JPH0816618B2 - 発電プラント性能管理装置 - Google Patents

発電プラント性能管理装置

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JPH0816618B2
JPH0816618B2 JP2061060A JP6106090A JPH0816618B2 JP H0816618 B2 JPH0816618 B2 JP H0816618B2 JP 2061060 A JP2061060 A JP 2061060A JP 6106090 A JP6106090 A JP 6106090A JP H0816618 B2 JPH0816618 B2 JP H0816618B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、発電プラントにおける効率低下や経年劣化
を早期に発見し、その要因を分析する発電プラント性能
管理装置に関する。
(従来の技術) 従来の発電プラントの性能管理には、運転日誌に代表
される正1時間毎の性能計算による管理、プラント製作
メーカから電力会社へ引き渡しが行われるとき各機器が
契約どおりの性能が出ているかの試験を行う性能受取り
試験による管理、電力会社独自でプラント各機器が初期
の性能を維持しているかの試験を年数回行う性能評価試
験による管理等があった。
正1時間毎の性能計算は、運転パタン(発電機出力の
増減)に関係なく、1時間毎の計算であるのに対し、性
能受取り試験や性能評価試験は、発電機出力を一定に保
ち、かつ発電プラント全体の熱平衡状態が一定となる様
に一定時間ヒートランさせて、プラントが整定した状態
で測定を行うものである。
正1時間毎の性能計算の目的としては、1日トータル
のプラントに対する入熱(燃料、ガス等)と出熱(発電
電力等)とを管理することを主としており、各機器毎の
性能まで把握するものではない。
性能受取り試験や性能評価試験等の性能試験の目的
は、プラントを完全な熱平衡状態に置き、プラントを構
成する各機器(ボイラ、タービン、発電機、給水加熱
器、エアヒータ、復水器、ポンプ等)毎の性能を把握す
るためのものである。一般に、この性能試験を行うに
は、プラントを一定の出力で継続して数時間運転するこ
とが必要とされ、通常は中央給電所からの指令により運
転しているものを、この試験の期間中は発電所を中央給
電所から切り離して単独で運転を行う。又、試験結果の
集計にあたっては、個別機器毎にその性能を計算し、発
電機出力も100%出力、75%出力、50%出力、25%出力
等いくつか分けて試験を行う。このため、試験期間だけ
で数日、その集計計算には1カ月以上を要するものであ
った。そのため、性能評価試験は年数回しか行われてい
なかった。
また、最近では性能試験を自動で行うものがあり、そ
れを第19図に示す。これは発電プラントが日常運転して
いる中で整定状態になった時のデータをとり込んで、オ
ンラインでその性能を計算しようとするものである。
第31図において、データ入力処理手段20aによってプ
ラント1から入力を得て、安定基準判定手段21aにより
プラント1が整定しているか判定を行い、満足していな
い時には格納データ消去手段23aにより格納データを全
て消去し、再びデータ入力処理手段20aへ戻る、安定基
準判定手段21aで整定を満足したときはデータ格納手段2
4aによりデータを格納する。格納されたデータは、デー
タ量チェック手段25aで必要量を満しているか判定し、
不足している時はデータ入力処理手段20aへ戻る。デー
タ量チェック手段25aで必要量を満足した場合は、性能
計算手段26aによりプラント性能の演算を行う。性能計
算手段26aの結果はプリントアウト手段27aによって帳表
出力されるようになっている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、近年エネルギー資源の問題から、発電
所は火力中から原子力中心へと転換が進み、その結果新
設の火力発電所が少なくなり、老朽化した火力発電所が
増してきている。そして、その運用上から見ると、当初
は火力発電所が電力需要のベース負荷用として設計され
たものであっても、原子力の増加に伴って中間負荷運用
として使用される様になってきた。すなわち、頻繁な起
動停止、発電機出力の上げ下げの増加、更に定検と呼ぶ
プラント点検の周期の延長化などにより、プラントにと
って過酷な運転を余儀なくされる方向にある。このよう
な状況の下で、発電プラントの機器を効率良く運転する
と同時に、機器の異常を早期にとらえ対処することが重
要となり、機器の性能管理方法の見直しが必要となって
きた。
その試みの1つとして、発電日誌に打出される各種の
値を用いて、機器の性能を求めようとするものがある。
しかし、この方法は発電日誌自体が出力に関係なく、1
時間毎のデータのため、同じ50%出力のデータだけ取り
出したとしても、その中身は25%から75%へ出力上昇中
の50%データであったり、逆に75%から25%への出力降
下中のデータであったりする。すなわち、データのばら
つきが多いという欠点がある。たとえば、負荷上昇中に
は燃料を投入する割に出力が出るのが遅い(プラントの
保有熱を上げるのに使用されるため)結果として効率は
低くなる傾向を示したり、プラント全体が熱平衡状態に
ないため、ある機器の部分は効率が高めに出て、ある機
器は低めになるという本来の性能に対する誤差が大きい
ものしか得られなかった。
そこで、年数回しか行っていなかった性能試験を毎日
実施できないかという試みとして、中央給電所からの指
令に従って運転している中で、丁度プラントが熱平衡状
態で整定した時のデータを用いて性能計算を行う方法も
考えられている。しかし、この方法では測定された時の
効率はわかるのであるが、その効率が低下している時の
原因の解析に難点がある。すなわち、効率低下の原因を
解析していく上で、その異常が突然発生したのか、ある
いは徐々に発生したのか、過去からの推移を考えた上で
解析しなくてはならないが、それができないという問題
がある。
又、性能計算を行うにあたり、全てのプラント入力が
計算機入力である場合は良いが、既設老朽火力の場合は
全入力をオンライン化することが難しく、例えば燃料成
分については、1日待たないと昨日の成分分析結果が出
ない場合がある。このような場合、全てオンライン処理
だけを前提としたシステムでは、現実のプラントに適用
するには問題がある。
又、性能解析を行うにあたっては、大量のデータを処
理する関係上処理時間がかかるため、デイリー管理を行
うにあたりそのデータ検索、集計、計算及び効率低下の
分析処理までを、1日分のデータがたまった深夜のうち
に自動実行させ、翌朝、人が出勤してきた時全てのデー
タが整理されてアウトプットされることが要望されてい
た。
本発明の目的は、発電プラントにおいて通常の負荷運
用を行いながら、性能試験を行うと同様の負荷条件とな
った時のプラントデータを、大容量記憶装置に自動保存
し、最新データを含む任意の時点のデータ及びその修正
データを用いたプラント性能計算と効率変動要因解析を
行い、その結果を出力することで、発電プラントの日々
の運転性能を正確に把握し、機器異常の早期発見を行う
ことにより、常にプラントが最大の効率を発揮できる発
電プラント性能管理装置を得ることにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、発電プラントのプロセスデータを走査入力
するプラント入力手段と、入力したプロセスデータに基
づいてプラントの特定の整定状態を判定するプラント整
定判定手段と、このプラント整定判定手段の判定結果が
整定状態であるときプロセスデータを収集するプラント
データ収集手段と、その収集データを大容量記憶装置へ
保存するデータ保存手段と、大容量記憶装置からデータ
を抽出する検索手段と、この検索データを集計しプラン
ト性能を計算する計算手段と、今回の計算結果及び過去
の計算結果からの推移を出力する出力手段とを備えてい
る。
また、あらかじめ設定した一定期間毎に検索手段、計
算手段および出力手段に実行指令を与える自動実行手段
を備えている。さらに、プラント性能の計算結果と予め
定めた基準性能との比較および過去からの性能推移との
比較を行う比較手段と、この比較の結果により性能の増
減があると判定されたときはその原因となる要素を基準
値と比較しその影響度の大きなものから出力する解析手
段とを備えている。さらにまた、検索手段で抽出した検
索データを表示修正する修正手段を備えている。
(作用) これにより、発電プラントが整定し熱平衡状態にある
時にプラントデータを収集し、この収集した最新のデー
タおよび過去のデータを用いてプラント性能計算を行
い、過去の推移とともに出力する。
(実施例) 第1図は本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。プラント入力手段20は、発電プラント1の各機器の
状態を示すデータ(出力、回転数、温度、流量、圧力
等)をセンサを通して入力し、計算機内部で処理可能な
形に変換するものであり、データ変換されたプロセスデ
ータはプラント整定判定手段21およびプラントデータ収
集手段22に入力される。プラント整定判定手段21は、発
電プラント1が熱平衡状態にあることを判定するもので
あり、その詳細を第2図に示す。
プラント入力手段20からのプロセスデータは、プラン
ト整定判定手段21のデータ比較判定手段101に入力さ
れ、基準データ格納部100の基準データと比較される。
すなわち、プラント状態が100%負荷、75%負荷、50%
負荷、25%負荷で整定しているか否かを判定する。基準
データ格納部100には、上記負荷帯の負荷値が負荷変動
許容幅を含んだ値として、上限、下限を1組とした形で
格納されている。この格納されたデータは計算機の持つ
補助記憶装置上に、同一のものをもち、必要に応じ変更
することが可能となっている。そして、プラント状態が
整定すると、タイマー制御手段102およびデータ収集制
御手段103に指令を出す。タイマー制御手段102はデータ
比較手段101からの指令を受けると、所定時限の間プラ
ントが整定していることを確認した後に、データ収集制
御手段103に許可信号を出力する。データ収集制御手段1
03はデータ比較手段101からのプラント整定の信号およ
びこの許可信号の双方が入力されている場合に、プラン
トデータ収集手段22にデータ収集のための指令を出す。
プラントデータ収集手段22は第3図に示すようになっ
ている。プラントデータ格納部104は、プラント整定判
定手段21からの信号により動作し、プラント入力手段20
からデータを読み込む。格納データエリア部105へデー
タを格納する。格納データエリア部105は、プラントの
データを1時間30分格納できるエリアである。格納デー
タエリア部106はプラント整定判定手段21がプラントが
整定状態でないと判定したときに格納データエリア部10
5をクリアするものである。
第4図はデータ保存手段30の説明図であり、索引作成
部107とデータ保存部108とから構成される。
索引作成部107は、格納データエリア部105のデータに
索引を作成し、データ保存部108へ保存するものであ
る。またデータ保存部108は保存データ31へ格納データ
エリア部105のデータと、索引を書き込むものである。
保存データ31については光学追記型記憶装置を媒体とし
て使用する。第5図は保存データ31のフォーマットを示
すものであり、管理ブロック、索引ブロック、収集デー
タブロックから構成される。
第6図は検索手段32の説明図である。検索手段32は索
引判定部109およびデータ読出部110から構成され、索引
判定部109は、索引が要求と合っているか判定するもの
であり、検索条件テーブルからの読み出しと索引データ
の読み出しを行う。これはマンマシン要求手段40からの
検索要求にて動作する。また、データ読出部110は、保
存データ31よりデータを読み出して、検索データ41へデ
ータを格納するものである。第7図はその詳細を示すも
のであり、オペレータ入力部111からの検索要求はマン
マシン要求手段40を介して検索手段32に入力される。こ
こで、オペレータ入力部111としてはキーボードやマウ
スが用いられ、またオペレータ確認部112はCRTが用いら
れる。また検索データ41は磁気記憶装置を媒体として使
用し、第8図に示すように、検索データ管理テーブルお
よび検索管理テーブルとから成っている。
次に計算手段51は、第9図に示すように集計処理部11
3と集計データ114および性能計算処理部115とからな
り、集計処理部113は、検索データ41を各負荷帯毎に1
時間分の集計を行い、平均分散最大偏差を求め、集計デ
ータ114として格納し性能計算処理部115へ結果を渡すも
のである。
性能計算処理部115は1時間分のデータを用いて、プ
ラント特性に基づいた計算式にあてはめ性能計算を行
い、その計算結果を計算結果データ61へ格納するもので
ある。
計算結果データ61は磁気記憶装置を使用する。そし
て、出力手段52は、第10図に示すように出力要求で起動
され、検索データ41および計算結果データ61を所定のフ
ォーマットに変換する出力変換処理部116およびその出
力装置であるCRT、プリンタ、XYプロッタに出力され
る。
いま、第11図に示すように発電機の出力(負荷)が変
化したとする。負荷が100%に達するまでのt0〜t1の間
は、プラント整定判定手段21のデータ比較判定部101は
1秒ごとに整定しているかどうかをチェックし続ける。
時点t1に達すると、負荷整定と判定し、タイマー制御部
102へタイマスタート信号を出す。ところで、プラント
が整定してから30分間経過し、時点t2をすぎたところで
プラントの整定がはずれたとすると、タイマーの設定時
間60分より短いので、タイマー制御部102はストップ信
号とリセット信号が出される。タイマーは設定時間内に
ストップ信号とリセット信号を受けてたことになるの
で、タイマーをリセットする。これにより、データ比較
判定部101からデータ収集制御部103へストップ信号およ
びリセット信号が出され、データ収集制御部103はプリ
ントデータ収集手段22へ収集中止と整定逸脱を通知す
る。
プラントデータ収集手段22は収集中止の通知を受ける
と、プラントデータ格納部104がデータを格納するのを
中止し、格納データエリア部106をクリア信号によって
0にクリアする。
一方、プラントが時点t1よりタイマーの設定時間60分
以上のとき、たとえば120分以上のときは、時点t1より6
0分すぎた時点t160で、タイマー制御部102がデータ収
集制御部103へスタート信号を出す。データ収集制御部1
03はプラント収集手段22へ収集開始信号を出す。プラン
ト収集手段22は収集開始信号を受けて、プラントデータ
格納部104がプラント入力手段20よりデータを読み込
み、格納データエリア105へデータを書き込み格納時間
を更新する。
更に60分すぎた時点t16060で、プラントデータ格
納部104がデータ保存手段30に開始要求を通知する。デ
ータ保存手段30では開始要求を受けて、索引作成部107
が格納データエリア部105のデータを60分を1つにまと
めて、索引(保存番号、収集期間、発電機出力)を作成
し、データ保存部108へ受け渡し、データ保存部108が保
存データ31へ書き込む。このとき、データ保存部108に
おいて現在書き込でいる光学記憶媒体の中に書き込んで
あるデータの期間を更新する。なお、このデータは光学
記憶媒体が一杯になった時に光学記憶媒体の先頭に書き
込むものである。
時点t2になるまで時点t160〜t16060の処理をく
り返す。そして、時点t2になると、時点t2と時点t1との
間が30分のときの時点t2に達した処理と同一の処理を行
い、時点t3になると時点t2に達した時と同一の処理を行
う。
保存データ31にデータが留ったら、マンマシン要求手
段40を介してオペレータ入力部111で検索条件グループ
を入力し、オペレータ確認部112で確認後、オペレータ
入力部111より検索要求を行う。
検索手段32は検索要求を受けて、検索判定部109へ検
索要求を通知する。ここで、検索要求には検索条件テー
ブルのグループNo.を含んでいる。
検索判定部109は検索条件テーブルの中より要求のグ
ループNo.の条件グループを読み込み、索引データと比
較し判定する。検索手段と合っているときは、データ読
み出し部110へ読み込み信号と索引を送る。索引と読み
込み信号をもらったデータ読み出し部110は、保存デー
タ31よりデータを読み出して、検索データ41へグループ
No.をつけて格納する。マンマシン要求手段40のオペレ
ータ確認部112で検索終了確認後、オペレータ入力部111
より計算要求を行う。計算手段51は計算要求を受けて、
集計処理を行う。計算処理は、検索データ41より1時間
毎のデータで平均、最大偏差、分散等を入力項目を全て
に行い、集計データ114へ格納し、性能計算処理部115へ
データを受け渡す。
性能計算処理部115は、ボイラ効率、タービン効率、
ヒートバランス等、性能試験と同様の計算書理を行い、
計算結果データ61へ出力する。
マンマシン要求手段40のオペレータ確認部112で計算
終了確認後、オペレータ入力部111より出力を選択し、
データ出力要求を行う。出力手段52は出力要求を受けて
出力変換処理を行う。出力変換処理部116は検索データ4
1、計算結果61より、出力要求の形態に合わせてデータ
を変換し出力する。これにより、プラントの現在までの
保存データが十分にあるとすると、引き渡し試験時の性
能をベースにこれまでの性能の推移グラフを出力させる
ことができる。また、定期点検までに取りかえなければ
ならないような機器を検出したり、定期点検項目にはな
いが著しく効率、又は性能を低下させている機器を見つ
け定期点検項目に組み込んだりしてプラントの性能をよ
り高く保持することができる。
次に、第12図に本発明の第2の実施例を示す。これは
第1の実施例に自動実行手段71を加えたものである。自
動実行手段71は第13図に示すように、自動実行テーブル
200と自動実行タイマー部201と自動実行部202とから構
成される。自動実行テーブル200はNo.1〜No.100までの
自動実行情報より成っている。自動実行情報は、実行開
始日付、実行周期、結果の出力先、検索条件テーブルを
もつ。自動実行タイマー部201はタイマーモジュールよ
り成っている。また自動実行部202は、自動実行テーブ
ル200からの読み出し信号ラインを持ち自動実行タイマ
ー部201からの読み出し信号ラインを持つ。
いま、マンマシン要求手段40のオペレータ入力部111
より自動実行テーブルを入力し、自動実行許可を要求す
ると、自動実行手段71の自動実行部202は自動実行許可
を受けて、自動実行テーブル200を読み出す。また、自
動実行タイマー部201より時刻を読み出して比較し、実
行タイミングとなった場合、およびそれをすぎていたら
検索要求を行う(検索要求の終了通知策は自動実行部と
なる)。検索終了通知が返ってきたら、計算手段51に対
し計算要求を行う(終了通知先は自動実行部となる)。
計算終了通知が返ってきたら、出力手段52に対し自動実
行テーブル200のデータ出力指定にもとづいて出力を行
う。出力終了をもって1サイクルとし、この後次の要求
をチェックする。もし1サイクルの途中で要求が発生し
たときは、次の要求として処理する。又、自動実行中に
自動実行禁止になったときは、現在実行しているものは
1サイクルの終了まで行い、途中で終了はしない。
この第2の実施例においては、火力発電所において定
形的な性能管理を行うときに、常にオペレータがついて
いなければならなかったが、自動実行手段を備えたこと
によって定形的な作業は自動実行テーブルに登録してお
けば、条件、期間の間違いもなくなる。また夜間に要求
しておけば、出勤時にすぐデータが見ることができ、早
い対応がとれる。
第14図は本発明の第3の実施例を示すブロック図であ
る。第1の実施例のものに比較手段72、解析手段73およ
び解析結果データ74を付加したものである。比較手段72
は第15図に示すように、基準データ部300とデータ比較
部301と基準データ登録部302とから構成される。基準デ
ータ部300には各負荷帯の基準データが格納されてい
る。データ比較部301は基準データ部300よりデータを読
み込むとともに計算結果データ61よりデータを読み込み
比較する。そして、解析手段73へ比較結果を通知する。
基準データ登録部302は計算結果データ61よりデータを
読み込み、基準データ部300にデータを書き込むための
ものである。
また、解析手段73は第16図に示すように、解析テーブ
ル303と解析部304と解析テーブル登録部305とから構成
される。解析テーブル303は、ポンプ、ファン、タービ
ン、ボイラ等各機器ごとに作成されている。
解析部304は、解析テーブル303からデータを読出し、
解析結果データ74へ書き込みを行う。また、解析テーブ
ル登録部305は解析テーブル303へデータを書き込む。解
析結果データ74は磁気補助記憶装置を媒体として使用す
る。
いま、マンマシン要求手段40のオペレータ入力部111
より比較要求が行われると、比較手段72は比較要求を受
けつけ、データ比較部301へ比較要求を行う。データ比
較部301は、基準データ部300より基準データを取り出
し、計算結果データ62より結果データを取り出し、両方
を比較して基準データとの偏差を出し、解析手段73に通
知する。もし、機器の交換等により基準データ更新を行
うときには、基準データ登録部302へマンマシン要求手
段40を用いて計算結果62を流用し、基準データ300を更
新する。
解析手段73は比較手段72より通知された偏差を解析部
304に読み込み、解析テーブル303により対応する項目の
データを読み込み、影響度の重みと偏差を掛け大きい順
にならびかえて解析データ74に格納し、解析終了通知を
比較要求を出したところへ返す。もし、機器の劣下等に
より解析テーブル303を更新することがあれば、解析テ
ーブル登録部305へマンマシン要求手段40を用いて、解
析テーブル303を更新する。
火力発電所において、性能管理を行う上で基準データ
との偏差は重要な解析データとなるが項目が多く手間が
かかる欠点があった。しかし、比較手段72、解析手段73
を備えたことにより、早く、より正確な判断が行える。
次に、第17図に本発明の第4の実施例を説明する。こ
の実施例は第1の実施例に修正手段42を加えたものであ
る。修正手段42は第18図に示すように、データ修正部11
8と、修正関連計算部117とから構成され、データ修正部
118は検索データ42を修正するものであり、修正用一時
エリアをもつ。また、修正関連計算部117は検索データ4
1を修正するものであり、関連テーブルをもつ。
いま、マンマシン要求手段40より修正手段42へ修正要
求を行うと、データ修正部118を修正要求を受け、現在
の検索データの内容をオペレータ確認部112へ返し、オ
ペレータが修正を確認しながらオペレータ入力部111よ
り修正データを入力する。
データ修正部118の内部エリアに検索データ41を読み
込んで、修正入力を内部エリアに上書きする。修正終了
で内部エリアの内容を検索データ41に上書きして修正関
連計算部117に修正箇所を通知する。
修正関連計算部117は内部にもつ修正関連部分の計算
を行い、検索データ41に上書きする。そして、修正終了
通知を返す。
これにより、過去にさかのぼって、性能試験を行った
とき、又、現在性能試験を行ったときにいくつかパラメ
ータを変更して再度性能計算が行えるので、実際にプラ
ントをそのように運転しなくてもシミュレーションが可
能となり、又、新しい機器などを交換するときに変換す
る前に効果がわかる。
又、古くなった発電所等は入力を全てオンライン化で
きないので、不足のパラメータを補って性能計算を行う
ものである。これにより、新旧発電所に応用可能であ
る。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、発電プラントが整
定し熱平衡状態にある時に収集したデータを基にプラン
トの効率等の性能を計算することができるので、信頼性
の高い値が得られる。又、現在の値だけでなく効率解析
の上で重要な過去からの推移も過去データを検索するこ
とにより得られるので、多面的な解析が可能となる。
従来、年数回程度しか行えなかった性能試験が毎日行
える様になるため、個別機器毎のプラント性能を日々管
理することにより、機器の異常、効率低下の兆候を早期
に発見でき、プラントの安全運転、高効率運転に寄与す
ることができる。
また、自動実行手段により、昨日の運転の結果を夜の
うちに集計、計算してしまうことができるため、翌朝、
直ちにデータを基に本日の運転方針に反映することがで
き速応体制がとれる。
解析手段により、効率低下要因が出力される。運転方
法の改善検討が容易となる。
修正手段により、性能管理に必要なデータが全てオン
ラインで取り込むことのできない既設老朽プラントにお
いても、後から手入力でデータを追加、修正でき、その
結果をもとにプラント性能が求められるため、本発明を
全ての発電プラントに適用することが可能である。又、
この修正機能を使い、もう少し主蒸気温度を高くしたら
循環水ポンプを1台停止し、所内電力を何MWH減らした
効率はどの位変わるかというような効率シミュレーショ
ンを行うことができ、運転形態の効率に対する影響を実
際のデータを基に求めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示すブロック図、第2
図はプラント整定判定手段のブロック図、第3図はプラ
ントデータ収集手段のブロック図、第4図はデータ保存
手段のブロック図、第5図は保存データの説明図、第6
図は検索手段のブロック図、第7図は検索手段と保存デ
ータおよび検索データの相互関係の説明図、第8図は検
索データの説明図、第9図は計算手段の説明図、第10図
は出力手段の説明図、第11図は負荷変化を示す特性図、
第12図は本発明の第2の実施例を示すブロック図、第13
図は自動実行手段の説明図、第14図は本発明の第3の実
施例を示すブロック図、第15図は比較手段の説明図、第
16図は解析手段の説明図、第17図は本発明の第4の実施
例を示すブロック図、第18図は修正手段の説明図、第19
図は従来例のブロック図である。 1……発電プラント、20……プラント入力手段、21……
プラント整定手段、22……プラント収集手段、30……デ
ータ保存手段、31……保存データ、32……検索手段、40
……マンマシン要求手段、41……検索データ、42……修
正手段、51……計算手段、52……出力手段、61……計算
結果データ、71……自動実行手段、72……比較手段、73
……解析手段、74……解析結果、100……基準データ格
納部、101……データ比較判定部、102……タイマー制御
部、103……データ収集制御部、104……プラントデータ
格納部、105……格納データエリア部、106……格納デー
タクリア部、107……索引作成部、108……データ保存
部、109……索引判定部、110……データ読み出し部、11
1……オペレータ入力部、112……オペレータ確認部、11
3……集計処理、114……集計データ、115……性能計算
処理、116……出力変換処理、117……修正関連計算部、
118……データ修正部、200……自動実行テーブル、201
……自動実行タイマー部、202……自動実行部、300……
基準データ部、301……データ比較部、302……基準デー
タ登録部、303……解析テーブル、304……解析部、305
……解析テーブル登録部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発電プラントのプロセスデータを走査入力
    するプラント入力手段と、入力した前記プロセスデータ
    に基づいてプラントの特定の整定状態を判定するプラン
    ト整定判定手段と、このプラント整定判定手段の判定結
    果が整定状態であるとき前記プロセスデータを収集する
    プラントデータ収集手段と、前記収集データを大容量記
    憶装置へ保存するデータ保存手段と、前記大容量記憶装
    置からデータを抽出する検索手段と、この検索データを
    集計し、プラント性能を計算する計算手段と、今回の計
    算結果及び過去の計算結果からの推移を出力する出力手
    段とを備えたことを特徴とする発電プラント性能管理装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1項の発電プラント性能管理装置に
    おいて、あらかじめ設定した一定期間毎に前記検索手
    段、前記計算手段および出力手段に実行指令を与える自
    動実行手段を備えたことを特徴とする発電プラント性能
    管理装置。
  3. 【請求項3】請求項第1項の発電プラント性能管理装置
    において、前記プラント性能の計算結果と予め定めた基
    準性能との比較および過去からの性能推移との比較を行
    う比較手段と、この比較の結果により性能の増減がある
    と判定されたときはその原因となる要素を基準値と比較
    しその影響度の大きなものから出力する解析手段とを備
    えたことを特徴とする発電プラント性能管理装置。
  4. 【請求項4】請求項第1項の発電プラント性能管理装置
    において、前記検索手段で抽出した検索データを表示修
    正する修正手段を備えたことを特徴とする発電プラント
    性能管理装置。
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