JPH08166028A - 油圧回路構造 - Google Patents

油圧回路構造

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Publication number
JPH08166028A
JPH08166028A JP6331375A JP33137594A JPH08166028A JP H08166028 A JPH08166028 A JP H08166028A JP 6331375 A JP6331375 A JP 6331375A JP 33137594 A JP33137594 A JP 33137594A JP H08166028 A JPH08166028 A JP H08166028A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
oil
tank
oil tank
hose
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6331375A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Omori
文雄 大森
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp, Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP6331375A priority Critical patent/JPH08166028A/ja
Publication of JPH08166028A publication Critical patent/JPH08166028A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 例えばトラックに装備されるクラッチシリン
ダとクラッチオイルタンクとを連通するホースに溜まっ
たエアを簡単に短時間で確実に抜き取ることができるよ
うにすること。 【構成】 作動油6を油圧作動器に給送するトラックの
クラッチシリンダ4(ピストンシリンダ機構)と、この
クラッチシリンダ4と垂直方向でほぼ同位置に設置され
クラッチシリンダ4に供給される作動油6を貯留するク
ラッチオイルタンク3(オイルタンク)と、このクラッ
チオイルタンク3とクラッチシリンダ4とを連通するホ
ース5(油路)とを備えた油圧回路構造において、ホー
ス5の上部に、同ホースと連通すると共に内部が大気開
放されている室を形成するサブタンク11を備え、該室
を通してエアを大気中に放出できるようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧回路構造、特に車
両例えばトラックのクラッチ油圧回路のエア抜きシステ
ムに適用して最適な油圧回路構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両例えばトラックにおいては、図3に
そのキャブのフロントパネル1を取外して概略的に示す
ように、キャブパネル2の外側にクラッチオイルタンク
3が、またキャブパネル2の内側にクラッチシリンダ4
がそれぞれ設けられていると共に、クラッチオイルタン
ク3とクラッチシリンダ4とは比較的長いホース5によ
って連通され、これによりクラッチオイルタンク3に貯
留されている作動油がホース5を通してクラッチシリン
ダ4に供給されるようになっている。
【0003】そして、図4に詳細に示すように、クラッ
チオイルタンク3とクラッチシリンダ4とは、レイアウ
ト上キャブパネル2を挟んでほぼ同一の高さ位置に、換
言すればクラッチオイルタンク3はクラッチシリンダ4
と垂直方向でほぼ同位置に設置されている。これは、点
検整備を容易にするほか、クラッチオイルタンク3の上
方には一般にワイパモータが設けられていてクラッチオ
イルタンク3を上方に配置できないこと、またクラッチ
オイルタンク3をクラッチシリンダ4より下に配置する
ことはクラッチ油圧回路のエア抜き上不利であること、
一方クラッチシリンダ4はキャブフロアがあることから
あまり下に位置させることができないことなども理由と
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来例にあっては、レイアウト上クラッチオイルタンク3
とクラッチシリンダ4とがほぼ同じ高さ位置に設置され
ているため、これらを連通するホース5は実質的に水平
にならざるをえず、このため該ホース5内にエアが溜ま
りやすくて単純なエア抜き作業ではホース5内のエアが
抜けきらない問題があった。
【0005】すなわち、クラッチの油圧回路をどこかで
外した場合にはその部分から作動油が抜け、エアが入っ
てくるので、その後エア抜きを行わなければならないも
のである。このため、従来はクラッチペダルを数回踏ん
で末端にあるクラッチのブースタのブリーザからエアを
クラッチオイルタンク3からの作動油と共に抜き取るよ
うにしている。
【0006】しかし、このような従来の単純なクラッチ
のエア抜き作業では上記したクラッチオイルタンク3と
クラッチシリンダ4との間の水平で長いホース5内に溜
まったエアを抜くことはなかなか困難である。このた
め、従来は上記したエア抜き作業を何回も繰り返しても
ホース5内のエアを確実に抜き取ることができず、又は
クラッチオイルタンク3の注油口(エア抜き作業時、注
油口キャップ7は作動油をクラッチオイルタンク3内に
注入するため取り外しされている)からエアガン等で作
動油6を圧送してホース5内のエアを確実に抜き取るよ
うにしても、その作業に約30〜45分の時間がかかっ
ている。
【0007】本発明は、このような従来技術の課題を解
決するためになされたもので、例えばトラックに装備さ
れるクラッチシリンダ等のピストンシリンダ機構とクラ
ッチオイルタンク等のオイルタンクとを連通するホース
等の油路に溜まったエアを簡単に短時間で確実に抜き取
ることができるようにした油圧回路構造を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、作動油を油圧作動機器に給送するピス
トンシリンダ機構と、このピストンシリンダ機構と垂直
方向でほぼ同位置に設置され上記ピストンシリンダ機構
に供給される作動油を貯留するオイルタンクと、このオ
イルタンクと上記ピストンシリンダ機構とを連通する油
路とを備えた油圧回路構造において、上記油路の上部
に、同油路と連通すると共に内部が大気開放されている
室を備えてなる。
【0009】
【作用】上記の手段によれば、ピストンシリンダ機構と
オイルタンクとの間にエアが溜まっても、それらの間の
油路と連通する室の上部からエアを大気中に確実かつ容
易に放出することができる。
【0010】
【実施例】以下図面を参照して、本発明の実施例につい
て詳細に説明する。
【0011】図1は本発明をトラックのクラッチ油圧回
路のエア抜きシステムに適用した場合の一例を示し、図
4に示した部分と同一の部分には同一の符号を付して、
重複する説明は省略する。
【0012】図1に示すように、本実施例によれば、レ
イアウト上キャブパネル2を挟んでほぼ同一の高さ位置
に設置されているクラッチオイルタンク3とクラッチシ
リンダ4とを連通するホース5のクラッチシリンダ側に
は、サブタンク11がキャブパネル2の外側に位置して
設けられている。このサブタンク11は、その両側壁1
2が上方に向かって内側に傾斜例えば10°の角度で傾
斜されているタンク形状とされていると共に、その上部
13が直方体状とされている。そして、この直方体状上
部13の上面には図示は省略するが、エア抜き用の開口
が形成され、この開口は通常すなわちエア抜き時以外は
エア抜き用キャップ14によって閉じられている。した
がって、このエア抜き用キャップ14を取り外すと、サ
ブタンク11によって、ホース5の上部に位置して該ホ
ース5と連通すると共に内部が大気開放されている室が
提供されることになる。また、このサブタンク11は、
そのクラッチシリンダ4側に位置する側壁12の下端部
が該クラッチシリンダ4の近傍に位置すると共に、タン
ク上部13の上面がクラッチオイルタンク3の上面より
も上方に位置するように、配置されている。
【0013】しかして、上述の如きサブタンク11を備
えておくことにより、クラッチオイルタンク3に注入さ
れて貯えられた作動油6は、従来例に比べて長さがサブ
タンク11を取り付けた分短くなったホース5を通して
サブタンク11内に移動してオイルレベルは同一とな
る。
【0014】そして、クラッチの油圧回路をどこかで外
したことによりエアがホース5内に侵入して溜まり、エ
ア抜き作業を行う場合には、サブタンク11からエア抜
き用キャップ14を取り外してサブタンク11の内部を
大気に開放した状態で、上述したエア抜き作業を行うこ
とにより、エアはホース5からサブタンク11内に流
れ、その傾斜したタンク側壁12に沿って上方に流れて
直方体状のタンク上部13に流れ、その後タンク上部1
3の上面に形成されている開口(図示せず)から大気中
に確実にかつ容易に放出される。
【0015】次に、図2を参照して本発明の他の実施例
について説明する。
【0016】本実施例は、図1に示した実施例中におけ
るサブタンク11のエア抜き用キャップ14を設ける代
わりに、サブタンク11の上部とクラッチオイルタンク
3の上部例えばその注油口キャップ7とを連通するエア
抜きホース21を設けたものである。したがって、この
エア抜きホース21の一端はサブタンク11の内部の上
部に開口し、また他端は注油口キャップ7を介してクラ
ッチオイルタンク3の内部の上部に開口している。
【0017】しかして、クラッチの油圧回路のエア抜き
作業にあたっては、クラッチオイルタンク3の注油口キ
ャップ7を取り外して該タンク3内に作動油6を注入す
るようになっているので、この取り外しされた注油口キ
ャップ7を通してエア抜きホース21は大気中に開放さ
れることとなり、これによりクラッチオイルタンク3と
クラッチシリンダ4との間に溜まっているエアが図1に
示した実施例の場合と同様に確実に抜き取られる。そし
て、このようなエア抜きホース21を備えることによ
り、図1に示した実施例におけるサブタンク11のエア
抜き用キャップ14の脱着作業をなくすと共に、エア抜
き作業完了後のキャップ14の締め忘れ等を防止するこ
とができる。
【0018】以上本発明をトラックのクラッチ油圧回路
のエア抜きシステムに適用した場合の実施例について詳
述してきたが、本発明はこの特定の実施例に決して限定
されるものではなく、各種の油圧作動機器に作動油を給
送するピストンシリンダ機構と該作動油を貯留するオイ
ルタンクとがレイアウト上ほぼ同じ高さ位置に設置され
るような油圧回路構造に広く適用できることは勿論であ
る。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、作
動油を油圧作動機器に給送するピストンシリンダ機構
と、このピストンシリンダ機構と垂直方向でほぼ同位置
に設置され上記ピストンシリンダ機構に供給される作動
油を貯留するオイルタンクと、このオイルタンクと上記
ピストンシリンダ機構とを連通する油路とを備えた油圧
回路構造において、上記油路の上部に、同油路と連通す
ると共に内部が大気開放されている室を備えているの
で、ピストンシリンダ機構とオイルタンクとの間にエア
が溜まっても、それらの間の油路と連通する室の上部か
らエアを大気中に確実かつ容易に放出することができ、
したがってエア抜き作業を簡単にして作業性を大幅に向
上させ、4〜5分程度で完了させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をトラックのクラッチ油圧回路のエア抜
きシステムに適用した場合の一実施例を示す、クラッチ
オイルタンクとクラッチシリンダとの部分の概要図であ
る。
【図2】図1に示した実施例の変形例を示す図である。
【図3】トラックのキャブにおけるフロントパネルを取
り外してクラッチオイルタンクとクラッチシリンダとの
レイアウトを概略的に示す図である。
【図4】従来のトラックのクラッチ油圧回路におけるク
ラッチオイルタンクとクラッチシリンダとの部分を示す
概要図である。
【符号の説明】
1 フロントパネル 2 キャブパネル 3 クラッチオイルタンク 4 クラッチシリンダ 5 ホース 6 作動油 7 注油口キャップ 11 サブタンク 12 タンク側壁 13 タンク上部 14 エア抜き用キャップ 21 エア抜きホース

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作動油を油圧作動機器に給送するピストン
    シリンダ機構と、このピストンシリンダ機構と垂直方向
    でほぼ同位置に設置され上記ピストンシリンダ機構に供
    給される作動油を貯留するオイルタンクと、このオイル
    タンクと上記ピストンシリンダ機構とを連通する油路と
    を備えた油圧回路構造において、上記油路の上部に、同
    油路と連通すると共に内部が大気開放されている室を備
    えたことを特徴とする油圧回路構造。
  2. 【請求項2】一端が上記室内部の上部に開口し他端が上
    記オイルタンク内部の上部に開口するエア抜きホースを
    備えたことを特徴とする請求項1記載の油圧回路構造。
  3. 【請求項3】上記室の側壁が、上方に向かって内側に傾
    斜していることを特徴とする請求項1記載の油圧回路構
    造。
  4. 【請求項4】上記ピストンシリンダ機構側の上記室の側
    壁下端部が、上記ピストンシリンダ機構近傍に位置する
    ことを特徴とする請求項1記載の油圧回路構造。
  5. 【請求項5】上記室の上面が上記オイルタンクの上面よ
    りも上方に位置するように上記室が設けられたことを特
    徴とする請求項1記載の油圧回路構造。
JP6331375A 1994-12-12 1994-12-12 油圧回路構造 Withdrawn JPH08166028A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6331375A JPH08166028A (ja) 1994-12-12 1994-12-12 油圧回路構造

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JP6331375A JPH08166028A (ja) 1994-12-12 1994-12-12 油圧回路構造

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JPH08166028A true JPH08166028A (ja) 1996-06-25

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ID=18242989

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6331375A Withdrawn JPH08166028A (ja) 1994-12-12 1994-12-12 油圧回路構造

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JP (1) JPH08166028A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007015121A1 (en) * 2005-08-03 2007-02-08 Volvo Compact Equipment Sas Hydraulic fluid arrangement for a vehicle, especially an industrial vehicle
JP2007167939A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Toyo Mach & Metal Co Ltd ダイカストマシン
CN104763755A (zh) * 2014-01-07 2015-07-08 江西铜业股份有限公司 汽车离合器液压操作系统的排气方法

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WO2007015121A1 (en) * 2005-08-03 2007-02-08 Volvo Compact Equipment Sas Hydraulic fluid arrangement for a vehicle, especially an industrial vehicle
JP2007167939A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Toyo Mach & Metal Co Ltd ダイカストマシン
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020305