JPH08168367A - 押出装置 - Google Patents

押出装置

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Publication number
JPH08168367A
JPH08168367A JP6339386A JP33938694A JPH08168367A JP H08168367 A JPH08168367 A JP H08168367A JP 6339386 A JP6339386 A JP 6339386A JP 33938694 A JP33938694 A JP 33938694A JP H08168367 A JPH08168367 A JP H08168367A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die
pressure
extruder
extrusion apparatus
screw
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6339386A
Other languages
English (en)
Inventor
Bunji Yoshitomi
吉富  文司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissui Corp
Original Assignee
Nippon Suisan Kaisha Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Suisan Kaisha Ltd filed Critical Nippon Suisan Kaisha Ltd
Priority to JP6339386A priority Critical patent/JPH08168367A/ja
Publication of JPH08168367A publication Critical patent/JPH08168367A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Formation And Processing Of Food Products (AREA)
  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 押出物を均一速度で吐出できるダイを有する
押出装置の提供 【構成】 各ダイ孔より押出物を均一速度で吐出できる
ダイを装備したことを特徴とする押出装置。上記ダイ
は、ダイプレート付近に生じた圧力を一カ所に集める形
状の流路を内装したダイである。上記流路は、原料をそ
の流れを絞って圧力を高めた後圧力を分割して各ダイ孔
に導く形状の流路である。 【効果】 押出物を均一速度で吐出できるダイを有する
押出装置を提供することができる。均一な製品長を持つ
押出物が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、押出物を均一速度で吐
出できるダイを有する押出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エクストルーダーを用いて押し出し加工
を行う場合、図2に示すように、エクストルーダー先端
部(ダイプレート)付近の圧力不均衡により押出物の吐
出速度が変化し、製品長が不揃いとなる現象が見られ
る。特にダイ孔が2個以上の多孔ダイではこの現象は著
しい。
【0003】さらに2軸エクストルーダーの場合、互い
にかみ合って回転するスクリューの押出し作用、滑り作
用も加わるため製造能力も一軸型では原料の水分、油
分、圧力等により左右されるが、二軸型ではある範囲内
では自由であり、水分等により左右されず、安定な運転
を可能にしている。しかし、スクリュー同方向回転また
はスクリュー異方向回転にかかわらず、図3に示すよう
に、エクストルーダー先端部付近に原料重点の偏りによ
って生ずる圧力不均衡が生ずることが報告されており
(食品工業,27(14)37−44,1984)、吐
出速度の変化は避けがたい問題である。
【0004】2軸エクストルーダーの場合、エクストル
ーダー先端部には上記したような構造的圧力不均衡が生
ずる欠点がある。そのためこの圧力不均衡を解消すべく
経験的に次のような処置が行われる。 (1)スクリュー先端とダイプレート間の空隙を広くと
り、圧力の不均衡を緩和させる。最も簡単な方法として
はバレル固定ボルト間にスペーサーを入れることである
(図4)。しかし、スクリュー先端とダイプレート間に
空隙を広げるためにバレル固定ボルトの延長またはバレ
ルの挿入あるいはスクリュー長の短縮が必要であり、そ
れに伴う内部圧力の上昇、スクリュー回転モーターの負
荷の増加およびエクストルーダー本体の強度の低下が懸
念される。
【0005】(2)スクリュー先端とダイプレート間に
ブレーカープレート(多くの孔を有した板状のもの)を
設置し、圧力偏差を分散させる(図5)。しかし、エク
ストルーダー内部にいわゆる圧力分散板を設けるため
(1)と同様な問題が考えられる。 (3)多孔ダイの場合、ダイ孔をなるべくダイの中心部
に集める(図6)。ダイ孔をダイ中心に移動することに
よりダイ内部壁面を通る速度の遅い流れは幾分緩和され
るが、元々生じた圧力偏差を解消することはできない。
いずれの場合も決定的な解決法とはなっていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、押出物を均
一速度で吐出できるダイを有する押出装置の提供を目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】2軸エクストルーダーに
よる加工は(1)機械装置、(2)最終の製品の形態、
性状に応じた原料の組成や配合原料、(3)加熱温度、
回転数などの運転条件の組合せにより多種、多様な製品
を得ることが可能であるが、本発明者は上記問題点を解
決すべく上記(1)機械装置における種々の部所の改良
を試み、ついに新しい構造をもったダイを開発した。
【0008】本発明は、各ダイ孔より押出物を均一速度
で吐出できるダイを装備したことを特徴とする押出装置
である。
【0009】2軸エクストルーダーの構成は、原料供給
装置、バレル、2軸スクリュー、ダイヘッド、駆動装
置、加水・加液装置の主要部から構成されている。ダイ
ヘッドはダイホルダー、ダイ、ノズル、ブレーカープレ
ートなどから構成され、加熱および冷却ができる構造と
なっている。ダイヘッドは2軸エクストルーダーにおけ
る食品加工などにおいて、その製品品質を決定する重要
な要素技術が存在し、そうした認識で部品構成、材料の
流路形状などが設計されている。また、ダイホルダーに
は、自動安全弁等を組み込んだものもあり、操作上の安
全を確保している。本発明の押出装置におけるダイの種
類は、多孔ダイなどの標準ダイである。
【0010】本発明は、ダイ孔に原料を導く前にエクス
トルーダーダイプレート付近の圧力不均衡を解消するこ
とを特徴とする。当該不均衡の解消は、材料の流路を、
エクストルーダーダイプレート付近に生じた圧力を一カ
所に集める形状に形成することにより行う。すなわち、
本発明はダイプレート付近に生じた圧力を一カ所に集め
る形状の流路を内装したダイを装備したことを特徴とす
る押出装置である。材料の流路を一カ所に集める形状に
形成した箇所で圧力が集中し圧力不均衡が解消される
(図1)。
【0011】材料の流路を一カ所に集める形状に形成し
た箇所で一旦均一になった圧力を再度分割し、多孔の各
ダイ孔へと導く。各ダイ孔から均一化された吐出速度で
吐出される押出物は、切断機により切断されると長さの
等しい製品となる。すなわち、本発明は原料をその流れ
を絞って圧力を高めた後圧力を分割して各ダイ孔に導く
形状になっている流路を内装しているダイを装備したこ
とを特徴とする押出装置である。エクストルーダー先端
部(ダイプレート)付近の圧力不均衡を解消した後、ダ
イ孔に原料を導き吐出させることにより均一な速度で原
料を吐出させ、それを切断機により切断することにより
均一な製品長を持つ製品が得られる。
【0012】本発明の押出装置を使用して押し出すこと
ができる押出材料は特に制限はないが、高水分系の押出
材料である食品、飼料、特に魚介類用の飼料原料を押し
出すのに適している。
【0013】
【作用】エクストルーダー先端部付近の圧力不均衡を解
消した後で均一になった圧力を再度分割して多孔ダイの
各ダイ孔へ分配することにより、押し出し物の吐出速度
を均一化することができる。
【0014】
【実施例】本発明の詳細を実施例によって説明する。本
発明はこの実施例によって何ら限定されない。
【0015】実施例1 原料が工程中で加熱、調理される高温エクストルーダー
法に使用される2軸エクストルーダーのダイヘッドを改
造した。本実施例で用いた2軸エクストルーダーは原料
フィーダー、バレル、2軸スクリュー、ダイヘッド、駆
動装置、加水・加液装置の主要部から構成されている。
原料フィーダーは、2軸エクストルーダーの機能を十分
に発揮させるためには、原材料の性状に適合することが
必要であり、本実施例では魚介類用飼料原料をバレル内
に確実に定量供給させるためのものである。ダイヘッド
はダイホルダー、ダイ、ノズル、ブレーカープレートな
どから構成され、加熱および冷却ができる構造となって
いる。原料の加熱はエクストルーダー内部への生蒸気の
吹込み、外部の蒸気または電熱ジャケットによって行
う。このため原料中の水分は加圧中の高温加熱によっ
て、エクストルーダー内部で気化し、押し出された時点
で膨化を起こす。加熱、加圧によってコーンスターチな
どの澱粉原料ではデキストリン化、糊化を起こしアルフ
ァ化し、大豆などの蛋白原料では熱変性を起こし調理さ
れることになる。エクストルーダーより押し出され、膨
化した後、高速カッターで任意の長さに切断され、バン
ド乾燥機などで仕上げ乾燥される。
【0016】上記ダイヘッドにおけるダイとして多孔ダ
イを用いた。エクストルージョンクッキングの際に吐出
物の製品長を揃えるため、ダイス中において原料圧力を
一カ所に集中させ、圧力不均衡を是正した後、製品を均
一圧力で吐出させる機構を有したダイである。図1に示
すように、材料の流路を一カ所に集める形状に形成した
箇所で圧力が集中し圧力不均衡が解消される。この箇所
で一旦均一になった圧力を再度分割し、多孔の各ダイ孔
へと導く。各ダイ孔から均一化された吐出速度で吐出さ
れる押出物は、カットされると長さの等しい製品となっ
た。すなわち押出物の性状や特性は、表面形状の均一
な、かつ長さの等しい製品であった。
【0017】
【発明の効果】押出物を均一速度で吐出できるダイを有
する押出装置を提供することができる。均一な製品長を
持つ押出物が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の集中多孔ダイの模式図を表
す図面である。
【図2】従来の多孔ダイの模式図を表す図面である。
【図3】従来のスクリュー同方向回転における原料の偏
在を表す図面である。
【図4】従来のバレルとスクリューの位置関係とバレル
を前進させスクリュー先端に空隙を設けた場合の位置関
係を表す図面である。
【図5】従来のバレル先端とスクリュー間に細孔を有し
たブレーカープレートを設置した押出機の模式図を表す
図面である。
【図6】従来の多孔ダイおよびダイ孔をなるべくダイの
中心部に集めた多孔ダイの模式図を表す図面である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各ダイ孔より押出物を均一速度で吐出で
    きるダイを装備したことを特徴とする押出装置。
  2. 【請求項2】 上記ダイが、ダイプレート付近に生じた
    圧力を一カ所に集める形状の流路を内装したダイである
    請求項1の押出装置。
  3. 【請求項3】 上記流路が、原料をその流れを絞って圧
    力を高めた後圧力を分割して各ダイ孔に導く形状の流路
    である請求項1または2の押出装置。
JP6339386A 1994-12-18 1994-12-18 押出装置 Withdrawn JPH08168367A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6339386A JPH08168367A (ja) 1994-12-18 1994-12-18 押出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6339386A JPH08168367A (ja) 1994-12-18 1994-12-18 押出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08168367A true JPH08168367A (ja) 1996-07-02

Family

ID=18326983

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6339386A Withdrawn JPH08168367A (ja) 1994-12-18 1994-12-18 押出装置

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JP (1) JPH08168367A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
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Effective date: 20020305