JPH08163380A - 画像読取方法及び画像読取装置 - Google Patents

画像読取方法及び画像読取装置

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JPH08163380A
JPH08163380A JP6306289A JP30628994A JPH08163380A JP H08163380 A JPH08163380 A JP H08163380A JP 6306289 A JP6306289 A JP 6306289A JP 30628994 A JP30628994 A JP 30628994A JP H08163380 A JPH08163380 A JP H08163380A
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light source
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light
color
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Norio Kanemitsu
憲雄 金光
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、画像読取方法及び画像読取装置に
関し、カラー読取及びモノカラー読取が高速かつ効率的
に行なえるようにすることを目的とする。 【構成】 カラー撮像部1と、第1の光源2及び第2の
光源3と、カラー撮像部1からの複数の読取情報全てを
画像読取結果として出力する第1出力状態と、カラー撮
像部1からの複数の読取情報のうちの1つのみを選択し
画像読取結果として出力する第2出力状態とのいずれか
一方に選択的に切り替える出力切替部4と、第1の光源
2及び第2の光源3の点灯状態を制御する点灯制御部5
と、出力切替部4の切替状態を制御する切替制御部6と
をそなえて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 産業上の利用分野 従来の技術(図10,図11) 発明が解決しようとする課題(図10,11) 課題を解決するための手段(図1) 作用(図1) 実施例(図2〜図9) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーCCD等のカラ
ー撮像部を用いて、多色像(カラー像)のみならず単色
像(モノカラー像)を読み取るための画像読取方法及び
画像読取装置に関する。近年、パーソナルコンピュータ
などの情報処理装置の性能向上や、光磁気ディスクなど
の記憶媒体の大容量化に伴い、画像の読取,蓄積,検索
を行なう電子ファイリングシステムが普及してきてい
る。このため、画像の読取処理を高速に行なうことがで
きるイメージスキャナなどの画像読取装置が要求されて
おり、しかも、モノカラー及びカラー読取のどちらの場
合でも効率的かつ高速に画像の読取処理を行なうことが
できる画像読取装置が必要とされてきている。
【0003】
【従来の技術】図10は従来の画像読取装置の構成を示
すブロック図で、この図10において、100はカラー
CCD、200は白色蛍光灯、300はパーソナルコン
ピュータ(PC)、400は点灯制御部、500は原稿
などの読取対象像である。ここで、カラーCCD100
は、読取対象像500を赤(R),緑(G),青(B)
の3色の読取波長で読み取り、3色の読取情報(RGB
出力)として出力するものである。
【0004】また、白色蛍光灯200は、上記3色の波
長の光を全て含む白色光を発生して読取対象像500に
照射するものであり、パーソナルコンピュータ(以下、
パソコンという)300は、カラーCCD100からの
データに基づいて読取処理を行なうものである。さら
に、点灯制御部400は、画像の読取処理を開始/終了
する旨の信号をパソコン300から受けて、白色蛍光灯
200の点灯/消灯を制御するものである。
【0005】このような構成により、従来の画像読取装
置では、白色蛍光灯200の光を読取対象像500に照
射してその反射光をカラーCCD100で受光すること
により、受光した光から赤(R),緑(G),青(B)
の3色の分光特性に基づいて読取対象像500の3色
(R,G,B)の画像データを取得し、増幅,A/D変
換などの所要の処理を施してからパソコン300へ出力
する。
【0006】そして、パソコン300では、読取対象像
500がカラーである場合(カラー読取の場合)は、3
色の画像データ全てを基に読取処理を行なう。一方、読
取対象像500がモノカラー(単色)である場合(モノ
カラー読取の場合)は、これら3色の画像データのうち
のいずれか1つの画像データを基に読取処理を行なう。
【0007】また他に、図11に示すような、上述のカ
ラーCCD100,白色蛍光灯200及び点灯制御部4
00の代わりに、モノカラーCCD100A,3つの蛍
光灯〔赤色蛍光灯(R)200A,緑色蛍光灯(G)2
00B,青色蛍光灯(B)200C〕及び点灯制御部4
00Aを用いて画像(読取対象像500)の読取処理を
行なう装置もある。
【0008】ここで、モノカラーCCD100Aは、読
取対象像500からの光を受光し単色の読取情報を出力
するものであり、蛍光灯200A〜200Cは、それぞ
れ、赤(R),緑(G),青(B)の光を発生して読取
対象像500に照射するものである。また、点灯制御部
400Aは、パソコン300から入力されるカラー読取
かモノカラー読取かの指示に応じて3つの蛍光灯200
A,200B,200Cの点灯/消灯を後述のように連
続的に切り替えるか3つ同時に点灯するかを制御するも
のである。
【0009】そして、この図11に示す画像読取装置で
は、読取対象像500がカラーである場合は、点灯制御
部400Aにより、3つの蛍光灯200A,200B,
200Cの点灯状態を、例えば赤色蛍光灯200A→緑
色蛍光灯200B→青色蛍光灯200Cの順に、連続的
に切り替えることにより、R,G,Bの3色のうちのい
ずれか1色の光のみが、順次、読取対象像500に照射
される状態にする。そして、読取対象像500からの反
射光R,G,Bの3色のうちのいずれか1色のみの光を
モノカラーCCD100Aで受光することにより読取対
象像500を読み取り、画像データを1色ずつパソコン
300へ出力して読取処理を行なっている。
【0010】一方、読取対象像500がモノカラーであ
る場合は、点灯制御部400Aにより、3つの蛍光灯2
00A,200B,200Cを同時に点灯してR,G,
Bの3色全ての光を読取対象像500に照射し、その反
射光をモノカラーCCD100Aで受光して画像データ
をパソコン300へ出力することにより、読取処理を行
なっている。この場合、3つの蛍光灯200A〜200
Cを同時に点灯することにより、光量が増加し、読取対
象像500からの反射光の照度が高くなるので、モノカ
ラーCCD100Aでの電荷蓄積時間を短縮でき、カラ
ー読取の場合よりも読取処理を高速に行なうことができ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、まず図
10に示す画像読取装置では、モノカラー読取の場合で
もカラー読取の場合の処理と同様の処理を行なって3色
の画像データを取得し、このうちの1つの画像データを
基に読取対象像500の読取処理を行なうので、当然カ
ラー読取よりも高速に処理を行なうことができると思わ
れるモノカラー読取時の処理速度も、カラー読取時の処
理速度と同一になってしまうという課題がある。
【0012】また、図11に示す画像読取装置では、上
述のように、3つの蛍光灯200A,200B,200
Cを同時に点灯することにより、モノカラー読取がカラ
ー読取時よりも高速に行えるようにしているが、カラー
読取時に3つの蛍光灯200A,200B,200Cの
点灯/消灯を連続的に切り替えるので、どうしても直前
に点灯状態であった蛍光灯の色の光が残ってしまう。
【0013】従って、蛍光灯200A,200B,20
0Cの点灯/消灯の時間間隔をあまり短くすると、例え
ば、本来は緑1色の光がモノカラーCCD100Aで受
光されるはずが、直前に点灯していた他の色の蛍光灯に
よる残光も一緒に受光されてしまい、正確な画像データ
が得られなくなる。このため、蛍光灯200A,200
B,200Cの点灯/消灯の時間間隔を短くして読取処
理を高速に行なうには限界がある。
【0014】また、同じくカラー読取の場合は、読取処
理が終了するまで3つの蛍光灯200A,200B,2
00Cの点灯/消灯を頻繁に切り替えることになるの
で、各蛍光灯200A,200B,200Cの寿命が短
くなってしまうという課題もある。本発明は、このよう
な課題に鑑み創案されたもので、カラー読取及びモノカ
ラー読取を高速かつ効率的に行なうことができるように
した、画像読取方法及び画像読取装置を提供することを
目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図で、この図1において、1はカラー撮像部、2,
3はそれぞれ第1,第2の光源、4は出力切替部、5は
点灯制御部、6は切替制御部、7は読取対象像である。
ここで、カラー撮像部1は、読取対象像7を光の3原色
に基づく異なる複数の読取波長で読み取り複数の読取情
報として出力するものであり、第1の光源2は、上述の
複数の読取波長を含む白色光を発生して読取対象像7に
照射するものであり、第2の光源3は、読取対象像7が
単色像である場合に光を発生して読取対象像7に照射す
るものである。
【0016】また、出力切替部4は、カラー撮像部1か
らの複数の読取情報全てを画像読取結果として出力する
第1出力状態と、カラー撮像部1からの複数の読取情報
ののうち1つのみを選択し画像読取結果として出力する
第2出力状態とのいずれか一方に選択的に切り替えるも
のであり、点灯制御部5は、第1の光源2及び第2の光
源3の点灯状態を制御するものであり、切替制御部6
は、出力切替部4の切替状態を制御するものである(以
上、請求項1,6)。
【0017】ここで、上述の第2出力状態において、第
2の光源3の発生する光の波長が、複数の読取波長のう
ちのいずれか1つと同一波長であり、読取対象像7が単
色像である場合には、カラー撮像部1から出力される複
数の読取情報のうち第2の光源の発生する光の波長を読
取波長とする読取情報が画像読取結果として出力される
ようになっている(請求項2,7) また、上述の第2の光源3の発生する光の波長は、カラ
ー撮像部1の分光感度特性と第1の光源2及び第2の光
源3の発光特性とに基づいて設定されるが(請求項3,
8)、具体的には、第2の光源3の発生する光が緑色光
に設定されるように、第2の光源3には、緑色光を発生
する光源が用いられる(請求項4,9)。
【0018】さらに、このときカラー撮像部1を、多色
像もしくは単色像からの反射光を受光して光量に応じた
電荷を蓄積する複数のフォトダイオードを有して構成
し、これら複数のフォトダイオードに蓄積された電荷を
読取情報として出力するように構成するとともに、これ
ら複数のフォトダイオードにおける電荷蓄積時間を制御
する蓄積時間制御部をそなえて構成し、蓄積時間制御部
が、第1の光源2及び第2の光源3を点灯する単色像読
取時の電荷蓄積時間を、第1の光源2のみを点灯する多
色像読取時の電荷蓄積時間よりも短く設定するように構
成してもよい(請求項5,10)。
【0019】
【作用】図1にて上述した本発明の画像読取装置では、
読取対象像7が多色像である場合、点灯制御部5により
第1の光源2のみが点灯されるとともに、切替制御部6
により出力切替部4が上述の第1出力状態に切り替えら
れる一方、読取対象像7が単色像である場合には、点灯
制御部5により第1の光源2及び第2の光源3が点灯さ
れるとともに、切替制御部6により出力切替部4が上述
の第2出力状態に切り替えられる。
【0020】従って、読取対象像7が多色像である場合
には、第1の光源2からの白色光のみを多色像に照射し
た状態で、通常通り、カラー撮像部1により多色像が読
み取られ、カラー撮像部1からの複数の読取情報全てが
画像読取結果として出力される。これに対して、読取対
象像7が単色像である場合には、第1の光源2からの白
色光と第2の光源3からの光とを単色像に照射した状態
で、カラー撮像部1により単色像が読み取られ、カラー
撮像部1から出力される複数の読取情報のうちの1つの
みが画像読取結果として出力される(請求項1,6)。
【0021】そして、このように単色像を読み取る際、
第2の光源3の発生する光の波長が、複数の読取波長の
うちのいずれか1つと同一波長である場合には、カラー
撮像部1から出力される複数の読取情報のうち第2の光
源の発生する光の波長を読取波長とする読取情報が画像
読取結果として出力される。つまり、第1の光源2から
の白色光に加えて、第2の光源3からの特定色の光を読
取対象像7に照射することにより、カラー撮像部1は、
特定色の光について十分な光量を得た状態で、単色像を
読み取って、その特定色についての1つの読取情報のみ
を画像読取結果として出力することができる(請求項
2,7)。
【0022】また、このとき、第2の光源3からの光の
波長を、カラー撮像部1の分光感度特性と第1の光源2
及び第2の光源3の発光特性とに基づいて設定すること
により、単色像の読取処理の効率化をはかることができ
(請求項3,8)、特に、第2の光源3の発生する光を
緑色光に設定することにより、さらにこの読取処理の効
率化をはかることができる(請求項4,9)。
【0023】また、カラー撮像部1が複数のフォトダイ
オードから構成され、蓄積時間制御部により、光量が十
分に得られる単色像読取時のカラー撮像部1における電
荷蓄積時間が、多色像読取時の電荷蓄積時間よりも短く
設定されるので、単色像読取時には、多色像読取時より
も速く、画像読取情報としての電荷を取り出すことがで
きる(請求項5,10)。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図2は本発明の一実施例としての画像読取装置の
構成を示すブロック図で、この図2において、10はカ
ラーCCD、11は白色蛍光灯、12は緑色蛍光灯、1
3は読取対象像を描かれた原稿、14は原稿からの反射
光を集光してカラーCCD10に入射させるレンズ、1
5は出力切替部、17は増幅部、18はA/D変換部、
19はバッファメモリ、20はインタフェース部、21
は制御部、22はランプ点灯器、23はパソコン(P
C)である。
【0025】ここで、カラーCCD(カラー撮像部)1
0は、原稿(読取対象像)13を、この原稿13からの
反射光に含まれる赤(R:Red),緑(G:Gree
n),青(B:Blue)の光の3原色に基づく3つ
(複数)の読取波長で読み取って3色(複数)の画像デ
ータ(読取情報,RGB出力)として出力するものであ
り、本実施例では、例えば、東芝製のカラーCCDリニ
アイメージセンサ(TCD140AC)を用いる。な
お、このカラーCCD10の詳細構成については図3に
て後述する。
【0026】白色蛍光灯(第1の光源)11は、上述の
R,G,B3つの読取波長全てを含む白色光を発生して
原稿13に照射するものであり、緑色蛍光灯(第2の光
源)12は、R,G,B3つの読取波長のうちのG
(緑)と同一波長の光を発生して原稿13に照射するも
のである。これらの蛍光灯11,12は、それぞれラン
プ点灯器22により点灯/消灯駆動されるようになって
いる。
【0027】また、出力切替部15は、それぞれカラー
CCD10のR出力ライン上およびB出力ライン上に介
設された2つのアナログスイッチ151,152により
構成されている。これらのアナログスイッチ151,1
52は、それぞれ後述する制御部21からの制御信号を
受けて同時にそのON/OFF状態を切り替えられ、カ
ラーCCD10からのR,G,B3色の画像データ全て
を画像読取結果として後述の増幅部17へ出力する状態
(第1出力状態)と、R,G,B3色の画像データのう
ち緑色蛍光灯12の発生する光、すなわち緑色の光の波
長を読取波長とする1色(G)の画像データのみを画像
読取結果として後述の増幅部17へ出力する状態(第2
出力状態)とのいずれか一方に選択的に切り替えるもの
である。
【0028】さらに、増幅部17は、カラーCCD10
からのR,G,B3色の画像読取結果をそれぞれ所望の
信号レベルに増幅するものであり、A/D変換部18
は、この増幅部17で増幅された各画像読取結果(アナ
ログ信号)をそれぞれディジタル信号に変換するもので
ある。このため、増幅部17及びA/D変換部18は、
R,G,B3色の画像データに対応してそれぞれ3つの
アンプ171〜173及びA/D変換器181〜183
をそなえて構成されている。
【0029】また、バッファメモリ19は、A/D変換
部18でディジタル信号に変換されたR,G,B3色の
画像データをそれぞれ一時的に蓄積しておき、制御部2
1からの制御信号に応じて各画像データをインタフェー
ス部20へ順次出力するものである。そして、このバッ
ファメモリ19も各画像データに対応して3つのFIF
O型メモリ(First In First Out memory) 191〜19
3をそなえて構成されている。
【0030】なお、増幅部17,A/D変換部18,バ
ッファメモリ19は、アナログスイッチ151,152
がともにOFF状態である場合(前記第2出力状態)、
1色(G)の画像データのみに対してそれぞれの処理を
施すことになる。つまり、アンプ172,A/D変換器
182およびFIFO型メモリ192のみが動作するよ
うになっている。
【0031】さらに、インタフェース部20は、バッフ
ァメモリ19に一時的に蓄えられた信号をパソコン23
へ出力するものであり、また、このインタフェース部2
0を介して、パソコン23から、読取対象の原稿13が
カラー像(多色像)である場合のカラー読取の指示や、
原稿13がモノカラー像(単色像)である場合のモノカ
ラー読取の指示が、後述する制御部21にされるように
なっている。なお、一般的に、イメージスキャナなどの
画像読取装置では、SCSi(Small ComputerSystem in
terface) が標準インタフェースとして広く採用されて
いるので、具体的に、インタフェース部20としてはこ
のSCSiを用いることが考えられる。
【0032】また、制御部21は、パソコン23からの
指示(カラー読取を行なうかモノカラー読取を行なう
か)に応じてカラーCCD10,出力切替部15,バッ
ファメモリ19およびランプ点灯器22をそれぞれ制御
するものであり、ランプ点灯器22(つまり、蛍光灯1
1,12の点灯状態)を制御するための点灯制御部21
1と、出力切替部15の切替状態(つまり、アナログス
イッチ151,152のON/OFF状態)を制御する
ための切替制御部212と、カラーCCD10の制御を
行なうための蓄積時間制御部213とを有している。な
お、この蓄積時間制御部211の詳細構成については図
4にて後述する。
【0033】次に、カラーCCD10について、図3を
用いてより詳細に説明する。この図3に示すように、カ
ラーCCD10は、赤色(R)の光,緑色(G)の光,
青色(B)の光をそれぞれ受光してR,G,B3色の画
像データを出力するための受光回路101〜103から
なっており、さらに各受光回路101〜103は、アナ
ログシフトレジスタ104,105,受光部106およ
びシフトゲート110,111で構成されている。
【0034】受光部106は、例えば5000個のフォ
トダイオード(画素)S1〜S5000を有して構成さ
れており、これらのフォトダイオードS1〜S5000
は、上述のカラーもしくはモノカラーの原稿13からの
反射光を受光してその光量に応じた電荷を蓄積するもの
である。なお、フォトダイオードS1〜S5000の両
側には、実際には動作しない複数個のフォトダイオード
からなるダミー部が設けられている。
【0035】また、シフトゲート110,111は、そ
れぞれ制御部21(後述する蓄積時間制御部213)か
らのシフトパルスを受けると、フォトダイオードS1,
S3,S5,・・・,S4999およびS2,S4,S
6,・・・,S5000に蓄積された電荷をアナログシ
フトレジスタ104および105に転送するものであ
る。
【0036】さらに、アナログシフトレジスタ104,
105は、それぞれ、フォトダイオードS1〜S500
0からの2500個の電荷を、制御部21(後述する蓄
積時間制御部213)からのクロックパルスφ1,φ2
に応じて順次転送して出力するものである。上述のごと
く構成されたカラーCCD10は、カラーもしくはモノ
カラーの原稿13からの反射光を受光して光量に応じた
電荷をそれぞれの受光回路101〜102のフォトダイ
オードS1〜S5000に蓄積し、これら複数のフォト
ダイオードS1〜S5000に蓄積された電荷をそれぞ
れR,G,B3色の画像データ(読取情報)として出力
するようになっている。
【0037】具体的には、例えば受光回路101では、
まず原稿13からの反射光のうち赤色光(R)の光量に
応じた電荷が、受光部106のフォトダイオードS1〜
S5000に蓄積される。そして、制御部21(後述す
る蓄積時間制御部213)から各シフトゲート110,
111にシフトパルスを与えることにより、フォトダイ
オードS1〜S5000に蓄積された5000個の電荷
は1度に各アナログシフトレジスタ104,105に転
送され、さらに、制御部21(後述する蓄積時間制御部
213)から各アナログレジスタ104,105にクロ
ックパルスφ1,φ2を与えることにより、蓄積された
5000個の電荷が次々に転送され各アナログシフトレ
ジスタ104,105から赤色(R)の画像データとし
て出力されるようになっている。受光回路102,10
3も、上述した受光回路101と同様に構成され、それ
ぞれ緑色(G)および青色(B)の画像データを出力す
るようになっている。
【0038】上述のようなカラーCCD10での受光量
と画像データの出力速度は、それぞれ、制御部21から
カラーCCD10へ供給されるシフトパルスおよびクロ
ックパルスの間隔によって制御される。これらのシフト
パルスとクロックパルスを発生してカラーCCD10に
供給しているのが図2にて前述した制御部21の蓄積時
間制御部213である。この蓄積時間制御部213は、
カラーCCD10のフォトダイオードS1〜S5000
における電荷蓄積時間を制御するもので、図4に示すよ
うに、カウンタ2131,2132,選択回路213
3,2135及び分周回路2134で構成されている。
【0039】ここで、カウンタ2131は、基本クロッ
ク〔図5(a)参照〕をカウントし、所定回数〔受光部
106の画素数(ダミー部の画素数も含む)の2分の1
の数〕だけカウントする度にLowレベル信号〔図5
(d)参照〕を出力するものであり、カウンタ2132
は、カウンタ2131からのLowレベル信号をカウン
トし、所定回数(例えば4回)だけカウントする度にL
owレベル信号〔図5(e)参照〕を出力するものであ
る。
【0040】また、選択回路2133は、カラー像読取
時にカウンタ2132からの信号を選択する一方、モノ
カラー像読取時にカウンタ2131からの信号を選択
し、シフトパルス〔図5(d),(e)参照〕として出
力するものである。さらに、分周回路2134は、基本
クロックを例えば4分周して出力〔図5(c)〕するも
のであり、選択回路2135は、カラー像読取時に分周
回路2134からの信号を選択する一方、モノカラー像
読取時に基本クロックを選択し、クロックパルス〔図5
(b),(c)参照〕として出力するものである。
【0041】なお、本実施例では、選択回路2135か
らのクロックパルスは、そのままパルスφ1としてカラ
ーCCD10の各アナログシフトレジスタ104に供給
されるとともに、インバータ2136により反転されパ
ルスφ2としてカラーCCD10の各アナログシフトレ
ジスタ105に供給されるようになっている。これによ
り、アナログシフトレジスタ104とアナログシフトレ
ジスタ105とから交互に画像データ(電荷)が出力さ
れることになる。
【0042】以下、この蓄積時間制御部213でのモノ
カラー読取時及びカラー読取時の動作について詳細に説
明する。まず、この蓄積時間制御部213には、基本ク
ロックとして図5(a)に示すような時間間隔のクロッ
クが入力されており、モノカラー読取時には、この基本
クロックと同一のクロックが選択回路2135で選択さ
れてクロックパルス(A)〔図5(b)参照〕が、パル
スφ1,φ2としてカラーCCD10へ出力される。
【0043】また、このとき、図5(a)に示す基本ク
ロックパルスはカウンタ2131でカウントされ、図5
(d)に示すように、所定回数に1回Lowレベルにな
る信号が、シフトパルス(A)としてカウンタ2131
から出力され、このシフトパルス(A)が選択回路21
33を介してカラーCCD10へ出力される。この結
果、カラーCCD10では、図3にて前述したように、
シフトパルス(A)が各シフトゲート110,111に
与えられてフォトダイオードS1〜S5000に蓄積さ
れた電荷が各アナログシフトレジスタ104,105に
転送された後、クロックパルス(A)φ1,φ2が各ア
ナログシフトレジスタ104,105に与えられてR,
G,B3色の画像データがそれぞれ出力される。
【0044】次に、カラー読取時には、白色蛍光灯11
のみを点灯するので白色蛍光灯11と緑色蛍光灯12を
ともに点灯するモノカラー読取時に比べて、カラーCC
D10での受光量が減少するため、各受光回路101〜
103のフォトダイオードS1〜S5000での電荷蓄
積時間を長くする必要がある。この場合、実験的にカラ
ーCCD10での受光量は、白色蛍光灯11と緑色蛍光
灯12をともに点灯した場合の約1/4となることが分
かっているので、まずモノカラー読取時に生成したシフ
トパルス(A)〔図5(d)参照〕の間隔を4倍にする
必要がある。
【0045】そこで、本実施例では、カウンタ2131
で得られたシフトパルス(A)をカウンタ2132でカ
ウントして4回に1回Lowレベルにすれば、シフトパ
ルス(A)の4倍の時間間隔をもつシフトパルス(B)
〔図5(e)参照〕を作ることができ、このシフトパル
ス(B)を選択回路2131を介してカラーCCD10
へ出力する。
【0046】また、このとき、分周回路2134によ
り、基本クロック〔図5(a)参照〕を4分周して4倍
の時間間隔をもったクロックパルス(B)〔図5(c)
参照〕を生成し、選択回路2135を介してカラーCC
D10へ出力する。なお、このような選択回路2131
及び選択回路2135でのクロックパルス,シフトパル
スの選択は、パソコン23からの指示(カラー読取かモ
ノカラー読取か)により行なわれる。
【0047】従って、この場合、モノカラー読取時のシ
フトパルス(A)の時間間隔がカラー読取時のシフトパ
ルス(B)の時間間隔の1/4になるので、白色蛍光灯
11及び緑色蛍光灯12を点灯するモノカラー読取時の
複数のフォトダイオードS1〜S5000における電荷
蓄積時間が、蓄積時間制御部211により白色蛍光灯1
1のみを点灯するカラー読取時の複数のフォトダイオー
ドS1〜S5000における電荷蓄積時間より短い約1
/4の時間に設定され、モノカラー読取時の読取処理が
カラー読取時の4倍の速度、即ち、カラー読取時の1/
4の時間で読取処理が可能となる。なお、白色蛍光灯1
1及び緑色蛍光灯12の代わりに白色蛍光灯11を2本
用いた場合、モノカラー読取処理はカラー読取処理の約
2倍しか処理速度を向上させることができないことがわ
かっている。
【0048】また、本実施例では白色蛍光灯11に加え
て緑色蛍光灯12を用いているが、このように緑色の光
を発生する緑色蛍光灯12を用いたのは、同じ電流を蛍
光灯に流した場合、緑色の光を発生する蛍光灯の発光出
力が最も大きいからである。図7,図8はそれぞれ白色
蛍光灯11と緑色蛍光灯12の発光特性を示す図である
が、これらの図7,図8から分かるように、白色蛍光灯
11と緑色蛍光灯12をともに点灯すると、約500〜
600nm付近の波長で発光出力が最大になり、例えば
白色蛍光灯11を2本点灯した場合に比べて3倍以上の
発光出力を得ることができる。
【0049】一方、一般に、カラーCCD10は図9に
示すようなR,G,B各色の分光感度特性を有してお
り、緑色の光の分光感度が最も良くなる波長が約500
〜550nm付近であることがわかる。つまり、カラー
CCD10の緑色光の分光感度が最も良くなる波長50
0〜550nm付近で、白色蛍光灯11と緑色蛍光灯1
2をともに点灯したときの発光特性が最大になるのであ
る。
【0050】従って、白色蛍光灯11及び緑色蛍光灯1
2を点灯するモノカラー読取時には、R,G,B3色の
光の波長を全て含む白色蛍光灯11に加えて、R,G,
B3色のうち1色、特にG(緑)の光を発生する緑色蛍
光灯12を用いることにより最も効率的に読取処理を行
なうことができる。つまり、緑色蛍光灯(第2の光源)
12の発生する光の波長を、カラーCCD10の分光感
度特性と蛍光灯の発光特性とに基づいて設定することに
より、モノカラー読取時の処理を最も効率的に行なうこ
とができるのである。
【0051】なお、緑色蛍光灯12の代わりに、例えば
R,G,B3色のうちR(赤色)の光を発生する赤色蛍
光灯を用いることも考えられるが、この場合、同じ電力
時では緑色蛍光灯12を用いた場合の約1/2倍の光量
しか得られない。また、モノカラー読取時において、白
色蛍光灯11と緑色蛍光灯12をともに点灯するのは、
白色蛍光灯11のみを点灯しただけではカラーCCD1
0での受光量が減少して正確な画像データが得られなく
なることによる画像品質の劣化を防ぐためでもある。
【0052】次に、上述のごとく構成された本実施例の
画像読取装置(制御部21)の動作を、図6に示すフロ
ーチャート(ステップA1〜ステップA10)に従って
説明する。なお、この画像読取装置により、カラー像と
モノカラー像のいずれを読み取るかについては、パソコ
ン23からインタフェース部20を介して予め指示さ
れ、制御部21内にフラグとして設定されている。
【0053】従って、制御部21では、まず、カラー像
の読取を指示されているかモノカラー像の読取を指示さ
れているかを判定し(ステップA1)、カラー像読み取
るものと判定された場合には、制御部21の点灯制御部
211により白色蛍光灯11のみを点灯するようランプ
点灯器22を制御し(ステップA2)、制御部21の蓄
積時間制御部213により、カラーCCD10へ出力す
るシフトパルス及びクロックパルスを、基本クロックか
ら得られるパルスにそれぞれ設定するとともに(ステッ
プA3)、制御部21の切替制御部212により、アナ
ログスイッチ151,152をともにON状態(第1出
力状態)にしてR,G,B3色の画像データ全てを画像
読取結果として増幅部17へ出力する(ステップA
4)。
【0054】これにより、白色蛍光灯11の光が原稿
(カラー像)13に照射され、その反射光がレンズ14
で集光されてカラーCCD10に照射され、カラーCC
D10がこの反射光を受光することにより、原稿13が
R,G,B3色の光の波長(読取波長)で且つ基本速度
で読み取られる(ステップA5)。このとき、上述のよ
うに、アナログスイッチ151,152がON状態とな
っているので、カラーCCD10からのR,G,B3色
の画像データは、全てがそれぞれ増幅器17の各アンプ
171〜173で増幅され、A/D変換部18の各A/
D変換器181〜183でディジタル情報に変換され、
バッファメモリ19に送出される。
【0055】そして、バッファメモリ19に送出された
3色(R,G,B)の画像データは、それぞれ各ライン
毎に設けられているFIFO型メモリ191〜193に
一時的に蓄えられ、制御部21からの指示に応じてイン
タフェース部20を介してパソコン23へ送出される
(ステップA6)。なお、FIFO型メモリ191〜1
93は、それぞれR,G,B各色の1ラインデータを一
時的に蓄積してインタフェース部20へ送出するため、
例えば各色の1ラインデータがそれぞれ2KB(2キロ
バイト)であれば、少なくとも2KB×2だけのメモリ
容量を有しており、各色1ラインデータ毎の書き込み、
読み出しを交互に行なうことにより、R,G,B3色の
画像データをインタフェース部20からパソコン側へ送
出している。
【0056】このように、カラー読取の場合には、白色
蛍光灯11のみを点灯し、この白色蛍光灯11からの光
を原稿(カラー像)13に照射した状態でカラーCCD
10により原稿13を読み取り、カラーCCD10から
のR,G,B3色の画像データ全てを画像読取結果とし
て出力する。一方、ステップA1にてモノカラー像(単
色像)を読み取るものと判定された場合には、制御部2
1の点灯制御部211により、白色蛍光灯11及び緑色
蛍光灯12をともに点灯するようランプ点灯器22を制
御し(ステップA7)、制御部21の蓄積時間制御部2
13により、カラーCCD10へ出力するシフトパルス
及びクロックパルスを、基本クロックの1/4の時間間
隔をもったパルスにそれぞれ設定するとともに(ステッ
プA8)、制御部21の切替制御部212により、アナ
ログスイッチ151,152をともにOFF状態(第2
出力状態)にしてR,G,B3色の画像データのうち1
色(G)の画像データのみを画像読取結果として増幅部
17へ出力する(ステップA9)。
【0057】これにより、白色蛍光灯11及び緑色蛍光
灯12の光の両方が原稿(カラー像)13に照射され、
この場合もその反射光がレンズ14で集光されてカラー
CCD10に照射される。カラーCCD10は、この反
射光を受光することにより、原稿13をR,G,B3色
の光の波長(読取波長)で且つ基本速度の4倍の速度で
読み取り(ステップA10)、R,G,B3色の画像デ
ータを増幅部17へ出力する。
【0058】このとき、カラー読取の場合とは逆にアナ
ログスイッチ151,152がOFF状態となっている
ので、カラーCCD10からのR,G,B3色の画像デ
ータのうちのG(緑)1色の画像データのみが、増幅部
17のアンプ172で増幅された後、A/D変換部18
の各A/D変換器182でディジタル情報に変換され、
バッファメモリ19に一時的に蓄積されてから、インタ
フェース部20を介してパソコン23へ送出される(ス
テップA6)。
【0059】つまり、モノカラー読取の場合には、白色
蛍光灯11及び緑色蛍光灯12を点灯し、これら白色蛍
光灯11及び緑色蛍光灯12からの光を原稿13に照射
した状態でカラーCCD10により原稿13を読み取
り、カラーCCD10から出力されるR,G,B3色の
画像データのうち緑色蛍光灯12の発生する光の波長を
読取波長とする1色(G)の画像データのみを画像読取
結果として出力するのである。
【0060】従って、本実施例によれば、例えば、1ラ
イン毎にR,G,B3色の画像データを送信する場合に
要する時間が各色1msであったとすると、カラー読取
時では3色全ての画像データを送信するので3msの時
間を要するのに対し、モノカラー読取時では1色(G)
の画像データのみを送信するのでライン当たり1msの
時間しか要せず、モノカラー読取の処理がカラー読取の
処理に比べて大幅に高速化できる。
【0061】また、本実施例では、モノカラー読取時
に、蛍光灯11,12を両方とも点灯することにより、
十分な光量が得られるので、蓄積時間制御部213によ
りカラーCCD10での電荷蓄積時間を短くしても、確
実に画像を読み取ることができ、モノカラー像の読取処
理をさらに高速化することができる。なお、上述した実
施例では、第2の光源発生する光として緑色(G)を選
択した場合について説明したが、カラーCCD10の分
光特性や光源の発光特性によっては、赤色(R)や青
(B)を選択してもよく、この場合も上記実施例と同様
の作用効果が得られる。
【0062】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の画像読取
方法及び画像読取装置によれば、読取対象像が多色像で
ある場合には、第1の光源のみを点灯し、通常通り、カ
ラー撮像部により多色像を読み取る一方、読取対象像が
単色像である場合には、第1の光源からの白色光ととも
に第2の光源からの特定色の光を単色像に照射し、カラ
ー撮像部からの複数の読取情報のうちの1つのみを単色
像の読取結果として出力できるので、多色像読取時の処
理に比べて単色像読取時の処理を大幅に高速化できる利
点がある(請求項1,6)。
【0063】さらに、上述のように、読取対象像が単色
像である場合に、第1の光源からの白色光とともに第2
の光源からの特定色の光を単色像に照射することによ
り、その特定色について十分な光量を得ながら、その特
定色についての1つの読取情報を単色像の読取結果とし
て出力できるので、さらに単色像読取時の処理を大幅に
高速化かつ効率化できる利点がある(請求項2,7)。
【0064】また、第2の光源からの光の波長を、カラ
ー撮像部の分光感度特性と第1及び第2の光源の発光特
性とに基づいて設定すれば、単色像読取時の読取処理を
極めて効率的に行なうことができ(請求項3,8)、特
に、第2の光源の発生する光を緑色光に設定すれば、さ
らに単色像読取時の読取処理を極めて効率的に行なうこ
とができる(請求項4,9)。
【0065】さらに、単色像読取時のカラー撮像部にお
ける電荷蓄積時間を、多色像読取時の電荷蓄積時間より
も短く設定することにより、単色像読取時には、多色像
読取時よりも速く、画像読取情報としての電荷を取り出
せるので、単色像読取時の処理を確実に高速化できる
(請求項5,10)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例としての画像読取装置の構成
を示すブロック図である。
【図3】本実施例の画像読取装置におけるカラーCCD
の構成を示すブロック図である。
【図4】本実施例の画像読取装置における蓄積時間制御
部の構成を示すブロック図である。
【図5】(a)〜(e)は本実施例の画像読取装置にお
ける蓄積時間制御部での動作を説明するためのタイムチ
ャートである。
【図6】本実施例の画像読取装置全体の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図7】本実施例における白色蛍光灯の発光特性を示す
図である。
【図8】本実施例における緑色蛍光灯の発光特性を示す
図である。
【図9】本実施例におけるカラーCCDの分光感度特性
を示す図である。
【図10】従来の画像読取装置の構成を示すブロック図
である。
【図11】従来の画像読取装置の他の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 カラー撮像部 2 第1の光源 3 第2の光源 4 出力切替部 5 点灯制御部 6 切替制御部 7 読取対象像 10 カラーCCD(カラー撮像部) 11 白色蛍光灯 12 緑色蛍光灯 13 原稿(読取対象像) 14 レンズ 15 出力切替部 17 増幅部 18 A/D変換部 19 バッファメモリ 20 インタフェース部 21 制御部 22 ランプ点灯器 23,300 パーソナルコンピュータ(PC) 100 カラーCCD 100A モノカラーCCD 101〜103 受光回路 104,105 アナログシフトレジスタ 106 受光部 110,111 シフトゲート 151,152 アナログスイッチ 171〜173 アンプ 181〜183 A/D変換器 191〜193 FIFO型メモリ 200 白色蛍光灯 200A 赤色蛍光灯 200B 緑色蛍光灯 200C 青色蛍光灯 211 点灯制御部 212 切替制御部 213 蓄積時間制御部 400,400A 点灯制御部 2131,2132 カウンタ 2133,2135 選択回路 2134 分周回路 2136 インバータ S1〜S5000 フォトダイオード

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読取対象像を光の3原色に基づく異なる
    複数の読取波長で読み取り複数の読取情報として出力す
    るカラー撮像部と、 該複数の読取波長を含む白色光を発生して該読取対象像
    に照射する第1の光源と、 該読取対象像が単色像である場合に光を発生して該読取
    対象像に照射する第2の光源とをそなえ、 該読取対象像が多色像である場合には、該第1の光源の
    みを点灯し、該第1の光源からの光を該多色像に照射し
    た状態で該カラー撮像部により該多色像を読み取り、該
    カラー撮像部からの複数の読取情報全てを画像読取結果
    として出力する一方、 該読取対象像が単色像である場合には、該第1の光源及
    び該第2の光源を点灯し、該第1の光源及び該第2の光
    源からの光を該単色像に照射した状態で該カラー撮像部
    により該単色像を読み取り、該カラー撮像部から出力さ
    れる複数の読取情報のうちの1つのみを画像読取結果と
    して出力することを特徴とする、画像読取方法。
  2. 【請求項2】 該第2の光源の発生する光の波長が、該
    複数の読取波長のうちのいずれか1つと同一波長であ
    り、 該読取対象像が単色像である場合には、該カラー撮像部
    から出力される複数の読取情報のうち該第2の光源の発
    生する光の波長を読取波長とする読取情報を画像読取結
    果として出力することを特徴とする、請求項1記載の画
    像読取方法。
  3. 【請求項3】 該第2の光源の発生する光の波長が、該
    カラー撮像部の分光感度特性と該第1の光源及び該第2
    の光源の発光特性とに基づいて設定されることを特徴と
    する、請求項2記載の画像読取方法。
  4. 【請求項4】 該第2の光源の発生する光が緑色光であ
    ることを特徴とする、請求項2または請求項3に記載の
    画像読取方法。
  5. 【請求項5】 該カラー撮像部が、該多色像もしくは該
    単色像からの反射光を受光して光量に応じた電荷を蓄積
    する複数のフォトダイオードを有し、該複数のフォトダ
    イオードに蓄積された電荷を読取情報として出力するよ
    うに構成され、 該第1の光源及び該第2の光源を点灯する単色像読取時
    の該複数のフォトダイオードにおける電荷蓄積時間を、
    該第1の光源のみを点灯する多色像読取時の該複数のフ
    ォトダイオードにおける電荷蓄積時間よりも短く設定す
    ることを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれかに
    記載の画像読取方法。
  6. 【請求項6】 読取対象像を光の3原色に基づく異なる
    複数の読取波長で読み取り複数の読取情報として出力す
    るカラー撮像部と、 該複数の読取波長を含む白色光を発生して該読取対象像
    に照射する第1の光源と、 該読取対象像が単色像である場合に光を発生して該読取
    対象像に照射する第2の光源と、 該カラー撮像部からの複数の読取情報全てを画像読取結
    果として出力する第1出力状態と、該カラー撮像部から
    の複数の読取情報のうちの1つのみを選択し画像読取結
    果として出力する第2出力状態とのいずれか一方に選択
    的に切り替える出力切替部と、 該第1の光源及び該第2の光源の点灯状態を制御する点
    灯制御部と、 該出力切替部の切替状態を制御する切替制御部とをそな
    え、 該読取対象像が多色像である場合には、該点灯制御部が
    該第1の光源のみを点灯するとともに、該切替制御部が
    該出力切替部を前記第1出力状態に切り替える一方、 該読取対象像が単色像である場合には、該点灯制御部が
    該第1の光源及び該第2の光源を点灯するとともに、該
    切替制御部が該出力切替部を前記第2出力状態に切り替
    えることを特徴とする、画像読取装置。
  7. 【請求項7】 該第2の光源の発生する光の波長が、該
    複数の読取波長のうちのいずれか1つと同一波長であ
    り、 該出力切替部による前記第2出力状態が、該カラー撮像
    部から出力される複数の読取情報のうち該第2の光源の
    発生する光の波長を読取波長とする読取情報を画像読取
    結果として出力する状態であることを特徴とする、請求
    項6記載の画像読取装置。
  8. 【請求項8】 該第2の光源の発生する光の波長が、該
    カラー撮像部の分光感度特性と該第1の光源及び該第2
    の光源の発光特性とに基づいて設定されることを特徴と
    する、請求項6または請求項7に記載の画像読取装置。
  9. 【請求項9】 該第2の光源が、緑色光を発生する光源
    であることを特徴とする、請求項7または請求項8に記
    載の画像読取装置。
  10. 【請求項10】 該カラー撮像部が、該多色像もしくは
    該単色像からの反射光を受光して光量に応じた電荷を蓄
    積する複数のフォトダイオードを有し、該複数のフォト
    ダイオードに蓄積された電荷を読取情報として出力する
    ように構成されるとともに、 該複数のフォトダイオードにおける電荷蓄積時間を制御
    する蓄積時間制御部をそなえ、 該蓄積時間制御部が、該第1の光源及び該第2の光源を
    点灯する単色像読取時の電荷蓄積時間を、該第1の光源
    のみを点灯する多色像読取時の電荷蓄積時間よりも短く
    設定することを特徴とする、請求項6〜請求項9のいず
    れかに記載の画像読取装置。
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