JPH08167B2 - 三重濾過式使い捨て油フイルタ・ユニツト - Google Patents

三重濾過式使い捨て油フイルタ・ユニツト

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JPH08167B2
JPH08167B2 JP1056546A JP5654689A JPH08167B2 JP H08167 B2 JPH08167 B2 JP H08167B2 JP 1056546 A JP1056546 A JP 1056546A JP 5654689 A JP5654689 A JP 5654689A JP H08167 B2 JPH08167 B2 JP H08167B2
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ユニバーサル・フイルター・イタリアナ・ソシエタ・ペル・アチオーニ
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    • B01D27/142—Cartridge filters of the throw-away type having more than one filtering element connected in parallel
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Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、内燃機関、特にヂーゼル機関において潤滑
油を過するための使い捨てユニツトに関するものであ
る。
（従来技術とその問題点） このような機関における潤滑油を過するための使い
捨てフイルタ・ユニツトは、１個またはそれ以上のフイ
ルタ・カートリツジを含むカツプ形容器からなるものが
知られており、潤滑油ポンプからの過されるべき油を
受け入れ、機関に設けられた種々の潤滑個所にそれを供
給するよう機関ブロツクに直接ねじ止めで配置される。
この種のもつとも簡単なフイルタは、いわゆる全量式
フイルタ、すなわち潤滑油ポンプにより得られた全通過
物を通過させ、過された油のすべてを機関に設けられ
た潤滑個所に供給する単一の油カートリツジを含むフイ
ルタである。これらのフイルタは、その本質的操作方法
から派生している操作限界を有している。この点で、前
記フイルタの過効率は、フイルタ面積及びフイルタ材
料の孔に左右されるが、その寿命はこの孔に反比例す
る。
したがつて好ましい寿命、大きな表面、中程度の孔を
有するフイルターを得るには、フイルタ・カートリツジ
が完全にふさがれるまで、時間に比例して増加するよう
な当初は低過効率の欠点をもつフイルタ・カートリツ
ジが使用されねばならない。他方において、フイルタ材
料孔を小さくすることはフイルタ寿命の短縮につなが
り、非常に大きな潤滑油ポンプ力を必要とするが、一方
で孔を大きくすることは完全な詰まりの延期によつてフ
イルタ寿命を増大する。しかし、他方では、フイルタの
初期の操作機関では非常に低過効率を意味する。
一方では機関保護の必要性と、他方では経済的で小型
なフイルタとの間の明らかに妥協の結果であるこれらの
欠点を除去するために、いわゆる二重過フイルタが用
いられてきた。混合回路式フイルタとしても知られてい
るこれら後者のフイルタは、前記の全量式フイルタで得
られる過よりもよい過を提供する。それらは、１個
で同一の区画から過すべき油を受入れ、二つの異なつ
た個所に過油を供給する並列に配置された２個のフイ
ルタ・カートリツジを収容するケースからなる。特に、
より粗い孔のフイルタ・カートリツジでもある大きなフ
イルタ・カートリツジは、機関使用者に直接過油を供
給するが、いわゆるきれいな過用のより細かい孔のよ
り小さいフイルタ・カートリツジは、別個の管路を通つ
て油を直接機関の油溜めに供給する。油の大部分は、機
関に設けられた潤滑個所に供給されるように、より粗い
孔のフイルタ・カートリツジを通過するが、油のより少
い部分は、完全に除去された全不純物とともに油溜めに
再循環される。統計的に、高度に過した油の少量の通
過物と、通常に過した油のより多量の通過物との機関
油溜めで行われるこの連続混合は、油過の平均的程度
を大きく増大する。
混合回路式フイルタとして知られるこの種のフイルタ
は、しかしながら、この目的用に設計された機関にしか
適合できないという深刻な欠点を有している。この点
で、フイルタ・ユニツトがねじ止めされている個所に
は、直接油溜めに再循環用に設けられた管路、種々の潤
滑個所への供給管及びフイルタに油を供給する管路がな
ければならない。それ故これらのフイルタは、機関油溜
めに直接油を再循環するための管路をもたない機関には
利用できない。混合回路式フイルタ用に設計されていな
い機関で大きな複雑化なしに同様の過効果を得るため
に、並列に操作し、同じ潤滑回路供給管路に供給してい
る２個の異なる孔のカートリツジを、１個の同一フイル
タに適用するような試みがなされた。しかしこの試み
は、より細かい孔のフイルタ・カートリツジがまずふさ
がり、ある操作機関後に、完全に役立たなくなつて全ユ
ニツトを駄目にするので、効果のないことが証明され
た。
（発明の目的） 本発明の目的は、混合回路式フイルタ・ユニツトの効
率と全量式フイルタ・ユニツトの利用簡便性とを組み合
わせ、全量式フイルタ・ユニツトを受け入れるように設
計された機関及び混合回路式フイルタ・ユニツトを受け
入れるように設計された機関の両方に利用できるフイル
タ・ユニツトを提供することである。
（発明の構成） これは並列に操作する異なつた孔の２個のフイルタ・
カートリツジのうち、より小さい過面積とより細かい
孔のものである少くとも１個がより粗い孔の第３のフイ
ルタ・カートリツジの下流にそれと直列に配置されてい
るフイルタ・カートリツジを使用したフイルタ・ユニツ
トによつて達せられる。
本発明の利点及び構造的、操作的特徴は、本発明の好
ましい実施態様を限定しない実例として図示した添付の
図面を参照した以下の詳細な説明から一層明らかになる
であろう。
（実施例） 前記の図面から、フイルタ・ユニツトはその中に２個
のフイルタ・カートリツジ２及び３がそれぞれ一方は他
方の上に挿入されているカツプ１からなることが見られ
る。カートリツジ２は、スプリング５によつてカツプの
基板に支えられる下部板４によつて支持され、上部カー
トリツジ３は中央開口に設けられた上部板６によつて下
方へ押しつけられている。孔あき管７は、板６から中央
下方に延びている。板６は、板６と中央のねじ山つき開
口８のついた上部板９との間に位置した弾性ガスケツト
66によつて下方に押されている。上部板９は、カツプ１
に固定されている上部成形カバー10によつて適当な位置
に保持されている。中央のねじ山つき開口のほかに、上
部板９及びカバー10は、ポンプからくる油が過装置に
供給される一連の円周上にある開口11を含んでいる。開
口11を通つて入つてくる油は、２個のフイルタ・カート
リツジ2,3とカツプ１との間の中間空間に流入し、次い
で、中央の管７内に、そしてそこからねじ山つき開口８
を経て機関潤滑管路に流れるように、前記フイルタ・カ
ートリツジを半径方向に通過する。本発明によれば、細
かい孔の材料で形成されているフイルタ・カートリツジ
３の周囲に、粗い孔の材料で形成されたもう１個の同心
フイルタ・カートリツジ33が配置されており、フイルタ
・カートリツジ２の孔は、フイルタ・カートリツジ３の
それとフイルタ・カートリツジ33のそれとの中間になつ
ている。
実例として、カートリツジ２は10〜30μの孔をもつ紙
で、カートリツジ３は４〜15μの孔をもつ紙で形成さ
れ、他方、カートリツジ33は40〜80μの孔をもつ不織布
で形成される。フイルタ材料は、一般に次のようなもの
から選ぶことができる。紙フエルト、不織布、綿、合成
繊維またはガラス繊維を、単独、対にして、ひだをつけ
て、巻き挙げてあるいは穴をあけて。
第１図のフイルタが逆さにされたとき内容物が流出す
るのを防止する管99は、板９の中央から延び、通常の安
全弁44は、板４の中央に設けられている。
フイルタの操作は、開口11を通つて供給された油が２
個のフイルタ・カートリツジの周りの中空空間に到達
し、抵抗の少い方のフイルタ・カートリツジ、すなわち
フイルタ・カートリツジ２を通つて大部分が通過し、
過すべき油の通過に対する抵抗が２個の直列のカートリ
ツジ３及び33によつて提供される抵抗に匹敵するような
程度にフイルタ・カートリツジ２がふさがれるまで濾過
が継続し、不純物の80％以上がフィルタ・カートリッジ
２によって除去される。この時点で、油は相当程度まで
１対のカートリツジ３及び33も横断し、したがつて非常
にきれいな過を受けはじめ、フイルタが完全にふさが
れるまで濾過を行うことができ、最終的には全体で99％
の不純物が除去される。
これまでにざつと述べたところで、中程度の過を受
けている油の流れの、きれいな過を受けているより少
い量の油の流れとの混合が、通常の混合回路式フイルタ
の場合に起こるように機関油溜め内で得られる代りに、
直接フイルタ・ユニツト内で得られることは注目される
であろう。
粗い孔のフイルタ・カートリツジ33の存在は、大きい
サイズの不純物を捕捉し、フイルタ寿命を受容可能な程
度にする意味で細かい孔のフイルタ・カートリツジ３の
完全な詰まりを十分に遅らせている。本発明による三重
濾過フィルタ・ユニットのフィルタ通過時の圧力損失及
びフィルタによる不純物捕捉率の経過時間に伴なう変化
を、全量式フィルタ・ユニット及び混合回路式の二重濾
過フィルタ・ユニットのそれらの変化と比較したテスト
結果によれば、本発明による三重濾過フィルタ・ユニッ
トは、全量式フィルタ・ユニットよりはるかに良好な結
果を与えたことはもちろんであるが、さらに二重濾過フ
ィルタ・ユニットのテスト結果も上回るような結果を与
え、本発明の所期の目的を十分に達成することができ
た。
成形カバー10の上には、機関ブロツクに対するフイル
タ・ユニツトの完全なシールを確実にし、供給管路が開
口する環状帯域をそれらの間に作り出している２個の環
状ガスケツト12及び13のシートが設けられ、混合回路式
フイルタを受け入れるように設計された機関に設けられ
ている油溜めに直接油を再循環する管路がガスケツト12
の内のシールされた盲帯域に開口していることも注目さ
れるであろう。したがつてこれらの管路は油回路からは
切離され、その結果、これまでに述べたフイルタ・ユニ
ツトは、全量式フイルタ・ユニツト用に設計された機関
ブロツク及び混合回路フイルタ・ユニツト用に設計され
た機関ブロツクの両方に利用することができる。
本発明は、これまでに述べた実施態様に限定されるも
のではなく、本発明の範囲を離れることなしに修正及び
改良を加えることができる。
【図面の簡単な説明】
第１図は、本発明によるフイルタ・ユニツトの一部断面
図、第２図は、その平面図を示す。 1:カツプ形容器、2,3,33:フイルター・カートリツジ 4:下部板、6,9:上部板 7:孔あき管、8:油出口開口 11:油供給開口、12,13,66:ガスケツト

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】閉鎖されたカツプ形容器内に、外側から中
    央方向に過し、横断する油の流れに関して並列に配置
    された２個のフイルタ・カートリツジ（３）及び（２）
    を含み、より細かい孔の第１のフイルタ・カートリツジ
    （３）がそれと直列に配置され前記第２のフイルタ・カ
    ートリツジより粗い孔を有する第３の同心フイルタ・カ
    ートリツジ（33）により囲まれていることを特徴とする
    三重過式使い捨て油フイルタ・ユニット。
  2. 【請求項２】第１のフイルタ・カートリツジ（３）が紙
    製であり、４ないし15μの孔を有することを特徴とする
    請求項１記載の三重式使い捨て油フイルタ・ユニット。
  3. 【請求項３】第２のフイルタ・カートリツジ（２）が紙
    製であり、10ないし30μの孔を有することを特徴とする
    請求項１記載の三重式使い捨て油フイルタ・ユニツト。
  4. 【請求項４】第３のフイルタ・カートリツジ（33）が不
    織布製であり、40ないし80μの孔を有することを特徴と
    する請求項１記載の三重式使い捨て油フイルタ・ユニツ
    ト。
  5. 【請求項５】カツプ形容器の上部板に２個の同心環状ガ
    スケツト（12）及び（13）が設けられ、これらが内側の
    ガスケツト（12）とフイルタの油出口開口（８）との間
    に盲帯域を、２個のガスケツト（12）と（13）との間に
    限定されたフイルタ供給開口（11）を含む帯域を限定し
    ていることを特徴とする請求項１記載の三重式使い捨て
    油フイルタ・ユニツト。
JP1056546A 1988-05-10 1989-03-10 三重濾過式使い捨て油フイルタ・ユニツト Expired - Lifetime JPH08167B2 (ja)

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IT8846845A IT8846845A0 (it) 1988-05-10 1988-05-10 Gruppo filtrante a perdere per olio a tripla filtrazione

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JPH0214708A JPH0214708A (ja) 1990-01-18
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AT (1) ATE101802T1 (ja)
DE (1) DE3887982T2 (ja)
ES (1) ES2050699T3 (ja)
HK (1) HK1007115A1 (ja)
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