JPH08167774A - フレキシブルプリント基板の圧接装置 - Google Patents

フレキシブルプリント基板の圧接装置

Info

Publication number
JPH08167774A
JPH08167774A JP7057141A JP5714195A JPH08167774A JP H08167774 A JPH08167774 A JP H08167774A JP 7057141 A JP7057141 A JP 7057141A JP 5714195 A JP5714195 A JP 5714195A JP H08167774 A JPH08167774 A JP H08167774A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flexible printed
printed circuit
press
circuit board
contacting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7057141A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Yoshibe
耕史 吉部
Takeshi Watabe
剛 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP7057141A priority Critical patent/JPH08167774A/ja
Publication of JPH08167774A publication Critical patent/JPH08167774A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/325Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by abutting or pinching, i.e. without alloying process; mechanical auxiliary parts therefor
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/36Assembling printed circuits with other printed circuits
    • H05K3/361Assembling flexible printed circuits with other printed circuits

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Combinations Of Printed Boards (AREA)
  • Multi-Conductor Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数枚のFPCを重ね合わせて挾持する場合
に、各接続用導体パターンの導体部どうしを正しく位置
決めして圧接し、確実に導通させる。 【構成】 複数枚のFPC2,3を、それぞれの接続用
導体パターン2a,3aを対向させて両面側から挾持す
る手段として、取付座1とビス6により取付けられるゴ
ム環4を備える。挾持手段を構成する取付座に、導体パ
ターンでの各導体部に対応して圧接用凸形状部10を設
ける。また、取付座に位置決め機能をもつボス部1bを
突設し、これにFPC2,3の取付穴2b,3bを嵌装
させることにより、これらの部材を位置決めして重ね合
わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ等をはじめとす
る各種の電子機器、装置において、複数枚のフレキシブ
ルプリント基板(以下、FPCという)の間を電気的に
接続する際にそれぞれのFPCの接続用導体パターンど
うしを重ね合わせて圧着することにより各導体部を導通
させるためのFPCの圧接装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のFPCの圧接装置として、
図10に示した構造によるものが知られている。これを
簡単に説明すると、図中符号1は複数枚(この例では二
枚)のFPC2,3の取付用台座として合成樹脂材によ
ってモールド成形された取付座で、この取付座1には、
この圧接装置によって圧接される二枚のFPC2,3の
圧接部における接続用導体パターン2a,3aに対応す
る部分に、円環状であってかつ上端面が平坦面形状とさ
れた圧接用凸部1aが突設されている。
【0003】また、この取付座1における圧接用凸部1
aの中央部分には、FPC2とFPC3とを重ね合わせ
た状態でビス止めするためのボス部1bが突設され、さ
らにこのボス部1bの中心部にはFPC2,3の接続用
導体パターン2a,3a部分を圧接することによって固
定するための締付け力を与えるビス6をねじ込む締結穴
1cが設けられている。
【0004】一方、前記FPC2,3には、この取付座
1のボス部1bに位置合わせしこのボス部1bを通すこ
とによって、これらのFPC2,3と取付座1との位置
決め機能をもつ取付穴2b,3bがそれぞれに形成され
ている。すなわち、これらのFPC2,3は、それそれ
の取付穴2b,3bにボス部1bを通し、このボス部1
bを上方に突出させた状態で重ね合わされる。このと
き、上述した取付座1の圧接用凸部1a上に、それぞれ
の接続用導体パターン2a,3aが重なり合って載せら
れ、導通することになる。
【0005】さらに、この取付座1のボス部1bには、
FPC2,3の上方からその接続用導体パターン2a,
3aに均一に力を作用させるために前記取付座1の圧接
用凸部1aと共に挾持手段を構成するゴム環4、さらに
はワッシャ5が組付けられ、ビス6をねじ込んで締結す
ることで固定される。その結果、FPC2とFPC3
は、取付座1における円環状の圧接用凸部1aの平面部
分とゴム環4とによって挾み込まれて圧着され、それぞ
れのFPC2,3の接続用導体パターン2a,3aにお
ける導体部どうしが導通する構造であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
FPC圧接装置によれば、FPC2,3の接続用導体パ
ターン2a,3a間での圧接による各導体部の導通不良
を防止するためには、複数の接続用導体パターン2a,
3aに均一な力を加えなければならず、このためにFP
C2,3を挾持する部分、すなわち取付座1での円環状
の圧接用凸部1a上端の平坦面での平面性が要求され
る。
【0007】しかし、従来のFPC圧接構造では、上述
したFPC取付座1が樹脂モールド成形によることか
ら、その成形時のヒケのためにこの取付座1での円環状
の圧接用凸部1a上端の平坦面を全体にわたって平面性
を保ち成形することが困難となる場合があった。特に、
このような問題は、図10に示すように取付座1の下地
部分の肉厚が段差等によって不均一である場合に著し
い。
【0008】さらに、上述したようなFPC2,3の接
続用導体パターン2a,3a部分を挾持する取付座1の
圧接用凸部1a上端の平面性を確保しても、その上部に
FPC2,3を重ね合わせて載せ、ゴム環4をビス6の
締付けで押圧した場合、押圧力が圧接用凸部1a全体に
わたって分散することになる。したがって、重ね合わせ
たFPC2,3における接続用導体パターン2a,3a
の各導体部を高い接触圧をもって、確実に接触させるこ
とが困難であるという問題があり、このような問題点を
一掃できるような何らかの対策を講じることが望まれて
いる。
【0009】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、平面性が求められる取付座において複数枚
のFPCの接続用導体パターン形成部分を挾持する部分
を、成形時のヒケの影響を受けないようにし、しかもそ
れぞれの接続用導体パターンの各導体部での圧接による
導通接続および挾持固定を確実に実現できるFPCの圧
接装置を得ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本発明に係るFPCの圧接装置は、複数枚のFP
Cをそれぞれの接続用導体パターンどうしを重ね合わせ
て圧接し、各パターンの導体部をそれぞれ電気的に導通
させるために、FPCを重ね合わせた状態で両面側から
挾持する手段において、その少なくとも一方の部材に、
接続用導体パターンにおける少なくともそれぞれの導体
部に対応する部分を平坦面とする圧接用凸形状部を設け
たものである。
【0011】また、本発明に係るFPCの圧接装置は、
FPCの接続用導体パターン形成部分を圧接して挾持す
る手段の少なくとも一方の部材に形成する圧接用凸形状
部を、FPCの重ね合わされる接続用導体パターン形成
部分を支持するための基板支持用凸部と、接続用導体パ
ターンにおけるそれぞれの導体部に対応し各導体部と略
同一形状または必要最小限の接触面積で接する平坦面を
有する圧接用凸部とによって構成し、ここで圧接用凸形
状部における接続用導体パターンでの各導体部に対応し
ない部分を肉抜き用凹部として形成したものである。
【0012】また、本発明に係るFPCの圧接装置は、
複数枚のFPCの接続用導体パターン形成部分に位置決
め機能を有する取付穴を設けるとともに、FPCを重ね
合わせた状態で挾持する手段を構成する一方の部材にボ
ス部を突設し、このボス部に各FPCの取付穴を嵌装す
るか、あるいは複数枚のFPCの重ね合わせ部の一部に
位置決め用の穴部を設けるとともに、FPCを重ね合わ
せた状態で挾持する挾持手段を構成する一方の部材に穴
部に挿通する位置決め用突部を突設したものである。
【0013】また、本発明に係るFPCの圧接装置は、
FPCの接続用導体パターン形成部分に、一対の位置決
め機能付きの取付穴を所定間隔をおいて形成するととも
に、FPCを重ね合わせて挾持する手段を構成する一方
の部材に、一対の取付穴に挿通する一対の突部を突設
し、さらにFPCの各位置決め機能付き取付穴の周囲に
接続用導体パターンを形成するとともに、挾持手段を構
成する一方の部材に突設した一対の突部の周囲に圧接用
凸形状部を設けるように構成したものである。
【0014】
【作用】本発明によれば、挾持手段での一方の部材に設
けた圧接用凸形状部上に、複数枚のFPCを重ね合わせ
た状態で載置し、他方の部材を組み付けてFPCを両面
側から圧接挾持することにより、各FPCの接続用導体
パターン形成部分における各導体部どうしを導通させた
圧接状態で保持することができる。このとき、FPCの
接続用導体パターンの各導体部は、前記圧接用凸形状部
上の平坦面によって支えられ、導通部どうしの面圧が相
対的に高くなり、所要の導通状態が得られる。
【0015】ここで、複数枚のFPCを重ね合わせ、各
接続用導体パターンの導体部どうしを圧接して相互に導
通させるために挾持手段である取付用台座に設ける圧接
用凸形状部として、FPCの接続用導体パターン部分で
のそれぞれの導体部に対応する部分のみを導体部と略同
一形状か、あるいは必要最小限の接触面積で接する圧接
用凸部で形成し、それ以外を肉抜き用凹部となるような
形状で形成することにより、取付用台座、特に圧接用凸
形状部における平坦面形成部分の容積を小さくすること
が可能で、平坦面の平面性を確保できる。
【0016】また、本発明によれば、FPCの接続用導
体パターン形成部分に形成した位置決め機能をもつ取付
穴に、FPCの挾持手段の一方の部材である取付用台座
に突設したボス部を挿通させる状態で、取付用台座上に
FPCを載せることにより、特別な位置決め手段を用い
ることなく、取付用台座とFPCとの間、FPC相互間
での位置決めを行なうことができる。
【0017】さらに、本発明によれば、FPCの接続用
導体パターン形成部分に設けた一対の取付穴を、挾持手
段の一方の部材である取付用台座に設けた一対の突部に
嵌装させることにより、取付用台座とFPCとを二個所
の位置決め部を介して位置決めしているため、FPCを
取付用台座に対し簡単に位置決めして組み付けることが
できる。
【0018】
【実施例】図1ないし図3は本発明に係るFPCの圧接
装置の一実施例を示し、図1は本発明に係る圧接装置の
要部を分解して示す分解斜視図、図2はこれに取付ける
FPCの接続用導体パターン部分の拡大図、図3は取付
用台座である取付座の上面拡大図である。なお、これら
の図において、前述した図10と同一または相当する部
分には同一番号を付して説明は省略する。
【0019】本発明によれば、接続用導体パターン2
a,3aを有する複数枚(この実施例では二枚)のFP
C2,3を重ね合わせた状態で、挾持手段である取付座
1とビス6の締付けによりワッシャ5を介して取付座1
側に押圧されるゴム環4との間に挾持して圧接し、それ
ぞれの導体パターン2a,3a部分での各導体部どうし
を電気的に導通させるにあたって、複数枚のFPC2,
3を重ね合わせた状態で両面側から挾持する挾持手段の
少なくとも一方の部材、この実施例では取付座1に、F
PC2,3の導体パターン2a,3aにおける少なくと
もそれぞれの導体部に対応する部分を平坦面とした圧接
用凸形状部10を設けている。
【0020】ここで、この実施例では、この圧接用凸形
状部10を、FPC2,3の導体パターン2a,3a部
分を支持する基板支持用凸部11と、導体パターン2
a,3aでのそれぞれの導体部に対応する圧接用凸部1
2とから構成している。さらに、この圧接用凸部12
を、導体パターン2a,3aでのそれぞれの導体部と略
同一形状の平坦面を有するように形成しており、圧接用
凸形状部10での各導体部に対応しない部分は、肉抜き
用凹部13として形成している。
【0021】さらに、FPC2,3の接続用導体パター
ン2a,3a形成部分の中心には、図2に示すように、
取付座1のボス部1bに嵌装させるための取付穴2b,
3bを設けている。また、導体パターン2a,3a部分
では、それぞれの導体部を、略台形形状を呈するように
形成し、かつ取付穴2b,3b回りでこれら各取付穴2
b,3bから等しい距離を離した円周上に、周方向に所
定間隔をおいて配列している。
【0022】なお、上述したFPC2,3において、そ
の表、裏面の少なくとも一方には、たとえば図2に略記
したように複数本の配線パターン18が形成されてい
る。そして、これらの配線パターン18は、FPC2,
3の図示している接続用端部において、前記接続用導体
パターン2a,3aを構成する各導体部と適宜接続され
ることは広く知られている通りである。しかし、このよ
うな配線パターン18の形状は、FPC2,3の形状や
これに実装する実装部品、さらに主機器側の組込み個所
等を配慮して適宜選定されるものであって、図2以外で
の具体的な図示はここでは省略する。
【0023】これに対し、図1や図3において、挾持手
段の一方を構成する取付座1のFPC2,3を挾持する
ための圧接用凸形状部10を構成する各圧接用凸部12
の上端部が、図2でのFPC2,3の接続用導体パター
ン2a,3aの導体部に対応する略台形形状を呈する平
坦面形状となるように形成している。
【0024】なお、上述した基板支持用凸部11は、ボ
ス部1b回りであって接続用導体パターン2a,3aの
各導体部に対応する圧接用凸部12のさらに外側を取り
囲む位置に突設され、この部分にFPC2,3の導体パ
ターン2a,3a部分を載置したときにこれらを支え、
安定した圧接状態が得られるようになっている。
【0025】ここで、この実施例では、上述したFPC
2,3の導体パターン形成部分に位置決め機能を有する
取付穴2a,3aを設け、かつこれらの取付穴2a,3
aを取付座1上で圧接用凸形状部10の中央部に突設し
たボス部1bに位置決めして嵌装することにより、ボス
部1bと取付穴2a,3aの嵌め合いによって取付座1
に対しFPC2,3をそれぞれ位置決めして組み付ける
ことができる構成としている。このようにすれば、取付
座1のビス止め用ボス部1bとFPC2,3の位置決め
を簡単にしかも確実に行なえる。
【0026】しかし、本発明はこれに限定されず、ボス
部1bに対応する取付穴2a,3aを大きめの穴とする
とともに、取付座1側の圧接用凸部12とFPC2,3
側の導体パターン2a,3aでの各導体部との位置決め
用として、取付座1に位置決め用突部、位置決めピン等
を設け、これに対応してFPC2,3側に位置決め機能
を有する穴部を設けてもよい。また、同様の位置決め機
能を得るために、取付座1側の突起とFPC2,3側の
穴とを、たとえば四角形状を呈するように形成してもよ
い。
【0027】以上のような形状による圧接用凸形状部1
0を備えた取付座1を用いた場合における複数枚のFP
C2,3の圧接過程を、以下に説明する。
【0028】すなわち、取付座1のボス部1bにFPC
2の取付穴2bを通す。このとき、接続用導体パターン
2a面が上側となるようにし、かつ取付座1の圧接用凸
形状部10での圧接用凸部12上端の平坦面に、導体パ
ターン2a部分が重なるようにする。次に、FPC3の
導体パターン3a面を、FPC2の導体パターン2a面
と対向させるように下側にして、導体パターン3aと導
体パターン2aでの各導体部どうしが重なるようにす
る。
【0029】さらに、FPC3の上側には、上述した圧
接部分に均等な力が加えるための他方の挾持手段である
ゴム環4を乗せ、ワッシャ5を介してビス6を取付座1
のボス部1bに設けた締結穴1cにねじ込んで締付け、
締結固定する。以上により、FPC2とFPC3のそれ
ぞれの導体パターン2a,3aが挾持されて密着し、所
要の状態での圧接が得られて組付けが完了する。
【0030】このような構成によれば、複数枚のFPC
2,3を重ね合わせて挾持手段で挾持することにより、
それぞれの接続用導体パターン2a,3aどうしを圧接
して相互に導通させる際に、挾持手段としての取付座1
に設けられる圧接用凸形状部10を、FPC2,3の導
体パターン2a,3a部分でのそれぞれの導体部に対応
する部分のみが圧接用凸部12となり、それ以外は肉抜
き用凹部13となるような形状で形成されることにな
る。
【0031】したがって、この取付座1を樹脂モールド
成形する際には、そのモールド部分が均一な肉厚である
場合のみならず、これが段差等のある不均一な肉厚であ
る場合であっても、圧接用凸形状部10、特に圧接用凸
部12部分の成形時のヒケの影響を防ぐことが可能とな
る。これは、これらの圧接用凸部12ではそれぞれの部
分の容積が小さいためである。さらに、FPC2,3側
への接触面すなわち導体パターン2a,3a部分でのそ
れぞれの導体部との接触面が、それぞれは小さな面で形
成されるから、全ての圧接用凸部12上端を平坦面とし
て成形することができる。
【0032】これにより、本発明では、この圧接用凸部
12上端の平坦面での平面性を高精度に成形でき、その
結果この平坦面で支えて挾持することにより、FPC
2,3の導体パターン2a,3a部分に均一な力が加わ
り確実な圧接が可能となる。
【0033】また、上述した圧接用凸形状部10での各
導体部に対応する圧接用凸部12以外の圧接不要な部分
は、凹部13により肉抜き状態で合成樹脂材によってモ
ールド等で成形していることから、取付座1の導体パタ
ーン2a,3a部分を挾持する圧接用凸部12とFPC
2,3との接触面積が小さくなるので、ビス6の締付け
トルクを小さくしても、圧接の本来必要とされる部分の
加圧力を上げることができる。
【0034】図4は上述したFPCの圧接装置の別の実
施例を示し、この実施例では、前述した実施例と同様に
圧接すべきFPC2,3の導体パターン2a,3aが略
台形形状である場合であっても、取付座1のFPC2,
3を圧接挾持する圧接用凸部12上端の平坦面を、導体
パターン2a,3aに対応する個所のみを必要最小限の
接触面積をもって保持して挾持できるような略円形状の
上端部を有する凸部14とした場合である。
【0035】このような構成によっても、取付座1に対
し前述した実施例と同様に、FPC2,3の導体パター
ン2a,3a部分を圧接し、それぞれの導体部どうしを
導通させることができるのである。しかも、このような
構成では、圧接用凸部12上端の平坦面形状が、前述し
た実施例のような略台形形状に代えて円形状としている
ため、取付座1を成形するための成形用金型(図示せ
ず)の製作を簡略化することができるという利点があ
る。
【0036】特に、上述したような本発明に係るFPC
の圧接装置の二つの実施例では、取付座1においてFP
C2,3の接続用導体パターン2a,3aを挾持するた
めに平面性が求められる部分を、小さな面で形成できる
ことから、合成樹脂材によるモールド成形時にヒケの影
響を受けない状態で形成でき、また導体パターン2a,
3aの導体部を圧接により確実に導通接続することがで
き、さらに複数枚のFPC2,3を確実に挾持固定する
ことを実現できる。
【0037】図5ないし図9は本発明のさらに他の実施
例を示し、この実施例ではFPCの圧接装置を、図9に
示したカメラのレンズ鏡筒20内のFPC接続部21に
適用した場合である。ここで、図9におけるレンズ鏡筒
20は、AF(オートフォーカス)機構22を組込んだ
鏡筒前部組立体23と、手振れなどによる像振れを防ぐ
電動モータを有する像振れ防止機構24を組込んだ駆動
機構部組立体としての鏡筒中間部組立体25と、像振れ
状況の検出を行なう振れ検出センサ部26等が組込まれ
るとともに後端が図示しないカメラ本体側に着脱自在に
装着されるセンサ部組立体としての鏡筒後部組立体27
とから構成されている。
【0038】前記鏡筒前部組立体23には、撮影レンズ
光学系を構成する第1群レンズL1と第2群レンズL2
とが配置されている。なお、第2群レンズL2は光軸方
向への進退動作するフォーカシングレンズ群である。前
記鏡筒中間部組立体25には、第3群レンズL3が配置
されている。この第3群レンズL3は、光軸Iに直交す
る面内でX軸、Y軸方向に移動し、手振れ等によるフィ
ルム結像面上での被写体像の像振れを防止する像振れ防
止用レンズ群である。
【0039】なお、上述したような構成によるレンズ鏡
筒20において、上述した以外の構成は広く知られてお
り、その具体的な説明は省略する。
【0040】このような構成によるレンズ鏡筒20にお
いて、前記鏡筒前部組立体23には、集積回路28aを
有するメインのFPC31が、前記鏡筒中間部組立体2
5側にかけて配置されている。また、この鏡筒中間部組
立体25には、前記像振れ防止機構24用のFPC32
が配置されている。さらに、鏡筒孔部組立体27には、
図示しないカメラ本体との接続接点33aが配置される
とともに、この接続接点33aに接続され他端が前記鏡
筒中間部組立体25内でのFPC接続部21にかけて配
置されている。
【0041】そして、このような構成では、鏡筒中間部
組立体25の外周寄りの部分のFPC接続部21は、図
2に示す構成となっている。すなわち、この接続部21
では、鏡筒の前部、後部から導かれている三枚のFPC
31,32,33の電気的な接続を行っている。なお、
図中34はこの鏡筒中間部組立体25内に設けた固定部
材で、この固定部材34に前記FPC接続部21を構成
する部材が設けられている。
【0042】この固定部材34には、図5および図6に
示すように、たとえば合成樹脂材によってモールド成形
された取付用台座40が、ビス41によって取付け固定
されている。そして、この取付用台座40には、図5に
詳細を図示したように、所定間隔をおいて一対の円柱状
を呈する突部42,42を一体に突設している。一方、
FPC31,32,33の互いに重ね合わされる端部に
は、図6および図7に示すように、所定間隔をおいて一
対の位置決め機能付きの取付穴43,43を形成してい
る。
【0043】また、これらの取付穴43,43の近傍、
この例では周囲を取り囲むようにして、接続用導体パタ
ーン44,44が形成されている。ここで、これらの導
体パターン44,44は、取付穴43,43から放射状
に形成された12個の導体部45を備えている。そし
て、三枚のFPC31,32,33は、一対の取付穴4
3,43および接続用導体パターン44,44の導体部
45をそれぞれ重ね合わせた状態で組み合わせ、かつ各
取付穴43,43に、前記取付用台座40に設けた円柱
状の突部42,42を挿通させた状態で台座40上に載
置している。勿論、この取付用台座40の各円柱状突部
42,42に、FPC31,32,33を一枚づつ取付
穴43,43を位置合わせして嵌装することにより、順
次載置するようにしてもよい。
【0044】なお、この実施例では、中央部に挾み込ん
で保持されるFPC31として、その表、裏両面に接続
用導体パターン44,44を形成したものを用い、また
両側のFPC32,33は、中央のFPC31側にのみ
接続用導体パターン44を形成している。さらに、これ
ら三枚のFPC31,32,33は、弾性部材46,4
6および押圧板47を介して、前記円柱状突部42,4
2のねじ穴42a,42aに螺合したビス48,48に
よって、台座40の突部42,42の近傍に形成した圧
接用凸形状部50,50に押圧されている。ここで、前
記弾性部材46,46は、ゴム材、弾性合成樹脂材によ
り形成されている。
【0045】また、上述した圧接用凸形状部50,50
は、台座40上で突部42,42回りの接続用導体パタ
ーン44,44に対応する位置に、接続用導体パターン
44,44の導体部45に対応する略三角形状の凸部5
1が形成されている。さらに、図中52はこれら凸部5
1の間に形成された凹部である。なお、図5において符
号49は取付用台座40の中央部に突設された固定部材
34側への固定用ビス41のねじ穴49aを形成する環
状座である。
【0046】以上の構成において、取付用台座40にお
いて、円柱状突部42,42の回りに圧接用凸形状部5
0,50として突設している凸部51上には、FPC3
1,32,33を重ね合わせて装着した際に、それぞれ
の接続用導体パターン44,44の導体部45が位置付
けられる。また、台座40の中央に形成されるビス41
用の環状座49での高さは、凸部51の高さと略等しい
高さとして形成され、この環状座49内にビス41の頭
部が収納されるように構成されている。
【0047】上述したFPCの圧接装置によれば、取付
用台座40の凸部42,42に、FPC31,32,3
3の端部に形成される穴部43,43を嵌装することに
より、FPC31,32,33を順次装着することがで
きる。その後、弾性部材46,46および押圧板47を
突部42,42部分に装着し、最後にビス48,48を
突部42,42のねじ穴42a,42aに螺合すること
により押圧板47を押圧した状態で各部を組立て固定す
ることができる。これにより、各FPC31,32,3
3の接続用導体パターン44,44は、台座40の突部
42,42回りに形成されている圧接用凸形状部50,
50における各凸部51,51上で押圧されることにな
り、これにより各FPC31,32,33における重ね
合わせ部における導体パターン44,44の導体部45
が相互に接触して導通する。
【0048】すなわち、以上の構成において、取付用台
座40の導体パターン44,44での導体部45に対応
する位置にこの導体部45と略同一形状に形成した凸部
51,51上に、導体パターン44,44の導体部45
を位置させたので、複数のFPC31,32,33をビ
ス48,48により弾性部材46,46と押圧板47を
介して押圧したときに、押圧力が圧接用凸形状部50,
50の全体に分散することなく、各FPC31,32,
33の接続用導体パターン44,44における導体部4
5をそれぞれ高い接触圧で確実に接触させることができ
る。
【0049】そして、このような構成では、FPC3
1,32,33の導体パターン44,44部分に反り等
が生じている場合にも、導体部45を確実に接触させる
ことができ、接触不良を解消することができる。また、
接続用導体パターン44,44の導体部45の形状に対
応して台座40の圧接用凸形状部50,50に凸部51
を形成しているので、導通が必要な導体部45どうしを
常に全面的に接触させることが可能で、局部的に押圧力
が働いて抵抗値が増大するという問題もなく、確実な導
通接続を行なえる。
【0050】ここで、上述したような構造による取付用
台座40を合成樹脂材により形成しているため、圧接用
凸形状部50,50に凸部51と凹部52とを簡単にし
かも確実に形成でき、コスト的にも安価であるという利
点がある。
【0051】また、上述したFPCの圧接装置では、台
座40に形成した一対の円柱状突部42,42に、FP
C31,32,33に形成した一対の取付穴43,43
を位置合わせして嵌装することにより、台座40に対す
るFPC31,32,33の位置決めが行なえるため、
複数枚のFPC31,32,33の接続用導体パターン
44,44の各導体部45を、圧接用凸形状部50,5
0の各凸部51上にそれぞれ簡単かつ確実に位置させる
ことができる。
【0052】なお、上述した実施例では、FPC31,
32,33の接続用導体パターン44,44の導体部4
5を、取付穴43,43の回りに放射状に形成した例に
ついて説明したが、これに限定されず、たとえば図8に
示すように、FPC60に形成した取付穴61の回りに
接続用導体パターン62として、ランダムに並べた導体
部63であってもよい。すなわち、このような導体部6
3に対応する凸部を、圧接用凸形状部として取付用台座
側にランダムに並べて設ければよい。また、上述した取
付穴としては、図8のような四角形状のものを用いても
よい。勿論、この場合には、取付用台座側の突部も四角
形状に形成すればよい。
【0053】以上のような構成では、取付用台座40に
設けた一対の円柱状突部42,42とFPC31,3
2,33に形成した一対の取付穴43,43とによっ
て、両部材間での位置決めを行なっているので、簡単な
構造であるにもかかわらず、台座40側の圧接用凸形状
部50における各凸部51に、FPC31,32,33
側の接続用導体パターン44における導体部45を簡単
かつ確実に位置決めして配置させることができる。ま
た、このような構成では、台座40と弾性部材46およ
び押圧板47との間に圧接力を作用させることにより、
台座40側の凸部51によってFPC31,32,33
側の導体部45に部分的に集中した力を加えることがで
き、導通が必要な導体部45どうしを高い接触圧で確実
に接触させることができる。
【0054】なお、本発明は上述した実施例構造には限
定されず、FPC2,3;31,32,33の圧接装置
各部の形状、構造等を適宜変形、変更できることは勿論
である。たとえば前述した実施例では、二枚または三枚
のFPC2,3;31,32,33を圧接する場合を述
べたが、これに限定されず、二枚以上のFPCを圧接し
て導通状態を得ながら固定する場合に用いてもよい。
【0055】また、上述した前者の実施例では、圧接用
凸形状部10として、圧接用凸部12に加えて、FPC
2,3の支持用として基板支持用凸部11を付設した場
合を説明したが、本発明はこれに限定されず、接続用導
体パターン2a,3aの各導体部に対応する圧接用凸部
12のみを設けるとよい。
【0056】さらに、上述した実施例では、圧接用凸形
状部10,50として、取付座1または取付用台座40
上に突設した圧接用凸部12,51等を有する場合を説
明したが、本発明はこれに限定されず、圧接用凸部1
2,51の上端部である平坦面が、取付座1、取付用台
座40の上面と略同一面上にあり、それ以外の部分が凹
設した肉抜き用凹部として形成されている場合であって
もよいことも、容易に理解されるところである。
【0057】勿論、上述したような圧接用凸形状部1
0,50は、取付座1、取付用台座40側に限らず、ゴ
ム環4、弾性部材46側に設けても、あるいは両方に設
けてもよい。なお、FPC2,3;31,32,33の
挾持手段である他方部材としては、ゴム環4、弾性部材
46に限らず、これに類する形状をもち、しかもゴム材
を始め、適宜の弾性材、さらには合成樹脂材や適宜の金
属材料等で形成されているものを用いることは自由であ
る。
【0058】さらに、本発明に係るFPCの圧接装置
は、前述したような後者の実施例のようにレンズ鏡筒2
0内でのFPC接続部21に限らず、各種の機器、装置
におけるFPCの圧接による接続部であれば適用して効
果を発揮することができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るFPC
の圧接装置によれば、複数枚のFPCを重ね合わせ、接
続用導体パターンどうしを圧接して電気的に導通させる
ために、各導体パターンにおける導体部に対応した部分
を平坦面とした圧接用凸形状部を取付用台座に設けたの
で、簡単な構成であるにもかかわらず、各導体パターン
における導体部に対応する部分のみに圧接力を作用させ
ることができ、これにより導体部どうしの導通状態を確
実に得ることができる。特に、本発明によれば、上述し
た圧接用凸形状部での導体部に対応する部分を、この導
体部と略同一形状か、あるいは必要最小限の接触面積で
接する小さな平坦面を有する圧接用凸部で形成すること
により、FPCを重ね合わせて挾持したときに導体部の
部分のみに有効な圧接力を作用させて導通接続すること
ができる。
【0060】また、本発明によれば、取付用台座に突設
した位置決め機能をもつボス部に複数枚のFPCに設け
た取付穴を順次嵌装することにより、台座と複数枚のF
PCとを正しく位置決めして圧接することができ、上述
した導体部どうしの導通を確実なものとすることができ
る。
【0061】また、本発明によれば、平面性が求められ
る取付座においてFPCの接続用導体パターンを挾持す
る平坦面部分を小さな面で構成することにより、成形時
におけるヒケ等の悪影響を受けないようにし、圧接によ
る導通接続および挾持固定が簡単かつ確実に実現できる
FPCの圧接装置を得ることができる。
【0062】特に、本発明によれば、一方の挾持手段で
ある取付用台座での接続用導体パターン部分を圧接して
挾持する圧接用凸形状部において、接続用導体パターン
に相当しない部分の肉抜きを行ない、取付座となる部材
の樹脂モールド成形部分が均一な肉厚である場合のみな
らず、たとえ段差等のある不均一な肉厚である場合であ
っても、平面性が求められる平坦面部分を小さい面で形
成できることから、モールド成形時のヒケが起こり難く
なり、FPCへの接触面となる平坦面を高精度に成形す
ることが容易に行なえる。したがって、FPCをこのよ
うな平坦面で挾持することで、FPCの圧接にあたって
均一に力が加わえることができるので、確実な圧接が得
られる。
【0063】また、本発明によれば、不要な部分の肉抜
きを行なってモールド成形した結果、取付座の接続用導
体パターン部分を挾持する圧接用凸部とFPC側との接
触面積が小さくなるので、ビス等の締結手段の締付けト
ルクを小さくしても、圧接の本来必要とされる部分の加
圧力を上げることができる。
【0064】また、本発明を特徴づける圧接用凸形状部
の圧接用凸部での平坦面を、FPC側の接続用導体パタ
ーン部分での各導体部に対応して、たとえば略円形形状
のように単純な形状によって必要最小限の接触面積で形
成することにより、取付座を成形する金型の作成を簡略
化することができるという利点もある。
【0065】さらに、本発明によれば、取付用台座に一
対の円柱状突部を設け、これに対応してFPCに一対の
取付穴を設け、これらの組み合わせることにより、台座
とFPC、さらにはFPCどうしを正しく位置決めして
重ね合わせることが可能であり、多数の導体部を有する
導体パターンどうしの電気的な導通を、特別な位置決め
手段を設けることなく、確実に行なえるという利点を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るFPCの圧接装置の一実施例を
示す要部構成の分解斜視図である。
【図2】 FPCでの接続用導体パターン部分のみを示
す概略図である。
【図3】 図1で示した取付座でのFPCを支える圧接
用凸形状部の詳細を示す概略平面図である。
【図4】 本発明に係るFPCの圧接装置の別の実施例
を示し、図3に相当する圧接用凸形状部の概略平面図で
ある。
【図5】 本発明に係るFPCの圧接装置の他の実施例
を示し、取付用台座の斜視図である。
【図6】 図5の取付用台座を用いてFPCを圧接した
場合の要部拡大断面図である。
【図7】 FPCでの接続用導体パターン部分のみを示
す概略図である。
【図8】 FPCでの接続用導体パターンの変形例を示
す概略図である。
【図9】 図6のFPC圧接装置を適用するレンズ鏡筒
全体の概略構成を示す側断面図である。
【図10】 FPCの圧接装置を従来例を示す概略分解
斜視図である。
【符号の説明】
1…FPC取付座(挾持手段)、1b…FPC取付座の
ボス部、1c…ビス締結穴、2,3…FPC(フレキシ
ブルプリント基板)、2a,3a…接続用導体パター
ン、2b,3b…取付穴、4…ゴム環(挾持手段)、5
…ワッシャ、6…ビス(締結手段)、10…FPC圧接
用凸形状部、11…FPC支持用凸部、12…圧接用凸
部、13…肉抜き用凹部、14…圧接用凸部、20…レ
ンズ鏡筒、21…FPC接続部、31,32,33…F
PC(フレキシブルプリント基板)、34…固定部材、
40…取付用台座、41…ビス、42…円柱状突部、4
3…位置決め機能付きの取付穴、44…接続用導体パタ
ーン、45…導体部、46…弾性部材、47…押圧板、
48…ビス、50…圧接用凸形状部、51…凸部、52
…凹部、60…FPC(フレキシブルプリント基板)、
61…取付穴、62…接続用導体パターン、63…導体
部。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のフレキシブルプリント基板を、
    それぞれの接続用導体パターンどうしを重ね合わせて圧
    接することにより、各パターンの導体部をそれぞれ電気
    的に導通させる圧接装置において、 前記複数枚のフレキシブルプリント基板の接続用導体パ
    ターン形成部分を重ね合わせた状態で圧接して導通させ
    るように、重ね合わせたフレキシブルプリント基板を両
    面側から挾持する挾持手段を備え、 この挾持手段を構成する少なくとも一方の部材に、前記
    接続用導体パターンにおける少なくともそれぞれの導体
    部に対応する部分を平坦面とする圧接用凸形状部を設け
    たことを特徴とするフレキシブルプリント基板の圧接装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフレキシブルプリント基
    板の圧接装置において、 フレキシブルプリント基板の接続用導体パターン形成部
    分を圧接して挾持する挾持手段の少なくとも一方の部材
    に形成する圧接用凸形状部を、前記フレキシブルプリン
    ト基板の重ね合わされる接続用導体パターン形成部分を
    支持するための基板支持用凸部と、前記接続用導体パタ
    ーンにおけるそれぞれの導体部に対応する圧接用凸部と
    によって構成したことを特徴とするフレキシブルプリン
    ト基板の圧接装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のフレキシブルプリント基
    板の圧接装置において、 圧接用凸形状部を構成する圧接用凸部を、フレキシブル
    プリント基板の接続用導体パターンにおけるそれぞれの
    導体部と略同一形状の平坦面を有する形状で形成したこ
    とを特徴とするフレキシブルプリント基板の圧接装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のフレキシブルプリント基
    板の圧接装置において、 圧接用凸形状部を構成する圧接用凸部を、フレキシブル
    プリント基板の接続用導体パターンにおけるそれぞれの
    導体部に対応する位置に、必要最小限の接触面積で接す
    る平坦面を有する形状で形成したことを特徴とするフレ
    キシブルプリント基板の圧接装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、請求項2、請求項3または請
    求項4記載のフレキシブルプリント基板の圧接装置にお
    いて、 圧接用凸形状部におけるフレキシブルプリント基板の接
    続用導体パターンでの各導体部に対応しない部分を、肉
    抜き用凹部として形成したことを特徴とするフレキシブ
    ルプリント基板の圧接装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4または請求項5記載のフレキシブルプリント基板の圧
    接装置において、 複数枚のフレキシブルプリント基板の接続用導体パター
    ン形成部分に位置決め機能を有する取付穴を設けるとと
    もに、 前記フレキシブルプリント基板を重ね合わせた状態で挾
    持する挾持手段を構成する一方の部材にボス部を突設
    し、 このボス部に前記各フレキシブルプリント基板の取付穴
    を嵌装することにより、それぞれの接続用導体パターン
    における各導体部どうしが導通するように位置決めした
    ことを特徴とするフレキシブルプリント基板の圧接装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4または請求項5記載のフレキシブルプリント基板の圧
    接装置において、 複数枚のフレキシブルプリント基板の重ね合わせ部の一
    部に位置決め用の穴部を設けるとともに、 前記フレキシブルプリント基板を重ね合わせた状態で挾
    持する挾持手段を構成する一方の部材に前記穴部に挿通
    する位置決め用突部を突設したことを特徴とするフレキ
    シブルプリント基板の圧接装置。
  8. 【請求項8】 請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4または請求項5記載のフレキシブルプリント基板の圧
    接装置において、 フレキシブルプリント基板の接続用導体パターン形成部
    分に、一対の位置決め機能付きの取付穴を所定間隔をお
    いて形成するとともに、 前記フレキシブルプリント基板を重ね合わせて挾持する
    挾持手段を構成する一方の部材に、前記一対の取付穴に
    挿通する一対の突部を突設したことを特徴とするフレキ
    シブルプリント基板の圧接装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のフレキシブルプリント基
    板の圧接装置において、 フレキシブルプリント基板の各位置決め機能付き取付穴
    の周囲に接続用導体パターンを形成するとともに、 挾持手段を構成する一方の部材に突設した一対の突部の
    周囲に圧接用凸形状部を設けたことを特徴とするフレキ
    シブルプリント基板の圧接装置。
JP7057141A 1994-10-14 1995-03-16 フレキシブルプリント基板の圧接装置 Pending JPH08167774A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7057141A JPH08167774A (ja) 1994-10-14 1995-03-16 フレキシブルプリント基板の圧接装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24938994 1994-10-14
JP6-249389 1994-10-14
JP7057141A JPH08167774A (ja) 1994-10-14 1995-03-16 フレキシブルプリント基板の圧接装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08167774A true JPH08167774A (ja) 1996-06-25

Family

ID=26398166

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7057141A Pending JPH08167774A (ja) 1994-10-14 1995-03-16 フレキシブルプリント基板の圧接装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08167774A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008139047A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Nippon Seiki Co Ltd 液面検出装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008139047A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Nippon Seiki Co Ltd 液面検出装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6118666A (en) Flexible printed wiring board and connecting structure thereof
US4913656A (en) Electrical connector
US5917709A (en) Multiple circuit board assembly having an interconnect mechanism that includes a flex connector
JP2846751B2 (ja) 回路基板に対するフレキシブルケーブルの接続装置
JP2006324348A (ja) 接続部材と蓄電装置
JPH0594841A (ja) 電気コネクタ及び電気的接続方法
CN107037666B (zh) 可附接摄影附件的附件插座装置和摄像设备
JPH08167774A (ja) フレキシブルプリント基板の圧接装置
JP3151938B2 (ja) カメラ用電気的コネクター
JPH05327159A (ja) 基板とフレキシブルフラットケーブルとの接続構造
JPS6314473Y2 (ja)
JP2000340326A (ja) Ic用ソケット
JP2007066575A (ja) コネクタの実装構造及び実装方法
JPH075657Y2 (ja) 電気回路的接続構造
JPH10172713A (ja) 成型品内における基板への金属端子板接続方法及び成型品内での電子部品と基板の固定方法
US5502599A (en) Conductive connector for camera system components
JP3341376B2 (ja) コネクタ
KR102152867B1 (ko) 반도체 패키지 테스트용 소켓 모듈
JPH08181431A (ja) 基板接続装置
JPH11251708A (ja) プリント基板を有する装置
JP2581890Y2 (ja) 基板の圧接構造
JP3017335B2 (ja) フレキシブルプリント基板
JPH09162503A (ja) フレキシブルプリント基板
JPH09275260A (ja) フレキシブル回路基板の圧接構造
JPH0537112A (ja) プリント配線板

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050419

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050920