JPH08164536A - 射出成形装置並びにその射出ユニット及び型締ユニット - Google Patents

射出成形装置並びにその射出ユニット及び型締ユニット

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JPH08164536A
JPH08164536A JP31068194A JP31068194A JPH08164536A JP H08164536 A JPH08164536 A JP H08164536A JP 31068194 A JP31068194 A JP 31068194A JP 31068194 A JP31068194 A JP 31068194A JP H08164536 A JPH08164536 A JP H08164536A
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die plate
cooling
mold clamping
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Joji Watanabe
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形材料の射出方向に対する金型の締付け方
向を変更可能とし、且つその変更作業を簡易に行うこと
ができ、しかも、射出シリンダのホッパー下部分の温度
を一定に保つことができる射出成形装置を提供するこ
と。 【構成】 射出ユニット41、型締ユニット42、冷却
ユニット70及び制御ユニット43の連結により、射出
成形装置40を構成し、型締ユニット42にはその移動
ダイプレート23の移動方向における端部と、その方向
と直交する方向における端部とに、それぞれ射出ユニッ
ト41との連結用の連結部63を設け、射出ユニット4
1と型締ユニットの少なくとも一方に運搬装置45を設
け、前記ホッパー下部分を空冷式の冷却ユニット70に
より冷却するようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプラスチック等の射出成
形加工に用いる射出成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の射出成形装置の一例を図
5及び図6に示す。架台11の上面11aの長手方向の
一側部に、上面11a上をその長手方向に移動自在とさ
れた移動ベース12が設置され、その移動ベース12上
に射出用の駆動部13及び駆動源14が設置されてい
る。駆動部13には射出シリンダ15が上面11aの長
手方向中央側に向けて突出させて取付けられており、こ
の射出シリンダ15の駆動部13側の上部に材料ホッパ
ー16が取付けられている。射出シリンダ15の上部を
除く周面にはヒータ17が付設されている。また、図6
から明らかな様に、射出シリンダ15のホッパー下部分
には、冷却ジャケット71が取り付けられている。この
冷却ジャケット71に設けられた冷却水路80にパイプ
81を通じて市水等の冷水を常時少量ずつ流すことによ
り、射出シリンダ15のホッパー下部分を冷却し、この
部分の温度を一定に保つように成っている。
【0003】この例は駆動源14に油圧ポンプが配され
たもので、駆動部13には油圧シリンダが配されてお
り、そのピストンと連結されたスクリュー4が射出シリ
ンダ15内に配置されている。
【0004】架台11の上面11aのほぼ中央部には、
固定ダイプレート19が立設され、その板面が射出シリ
ンダ15先端のノズル18と対向しており、更に上面1
1aの長手方向他側部には、固定ダイプレート19に対
向させて支持台21が立設されている。これら固定ダイ
プレート19及び支持台21は略矩形板状をしており、
それらの4隅にそれぞれ両端が支持されて、上面11a
の長手方向に伸長する4本のタイバー22が固定ダイプ
レート19及び支持台21間に架設されている。4本の
タイバー22にはそれらに4隅が貫通されて位置決め支
持された移動ダイプレート23がそれらの軸心方向に移
動自在に取付けられている。
【0005】固定ダイプレート19及び移動ダイプレー
ト23にはそれぞれ金型取付け固定用のタップ(図示せ
ず)が複数形成されており、また固定ダイプレート19
の中央部には射出シリンダ15のノズル18が挿通され
る貫通孔(図示せず)が形成されている。
【0006】型締用の駆動部24は支持台21に形成さ
れている取付孔に挿通されて支持台21に取付けられ支
持されている。駆動部24には射出側の駆動部13と同
様に油圧シリンダが配されている。尚、この油圧シリン
ダの駆動源(油圧ポンプ)は射出側の駆動源14が共用
されている。
【0007】油圧シリンダのピストンと連結されて固定
板25が駆動部24に設けられ、この固定板25と対向
して固定板26が移動ダイプレート23に取付けられて
いる。両固定板25,26が互いに固定されることによ
り、移動ダイプレート23が駆動部24によって駆動さ
れ、これにより移動ダイプレート23はタイバー22に
案内されて、その軸心方向に移動する。
【0008】射出側の移動ベース12は、移動機構27
及び連結棒28を介して固定ダイプレート19に連結さ
れている。即ち、連結棒28と係合してその軸心方向に
移動する移動機構27に移動ベース12が連結され、固
定ダイプレート19に連結棒28の先端が固定されてい
る。従って、移動ベース12は固定ダイプレート19を
基準として移動可能とされる。移動機構27及び連結棒
28は油圧シリンダとそのピストンに取付けたシャフト
により構成されている。
【0009】架台11内には各駆動部を駆動制御する制
御部が収容され、その制御パネル29が架台11前面に
配設されている。架台11の底面には設置用のレベルパ
ッド31が取付けられている。また、架台11の上面1
1aには図5(a)に示すように、その前縁に沿ってレ
ール32が配設され、このレール32に沿って移動する
扉33が設けられている。射出成形の作業時には、安全
対策のために両ダイプレート19,23の前に扉33が
位置される。尚、図5(b)はこのレール32及び扉3
3を省略して示しており、図5(a)においても扉33
を支持する枠の図示は省略している。
【0010】架台11に前後方向に貫通して設けられて
いる空孔部34は、上面11aに形成されている開口3
5と連通しており、開口35を通って落下する射出成形
品を受取るためのトレイ(図示せず)がこの空孔部34
に配置される。
【0011】上記のように構成された射出成形装置36
による射出成形加工は、一対の金型の一方を固定ダイプ
レート19に、他方を移動ダイプレート23にそれぞれ
取付け、駆動部24により移動ダイプレート23を移動
させて両金型を合わせて締付け、射出シリンダ15によ
り成形材料を金型内に注入することにより行われる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の射出成形装置36においては、移動ダイプレート2
3による金型の締付け方向は射出シリンダ15からの成
形材料の射出方向と一致しており、且つ移動ダイプレー
ト23の移動方向及び射出シリンダ15の向きは共に固
定されているため、成形材料の射出方向に対して金型の
締付け方向を変えることはできないものとなっていた。
【0013】従って、成形品の形状、品質上、成形材料
の射出方向に対して例えば直交する方向に金型を締付け
ることが必要とされる場合であっても、それを行うこと
ができず、不便であり、良好な射出成形加工を行えない
ものとなっていた。
【0014】また、従来の射出成形装置では、上述のよ
うに、射出シリンダ15のホッパー下部分を市水等を用
いて温度調節しているが、市水等自体が温度変化した
り、或いは射出シリンダ15の温度変化に対応できない
為、射出シリンダ15のホッパー下部分の温度変動は免
れ得なかった。射出シリンダのホッパー下部分の温度が
ばらつくと、ホッパーを介して供給される成形材料のス
クリューへの噛み込み状態が変わり、成形材料の混練状
態がばらつき、しいては成形状態がばらつくことにな
り、成形された製品にばらつきが生じた。精度の高い射
出成形装置では、冷水の流量をバルブの開閉により制御
するようにしたものも存在するが、このように冷水の流
量を制御しても、射出シリンダのホッパー下部分の温度
を一定に保つことはできなかった。
【0015】それ故に、本発明の課題は、従来の欠点を
除去すべく、成形材料の射出方向に対して、金型の締付
け方向の選択を可能とし、且つ射出方向に対する締付け
方向の変更を極めて簡易に行うことができ、しかも射出
シリンダのホッパー下部分の温度を一定に保つことがで
きる射出成形装置を提供することにあり、更にその射出
成形装置を構成する射出ユニット及び型締ユニットを提
供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
れば、ホッパーが取り付けられた射出シリンダと、該射
出シリンダを駆動する駆動部とが架台上に搭載されてな
る射出ユニットと、固定ダイプレートと、該固定ダイプ
レートに対向し且つ移動自在な移動ダイプレートと、該
移動ダイプレートを移動させる駆動部とが架台上に搭載
されてなる型締ユニットと、前記射出シリンダのホッパ
ー下部分を冷却する冷却ユニットと、前記射出ユニッ
ト、前記型締ユニット、及び冷却ユニットに動作信号を
送出する制御ユニットとを有し、前記射出ユニット、前
記型締ユニット、及び冷却ユニットが連結されて構成さ
れた射出成形装置であって、前記型締ユニットは、前記
移動ダイプレートの移動方向における前記架台の一端部
と、前記移動方向と直交する方向における前記架台の一
端部とに、それぞれ前記射出ユニットが連結される連結
部を有し、前記冷却ユニットは、媒体タンクを有し、該
媒体タンクと前記射出シリンダのホッパー下部分との間
で冷却媒体を循環させながら、該冷却媒体を空冷するタ
イプのものであり、前記射出ユニットと前記型締ユニッ
トの内、少なくとも一方の移動を容易にする運搬装置が
少なくとも一方の架台に設けられていることを特徴とす
る射出成形装置が得られる。
【0017】請求項2記載の発明によれば、前記射出ユ
ニットは、前記射出シリンダと同一方向に伸長し、その
先端が前記型締ユニットの連結部に固定される連結棒
と、該連結棒と係合してその軸心方向に移動する移動機
構と、該移動機構に連結された移動ベースとを有し、該
移動ベースが前記射出ユニットの架台上に移動自在に配
され、該移動ベース上に前記射出シリンダと前記駆動部
とが搭載されていることを特徴とする請求項1記載の射
出成形装置が得られる。
【0018】請求項3記載の発明によれば、前記運搬装
置は、前記架台の底面に設けられた空気噴出機構である
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の射出成形
装置が得られる。
【0019】請求項4記載の発明によれば、前記冷却ユ
ニットが、前記射出ユニットに設けられていることを特
徴とする請求項1乃至請求項3記載の射出成形装置が得
られる。
【0020】請求項5記載の発明によれば、前記冷却ユ
ニットは、前記媒体タンクの外周面に巻回されたチラー
パイプと、該チラーパイプ内に充填されたチラー媒体
と、前記チラーパイプと接触した冷却用フィンと、該冷
却用フィンに送風する送風機とを有するものであること
を特徴とする請求項1乃至請求項4記載の射出成形装置
が得られる。
【0021】請求項6記載の発明によれば、射出シリン
ダと、該射出シリンダを駆動する駆動部とが架台上に搭
載されてなり、前記架台の底面に設けられた運搬装置に
より移動可能とされていることを特徴とする射出ユニッ
トが得られる。
【0022】請求項7記載の発明によれば、固定ダイプ
レートと、該固定ダイプレートに対向し且つ移動自在な
移動ダイプレートと、該移動ダイプレートを移動させる
駆動部とが架台上に搭載されてなり、前記架台の底面に
設けられた運搬装置により移動可能とされていることを
特徴とする型締ユニットが得られる。
【0023】
【実施例】本発明の一実施例を図1乃至図4に示す。
尚、図5及び図6と対応する部分には同一符号を付し、
その説明を省略する。本実施例の射出成形装置40は、
射出ユニット41と、型締ユニット42と、冷却ユニッ
ト70と、制御ユニット43とで構成されている。
【0024】射出ユニット41は成形材料を射出するユ
ニットで、その架台44の上面44a上には移動ベース
12が移動自在に配され、移動ベース12上に射出用の
駆動部13及び駆動源14が搭載され、駆動部13に射
出シリンダ15が取付けられている。射出シリンダ15
の伸長方向と移動ベース12の移動方向とは平行とされ
ている。移動ベース12にはその移動方向に伸長した一
対の連結棒28がそれぞれ移動機構27を介して取付け
られている。尚、一対の移動機構27は図1(a)に示
すように、射出シリンダ15を挟んでその両側に位置す
るように移動ベース12に取付けられている。
【0025】架台44の底面の4隅には射出ユニット4
1の移動を容易にする運搬装置の一例としての空気噴出
機構45がそれぞれ設けられている。図2はこの空気噴
出機構45の詳細構造を示したものである。架台44底
面角部に矩形板状のベース46がねじ47により取付け
られ、更にこのベース46に円板状のバックプレート4
8がねじ49により取付けられている。バックプレート
48のベース46対向面と反対側の面には、アキューム
パッド51が接着により取付けられている。アキューム
パッド51は例えばゴム等よりなるドーナツ状の中空体
で、バックプレート48との接着面に小孔51aが形成
されており、一方これと反対側の面に中心孔51bと同
心状に環状孔51cが形成されている。アキュームパッ
ド51の環状孔51cが形成された面に円板状のコント
ロールパッド52が配され、更にその下にセンターパッ
ド53が配されている。コントロールパッド52にはア
キュームパッド51の環状孔51cと対向して円周上に
多数の貫通孔52aが形成されている。尚、センターパ
ッド53はその中心軸上を挿通するボルト54により、
コントロールパッド52及びアキュームパッド51を介
してバックプレート48、ベース46に取付けられ固定
されている。
【0026】ベース46及びバックプレート48にはそ
れぞれ貫通孔46a及び48aが形成されており、小孔
51aを介してアキュームパッド51の中空内部とベー
ス46の一側部に取付けられたカプラー55とがこれら
貫通孔46a,48aにより連通されている。カプラー
55にはホース56が取付けられ、このホース56の他
端がコンプレッサ等の圧縮空気送出源(図示せず)に接
続される。尚、図2中57はパッキンである。
【0027】上記のような構造とされた空気噴出機構4
5に圧縮空気が供給されると、アキュームパッド51の
環状孔51c及びコントロールパッド52の貫通孔52
aを通って、コントロールパッド52とセンターパッド
53との間から圧縮空気が放射状に噴出する(図2中、
矢印は空気の流れを示す)。従って、架台44底面の4
隅に設けられた各空気噴出機構45に圧縮空気を供給す
れば、それらから噴出する圧縮空気圧によって、射出ユ
ニット41を設置面からわずかに浮上した状態とするこ
とができる。
【0028】型締ユニット42は一対の金型を取付けて
それらを締付けるユニットで、図1に示すように、その
架台61の上面61a上には固定ダイプレート19と、
駆動部24を支持する支持台21とが立設され、これら
間に配設された4本のタイバー22に移動ダイプレート
23が取付けられている。尚、この例では駆動部24に
は油圧シリンダが配されており、その油圧シリンダの駆
動源(油圧ポンプ)は架台61内に収納されている。
【0029】架台61の上面61a上には、移動ダイプ
レート23の移動方向において固定ダイプレート19側
の端部に、噴出ユニット41の一対の連結棒28の先端
がそれぞれ挿入されて固定される取付孔62を有するブ
ロック状の一対の連結部63が設けられており、更に移
動ダイプレート23の移動方向と直交する方向において
扉33と反対側の端部にも一対の連結部63が同様に設
けられている。連結部63と連結棒28との固定は連結
棒28の先端を取付孔62に挿入し、例えばそれらをピ
ン(図示せず)で係止することによって行われる。架台
61の底面の4隅には射出ユニット41と同様に、型締
ユニット42の移動を容易にする運搬装置の一例として
の空気噴出機構45がそれぞれ設けられている。
【0030】冷却ユニット70は、図4に示すように、
冷却ジャケット71と、媒体タンク72と、冷却媒体7
3と、ポンプ74と、チラーパイプ75と、チラー媒体
76と、放熱フィン77と、送風機78と、ヒータ79
と、センサー84とを有している。この冷却ユニット7
0は、射出ユニット41の架台44内に設けられてい
る。
【0031】冷却ジャケット71は、冷却水路80を有
しており、射出シリンダ15のホッパー16下部分に装
着されている。媒体タンク72は、パイプ81により冷
却水路80に接続されている。冷却媒体73は、水、油
等であり、媒体タンク72内に充填されている。ポンプ
74は、冷却ジャケット71と媒体タンク72との間で
冷却媒体73を循環させ、この冷却媒体73により、射
出シリンダ15のホッパー16下部分を冷却するように
成っている。チラーパイプ75は、媒体タンク72の外
周面に巻回されている。チラー媒体76は、チラーパイ
プ75内に充填されている。放熱フィン77は、チラー
パイプ75に接触しており、チラー媒体76を通じて媒
体タンク72内の冷却媒体73の熱がこの放熱フィン7
7に伝えられるように成っている。送風機75は、射出
ユニット41の駆動源14の要部を成す電動モータ82
を利用して構成され、この電動モータ82と、この回転
軸に固定されたプロペラ83とから成る。この送風機7
5により放熱フィン77に冷風を供給し、これにより、
チラー媒体76を介して放熱フィン77に伝えられた冷
却媒体73の熱を放熱するようになっており、この結
果、冷却媒体73が冷却されるように成っている。ヒー
タ79は、媒体タンク72内に設けられ、その端部は、
媒体タンク72から引き出されている。このヒータ79
は、媒体タンク72内の冷却媒体73を加熱し、これに
より、放熱フィン77等を通じて放出される熱量と、ヒ
ータ79によって冷却媒体73に加えられる熱量との間
のバランスをとり、冷却媒体73の温度を一定に保つよ
うに成っている。センサー84は、射出シリンダ15に
設けられ、射出シリンダ15のホッパー16下部分の温
度を検出し、その信号を制御ユニット43に出力するよ
うに成っている。
【0032】制御ユニット43は、射出ユニット41、
型締ユニット42、及び冷却ユニット70に動作信号を
送出してそれらを制御するもので、制御パネル64a及
び表示部64bを有するコントローラ64が架台65上
に搭載されている。尚、架台65にはキャスター66が
取付けられている。
【0033】コントローラ64は、射出ユニット41及
び型締ユニット42にそれぞれケーブル67によって電
気的に接続されている。尚、図1中68はケーブル67
の端部に取付けられたコネクタ、69はユニット41,
42側のコネクタを示している。
【0034】次に、射出ユニット41と型締ユニット4
2との連結について説明する。射出シリンダ15からの
成形材料の射出方向と同一方向に金型を締付けて射出成
形を行う場合は、射出ユニット41と型締ユニット42
の配列関係は図1の状態とされる。そして、両架台4
4,61を互いに近接させ、射出ユニット41の移動ベ
ース12を型締ユニット42側に移動させて両連結棒2
8の先端を型締ユニット42の対応する連結部63にそ
れぞれ固定する。これにより、射出シリンダ15は連結
部63を基準として移動可能とされ、つまり固定ダイプ
レート19及び移動ダイプレート23によって締付けら
れた金型に対してノズル18の位置制御が可能となる。
【0035】一方、成形材料の射出方向に対して直交す
る方向に金型を締付けて射出成形を行う場合は、射出ユ
ニット41を移動して図3に示すような配置関係とす
る。射出ユニット41の移動は架台44に取付けられた
各空気噴出機構45に圧縮空気を供給し、射出ユニット
41全体を設置面から数mm程度浮上させることによ
り、わずかな力を加えるだけで簡単に行うことができ
る。また、この際、冷却ユニット70は、ユニット化さ
れて射出ユニット41内に内蔵されているので、従来の
ように、射出シリンダのホッパー下部分と市水管との間
で配管をする必要がなく、この点においても、射出ユニ
ット41の移動を容易に行えるように成っている。
【0036】この例では射出ユニット41と型締ユニッ
ト42の双方に空気噴出機構45を設けているが、上記
した射出ユニット41と型締ユニット42との配置変更
のためには、いずれか一方のユニットに空気噴出機構4
5を設けて、そのユニットを移動するようにすればよ
い。尚、この例のように噴出ユニット41と型締ユニッ
ト42の双方に空気噴出機構45を設けておけば、例え
ば射出成形装置40全体を他の場所に移動させる場合
に、重量物である射出ユニット41、型締ユニット42
の移動を簡易に行うことができる。
【0037】また、この例では射出ユニット41及び型
締ユニット42の各駆動源と駆動部に油圧ポンプと油圧
シリンダを用いているが、例えばこれらに替えてサーボ
モータとボールねじを用いた構成とすることもでき、こ
の場合、サーボモータの回転軸にプロペラを取付けて冷
却ユニットの送風機とすることもできる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は射出ユ
ニット、型締ユニット、冷却ユニット、及び制御ユニッ
トとを連結して射出成形装置を構成するようにしたもの
であり、射出ユニットと型締ユニットの連結状態を変更
することができる。これにより、成形材料の射出方向に
対して金型の締付け方向の選択が可能となり、つまり成
形材料の射出方向と同一方向の締付けを要する金型によ
る成形であっても、射出方向と直交する方向の締付けを
要する金型による成形であっても行うことができるた
め、汎用性があり、使い勝手のよいものとなる。
【0039】また、射出ユニットと型締ユニットの連結
状態を変更すべく、射出ユニットと型締ユニットの少な
くとも一方のユニットを移動させる場合は、運搬装置に
より僅かな力を加えるだけで重量物であるユニットを移
動させることができ、ユニットの移動を極めて容易に行
うことができる。この際、冷却ユニットは、空冷式であ
る為、従来のように射出シリンダのホッパー下部分と市
水管とを接続する管がないので、この点においても、射
出ユニットと型締ユニットの連結状態の変更を容易に行
うことができる。また、このように空冷式の冷却ユニッ
トで射出シリンダのホッパー下部分を冷却するようにし
たので、この部分の温度を一定に保つことができ、この
結果、製品のばらつきを無くすことができる。
【0040】尚、従来の射出成形装置では、例えば成形
材料の交換は射出シリンダ内、ホッパー内の旧材料を除
去して入れ替える作業に時間がかかり、長時間成形加工
を停止しなければならなかったが、本発明では射出成形
装置は各ユニットに分離できるため、例えば射出ユニッ
トをもう1つ用意し、稼動中の射出成形装置とは別に外
段取りでその射出ユニットに交換すべき成形材料を装填
し、射出ユニットごと連結交換すれば、極めて短時間で
射出成形装置の成形材料を交換でき、稼動率の向上を図
ることができる。
【0041】更に、型締力の異なる型締ユニットやシリ
ンダ容量の異なる射出ユニットを複数用意しておけば、
それらの組合せにより、多様な成形加工を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の射出成形装置の一実施例を示し、
(a)は平面図、(b)は一部を省略した正面図であ
る。
【図2】図1に示す射出成形装置の空気噴出機構の詳細
を示す拡大断面図である。
【図3】図1に示す射出成形装置における射出ユニット
と型締ユニットの他の連結状態を示す平面図である。
【図4】図1に示す射出成形装置の冷却ユニットの構成
略図である。
【図5】従来の射出成形装置の一例を示し、(a)は平
面図、(b)は一部を省略した正面図である。
【図6】図5に示す射出成形装置の冷却ユニットの構成
略図である。
【符号の説明】
13 駆動部 15 射出シリンダ 19 固定ダイプレート 23 移動ダイプレート 24 駆動部 41 射出ユニット 42 型締ユニット 43 制御ユニット 44 架台 45 空気噴出機構 61 架台 63 連結部 70 冷却ユニット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホッパーが取り付けられた射出シリンダ
    と、該射出シリンダを駆動する駆動部とが架台上に搭載
    されてなる射出ユニットと、 固定ダイプレートと、該固定ダイプレートに対向し且つ
    移動自在な移動ダイプレートと、該移動ダイプレートを
    移動させる駆動部とが架台上に搭載されてなる型締ユニ
    ットと、 前記射出シリンダのホッパー下部分を冷却する冷却ユニ
    ットと、 前記射出ユニット、前記型締ユニット、及び冷却ユニッ
    トに動作信号を送出する制御ユニットとを有し、 前記射出ユニット、前記型締ユニット、及び冷却ユニッ
    トが連結されて構成された射出成形装置であって、 前記型締ユニットは、前記移動ダイプレートの移動方向
    における前記架台の一端部と、前記移動方向と直交する
    方向における前記架台の一端部とに、それぞれ前記射出
    ユニットが連結される連結部を有し、 前記冷却ユニットは、媒体タンクを有し、該媒体タンク
    と前記射出シリンダのホッパー下部分との間で冷却媒体
    を循環させながら、該冷却媒体を空冷するタイプのもの
    であり、 前記射出ユニットと前記型締ユニットの内、少なくとも
    一方の移動を容易にする運搬装置が少なくとも一方の架
    台に設けられていることを特徴とする射出成形装置。
  2. 【請求項2】 前記射出ユニットは、前記射出シリンダ
    と同一方向に伸長し、その先端が前記型締ユニットの連
    結部に固定される連結棒と、該連結棒と係合してその軸
    心方向に移動する移動機構と、該移動機構に連結された
    移動ベースとを有し、 該移動ベースが前記射出ユニットの架台上に移動自在に
    配され、該移動ベース上に前記射出シリンダと前記駆動
    部とが搭載されていることを特徴とする請求項1記載の
    射出成形装置。
  3. 【請求項3】 前記運搬装置は、前記架台の底面に設け
    られた空気噴出機構であることを特徴とする請求項1又
    は請求項2記載の射出成形装置。
  4. 【請求項4】 前記冷却ユニットが、前記射出ユニット
    に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項
    3記載の射出成形装置。
  5. 【請求項5】 前記冷却ユニットは、前記媒体タンクの
    外周面に巻回されたチラーパイプと、該チラーパイプ内
    に充填されたチラー媒体と、前記チラーパイプと接触し
    た冷却用フィンと、該冷却用フィンに送風する送風機と
    を有するものであることを特徴とする請求項1乃至請求
    項4記載の射出成形装置。
  6. 【請求項6】 射出シリンダと、該射出シリンダを駆動
    する駆動部とが架台上に搭載されてなり、 前記架台の底面に設けられた運搬装置により移動可能と
    されていることを特徴とする射出ユニット。
  7. 【請求項7】 固定ダイプレートと、該固定ダイプレー
    トに対向し且つ移動自在な移動ダイプレートと、該移動
    ダイプレートを移動させる駆動部とが架台上に搭載され
    てなり、 前記架台の底面に設けられた運搬装置により移動可能と
    されていることを特徴とする型締ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6322343B1 (en) 1998-10-13 2001-11-27 Nissei Plastics Industrial Co., Ltd. Compact injection molding machine with casters
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