JPH08165646A - ばねを用いた地盤アンカーの止着工法 - Google Patents
ばねを用いた地盤アンカーの止着工法Info
- Publication number
- JPH08165646A JPH08165646A JP33685394A JP33685394A JPH08165646A JP H08165646 A JPH08165646 A JP H08165646A JP 33685394 A JP33685394 A JP 33685394A JP 33685394 A JP33685394 A JP 33685394A JP H08165646 A JPH08165646 A JP H08165646A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ground
- spring
- connecting member
- ground anchor
- function
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Piles And Underground Anchors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目 的】構造物と連結する地盤アンカーの止着工法で
あって、浅い地中に抵抗体を埋設できる短く安価な地盤
アンカーの構築を目的とする。 【構 成】地盤4に浅く埋設した抵抗体1に止着した連
結材3にばね材5を組み合わせて緊張力8を加えて構造
物2に止着し、構造物2が地盤4に圧着力9を作用させ
る。
あって、浅い地中に抵抗体を埋設できる短く安価な地盤
アンカーの構築を目的とする。 【構 成】地盤4に浅く埋設した抵抗体1に止着した連
結材3にばね材5を組み合わせて緊張力8を加えて構造
物2に止着し、構造物2が地盤4に圧着力9を作用させ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は地盤アンカーの止着工法
に関する。更に詳しくは、構造物と地盤との離間を防止
し、構造物の浮き上がり、傾斜および転倒を防止するた
めの地盤アンカーを構造物に止着する工法に関するもの
である。
に関する。更に詳しくは、構造物と地盤との離間を防止
し、構造物の浮き上がり、傾斜および転倒を防止するた
めの地盤アンカーを構造物に止着する工法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の止着工法は、図4に示す
如く、地盤4に埋設した抵抗体1を緊張力8を与えた連
結材3よって構造物2に直接的に連結し、連結材自身が
保有するばね機能、即ち緊張力8の大きさによって伸縮
する機能(以下ばね機能と言う)によって構造物2と地
盤4とを圧着させたものが知られている。
如く、地盤4に埋設した抵抗体1を緊張力8を与えた連
結材3よって構造物2に直接的に連結し、連結材自身が
保有するばね機能、即ち緊張力8の大きさによって伸縮
する機能(以下ばね機能と言う)によって構造物2と地
盤4とを圧着させたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の地盤アンカ
ーの止着工法においては、図4に示す如く、連結材3自
身のばね機能を高めるために長いものが使用され、これ
に緊張力8を加えることよって構造物2と地盤4とを圧
着させ、地盤が圧着力によって収縮沈下しても、圧着力
9が大きく減退しないように配慮されている。従って、
浅い地盤4中に抵抗体1を埋設させた短い連結材3によ
る地盤アンカーを構築する場合、連結材のばね機能が低
くなるため、地盤が収縮沈下すると圧着力9が大きく減
退し、構造物が地盤を圧着させる地盤アンカーの機能が
満たされない欠点を有している。
ーの止着工法においては、図4に示す如く、連結材3自
身のばね機能を高めるために長いものが使用され、これ
に緊張力8を加えることよって構造物2と地盤4とを圧
着させ、地盤が圧着力によって収縮沈下しても、圧着力
9が大きく減退しないように配慮されている。従って、
浅い地盤4中に抵抗体1を埋設させた短い連結材3によ
る地盤アンカーを構築する場合、連結材のばね機能が低
くなるため、地盤が収縮沈下すると圧着力9が大きく減
退し、構造物が地盤を圧着させる地盤アンカーの機能が
満たされない欠点を有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】連結材とばね材を組み合
わせてばね機能を高め、これに緊張力を与えて構造物に
止着する。
わせてばね機能を高め、これに緊張力を与えて構造物に
止着する。
【0005】
【作用】本発明の作用は、地盤が構造物から受ける圧着
力によって収縮沈下する場合、連結材とばね材とにより
ばね機能が高められるため、抵抗体が浅い地盤に埋設さ
れた短い連結材においても、これに加えられた緊張力が
大きく減退することなく、構造物と地盤との間の圧着力
が保持され、地盤面と構造物との間の離間を防止し、構
造物の浮き上がり、傾斜および転倒を防止する。
力によって収縮沈下する場合、連結材とばね材とにより
ばね機能が高められるため、抵抗体が浅い地盤に埋設さ
れた短い連結材においても、これに加えられた緊張力が
大きく減退することなく、構造物と地盤との間の圧着力
が保持され、地盤面と構造物との間の離間を防止し、構
造物の浮き上がり、傾斜および転倒を防止する。
【0006】
【実施例】次に本発明の実施例を添付の図1、図2およ
び図3において説明する。
び図3において説明する。
【0007】本発明による地盤アンカーは、図1に示の
如く、抵抗体1は地盤4に埋設され、ばね材5を組み合
わせた連結材3に緊張力8を与えて抵抗体1と構造物2
とを連結し、構造物2が地盤4に対して圧着力9を作用
させてある。ただし、図1においては鉛直地盤アンカー
を例示してあるが、斜め又は水平地盤アンカーであって
もよい。また、地盤に埋設する抵抗体1の種類、形式お
よび材質は限定しない。
如く、抵抗体1は地盤4に埋設され、ばね材5を組み合
わせた連結材3に緊張力8を与えて抵抗体1と構造物2
とを連結し、構造物2が地盤4に対して圧着力9を作用
させてある。ただし、図1においては鉛直地盤アンカー
を例示してあるが、斜め又は水平地盤アンカーであって
もよい。また、地盤に埋設する抵抗体1の種類、形式お
よび材質は限定しない。
【0008】図2は、緊張力8を加える以前の連結材3
とばね材5の状態、図3は緊張力8を加えて構造物2に
止着後の状態を示す。
とばね材5の状態、図3は緊張力8を加えて構造物2に
止着後の状態を示す。
【0009】なお、連結材3の形状および材質は鋼棒、
鋼線および棒鋼等を使用するものであるが、必要な耐力
を有し、構造物と連結が可能なものであれば特に限定し
ない。ただし、本連結材3に鋼材を使用する場合は、地
中にあるため錆びを考慮した太さのものを使用するか、
あるいは防錆処置を施すことが肝要である。
鋼線および棒鋼等を使用するものであるが、必要な耐力
を有し、構造物と連結が可能なものであれば特に限定し
ない。ただし、本連結材3に鋼材を使用する場合は、地
中にあるため錆びを考慮した太さのものを使用するか、
あるいは防錆処置を施すことが肝要である。
【0010】また、ばね材5としてコイル形式ばねを例
示してあるが、この形状、材質及び形式はこれに限定さ
れない。必要なばね機能を有し、構造物2と連結が可能
なものであればよい。
示してあるが、この形状、材質及び形式はこれに限定さ
れない。必要なばね機能を有し、構造物2と連結が可能
なものであればよい。
【0011】ばね材5を組み合わせた連結材3と構造物
2の止着は、座板6を介してナット7により行う場合を
示してあるが、他の手段によって止着してもよい。
2の止着は、座板6を介してナット7により行う場合を
示してあるが、他の手段によって止着してもよい。
【0012】
【発明の効果】上述のような本発明の地盤アンカーによ
れば、浅い地中に埋設された短い地盤アンカーにおいて
も十分に地盤アンカーとしての機能を発揮し、構造物の
基礎の浮き上がり防止あるいは山止め壁や擁壁の傾斜及
び転倒防止に極めて有効かつ安価な地盤アンカーが構築
できる。
れば、浅い地中に埋設された短い地盤アンカーにおいて
も十分に地盤アンカーとしての機能を発揮し、構造物の
基礎の浮き上がり防止あるいは山止め壁や擁壁の傾斜及
び転倒防止に極めて有効かつ安価な地盤アンカーが構築
できる。
【図1】本発明の一実施例を示す説明図である。
【図2】本発明の止着部の止着前を示す説明図である。
【図3】本発明の止着部の止着後を示す説明図である。
【図4】従来の地盤アンカーの一実施例を示す説明図で
ある。
ある。
1は抵抗体、2は構造物、3は連結材、4は地盤、5は
ばね材、6は座板、7はナット、8は緊張力、9は圧着
力、10は抵抗体の抵抗力
ばね材、6は座板、7はナット、8は緊張力、9は圧着
力、10は抵抗体の抵抗力
Claims (1)
- 【請求項1】 地盤アンカーを構造物に止着する工法で
あって、抵抗体に取り付けた連結材にばね材を組み合わ
せ、この連結材に緊張力を加えて構造物に止着させ、構
造物が地盤に対して圧着力を作用させることを特徴とす
る地盤アンカーの止着工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33685394A JPH08165646A (ja) | 1994-12-13 | 1994-12-13 | ばねを用いた地盤アンカーの止着工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33685394A JPH08165646A (ja) | 1994-12-13 | 1994-12-13 | ばねを用いた地盤アンカーの止着工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08165646A true JPH08165646A (ja) | 1996-06-25 |
Family
ID=18303266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33685394A Pending JPH08165646A (ja) | 1994-12-13 | 1994-12-13 | ばねを用いた地盤アンカーの止着工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08165646A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103850254A (zh) * | 2014-04-01 | 2014-06-11 | 兰州理工大学 | 带有预警耗能减震控制系统的边坡锚固结构及施工方法 |
CN104727317A (zh) * | 2015-01-27 | 2015-06-24 | 中国矿业大学 | 一种减小锚索预应力损失的组合结构 |
CN110144978A (zh) * | 2019-06-05 | 2019-08-20 | 中国建筑第七工程局有限公司 | 一种抗浮锚杆施工方法 |
-
1994
- 1994-12-13 JP JP33685394A patent/JPH08165646A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103850254A (zh) * | 2014-04-01 | 2014-06-11 | 兰州理工大学 | 带有预警耗能减震控制系统的边坡锚固结构及施工方法 |
CN104727317A (zh) * | 2015-01-27 | 2015-06-24 | 中国矿业大学 | 一种减小锚索预应力损失的组合结构 |
CN110144978A (zh) * | 2019-06-05 | 2019-08-20 | 中国建筑第七工程局有限公司 | 一种抗浮锚杆施工方法 |
CN110144978B (zh) * | 2019-06-05 | 2021-03-26 | 中国建筑第七工程局有限公司 | 一种抗浮锚杆施工方法 |
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