JPH08166403A - 加速度検出器 - Google Patents

加速度検出器

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Publication number
JPH08166403A
JPH08166403A JP6334019A JP33401994A JPH08166403A JP H08166403 A JPH08166403 A JP H08166403A JP 6334019 A JP6334019 A JP 6334019A JP 33401994 A JP33401994 A JP 33401994A JP H08166403 A JPH08166403 A JP H08166403A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
magnet
acceleration detector
sensor
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP6334019A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Saito
一宏 斎藤
Akio Hasebe
章雄 長谷部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成が簡単で、安定性が高く、かつ感度や精
度がよく部品件数が少なく、回路設定が容易で、信号処
理が容易で、耐衝撃性が大きくなるなど、信頼性及び作
業性がよく安価な加速度検出器を提供すること。 【構成】 筒状ケース4の内部にリング状の空間36及
び円柱状シャフト37を形成し、筒状ケースは一端を開
放し、前記空間36にシャフト37を介してコイルバネ
3と磁石2を配し、前記ケースの内周部に磁石の移動方
向と直交するように磁気抵抗素子31を形成したMRセ
ンサー32を配し、ケース4に蓋35を配して、前記M
Rセンサー32から信号端子をとり、取付端子を前記ケ
ースの一面から突出するように設け、移動体の加速度に
対して、前記コイルバネ3と前記磁石2との作用により
MRセンサー32の電気信号による波形で、移動体の加
速度を検知する加速度検出器である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の移動体に搭
載され、その衝突時の乗員保護のための装置における加
速度を検出するシステムのための加速度検出器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5に、従来の加速度検出器の正面断面
図、図6に平面断面図を示す。この図5及び図6の加速
度検出器の構造においては、リードスイッチ1は、直方
体状のケース4内のシャフト21内部の円柱状の空間1
4に納められている。この時、シャフト21は前記ケー
ス4の一体成形品の一部である。前記リードスイッチ1
は、この箇所の所定の位置に位置決めされるように、リ
ード11A及び11Bが、ある長さに切断され、各々の
リードについて電気信号処理のための引き回し線6a,
6bが接続した状態で設置される。
【0003】又、前記リードスイッチ1の接点SCは、
前記シャフト底部SBにリード11Aを突き当てること
で位置が決定される。磁石2とコイルバネ3は、前記ケ
ース4と、リテーナ5及びシャフト21に囲まれたリン
グ状の空間22に配置され、加速度の付与により前記磁
石2が矢印13方向へ、即ち、リテーナ5側へ移動す
る。この前記リング状の空間22を外界から遮断するた
めに、リテーナ5と共にポッティング樹脂10で封止し
ている。
【0004】又、前記引き回し線6a,6bは、U字形
をしている信号端子7a,7bに接続される。従って、
前記検出器内の接続箇所は、シャフト底部SBとで位置
決めされたリード11Aと引き回し線6bを接続する接
続箇所C1、リード11Aに対向するリード11Bと引
き回し線6aを接続する接続箇所C2、信号端子7aと
引き回し線6aを接続する接続箇所C3、信号端子7b
と引き回し線6bを接続する接続箇所C4の4箇所とな
る。接続箇所C1,C2,C3,C4は、スポット溶接され
たものである。
【0005】又、信号端子7a,7bは、ケースに設け
られた所定の貫通孔を通過させ、ポッティング樹脂10
を充填し、硬化させることで、端子位置を規定してい
る。補強端子8については、ケースに設けられた所定の
穴に挿入することで、端子位置を規定している。
【0006】又、検出器において、外界に接触する部材
は、ポッティング樹脂10、信号端子7a,7b、補強
端子8と一体成形品であるケース4のみであり、このケ
ース4のポッティング樹脂充填面と端子突出面以外の4
面は、平面にて構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の加速度検出器の
場合、図5及び図6のような構造では、有底の円筒状の
シャフト21の内部である円柱状の空間14にリードス
イッチ1を中心位置に位置決めしなければならないた
め、リードスイッチ1の接点SCの位置決定について、
シャフト底部SBへのリード11Aの先端を突き当てる
こと以外に、現在のところ、有効な手段がなく、この接
点位置の管理に煩雑さが伴う欠点がある。
【0008】又、前述したように、ケース内に接続箇所
1,C2,C3,C4が4箇所存在し、接続箇所C1
2,C3,C4のスポット溶接は、有底円柱状の空間で
施されるので、リードスイッチの支持が難しく、この接
続箇所の信頼性を確保するために多くの管理項目が必要
となり、作業性が悪いという欠点がある。
【0009】前述の理由により接続箇所C1,C2
3,C4のスポット溶接する工程を削減するために、特
願平6−173762号に提案したように端子固定部材
を2個ケースに取り付ける必要があった。このように前
記スポット溶接の工程を削減するには部品点数が多くな
り、高価になる欠点があった。
【0010】又、信号端子の位置規定に、ケースに設け
た貫通穴への挿入という煩雑な方法を用いている欠点を
有する。
【0011】又、検出器単体が落下等の衝撃を受けた際
に、端子の有する直方体のケースの長手方向に直交する
2面と端子を有する1面を除く3面、即ち、面で衝撃を
受ける場合の方がケースのコーナー等の面以外で衝撃を
受ける場合より、衝撃力が大きくなる。従って、接点位
置に伝播する落下等の加速度検出特性を変化させるよう
な衝撃は、前述の3面で受ける場合が最悪条件となり、
特性の変化が大きく、特性のばらつきの原因となる。
【0012】本発明は、位置決め、接続箇所の製造上の
管理が難しいリードスイッチの代わりに、磁気抵抗素子
を用いることにより、構成が簡単で安定性が高くかつ
感度がよい、部品点数が少ない、検出器の落下等の
衝撃に対して強い、信頼性及び作業性が良くかつ安価な
加速度検出器を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、円柱状シャフトを有する一端開放の筒状
ケースの内部に空間を形成し、前記シャフトにコイルバ
ネと磁石とを配し、前記筒状ケースの内周部に前記磁石
の移動方向と直交するように磁気抵抗素子を形成したM
Rセンサーを配し、前記筒状ケースにキャップ状蓋を配
して前記MRセンサーから信号端子をとり、取り付け端
子を前記筒状ケースの一面から突出するように設け、前
記コイルバネと前記磁石との作用により発生するMRセ
ンサーの電気信号波形で加速度を検知することを特徴と
する加速度検出器を提供するものである。
【0014】
【作用】従来の加速度検出器は、ケースの中にリードス
イッチを配したものである。このリードスイッチには、
安定性、作業性、信頼性、耐衝撃性等の問題があり、加
速度検出器の検出特性を劣化させていた。このため本発
明は、このリードスイッチを磁気抵抗素子からなるMR
センサーに置き換え、移動体の加速度によりケースに移
動可能に配された磁石により加速度を検出するようにし
たものである。このため、リードスイッチの種々の欠点
が解消される。つまり、安定性が高くかつ感度のよい、
耐衝撃性、信頼性、作業性がよく、安価な加速度検出器
が得られる。
【0015】
【実施例】以下に実施例をあげ、本発明の加速度検出器
について、図面を参照して詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の第1の実施例の加速度検
出器の断面図である。図2は、本発明の第1の実施例の
加速度検出器を構成する部品の斜視図である。図3は、
本発明の第2の実施例の加速度検出器の断面図である。
図4は、本発明の第2の実施例である加速度検出器を構
成する部品の斜視図である。
【0017】本発明の第1の実施例である加速度検出器
は、図1に示すように、磁気抵抗素子31をリング状に
形成したMRセンサー32、リング状の磁石2、コイル
バネ3、嵌合部39を有する筒状ケース4、嵌合部40
を有するキャップ状の蓋35、リング状の空間36を形
成する円柱状のシャフト37、信号端子7a,7b、取
付端子8から構成される。
【0018】又、第1の実施例である前記加速度検出器
は、縦15mm、横15mm、高さ26mm程度の直方
体状の熱可塑性樹脂の図2(a)に示す筒状のケース4
からなる。前記ケース4は内部に外径φ13mm、内径
φ6.5mm、高さ20mm程度のリング状の空間36
を設け、ケース4の長手方向中央内側に外径φ6.5m
m、高さ20mm程度の円柱状のシャフト37を設けて
いる。一端の開放端を形成するケース4には嵌合部39
を設け、図2(b)に示す磁気抵抗素子31を外径φ1
3mm、内径φ11mm、高さ20mm程度のリング状
に加工し、図2(c)に示すリング状のMRセンサー3
2とし、そのMRセンサー32を前記ケースの内周に配
す。前記円柱状のシャフト37には図2(d)に示す外
径φ10mm、内径φ7mm、高さ7.5mm程度のバ
リウムフェライト系磁石2をケースの内部に収納するよ
うに配し、同様に前記磁石2をケースの底に押さえるよ
うに図2(e)のコイルバネ3を配す。前記ケースの一
端を開放した開放端では縦15mm、横15mm、高さ
2mm程度の板状に、縦13mm、横13mm、高さ2
mm程度の嵌合部40を形成した蓋35を、前記ケース
の嵌合部39に嵌合し、接着剤で接着して固定すること
によってケースを封ずるものである。
【0019】尚、図2(c)のMRセンサー32におい
ては、図2(c)に示すように、信号端子7a,7bを
磁気抵抗素子31の両端からとり、図2(f)のキャッ
プ状蓋35を介して設定回路に連絡する。
【0020】又、基板に取り付ける際は、取付端子8を
介して取り付けられる。
【0021】ケースに収納される磁石は、高さ方向に輪
切りにし同極になるように接着することにより、磁気抵
抗素子を直交する密度の高い磁束が形成されるので、図
2(g)に示すような磁石2aを使用することによって
加速度検出器の精度及び感度が向上する。
【0022】本発明の第2の実施例である加速度検出器
は、図3に示すように、磁気抵抗素子31を方形板状に
形成したMRセンサー33、筒状の磁石2b、コイルバ
ネ3、筒状のケース4、嵌合部40を有するキャップ状
の蓋35、角筒状の空間36aを形成する円柱状のシャ
フト37、信号端子7a,7b、取付端子8から構成さ
れる。
【0023】又、第2の実施例である前記加速度検出器
は、縦15mm、横15mm、高さ26mm程度の直方
体状の熱可塑性樹脂の図4(a)に示す筒状のケース4
からなる。前記ケース4は内部に縦横13mm、内径φ
6.5mm、高さ20mm程度の角筒状の空間36a設
け、ケース4の長手方向中央内側に外径φ6.5mm、
高さ20mm程度の円柱状のシャフト37を設けてい
る。図4(b)に示す磁気抵抗素子31を形成した幅1
3mm、厚さ1mm、高さ18mm程度の板状のMRセ
ンサー33をケースの内側の一側面に配す。前記円柱状
のシャフト37には図4(c)に示す縦横10.5m
m、内径φ7mm、高さ7.5mm程度のバリウムフェ
ライト系磁石2bを配し、同様に前記磁石2bをケース
4の底に押さえるように図4(d)のコイルバネ3を配
す。前記ケースの一端を開放した開放端の接合部39a
に、縦15mm、横15mm、高さ2mm程度の板状に
縦13mm、横13mm、高さ2mm程度の嵌合部40
を形成した図4(f)の蓋35を嵌合し、接着剤で接着
して固定することによってケースを封ずるものである。
【0024】第2の実施例の加速度検出器においては、
角筒状の空間36aに、板状のMRセンサー32を1枚
配したが、角筒状の空間には板状のMRセンサーを4枚
まで貼り付けることができる。前記MRセンサーを4枚
直列に配すると、加速度検出器の検出特性は4倍とな
り、2枚並列にしても2倍となって感度のみならず精度
が向上する。又、4枚並列に使用することにより、例え
ば1枚に故障が発生しても他が稼働するので、加速度検
出器の停止を防止できる。即ち、MRセンサーを1枚か
ら4枚まで使用でき、更に、使用枚数を調整できるの
で、加速度検出器の感度並びに精度を調整できる。
【0025】又、図4(f)に示すように、高さ方向に
切断し、同極になるように接着した磁石2cを用いるこ
とにより、磁気抵抗素子を直交するように強い磁石の磁
束がよぎるので、さらに加速度検出器の精度及び感度が
向上する。
【0026】
【発明の効果】以上、述べたように、本発明の加速度検
出器によれば、磁気抵抗素子と磁石を用いることによ
り、構成が簡単となり、リードスイッチのように位置決
め、接続箇所の管理が難しいという欠点が解消される。
又、安定性が高く、かつ感度や精度がよい、部品点数の
少ない加速度検出器が得られる。更に、リードスイッチ
使用のものに比べて、回路設定、信号処理も容易とな
る。耐衝撃性も大きくなり、信頼性及び作業性がよく、
安価な加速度検出器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である加速度検出器の断
面図。
【図2】本発明の第1の実施例である加速度検出器を構
成する部品の斜視図。図2(a)は、筒状ケースの斜視
図。図2(b)は、筒状ケースの内周部に配される磁気
抵抗素子の平面図。図2(c)は、図1(b)の磁気抵
抗素子をリング状に加工したMRセンサーの斜視図。図
2(d)は、本発明の加速度検出器のケースに収納され
るリング状の磁石の斜視図。図2(e)は、本発明の加
速度検出器のケースに収納されるコイルバネの正面図。
図2(f)は、本発明の加速度検出器のケース用の蓋を
示す斜視図。図2(g)は、本発明の加速度検出器に用
いる他の磁石の斜視図。
【図3】本発明の第2の実施例である加速度検出器の断
面図。
【図4】本発明の第2の実施例である加速度検出器を構
成する部品の斜視図。図4(a)は、筒状ケースの斜視
図。図4(b)は、筒状ケースの内周部に配される磁気
抵抗素子を形成した方形板状のMRセンサーの平面図。
図4(c)は、本発明の加速度検出器のケースに収納さ
れる角筒状の磁石の斜視図。図4(d)は、本発明の加
速度検出器のケースに収納されるコイルバネの正面図。
図4(e)は、本発明の加速度検出器のケース用の蓋を
示す斜視図。図4(f)は、本発明の加速度検出器に用
いる他の角筒状の磁石の斜視図。
【図5】従来の加速度検出器の正面断面図。
【図6】従来の加速度検出器の平面断面図。
【符号の説明】
1 リードスイッチ 2,2a,2b,2c 磁石 3 コイルバネ 4 ケース 5 リテーナ 6a,6b 引き回し線 7a,7b 信号端子 8 補強端子(取付端子) 9 (リードスイッチ保護樹脂)シリコーン樹脂 10 ポッティング樹脂 11A,11B リード 13 矢印 14 (円柱状の)空間 21 シャフト 22 (リング状の)空間 31 磁気抵抗素子 32 (リング状の)MRセンサー 33 (方形板状の)MRセンサー 34 (角筒状の)空間 35 蓋 36 (リング状の)空間 36a (角筒状の)空間 37 シャフト 38 (ケースの)内周部 39 (ケースの)嵌合部 39a (ケースの)接合部 40 (蓋の)嵌合部 C1,C2,C3,C4 (検出器内)接続箇所 SB シャフト底部 SC 接点

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱状シャフトを有する一端開放の筒状
    ケースの内部に空間を形成し、前記シャフトにコイルバ
    ネと磁石とを配し、前記筒状ケースの内周部に前記磁石
    の移動方向と直交するように磁気抵抗素子を形成したM
    Rセンサーを配し、前記筒状ケースにキャップ状蓋を配
    して前記MRセンサーから信号端子をとり、取り付け端
    子を前記筒状ケースの一面から突出するように設け、前
    記コイルバネと前記磁石との作用により発生するMRセ
    ンサーの電気信号波形で加速度を検知することを特徴と
    する加速度検出器。
JP6334019A 1994-12-15 1994-12-15 加速度検出器 Pending JPH08166403A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6334019A JPH08166403A (ja) 1994-12-15 1994-12-15 加速度検出器

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6334019A JPH08166403A (ja) 1994-12-15 1994-12-15 加速度検出器

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ID=18272599

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JP6334019A Pending JPH08166403A (ja) 1994-12-15 1994-12-15 加速度検出器

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