JPH0816642A - Cadのポインタ入力制御装置 - Google Patents

Cadのポインタ入力制御装置

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JPH0816642A
JPH0816642A JP6146377A JP14637794A JPH0816642A JP H0816642 A JPH0816642 A JP H0816642A JP 6146377 A JP6146377 A JP 6146377A JP 14637794 A JP14637794 A JP 14637794A JP H0816642 A JPH0816642 A JP H0816642A
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JP6146377A
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Manabu Nagahama
学 長浜
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 【構成】表示画面1上に、マウスによって入力されるポ
インタカーソル1aとともに仮想カーソル制御エリア1
1のボタン操作によって制御される仮想カーソル1bを
表示する。仮想カーソル1bはポインタカーソル1aと
異なりエリア11内の入力情報によって決まる座標系で
移動し、確定ボタン11bが押されることによって移動
位置の座標入力が行われる。システムでは、ポインタカ
ーソル1aと仮想カーソル1bの座標入力を特に区別す
ることなく同じものとして処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特にGUI(グラフィ
カルユーザインターフェイス)機能を持つCADの表示
画面において、座標入力やコマンド,要素の選択を行う
ポインタ入力制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、CADでは、入力装置として、
座標や処理対象となる要素を指示するためのマウス,タ
ブレット,デジタイザー等のポインティング装置と、数
値や文字を入力するキーボード装置とを備えている。ポ
インティング装置は、画面上に表示したポインタカーソ
ルを該ポインティング装置の動きに対応させて移動さ
せ、ポインティング装置に設けられているスイッチ等を
押下することにより表示画面上の座標を入力したり要
素,コマンド等の選択を行う。
【0003】ところで、CADの操作ではポインティン
グ装置による指示が、操作全体の大半を占めている。特
に、GUI機能を持つCADシステムでは、コマンドの
選択にも座標入力や要素選択に使用するポインティング
装置を使用するようになっているために、その傾向がま
すます強い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のよう
に、ポインティング装置は、座標入力以外にもコマンド
やオプションの選択及び処理対象となる要素の選択にも
使用するために、多彩な入力に対する処理、たとえば最
後に入力した座標値を基準点として特定の角度と特定の
長さにある新たな座標値を連続的に入力して作図を進め
る処理等に対しては、簡単な操作で対応することができ
ない。すなわち、一つのポインティング装置により座標
入力やコマンド入力を行うように構成されるために、コ
マンドの選択と座標入力を同時にすることは原理的に不
可能となり、そのため、座標の多彩な入力に対してはそ
れぞれの入力方法に適した特定のコマンドを予め用意し
ておく等の方法によらなければ対応できないという問題
点があった。
【0005】本発明の目的は、通常のポインタカーソル
とは別に仮想カーソルを表示し、その仮想カーソルを利
用することにより多彩な入力に対応することのできるポ
インタ入力制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポインタカー
ソルの表示位置の移動と該ポインタカーソルの表示位置
の座標入力及び要素,コマンド等の選択を行うポインテ
ィング手段と、前記ポインタカーソルとは別に表示され
る仮想カーソルの移動と該仮想カーソルの表示位置の座
標入力を行う仮想カーソル入力手段とを備えることを特
徴とするものである。
【0007】そして、前記仮想カーソル入力手段は、前
記仮想カーソルの移動位置を表示画面上に決められた基
準点を原点とする座標系の座標で入力され、また、前記
ポインティング手段におけるポインタカーソルの座標入
力により発生するカーソル座標入力イベントと、前記仮
想カーソル入力手段における仮想カーソルの座標入力に
より発生する仮想座標入力イベントとを同じ属性のカー
ソル座標入力イベントとしてCADのオペレーティング
システム部に渡す手段を備えたものである。
【0008】そして、前記仮想カーソルの表示態様が前
記ポインタカーソルと異なることを特徴としている。な
お、前記仮想カーソル入力手段は、前記ポインティング
手段またはキーボードで構成することが出来る。
【0009】
【作用】本発明では、通常のCADシステムと同様にコ
マンドやオプション等の選択、要素の選択及び画面上の
座標の入力にマウス等のポインティング手段を使用する
が、このポインタカーソルとは別に表示される仮想カー
ソルを使用して、任意の座標入力を行うことができる。
ポインタカーソルを入力するポインティング手段と仮想
カーソルを入力する仮想カーソル入力手段とが別に構成
されるために、見かけ上、ポインティング手段によるコ
マンドの選択等と仮想カーソル入力手段による座標入力
は同時に行うことができる。
【0010】また、仮想カーソルの座標系はポインタカ
ーソルの座標系と異なっており、仮想カーソルの移動位
置を表示画面上に決めた基準点を原点とする座標系で座
標入力することにより、仮想カーソルによる座標入力
を、ドラフタ製図器と同様な感覚で実現可能である。す
なわち、ドラフタ製図器では、ある基準点にL字型定規
をおいてもとの座標系から任意の角度回転した仮想の座
標系を作成して線を描いたりするが、これと同様に基準
点を原点とする座標系を作りこの座標系の上で仮想カー
ソルの移動量を決めて入力する。これにより、最後に入
力した座標を基準としてある角度と長さの位置にある座
標値を連続的に入力することが(したがって、直線等を
連続的に描くことが)この仮想カーソルを使用すること
によって行うことができる。
【0011】さらに、一般のCADシステムでは、カー
ソルによる座標入力はカーソル座標入力イベントを発生
させてオペレーディングシステムに渡し、システムがそ
のイベントを解釈することにより、座標入力であること
を理解して必要な処理を行うようになっているが、この
発明では、ポインタカーソルによるカーソル座標入力イ
ベントと仮想カーソルによるカーソル座標入力イベント
とを同じ属性のものとして処理する。これにより、シス
テム側は入力されたイベントがポインタカーソルのもの
なのか仮想カーソルのものなのかを理解する必要なく、
全て同じものとして処理することができる。ポインタカ
ーソルも仮想カーソルも座標を入力するという点では同
一であるために、システム側ではそれらを区別する必要
がないのである。
【0012】さらに、本発明では、ポインタカーソルと
仮想カーソルの表示態様(形状または色等)を異なるよ
うにしていることにより、視認性をよくしている。
【0013】
【実施例】図1は、本発明に係るCADのポインタ入力
制御装置の実施例を概念的に示す図である。
【0014】1は表示画面であり、この表示画面上に通
常のポインタカーソル1aと仮想カーソル1bとが表示
されている。この表示画面1にはGUI制御部2から表
示データが渡され、このGUI制御部2に、ポインタカ
ーソル制御部3及び仮想カーソル制御部4から表示制御
データが渡される。さらにポインタカーソル制御部3に
はマウス等のポインティング装置5の入力検出データが
出力され、仮想カーソル制御部4には仮想カーソル入力
部6からの入力データが出力される。また、ポインティ
ング装置5及び仮想カーソル入力部6から出力されるカ
ーソル座標入力イベントはカーソル座標入力イベント発
生部7に渡され、ここで1つのイベントとしてシステム
に渡される。
【0015】表示画面1上に表示されるポインタカーソ
ル1aは、通常のCADシステムと同様に、該ポインタ
カーソル1aの表示位置の座標を入力したり、表示要素
データを選択指示したり、画面上のコマンド,オプショ
ン,メニュー等の選択を行うのに使用される。また、仮
想カーソル1bは、画面上で仮想カーソルの表示位置の
座標入力を行うのに使用される。 図2は、表示画面1
のより詳細な表示状態を示している。10は作業エリア
で、この作業エリア内でカーソルを移動させたり表示カ
ーソル位置の座標を入力することにより直線,円,円弧
等の要素の入力を行い、さらにそれらの要素を組み合わ
せて任意の図形を作成していく。作業エリア10以外の
領域はメニュー,コマンド類等の表示エリアに割り当て
られている。図に示すように、たとえば表示画面1の右
上方向には入力する要素の種類を表すコマンドボタンと
して直線,円弧等が表示され、その下方には複写,移動
等のコマンドボタンが配置されている。また、左下には
仮想カーソル1bの入力エリア11が配置されている。
この仮想カーソル入力エリア11には、仮想カーソル移
動キー11a、仮想カーソルの座標入力を確定する確定
ボタン11b、仮想カーソル1bをポインタカーソル1
aに移動させるカーソルボタン11c及び仮想カーソル
1bの基準点に対する移動位置を表す移動長入力エリア
11d,角度入力エリア11e、仮想カーソルの座標表
示入力エリア11fが配置されている。移動長入力エリ
ア11d,角度入力エリア11eには何時でも図外の数
値キーから任意の数値を入力することが可能である。
【0016】図3は、上記移動キー11aの作用を示す
図である。いま、表示画面1上に仮想カーソル1bが表
示されているとする。なお、仮想カーソル1bのデフォ
ルト位置はいろいろな場合が考えられるが、ここでは、
表示画面1の中央位置になっている。その状態でカーソ
ルボタン11cを押せば(なお、この時ポインタカーソ
ル1aがマウスの動作に従って移動する)、仮想カーソ
ル1bを、それ以後に座標入力のあったポインタカーソ
ルの位置に移動させることができる。図3は、この時の
状態を示している。すなわち、カーソボタン11cを押
下し、画面1のほぼ中央の位置にポインタカーソルを移
動させて座標入力(マウスのボタンを押す)した時の状
態を示す。表示画面1のほぼ中央部に仮想カーソル1b
をおいて、移動キー11aの右矢印ボタンを1回押せ
ば、仮想カーソル1bを通過する水平線X1を基準線、
該仮想カーソル1bの位置P0を基準点として、エリア
11d,11eに入力されている移動長L及び角度αの
位置に該仮想カーソル1bが移動してP1として表示さ
れる。また、移動ボタン11aの内上矢印ボタンが押さ
れると、仮想カーソル1bを通過する垂線X2を基準
線,P0を基準点として長さL角度αの位置に該仮想カ
ーソル1bが移動してP2となる。また、左矢印ボタン
が押されると水平線X1を基準線,P0を基準点として
長さL角度α+180度の位置に該仮想カーソル1bが
移動してP3となる。また、下矢印ボタンが一度押され
ると、垂線X2を基準線,P0を基準点として、長さL
角度α+180度の位置に該仮想カーソル1bが移動し
てP4となる。
【0017】以上の移動ボタン11aの操作とドラフタ
のL字定規との対応関係は図4に示すようになる。すな
わち、右矢印ボタンを一度押すことは、L字定規の原点
を基準点P0に合わせL字定規をα度回転させてLの長
さにP1をプロットすることと同等であり、上矢印ボタ
ンを一度押すことは、L字定規を90度回転させた状態
でα度回転させL長の位置にP2をプロットすることに
等しく、左矢印ボタンを一度押すことは、L字定規をさ
らに90度回転させ、α度回転させてL長の位置にP3
をプロットすることに等しく、また、下矢印ボタンを一
度押すことは、L字定規をさらに90度回転させた状態
からα度回転させてL長の位置にP4をプロットするこ
とに等しい。
【0018】前記移動長エリア11d,角度エリア11
a、座標表示入力エリア11fの値はオペレータが任意
の時任意の値に変更することが可能であり、一度設定し
た値はそのまま保持されるようになっている。なお、座
標表示入力エリア11fは入力と同時に仮想カーソルの
現在座標の値の表示も兼ねている。また、確定ボタン1
1bは、このボタンが押されることにより移動した仮想
カーソルの位置の座標入力が入力される。すなわち、カ
ーソル座標入力イベントが発行しシステムに渡される。
【0019】図5は、上記の装置において直線を順次引
いていく場合の操作手順を示している。
【0020】まず、要素作成モードが直線要素の作成モ
ードになっていて、図(A)に示すように、表示画面の
中央位置に仮想カーソル1bが表示されている状態で
(この仮想カーソル1bが画面の中央位置に表示される
時は、特定のコマンドによって仮想カーソル入力エリア
11が表示された時である。また、ポインタカーソル1
aも表示画面上のどこかに表示されている。)、カーソ
ルボタン11cを押せば、仮想カーソル1bが、直後に
座標入力されるポインタカーソルの位置に移動する処理
が行われる。すなわち、カーソルボタン11cを押した
後、ポインタカーソル1aを表示画面の左下の方に移動
させて座標入力(マウスのボタンを押す)した時が図5
(B)に示す状態である。この時、移動長エリア11
d,及び角度エリア11eに任意の数値、たとえばここ
では100及び30を図外のキーボードの数値キーから
入力する。そして、右矢印ボタンを一度押すと、図5
(C)に示す表示状態となる。すなわち、図3において
示したように、仮想カーソル1bは図のP1に移動す
る。ここで、確定ボタン11bを押さずに、再度右矢印
ボタンを一度押せば、P1は、今度はP1を基準点とし
て水平方向を基準線とする座標で同じ移動長,同じ角度
だけ移動する。
【0021】図5(C)の状態で確定ボタン11bが押
されると、システムに対しカーソル座標入力イベントが
発行してP1の座標入力が確定する。そして,この時、
要素作成モードが直線要素の作成モードになっているこ
とから、最初の位置P0を始点とし、P1を終点とする
直線が描かれる。この時、仮想カーソル1bはP1の位
置に表示されている。そして、この状態で上矢印ボタン
が押されると、図4の上から2番目に示すように、ドラ
フタのL字定規を90度回した状態と同じように移動長
100及び角度30の位置に仮想カーソル1bが移動す
る。この時の表示状態が図5(E)に示される。そし
て、確定ボタン11bを押すと、図5(F)のようにな
る。このようにして、順次直線を描いていくことができ
る。
【0022】図6は、複写コマンドが選択された場合の
仮想カーソルの動作を示す。ここでは、直線要素Eを複
写する場合の動作を示す。
【0023】まず、直線要素Eの複写基準点を左側の端
点とするべく、図6(A)に示すように、カーソルボタ
ン11cの機能を使用して、直線要素Eの左側端部にポ
インタカーソルを合わせてこの位置に仮想カーソル1b
を一致させる。そして、移動長を100、角度を−30
に設定し、右矢印ボタンを押す。すると、図6(B)に
示すように仮想カーソル1bが図のP1に移動する。続
いて確定ボタン11bを押せば、図6(C)に示すよう
にP1を複写原点として直線要素Eが複写される。この
ようにして、仮想カーソルを使用することで特定の座標
位置における複写を簡単に行うことができる。なお、仮
想カーソルを使用せずに複写を行う場合には、直線要素
Eをカーソルポインタで選択し、ポインタをドラッグす
ることにより複写した要素を表示画面上の任意の位置に
平行に移動させる。ポインタが確定指示した位置にその
要素が複写される。
【0024】図7及び図8は、ポインタ入力制御装置の
概略の動作を示すフローチャートである。
【0025】先に述べたように、マウス入力によるポイ
ンタカーソル位置の座標入力及び仮想カーソルの座標入
力はどれも同じ属性のカーソル座標入力としてシステム
側において処理される。すなわち、これらの座標入力が
あるとカーソル座標入力イベントが発生し、その入力イ
ベントによってシステムに割り込みがかかって座標入力
の処理が行われる。本実施例では、カーソル座標入力イ
ベントとともに、カーソル移動イベントも、ポインタカ
ーソル,仮想カーソルの種類に無関係に同じ属性のもの
としてシステムに渡すようにしている。
【0026】図7は、入力イベントがあった時にその入
力に対応する処理を呼び出すためのディスパッチャーを
起動するルーチンを示している。このイベント待ちルー
チンは、マウスによるポインタカーソル位置の座標入力
イベントと、仮想カーソルに対する移動ボタン11aの
入力イベント、カーソルボタン11cの移動イベント及
び確定ボタン11bの移動イベントに対する処理を含ん
でいる。マウス入力によるポインタカーソル位置の座標
入力処理は、単にシステムに対しカーソル座標入力イベ
ントを発行するだけである。
【0027】図8は、仮想カーソルに対する入力イベン
トがあった時のディスパッチャーを示している。
【0028】カーソルボタン11cが押されると、すな
わち、n1の「仮想カーソルポインタ指示移動処理」が
行われると、マウスによるポインタカーソル1aの入力
イベント待ちになり(n2)、マウスの中央のボタンが
押されて中断指示が行われない限り(n3)、同マウス
の左側のボタンが押されることによって座標入力指示が
行われた時仮想カーソル1aを座標入力指示の行われた
ポインタカーソル1aの位置に移動させる(n5)。そ
して、カーソル移動イベントを発行し(n6)、システ
ムに渡す。
【0029】一方、仮想カーソル移動キー11aが押さ
れた時には、仮想カーソルの移動処理を行い(n1
0)、その移動の結果仮想カーソルが画面外になったか
どうかを判定し、画面外になった時には画面のスクロー
ル処理を行って画面内に仮想カーソルが表示されるよう
にし(n12)、n6のカーソル移動イベントを発行す
る。
【0030】また、確定ボタン11bが押されると、す
なわち、「仮想カーソル座標入力処理」が行われると、
カーソル座標入力イベントを発行し(n21)、システ
ムに渡す。
【0031】以上の実施例のように、仮想カーソルを使
用することにより、あたかもドラフタを使用するような
感覚で座標入力を行っていくことが可能である。また、
CADシステムにおいては多彩な座標入力を行う必要が
あるが、この仮想カーソルを使用することによりそれら
の入力のための特別のコマンドを多数用意しなくても容
易に対応出来る。
【0032】なお、上記の実施例では、仮想カーソルに
ついて説明したが、マウスによるポインタカーソルの座
標の入力はこの仮想カーソルの入力により何ら影響を受
けることがない。したがって、仮想カーソルを入力して
いる状態で確定ボタンが押される前にポインタカーソル
の表示位置の座標が入力されれば、仮想カーソルの座標
の入力に優先してポインタカーソルの位置の座標入力が
行われる。したがって、たとえば図5(C)に示す状態
でマウスによりポインタカーソルが表示画面上の任意の
位置に置かれて座標入力が行われれば(マウスの左側の
ボタンが押される)、P0からその位置に対して直線が
引かれることになる。システムでは、カーソル座標入力
イベントを発行したカーソルがポインタカーソルなのか
仮想カーソルなのかを知る必要がなく、そのイベントが
発行したときに割り込みをかけて処理を行うだけであ
る。
【0033】したがって、ポインタカーソルも仮想カー
ソルもシステム側からみた場合同じレベルのものであ
り、それらに優先順位はない。ポインタカーソルが仮想
カーソルよりも早くイベントを発行すればポインタカー
ソルに対する処理が行われることになり、仮想カーソル
がポインタカーソルよりも早くイベントを発行すれば仮
想カーソルに対する処理が行われることになる。
【0034】なお、以上は2次元の座標入力について説
明したが、3次元の座標入力についても同様である。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、従来のポインタカーソ
ルに加えて仮想カーソルを用い、この仮想カーソルによ
りポインタカーソルとは別に座標入力を可能にしたの
で、コマンド選択や座標入力を全て同じポインタカーソ
ルで行う装置に比較して、ドラフタ製図器等のような座
標の入力及び連続入力が容易に行われるようになり、し
かも特別のコマンドを用意しなくてもそのような操作が
可能になるため、操作性が極めてよく、且つ多数のコマ
ンドを用意しなくてもよいからアフリケーションの開発
効率が損なわれず、しかもメモリ効率も良くなる利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるポインタ入力制御装置の
概念ブロック図
【図2】上記ポインタ入力制御装置の表示画面を示す図
【図3】仮想カーソル移動ボタンの機能を説明するため
の図
【図4】上記移動ボタンとドラフタのL字定規との関係
を示す図
【図5】仮想カーソルを使用して順次直線を描いていく
場合の操作手順を示す図
【図6】仮想カーソルを使用して直線要素を複写する時
の操作手順を示す図
【図7】入力イベント待ちループを示すフローチャート
【図8】仮想カーソルに対する入力イベントがあった時
のディスパッチャーの概略動作を示すフローチャート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポインタカーソルの表示位置の移動と該ポ
    インタカーソルの表示位置の座標入力及び要素,コマン
    ド等の選択を行うポインティング手段と、 前記ポインタカーソルとは別に表示される仮想カーソル
    の移動と該仮想カーソルの表示位置の座標入力を行う仮
    想カーソル入力手段とを備えることを特徴とするCAD
    のポインタ入力制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記仮想カーソル入力
    手段は、前記仮想カーソルの移動位置を表示画面上に決
    められた基準点を原点とする座標系の座標で入力するも
    のであることを特徴とするCADのポインタ入力制御装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記ポインティング手
    段におけるポインタカーソルの座標入力により発生する
    カーソル座標入力イベントと、前記仮想カーソル入力手
    段における仮想カーソルの座標入力により発生する仮想
    座標入力イベントとを同じ属性のカーソル座標入力イベ
    ントとしてCADのオペレーティングシステム部に渡す
    手段を備える、CADポインタ入力制御装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記仮想カーソルの表
    示態様が前記ポインタカーソルと異なることを特徴とす
    る、CADのポインタ入力制御装置。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記仮想カーソル入力
    手段は、前記ポインティング手段またはキーボードであ
    ることを特徴とするCADのポインタ入力装置。
JP6146377A 1994-06-28 1994-06-28 Cadのポインタ入力制御装置 Pending JPH0816642A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11203473A (ja) * 1998-01-12 1999-07-30 Mitsutoyo Corp 座標系設定方法及び画像測定装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11203473A (ja) * 1998-01-12 1999-07-30 Mitsutoyo Corp 座標系設定方法及び画像測定装置

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