA矢視の拡大正
面図である。
【図12】図11における平面図である。
【図13】加工された製品を製品ストッカに搬出する動
作説明図である。
【図14】加工された製品を製品ストッカに搬出する動
作説明図である。
【図15】加工された製品を製品ストッカに搬出する動
作説明図である。
【図16】加工された製品を製品ストッカに搬出する動
作説明図である。
【図17】素材ストッカからワークを穴明け加工機へ搬
入し、穴明け加工機で加工された製品を製品ストッカへ
搬出するまでの動作の一部を説明する説明図である。
【図18】従来のワーク受け装置を説明する概略正面図
である。
【符号の説明】
1 穴明け加工装置(板材加工装置) 3 穴明け加工機 5 素材ストッカ 7 製品ストッカ 13 X軸キャレッジ 43 Z軸スライド 57 スピンドル 63 ドリル(工具) 77 搬送ローダ 103 搬送アーム 105 ワークハンド 119 ワークストッパ 121 ワークガイド 143 ワーク受け装置 145 ワーク受け本体 147 ワークサポートユニット 149 ワーク受け駆動装置 151 ロッド 153A,153B ワーク受け板 155 油圧シリンダ 157 ピストンロッド 159 長孔 161 リンク板 163 ピン 193 製品ストッカテーブル 203 ワーク上下用リフタ 205 製品テーブル 209 押し込みシリンダ 211 ピストンロッド 213 製品押し当て部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを工具で穴明け加工を行う際にワ
    ークを下からワーク受け板で支える穴明け加工機におけ
    るワーク受け方法であって、前記ワーク受け板を前記工
    具で穴明け加工を行う加工領域より位置を変更してワー
    クを支えることを特徴とする穴明け加工機におけるワー
    ク受け方法。
  2. 【請求項2】 左右方向へ延伸されたワーク受け本体
    と、このワーク受け本体の両側を回動可能に支承したワ
    ークサポートユニットと、前記ワーク受け本体の長手方
    向に適宜な間隔で設けられワークを支える複数のワーク
    受け板と、この一方のワーク受け板から他方のワーク受
    け板へ変更してワークを支えるべく前記ワーク受け本体
    を回動せしめるワーク受け駆動装置と、を備えてなるこ
    とを特徴とする穴明け加工機におけるワーク受け装置。
JP31463994A 1994-12-19 1994-12-19 穴明け加工機におけるワーク受け方法およびその装置 Pending JPH08168910A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102398057A (zh) * 2011-10-25 2012-04-04 姜希尚 履带板的加工方法
CN104625165A (zh) * 2015-02-11 2015-05-20 中国重型机械研究院股份公司 一种二十辊牌坊加工工装

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