JP4634958B2 - プラントデータ処理装置とその実現用コンピュータプログラム - Google Patents
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Description
分析を行う運転データ105のチェックを行い、問題があれば計算に支障が無いように修正する。例えば以下の通り。
・数値データが入らず、ブランク(空)になっているデータはないか。
・ある定められた上下限値(通常運用範囲)を超えたデータはないか。
・(式1)のようなプラントの静特性モデルを導出する場合、ある負荷で一定となっているデータ(静特性データ)だけ抜き出す。つまり動特性が含まれているデータは落とす。
・故障やその他の異常により、モデル化に適さない運転となっている期間のデータは削除する
・抽出した結果問題があるようであれば、再度データ抽出をやり直す。
・モデル式106と、抽出したデータ101に基づき、(式1)のパラメータを計算して求める。最小2乗法などを始め、各種の計算手法がある。
・求めたパラメータの妥当性を評価する。例えば最小2乗法の場合のR2(寄与率)評価や、推定値と実績値の比較、信頼度評価などを行う。
・評価した結果問題があれば、モデル式106の式の形(次数)や運転データとして与える変数を見直したり、パラメータ計算に用いる抽出データを再度適したものになるよう修正する。
(1) データチェック100やデータ抽出101が試行錯誤となる。
・体系だったエラーの除去方法やデータの抽出手法がない。
・またデータ抽出については、実際の運転データを対象にしているため、運転データを採取した機器の個別の運転状況に大きく影響される。例えば、機器の不調によりプラント特性の導出に適さないデータが含まれるなど。
・パラメータ計算102を行ったときに仮定したモデル式106の構造が、必ずしも正しい物ではなく、やり直す必要が生じる。例えば、モデル式の次数や、どの運転データを変数Xiとして取るか、などである。
図1に示すように、本実施形態のプラントデータ処理装置1は、操作メニューや関連する情報あるいは演算結果を表示するディスプレイやプリンタなどの出力機器、プラントデータ処理装置に対するユーザからの操作指令を受け付けるキーボードやマウス、タッチパネルなどの入力機器と接続されたマンマシンターフェイス(以下、マンマシン表示手段という)10と、マンマシン表示手段10が受け付けたユーザからの指令に基づき、データ入出力やデータ管理情報の作成、データ処理演算など、動作全般の管理や制御を行う実行制御手段11と、実行制御手段11からの指令に基づき、外部からデータを読み込み、データ記憶手段12に書き込むデータ入力手段16とを有する。
前記のような本実施形態のプラント出た処理装置により、実際に図5のプラント特性パラメータ導出を行った場合の動作を説明する。
マンマシン表示手段10に表示されたメニューから、運転データ105の読み込みを選択する。その操作は操作信号40として実行制御手段11へ出力される。実行制御手段11は、データ入力信号41としてデータ入力手段16の制御を行い、運転データ105を入力データ20として読み込み、入力データ21としてデータ記憶手段12へ保存する。
(g) マンマシン表示手段10では、演算結果が表示される。
次に、管理情報記憶手段14と管理情報表示手段15の働きを、図6を例に取り説明する。前記図6に示した、試行A、試行B、試行Cの3つの処理を行った場合のプラント特性パラメータの導出例では、図2に示すとおり各データの対応関係を整理することができる。各導出作業において、元データ、条件データ、結果データの3種類にデータを区別すると、それぞれ表1のとおりとなる。
次に、管理情報記憶手段14の動作について説明する。
マンマシン表示手段10でデータの処理操作が操作信号40として指定されたときに、実行制御手段11では、管理情報記憶手段14に関連する情報(元データ、条件データ、結果データなど)を管理情報信号25として出力する。
これで図2の試行A(110)の操作に対応して、表2のNo1の行が作成される。
本実施形態において、表示する形式は、表2の形式だけに限定されず他の形式でも良い。また機能上、管理情報表示手段15とマンマシン表示手段10を分けて説明したが、実際にはプログラムの画面が2つの領域に分けられ、この2つの表示が行われても良いし、同じ領域を適宜切り替えて両方表示しても良い。
マンマシン表示手段10、及び管理情報表示手段15の例を図4に示す。この例では、マンマシン表示手段10の横長長方形の表示画面が複数の表示領域に分割され、そのうち左下部分が管理情報表示手段15である。ただし、データ表示402を管理情報表示手段15として切り替えて使用しても良い。
次にデータ処理手段13における比較演算機能について説明する。
これまでに説明したとおり、運転データ105には(式1)に示したプラント特性式の入力データXi(i=1,2,…,n)と、出力データYが含まれる。判別を明確にするために、実機データの方をXi,Y(i=1,2,…,n)とし、(式1)の演算の入出力とする方をX^i,Y^(i=1,2,…,n)とする。
以上の結果から明らかなであるが、本実施形態による効果をまとめると次のとおりである。
(1) プラント特性式の係数導出を行った場合、データ処理が試行錯誤的になるため、作成されるデータの数が非常に多くなるが、本発明によりこれら多くのデータを間違いなく、また効率良く管理することができる。
従来と現在のプラント特性の比較が容易にできるため、故障や異常状態の検知を的確に行うことができる
10…マンマシン表示手段
11…実行制御手段
12…データ記憶手段
13…データ処理手段
14…管理情報記憶手段
15…管理情報表示手段
16…データ入力手段
17…データ出力手段
20,21…入力データ
22…書込データ
23…読出データ
24…表示データ
25…管理情報信号
26,27…管理データ
28…処理前データ
29…処理後データ
30,31…出力データ
40…操作信号
41…データ入力信号
42…データ処理信号
43…データ出力信号
105…運転データ
106…モデル式
300…各データの名称
301…データ自体へのリンク情報
310…各データ
311…各データの階層的な分類情報
400…操作メニュー
402…データ表示
403…グラフ表示
404…グラフ表示項目選択メニュー
Claims (11)
- 操作メニューや演算結果をユーザに表示し、またユーザからの操作指令を受け付けるマンマシン表示手段と、
マンマシン表示手段が受け付けたユーザからの指令に基づき、データ入出力、データ管理情報の作成及びデータ処理演算の実行を制御する実行制御手段と、
実行制御手段からの指令に基づき、外部からデータを読み込んで読み込んだデータを入力データとしてデータ記憶手段に書き込むデータ入力手段と、
前記マンマシン表示手段から対象データ及び演算条件データが入力され、前記実行制御手段に出力される毎に、前記実行制御手段からの指令に基づきデータ記憶手段に保存されている前記対象データを演算元データとし、この演算元データに対して入力された演算条件データを適用して演算結果データを算出するデータ処理演算を実行し、演算結果データを再度前記データ記憶手段に保存するデータ処理手段と、
前記実行制御手段により、前記データ記憶手段に保存されている各データについて、データ処理を行う際の演算元データと、演算した結果の演算結果データの対応関係、さらにそのデータ処理を行った時の演算条件を指定した演算条件データと演算結果データの対応関係を前記入力データと関連つけたデータ管理情報を作成し、記憶する管理情報記憶手段と、
管理情報記憶手段に保存されているデータを表示する管理情報表示手段と、を備えたことを特徴とするプラントデータ処理装置。 - 前記管理情報記憶手段は、データ処理の演算元データ、結果データ、及び演算条件データの名前と実際のデータの対応関係も合わせて記憶し、管理情報表示手段は、データ処理の演算元データ、結果データ、及び演算条件データの名前の一覧を表示し、その名前一覧のうち選択されたデータの内容をマンマシン表示手段に表示する、ことを特徴とする請求項1に記載のプラントデータ処理装置。
- 前記管理情報記憶手段は、各データの階層的な分類情報を記憶し、前記管理情報表示手段は、前記管理情報記憶手段に記憶されている各データの階層的な分類情報に基づき分類した各データの一覧を表示する、ことを特徴とする請求項1に記載のプラントデータ処理装置。
- 前記管理情報表示手段は、階層的な分類情報に基づき分類した各データの一覧表示に対して、前記マンマシン表示手段を介してコピー、ペースト、カットを含む編集操作を行うものであり、前記実行制御手段では、管理情報表示手段への編集操作と対応づけて、管理情報記憶手段のデータの操作及びデータ記憶手段のデータの操作を行う、ことを特徴とする請求項3に記載のプラントデータ処理装置。
- 前記実行制御手段は、管理情報記憶手段の各データの管理情報に基づき、データ記憶手段のデータを読み書きして、自動的に演算を実行する、ことを特徴とする請求項1に記載のプラントデータ処理装置。
- 前記マンマシン表示手段は、データ記憶手段に記憶されているデータをグラフとして描画するためのグラフ表示項目選択手段と、グラフ表示手段を持つ、ことを特徴とする請求項1に記載のプラントデータ処理装置。
- 前記データ処理手段は、入力されたデータに基づき、定められたプラント特性式の演算を行って出力値を求めることを特徴とする請求項1に記載のプラントデータ処理装置。
- 前記データ処理手段は、外部から入力されたデータのうち、その一部のデータを用いて、定められたプラント特性式の演算を行って出力値を求め、この出力値と他のデータとの差を求めることを特徴とする請求項1に記載のプラントデータ処理装置。
- 前記実行制御手段は、予め定められた一定周期毎に演算を行うことを特徴とする請求項5に記載のプラントデータ処理装置。
- 前記データ処理手段により求められた演算結果を他のシステム又は計算機に対して出力するデータ出力手段をさらに備えることを特徴とする請求項1、7、8のいずれか1つに記載のプラントデータ処理装置。
- 操作メニューや演算結果をユーザに表示しまたユーザからの操作指令を受け付けるマンマシン表示手段、データ記憶手段及び演算手段を備えたコンピュータ上で実行されることにより、コンピュータ上にプラントデータ処理装置を実現させるためのコンピュータプログラムにおいて、
コンピュータに対して、
マンマシン表示手段が受け付けたユーザからの指令に基づき、データ入出力、データ管理情報の作成及びデータ処理演算の実行を制御する実行制御処理と、
実行制御処理における指令に基づき、外部からデータを読み込んで読み込んだデータを入力データとしてデータ記憶手段に書き込むデータ入力処理と、
前記マンマシン表示手段から対象データ及び演算条件データが入力され、前記実行制御処理によりに出力される毎に、前記実行制御処理における指令に基づきデータ記憶手段に保存されている前記対象データを演算元データとし、この演算元データに対して入力された演算条件データを適用して演算結果データを算出するデータ処理演算を実行し、演算結果データを再度前記データ記憶手段に保存するデータ記憶処理と、
前記実行制御処理により、前記データ記憶手段に保存されている各データについて、データ処理を行う際の演算元データと、演算した結果の演算結果データの対応関係、さらにそのデータ処理を行った時の演算条件を指定した演算条件データと演算結果データの対応関係を前記入力データと関連つけたデータ管理情報を作成し、データ記憶手段に記憶する管理情報記憶処理と、
データ記憶手段に保存されているデータを表示する管理情報表示処理と、を
実行させることを特徴とするプラントデータ処理装置実現用のコンピュータプログラム。
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JP2006113773A JP4634958B2 (ja) | 2006-04-17 | 2006-04-17 | プラントデータ処理装置とその実現用コンピュータプログラム |
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JP2007286914A JP2007286914A (ja) | 2007-11-01 |
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JPS63253409A (ja) * | 1987-04-10 | 1988-10-20 | Toshiba Corp | 発電プラントの運転支援装置 |
JPH03262924A (ja) * | 1990-03-14 | 1991-11-22 | Toshiba Corp | 発電プラント性能管理装置 |
JPH05290016A (ja) * | 1992-04-13 | 1993-11-05 | Hitachi Ltd | シミュレーション方法およびシステム |
JP2002304211A (ja) * | 2001-04-06 | 2002-10-18 | Nkk Corp | プラントの運転支援方法及びそのプログラム |
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