JPH08168885A - 金属パイプの溶接方法及び溶接装置 - Google Patents
金属パイプの溶接方法及び溶接装置Info
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- JPH08168885A JPH08168885A JP7083492A JP8349295A JPH08168885A JP H08168885 A JPH08168885 A JP H08168885A JP 7083492 A JP7083492 A JP 7083492A JP 8349295 A JP8349295 A JP 8349295A JP H08168885 A JPH08168885 A JP H08168885A
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- B23K11/093—Seam welding not restricted to one of the preceding subgroups for curved planar seams
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 作業工程数を減少させ、作業時間を短縮し
て、欄干製作コストを低減できるようにした金属パイプ
の溶接方法及びその溶接装置を提供すること。 【構成】 横パイプの内部に電極が連続された固定片と
移動片が相互歯合された状態に挿入設置されたパイプ移
動制御手段と、縦パイプの上下部両側面を固定支持する
油圧固定支持手段と、横パイプの上端面を加圧手段と、
固定片と油圧支持手段に電圧を印加させて縦パイプの上
下両端面を同時に横パイプに加圧溶接する溶接機からな
り、連続された一連の半自動化工程により溶接作業が遂
行できるようにした。
て、欄干製作コストを低減できるようにした金属パイプ
の溶接方法及びその溶接装置を提供すること。 【構成】 横パイプの内部に電極が連続された固定片と
移動片が相互歯合された状態に挿入設置されたパイプ移
動制御手段と、縦パイプの上下部両側面を固定支持する
油圧固定支持手段と、横パイプの上端面を加圧手段と、
固定片と油圧支持手段に電圧を印加させて縦パイプの上
下両端面を同時に横パイプに加圧溶接する溶接機からな
り、連続された一連の半自動化工程により溶接作業が遂
行できるようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は金属パイプの溶接方法及
びその溶接装置に関するもので、特に上下側に各々配置
した横パイプ間に、多数個の縦パイプを連続的に半自動
化した工程により溶接させることによって、作業工程数
を減少させ、作業時間を短縮して欄干製作コストを低減
できるようにした金属パイプの溶接方法及びその溶接装
置に関するものである。
びその溶接装置に関するもので、特に上下側に各々配置
した横パイプ間に、多数個の縦パイプを連続的に半自動
化した工程により溶接させることによって、作業工程数
を減少させ、作業時間を短縮して欄干製作コストを低減
できるようにした金属パイプの溶接方法及びその溶接装
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に欄干を製作する場合には、上下側
の横パイプ間に多数個の縦パイプを結合させる方法とし
て主に溶接方式が採用されているが、これはリベット結
合やボルト結合方式による結合よりも資材の節約と作業
工程数の減少及び性能寿命の延長が得られる等の利点が
あるからである。特に溶接結合には、リベット結合や鋳
造及び鍛造と比較した場合、前記した利点の外に、構造
が簡単でありながら高い結合効率を有し、被溶接材の厚
さによって大きな制約を受けず、大量生産する場合には
製作コストを低減させることができる等の利点がある。
の横パイプ間に多数個の縦パイプを結合させる方法とし
て主に溶接方式が採用されているが、これはリベット結
合やボルト結合方式による結合よりも資材の節約と作業
工程数の減少及び性能寿命の延長が得られる等の利点が
あるからである。特に溶接結合には、リベット結合や鋳
造及び鍛造と比較した場合、前記した利点の外に、構造
が簡単でありながら高い結合効率を有し、被溶接材の厚
さによって大きな制約を受けず、大量生産する場合には
製作コストを低減させることができる等の利点がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、溶接結
合は前記のような諸利点がある反面、短時間に高い熱を
伴う複雑な冶金学的結合法であるから、溶接が不注意に
行われると、材質が変化したり、変形や収縮、残留応力
等が著しく増加される等の欠陥が生じることがある。特
に従来一般に行われている溶接結合では、パイプとパイ
プを結合させる場合に、即ちフィレット溶接のとき、溶
接部位に溶接棒が装着されたトーチが移動されながらア
ークを発生させ、両パイプの接触面周囲を溶接するが、
その溶接部位上にはビードが形成されて表面が滑らかで
なくなるため、その部分を研磨加工しなければならず、
別途の作業工程が必要となり、又連続された一連の半自
動化作業工程が困難であるから、作業工程数が増加し、
製作コストが高くなると言う問題点があった。
合は前記のような諸利点がある反面、短時間に高い熱を
伴う複雑な冶金学的結合法であるから、溶接が不注意に
行われると、材質が変化したり、変形や収縮、残留応力
等が著しく増加される等の欠陥が生じることがある。特
に従来一般に行われている溶接結合では、パイプとパイ
プを結合させる場合に、即ちフィレット溶接のとき、溶
接部位に溶接棒が装着されたトーチが移動されながらア
ークを発生させ、両パイプの接触面周囲を溶接するが、
その溶接部位上にはビードが形成されて表面が滑らかで
なくなるため、その部分を研磨加工しなければならず、
別途の作業工程が必要となり、又連続された一連の半自
動化作業工程が困難であるから、作業工程数が増加し、
製作コストが高くなると言う問題点があった。
【０００４】そこで、このような問題点を解決すべく、
本出願人は先の韓国出願第９２−３５９１号において、
横パイプの内部に挿入設置した固定片と移動片により構
成されたパイプ移動制御手段と、前記横パイプ下部に設
置された縦パイプに電圧が印加されるように電極が連結
された支持具と、前記縦パイプを固定支持する油圧固定
支持手段と、相互に歯合する固定片と移動片の上部で横
パイプの上部面を加圧する加圧手段と、前記固定片と支
持具に両電極を連結して前記横パイプと縦パイプの接触
面が加圧溶接されるように電圧を印加させる溶接機を設
け、該溶接機を介して電圧が印加されると、前記移動片
と支持具に連結された両電極を通じて電流が導通される
ことにより、横パイプと縦パイプの接触面が加圧溶接さ
れるようにした方式の発明を提案した。
本出願人は先の韓国出願第９２−３５９１号において、
横パイプの内部に挿入設置した固定片と移動片により構
成されたパイプ移動制御手段と、前記横パイプ下部に設
置された縦パイプに電圧が印加されるように電極が連結
された支持具と、前記縦パイプを固定支持する油圧固定
支持手段と、相互に歯合する固定片と移動片の上部で横
パイプの上部面を加圧する加圧手段と、前記固定片と支
持具に両電極を連結して前記横パイプと縦パイプの接触
面が加圧溶接されるように電圧を印加させる溶接機を設
け、該溶接機を介して電圧が印加されると、前記移動片
と支持具に連結された両電極を通じて電流が導通される
ことにより、横パイプと縦パイプの接触面が加圧溶接さ
れるようにした方式の発明を提案した。
【０００５】この方式は従来の溶接結合のように、溶接
部位が外部に露出される方式ではなく、横パイプと縦パ
イプの接触面の中央部位が加圧溶接されるため、溶接部
位が外部に露出されず、従来必要であった別途の研磨加
工の作業工程を省略することができ、手作業により溶接
に比べて溶接速度が早く、作業能率が向上されるから、
大量生産の場合には生産コストを低減できる利点があ
る。しかしながら、先に提案した方式においては、溶接
機の一側電極が連結された支持具が、縦パイプの上端部
と所定長さに離隔したその下方中央部側と接触する位置
に設けられているので、支持具と縦パイプの上端部間に
は、不純物や塵、その他絶縁物質等の要因によって漏洩
電流が発生し、均一な電流供給が難しく、溶接効率が低
下して電力損失が増加する問題点があった。
部位が外部に露出される方式ではなく、横パイプと縦パ
イプの接触面の中央部位が加圧溶接されるため、溶接部
位が外部に露出されず、従来必要であった別途の研磨加
工の作業工程を省略することができ、手作業により溶接
に比べて溶接速度が早く、作業能率が向上されるから、
大量生産の場合には生産コストを低減できる利点があ
る。しかしながら、先に提案した方式においては、溶接
機の一側電極が連結された支持具が、縦パイプの上端部
と所定長さに離隔したその下方中央部側と接触する位置
に設けられているので、支持具と縦パイプの上端部間に
は、不純物や塵、その他絶縁物質等の要因によって漏洩
電流が発生し、均一な電流供給が難しく、溶接効率が低
下して電力損失が増加する問題点があった。
【０００６】又、この方式では横パイプが上下側に各々
配置されている場合に、上下両側の横パイプの間に縦パ
イプの上下両端面を一度に溶接するのが難しいから、通
常は縦パイプの一側先端部を溶接した次に反対側の先端
部を溶接しなければならず、縦パイプの上下両端面を同
時に溶接することが不可能であるため、溶接作業がきわ
めて煩雑となり、作業に多くの時間を要し、作業能率が
劣るという問題点があった。
配置されている場合に、上下両側の横パイプの間に縦パ
イプの上下両端面を一度に溶接するのが難しいから、通
常は縦パイプの一側先端部を溶接した次に反対側の先端
部を溶接しなければならず、縦パイプの上下両端面を同
時に溶接することが不可能であるため、溶接作業がきわ
めて煩雑となり、作業に多くの時間を要し、作業能率が
劣るという問題点があった。
【０００７】本発明は上記のような問題点に鑑みて提案
された先の韓国出願第９２−３５９１号の改良に関する
もので、連続された一連の半自動化作業工程により縦パ
イプの上下両端面が上下側に各々配置された横パイプに
同時に溶接結合されるようにすることにより、作業工程
数を減少させて作業時間を短縮し、欄干製作費を低減で
きるようにした金属パイプの溶接方法及びその溶接装置
を提供せんとするものである。
された先の韓国出願第９２−３５９１号の改良に関する
もので、連続された一連の半自動化作業工程により縦パ
イプの上下両端面が上下側に各々配置された横パイプに
同時に溶接結合されるようにすることにより、作業工程
数を減少させて作業時間を短縮し、欄干製作費を低減で
きるようにした金属パイプの溶接方法及びその溶接装置
を提供せんとするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、横パイプを上下側に各々配置して、その横パ
イプの内部にパイプ移動制御手段を挿入設置し、上下両
側の横パイプの間に縦パイプをその上下両端面が横パイ
プと接触するように緊密に当接させた後、該縦パイプの
上下部外周面を油圧固定支持手段により固定支持せし
め、加圧手段で上下両側の横パイプの上端面を加圧する
と同時に、溶接機の電圧を印加して横パイプと縦パイプ
の両接触面を同時に加圧溶接するようにした金属パイプ
の溶接方法を特徴とするものである。
するため、横パイプを上下側に各々配置して、その横パ
イプの内部にパイプ移動制御手段を挿入設置し、上下両
側の横パイプの間に縦パイプをその上下両端面が横パイ
プと接触するように緊密に当接させた後、該縦パイプの
上下部外周面を油圧固定支持手段により固定支持せし
め、加圧手段で上下両側の横パイプの上端面を加圧する
と同時に、溶接機の電圧を印加して横パイプと縦パイプ
の両接触面を同時に加圧溶接するようにした金属パイプ
の溶接方法を特徴とするものである。
【０００９】又、本発明は上記の溶接方法を実現する手
段として、上下両側の横パイプの内部に挿入設置され、
その横パイプを支持するパイプ移動制御手段と、油圧シ
リンダーの伸縮作動によって縦パイプの上下部外周面を
各々支持したり、支持を開放する油圧固定支持手段と、
縦パイプに対向して配置され、油圧シリンダーの伸縮作
動により縦パイプと接触している横パイプを縦パイプ側
に加圧して密着させる加圧手段と、一側電極は前記パイ
プ移動制御手段に連結され、他側電極は前記油圧固定支
持手段に連結された溶接機とを有し、前記パイプ移動制
御手段は、一側面が傾斜された固定片と、該固定片の傾
斜面とスライディング接触する傾斜面が具備された移動
片と、該移動片に連結され、その移動片を引張るように
したワイヤと、前記横パイプの内部に挿入される通電パ
イプと、該通電パイプに挿入されて一側先端に前記溶接
機の一側電極が連結された電極パイプとにより金属パイ
プの溶接装置を構成したことを特徴とするものである。
段として、上下両側の横パイプの内部に挿入設置され、
その横パイプを支持するパイプ移動制御手段と、油圧シ
リンダーの伸縮作動によって縦パイプの上下部外周面を
各々支持したり、支持を開放する油圧固定支持手段と、
縦パイプに対向して配置され、油圧シリンダーの伸縮作
動により縦パイプと接触している横パイプを縦パイプ側
に加圧して密着させる加圧手段と、一側電極は前記パイ
プ移動制御手段に連結され、他側電極は前記油圧固定支
持手段に連結された溶接機とを有し、前記パイプ移動制
御手段は、一側面が傾斜された固定片と、該固定片の傾
斜面とスライディング接触する傾斜面が具備された移動
片と、該移動片に連結され、その移動片を引張るように
したワイヤと、前記横パイプの内部に挿入される通電パ
イプと、該通電パイプに挿入されて一側先端に前記溶接
機の一側電極が連結された電極パイプとにより金属パイ
プの溶接装置を構成したことを特徴とするものである。
【００１０】
【作用】本発明は前記のような手段をもって構成されて
いるので、上下両側の横パイプの内部に挿入設置された
移動片を移動させるため、ワイヤを引張ると、固定片と
移動片が相互に強制的に歯合して横パイプの内部面に密
着されることになる。又、上下両側の横パイプの間に両
端面を当接して接触された縦パイプの上下部外周面は、
油圧固定支持手段によって固定支持せしめられることに
なる。
いるので、上下両側の横パイプの内部に挿入設置された
移動片を移動させるため、ワイヤを引張ると、固定片と
移動片が相互に強制的に歯合して横パイプの内部面に密
着されることになる。又、上下両側の横パイプの間に両
端面を当接して接触された縦パイプの上下部外周面は、
油圧固定支持手段によって固定支持せしめられることに
なる。
【００１１】この状態で上下両側の横パイプの外側面は
加圧手段によって加圧されて縦パイプ側に密着されるこ
とになる。従って、加圧手段による加圧と同時に溶接機
によって電圧を印加すれば、固定片と移動片を介して横
パイプに電流が導通され、縦パイプを固定する固定部材
を介して縦パイプにも電流が流れるため、横パイプと縦
パイプの両接触面は同時に効率よく安定して加圧溶接さ
れることになる。
加圧手段によって加圧されて縦パイプ側に密着されるこ
とになる。従って、加圧手段による加圧と同時に溶接機
によって電圧を印加すれば、固定片と移動片を介して横
パイプに電流が導通され、縦パイプを固定する固定部材
を介して縦パイプにも電流が流れるため、横パイプと縦
パイプの両接触面は同時に効率よく安定して加圧溶接さ
れることになる。
【００１２】
【実施例】以下、本発明を図に示す実施例に基づいて具
体的に説明する。図１は本発明の一実施例に係る金属パ
イプの溶接装置の概略図である。なお、図２はその溶接
装置のパイプ移動制御手段と油圧固定支持手段の拡大断
面図で、図３はその溶接装置のパイプ移動手段の先端部
の拡大断面図である。又、図４は図１における矢視Ａ−
Ａ線に沿って切断した油圧固定支持手段の拡大断面図で
ある。
体的に説明する。図１は本発明の一実施例に係る金属パ
イプの溶接装置の概略図である。なお、図２はその溶接
装置のパイプ移動制御手段と油圧固定支持手段の拡大断
面図で、図３はその溶接装置のパイプ移動手段の先端部
の拡大断面図である。又、図４は図１における矢視Ａ−
Ａ線に沿って切断した油圧固定支持手段の拡大断面図で
ある。
【００１３】図中１，２は横パイプ、５はその横パイプ
１，２間に溶接されている縦パイプである。本発明に係
る金属パイプの溶接装置は図に示すように上下側に各々
配置された横パイプ１，２内に挿入設置される２個のパ
イプ移動制御手段１０と、これ等上下両側の横パイプ
１，２の間に当接して接触される縦パイプ５を固定支持
する油圧固定支持手段２０と、前記縦パイプ５が接触さ
れる横パイプ１，２の上端面を加圧する加圧手段３０
と、これ等上下側の横パイプ１，２と縦パイプ５間に電
圧を印加する溶接機４０とにより構成されている。
１，２間に溶接されている縦パイプである。本発明に係
る金属パイプの溶接装置は図に示すように上下側に各々
配置された横パイプ１，２内に挿入設置される２個のパ
イプ移動制御手段１０と、これ等上下両側の横パイプ
１，２の間に当接して接触される縦パイプ５を固定支持
する油圧固定支持手段２０と、前記縦パイプ５が接触さ
れる横パイプ１，２の上端面を加圧する加圧手段３０
と、これ等上下側の横パイプ１，２と縦パイプ５間に電
圧を印加する溶接機４０とにより構成されている。
【００１４】ところで、パイプ移動制御手段１０は、通
電パイプ１１と、各傾斜面１２ａ，１３ａが相互歯合す
るようにテーパ面を有する円柱形本体からなる固定片１
２及び移動片１３と、電極パイプ１４及びワイヤ１５と
により構成されており、これ等の結合は、先に横パイプ
１，２の内部に通電が良好な通電パイプ１１が挿入さ
れ、該通電パイプ１１の内部には末端に前記固定片１２
が結合され、溶接機４０の電極４１と連結された電極パ
イプ１４が挿入されて、該電極パイプ１４の内側に形成
される空間部１６には、末端部が前記移動片１３の連結
環１９に連結されたワイヤ１５が挿入設置されている。
電パイプ１１と、各傾斜面１２ａ，１３ａが相互歯合す
るようにテーパ面を有する円柱形本体からなる固定片１
２及び移動片１３と、電極パイプ１４及びワイヤ１５と
により構成されており、これ等の結合は、先に横パイプ
１，２の内部に通電が良好な通電パイプ１１が挿入さ
れ、該通電パイプ１１の内部には末端に前記固定片１２
が結合され、溶接機４０の電極４１と連結された電極パ
イプ１４が挿入されて、該電極パイプ１４の内側に形成
される空間部１６には、末端部が前記移動片１３の連結
環１９に連結されたワイヤ１５が挿入設置されている。
【００１５】従って、溶接時に前記ワイヤ１５を引張れ
ば、移動片１３の傾斜面１３ａが前記固定片１２の傾斜
面１２ａと歯合された状態でスライディングすると同時
に、移動片１３が空室１８を満しながら固定片１２を上
側方向に押すため、固定片１２と移動片１３は相互に強
制的に歯合して前記横パイプ１，２の内部に形成されて
いる間隙１７を無くし、各横パイプ１，２の内部面に密
着されることになる。
ば、移動片１３の傾斜面１３ａが前記固定片１２の傾斜
面１２ａと歯合された状態でスライディングすると同時
に、移動片１３が空室１８を満しながら固定片１２を上
側方向に押すため、固定片１２と移動片１３は相互に強
制的に歯合して前記横パイプ１，２の内部に形成されて
いる間隙１７を無くし、各横パイプ１，２の内部面に密
着されることになる。
【００１６】一方、一個の縦パイプ５の両端面の溶接が
完了した後にはエア供給装置（図示省略）が作動され
て、エア圧力が電極パイプ１４の内側の空間部１６内に
流入され、その圧力で移動片１３を前方に押すため、移
動片１３は前方にスライディングされて空室１８は拡張
され、前方側の空室１８ａは満たされることになる。従
って、移動片１３と固定片１２は前記横パイプ１の内部
面と更に間隙１７が取れることになり、横パイプ１，２
の前進移動が可能となる。
完了した後にはエア供給装置（図示省略）が作動され
て、エア圧力が電極パイプ１４の内側の空間部１６内に
流入され、その圧力で移動片１３を前方に押すため、移
動片１３は前方にスライディングされて空室１８は拡張
され、前方側の空室１８ａは満たされることになる。従
って、移動片１３と固定片１２は前記横パイプ１の内部
面と更に間隙１７が取れることになり、横パイプ１，２
の前進移動が可能となる。
【００１７】次に、油圧固定支持手段２０は、図４に示
す様に、油圧シリンダー２１の両側に移動端子２２，２
２ａが油圧ピストン２３，２３ａにより連結され、その
移動端子２２，２２ａは又他の移動端子２４，２４ａと
油圧ピストン２５，２５ａにより連結されている。この
移動端子２４，２４ａの先端には先端がラウンドされた
固定部材２７，２７ａが油圧ピストン２６，２６ａによ
って各々結合されており、この固定部材２７，２７ａの
先端はガスタンク（図示省略）と連結されたガスホース
２８ａと連通される多数個のガス噴出孔２８が形成され
た構造となっている。
す様に、油圧シリンダー２１の両側に移動端子２２，２
２ａが油圧ピストン２３，２３ａにより連結され、その
移動端子２２，２２ａは又他の移動端子２４，２４ａと
油圧ピストン２５，２５ａにより連結されている。この
移動端子２４，２４ａの先端には先端がラウンドされた
固定部材２７，２７ａが油圧ピストン２６，２６ａによ
って各々結合されており、この固定部材２７，２７ａの
先端はガスタンク（図示省略）と連結されたガスホース
２８ａと連通される多数個のガス噴出孔２８が形成され
た構造となっている。
【００２２】前記の油圧ピストン２３，２３ａにより左
右に移動される移動端子２２，２２ａ内に挿入設置され
た油圧ピストン２５，２５ａは油圧ホース２９ａ，２９
ｂの圧力により作動され、その先端に連結された移動端
子２４，２４ａを前方に移動させるが、移動端子２４，
２４ａは油圧ホース２９ｃ，２９ｄの圧力によって作動
される油圧ピストン２６，２６ａにより縦パイプ５側に
移動され、その各先端部に連結された固定部材２７，２
７ａが縦パイプ５の上下部外周面を固定支持することに
なる。
右に移動される移動端子２２，２２ａ内に挿入設置され
た油圧ピストン２５，２５ａは油圧ホース２９ａ，２９
ｂの圧力により作動され、その先端に連結された移動端
子２４，２４ａを前方に移動させるが、移動端子２４，
２４ａは油圧ホース２９ｃ，２９ｄの圧力によって作動
される油圧ピストン２６，２６ａにより縦パイプ５側に
移動され、その各先端部に連結された固定部材２７，２
７ａが縦パイプ５の上下部外周面を固定支持することに
なる。
【００２３】次に、加圧手段３０は、縦パイプ５と接触
する上下側の横パイプ１，２の外側面を緊密に加圧でき
るように、油圧シリンダー３１と油圧ピストン３２及び
加圧部材３３とで構成されている。なお、油圧シリンダ
ー３１に装着された油圧ピストン３２の先端には、その
油圧ピストン３２の移動により横パイプ１，２の外側面
を加圧するように、先端がラウンドされた加圧部材３３
が結合されている。上記構成よりなる溶接装置によれ
ば、先ず、上下両側の横パイプ１，２の内部に挿入設置
された移動片１３を移動させるため、ワイヤ１５を後方
に引張り、該移動片１３を固定片１２と相互強制的に歯
合させ、これ等を横パイプ１，２の内部面に緊密に密着
させた後、上下両側の横パイプ１，２の間に縦パイプ５
を当接して接触させれば、セッティングされた時間によ
り作動される油圧固定支持手段２０により、その端末に
結合された固定部材２７，２７ａが前記縦パイプ５の上
下部側外周面を固定支持することになる。
する上下側の横パイプ１，２の外側面を緊密に加圧でき
るように、油圧シリンダー３１と油圧ピストン３２及び
加圧部材３３とで構成されている。なお、油圧シリンダ
ー３１に装着された油圧ピストン３２の先端には、その
油圧ピストン３２の移動により横パイプ１，２の外側面
を加圧するように、先端がラウンドされた加圧部材３３
が結合されている。上記構成よりなる溶接装置によれ
ば、先ず、上下両側の横パイプ１，２の内部に挿入設置
された移動片１３を移動させるため、ワイヤ１５を後方
に引張り、該移動片１３を固定片１２と相互強制的に歯
合させ、これ等を横パイプ１，２の内部面に緊密に密着
させた後、上下両側の横パイプ１，２の間に縦パイプ５
を当接して接触させれば、セッティングされた時間によ
り作動される油圧固定支持手段２０により、その端末に
結合された固定部材２７，２７ａが前記縦パイプ５の上
下部側外周面を固定支持することになる。
【００２４】従って、縦パイプ５と接触した上下両側の
横パイプ１，２の外側面を加圧手段３０により加圧する
と同時に、溶接機４０によって電圧を両側電極４１，４
２に印加すれば、上下両側の横パイプ１，２と縦パイプ
５の相互接触面が同時に加圧溶接されることになる。
横パイプ１，２の外側面を加圧手段３０により加圧する
と同時に、溶接機４０によって電圧を両側電極４１，４
２に印加すれば、上下両側の横パイプ１，２と縦パイプ
５の相互接触面が同時に加圧溶接されることになる。
【００２５】次に、本発明による溶接方法による接触装
置の作動過程を詳細に説明する。本発明により上下両側
に配置された横パイプ１，２の間に多数個の縦パイプ
５，６，７，８を順次溶接結合するには、横パイプ１，
２の内部で固定片１２と移動片１３が移動可能に、テー
パ傾斜面１２ａ，１３ａが歯合された状態で、手動によ
り移動片１３が連結されたワイヤ１５を引張ればよい。
すると、移動片１３は引張られて前方にスライディング
されながら、前端部に比べて厚さが大きい後端部が固定
片１２を上方に押すから、移動片１３と固定片１２は間
隙１７を無くしながら横パイプ１，２の内部壁に緊密に
密着されることになる。
置の作動過程を詳細に説明する。本発明により上下両側
に配置された横パイプ１，２の間に多数個の縦パイプ
５，６，７，８を順次溶接結合するには、横パイプ１，
２の内部で固定片１２と移動片１３が移動可能に、テー
パ傾斜面１２ａ，１３ａが歯合された状態で、手動によ
り移動片１３が連結されたワイヤ１５を引張ればよい。
すると、移動片１３は引張られて前方にスライディング
されながら、前端部に比べて厚さが大きい後端部が固定
片１２を上方に押すから、移動片１３と固定片１２は間
隙１７を無くしながら横パイプ１，２の内部壁に緊密に
密着されることになる。
【００２６】この時、この状態で固定片１２と移動片１
３が位置する上下両側の横パイプ１，２の間、即ち溶接
が行われる位置に、縦パイプ５の上下両端面を当接して
接触させると、油圧固定支持手段２０が作動され、その
油圧固定支持手段２０の先端部に結合された固定部材２
７，２７ａがその縦パイプ５の上下部両側面を緊密に支
持することになる。
３が位置する上下両側の横パイプ１，２の間、即ち溶接
が行われる位置に、縦パイプ５の上下両端面を当接して
接触させると、油圧固定支持手段２０が作動され、その
油圧固定支持手段２０の先端部に結合された固定部材２
７，２７ａがその縦パイプ５の上下部両側面を緊密に支
持することになる。
【００２７】次に、加圧手段３０が作動して、縦パイプ
５の上下両端面と接触する上下両側の横パイプ１，２の
外側面を加圧すると同時に、溶接機４０の両電極４１，
４２が連結された固定片１２と油圧固定支持手段２０の
固定部材２７に電圧が印加されることにより、前記固定
片１２と緊密に密着された状態に通電された移動片１３
により、横パイプ１，２の電流が導通され、又前記固定
部材２７を通じて縦パイプ５にも電流が流れることによ
り、これ等の接触面が加圧されると同時に溶接されるこ
とになる。
５の上下両端面と接触する上下両側の横パイプ１，２の
外側面を加圧すると同時に、溶接機４０の両電極４１，
４２が連結された固定片１２と油圧固定支持手段２０の
固定部材２７に電圧が印加されることにより、前記固定
片１２と緊密に密着された状態に通電された移動片１３
により、横パイプ１，２の電流が導通され、又前記固定
部材２７を通じて縦パイプ５にも電流が流れることによ
り、これ等の接触面が加圧されると同時に溶接されるこ
とになる。
【００２８】このとき、溶接される過程で、前記固定部
材２７，２７ａに形成された多数個のガス噴出孔２８通
じてアルゴンガスが溶接部位に均等に噴射されることに
より、これ等の接合部の腐蝕が防止され、異物質との反
応も防止されるので、溶接効率がそれだけ向上されるこ
とになる。
材２７，２７ａに形成された多数個のガス噴出孔２８通
じてアルゴンガスが溶接部位に均等に噴射されることに
より、これ等の接合部の腐蝕が防止され、異物質との反
応も防止されるので、溶接効率がそれだけ向上されるこ
とになる。
【００２９】このようにして、１個の縦パイプ５が溶接
結合された後は、溶接作業を停止させるために溶接機４
０の電源供給を遮断し、油圧固定支持手段２０を更に作
動させ、縦パイプ５を固定支持していた固定部材２７，
２７ａを本来の位置に移動させ、加圧手段３０も原状態
に復帰させればよい。次に、横パイプ１，２内に挿入さ
れた電極パイプ１４の内部の空間部１６に、エア供給装
置（図示省略）によりエアを供給すると、その圧力で移
動片１３が前方に押されて、移動片１３と固定片１２は
横パイプ１，２の内部面との強制密着性が解除されなが
ら、間隙１７が持たされるから、上下両側の横パイプ
１，２は前方への移動が可能となる。従って、他の縦パ
イプ６，７，８を順次溶接しようとする場合には、上下
両側の横パイプ１，２を一定長さ程度前方に進行させた
後、前記と同様な順序で溶接作業を遂行すれば、上下両
側の横パイプ１，２の間に、多数個の縦パイプ５，６，
７，８を一連の半自動化作業工程により連続的に溶接結
合できることは言うまでもない。
結合された後は、溶接作業を停止させるために溶接機４
０の電源供給を遮断し、油圧固定支持手段２０を更に作
動させ、縦パイプ５を固定支持していた固定部材２７，
２７ａを本来の位置に移動させ、加圧手段３０も原状態
に復帰させればよい。次に、横パイプ１，２内に挿入さ
れた電極パイプ１４の内部の空間部１６に、エア供給装
置（図示省略）によりエアを供給すると、その圧力で移
動片１３が前方に押されて、移動片１３と固定片１２は
横パイプ１，２の内部面との強制密着性が解除されなが
ら、間隙１７が持たされるから、上下両側の横パイプ
１，２は前方への移動が可能となる。従って、他の縦パ
イプ６，７，８を順次溶接しようとする場合には、上下
両側の横パイプ１，２を一定長さ程度前方に進行させた
後、前記と同様な順序で溶接作業を遂行すれば、上下両
側の横パイプ１，２の間に、多数個の縦パイプ５，６，
７，８を一連の半自動化作業工程により連続的に溶接結
合できることは言うまでもない。
【００３０】
【発明の効果】以上具体的に説明したように、本発明に
よれば一連の半自動化された作業工程により、多数個の
縦パイプを上下両側の横パイプに長さ方向に沿って連続
的に溶接結合させることができ、縦パイプの両端が同時
に溶接接合されるので、作業工程数が減少され、作業時
間が短縮されるため、大量生産をする際に製作コストを
大いに低減させることができる等大きな利点を有し、特
に欄干製作に適用して実用上極めて有効な金属パイプの
溶接方法及びその溶接装置を提供し得るものである。
よれば一連の半自動化された作業工程により、多数個の
縦パイプを上下両側の横パイプに長さ方向に沿って連続
的に溶接結合させることができ、縦パイプの両端が同時
に溶接接合されるので、作業工程数が減少され、作業時
間が短縮されるため、大量生産をする際に製作コストを
大いに低減させることができる等大きな利点を有し、特
に欄干製作に適用して実用上極めて有効な金属パイプの
溶接方法及びその溶接装置を提供し得るものである。
【００３１】
【図１】本発明の一実施例に係る金属パイプの溶接装置
の概略図である。
の概略図である。
【図２】図１に示す金属パイプのパイプ移動制御手段と
油圧固定支持手段の拡大断面図である。
油圧固定支持手段の拡大断面図である。
【図３】図１に示す金属パイプの溶接装置のパイプ移動
制御手段の先端部の拡大断面図である。
制御手段の先端部の拡大断面図である。
【図４】図１における矢視Ａ−Ａに沿って切断した油圧
固定支持手段の拡大断面図である。
固定支持手段の拡大断面図である。
１ 横パイプ ２ 横パイプ ５ 縦パイプ ６ 縦パイプ ７ 縦パイプ ８ 縦パイプ １０ パイプ移動制御手段 １１ 通電パイプ １２ 固定片 １２ａ 傾斜面 １３ 移動片 １３ａ 傾斜面 １４ 電極パイプ １５ ワイヤ １６ 空間部 １７ 間隙 １８ 空室 １８ａ 空室 １９ 連結環 ２０ 油圧固定支持手段 ２１ 油圧シリンダー ２２ 移動端子 ２２ａ 移動端子 ２３ 油圧ピストン ２３ａ 油圧ピストン ２４ 移動端子 ２４ａ 移動端子 ２５ 油圧ピストン ２５ａ 油圧ピストン ２６ 油圧ピストン ２６ａ 油圧ピストン ２７ 固定部材 ２７ａ 固定部材 ２８ ガス噴出孔 ２８ａ ガスホース ２９ａ 油圧ホース ２９ｂ 油圧ホース ３０ 加圧手段 ３１ 油圧シリンダー ３２ 油圧ピストン ３３ 加圧部材 ４０ 溶接機 ４１ 電極 ４２ 電極
Claims (2)
- 【請求項１】 横パイプ１，２を上下側に各々配置し
て、その横パイプ１，２の内部にパイプ移動制御手段１
０を挿入設置し、上下両側の横パイプ１，２の間に、縦
パイプ５をその上下両端面が横パイプ１，２と接触する
ように緊密に当接させた後、該縦パイプ５の上下部外周
面を油圧固定支持手段２０により固定支持せしめ、加圧
手段３０で上下両側の横パイプ１，２の上端面を加圧す
ると同時に、溶接機４０の電圧を印加して横パイプ１，
２と縦パイプ５の両接触面を同時に加圧溶接するように
したことを特徴とする金属パイプの溶接方法。 - 【請求項２】 上下両側の横パイプ１，２の内部に挿入
設置され、その横パイプ１，２を支持するパイプ移動制
御手段１０と、油圧シリンダー２１の伸縮作動によって
縦パイプ５の上下部外周面を各々支持したり、支持を開
放する油圧固定支持手段２０と、縦パイプ５に対向して
配置され、油圧シリンダー３１の伸縮作動により縦パイ
プ５と接触している横パイプ１，２を縦パイプ５側に加
圧して密着させる加圧手段３０と、一側電極４１は前記
パイプ移動制御手段１０に連結され、他側電極４２は前
記油圧固定支持手段２０に連結された溶接機４０とを有
し、前記パイプ移動制御手段１０は、一側面が傾斜され
た固定片１２と、該固定片１２の傾斜面１２ａとスライ
ディング接触する傾斜面１３ａが具備された移動片１３
と、該移動片１３に連結され、その移動片１３を引張る
ようにしたワイヤ１５と、前記パイプ１，２の内部に挿
入される通電パイプ１１と、該通電パイプ１１に挿入さ
れて一側先端に前記溶接機４０の一側電極４１が連結さ
れた電極パイプ１４とにより構成されていることを特徴
とする金属パイプの溶接装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| KR1019940034839A KR960021347A (ko) | 1994-12-17 | 1994-12-17 | 금속파이프의 용접방법 및 장치 |
| KR1994P34839 | 1994-12-17 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08168885A true JPH08168885A (ja) | 1996-07-02 |
Family
ID=19402016
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7083492A Pending JPH08168885A (ja) | 1994-12-17 | 1995-03-16 | 金属パイプの溶接方法及び溶接装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08168885A (ja) |
| KR (1) | KR960021347A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008302425A (ja) * | 2007-06-07 | 2008-12-18 | Yoshitaka Aoyama | 中空鋼板部品の溶接装置と溶接方法 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20000053423A (ko) * | 1999-01-09 | 2000-08-25 | 장순길 | 자석을 가지는 에너지 발생 장치 |
| KR101941846B1 (ko) | 2017-08-08 | 2019-01-24 | 구동호 | 금속망 용접장치 |
-
1994
- 1994-12-17 KR KR1019940034839A patent/KR960021347A/ko active IP Right Grant
-
1995
- 1995-03-16 JP JP7083492A patent/JPH08168885A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008302425A (ja) * | 2007-06-07 | 2008-12-18 | Yoshitaka Aoyama | 中空鋼板部品の溶接装置と溶接方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR960021347A (ko) | 1996-07-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |