JPH08168688A - 固結泥土解砕装置 - Google Patents

固結泥土解砕装置

Info

Publication number
JPH08168688A
JPH08168688A JP31723294A JP31723294A JPH08168688A JP H08168688 A JPH08168688 A JP H08168688A JP 31723294 A JP31723294 A JP 31723294A JP 31723294 A JP31723294 A JP 31723294A JP H08168688 A JPH08168688 A JP H08168688A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hopper
mud
frame
pressing plate
grizzly
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31723294A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Kuioka
潔 杭岡
Koji Inaba
浩司 稲葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ube Industries Ltd filed Critical Ube Industries Ltd
Priority to JP31723294A priority Critical patent/JPH08168688A/ja
Publication of JPH08168688A publication Critical patent/JPH08168688A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 粘土塊などの大塊を含有する固結泥土を、作
業環境を汚染することなく連続的、かつ、自動的に解砕
できる固結泥土解砕装置を提供する。 【構成】 左右一対の傾斜面を有し該傾斜面の下部に固
定のグリズリ枠10cとこれに接続する傾動自在な可動
グリズリ枠10eを備えた第1ホッパ10と、第1ホッ
パ10の最下端部中央に水平軸22回りに揺動自在な押
圧板24を備えた解砕機20と、第2ホッパ30と振動
篩40とから構成したものであり、大塊の固結泥土を押
圧板24で押し付けて解砕し、グリズリ網目を通過させ
るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粘土塊を含む大塊の固
結泥土を受け入れて解砕する固結泥土解砕装置に係り、
特に固結した硬い大塊の粘土塊などの泥土を能率よく解
砕する固結泥土解砕装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、港湾や河川から浚渫採取された泥
土は、例えば、図5に示すように、陸地に搬送され埋立
地に廃棄されるか、固結剤などを混入して固化処理をし
たあと道路の路盤材として利用されたりした。すなわ
ち、図5の例では、浚渫船120によって採取された泥
土は運搬船(土運船と称する)130によって港湾に運
ばれ陸揚げされる。この場合、泥土の中に粘土塊が混じ
ることが多い場合には、バックホー140やシャベルロ
ーダ、クラムシェルなどの積込機械によって泥土スクリ
ーン150へ供給して篩分けし、所望のサイズに調整し
てから泥土圧送設備160によって遠隔地まで搬送され
ていた。泥土スクリーン150は、図6に示すように、
グリズリ152とホッパ154と振動篩156とから構
成され、泥土中の異物を除去したり、大塊の粘土塊を分
解したりして後工程の泥土圧送設備160における輸送
に支障が起こらないように前処理することを目的として
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、採取さ
れた泥土の中に混じる粘土塊には非常に硬いものがあ
り、陸揚げ時の積込機械による掻き取りやホッパ内への
自由落下の衝撃では容易に分解することが期待できない
ものがあり、かつ、その大きさが長さ、幅、厚さ(高
さ)ともに1m程度やこれを越える大塊を、泥土スクリ
ーンの頂上に設けたグリズリ上へ落下供給しても容易に
破壊分解されず、グリズリバーを通過できないという不
都合があった。このため、これらの大塊を人為的に破壊
するため、作業員が人手で分解したり、バックホーでグ
リズリ面に押付けたりして粘土塊を圧縮破壊しグリズリ
面を通過させたりしたが、機器を損傷するなどの別のト
ラブルを惹起する惧れがあった。また、高圧水の水ジェ
ットによる解砕では周囲に泥土の飛散が避けられず、作
業環境を汚染するという難点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、本発明においては、左右一対の傾斜面と前後
一対の垂直面とで形成され、かつ、該傾斜面の下部は上
下方向へ並走するグリズリ枠で形成するとともに、該グ
リズリ枠の下端に油圧シリンダを介して水平軸回りに回
動自在な可動グリズリ枠が配設され、上端面にグリズリ
を固設され泥土を受け入れる第1ホッパと、該第1ホッ
パの下部に配設され該第1ホッパに投下された固結泥土
を解砕する解砕機と、該解砕機で解砕された泥土を受け
入れて下部排出口より排出する第2ホッパと、該第2ホ
ッパの直下に配設された振動篩とからなる固結泥土解砕
装置であって、該解砕機は前記第1ホッパの下部中央部
に両端を軸承され回動自在な水平軸に固設され、前記第
1ホッパの左右両傾斜面間を揺動自在な押圧板と該押圧
板の揺動手段とからなる構成とした。また、第2の発明
では、さらに、押圧板の揺動手段の過負荷状態に応じて
可動グリズリ枠を傾斜状態に保持する油圧シリンダに操
作指令を与えて可動グリズリ枠を垂直状態に回動する制
御装置を備えた構成とした。
【0005】
【作用】本発明の固結泥土解砕装置は、第1ホッパへ投
下された泥土のうち、例えば、粘土塊のような大塊の固
結泥土は第1ホッパ下部に配設したグリズリ枠の隙間や
可動グリズリ枠の隙間を通過し得ずにホッパ下部に堆積
し滞留することになるが、解砕機の押圧板が稼働中常時
低速で第1ホッパの両傾斜面間を揺動しており、グリズ
リ枠または可動グリズリ枠と押圧板との間で挟圧され、
押し潰されて細分化し解砕されてグリズリ網目を通過す
る。このようにして、グリズリ網目を通過した解砕後の
泥土は第2ホッパを経由した後、振動篩へ落下しスクリ
ーニングされ、所定の粒度に選別され後続の移送手段に
より搬送される。泥土中に解砕不可能な岩石や鉄片、木
片などの異物が介在するときには、押圧板が規定の傾斜
面が有する角度まで回動できずに揺動手段に大きな力が
加わり、過負荷状態となるから、これを検知して操業を
中止して異物を第1ホッパから作業員がピックやブレー
カにより破砕した後グリズリを通過させるか、異物をホ
ッパ上端から排除することも考えられるが、第2の発明
では、揺動手段(可逆転電動機や油圧シリンダ、油圧モ
ータなどを採用し得る)オーバロードを検知して、制御
装置を介して自動的に可動グリズリ枠の回動手段である
油圧シリンダに操作指令を発信して、可動グリズリ枠を
傾斜状態から垂直下垂状態にして第1ホッパ下部に開口
部を一時的に設けることによって異物を開口部より落下
させて除去し、振動篩の選別により異物を回収する。
【0006】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例の詳細に
ついて説明する。図1〜図4は本発明の実施例に係り、
図1は固結泥土解砕装置の全体側面図、図2は固結泥土
解砕装置の全体平面図(ただし第1ホッパ頂上のグリズ
リを除去した状態を示す)、図3は解砕機の要部縦断面
図、図4は図2のA−A視の側面図である。図1〜図3
に示すように、固結泥土解砕装置100は、上端面に格
子状のグリズリ12を備えた第1ホッパ10と、第1ホ
ッパ10の下部に配設される解砕機20と、解砕された
泥土を受け入れる第2ホッパ30と、第2ホッパ30の
直下に配設される振動篩40とから形成される。第1ホ
ッパ10の傾斜面10aの下方は鋼板に接続して上下に
向かう等間隔の平行バーからなるグリズリ枠10cが傾
斜面10aに沿って固設され、グリズリ枠10cの下端
にはピンジョイント10dを介して回動自在な平行バー
からなる可動グリズリ枠10eが、常時は傾斜面10a
やグリズリ枠10cに沿う傾斜角で油圧シリンダ14に
より保持される。
【0007】一方、解砕機20は、第1ホッパ10の最
下端中央部に両側の可動グリズリ枠10eに挟まれて両
端が軸受22aに軸支された水平軸22に横幅が両垂直
板10b、10b間の長さより若干小さな長さで、長さ
が可動グリズリ枠10eとグリズリ枠10cの大半を被
覆する程度の押圧板24が一体的に固設され、水平軸2
2の回動とともに上方向左右に揺動できるようになって
いる。押圧板24、すなわち水平軸22の揺動手段は通
常、図2や図4に示すように、水平軸22の一端にキー
止めして固定取り付けしたレバー26の他端にピン接合
された油圧シリンダ28のピストンロッド28aを進退
動させるか、あるいはローラチェン伝動を介して電動機
を可逆転させるなどの方法が採用し得る。
【0008】以上のように構成された本発明の固結泥土
解砕装置100における作動について説明すると、第1
ホッパ10のグリズリ12上へ供給された泥土は、グリ
ズリ12を通過し(グリズリ12を通過し得ないグリズ
リ篩目より大きな大塊の固結泥土は人為的に解砕し、落
下させる)、第1ホッパ10の下部へ落下し、細分化さ
れたバラバラの泥土はそのまま、グリズリ枠10cもし
くは可動グリズリ枠10eの網目を通過し、第2ホッパ
30へ落下する。
【0009】一方、これらのグリズリ網目を通過し得な
い、例えば、粘土塊などの大塊の固結泥土は第1ホッパ
10の最下部に堆積し、滞留するが、この時、常時揺動
の周期が10〜30秒の低速で両傾斜面10a、10a
間を揺動する押圧板24によってグリズリ枠10cと可
動グリズリ枠10eの内面に押圧され、グリズリ網目の
大きさに寸断細分化されて解砕され、グリズリ網目を通
過して第2ホッパ30へ落下し、前述したバラバラの泥
土とともに振動篩40へ移送され、篩分け後所定の粒度
に選別される。
【0010】この作業中、大塊の固結泥土の中に解砕し
難い岩石や鉄片、木片その他の異物が混在した時には、
押圧板24の揺動手段に大きな無理な力が加わることと
なるので、このオーバロード(過負荷状態)を検知し
て、押圧板24の揺動手段の駆動を非常停止して、人為
的にこれらの異物を排除することも考えられるが、泥土
の第1ホッパ10への供給を停止して第1ホッパ10内
の泥土の中から異物を除去するのは労力的にも時間的に
も煩雑であり、生産性を阻害するので、第2の発明で
は、あらかじめ設定したある一定の値を越える過負荷状
態(電流値、作動油圧その他の情報などによって検知す
る)に達した時には、異物混在の異常時と認定して、制
御装置を介して押圧板24の揺動手段を停止し、可動グ
リズリ枠10eを傾斜状態に保持している油圧シリンダ
14へ操作指令を発信し、ピストンロッド14aを後退
して可動グリズリ枠10eを垂直あるいはそれ以上に外
側に傾けることによって第1ホッパ10の最下端部に一
時的に開口部を形成して、問題の異物を排除させるよう
にした。このような制御装置を備えた固結泥土解砕装置
100では、異物の除去が、装置の運転停止を長時間に
留めることなく短時間に運転復旧できるか、あるいは、
そのまま運転停止を伴うことなく運転を続行することが
可能となり、煩雑な作業も不必要となり異物の排除が自
動的に実施されるから、泥土処理作業の効率が格段に向
上する。
【0011】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の固結泥土解
砕装置においては、泥土中の大塊の固結泥土を連続的、
自動的に効率よく遂行できるとともに、泥土中に混在す
る解砕不能な異物も効率よく排除することができ、泥土
の有効回収が可能で省資源効果が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る固結泥土解砕装置の全体
側面図である。
【図2】本発明の実施例に係る固結泥土解砕装置の全体
平面図である。
【図3】本発明の実施例に係る固結泥土解砕装置の解砕
機の要部縦断面図である。
【図4】図2のA−A視の側面図である。
【図5】従来の泥土圧送装置の概略側面図である。
【図6】従来の泥土スクリーンの概略斜視図である。
【符号の説明】
10 第1ホッパ 10a 傾斜面 10b 垂直面 10c グリズリ枠 10d ピンジョイント 10e 可動グリズリ枠 12 グリズリ 14 油圧シリンダ 14a ピストンロッド 20 解砕機 22 水平軸 22a 軸受 24 押圧板 26 レバー 28 油圧シリンダ 28a ピストンロッド 30 第2ホッパ 40 振動篩 100 固結泥土解砕装置 120 浚渫船 130 運搬船 140 バックホー 150 泥土スクリーン 152 グリズリ 152a グリズリバー 154 ホッパ 156 振動篩 156a 篩網 160 泥土圧送設備

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対の傾斜面と前後一対の垂直面と
    で形成され、かつ、該傾斜面の下部は上下方向へ並走す
    るグリズリ枠で形成するとともに、該グリズリ枠の下端
    に油圧シリンダを介して水平軸回りに回動自在な可動グ
    リズリ枠が配設され、上端面にグリズリを固設され泥土
    を受け入れる第1ホッパと、該第1ホッパの下部に配設
    され該第1ホッパに投下された固結泥土を解砕する解砕
    機と、該解砕機で解砕された泥土を受け入れて下部排出
    口より排出する第2ホッパと、該第2ホッパの直下に配
    設された振動篩とからなる固結泥土解砕装置であって、
    該解砕機は前記第1ホッパの下部中央部に両端を軸承さ
    れ回動自在な水平軸に固設され、前記第1ホッパの左右
    両傾斜面間を揺動自在な押圧板と該押圧板の揺動手段と
    からなる固結泥土解砕装置。
  2. 【請求項2】 押圧板の揺動手段の過負荷状態に応じて
    可動グリズリ枠を傾斜状態に保持する油圧シリンダに操
    作指令を与えて可動グリズリ枠を垂直状態に回動する制
    御装置を備えた請求項1記載の固結泥土解砕装置。
JP31723294A 1994-12-20 1994-12-20 固結泥土解砕装置 Pending JPH08168688A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31723294A JPH08168688A (ja) 1994-12-20 1994-12-20 固結泥土解砕装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31723294A JPH08168688A (ja) 1994-12-20 1994-12-20 固結泥土解砕装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08168688A true JPH08168688A (ja) 1996-07-02

Family

ID=18085957

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31723294A Pending JPH08168688A (ja) 1994-12-20 1994-12-20 固結泥土解砕装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08168688A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5826959B1 (ja) * 2015-03-31 2015-12-02 株式会社神鋼環境ソリューション 解砕機
CN114904642A (zh) * 2022-04-01 2022-08-16 南通弘瑞机械工程有限公司 一种建筑工程施工用破碎机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5826959B1 (ja) * 2015-03-31 2015-12-02 株式会社神鋼環境ソリューション 解砕機
CN114904642A (zh) * 2022-04-01 2022-08-16 南通弘瑞机械工程有限公司 一种建筑工程施工用破碎机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2567372C2 (ru) Способ и устройство для измельчения минерального материала
JP2000024540A (ja) 被ふるいがけ材料をふるいがけ及び又は粉砕する装置
JP2004174376A (ja) 破砕処理システム及び破砕処理方法
US20060157598A1 (en) Device for processing excavated material
JP2009000606A (ja) コンクリート廃材再生装置および再生方法
JP2741155B2 (ja) ガラ再生機
JP2001500779A (ja) 被覆式回転ドラム研削機
JPH08168688A (ja) 固結泥土解砕装置
JPH11197534A (ja) 自走式破砕機
JP3670855B2 (ja) 砕土・混合による土質改良方法並びに砕土・混合機付き土質改良装置
RU2072262C1 (ru) Измельчитель
JPH08173828A (ja) 固結泥土解砕装置
JP3375588B2 (ja) 自走式土質改良機械
JP3359650B2 (ja) 移動式クラッシャ
JP3018340U (ja) コンクリート廃棄材から小石もしくは玉石を得るための可搬式クラッシャー
JPH11197535A (ja) 自走式破砕機
CN110064485A (zh) 一种多层结构的立式粉碎装置
JPH08131873A (ja) 固結泥土解砕装置
JP2933505B2 (ja) 移動式破砕設備の運転方法
JPS6349264A (ja) 砂利再生装置
CN210079666U (zh) 一种岩石边角料粉碎设备
JP3693652B2 (ja) 土壌分級機
JP2003334462A (ja) ロール破砕機
JP3200387B2 (ja) コンクリート用再生骨材の製造方法
JP3151029B2 (ja) 移動式クラッシャ