JPH08165126A - ガラス光学素子の成形装置 - Google Patents

ガラス光学素子の成形装置

Info

Publication number
JPH08165126A
JPH08165126A JP30408194A JP30408194A JPH08165126A JP H08165126 A JPH08165126 A JP H08165126A JP 30408194 A JP30408194 A JP 30408194A JP 30408194 A JP30408194 A JP 30408194A JP H08165126 A JPH08165126 A JP H08165126A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stopper
main shaft
optical element
glass optical
lower mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP30408194A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Yonamine
和彦 与那嶺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP30408194A priority Critical patent/JPH08165126A/ja
Publication of JPH08165126A publication Critical patent/JPH08165126A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B11/00Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
    • C03B11/16Gearing or controlling mechanisms specially adapted for glass presses

Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱膨張によって主軸の長さが変化しても、ス
トッパの位置を自動的に調整してこれを補償し、常に一
定厚さの光学素子を成形することができるガラス光学素
子の成形装置を提供することを目的とする。 【構成】 対向配置された上型10および下型20から
なる成形型と、前記下型20を支持し上下に昇降自在な
主軸30と、同主軸30下端に設置され同主軸30の上
昇位置を規制するストッパ40とを備えたガラス光学素
子の成形装置において、前記ストッパ40の規制位置が
調整自在に構成されており、前記下型20の位置を検出
する検出手段50と、同検出手段50の信号に応じて前
記ストッパ40の規制位置を調整する制御手段60とが
備えられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱軟化したガラス素
材を上下成形型で押圧成形するガラス光学素子の成形装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の成形装置としては、例えば
特開平4−331728号公報に開示された装置が知ら
れている。これは図3の如く対向配置された上下成形型
1,2と、下型2を支持し上下に昇降自在な主軸3と、
主軸3下部に設置され同主軸3の動作を規制するストッ
パ4とを備えたものである。この装置では加熱軟化した
光学素材を上下成形型1,2間に挿入し、主軸3を上昇
させて上下成形型1,2で押圧成形して光学素子を得て
いる。そしてストッパ4は主軸3の上昇位置を規制し、
上下成形型1,2の間隔を所定値Dに保つことで成形品
の中肉精度を維持するためのものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
の装置では、主軸3の下端部付近にストッパ4を設けて
下型2の上昇位置を規制していたので、成形型1,2や
光学素材の加熱にともなって主軸3の長さLが熱膨張Δ
lすると上下成形型の間隔がΔlだけ小さくなってしま
い、成形品の肉厚が変化してしまうという問題点があっ
た。
【0004】このような主軸の熱膨張は成形開始から装
置全体が熱的に安定するまで相当時間にわたって継続す
るので、ストッパの設定を変更することで対応するのは
難しい。すなわち成形開始直後に適正な肉厚の成形品が
得られるようにストッパを設定すると、時間経過にとも
なって薄肉の不良品ばかりになってしまう。逆に熱的に
安定な状態を基準にストッパを設定すると、成形開始後
の相当多数が厚肉の不良成形品になってしまう。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、熱膨張によって主軸の長さが変化しても、ストッパ
の位置を自動的に調整してこれを補償し、常に一定厚さ
の光学素子を成形することができるガラス光学素子の成
形装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のガラス光学素子の成形装置は、対向配置され
た上型および下型からなる成形型と、前記下型を支持し
上下に昇降自在な主軸と、同主軸下端に設置され同主軸
の上昇位置を規制するストッパとを備えたガラス光学素
子の成形装置において、前記ストッパの規制位置が調整
自在に構成されており、前記下型の位置を検出する検出
手段と、同検出手段の信号に応じて前記ストッパの規制
位置を調整する制御手段とが備えられていることを特徴
としている。
【0007】
【作用】上記構成からなる本発明のガラス光学素子の成
形装置では、主軸が熱膨張して長くなると成形時におけ
る下型の位置は上方に変位するが、この変化はただちに
検出手段で検出される。そしてこれを受けた制御手段は
ストッパの規制位置を前記変化量だけ下方に移動させ
る。したがって主軸の長さが変化しても成形時における
下型の位置はつねに一定となる。
【0008】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明に係るガラ
ス光学素子の成形装置の実施例を説明する。なお、図面
の説明において同一の要素には同一符号を付し、重複す
る説明を省略する。
【0009】(実施例1)まず、本発明の実施例1を説
明する。図1はガラス光学素子の成形装置を示す正面図
である。
【0010】図において、10はガラス素材Gの上面を
所定の光学面に成形する上型であって、取付リング11
によって支持体12の下面に固定されている。支持体1
2はハウジング13の上面に設けられた上ベース13a
の孔13bに嵌合固定されている。なお13cはハウジ
ング13の下面に設けられた下ベース、14は成形装置
の架台である。
【0011】20は前記上型10と対向配置されガラス
素材Gの下面を成形する下型であって、取付リング21
によって支持体22の上面に固定されている。なお23
は上型10と下型20とで押圧成形する際にガラス素材
Gの外周を規制する胴型である。
【0012】30は前記支持体22を下方より支持する
主軸であって、円筒状の部材からできており、軸受31
によって側面を案内され上下に昇降自在になっている。
また主軸30の下端には主軸受け32を介してロードセ
ル33が取付けられておりプレス力をモニタする。そし
てロードセル33の下方にはボール34を介して加圧装
置35が設けられている。加圧装置35は例えば空気圧
によりロッド35aを昇降させるもので、ロッド35a
の先端部にはボール34を支持する凹面35bが形成さ
れている。なお36は支柱30の周囲を取り囲む円筒形
状のハウジングである。
【0013】主軸受け32の内部には左右方向に溝32
aが延設されており、この溝32a内には腕37が貫設
され、主軸受け32に軸支32bされている。腕37の
左端には上面への突出量を調整自在な突子38がねじ込
まれており、当て板39に当接している。
【0014】40は台板41の下面に案内部材42,4
3によって左右に摺動自在に案内されたストッパであっ
て、ストッパ40の下面は右下がりの斜面40aに形成
され、この斜面40aは前記腕37に枢支44aされた
ローラ44に当接している。またストッパ40の右側面
にはボールネジ45がねじ込まれ、カップリング46を
介してステッピングモータ47へ連結されている。した
がってステッピングモータ47を回転させるとストッパ
40は左右に移動して、斜面40aによる規制位置が上
下に変化する。
【0015】50は架台14の上面に取付具51により
固定されたマイクロメータやレーザ変位計などの検出手
段であって、L字部材52の左側面の変位を測定するこ
とによって、L字部材の右端部に接触する支持体22の
位置を検出し、もって下型20の位置を検出するもので
ある。L字部材52を介することとしたのは検出手段5
0に熱が伝わるのを防止するためである。なお53はL
字部材52を傾動自在に支持する取付具である。
【0016】60は前記検出手段50の信号に応じて前
記ステッピングモータ47を駆動する制御手段であっ
て、検出手段50とインターフェースを取るためのセン
サアンプ61、およびステッピングモータを駆動するド
ライバ62が付設されている。制御手段60にはまた主
軸30の下部側面に取付けられたセンサ63も接続され
ている。センサ63は主軸30が上昇/停止/下降のい
ずれの動作状況にあるかを検知するものである。
【0017】次に、上記構成からなる本実施例のガラス
光学素子の成形装置の動作を説明する。
【0018】まずガラス素材Gを胴型23に載置して上
型10下型20間にセットする。このとき予めガラス素
材Gと胴型23とは加熱炉(図示せず)でガラス軟化点
以上の温度に加熱しておく。また上型10と下型20は
ガラス転移点温度付近に加熱しておく。
【0019】次に加圧装置35を駆動して主軸30を上
昇させ、ガラス素材Gをプレス成形する。このとき主軸
30が所定の高さまで上昇すると、突子38が当て板3
9に、ローラ44が斜面40aに、それぞれ当接して主
軸30の上昇が規制され、プレス成形が行われる。なお
突子38とローラ44は軸32aを中心に腕37の左右
対称に設けられているので主軸30にモーメントは生じ
ない。
【0020】主軸30の上昇が停止したことがセンサ6
3にて検知されると、制御手段60は検出手段50から
の情報を読み込み、下型20の上昇位置を所定の設定値
と比較する。
【0021】比較の結果、所定値からズレていることが
検出された場合には修正を行う。制御手段60はセンサ
63にて主軸30の下降完了が検出されるのを待ってス
テッピングモータ47を駆動してストッパ40の位置を
修正する。
【0022】以上の工程を繰り返すことにより、主軸3
0の長さが変化しても成形時における下型20の位置は
つねに一定に保たれる。
【0023】(実施例2)次に、本発明の別例を図2に
ついて説明すると、この実施例の検出手段50は上ベー
ス13aに取付けられ、棒部材54を介して取付リング
21の変位を検出するようにした点において前記実施例
の検出手段50とは異なっている。
【0024】検出手段50は下型20の位置を検出する
が、実質的には上型10と下型20との間隔つまり成形
品の肉厚を得ることを目的としている。したがって本実
施例では上型10の取付けられた上ベース13aを検出
手段50の取付面とした。また検出部位も下型20によ
り近い取付リング21とした。これによりハウジング1
3の熱膨張による誤差を排除することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明のガラス光学
素子の成形装置によれば、熱膨張によって主軸の長さが
変化しても、ストッパの位置を自動的に調整してこれを
補償するようにしたので、常に一定厚さの光学素子を成
形することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1によるガラス光学素子の成形
装置を示す正面図である。
【図2】本発明の実施例2によるガラス光学素子の成形
装置を示す正面図である。
【図3】本発明が適用される従来のガラス光学素子の成
形装置の問題点を説明する模式図である。
【符号の説明】
G ガラス素材 1 上型 2 下型 3 主軸 4 ストッパ 10 上型 11 取付リング 12 支持体 13 ハウジング 13a 上ベース 13b 孔 13c 下ベース 14 架台 20 下型 21 取付リング 22 支持体 23 胴型 30 主軸 31 軸受 32 主軸受け 32a 溝 32b 軸 33 ロードセル 34 ボール 35 加圧装置 35a ロッド 35b 凹面 36 ハウジング 37 腕 38 突子 39 当て板 40 ストッパ 40a 斜面 41 台板 42 案内部材 43 案内部材 44 ローラ 44a 軸 45 ボールネジ 46 カップリング 47 ステッピングモータ 50 検出手段 51 取付具 52 L字部材 53 取付具 60 制御手段 61 センサアンプ 62 ドライバ 63 センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向配置された上型および下型からなる
    成形型と、前記下型を支持し上下に昇降自在な主軸と、
    同主軸下端に設置され同主軸の上昇位置を規制するスト
    ッパとを備えたガラス光学素子の成形装置において、前
    記ストッパの規制位置が調整自在に構成されており、前
    記下型の位置を検出する検出手段と、同検出手段の信号
    に応じて前記ストッパの規制位置を調整する制御手段と
    が備えられていることを特徴とするガラス光学素子の成
    形装置。
JP30408194A 1994-12-07 1994-12-07 ガラス光学素子の成形装置 Withdrawn JPH08165126A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30408194A JPH08165126A (ja) 1994-12-07 1994-12-07 ガラス光学素子の成形装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30408194A JPH08165126A (ja) 1994-12-07 1994-12-07 ガラス光学素子の成形装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08165126A true JPH08165126A (ja) 1996-06-25

Family

ID=17928805

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30408194A Withdrawn JPH08165126A (ja) 1994-12-07 1994-12-07 ガラス光学素子の成形装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08165126A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7353666B2 (en) 2003-02-06 2008-04-08 Hoya Corporation Method for press molding a glass optical element
JP2008266073A (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Hoya Corp プレス成形体の製造方法およびプレス成形装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7353666B2 (en) 2003-02-06 2008-04-08 Hoya Corporation Method for press molding a glass optical element
JP2008266073A (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Hoya Corp プレス成形体の製造方法およびプレス成形装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100193374B1 (ko) 유리성형품을 프레스 성형하는 방법 및 그 성형장치
EP1201416B1 (en) Bottom dead center correction device for servo press machine
US6067819A (en) Method for manufacturing glass container and apparatus therefor
JP2007331276A (ja) 平行調整機構および該平行調整機構を用いる加圧成型装置、ならびに該加圧成型装置の平行調整法
JPH08165126A (ja) ガラス光学素子の成形装置
JP2686109B2 (ja) 芯出し機構付き光学素子成形装置
US7293430B2 (en) Press molding apparatus and press molding method of optical element
JP3868207B2 (ja) サーボプレスの下死点補正方法
JP3454530B2 (ja) ガラス光学素子の成形装置および成形方法
JP3220512B2 (ja) 光学素子の成形方法および成形装置
EP1537988B1 (en) Bottom dead centre correction device for servo press machines
JP2000264652A (ja) 光学素子の成形装置および成形方法
KR20030023694A (ko) 유리 시이트를 굽히는 방법 및 굽힘 몰드
JPH10236830A (ja) 光学素子の成形方法とその装置
JP2005231960A (ja) プレス成形装置、プレス成形方法及び成形品
JP4347005B2 (ja) 金型装置、プレス装置、ハンドリング装置及び方法、並びに、成形方法
JP2946003B2 (ja) 光学素子の成形方法および装置
JP2583592B2 (ja) 光学素子の成形方法
JP3143572B2 (ja) ガラス素子成形装置並びにガラス素子成形方法
JP3850109B2 (ja) 光学素子の成形方法
JP4463534B2 (ja) 成形装置、成形品及び金型相対距離計測方法
JPH04331728A (ja) 光学素子の成形方法と装置
JP2754073B2 (ja) 光学素子成形方法および成形装置
JPH0656440A (ja) ガラスレンズ成形装置
JP2005330140A (ja) ガラス素子成形装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020305