JPH0816347A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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Publication number
JPH0816347A
JPH0816347A JP14590794A JP14590794A JPH0816347A JP H0816347 A JPH0816347 A JP H0816347A JP 14590794 A JP14590794 A JP 14590794A JP 14590794 A JP14590794 A JP 14590794A JP H0816347 A JPH0816347 A JP H0816347A
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JP
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screen
screen area
area
closed
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Application number
JP14590794A
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English (en)
Inventor
Kaoru Ishii
薫 石井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH0816347A publication Critical patent/JPH0816347A/ja
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  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Digital Computer Display Output (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示画面のうちの特定領域を表示あるいは非
表示させることのできる情報処理装置を提供する。 【構成】 情報処理装置3は、表示一体型座標入力部1
への指定に基づいて閉じた画面領域を判定し生成する閉
画面領域判定部7と、当該画面領域に対して、画面領域
の表示領域と非表示領域とを決定する画面領域表示/非
表示判定部8と、画面領域表示/非表示判定部8により
決定された非表示領域に対してマスキングを行う画面領
域描画マスク部9と、非表示とされる非表示領域を無効
にして表示領域とする画面領域描画アンマスク部10
と、画面領域の表示/非表示処理を切替え制御を行う制
御部11と、各種情報を記憶する記憶部12と、画面領
域描画マスク部9によって描画マスク模様15を予め設
定する表示/非表示モジュール起動部13と、を有し、
特定された任意の画面領域を表示あるいは非表示させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、情報処理装置、特に
一体型入力表示装置を有し着目すべき表示内容を見やす
くする情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】座標入力装置である透明タブレットと表
示装置とを重ね合わせた一体型入力表示装置は、情報の
入力と表示とを同一画面上で実行できることで操作性が
優れている装置であり、近年コンピュータの入力表示方
式として注目されている。
【0003】図56は、特開平5−189149号公報
に開示された情報処理装置の構成図である。図56にお
いて、情報処理装置は、座標入力装置である透明タブレ
ット101と透明タブレット101面上の位置を指示す
るスタイラスペン102と表示装置である液晶ディスプ
レイ(LCD:表示部)103とを有している。これら
の要素は、従来の一体型入力表示装置120に不可欠の
要素であるため、この図を用いて従来例の動作を説明す
る。
【0004】図56において、透明タブレット101が
液晶ディスプレイ(LCDあるいは表示部という)10
3上に重ねられて一体型入力表示装置120が構成され
ている。一体型入力表示装置には、スタイラスペン10
2で位置指示された透明タブレット101面上の位置が
検知されてその位置情報が入力され、制御装置(図にお
ける各要素104、105、106、107、108、
109、110、111、112を総称して呼ぶ)で処
理される。表示部103は通常長方形であり、表示部上
の任意の場所にデータを表示することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の情報処理装置
は、以上のように構成されているので、常に表示画面上
の表示部全体に何らかの情報が表示されることになる。
そのため、以下に示す問題点が生じることになる。
【0006】文字情報ファイルを参照時、全画面上にフ
ァイル内容が表示されているので、着目したいある特定
の範囲だけを参照することは不可能である。そのため、
余計な情報が目に入ってしまい着目すべき情報を画面上
から見つけ出すのには不便である。例えば、マルチウィ
ンドウ表示処理の可能な情報処理装置において、複数の
ウィンドウを表示させている時、着目しているウィンド
ウ以外のウィンドウにも情報を表示している。これは着
目ウィンドウ以外を見たくない使用者にとっては目障り
である。この場合では、例えば、関係ないウィンドウを
閉じるなどの処理によって着目ウィンドウだけを表示で
きるようにしなければならない。また、通常の1画面を
表示する情報処理においても、同様の問題がある。
【0007】また、文字情報ファイルだけに限らず、あ
る情報を全画面で表示している際に、ある特定の範囲だ
けを表示したい、または逆にある特定の範囲だけを表示
させたくないという場合がある。例えば、現在の着目範
囲を明確にするためにある特定の範囲だけを表示したい
場合、また人がやってきてその人には見せたくない情報
が画面に表示されている場合であってその見せたくない
情報が表示されている特定の範囲だけを表示させたくな
い場合等である。こういう場面に遭遇した場合、現状で
は表示部の一部を覆い隠したり、表示部が見えないよう
にすべてを隠したりせねばならず、不便、不都合が生じ
ていた。
【0008】更に、通常、文字を入力する場合は、次の
文字挿入位置を示すカーソルが画面に表示されている
が、携帯用の情報処理装置の表示部等のように画面が小
さく液晶を使用している場合は、カーソルが見えにくく
全画面からカーソルを瞬時には見つけ出しにくい。その
ため文字挿入の結果を表示部で目で確認するのに余計な
神経を使ってしまい不便である。
【0009】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、表示画面のうちの特定領域を
表示あるいは非表示させることのできる情報処理装置を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、入力画面と表示画面とが
重ね合わされた一体型入力表示装置を有し前記入力画面
上に指定され検出された内容に基づいて前記表示画面の
表示部に表示を行う情報処理装置において、前記入力画
面への指定に基づいて閉じた画面領域を判定し生成する
閉画面領域判定手段と、前記閉画面領域判定手段により
生成された画面領域に基づいて前記表示画面上の表示領
域の制御を行う表示制御手段と、を有し、表示画面上の
指定された画面領域のみに表示を行うことを特徴とす
る。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の情
報処理装置において、前記表示制御手段は、前記閉画面
領域判定手段により判定された画面領域に対して、画面
領域の表示領域と非表示領域とを決定する画面領域表示
/非表示判定手段と、前記画面領域表示/非表示判定手
段により決定された非表示領域に対してマスキングを行
う画面領域描画マスク手段と、を有することを特徴とす
る。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1記載の情
報処理装置において、非表示とされる非表示領域を無効
にして表示領域とする画面領域描画アンマスク手段を有
することを特徴とする。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項2記載の情
報処理装置において、前記画面領域描画マスク手段によ
って描画マスクする模様を予め設定する表示/非表示モ
ジュール起動手段を有することを特徴とする。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1記載の情
報処理装置において、前記閉画面領域判定手段は、表示
カーソルの近傍を閉画面領域境界と判定することを特徴
とする。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項1に記載し
た情報処理装置において、前記閉画面領域判定手段は、
前記入力画面上に入力された2曲線それぞれから抽出さ
れる2点を対角した頂点とする4角形を指定された閉画
面領域境界と判定することを特徴とする。
【0016】請求項7記載の発明は、請求項1に記載し
た情報処理装置において、前記閉画面領域判定手段は、
前記入力画面上に入力された1曲線に外接する4角形を
指定された閉画面領域境界と判定することを特徴とす
る。
【0017】請求項8記載の発明は、請求項1に記載し
た携帯情報処理装置において、前記閉画面領域判定手段
は、前記入力画面上に入力された1曲線から形成される
閉画面領域の個数を算出し、その閉画面領域個数の値に
応じて閉画面領域境界を判定することを特徴とする。
【0018】請求項9記載の発明は、請求項1に記載し
た携帯情報処理装置において、前記閉画面領域判定手段
により指定された画面領域に対して、前記表示画面上の
表示領域と非表示領域とを予め設定する表示/非表示モ
ジュール起動手段を有することを特徴とする。
【0019】
【作用】従って、請求項1及び2記載の情報処理装置に
おいて、閉画面領域判定手段は、指定された座標位置に
基づいて表示画面上の閉じた画面領域を判定し生成す
る。請求項5記載に発明によれば、閉画面領域判定手段
は、表示カーソルの近傍を閉画面領域境界と判定する。
請求項6記載に発明によれば、閉画面領域判定手段は、
入力画面上に入力された2曲線それぞれから1点、計2
点を抽出し、各点を対角上の頂点とする4角形を求めこ
れを閉画面領域境界と判定する。請求項7記載に発明に
よれば、閉画面領域判定手段は、入力画面上に入力され
た1曲線に外接する4角形を求めこれを閉画面領域境界
と判定する。請求項8記載に発明によれば、閉画面領域
判定手段は、入力画面上に入力された1曲線から形成さ
れる閉画面領域の個数を算出し、その閉画面領域個数の
値に応じて閉画面領域境界を判定する。
【0020】画面領域表示/非表示判定手段は、閉画面
領域判定手段により判定された画面領域に対してその内
側あるいはその外側のいずれかを表示領域あるいは非表
示領域と決定する。請求項9記載に発明によれば、表示
/非表示モジュール起動手段により予め画面領域の内側
あるいは外側のいずれかを表示領域あるいは非表示領域
と設定することができる。
【0021】画面領域描画マスク手段は、決定された非
表示領域にマスキングを行うことにより非表示領域を非
表示にすることができる。これにより、特定の画面領域
のみを表示することができる。
【0022】請求項4記載に発明によれば、マスキング
を行う際、表示/非表示モジュール起動手段により予め
模様マスクを設定することができる。
【0023】請求項3記載に発明によれば、画面領域描
画アンマスク手段は、非表示とされていたある特定の非
表示領域を無効にして、表示されるべき全画面の内容を
表示部に描画させる。これにより通常の全画面表示状態
へと戻ることができる。
【0024】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明に係る好適な実
施例について説明する。
【0025】実施例1.図1は、本実施例における情報
処理装置を示した図である。図1において、情報処理装
置3は、入力画面と表示画面とが重ね合わされた一体型
入力表示装置における入力画面としての表示一体型座標
入力部1及び表示画面としての表示部2と、表示一体型
座標入力部1上における座標位置を指定するペン6と、
を有している。これらの手段は、従来と同様の要素でよ
い。また、文字入力を促すカーソル4と、表示部2に表
示されている表示文字5と、閉画面領域境界14と、画
面マスク模様15と、が示されている。
【0026】更に、本実施例における情報処理装置3
は、前記入力画面への指定に基づいて閉じた画面領域を
判定し生成する閉画面領域判定手段としての閉画面領域
判定部7と、閉画面領域判定部7により生成された画面
領域に基づいて前記表示画面上の表示領域の制御を行う
表示制御手段として画面領域表示/非表示判定部8、画
面領域描画マスク部9、画面領域描画アンマスク部1
0、制御部11、記憶部12及び表示/非表示モジュー
ル起動部13、を有している。画面領域表示/非表示判
定部8は、閉画面領域判定部7により判定された画面領
域に対して、画面領域の表示領域と非表示領域とを決定
する画面領域表示/非表示判定手段である。画面領域描
画マスク部9は、画面領域表示/非表示判定部8により
決定された非表示領域に対してマスキングを行う画面領
域描画マスク手段である。画面領域描画アンマスク部1
0は、非表示とされる非表示領域を無効にして表示領域
とする画面領域描画アンマスク手段である。制御部11
は、表示制御手段に含まれる各要素により画面領域の表
示/非表示処理を切替え制御を行う制御手段である。記
憶部12は、表示制御手段に含まれる各要素により利用
される情報を記憶する記憶手段である。表示/非表示モ
ジュール起動部13は、画面領域描画マスク部9によっ
て描画マスクする模様を予め設定する表示/非表示モジ
ュール起動手段であり、後述する閉画面領域境界の判定
方法を選択可能にする。
【0027】本実施例に置いて特徴的なことは、以上の
構成を有することにより、表示部2の任意の画面領域を
表示あるいは非表示させることができるようにしたこと
である。これにより、表示された内容の中から着目すべ
き内容を見やすくすることができる。
【0028】以下、本実施例における動作について説明
する。
【0029】通常の表示動作は、従来の技術で示したの
と同様である。すなわち、表示一体型座標入力部1から
ペン6によって入力された情報、あるいは、情報処理装
置3内にあらかじめ蓄積されていた情報は、表示部2に
表示される。
【0030】本実施例で説明する動作は大きく下記の
(A)から(D)の4つに分けられる。まず、動作
(A)及び(B)は、使用者が、表示画面の内のある特
定された画面領域のみを表示あるいは非表示させるため
の方法と、逆に、ある特定された画面領域のみを表示あ
るいは非表示している状態から、通常の表示画面へと戻
るための方法である。
【0031】一方、動作(C)及び(D)は、(A)、
(B)における処理内容の一部を使用者があらかじめ指
定することができるための方法であり、より使用者に好
ましい環境を提供するためのものである。
【0032】この動作(A)〜(D)は、(A)使用者
が表示部2のある特定された画面領域のみを表示させた
いとする、(B)使用者が(A)の状態から通常の表示
状態に戻らせたいとする、(C)使用者がいくつかある
閉画面領域判定部7による判定方法のうちからどれか1
つを選択したいとする、及び(D)使用者がいくつかあ
る画面マスク模様のうちからどれか1つを選択したいと
する、である。
【0033】以下、動作(A)から順に例を挙げて説明
を行う。
【0034】動作(A)の場合、使用者は、表示/非表
示モジュール起動部13にペン6でタッチすることで起
動する。
【0035】図1では、表示/非表示モジュール起動部
13は表示部2内にS/Wによるアイコンとしてインプ
リメントされているものとする。なお、表示/非表示モ
ジュール起動部13はこれに限らず、情報処理装置3上
でH/W的なボタンとしてインプリメントされていても
よい。表示/非表示モジュール起動部13が起動される
と、例えば図2に示すような表示/非表示モジュールの
メニュー初期画面20が表示部2上に表示される。初期
画面20には、画面領域描画マスク部の実行アイコン1
6と、画面領域アンマスク部の実行アイコン17と、画
面マスク模様の選択アイコン18と、閉画面領域判定部
の選択アイコン19と、が表示される。
【0036】使用者は、画面領域描画マスク部9を実行
させるべく実行アイコン16にタッチする。すると、初
期画面20は表示部から消去され、画面領域描画マスク
部9が動作を開始する。画面領域描画マスク部9は、始
めに、閉画面領域を確定するために、制御部11に対し
て閉画面領域の確定およびその情報通知を要求する。制
御部11は、あらかじめ閉画面領域判定部の選択アイコ
ン19にて選択され、記憶部12へ保存されている閉画
面領域判定部情報の値に応じて閉画面領域判定部7の実
態を呼び出す。なお、閉画面領域判定部情報の詳細は動
作(D)において、また閉画面領域判定部7の選択アイ
コン19の使用方法は動作(C)において後述する。閉
画面領域判定部7の実態の種類は、閉画面領域判定部7
の選択アイコン19内で表示されているだけの数だけ存
在する。
【0037】閉画面領域判定部7が、表示されたカーソ
ル4の近傍を画面領域と判定するアルゴリズムである場
合、閉画面領域判定部7は例えば図3のようなカーソル
4の位置指定を促すメッセージをメッセージ表示部44
に表示する。もちろん、本実施例のように、メッセージ
表示部44を設け、メッセージをその領域に表示するよ
うにしてもよいし、表示部2上の表示されていない部分
に表示するようにしても良い。現在の表示部2は図4の
ようになっている。図4によると、カーソル4は表示文
字5のうちの“え”に表示されている。ここで、使用者
が、ペン6で表示文字の“い”付近をタッチしたとす
る。すると図5のようにカーソル4が“い”付近に表示
され、次に、閉画面領域判定部7は図6のような点Aの
位置指定を促すメッセージをメッセージ表示部44に表
示する。この場合は、閉画面領域判定部7は、先程のカ
ーソル位置を中心とし、点Aを円周上の点とするような
円を閉画面領域の境界として判定する。このようにし
て、本実施例における閉画面領域判定部7は、カーソル
4の近傍を閉画面領域境界と判定することができるが、
この例のように円に限られたものではなく、例えば、
「表示カーソルを対角線の交点とし、他の1点を頂点と
するような長方形」など判定方法は種々設定することは
できる。
【0038】上記のように、使用者が、図7のようにペ
ン6で点Aをタッチしたとする。すると、閉画面領域判
定部7は閉画面領域境界14を計算により判定する。
【0039】ペン6をアップさせると、境界が確定した
ことが使用者にわからせるように、図8のように閉画面
領域境界14の表示が濃くなり、閉画面領域判定部7は
記憶部12に対して情報を記憶させた後、制御部11に
対して自己ルーチンの終了を通知する。
【0040】次に、制御部11は、画面領域描画マスク
部9に対して、閉画面領域境界14の確定とその結果通
知を行う。そして、画面領域表示/非表示判定部8に対
し、閉画面領域の内と外のいずれかを表示し、他方を非
表示とするような決定を依頼する。
【0041】画面領域表示/非表示判定部8は、例えば
図9のような閉画面領域の表示領域選択メニュー23を
表示する。この表示領域選択メニュー23には、閉画面
領域境界の内側あるいは外側のいずれかを表示するよう
に選択指定を促すメッセージとともに、閉画面領域境界
の内側を表示し、外側を非表示とするための選択アイコ
ン21と、閉画面領域境界の外側を表示し、内側を非表
示とするための選択アイコン22と、を表示する。
【0042】画面領域表示/非表示判定部8は、使用者
が、表示領域選択メニュー23において、選択アイコン
21にタッチした場合には、その情報を記憶部12に保
存しておく。選択アイコン22にタッチした場合も同様
である。
【0043】この後、画面領域表示/非表示判定部8
は、自己ルーチンの終了を制御部11に対して通知す
る。
【0044】ここで、記憶部12に保存される情報のう
ち、特に重要なものについて説明する。
【0045】まず、閉画面領域境界情報は、閉画面領域
判定部7にて判定された閉画面領域の境界を示す情報で
あり、例えば、その閉画面領域境界の図形がVRAMに
表示されている時のビットメージをそのまま保存してあ
る。
【0046】そして、描画マスク情報は、2種類用意さ
れている。1つは、画面領域描画マスク部9が動作すべ
きか否かを規定するための情報であり、例えば、“動作
する”あるいは“動作しない”で表現される。この情報
は制御部11が設定する。
【0047】もう1つは、閉画面領域境界の外側/内側
のいずれを表示し、他方を非表示とすべきかの情報であ
り、例えば、“外側”あるいは“内側”で表現される。
この情報は、本実施例においては画面領域表示/非表示
判定部8が設定する。
【0048】制御部11は、もし閉画面領域境界14が
表示部2に表示されているならば消去する。なお、閉画
面領域境界14は、確認のために図7、図8のようにこ
の時点まで表示されていてもよいし、特に表示されてい
なくてもよい。更に、描画マスク情報を“動作する”と
して記憶部12に保存した後に、画面領域描画マスク部
9に対して、描画処理を依頼する。
【0049】画面領域描画マスク部9は、この時点で、
記憶部12における閉画面領域境界情報と、描画マスク
情報、すなわち閉画面領域境界の外側/内側のいずれを
表示し、他方を非表示とすべきかの情報を利用すること
ができるため、実際の描画処理を開始することができ
る。
【0050】画面領域描画マスク部9は、通常の表示部
が処理に使用している表示用RAM(以下、VRAM1
と呼ぶ)に対し、自分専用に用意してある描画マスク用
RAM(以下、VRAM2と呼ぶ)を記憶部12に確保
している。
【0051】また、実際の表示画面に対応するRAMを
VRAMと呼ぶことにすると、通常は、VRAM1が表
示作業領域で、その結果がVRAMに転送されて実際の
表示画面となっている。図10は、画面領域描画マスク
部9の動作を説明するための概念図であり、表示部2に
表示される内容が生成する各RAMの関係が示されてい
る。
【0052】画面領域描画マスク部9は、VRAM2に
対して以下の処理を行う。
【0053】まず、(a)閉画面領域境界情報を記憶部
12からVRAM2へコピーする。(b)次に、描画マ
スク情報の“外側”、“内側”を調べ、例えば“外側”
であれば閉画面領域境界の外側を、画面マスク模様の選
択アイコン18で規定され、記憶部12に保存されてい
る画面マスク模様情報の値に応じた画面マスク模様で描
画する。なお、画面マスク模様情報の詳細は後述する。
画面マスク模様の選択アイコン18は、画面マスク模様
15の図形模様を使用者が選択するためのプログラムの
起動用アイコンである。この詳細は動作(D)において
後述する。以下、画面マスク模様の選択アイコン18で
画面マスク==“網目模様”が選択されている場合とし
て説明する。(c)この後、画面領域描画マスク部9
は、VRAMへVRAM2をOR表示させる。(a)か
ら(c)までの動作を図10に示す。
【0054】また、図10において、描画マスク情報が
“内側”の場合の動作を図11に示す。
【0055】このようにして、実際の表示画面は、図8
から図12のように変化する(描画マスク情報=“外
側”の場合)。最後に、画面領域描画マスク部9は、制
御部11に対して自己ルーチンの終了を通知する。
【0056】動作(A)の、使用者が、表示部2の特定
領域のみを表示させたいとする場合の動作説明は以上の
ようである。図13に、まとめとして、表示/非表示モ
ジュールのメニュー初期画面20において、画面領域描
画マスク部の実行アイコン16にタッチした場合の動作
をフローチャートとして示す。
【0057】以降、通常の動作において、もし何らかの
理由でカーソル4の位置が移動した場合には、その移動
情報は制御部11に与えられる。カーソル4の位置変化
を表示するために、通常の表示部2ではVRAM1が更
新され、その結果がVRAMに転送される。一方、制御
部11は、もし描画マスク情報が“動作する”モードで
あるならば、その移動情報を画面領域描画マスク部9へ
と通知し、画面領域描画マスク部9は、(d)VRAM
2における描画情報をその移動情報に基づいて更新す
る。
【0058】更に、上記(c)の処理を行い、新たな表
示画面が得られる。もし描画マスク情報が“動作しな
い”モードであるならば、制御部11は画面領域描画マ
スク部9に対して何も指示しない。
【0059】以降、通常の動作において、もし、カーソ
ル4の位置が変化せず、かつ通常の表示部2に変化が生
じ、すなわち表示内容すなわちVRAM1の変化が生
じ、かつ描画マスク情報が“動作する”状態であるなら
ば、制御部11はVRAMに画面マスク処理を行うため
に、画面領域描画マスク9に対し上記(c)の実行を依
頼する。これにより、表示内容が変化した場合でも画面
マスクの状態は保たれている。もし描画マスク情報が
“動作しない”モードであるならば、制御部11は、画
面領域描画マスク部9に対して何も指示しない。
【0060】以上のような動作により、カーソルの近傍
の特定範囲のみを表示あるいは非表示とすることが常に
可能であり、従って、着目したい画面領域のみを表示す
ることができる。また、カーソル4の位置と表示領域と
を連動させることができるので、たとえ携帯用情報処理
装置等のように表示画面が小さくあるいは液晶であった
としても表示画面上のカーソルを容易に見つけることが
できる。
【0061】次に、動作(B)すなわち、ある特定の範
囲のみを表示あるいは非表示としている状態から、通常
の表示状態に戻るための方法の一例を説明する。
【0062】この状態では、描画マスク情報が“動作す
る”モードになっているために、〓上記動作(A)で述
べたように、通常の動作において、もし、カーソルの位
置が変化せず、かつ通常の表示部2に変化が生じ(表示
内容すなわちVRAM1の変化が生じたということ)た
ならば、制御部11は、VRAMに画面マスク処理を行
うために、画面領域描画マスク部9に対し上記(c)の
実行を依頼する。これにより表示内容が変化した場合で
も前の状態を保つことができる。
【0063】また、通常の動作において、もし何らかの
理由でカーソルの位置が移動した場合にも上記動作
(A)で述べたように、制御部11はカーソル移動情報
を画面領域描画マスク部9へと通知し、画面領域描画マ
スク部9は、VRAM2における描画情報をその移動情
報に基づいて更新し、更に、(c)の処理を行い、新た
な表示画面が得られたのだった。
【0064】使用者は、通常の表示状態に戻るために、
表示/非表示モジュール起動部13にペン6でタッチす
る。すると、表示/非表示モジュール起動部13が起動
し、例えば図2に示すような表示/非表示モジュールの
メニュー初期画面20が表示される。初期画面20にお
いて、使用者は、画面領域描画アンマスク部10の実行
アイコン17にタッチする。すると、初期画面20は表
示部から消去され、画面領域描画アンマスク部10が動
作を開始する。
【0065】画面領域描画アンマスク部10は、例えば
図14のような画面領域のマスクの解除を促すメッセー
ジ、すなわち表示/非表示モードの解除メニュー26を
表示部2に表示する。もし、使用者が、解除アイコン2
4にタッチすれば、更に次の処理に進む。もし、使用者
が、非解除アイコン25にタッチすれば、何も行わずに
初期状態へと戻る。すなわち特定領域が表示あるいは非
表示されたままである。
【0066】使用者が、解除アイコン24にタッチする
と、画面領域描画アンマスク部10は、画面領域描画マ
スク部9の使用するVRAM2エリアをクリアし、同時
に記憶部12に保存されている閉画面領域境界情報と、
描画マスク情報をクリアし、描画マスク情報が“動作し
ない”モードへと変更させる。そして、制御部11に対
し自己ルーチンの終了を通知する。
【0067】制御部11は、通常の表示状態へと戻すた
めに、通常の表示部が使用する作業領域VRAM1の内
容を実際の表示画面に対応するVRAMへと転送する。
【0068】以降は、通常の動作において、もしカーソ
ルの位置が変化したとしても、あるいはもし通常の表示
部2に変化が生じたとしても、描画マスク情報が“動作
しない”状態であるために、通常の表示画面の変化以外
に何も生じない。
【0069】以上のような動作(B)の動作により、あ
る特定の画面領域のみを表示あるいは非表示としている
状態から、通常の表示状態に戻ることが可能となる。
【0070】図15に、まとめとして、表示/非表示モ
ジュールのメニュー初期画面20において、画面領域描
画アンマスク部10の実行アイコン17にタッチした場
合の動作をフローチャートとして示す。
【0071】次に、(C)すなわち、使用者がいくつか
ある閉画面領域判定部7による判定方法のうちからどれ
か1つを選択するための方法の一例を説明する。
【0072】使用者は、閉画面領域判定部7の判定方法
を変更するために、表示/非表示モジュール起動部13
にペン6でタッチする。すると、表示/非表示モジュー
ル起動部13が起動し、例えば図2に示すような表示/
非表示モジュールのメニュー初期画面20が表示され
る。初期画面20において、使用者は、閉画面領域判定
部7の選択アイコン19にタッチする。すると、初期画
面20は表示部から消去され、例えば図16のような閉
画面領域判定方法選択メッセージ32が表示部2上に表
示される。これは、閉画面領域の判定方法の指定を促す
メッセージでもあり、ある閉じた画面領域を判定する閉
画面領域判定部として、表示カーソルの近傍を画面領域
と判定することを指定するアイコン27と、ある閉じた
画面領域を判定する閉画面領域判定部として、ペンによ
り指定された2曲線から抽出される2点を対角した頂点
にもつ長方形を指定された画面領域と判定することを指
定するアイコン28と、ある閉じた画面領域を判定する
閉画面領域判定部として、ペンにより指定された1曲線
に外接する長方形を指定された画面領域と判定すること
を指定するアイコン29と、ある閉じた画面領域を判定
する閉画面領域判定部として、ペンにより指定された1
曲線を閉曲線近似することを指定するアイコン30と、
を表示する。
【0073】現在使用されているアイコンの右端にはレ
点がつけられている。図16の場合、閉画面領域判定部
7に表示カーソルの近傍を画面領域と判定させることを
指定している。これは上記動作(A)の説明での状態で
ある。
【0074】ここで、アイコン27、28、29、30
のうちのいずれかにタッチすると、そのアイコンの右端
にレ点がつけられる。図17にアイコン28にタッチし
た場合の画面の変化を示す。
【0075】更に、設定アイコン31にタッチすると、
レ点のついたアイコンの内容が記憶部12へと保存され
る。これを閉画面領域判定部情報と呼ぶことにする。
【0076】ここで、記憶部12に保存される閉画面領
域判定部情報について説明する。
【0077】閉画面領域判定部情報は、ある閉じた画面
領域を判定する閉画面領域判定部7を規定するための情
報であり、取りうる値として、“表示カーソルの近
傍”、“ペン2点を対角頂点とする長方形”、“ペン1
曲線に外接する長方形”、“ペン1曲線の閉曲線近似”
の4種類があり、それぞれのアイコン27、28、2
9、30が選択されたときの値である。この閉画面領域
判定部情報は、制御部11が、閉画面領域判定部7の実
体を呼び出すために使用される。当然であるが、本実施
例においては4種類として説明したが、実際の場合はこ
れに限定されない。
【0078】次に、動作(D)すなわち、使用者が、い
くつかある画面マスク模様のうちからどれか1つを選択
するための方法の一例を説明する。
【0079】使用者は、画面マスク模様を変更するため
に、表示/非表示モジュール起動部13にペン6でタッ
チする。すると、表示/非表示モジュール起動部13が
起動し、例えば図2に示すような表示/非表示モジュー
ルのメニュー初期画面20が表示される。初期画面20
において、使用者は、画面マスク模様の選択アイコン1
8にタッチする。すると、初期画面20は表示部から消
去され、例えば図18のような画面マスク模様の選択メ
ッセージ37が表示部2上に表示される。これは、画面
マスク模様の選択指定を促すメッセージであり、画面マ
スク模様として、網目を使用することを指定するアイコ
ン33と、画面マスク模様として、黒地を使用すること
を指定するアイコン34と、画面マスク模様として点を
使用することを指定するアイコン35と、を表示する。
もちろん、他の画面マスク模様を用意することができ
る。現在使用されているアイコンの右端にはレ点がつけ
られている。図18の場合、画面マスク模様として、網
目を使用することを指定している。これは動作(A)の
説明での状態である。
【0080】ここで、アイコン33、34、35のうち
のいずれかにタッチすると、そのアイコンの右端にレ点
がつけられる。図19にアイコン34にタッチした場合
の画面の変化を示す。
【0081】更に、設定アイコン36にタッチすると、
レ点のついたアイコンの内容が記憶部12へと保存され
る。これを画面マスク模様情報と呼ぶことにする。
【0082】ここで、記憶部12に保存される画面マス
ク模様情報について説明する。
【0083】画面マスク模様情報は、画面マスク模様を
規定するための情報であり、“画面マスク模様を網目と
する”、“画面マスク模様を黒地とする”、“画面マス
ク模様を点とする”の3種類があり、それぞれアイコン
33、34、35が選択されたときの値である。この画
面マスク模様情報は、画面領域描画マスク部9が、閉画
面領域境界14の“外側”あるいは“内側”を描画する
際の模様を決めるために使用される。当然であるが、本
実施例においては3種類として説明したが、実際の場合
はこれに限定されない。
【0084】以上、動作(C)及び(D)について説明
した。図20に、まとめとして、表示/非表示モジュー
ルのメニュー初期画面20において、画面マスク模様の
選択アイコン18、あるいは閉画面領域判定部7の選択
アイコン19にタッチした場合の動作をフローチャート
として示す。
【0085】以上のように、本実施例によれば、表示部
2の任意の画面領域、すなわち閉画面領域の内側あるい
は外側を表示あるいは非表示させることができる。ま
た、非表示領域にかける描画マスク模様を任意に設定可
能であり、また予め設定しておくこともできる。
【0086】更に、非表示とされる非表示領域を無効に
して元の状態に戻すことができる。
【0087】実施例2.以下、本発明に係る第2実施例
について説明する。なお、本実施例においては、図1に
示した第1実施例の情報処理装置の構成と同様であるの
で説明は省略する。また、本実施例における動作も第1
実施例における動作(A)〜(D)のうち(C)、
(D)については本実施例でも同様であるので説明は省
略する。従って、第1実施例での(A)、(B)に相当
する処理について以下に説明する。
【0088】本実施例において特徴的なことは、閉画面
領域判定部7が入力画面上に入力された2曲線それぞれ
から抽出される2点を対角した頂点とする4角形を指定
された閉画面領域境界と判定することであり、第1実施
例における図16に示した閉画面領域判定方法選択メッ
セージ32において、アイコン28を選択したときの判
定方法に相当する。
【0089】通常の表示動作は、従来の技術で示したの
と同様である。すなわち、表示一体型座標入力部1から
ペン6によって入力された情報、あるいは、情報処理装
置3内にあらかじめ蓄積されていた情報は、表示部2に
表示される。
【0090】まず、動作(A)、すなわち使用者が表示
画面の内のある特定された画面領域のみを表示あるいは
非表示させる動作について説明する。なお、本実施例に
おける動作(A)は、前述したように図2における選択
アイコン19の選択後に表示される図16に示した閉画
面領域判定方法選択メッセージ32においてアイコン2
8を予め選択したときの動作となる。
【0091】また、表示/非表示モジュール起動部13
の起動により表示される図2に示した表示/非表示モジ
ュールのメニュー初期画面20から画面領域描画マスク
部9の実行アイコン16を選択するところまでは、第1
実施例と同様なので説明を省略する。
【0092】閉画面領域判定部7は、画面領域描画マス
ク部9の実行アイコン16が選択されると、例えば図2
1のような初めの1曲線の位置指定を促すメッセージを
メッセージ表示部44に表示する。これは、アイコン2
8を予め選択したことで記憶部12に保存されている閉
画面領域判定部情報の値に応じて図21のメッセージを
表示させることができる。現在の表示部2は図22のよ
うになっている。カーソル4は表示文字5のうちの
“え”に表示されている。ここで、使用者が、ペン6で
表示文字の“あ”の左上付近を1曲線として描画したと
する。すると図23のようにその描画曲線が表示部2上
に表示され、次に、閉画面領域判定部7は図24のよう
な次の1曲線の位置指定を促すメッセージをメッセージ
表示部44に表示する。
【0093】使用者が、図25のようにペン6で1曲線
を描画したとする。すると、閉画面領域判定部7は閉画
面領域境界14を計算により判定する。なお、判定の方
法は後述する。
【0094】ペン6をアップさせると、図26のよう
に、判定された閉画面領域境界14が表示部2上に表示
され、閉画面領域判定部7は記憶部12に対して情報を
記憶させた後、制御部11に対して、自己ルーチンの終
了を通知する。
【0095】以降の動作は、図13で示した第1実施例
と同様、画面領域表示/非表示判定部8が、描画マスク
情報、すなわち“外側”あるいは“内側”を算出し、制
御部11が、描画マスク情報、すなわち“動作する”あ
るいは“動作しない”を決定し、画面領域描画マスク部
9が実際の描画処理を行う。この動作の詳細は省略す
る。
【0096】画面領域描画マスク部9がVRAM2上に
描く図形は第1実施例と異なるので、第1実施例の図1
0、図11に対応するものを図27、図28に示す。こ
うして、表示画面は図26から図29へと変化(描画マ
スク情報=“外側”の場合)する。
【0097】本実施例においては、第1実施例と異なり
カーソル4の位置に関連した処理を行わない。従って、
以降、通常の動作において、もし何らかの理由でカーソ
ル4の位置が移動した場合でも、その移動情報は制御部
11に与えられているがVRAM2における描画情報の
更新は行われない。
【0098】また、以降、通常の動作において、通常の
表示部2に変化すなわち表示内容を記憶するVRAM1
に変化が生じ、かつ描画マスク情報が“動作する”状態
であるならば、本実施例でも第1実施例と同様の処理が
行われる。すなわち、制御部11は、VRAMに画面マ
スク処理を行うために、画面領域描画マスク部9に対し
第1実施例の(c)の処理の実行を依頼する。これによ
り表示内容が変化した場合でも画面マスクの状態は保た
れている。もし、描画マスク情報が“動作しない”モー
ドであるならば、制御部11は、画面領域描画マスク部
9に対して何も指示しない。
【0099】以上のように、本実施例によれば、閉画面
領域判定部7が入力画面上に入力された2曲線それぞれ
から抽出される2点を対角した頂点とする4角形により
指定された閉画面領域境界により特定された画面領域の
みを表示あるいは非表示とすることが常に可能となり、
従って、着目したい画面領域のみを表示することができ
る。また、カーソル4を表示するように表示領域を設定
すれば、たとえ表示画面が小さくあるいは液晶であった
としても表示画面上のカーソルを容易に見つけることが
できる。
【0100】ここで、2曲線が与えられたときの閉画面
領域判定部7による閉画面領域境界14の判定方法を図
30を用いて説明する。
【0101】まず、2曲線のそれぞれについて、X座
標、Y座標についてのそれぞれ最小値、最大値を算出す
る。これにより、始点S1、終点E1により描画された
第1の曲線S1E1のX座標における最小値x1mi
n、最大値x1max、Y座標における最小値y1mi
n、最大値y1max及び始点S2、終点E2により描
画された第2の曲線S2E2のX座標における最小値x
2min、最大値x2max、Y座標における最小値y
2min、最大値y2maxが決定する。
【0102】次に、上記の値から図31に示すような長
方形の点A、点Bの座標が決定できればよい。すなわ
ち、長方形の内部に2曲線とも含まれ、かつその長方形
の大きさが最小となるような長方形をもって閉画面領域
境界14とする。本実施例の場合、点A、点Bはそれぞ
れ長方形の左上、右下の点である。
【0103】図31より、 xmin=min(x1min,x2min) xmax=max(x1max,x2max) ymin=min(y1min,y2min) ymax=max(y1max,y2max) とすると、点A、点Bの座標は、 点A(xmin,ymin)、点B(xmax,yma
x) として決定される。ただし、min(a,b),max
(a,b)はそれぞれ、a,bのうちの最小値、a,b
のうちの最大値を表す。
【0104】以上の動作を、閉画面領域判定部7は図2
5から図26に移る間に行っている。
【0105】次に、動作(B)すなわち、ある特定され
た画面領域のみを表示あるいは非表示としている状態か
ら、通常の表示状態に戻るための方法の一例を説明す
る。
【0106】本実施例における動作(B)は、第1実施
例とほぼ同様の動作をする。異なるのは動作(A)でも
述べたように、カーソル4の位置に関連した処理を行わ
ない点だけである。
【0107】この状態では、描画マスク情報が“動作す
る”モードになっているために、動作(A)で述べたよ
うに、通常の動作において、もし、通常の表示部2に変
化が生じ(表示内容すなわちVRAM1の変化が生じた
ということ)たならば、制御部11は、VRAMに画面
マスク処理を行うために、画面領域描画マスク部9に対
し第1実施例の(c)の処理の実行を依頼する。これに
より表示内容が変化した場合でも前の状態(表示領域と
非表示領域とが同時に存在する状態)を保つことができ
る。
【0108】これ以降の動作(B)については、第1実
施例と同様である。すなわち、表示/非表示モジュール
起動部13の起動により表示された図2の表示/非表示
モジュールのメニュー初期画面20から画面領域描画ア
ンマスク部10の実行アイコン17を選択することで画
面領域描画アンマスク部10の動作を開始させる。画面
領域描画アンマスク部10により表示された図14の表
示/非表示モードの解除メニュー26から解除アイコン
24を選択することで、画面領域描画アンマスク部10
に画面領域描画マスク部9の使用するVRAM2のエリ
アのクリア、同時に記憶部12に保存されている閉画面
領域境界情報及び描画マスク情報のクリア、そして描画
マスク情報を“動作しない”モードへと変更させる。そ
の後、制御部11は、通常の表示状態へと戻すために、
通常の表示部が使用する作業領域VRAM1の内容を実
際の表示画面に対応するVRAMへと転送する。
【0109】以上のような動作(B)の動作により、あ
る特定の画面領域のみを表示あるいは非表示としている
状態から、通常の表示状態に戻ることが可能となる。な
お、この処理は、第1実施例と同様、図15に示す。
【0110】以上のように、本実施例によれば、入力画
面上に入力された2曲線それぞれから抽出される2点を
対角した頂点とする4角形を指定された閉画面領域境界
と判定し、その閉画面領域境界により特定された閉画面
領域の内側あるいは外側を表示あるいは非表示させるこ
とができる。
【0111】実施例3.以下、本発明に係る第3実施例
について説明する。なお、本実施例においては、図1に
示した第1実施例の情報処理装置の構成と同様であるの
で説明は省略する。また、本実施例における動作も第1
実施例における動作(A)〜(D)のうち(C)、
(D)については本実施例でも同様であるので説明は省
略する。従って、第1実施例での(A)、(B)に相当
する処理について以下に説明する。
【0112】本実施例において特徴的なことは、閉画面
領域判定部7が入力画面上に入力された1曲線に外接す
る4角形を指定された閉画面領域境界と判定することで
あり、第1実施例における図16に示した閉画面領域判
定方法選択メッセージ32において、アイコン29を選
択したときの判定方法に相当する。
【0113】通常の表示動作は、従来の技術で示したの
と同様である。すなわち、表示一体型座標入力部1から
ペン6によって入力された情報、あるいは、情報処理装
置3内にあらかじめ蓄積されていた情報は、表示部2に
表示される。
【0114】まず、動作(A)、すなわち使用者が表示
画面の内のある特定された画面領域のみを表示あるいは
非表示させる動作について説明する。なお、本実施例に
おける動作(A)は、前述したように図2における選択
アイコン19の選択後に表示される図16に示した閉画
面領域判定方法選択メッセージ32においてアイコン2
9を予め選択したときの動作となる。
【0115】また、表示/非表示モジュール起動部13
の起動により表示される図2に示した表示/非表示モジ
ュールのメニュー初期画面20から画面領域描画マスク
部9の実行アイコン16を選択するところまでは、第1
実施例と同様なので説明を省略する。
【0116】閉画面領域判定部7は、画面領域描画マス
ク部9の実行アイコン16が選択されると、例えば図3
2のような1曲線の位置指定を促すメッセージをメッセ
ージ表示部44に表示する。現在の表示部2は図33の
ようになっている。カーソル4は表示文字5のうちの
“え”に表示されている。ここで、使用者が、ペン6で
表示文字の“あ”の左下付近を始点とする右回りの曲線
を描画したとする。すると図34のようにその描画曲線
が表示部2上に表示される。
【0117】次に、閉画面領域判定部7は閉画面領域境
界14を計算により判定する。なお、判定の方法は後述
する。
【0118】ペン6をアップさせると、図35のよう
に、判定された閉画面領域境界14が表示部2上に表示
され、閉画面領域判定部7は記憶部12に対して情報を
記憶させた後、制御部11に対して、自己ルーチンの終
了を通知する。
【0119】以降の動作は、図13で示した第1実施例
と同様、画面領域表示/非表示判定部8が、描画マスク
情報、すなわち“外側”あるいは“内側”を算出し、制
御部11が、描画マスク情報、すなわち“動作する”あ
るいは“動作しない”を決定し、画面領域描画マスク部
9が実際の描画処理を行う。この動作の詳細は省略す
る。
【0120】画面領域描画マスク部9がVRAM2上で
描く図形は第1実施例と異なるので、第1実施例の図1
0、図11に対応するものを図36、図37に示す。こ
うして、表示画面は図35から図38へと変化(描画マ
スク情報=“外側”の場合)する。
【0121】本実施例においては、第1実施例と異なり
カーソル4の位置に関連した処理を行わない。従って、
以降、通常の動作において、もし何らかの理由でカーソ
ル4の位置が移動した場合でも、その移動情報は制御部
11に与えられているがVRAM2における描画情報の
更新は行われない。
【0122】また、以降、通常の動作において、通常の
表示部2に変化すなわち表示内容を記憶するVRAM1
に変化が生じ、かつ描画マスク情報が“動作する”状態
であるならば、本実施例でも第1実施例と同様の処理が
行われる。すなわち、制御部11は、VRAMに画面マ
スク処理を行うために、画面領域描画マスク部9に対し
第1実施例の(c)の処理の実行を依頼する。これによ
り表示内容が変化した場合でも画面マスクの状態は保た
れている。もし、描画マスク情報が“動作しない”モー
ドであるならば、制御部11は、画面領域描画マスク部
9に対して何も指示しない。
【0123】以上のように、本実施例によれば、閉画面
領域判定部7が入力画面上に入力された1曲線に外接す
る4角形により指定された閉画面領域境界により特定さ
れた画面領域のみを表示あるいは非表示とすることが常
に可能となり、従って、着目したい画面領域のみを表示
することができる。また、カーソル4を表示するように
表示領域を設定すれば、たとえ表示画面が小さくあるい
は液晶であったとしても表示画面上のカーソルを容易に
見つけることができる。
【0124】ここで、1曲線が与えられたときの閉画面
領域判定部7による閉画面領域境界14の判定方法を図
39を用いて説明する。
【0125】まず、1曲線SEについて、X座標、Y座
標についてのそれぞれ最小値、最大値を算出する。これ
により、始点S、終点Eにより描画された1曲線SEの
X座標における最小値xmin、最大値xmax、Y座
標における最小値ymin、最大値ymaxが決定す
る。
【0126】次に、上記の値から図40に示す長方形の
点A(長方形の左上)、点B(長方形の右下)の座標が
決定できればよい。すなわち、長方形の内部に描画され
た1曲線が含まれ、かつその長方形の大きさが最小とな
るような長方形をもって閉画面領域境界14とする。
【0127】図40より、点A、Bの座標は、 点A(xmin,ymin)、点B(xmax,yma
x) として決定される。
【0128】以上の動作を、閉画面領域判定部7は図3
4から図35に移る間に行っている。
【0129】次に、動作(B)すなわち、ある特定され
た画面領域のみを表示あるいは非表示としている状態か
ら、通常の表示状態に戻るための方法の一例を説明す
る。
【0130】本実施例における動作(B)は、第1実施
例とほぼ同様の動作をする。異なるのは動作(A)でも
述べたように、カーソル4の位置に関連した処理を行わ
ない点だけである。
【0131】この状態では、描画マスク情報が“動作す
る”モードになっているために、動作(A)で述べたよ
うに、通常の動作において、もし、通常の表示部2に変
化が生じ(表示内容すなわちVRAM1の変化が生じた
ということ)たならば、制御部11は、VRAMに画面
マスク処理を行うために、画面領域描画マスク部9に対
し第1実施例の(c)の処理の実行を依頼する。これに
より表示内容が変化した場合でも前の状態(表示領域と
非表示領域とが同時に存在する状態)を保つことができ
る。
【0132】これ以降の動作(B)については、第1実
施例と同様である。すなわち、表示/非表示モジュール
起動部13の起動により表示された図2の表示/非表示
モジュールのメニュー初期画面20から画面領域描画ア
ンマスク部10の実行アイコン17を選択することで画
面領域描画アンマスク部10の動作を開始させる。画面
領域描画アンマスク部10により表示された図14の表
示/非表示モードの解除メニュー26から解除アイコン
24を選択することで、画面領域描画アンマスク部10
に画面領域描画マスク部9の使用するVRAM2のエリ
アのクリア、同時に記憶部12に保存されている閉画面
領域境界情報及び描画マスク情報のクリア、そして描画
マスク情報を“動作しない”モードへと変更させる。そ
の後、制御部11は、通常の表示状態へと戻すために、
通常の表示部が使用する作業領域VRAM1の内容を実
際の表示画面に対応するVRAMへと転送する。
【0133】以上のような動作(B)の動作により、あ
る特定の画面領域のみを表示あるいは非表示としている
状態から、通常の表示状態に戻ることが可能となる。な
お、この処理は、第1実施例と同様、図15に示す。
【0134】以上のように、本実施例によれば、入力画
面上に入力された1曲線に外接する4角形を指定された
閉画面領域境界と判定し、その閉画面領域境界により特
定された閉画面領域の内側あるいは外側を表示あるいは
非表示させることができる。
【0135】実施例4.以下、本発明に係る第4実施例
について説明する。なお、本実施例においては、図1に
示した第1実施例の情報処理装置の構成と同様であるの
で説明は省略する。また、本実施例における動作も第1
実施例における動作(A)〜(D)のうち(C)、
(D)については本実施例でも同様であるので説明は省
略する。従って、第1実施例での(A)、(B)に相当
する処理について以下に説明する。
【0136】本実施例において特徴的なことは、閉画面
領域判定部7が入力画面上に入力された1曲線から形成
される閉画面領域の個数を算出し、その閉画面領域個数
の値に応じて閉画面領域境界を判定することであり、第
1実施例における図16に示した閉画面領域判定方法選
択メッセージ32において、アイコン30を選択したと
きの判定方法に相当する。
【0137】通常の表示動作は、従来の技術で示したの
と同様である。すなわち、表示一体型座標入力部1から
ペン6によって入力された情報、あるいは、情報処理装
置3内にあらかじめ蓄積されていた情報は、表示部2に
表示される。
【0138】まず、動作(A)、すなわち使用者が表示
画面の内のある特定された画面領域のみを表示あるいは
非表示させる動作について説明する。なお、本実施例に
おける動作(A)は、前述したように図2における選択
アイコン19の選択後に表示される図16に示した閉画
面領域判定方法選択メッセージ32においてアイコン3
0を予め選択したときの動作となる。
【0139】また、表示/非表示モジュール起動部13
の起動により表示される図2に示した表示/非表示モジ
ュールのメニュー初期画面20から画面領域描画マスク
部9の実行アイコン16を選択するところまでは、第1
実施例と同様なので説明を省略する。
【0140】閉画面領域判定部7は、画面領域描画マス
ク部9の実行アイコン16が選択されると、例えば図4
1のような1曲線の位置指定を促すメッセージをメッセ
ージ表示部44に表示する。現在の表示部2は図42の
ようになっている。カーソル4は表示文字5のうちの
“え”に表示されている。ここで、使用者が、ペン6で
表示文字の“あ”の左下付近を始点とする右回りの曲線
を描画したとする。すると図43のようにその描画曲線
が表示部2上に表示される。
【0141】次に、閉画面領域判定部7は閉画面領域境
界14を計算により判定する。なお、判定の方法は後述
する。
【0142】ペン6をアップさせると、図44のよう
に、判定された閉画面領域境界14が表示部2上に表示
され、閉画面領域判定部7は記憶部12に対して情報を
記憶させた後、制御部11に対して、自己ルーチンの終
了を通知する。
【0143】以降の動作は、図13で示した第1実施例
と同様、画面領域表示/非表示判定部8が、描画マスク
情報、すなわち“外側”あるいは“内側”を算出し、制
御部11が、描画マスク情報、すなわち“動作する”あ
るいは“動作しない”を決定し、画面領域描画マスク部
9が実際の描画処理を行う。この動作の詳細は省略す
る。
【0144】画面領域描画マスク部9がVRAM2上で
描く図形は第1実施例と異なるので、第1実施例の図1
0、図11に対応するものを図45、図46に示す。
【0145】こうして、表示画面は図44から図47へ
と変化(描画マスク情報=“外側”の場合)する。
【0146】本実施例においては、第1実施例と異なり
カーソル4の位置に関連した処理を行わない。従って、
以降、通常の動作において、もし何らかの理由でカーソ
ル4の位置が移動した場合でも、その移動情報は制御部
11に与えられているがVRAM2における描画情報の
更新は行われない。
【0147】また、以降、通常の動作において、通常の
表示部2に変化すなわち表示内容を記憶するVRAM1
の変化が生じ、かつ描画マスク情報が“動作する”状態
であるならば、本実施例でも第1実施例と同様の処理が
行われる。すなわち、制御部11は、VRAMに画面マ
スク処理を行うために、画面領域描画マスク部9に対し
第1実施例の(c)の処理の実行を依頼する。これによ
り表示内容が変化した場合でも画面マスクの状態は保た
れている。もし、描画マスク情報が“動作しない”モー
ドであるならば、制御部11は、画面領域描画マスク部
9に対して何も指示しない。
【0148】以上のように、本実施例によれば、閉画面
領域判定部7が入力画面上に入力された1曲線から形成
される閉画面領域の個数を算出し、その閉画面領域個数
の値に応じて判定された閉画面領域境界により特定され
た画面領域のみを表示あるいは非表示とすることが常に
可能となり、従って、着目したい画面領域のみを表示す
ることができる。また、カーソル4を表示するように表
示領域を設定すれば、たとえ表示画面が小さくあるいは
液晶であったとしても表示画面上のカーソルを容易に見
つけることができる。
【0149】ここで、1曲線が与えられたときの、閉画
面領域判定部7による閉画面領域境界14の判定方法を
説明する。本実施例においては、入力画面上に入力され
た1曲線の軌跡に応じ図48、図49、図50に示した
3通りが考えられる。
【0150】閉画面領域判定部7は、まず、与えられた
1曲線に含まれる閉領域の数を調べる。この方法は、従
来から2次元平面における画像処理で行われている手法
を用いることができる。ここで、閉領域の数が1である
場合が図48に、0である場合が図49に、2個以上の
場合が図50にそれぞれ示されている。
【0151】まず、図48に示したように1曲線が閉じ
た部分を1つだけもつような場合、閉画面領域判定部7
はその閉じた領域とそうでない領域とに1曲線を分離す
る。そして、1曲線のうち閉じた領域からあるしきい値
以上の距離だけ離れている領域をカットする。図48の
点線で囲まれた領域がカットされる。残りの領域を閉画
面領域境界14と判定する。
【0152】次に、図49に示したように1曲線が閉じ
た部分をもたないような場合、閉画面領域判定部7は1
曲線の始点Sと終点Eとを直線により補完して新たな曲
線を生成する。そしてその新たな曲線に対してもう一度
閉領域の数を調べる。
【0153】もし、図49(a)のように閉領域の数が
1ならば、その新たな曲線を閉画面領域境界14と判定
してこの処理を終了する。
【0154】また、図49(b)のように閉領域の数が
2つ以上ならば、この新たな曲線は最初からあったもの
とみなして、図50に示した処理が行われる。なお、こ
の処理においては、線を補完することにより閉領域を生
成することを特徴とし、補完する線の線種、始点及び終
点はこれに限られない。
【0155】図50に示したように1曲線が閉じた部分
を2つ以上もつような場合、閉画面領域判定部7は、そ
の曲線を含む長方形で、かつ長方形の大きさが最小とな
るような長方形をもって閉画面領域境界14と判定す
る。この長方形は第3実施例の図39、40の説明で行
った方法により求めることができる。
【0156】以上の動作を、閉画面領域判定部7は図4
3から図44に移る間に行っている。
【0157】図51に、図48、図49、図50にて説
明したような、本実施例における閉画面領域判定部7に
よる閉画面領域境界14の判定方法を示すフローチャー
トを示す。
【0158】次に、動作(B)すなわち、ある特定され
た画面領域のみを表示あるいは非表示としている状態か
ら、通常の表示状態に戻るための方法の一例を説明す
る。
【0159】本実施例における動作(B)は、第1実施
例とほぼ同様の動作をする。異なるのは動作(A)でも
述べたように、カーソル4の位置に関連した処理を行わ
ない点だけである。
【0160】この状態では、描画マスク情報が“動作す
る”モードになっているために、動作(A)で述べたよ
うに、通常の動作において、もし、通常の表示部2に変
化が生じ(表示内容すなわちVRAM1の変化が生じた
ということ)たならば、制御部11は、VRAMに画面
マスク処理を行うために、画面領域描画マスク部9に対
し第1実施例の(c)の処理の実行を依頼する。これに
より表示内容が変化した場合でも前の状態(表示領域と
非表示領域とが同時に存在する状態)を保つことができ
る。
【0161】これ以降の動作(B)については、第1実
施例と同様である。すなわち、表示/非表示モジュール
起動部13の起動により表示された図2の表示/非表示
モジュールのメニュー初期画面20から画面領域描画ア
ンマスク部10の実行アイコン17を選択することで画
面領域描画アンマスク部10の動作を開始させる。画面
領域描画アンマスク部10により表示された図14の表
示/非表示モードの解除メニュー26から解除アイコン
24を選択することで、画面領域描画アンマスク部10
に画面領域描画マスク部9の使用するVRAM2のエリ
アのクリア、同時に記憶部12に保存されている閉画面
領域境界情報及び描画マスク情報のクリア、そして描画
マスク情報を“動作しない”モードへと変更させる。そ
の後、制御部11は、通常の表示状態へと戻すために、
通常の表示部が使用する作業領域VRAM1の内容を実
際の表示画面に対応するVRAMへと転送する。
【0162】以上のような動作(B)の動作により、あ
る特定の画面領域のみを表示あるいは非表示としている
状態から、通常の表示状態に戻ることが可能となる。な
お、この処理は、第1実施例と同様、図15に示す。
【0163】以上のように、本実施例によれば、入力画
面上に入力された1曲線から形成される閉画面領域の個
数を算出し、その閉画面領域個数の値に応じて閉画面領
域境界を判定し、その閉画面領域境界により特定された
閉画面領域の内側あるいは外側を表示あるいは非表示さ
せることができる。
【0164】実施例5.以下、本発明に係る第4実施例
について説明する。なお、本実施例においては、図1に
示した第1実施例の情報処理装置の構成と同様であるの
で説明は省略する。
【0165】本実施例は、第1実施例乃至第4実施例に
おいて、図13のフローチャートの中のアイコン16を
タッチしたときの画面領域表示/非表示判定部8により
行われる“外側”あるいは“内側”という描画マスク情
報の算出する処理を実行する状況が異なるだけである。
第1実施例と異なる処理に対応する部分すなわち図2、
図9、図13に対応する部分を本実施例においてはそれ
ぞれ図53、図54、図52を用いて説明する。
【0166】本実施例において特徴的なことは、閉画面
領域判定手段により指定された画面領域に対して、表示
画面上の表示領域と非表示領域とを予め設定する表示/
非表示モジュール起動部13を有することである。すな
わち、上記各実施例においては、画面領域表示/非表示
判定部8ではなく表示/非表示モジュール起動部13に
よって表示画面上の表示領域と非表示領域とを予め設定
するようにしたことである。
【0167】従って、(1)アイコン16にタッチした
ときの処理において、画面領域表示/非表示判定部8が
行う描画マスク情報の算出処理は存在しなく、(2)図
53に示した表示/非表示モジュールのメニュー初期画
面39において閉画面領域の表示領域の選択アイコン3
8が追加されている、の2点が上記各実施例と異なる。
【0168】図52は、表示/非表示モジュールのメニ
ュー初期画面39において、画面領域描画マスク部の実
行アイコン16にタッチした場合の動作をフローチャー
トであり、図53は、表示/非表示モジュールのメニュ
ー初期画面39の画面構成の一例を示した図である。
【0169】(1)については、“外側”あるいは“内
側”という描画マスク情報は、予めメニュー初期画面3
9からアイコン38をタッチして設定された結果が、記
憶部12に保存されている。なお、この動作は後述す
る。そこで、閉画面領域情報を閉画面領域判定部7が算
出した後は、描画マスク情報の算出を制御部11が行
い、最後に、画面領域描画マスク部9が、すでに記憶部
12内に保存されている閉画面領域情報と描画マスク情
報描画処理とを利用して描画処理を行う。
【0170】(2)については、図53に描画マスク情
報の選択をメニュー初期画面39における閉画面領域の
表示領域の選択アイコン38を利用して行うことを表し
ている。アイコン38にタッチすると、図54のよう
な、閉画面領域境界の内側あるいは外側のいずれかを表
示するように選択指定を促す閉画面領域の表示領域選択
メニュー画面43が表示部2上に表示される。図54に
は、閉画面領域境界の内側を表示し、外側を非表示とす
るための指定アイコン40と、閉画面領域境界の外側を
表示し、内側を非表示とするための指定アイコン41
と、が示されており、現在使用されているアイコンの右
端にはレ点がつけられている。図54の場合、閉画面領
域の内側を表示し、外側を非表示とすることを指定して
いる。
【0171】ここで、アイコン41にタッチすると、そ
のアイコン41の右端にレ点がつけられる。図55にア
イコン41にタッチした場合の画面の変化を示す。
【0172】更に、設定アイコン42にタッチすると、
レ点のついたアイコンの内容が記憶部12へと保存され
る。この情報が第1実施例の動作(A)において説明し
た描画マスク情報(“外側”あるいは“内側”)であ
る。
【0173】このように、第1実施例では、描画マスク
情報の算出(“外側”あるいは“内側”という情報の算
出)モジュールを実行時に毎回メッセージ形式で起動さ
せていたのを、本実施例では、メニュー初期画面にて予
め設定しておくようにしたので、毎回設定する必要がな
い。
【0174】以上のように、本実施例によれば、特定さ
れた閉画面領域の内側あるいは外側を表示あるいは非表
示させることができる。
【0175】なお、上記各実施例において、各機能は表
示画面に表示される各種アイコンを選択することにより
実行されるようにしたが、機械的なスイッチ等を設けて
もよい。
【0176】
【発明の効果】以上のように、請求項1及び2記載の発
明によれば、閉画面領域判定手段を設けることで閉画面
領域を生成し、画面領域表示/非表示判定手段により閉
画面領域の内側あるいは外側を表示/非表示するように
決定し、画面領域描画マスク手段により非表示領域にマ
スキングを行うようにしたので、表示画面上の指定され
た画面領域のみに表示を行うことが可能となる。これに
より、例えば、画面上の不必要な情報部分を表示しない
ようにでき、表示部におけるマンマシンインタフェース
の性能を向上させることが可能となる。
【0177】また、請求項4記載の発明によれば、表示
/非表示モジュール起動手段非表示領域にマスキングを
行うための描画マスク模様を任意に予め設定することが
できるようにしたので、マスクキングを行う度に描画マ
スク模様を設定する必要がない。
【0178】請求項3記載の発明によれば、画面領域描
画アンマスク手段を設けたので、マスキングされ非表示
とされる非表示領域を無効にして元の状態に戻すことが
可能となる。
【0179】また、請求項5記載の発明によれば、表示
カーソルの近傍を閉画面領域境界と判定し、請求項6記
載の発明によれば、入力画面上に入力された2曲線それ
ぞれから抽出される2点を対角した頂点とする4角形を
指定された閉画面領域境界と判定し、請求項7記載の発
明によれば、入力画面上に入力された1曲線に外接する
4角形を指定された閉画面領域境界と判定し、そして請
求項8記載の発明によれば、入力画面上に入力された1
曲線から形成される閉画面領域の個数を算出し、その閉
画面領域個数の値に応じて閉画面領域境界を判定するこ
とにより、閉画面領域判定手段は閉画面領域を生成する
ことが可能となる。
【0180】請求項9記載の発明によれば、表示/非表
示モジュール起動手段に閉画面領域に対して表示画面上
の表示領域と非表示領域とを予め設定させるようにした
ので、起動する度に毎回設定する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る情報処理装置の第1実施例に
よる全体構成を示した図である。
【図2】 第1実施例による表示/非表示モジュールの
メニュー初期画面を示した図である。
【図3】 第1実施例による表示カーソルの位置指定を
促すメッセージを示した図である。
【図4】 図3に示したメッセージの表示中の全体画面
を示した図である。
【図5】 第1実施例による表示カーソル位置指定直後
の全体画面を示した図である。
【図6】 第1実施例による表示あるいは非表示の領域
を決めるための位置指定を促すメッセージ画面を示した
図である。
【図7】 第1実施例による表示あるいは非表示の領域
を決めるための位置指定をペンで行っている最中の全体
画面を示した図である。
【図8】 第1実施例による表示あるいは非表示の領域
を決めるための位置指定をペンで行った直後の全体画面
を示した図である。
【図9】 第1実施例による閉画面領域の表示領域を選
択するためのメニュー画面を示した図である。
【図10】 第1実施例において、描画マスク情報が
“外側”のときの画面領域描画マスク部の動作を説明す
るための概念図である。
【図11】 第1実施例において、描画マスク情報が
“内側”のときの画面領域描画マスク部の動作を説明す
るための概念図である。
【図12】 第1実施例において特定領域を表示あるい
は非表示した直後の全体画面を示した図である。
【図13】 第1実施例の表示/非表示モジュールのメ
ニュー初期画面において画面領域描画マスク部の実行ア
イコンにタッチした場合の動作を示すフローチャートで
ある。
【図14】 第1実施例による画面領域のマスクの解除
を促すメッセージ画面を示した図である。
【図15】 第1実施例の表示/非表示モジュールのメ
ニュー初期画面において、画面領域描画アンマスク部の
実行アイコンにタッチした場合の動作を示すフローチャ
ートである。
【図16】 第1実施例の表示/非表示モジュールのメ
ニュー初期画面において、閉画面領域判定方法を選択す
るためのアイコンにタッチした場合に表示されるメッセ
ージ画面を示した図である。
【図17】 第1実施例の閉画面領域判定方法を選択す
るためのメッセージ画面において、他の指定用アイコン
にタッチした場合の変化を表すメッセージ画面を示した
図である。
【図18】 第1実施例の表示/非表示モジュールのメ
ニュー初期画面において、画面マスク模様の選択アイコ
ンにタッチした場合に表示されるメッセージ画面を示し
た図である。
【図19】 図18のメッセージ画面において、他の指
定用アイコンにタッチした場合の変化を表すメッセージ
画面を示した図である。
【図20】 第1実施例の表示/非表示モジュールのメ
ニュー初期画面において、閉画面領域判定方法の選択ア
イコン及び画面マスク模様の選択アイコンにタッチした
場合の動作を示すフローチャートである。
【図21】 この発明に係る情報処理装置の第2実施例
において、1回目の表示カーソルの位置指定を促すメッ
セージ画面を示した図である。
【図22】 図21のメッセージを表示中の全体画面を
示した図である。
【図23】 第2実施例において1回目の表示カーソル
位置指定直後の全体画面を示した図である。
【図24】 第2実施例において2回目の表示カーソル
の位置指定を促すメッセージ画面を示した図である。
【図25】 第2実施例において2回目の表示カーソル
位置指定直後の全体画面を示した図である。
【図26】 第2実施例において表示あるいは非表示の
領域を決めるための位置指定をペンで行った直後の全体
画面を示した図である。
【図27】 第2実施例において、描画マスク情報が
“外側”のときの画面領域描画マスク部の動作を説明す
るための概念図である。
【図28】 第2実施例において、描画マスク情報が
“内側”のときの画面領域描画マスク部の動作を説明す
るための概念図である。
【図29】 第2実施例において特定領域を表示あるい
は非表示した直後の全体画面を示した図である。
【図30】 第2実施例の閉画面領域判定部における閉
画面領域境界の判定方法を説明するための図である。
【図31】 第2実施例の閉画面領域判定部における閉
画面領域境界の判定方法を説明するための図である。
【図32】 この発明に係る情報処理装置の第3実施例
において、表示カーソルの位置指定を促すメッセージ画
面を示した図である。
【図33】 図32のメッセージを表示中の全体画面を
示した図である。
【図34】 第3実施例において表示カーソル位置指定
直後の全体画面を示した図である。
【図35】 第3実施例において表示あるいは非表示の
領域を決めるための位置指定をペンで行った直後の全体
画面を示した図である。
【図36】 第3実施例において、描画マスク情報が
“外側”のときの画面領域描画マスク部の動作を説明す
るための概念図である。
【図37】 第3実施例において、描画マスク情報が
“内側”のときの画面領域描画マスク部の動作を説明す
るための概念図である。
【図38】 第3実施例において特定領域を表示あるい
は非表示した直後の全体画面を示した図である。
【図39】 第3実施例の閉画面領域判定部における閉
画面領域境界の判定方法を説明するための図である。
【図40】 第3実施例の閉画面領域判定部における閉
画面領域境界の判定方法を説明するための図である。
【図41】 この発明に係る情報処理装置の第4実施例
において、表示カーソルの位置指定を促すメッセージ画
面を示した図である。
【図42】 図41のメッセージを表示中の全体画面を
示した図である。
【図43】 第4実施例において表示カーソル位置指定
直後の全体画面を示した図である。
【図44】 第4実施例において表示あるいは非表示の
領域を決めるための位置指定をペンで行った直後の全体
画面を示した図である。
【図45】 第4実施例において、描画マスク情報が
“外側”のときの画面領域描画マスク部の動作を説明す
るための概念図である。
【図46】 第4実施例において、描画マスク情報が
“内側”のときの画面領域描画マスク部の動作を説明す
るための概念図である。
【図47】 第4実施例において特定領域を表示あるい
は非表示した直後の全体画面を示した図である。
【図48】 第4実施例の閉画面領域判定部における閉
画面領域境界の判定方法を説明するための図である。
【図49】 第4実施例の閉画面領域判定部における閉
画面領域境界の判定方法を説明するための図であり、
(a)は閉領域の数が1のとき、(b)は閉領域の数が
2つ以上のときを示した図である。
【図50】 第4実施例の閉画面領域判定部における閉
画面領域境界の判定方法を説明するための図である。
【図51】 第4実施例において閉画面領域判定部にお
ける閉画面領域境界の判定方法を説明するフローチャー
トである。
【図52】 この発明に係る情報処理装置の第5実施例
において、表示/非表示モジュールのメニュー初期画面
において画面領域描画マスク部の実行アイコンにタッチ
した場合の動作を示すフローチャートである。
【図53】 第5実施例において表示/非表示モジュー
ルのメニュー初期画面を示した図である。
【図54】 第5実施例において閉画面領域の表示領域
を選択するためのメニュー画面を示した図である。。
【図55】 図54のメニュー画面において他の指定用
アイコンにタッチした場合の変化を表すメニュー画面を
示した図である。
【図56】 従来の情報処理装置を示す全体構成のブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 表示一体型座標入力部、2 表示部、3 情報処理
装置、6 ペン、7閉画面領域判定部、8 画面領域表
示/非表示判定部、9 画面領域描画マスク部、10
画面領域描画アンマスク部、11 制御部、12 記憶
部、13 表示/非表示モジュール起動部、16、17
実行アイコン、18、19、21、22、38 選択
アイコン、24 解除アイコン、25 非解除アイコ
ン、27、28、29、30、33、34、35 アイ
コン、31、36、42 設定アイコン、40、41
指定アイコン、44 メッセージ表示部。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画面と表示画面とが重ね合わされた
    一体型入力表示装置を有し前記入力画面上に指定され検
    出された内容に基づいて前記表示画面の表示部に表示を
    行う情報処理装置において、 前記入力画面への指定に基づいて閉じた画面領域を判定
    し生成する閉画面領域判定手段と、 前記閉画面領域判定手段により生成された画面領域に基
    づいて前記表示画面上の表示領域の制御を行う表示制御
    手段と、 を有し、表示画面上の指定された画面領域のみに表示を
    行うことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の情報処理装置において、 前記表示制御手段は、 前記閉画面領域判定手段により判定された画面領域に対
    して、画面領域の表示領域と非表示領域とを決定する画
    面領域表示/非表示判定手段と、 前記画面領域表示/非表示判定手段により決定された非
    表示領域に対してマスキングを行う画面領域描画マスク
    手段と、 を有することを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の情報処理装置において、 非表示とされる非表示領域を無効にして表示領域とする
    画面領域描画アンマスク手段を有することを特徴とする
    情報処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の情報処理装置において、 前記画面領域描画マスク手段によって描画マスクする模
    様を予め設定する表示/非表示モジュール起動手段を有
    することを特徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の情報処理装置において、 前記閉画面領域判定手段は、表示カーソルの近傍を閉画
    面領域境界と判定することを特徴とする情報処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載した情報処理装置におい
    て、 前記閉画面領域判定手段は、前記入力画面上に入力され
    た2曲線それぞれから抽出される2点を対角した頂点と
    する4角形を指定された閉画面領域境界と判定すること
    を特徴とする情報処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載した情報処理装置におい
    て、 前記閉画面領域判定手段は、前記入力画面上に入力され
    た1曲線に外接する4角形を指定された閉画面領域境界
    と判定することを特徴とする情報処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載した携帯情報処理装置に
    おいて、 前記閉画面領域判定手段は、前記入力画面上に入力され
    た1曲線から形成される閉画面領域の個数を算出し、そ
    の閉画面領域個数の値に応じて閉画面領域境界を判定す
    ることを特徴とする情報処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載した携帯情報処理装置に
    おいて、 前記閉画面領域判定手段により指定された画面領域に対
    して、前記表示画面上の表示領域と非表示領域とを予め
    設定する表示/非表示モジュール起動手段を有すること
    を特徴とする情報処理装置。
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