JPH08167370A - 集積回路装置及びそれを用いたパワーモジュール - Google Patents

集積回路装置及びそれを用いたパワーモジュール

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JPH08167370A
JPH08167370A JP31020394A JP31020394A JPH08167370A JP H08167370 A JPH08167370 A JP H08167370A JP 31020394 A JP31020394 A JP 31020394A JP 31020394 A JP31020394 A JP 31020394A JP H08167370 A JPH08167370 A JP H08167370A
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JP
Japan
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electrode
integrated circuit
overcurrent
electrodes
circuit device
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Pending
Application number
JP31020394A
Other languages
English (en)
Inventor
Noritaka Kamimura
典孝 神村
Toshio Ogawa
敏夫 小川
Masaaki Takahashi
正昭 高橋
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】過電流によって発生する多量のジュール熱で可
溶融性金属1が溶断し、一対の電極2,3の相対位置を
変化させることにより、電流を確実に断つことができ
る。 【効果】回路電流の大容量化及び高電圧化が可能な小型
の過電流保護装置が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は過電流保護を図る装置に
係り、特に、過電流により回路を断つために溶断される
可溶融性金属部を備えた集積回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の過電流保護装置として次の二つが
ある。一つは、例えば、特開昭62−246220号公報に示さ
れる方式である。すなわち、所定電流値に達すると、溶
断エレメントがジュール熱によって溶断し、回路を断つ
ものである。この方式では、回路が断たれた時の両極間
隔が溶断エレメント長さで決定され、高電圧を断つ場合
には電極間の放電現象が発生するので、装置の小型化は
難しい。他の一つは特開昭61−20362 号公報に開示され
る技術で、形状記憶合金の変形によって回路を断つ構造
である。この方法は両電極の接触によって回路を接続す
る構造であり、回路に大電流を流す場合には、接触抵抗
が増大するので、比較的低電流回路に限定されてしま
う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は過電流
により溶断可能な可溶融性金属部を両電極間に配置する
と共に、大電流,高電圧かつ小型の過電流保護装置を具
備した集積回路装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では次の手段をとる。
【0005】 一対の電極と、前記電極の接点部に過
電流によって発生するジュール熱で溶断される可溶融性
金属部とを含む集積回路において、前記電極が可動部を
有し、前記可溶融性金属部が溶断した時に、前記一対の
電極の相対位置を変化させる。
【0006】 において、前記電極接点部の相対位
置を変化させるための装置として磁石による引力もしく
は反撥力を利用した構造をとる。
【0007】 において、前記電極接点部の相対位
置を変化させるための装置として弾性体の反撥力を利用
したばね構造をとる。
【0008】 において、前記電極接点部の相対位
置を変化させるための装置としてバイメタルによる熱変
形を利用した構造をとる。
【0009】 において、前記電極接点部の相対位
置を変化させるための装置として形状記憶合金による熱
変形を利用した構造をとる。
【0010】
【作用】本発明による構成の作用は次の通りである。
【0011】 一対の電極間が可溶融性金属によって
電気的に接続されるので、回路を流れる電流の大容量化
が可能であり、かつ可動部の動作によって電極間隔が大
きくとれるので、高電圧,小型の過電流保護装置が得ら
れる。
【0012】 において、可動部が磁石により構成
されるので過電流保護の応答が迅速かつ確実にできる。
【0013】 において、可動部がばねにより構成
されるので過電流保護の応答が迅速かつ確実にできる。
【0014】 において、可動部がバイメタルによ
り構成されるので過電流保護の応答が迅速かつ確実にで
きる。
【0015】 において、可動部が形状記憶合金に
より構成されるので過電流保護の応答が迅速かつ確実に
できる。
【0016】 ないしに記載の過電流保護装置を
配置した集積回路を含むので、高信頼性かつ小型のパワ
ーモジュールを堤供できる。
【0017】
【実施例】
(実施例1)図1及び図2に本発明の一実施例を示す。
図に示すように可溶融性金属1,固定電極2,可動電極
3,軸点4及び一対の磁石5によって構成される。通常
時は、固定電極2と可動電極3の間を可溶融性金属1に
よって確実に接続し、回路に電流を流す。異常時は図1
(b)及び図2(b)に示すように、過電流によって発
生する多量のジュール熱で可溶融性金属1が溶断し、可
動電極3に付帯する磁石5による引力の働きで可動電極
3が下側に移動することにより、電流を確実に断つこと
ができる。
【0018】本実施例の可溶融性金属はジュール熱で容
易に溶融可能なPb系合金など、電極及び軸点は導電性
の良い銅などが使用できる。
【0019】(実施例2)図3及び図4に本発明の第二
の実施例を示す。図1及び図2と同様に構成されている
が、可動電極3にはばね6が配置されている。図3
(b)及び図4(b)に示すように、過電流によって発
生する多量のジュール熱で可溶融性金属1が溶断し、可
動電極3に付帯するばね6による反撥力の作用で可動電
極3が下側に移動することにより、電流を確実に断つこ
とができる。
【0020】(実施例3)図5及び図6に本発明の第三
の実施例を示す。図に示すように可溶融性金属1,固定
電極2,可動電極7によって構成される。可動電極部に
バイメタルを利用することにより、過電流によって発生
するジュール熱で、図のように変形する。図5(b)及
び図6(b)に示すように、過電流によって発生する多
量のジュール熱で可溶融性金属1が溶断し、バイメタル
による熱変形の作用で可動電極3が上側に移動すること
により、電流を確実に断つことができる。
【0021】(実施例4)図7及び図8に本発明の第四
の実施例を示す。図に示すように可溶融性金属1及び一
対の電極8によって構成される。一対の電極部に形状記
憶合金を利用することにより、過電流によって発生する
ジュール熱で、図のように変形する。図7(b)及び図
8(b)に示すように、過電流によって発生する多量の
ジュール熱で可溶融性金属1を溶断し、形状記憶合金に
よる熱変形の作用で一対の電極8が上下に移動すること
により、電流を確実に断つことができる。
【0022】(実施例5)実施例1の図1に示す軸点の
部位に、回路に直列に、可溶融性金属を配置する。この
構造とすることにより、通常時は良好な導電性が確保で
きる。一方、過電流発生時には多量のジュール熱によっ
て軸点4自体が溶融し、可動電極3が移動して、電流を
確実に断つことができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、電流の大容量化,高電
圧化した小型の過電流保護装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1による過電流保護装置の断面
図。
【図2】本発明の実施例1による過電流保護装置の断面
図。
【図3】本発明の実施例2による過電流保護装置の断面
図。
【図4】本発明の実施例2による過電流保護装置の断面
図。
【図5】本発明の実施例3による過電流保護装置の断面
図。
【図6】本発明の実施例3による過電流保護装置の断面
図。
【図7】本発明の実施例4による過電流保護装置の断面
図。
【図8】本発明の実施例4による過電流保護装置の断面
図。
【符号の説明】
1…可溶融性金属、2…固定電極、3,7,8…可動電
極、4…軸点、5…磁石、6…ばね。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の電極と、前記電極の接点部に過電流
    によって発生するジュール熱で溶断される可溶融性金属
    部とを含む集積回路において、前記電極が可動部を有
    し、前記可溶融性金属部が溶断した時に、前記一対の電
    極の相対位置が変化することによって、回路に流れる電
    流を断つ装置を具備することを特徴とする集積回路装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記電極接点部の相対
    位置を変化させるための装置が磁石による引力もしくは
    反撥力を利用した集積回路装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記電極接点部の相対
    位置を変化させるための装置が弾性体の反撥力を利用し
    たばね構造である集積回路装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記電極接点部の相対
    位置を変化させるための装置がバイメタルによる熱変形
    を利用した集積回路装置。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記電極接点部の相対
    位置を変化させるための装置が形状記憶合金による熱変
    形を利用した集積回路装置。
  6. 【請求項6】請求項1,2,3,4または5において、
    前記過電流保護装置を有する集積回路装置を含むパワー
    モジュール。
JP31020394A 1994-12-14 1994-12-14 集積回路装置及びそれを用いたパワーモジュール Pending JPH08167370A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009099404A (ja) * 2007-10-17 2009-05-07 Mitsubishi Electric Corp 電流遮断装置
JP2009259569A (ja) * 2008-04-16 2009-11-05 Mitsubishi Electric Corp 電流遮断装置及びその製造方法
WO2013051201A1 (ja) * 2011-10-04 2013-04-11 富士電機株式会社 3レベル電力変換回路システム

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