JPH08165480A - 燃料油用流動性向上剤 - Google Patents

燃料油用流動性向上剤

Info

Publication number
JPH08165480A
JPH08165480A JP30931894A JP30931894A JPH08165480A JP H08165480 A JPH08165480 A JP H08165480A JP 30931894 A JP30931894 A JP 30931894A JP 30931894 A JP30931894 A JP 30931894A JP H08165480 A JPH08165480 A JP H08165480A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
alkyl group
carbon atoms
alkyl
hydrogen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30931894A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Fukumoto
雅弘 福本
Shinya Nishioka
伸也 西岡
Fujio Takahashi
不二夫 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Oil and Fats Co Ltd filed Critical Nippon Oil and Fats Co Ltd
Priority to JP30931894A priority Critical patent/JPH08165480A/ja
Publication of JPH08165480A publication Critical patent/JPH08165480A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 曇り点降下能、流動点降下能、目詰り点降下
能を有し、析出したワックスを分散させて沈降を防止で
きる燃料油用流動性向上剤を得る。 【構成】 (A):不飽和多価カルボン酸、その酸無水
物もしくはエステルと第一アミンとのイミド化物または
アミド化物をモノマーユニットとして含む重合体2〜9
5重量%、および (B):エチレン/モノオレフィン共重合体、エチレン
/カルボン酸ビニル共重合体、エチレン/アルキル(メ
タ)アクリレート共重合体、エチレン/スチレンまたは
その誘導体共重合体、カルボン酸ビニル/アルキル(メ
タ)アクリレート共重合体、アルキル(メタ)アクリレ
ートホモ重合体、スチレン/アルキル(メタ)アクリレ
ート共重合体、ビニルナフタレン/アルキル(メタ)ア
クリレート共重合体、スチレンまたはその誘導体/カル
ボン酸ビニル共重合体などの共重合体98〜5重量%を
含む燃料油用流動性向上剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は燃料油用流動性向上剤に
関し、さらに詳しくは中間留出燃料油の低温における流
動性を向上させ、析出するワックスの分散性を改善する
とともに、曇り点を降下させるための燃料油用流動性向
上剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、原油の重質化や灯油の需要増大等
により、燃料油の性状は蒸留沸点範囲が狭くなり、重質
化する傾向にある。これに加えて減圧蒸留残渣油など、
重質油の熱または接触分解により得られる分解留分の使
用により、燃料基油が多様化し、燃料油の低温性状は大
きく変化してきている。
【0003】一般にこのような燃料油は長鎖のn−パラ
フィンを多量に含んでおり、市販されている燃料油より
高い温度でn−パラフィンがワックスとして析出し、曇
り点(Cloud Point;以下、CPという)が
高くなっている。また低温下において析出するワックス
が多いため、燃料油系内のフィルターや配管の目詰まり
を起こしたり、送油パイプを閉塞させるなどのトラブル
を生じる可能性が高くなってきている。さらにタンカー
などによる輸送時やタンク貯蔵時に高い温度でワックス
が析出し、析出したワックスはタンク底部に沈降して圧
密なワックス層を形成するなどの問題を生じている。
【0004】このような問題点を解決するためにこれま
で多くの燃料油添加剤が提案されている。例えばエチレ
ンプロピレンコポリマー(特公昭60−35396号、
特開昭60−137997号)やエチレン酢酸ビニルコ
ポリマー(米国特許第2048479号、特開昭55−
137193号)などのエチレン性ポリマー型添加剤が
上記のような燃料油に対して流動点(Pour Poi
nt;以下、PPという)を改善するものとして提案さ
れているが、目詰まり点(Cold Filter P
lugging Point;以下、CFPPという)
やワックスの沈降性は改善されない。
【0005】またCFPPを改善するために低分子量化
合物である芳香族ジカルボン酸のアミド・アミン塩とエ
チレン酢酸ビニルコポリマーまたはエチレンプロピレン
コポリマーとを組合わせた添加剤が提案されており(特
開昭56−92996号、同58−1792号)、この
ような添加剤はCFPP、PPの改善に対しては効果が
あるが、CPが上昇したり、あるいは析出したワックス
が沈降し易いなどの欠点を有している。
【0006】このようなワックスの沈降性を改良するた
めに、アルケニルコハク酸アミド(特開昭56−433
91号)やポリオキシアルキレンエステル(特開昭57
−177092号、米国特許第4464182号)など
の界面活性剤を用いる燃料油添加剤、ならびに既存の流
動性向上剤であるエチレン酢酸ビニルコポリマーとアル
ケニルコハク酸アルキルエステルを組合わせた併用タイ
プの添加剤(英国特許2129012号)などが提案さ
れているが、これらはCFPP、PPやワックスの沈降
性には効果があるものの、やはりCPを上昇させてしま
うという問題点がある。
【0007】CPに対して効果のある添加剤として、C
P降下剤(特公平6−43453号、特公平6−434
54号)があげられるが、これらはCPを下げるだけ
で、CFPPやPPに対してはあまり効果がなく、また
このCP降下剤と前述の流動性向上剤とを単に併用する
だけでは、互いに機能を相殺する傾向がある。従って前
述のような燃料油に対して満足のいく低温流動性改良剤
は得られていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した従来の燃料油添加剤の問題点を解決するため、C
P、CFPP、PPのいずれに対しても改善の効果を有
し、さらには析出したワックスを分散させることが可能
な多機能型の燃料油用流動性向上剤を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A):不飽
和多価カルボン酸、その酸無水物もしくはエステルと、
第一アミンとのイミド化物またはアミド化物をモノマー
ユニットとして含む重合体2〜95重量%、および (B):次の(B1)および(B2)から選ばれる数平
均分子量1000〜50000の重合体98〜5重量%
を含む燃料油用流動性向上剤である。 (B1);エチレンと下記一般式〔1〕で表される不飽
和化合物との共重合体であって、エチレン含量が60〜
99モル%の共重合体。
【化3】 〔式中、Xは水素、アルキル基またはアルケニル基、Y
は水素、アルキル基またはアルケニル基、Zはアルキル
基、アルケニル基、アリール基、−OCOR1(ただし
1は炭素数1〜30のアルキル基)または−COOR2
(ただしR2は1〜30のアルキル基)を示す。〕 (B2);下記一般式〔2〕で表される重合体。
【化4】 〔式中、Sは水素、アルキル基、アルケニル基またはア
リール基、Tは水素またはメチル基、Uは水素または−
COOR3(ただしR3は炭素数1〜30のアルキル
基)、Vは水素またはメチル基、Wは−OCOR4(た
だしR4は炭素数1〜30のアルキル基)または−CO
OR5(ただしR5は炭素数1〜30のアルキル基)を示
し、S、TおよびU全てが同時に水素であることはな
く、m:nはモノマーユニットのモル比で、(2〜
9):(8〜1)である。〕
【0010】本発明で用いる(A)成分は、不飽和多価
カルボン酸、その酸無水物もしくはエステル(以下、こ
れらをまとめて不飽和多価カルボン酸等という)と第一
アミンとのイミド化物またはアミド化物をモノマーユニ
ットとして含む重合体であり、数平均分子量500〜5
0000のものが好ましい。このような重合体は不飽和
多価カルボン酸等の単独重合体もしくは他のモノマーと
の共重合体と第一アミンとのイミド化反応生成物、また
は不飽和多価カルボン酸等と第一アミンとのイミド化反
応生成物の単独重合体もしくは他のモノマーとの共重合
体などとして得られる。イミド化反応生成物は、不飽和
多価カルボン酸等のカルボキシル基と第一アミンの第一
アミノ基とが反応したイミド化物が主生成物であるが、
条件によりアミド化物が副生する場合がある。本発明は
イミド基とアミド基との合計量に対してイミド基が65
モル%以上、好ましくは80モル%以上あるのが望まし
い。
【0011】(A)成分を得る際のイミド化に用いられ
る不飽和多価カルボン酸もしくは酸無水物は、少なくと
も1個の重合性不飽和結合と、少なくとも2個のカルボ
キシル基とを有する化合物もしくはその酸無水物であ
る。このような不飽和多価カルボン酸もしくはその酸無
水物としてはマレイン酸、アルキルマレイン酸、イタコ
ン酸、フマル酸、アコニット酸およびその酸無水物など
があげられる。これらの中ではカルボキシル基が2個の
ものが好ましく、さらに酸無水物がより好ましく、特に
無水マレイン酸が好ましい。不飽和多価カルボン酸のエ
ステルとしては、上記不飽和多価カルボン酸のアルキル
エステルであって、アルキル基の炭素数は1〜10、好
ましくは1〜4である。不飽和多価カルボン酸中のカル
ボキシル基は全てのカルボキシル基がエステル化されて
いてもよいし、一部がエステル化されていてもよい。具
体的なものとしては、マレイン酸のメチルジエステル、
エチルジエステル、プロピルジエステルなどがあげられ
る。これらの不飽和多価カルボン酸等は1種単独で、ま
たは2種以上を混合して使用することができる。
【0012】(A)成分を得る際のイミド化に用いられ
る第一アミンは第一アミノ基を有する化合物であり、エ
ーテル結合、アルコール性水酸基等を有していてもよ
く、またジアミン、トリアミン等のポリアミンを含む。
これらの第一アミンは炭素数1〜70、好ましくは5〜
45のものが使用可能である。このような第一アミンと
しては下記一般式〔3〕または〔4〕で表されるものな
どがあげられる。
【化5】 R6−Q−[−(CH2)j−NH−]k−H ・・・・・〔3〕 HO−CH2−R7−NH2 ・・・・・〔4〕 〔式中、R6は炭素数1〜30のアルキル基またはアル
ケニル基、jは2〜4の整数、kは0〜4の整数、Qは
k=0のとき−NH−、k≠0のとき−O−、−NH−
または−NR8−、R7、R8は炭素数1〜30、好まし
くは12〜24のアルキル基またはアルケニル基であ
る。〕
【0013】一般式〔3〕で表されるアミンの例として
はドデシルアミン、テトラデシルアミン、ヘキサデシル
アミン、オクタデシルアミン、エイコシルアミン、ドコ
シルアミン、N−ドデシル−1,2−ジアミノエチレ
ン、N−テトラデシル−1,3−ジアミノプロパン、N
−ヘキサデシル−1,4−ジアミノブタン、N−オクタ
デシル−1,5−ジアミノペンタン、N−エイコシル−
1,6−ジアミノヘキサン、N−ドコシル−1,3−ジ
アミノプロパン、N−牛脂アルキル−1,3−ジアミノ
プロパン、N−硬化菜種油アルキル−1,3−ジアミノ
プロパン、N−オクタデシル−ジプロピレントリアミ
ン、N−ドコシルジプロピレントリアミン、N,N−ジ
エチル−1,2−ジアミノエタン、N,N−ジイソプロ
ピル−1,2−ジアミノエタン、N,N−ジブチル−
1,2−ジアミノエタン、N,N−ジエチル−1,4−
ジアミノブタン、N,N−ジメチル−1,3−ジアミノ
プロパン、N,N−ジオクチル−1,3−ジアミノプロ
パン、N,N−ジデシル−1,3−ジアミノプロパン、
N,N−ジドデシル−1,3−ジアミノプロパン、N,
N−ジテトラデシル−1,3−ジヘキサデシルジアミノ
プロパン、N,N−ジオクタデシル−1,3−ジアミノ
プロパン、N,N−ジドデシルジプロピレントリアミ
ン、N,N−ジテトラデシルジプロピレントリアミン、
N,N−ジヘキサデシルジプロピレントリアミン、およ
びN,N−ジオクタデシルジプロピレントリアミン等を
あげることができる。
【0014】一般式〔3〕においてQが−O−である場
合のエーテルアミンとしては、2−メトキシエチルアミ
ン、3−メトキシプロピルアミン、4−メトキシブチル
アミン、3−エトキシプロピルアミン、3−オクチルオ
キシプロピルアミン、3−デシルオキシプロピルアミ
ン、3−ヘキサデシルオキシプロピルアミン、3−エイ
コシルオキシプロピルアミン、3−ドコシルオキシプロ
ピルアミン、N−(3−オクチルオキシプロピル)−
1,3−ジアミノプロパン、N−(3−デシルオキシプ
ロピル)−1,3−ジアミノプロパン、3−(2,4,
6−トリメチルデシル)オキシプロピルアミンおよびN
−[3−(2,4,6−トリメチルデシル)オキシプロ
ピル]−1,3−ジアミノプロパン等をあげることがで
きる。
【0015】また一般式〔4〕で表されるアミノアルコ
ールとしては、モノエタノールアミン、1−アミノ−3
−プロパノール、1−アミノ−4−ブタノール、1−ア
ミノ−5−ペンタノール、1−アミノ−6−ヘキサノー
ル、1−アミノ−7−ヘプタノール、1−アミノ−8−
オクタノール、1−アミノ−10−デカノール、1−ア
ミノ−11−ウンデカノール、1−アミノ−13−トリ
デカノール、1−アミノ−14−テトラデカノール、1
−アミノ−16−ヘキサデカノール、2−アミノ−2−
メチル−1−プロパノール、2−アミノ−1−ブタノー
ルおよび2−アミノ−1−ペンタノールなどをあげるこ
とができる。このような一般式〔3〕または〔4〕で表
わされる第一アミンは1種単独で、または2種以上を組
合せて使用することができる。
【0016】本発明において(A)成分の重合体は、前
記の不飽和多価カルボン酸等と第一アミンとのイミド化
物またはアミド化物のモノマーユニットの他に、他のモ
ノマーユニットを80モル%以下、好ましくは30〜6
0モル%含む共重合体でもよい。他のモノマーユニット
としては制限はないが、特にα−オレフィンに由来する
モノマーユニット0〜45モル%、不飽和モノカルボン
酸エステルに由来するモノマーユニット0〜30モル
%、あるいはスチレンまたはその誘導体に由来するモノ
マーユニット0〜15モル%を含み、これらのモノマー
ユニットの合計量が35〜60モル%であるものが好ま
しい。
【0017】上記の他のモノマーユニットを形成するα
−オレフィンとしては、炭素数3〜50、好ましくは4
〜38の線状または分岐状α−オレフィンがあげられ、
特に線状のものが好ましく、ヒドロキシル基等の官能基
を含んでいてもよい。α−オレフィンは1種単独で、ま
たは2種以上を組合せて使用することができる。
【0018】上記の他のモノマーユニットを形成する不
飽和モノカルボン酸エステルとしては、炭素数4〜30
のアルキル基を有する不飽和モノカルボン酸アルキルエ
ステルなどがあげられる。このような不飽和モノカルボ
ン酸アルキルエステルとしては、炭素数4〜30のアル
キル基を有するアルキルメタクリレートまたはアクリレ
ート(以下、アルキル(メタ)アクリレートと略す)、
例えばブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシ
ル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレー
ト、ドデシル(メタ)アクリレート、ヘキサデシル(メ
タ)アクリレート、オクタデシル(メタ)アクリレート
およびエイコシル(メタ)アクリレート等のほか、炭素
数12のアルコールを主成分とするアルコールの工業留
分と(メタ)アクリル酸とのエステル、炭素数18のア
ルコールを主成分とするアルコールの工業留分と(メ
タ)アクリル酸とのエステル、炭素数20のアルコール
に富むより重質なアルコールと(メタ)アクリル酸との
エステル、または炭素数22のアルコールに富むより重
質なアルコールと(メタ)アクリル酸とのエステルなど
をあげることができる。これらは1種単独で、または2
種以上を組合せて使用することができる。
【0019】上記の他のモノマーユニットを形成するス
チレンまたはその誘導体としては、スチレン、2−メチ
ルスチレン、4−メチルスチレン、2,5−ジメチルス
チレン、2−メトキシスチレン、4−メトキシスチレ
ン、2,5−ジメトキシスチレン、4−ブロモスチレ
ン、4−クロロスチレン、2,5−ジクロロスチレンな
どがあげられ、このうちスチレンが好ましい。これらは
1種単独で、または2種以上を組合せて使用することが
できる。
【0020】(A)成分の重合体は次のようにして製造
される。まず不飽和多価カルボン酸等を単独で重合さ
せ、あるいは不飽和多価カルボン酸等と他のモノマーと
を重合させて、不飽和多価カルボン酸等の単独重合体ま
たはランダム共重合体を製造する。重合は通常のラジカ
ル重合法に従い、ラジカル開始剤の存在下に炭化水素溶
媒中で行う。次に得られた重合体溶液に、不飽和多価カ
ルボン酸等1モル当たり0.7〜1.2モルの第一アミ
ンを加え、70〜170℃の加熱下に反応させる。これ
により、不飽和多価カルボン酸等の単独重合体またはラ
ンダム共重合体中のカルボキシル基またはその無水基も
しくはエステル基と、第一アミン中の第一アミノ基とが
反応してイミド基(イミド環)が形成され、イミド化物
をモノマーユニットとして含む重合体が得られる。この
カルボキシル基と第一アミノ基との反応では通常イミド
基が形成されるが、条件によりイミド基とともにアミド
基(アミド結合)が形成される場合もある。この場合は
イミド化物およびアミド化物をモノマーユニットとして
含む重合体が得られるが、このような重合体も(A)成
分として使用することができる。本発明で使用する
(A)成分としては、イミド化物だけをモノマーユニッ
トとして含む重合体、またはイミド化物とアミド化物と
をモノマーユニットとして含む重合体を使用することが
できるが、アミド化物だけをモノマーユニットとして含
む重合体を単独で(A)成分として使用することはでき
ない。(A)成分の数平均分子量は、ゲルパーミュエー
ションクロマトグラフィ(以下、GPCという)による
ポリスチレン換算で500〜50,000、特に1,0
00〜25,000であるのが好ましい。
【0021】このほか(A)成分の製造方法としては、
不飽和多価カルボン酸等と第一アミンとを上記モル比で
反応させてイミド化物を調製したのち、このイミド化物
を単独でまたは他のモノマーと重合させることにより、
前記製造方法の場合と同様に、イミド化物またはアミド
化物をモノマーユニットとして含む重合体を得ることが
できる。(A)成分としては、上記のようにして得られ
る重合体を1種単独で、または2種以上を組合せて使用
することができる。
【0022】本発明の(B)成分は前記(B1)および
(B2)から選ばれる数平均分子量1000〜5000
0の重合体である。このうち(B1)はエチレンと前記
一般式〔1〕で表される不飽和化合物との共重合体であ
って、エチレン含量60〜99モル%、好ましくは65
〜97.5モル%、一般式〔1〕で表わされる不飽和化
合物の含量1〜40モル%、好ましくは2.5〜35モ
ル%の共重合体である。
【0023】一般式〔1〕においてXで示されるアルキ
ル基およびアルケニル基は炭素数1〜10、好ましくは
1〜4、Yで示されるアルキル基およびアルケニル基は
炭素数1〜10、好ましくは1〜4、Zで示されるアル
キル基およびアルケニル基は炭素数1〜30、好ましく
は1〜10、アリール基は炭素数6〜50、好ましくは
6〜20である。Zが−OCOR1または−COOR2
ある場合、R1は炭素数1〜30、好ましくは1〜4の
アルキル基、R2は炭素数1〜30、好ましくは8〜2
2のアルキル基である。R1およびR2はそれぞれ上記範
囲の炭素数を有するアルキル基の混合物であってもよい
し、単独のものであってもよい。
【0024】一般式〔1〕のX、YおよびZの組合せと
しては、Xが水素または炭素数1〜4のアルキル基であ
り、Yが水素または炭素数1〜4のアルキル基であり、
Zが炭素数1〜4のアルキル基、炭素数6〜20のアリ
ール基、−OCOR1(R1が炭素数1〜4のアルキル
基)または−COOR2(R2が炭素数8〜22のアルキ
ル基)である組合せが好ましい。これらの組合せの中で
も、Xが水素、Yが水素またはメチル基、Zがメチル
基、フェニル基、−OCOR1(R1がメチル基またはエ
チル基)または−COOR2(R2が炭素数10〜16の
アルキル基)である組合せが特に好ましい。
【0025】(B1)の重合体はエチレンおよび一般式
〔1〕で表わされる不飽和化合物の他に、本発明の目的
を損なわない範囲で、例えば15モル%以下の含量でそ
の他のモノマーが共重合されていてもよい。その他のモ
ノマーとしては、前記R1またはR2の炭素数が前記範囲
外のアルキル基である不飽和化合物、その他の重合性化
合物等があげられる。(B1)の共重合体の具体的なも
のとしては、エチレン/モノオレフィン共重合体、エチ
レン/カルボン酸ビニル共重合体、エチレン/アルキル
(メタ)アクリレート共重合体、エチレン/スチレンま
たはその誘導体共重合体などがあげられる。(B1)成
分は1種単独で、または2種以上を組合せて使用するこ
とができる。
【0026】(B2)の重合体は前記一般式〔2〕で示
される重合体である。一般式〔2〕において、Sで示さ
れるアルキル基およびアルケニル基は炭素数1〜10、
好ましくは1〜4、アリール基は炭素数6〜50、好ま
しくは6〜20である。Uが−COOR3の場合、R3
炭素数1〜30、好ましくは8〜22のアルキル基であ
る。Wが−OCOR4または−COOR5である場合、R
4は炭素数1〜30、好ましくは1〜4のアルキル基、
5は炭素数1〜30、好ましくは8〜22のアルキル
基である。R3〜R5はそれぞれ上記範囲の炭素数を有す
るアルキル基の混合物であってもよいし、単独のもので
あってもよい。
【0027】一般式〔2〕のS、TおよびUの組合せと
しては、Sが水素または炭素数1〜4のアルキル基であ
り、Tが水素またはメチル基であり、Uが−COOR3
(R3が炭素数8〜22のアルキル基)である組合せが
好ましい。これらの組合せの中でも、Sが水素、Tがメ
チル基、Uが−COOR3(R3が炭素数10〜16のア
ルキル基)である組合せが特に好ましい。またVおよび
Wの組合せとしては、Vが水素またはメチル基であり、
Wが−OCOR4(R4が炭素数1〜4のアルキル基)ま
たは−COOR5(R5が炭素数8〜22のアルキル基)
である組合せが好ましい。これらの中でも、Vが水素ま
たはメチル基、Wが−OCOR4(R4がメチル基または
エチル基)または−COOR5(R5が炭素数10〜16
のアルキル基)である組合せが特に好ましい。
【0028】(B2)の重合体には、本発明の目的を損
わない範囲で、例えば(B2)の重合体の全モノマーユ
ニットに対して15モル%以下の含量でその他のモノマ
ーユニットが含まれていてもよい。その他のモノマーユ
ニットとしては、前記R3、R4またはR5の炭素数が前
記範囲外のアルキル基であるモノマーユニット、その他
の重合性化合物のモノマーユニット等があげられる。
(B2)の重合体の具体的な例としては、アルキル(メ
タ)アクリレート/カルボン酸ビニル共重合体、アルキ
ル(メタ)アクリレートホモ重合体、スチレン/アルキ
ル(メタ)アクリレート共重合体、ビニルナフタレン/
アルキル(メタ)アクリレート共重合体、スチレンまた
はその誘導体/カルボン酸ビニル共重合体などがあげら
れる。(B2)の重合体は1種単独で、または2種以上
を組合せて使用することができる。また(B1)の共重
合体と(B2)の重合体とを組合せて使用することもで
きる。
【0029】前記エチレン/モノオレフィン共重合体を
形成するモノオレフィンとしては、炭素数3〜30、好
ましくは3〜10のオレフィンであり、プロピレン、1
−ブテン、2−ブテン、イソブテン、1−ペンテン、1
−ヘキセン、ヘプテン、オクテン、ジイソブテン、ドデ
セン、オクタデセン、アイコセン、テラコセン、トリア
コンテンおよびこれらの異性化オレフィン等が例として
あげられる。またブタジエン、ペンタジエン、ヘキサト
リエンなどの二ないし多量化オレフィン、あるいはこれ
らの2種以上の混合物もあげられるが、特に好ましいの
はプロピレンである。上記共重合体はモノオレフィン含
量が1〜40モル%のものであるが、好ましくは5〜3
5モル%のものである。
【0030】前記エチレン/カルボン酸ビニル共重合
体、アルキル(メタ)アクリレート/カルボン酸ビニル
共重合体、スチレンまたはその誘導体/カルボン酸ビニ
ル共重合体等を形成するカルボン酸ビニルとしては、酢
酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、デカン酸
ビニル、ヘキサデカン酸ビニル、オクタデカン酸ビニル
等が例としてあげられるが、特に好ましいのは酢酸ビニ
ルである。上記エチレン/カルボン酸ビニル共重合体中
のカルボン酸ビニル含量は1〜40モル%、好ましくは
2.5〜25モル%である。また上記アルキル(メタ)
アクリレート/カルボン酸ビニル共重合体、スチレンま
たはその誘導体/カルボン酸ビニル共重合体中のカルボ
ン酸ビニル含量は25〜80モル%、好ましくは35〜
70モル%である。
【0031】また前記エチレン/アルキル(メタ)アク
リレート共重合体、アルキル(メタ)アクリレート/カ
ルボン酸ビニル共重合体、アルキル(メタ)アクリレー
トホモ重合体等を形成するアルキル(メタ)アクリレー
トとしては、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシル
アクリレート、デシルアクリレート、ドデシルアクリレ
ート、ヘキサデシルアクリレート、オクタデシルアクリ
レートおよびエイコシルアクリレート等が例としてあげ
られる。その他にも、炭素数12のアルコールを主成分
とするアルコールの工業留分と(メタ)アクリル酸との
エステル、炭素数18のアルコールを主成分とするアル
コールの工業留分と(メタ)アクリル酸とのエステル、
炭素数20のアルコールに富むより重質なアルコールの
留分と(メタ)アクリル酸とのエステル、または炭素数
22のアルコールに富むより重質なアルコールの留分と
(メタ)アクリル酸とのエステルなどをあげることがで
きる。上記のアルキル(メタ)アクリレートは炭素数1
〜30のアルキル基を有するものであるが、好ましくは
炭素数12〜18の直鎖または末端にメチル分枝を持つ
アルキル基を有するものであり、特に好ましくは炭素数
12または14を主成分とするアルキル基を有するアル
キル(メタ)アクリレートである。
【0032】前記エチレン/スチレンまたはその誘導体
共重合体、スチレンまたはその誘導体/カルボン酸ビニ
ル共重合体等を形成するスチレンまたはその誘導体とし
ては、スチレン、2−メチルスチレン、4−メチルスチ
レン、2,5−ジメチルスチレン、2−メトキシスチレ
ン、4−メトキシスチレン、2,5−ジメトキシスチレ
ン、4−ブロモスチレン、4−クロロスチレン、2,5
−ジクロロスチレン等があげられ、特にスチレンが好ま
しい。
【0033】本発明の(B)成分に用いられる重合体は
公知の方法、例えばフリーラジカル塊状重合、乳化重
合、または溶液重合などの方法によって容易に製造する
ことができる。こうして製造される(B)成分の重合体
としては、GPCによりポリスチレン換算で算出した数
平均分子量が1,000〜50,000、好ましくは
1,000〜30,000、より好ましくは2,000
〜15,000の範囲にあるものを使用するのが望まし
い。
【0034】本発明の燃料油用流動動性向上剤は、前記
(A)成分2〜95重量%、好ましくは5〜75重量
%、(B)成分98〜5重量%、好ましくは95〜25
重量%を含むものであり、その配合割合は対象となる燃
料油の性状や燃焼条件等により、上記範囲で任意に変え
ることができる。
【0035】本発明の燃料油用流動性向上剤が使用され
る燃料油としては、ジェット燃料、軽油、A重油等の中
間留出油およびそれらに分解油や残渣油等を混合したも
のなどがあげられる。特に沸点範囲が通常120〜50
0℃、好ましくは130〜450℃、より好ましくは1
60〜400℃であり、90%留出温度と10%留出温
度との差であるΔT(90−10)が200℃以下、好
ましくは40〜160℃、より好ましくは65〜135
℃であり、1℃下がるごとにワックスがどれだけ析出す
るかを示すワックス析出率が1.5重量%/℃以下、好
ましくは1.0重量%/℃以下、より好ましくは0.1
〜0.8重量%/℃である燃料油に適している。
【0036】本発明の流動性向上剤の添加量は燃料油の
重量に対して、通常0.0005〜1.0重量%、好ま
しくは0.001〜0.5重量%、より好ましくは0.
001〜0.1重量%とするのが適当である。本発明の
流動性向上剤を燃料油中に添加する方法は特に制限され
ないが、(A)成分と(B)成分の両成分を予め混合し
て、これを燃料油に添加するのが好ましい。また各成分
を予め適当な溶剤に溶解させた後、燃料油に添加しても
よい。本発明の燃料油用流動性向上剤の使用に当たって
は、通常燃料油に添加されるセタン価向上剤、酸化防止
剤、金属不活性化剤、清浄分散剤等の添加剤と併用して
もよい。
【0037】
【発明の効果】本発明の燃料油用流動性向上剤は前記
(A)成分と(B)成分を併用するため、良好なCP降
下能、PP降下能およびCFPP降下能を有するととも
に、析出したワックスを分散させて沈降を防止すること
ができる。
【0038】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。各
例中、特に断わらない場合、%は重量%である。 製造例1 (A)成分の製造 攪拌装置、冷却管および不活性ガスの取り入れ口を備え
た反応器の中に、トルエン200ml、無水マレイン酸
98g(1モル)、C22オレフィン約1%、C 24オレフ
ィン30%、C26オレフィン39%、C28オレフィン2
0%およびC30オレフィン10%から成るα−オレフィ
ン243g(0.67モル)を仕込み、攪拌しながら8
0℃まで昇温した。2−エチルヘキシルアクリレート9
7.5g(0.53モル)にベンゾイルペルオキシド
(BPO)3.4g(0.014モル)を室温で溶解さ
せてアクリレート溶液とし、滴下管に仕込んだ。このア
クリレート溶液を、系を80℃に保った状態で8時間か
けて滴下し、滴下後4時間熟成を行って、薄黄色のラン
ダムコポリマー溶液を得た。
【0039】ついで一旦40℃まで系内の温度を下げた
後、同じ反応器内に、モル比で1%のC14、28%のC
16および71%のC18を含むアルキル鎖を有する第一脂
肪族アミンの留分210g(0.75モル)を攪拌しな
がら添加した。90℃まで昇温した後、2時間その温度
を維持してイミド化を完了させ、薄黄色のランダムコポ
リマー(A−1)の50重量%トルエン溶液を得た。ト
ルエンを減圧乾燥により留去して得られた重合体A−1
をテトラヒドロフラン(THF)溶液とし、GPCによ
りポリスチレン換算で数平均分子量を求めた。こうして
求めた重合体A−1の数平均分子量は約8,500であ
った。また、赤外吸収スペクトルによりイミド基の存在
を確認した。
【0040】上記重合体A−1と同様にして、表1の条
件で重合体A−2〜A−5を製造した。重合体A−1な
いしA−5の(A)成分の製造条件および物性を表1に
まとめて示す。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】 注)1.( )内の数字は仕込みモル数を表す。 2.各物質の略称は以下の通りである。 MAn:無水マレイン酸 IB:イソブテン EHA:2−エチルヘキシルアクリレート ODM:オクタデシルメタクリレート St:スチレン BPO:ベンゾイルペルオキシド Tol:トルエン oXy:o−キシレン C22−30:炭素数22〜30のα−オレフィンの混
合物 C14−18モノ:炭素数14〜18の脂肪族モノアミ
ンの混合物 C1,18ジ:N,N−ジメチルプロパンジアミンと
N,N−ジオクタデシルプロパンジアミンとのモル比で
1:1の混合物
【0043】(B)成分として用いた重合体B−1〜B
−6を表2に示す。表2中、B−7は比較例に用いた化
合物である。
【0044】
【表3】
【0045】実施例における評価方法は次の通りであ
る。 1.ワックス析出率(以下、WPR)の測定 試料油40gをメスフラスコに入れ活栓をし、グラスフ
ィルター(3G−1)を備え付けた吸引ビンを設置した
コントローラー付き冷却バスに浸す。室温から冷却速度
1℃/hで所定温度まで徐冷した後、冷却バス内で同温
度に冷却した窒素ガスでシールする。10mmHgの減
圧度でグラスフィルター内に敷いた濾紙により吸引濾過
を行い、析出ワックスを濾別する。同温度に冷却したア
セトンで十分に洗浄した後、減圧乾燥してワックス析出
量を秤量し、試料油に対する重量百分率を求める。曇り
点以下数点においてこの作業を繰り返し、1℃当りのワ
ックス析出率を最小自乗法により直線近似して算出し、
WPR(重量%/℃)とする。 2.目詰まり点(CFPP)の測定 JIS K−2288に基づいて測定した。 3.曇り点(CP)の測定 JIS K−2269に基づいて測定した。 4.流動点(PP)の測定 JIS K−2269に準じて、1℃間隔で測定した。 5.セットリングテスト 100mlのメスシリンダーに試料油を入れ、低温恒温
槽で室温から1℃/hの割合で−8℃まで冷却を行う。
−8℃で保ったまま1週間放置した後、その時のワック
スの分散性を4段階:◎(ワックスの分散層:100〜
80%)、○(80〜60%)、△(60〜30%)、
×(30%以下)で評価した。
【0046】実施例で用いた燃料油の性状を表3に示
す。
【表4】
【0047】実施例1 表1の(A)成分および表2の(B)成分を組合せて、
表3の燃料油に添加して、前記試験方法に基づいてC
P、CFPPおよびPPの試験を行った。結果を表4に
示す。
【0048】
【表5】
【0049】比較例1 比較のために、(A)成分または(B)成分を単独で、
またはB−7と組合せて添加し、実施例1と同様の試験
を行った。結果を表5に示す。
【0050】
【表6】
【0051】実施例2、比較例2 実施例1および比較例1で用いた添加剤の一部について
前記試験方法に示したセットリングテストを行った。結
果を表6に示す。
【0052】
【表7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 35/00 LHS LHU C10L 1/22 A 6958−4H

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A):不飽和多価カルボン酸、その酸
    無水物もしくはエステルと、第一アミンとのイミド化物
    またはアミド化物をモノマーユニットとして含む重合体
    2〜95重量%、および (B):次の(B1)および(B2)から選ばれる数平
    均分子量1000〜50000の重合体98〜5重量%
    を含む燃料油用流動性向上剤。 (B1);エチレンと下記一般式〔1〕で表される不飽
    和化合物との共重合体であって、エチレン含量が60〜
    99モル%の共重合体。 【化1】 〔式中、Xは水素、アルキル基またはアルケニル基、 Yは水素、アルキル基またはアルケニル基、 Zはアルキル基、アルケニル基、アリール基、−OCO
    1(ただしR1は炭素数1〜30のアルキル基)または
    −COOR2(ただしR2は1〜30のアルキル基)を示
    す。〕 (B2);下記一般式〔2〕で表される重合体。 【化2】 〔式中、Sは水素、アルキル基、アルケニル基またはア
    リール基、 Tは水素またはメチル基、 Uは水素または−COOR3(ただしR3は炭素数1〜3
    0のアルキル基)、 Vは水素またはメチル基、 Wは−OCOR4(ただしR4は炭素数1〜30のアルキ
    ル基)または−COOR5(ただしR5は炭素数1〜30
    のアルキル基)を示し、 S、TおよびU全てが同時に水素であることはなく、 m:nはモノマーユニットのモル比で、(2〜9):(8
    〜1)である。〕
JP30931894A 1994-12-13 1994-12-13 燃料油用流動性向上剤 Pending JPH08165480A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30931894A JPH08165480A (ja) 1994-12-13 1994-12-13 燃料油用流動性向上剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30931894A JPH08165480A (ja) 1994-12-13 1994-12-13 燃料油用流動性向上剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08165480A true JPH08165480A (ja) 1996-06-25

Family

ID=17991578

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30931894A Pending JPH08165480A (ja) 1994-12-13 1994-12-13 燃料油用流動性向上剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08165480A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1171587A (ja) * 1997-07-08 1999-03-16 Clariant Gmbh 中間留分およびエチレンと不飽和カルボン酸エステルとのコポリマーを基材とする燃料油
JP2005126720A (ja) * 2003-10-25 2005-05-19 Clariant Gmbh 植物または動物起源の燃料油の冷間流動性向上剤

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1171587A (ja) * 1997-07-08 1999-03-16 Clariant Gmbh 中間留分およびエチレンと不飽和カルボン酸エステルとのコポリマーを基材とする燃料油
JP2005126720A (ja) * 2003-10-25 2005-05-19 Clariant Gmbh 植物または動物起源の燃料油の冷間流動性向上剤

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5883196A (en) Preparation of polyalkenylsuccinic acid derivatives and their use as fuel and lubricant additives
US6762253B2 (en) Process for the preparation of ethylene copolymers, and their use as additives to mineral oil and mineral oil distillates
JP2902481B2 (ja) 留出燃料用添加剤およびそれらを含有する留出燃料
JPH0643454B2 (ja) 炭化水素の中間留分の曇り点降下用添加剤として使用される含窒官能基を有するコポリマー
JPH01113408A (ja) 窒素化コポリマー、それらの製造方法および炭化水素の中間留分の流動性を改良するための添加剤としてのそれらの使用
JPH0643453B2 (ja) 含窒官能基を有するコポリマーおよびこれを曇り点降下剤として含む炭化水素の中間留分組成物
KR100621296B1 (ko) 연료유 첨가제 및 조성물
JP2000072745A (ja) ポリイソブタニルスクシンイミド及びそれを含有する燃料組成物
JPH1081712A (ja) エチレンのターポリマー、その製法および鉱油留分の添加物としてのそれの用途
JP2562171B2 (ja) 燃料組成物
JP4647054B2 (ja) コポリマー、及びこれを中間留分の低温流動性を向上するための添加剤として使用する方法
CA2256426C (en) Paraffin dispersants for crude oil middle distillates
JP4803774B2 (ja) エチレンおよび不飽和カルボン酸エステルをベースとするコポリマー、および鉱油用添加物としてのそれの用途
JP2641925B2 (ja) 燃料油添加剤
JP3122667B2 (ja) 燃料油添加剤および組成物
JP2839291B2 (ja) 燃料組成物
US20220306960A1 (en) New Additive Packages for Gasoline Fuels
JPH07316116A (ja) 改善された低温流動性を有する新規化合物及びこれを含有する中間流出組成物と燃料油組成物
JPS59126496A (ja) 燃料油組成物
JPH10505124A (ja) 油添加剤、組成物及びそれに使用するためのポリマー
JPH08165480A (ja) 燃料油用流動性向上剤
JPS61296090A (ja) 燃料油添加剤
US5726266A (en) Copolymers based on diketenes, ethylenically unsaturated dicarboxylic acids or dicarboxylic acid derivatives and ethylenically unsaturated hydrocarbons
JPH0546876B2 (ja)
JPH0240110B2 (ja) Watsukusubunsanseinenryoyuyoryudoseikairyozai

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050308

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051004