JPH08163224A - Dtmf信号発生方法及びdtmf信号発生装置 - Google Patents

Dtmf信号発生方法及びdtmf信号発生装置

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JPH08163224A
JPH08163224A JP6302384A JP30238494A JPH08163224A JP H08163224 A JPH08163224 A JP H08163224A JP 6302384 A JP6302384 A JP 6302384A JP 30238494 A JP30238494 A JP 30238494A JP H08163224 A JPH08163224 A JP H08163224A
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JP
Japan
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sine wave
dtmf signal
digital
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JP6302384A
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Toru Onuki
徹 大貫
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HOROSON TEC KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】簡易な方法を用い、かつ、デジタルデータのま
ま処理することで、マイコン上のソフトウエアによる処
理を可能とし、小型かつ低価格のDTMF信号発生装置
を提供する。 【構成】正弦波の波形データを予め書き込んだ正弦波デ
ータテーブル1と、発生すべきDTMF信号を構成する
一組の高域群と低域群の周波数の位相位置に対応した正
弦波データテーブル1上の位置を生成するアドレス発生
手段2と、アドレス発生手段2により指定されたデジタ
ル値を、正弦波データテーブルより読み取るデータ読取
手段3と、データ読取手段3によって読み取られた高域
群と低域群のデジタル値の振幅を加算して、デジタル合
成データを出力するデータ合成手段4と、データ合成手
段4によって出力されたデジタル合成データをアナログ
信号に変換して、DTMF信号を出力するD/A変換器
5とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、DTMF信号処理に係
り、更に詳しくは、DTMF信号の発生方法及び発生装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】DTMF信号とは、4つの低域群周波数
の内の1つと4つの高域群周波数の内の1つの2周波の
組合せにより生成される16種類の信号であり、プッシ
ュホン回線では相手先の呼び出し番号を指定するための
ダイヤル信号として利用されている。ここで、低域群周
波数とは、697Hz、770Hz、852Hz及び9
41Hzの4つの周波数であり、高域群周波数とは、1
209Hz、1336Hz、1477Hz及び1633
Hzの4つの周波数である。
【0003】図8に、従来のDTMF信号発生装置の構
成のブロック図を示す。このDTMF信号発生装置はカ
ウンタ80H、80L、正弦波発生器81H、81L、
D/A変換器82H、82L、アナログ加算器83で構
成される。このDTMF信号発生装置は、カウンタは発
振器から入力されたクロック信号を、高域群、低域群に
ついて指定された周波数に応じてそれぞれカウントし、
正弦波発生器は正弦波テーブルを含んでおり、カウンタ
の出力に基づいて、周波数に応じてデジタルデータを読
み取る。このデジタルデータは、D/A変換器でアナロ
グ信号に変換されアナログ正弦波信号が生成される。高
域群及び低域群のそれぞれについて生成されたアナログ
正弦波信号は、アナログ加算器で合成されてDTMF信
号が生成される。
【0004】D/A変換器に入力されるデジタル信号の
情報は、時間軸上で離散化され、各離散化位置における
信号の振幅を量子化した2進数データとして表されてい
る。即ち、正弦波信号の振幅が電圧及び時間により離散
化し、数値として表現されているため、D/A変換器
は、これをアナログ信号に変換してDTMF信号として
出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の通り、従来のD
TMF信号発生装置おいては、2つの周波数の正弦波信
号をアナログ信号として生成し、これを合成してDTM
F信号を生成していた。即ち、正弦波生成にはデジタル
データのテーブルを使用しているが、これにより高域群
及び低域群のアナログ正弦波信号をそれぞれ別個に生成
した後に、アナログ加算器で合成していたため、同一の
構成の正弦波発生器及びD/A変換器が2系統必要とな
り、また、アナログ加算器が必要となる。従って、部品
点数が多くなり、高価となる。
【0006】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、生成した高域群及び低域群の正弦波信号をデジタ
ルデータのままで合成演算を行い、この処理結果をD/
A変換器でアナログ信号に変換して、DTMF信号を生
成する。従って、ハードウエアの部品点数が減少し、小
型化、低価格化が実現できる。さらに、簡易な方法を用
い、かつ、デジタルデータのまま処理することで、マイ
コン上のソフトウエアによる処理を可能とし、小型かつ
低価格のDTMF信号発生装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決のするための手段】請求項1及び2に記載
した本発明によるDTMF信号発生装置は、所定の時間
間隔でサンプリングされ、デジタル変換された正弦波の
データを予め書き込んだ正弦波データテーブルと、発生
すべきDTMF信号を構成する一組の高域群と低域群の
周波数に対応した位相位置のデジタル値を、上記正弦波
データテーブルより読み取るデータ読取手段と、このデ
ータ読取手段によって読み取られた高域群と低域群のデ
ジタル値の振幅を加算して、デジタル合成データを出力
するデータ合成手段と、このデータ合成手段によって出
力されたデジタル合成データをアナログ信号に変換し
て、DTMF信号を出力するD/A変換器とで構成され
る。
【0008】請求項3に記載した本発明によるDTMF
信号発生装置は、上記のD/A変換器が、上記のデータ
合成手段から出力されるデジタル合成データを構成する
ビット信号に重みを持たせた抵抗ラダー回路を含んで構
成された請求項2に記載のDTMF信号発生装置。
【0009】
【作用】請求項1、2及び3に記載した本発明によるD
TMF信号発生装置は、データ読取手段が、正弦波デー
タを格納してある正弦波データテーブルから、アドレス
演算手段の出力するアドレスにしたがって、波形データ
を読み取ることにより、高域群及び低域群のそれぞれか
ら指定された周波数の2つのデジタル正弦波信号が生成
される。デジタル合成手段は、これらのデジタル正弦波
データの振幅を加算して、デジタル合成波信号を生成し
た後に、D/A変換器がこれをアナログ信号に変換し
て、DTMF信号を生成する。
【0010】
【実施例】請求項1及び2に記載した本発明によるDT
MF信号発生装置の一構成例のブロック図を図1に示
す。このDTMF信号発生装置は、正弦波データテーブ
ル1、アドレス演算手段2、データ読取手段3、デジタ
ルデータ合成手段4及びD/A変換器5で構成される。
【0011】正弦波データテーブル1は、正弦波の波形
データを格納しておくデータテーブルであり、正弦波の
1周期を時間軸上で離散化したときの各振幅値がデジタ
ルデータとして格納されている。アドレス演算手段2
は、指定された周波数の正弦波データをデータテーブル
1から読み出すため、単位処理時間毎に前記テーブル1
に与えるアドレスを算出するブロックである。
【0012】データ読取手段3は、単位処理時間経過毎
に、テーブル1からアドレス演算手段2の出力するアド
レスにしたがって、波形データを読み取るブロックであ
る。デジタルデータ合成手段4は、上記のデータテーブ
ル1、アドレス演算手段2及びデータ読取手段3により
生成された2つの正弦波を合成するブロックである。上
記2つの正弦波信号は、一方の周波数がDTMF信号の
高域群周波数の1つであり、他方の周波数が低域群周波
数の1つである、デジタルデータである。
【0013】D/A変換器5は、合成手段4によりデジ
タルデータとして生成されたDTMF信号をアナログ信
号に変換するブロックである。以下、これらの構成及び
動作について詳細に説明する。正弦波データテーブル1
は、メモリ上に作成される、正弦波の波形データを格納
しておくデータテーブルであり、正弦波の1周期を時間
軸上で離散化したときの各振幅値が量子化され、デジタ
ルデータとして格納されている。即ち、sin(ω)関
数の変数ωを0から2πまでの間で離散化し、この各ω
を用いて計算された値を予め格納してある。
【0014】正弦波データテーブル1の算出式の一例を
次式に示す。 128+127×sin(2π×n/256) (1) この場合、nは0〜255の各値である。従って、この
正弦波データテーブル1は1バイトのデータ256個で
構成され、各データは正弦波の1周期を時間軸上で25
6分割したときの各振幅値が1バイトのデータとして算
出される。なお、全てのデータを正の値とするため12
8のオフセット値が加えられている。図2に式(1)を
用いて作成された正弦波データテーブル1を示す。図中
のnは、計算に使った引数であり、実際には結果のみが
メモリ上に格納される。
【0015】このテーブルを使用することにより、正弦
波の波形データの演算には乗除算が含まれなくなり、簡
単なハードウエアで高速に正弦波の波形データの生成が
可能となる。特に、乗除算命令を持たない、或は、実行
サイクルのきわめて大きい乗除算命令を持つ一般の8ビ
ットマイコンでも十分に実時間内での実行が可能とな
る。
【0016】アドレス演算手段2は、正弦波データの読
み出しのため、単位処理時間毎に前記テーブル1に与え
るアドレスを算出するブロックであり、周波数ごとに定
められたアドレスの増加分を単位処理時間毎に累積加算
した値と、テーブルの先頭を指すアドレス値とを加算し
て、必要とされるアドレスを生成する。ここで、単位処
理時間とは、出力すべきDTMF信号が時間軸上で離散
化された1つの値が処理される時間であり、D/A変換
器に入力されるデジタルデータが同一の値を保持する時
間である。DTMF信号を構成する最も高い周波数は1
633Hzであるため、DTMF信号を精度よく生成す
るには実際上、この周期の1/20程度以下の期間、即
ち、約30μS以下の期間を単位処理時間とすることが
望ましい。
【0017】図3にアドレス演算手段の構成の一例を示
す。このアドレス演算手段は、生成すべき周波数の角速
度ωに対応するアドレス増加分を格納するレジスタ2
a、加算器2b、アドレス積算用レジスタ2c、整数取
り出し部2d及びテーブル先頭アドレス加算器2eによ
り構成される。アドレス積算用レジスタ2cの初期値は
0であり、レジスタ2aに格納されたアドレス増加分S
Aが単位処理時間毎に累積的に加算されていく。その一
方、アドレス積算用レジスタ2cの値は整数部取り出し
部2dにより整数部のみが読み出され、この整数値とテ
ーブル先頭アドレスとが加算器2eにより加算され、そ
の結果がテーブル1のアドレスとして出力される。即
ち、アドレス増加分SAは、発生すべき正弦波の単位処
理時間あたりの位相進み△ωに対応し、アドレス積算用
レジスタ2cの値は、そのときの発生すべき正弦波の位
相位置ωに対応する。
【0018】ここで、このアドレス演算手段の出力は、
データテーブル1へのアドレスであり整数値として与え
られる必要があるが、アドレス増加分SAまでもが整数
値であると、累積加算により時間軸方向に位相の量子化
誤差が累積されて、やがて周波数誤差となって表れる。
これを防止するため、ここでは、アドレス増加分SAは
固定小数点で表現される値とし、加算器2b及びアドレ
ス積算用レジスタ2cも固定小数点に対応したものと
し、かつ、アドレス積算用レジスタ2cの値は整数部取
り出し部2dにより整数部のみを取り出して加算器2e
に入力されるものとする。
【0019】次に、上記のアドレス演算に使用するアド
レス増加分SAを求める方法を以下に示す。生成すべき
正弦波の周波数をfとすると、その周期pは、 p=1/f (2) で与えられため、生成すべき正弦波の1周期の分割数W
Sは単位処理時間tQを用いて WS=p/tQ (3) と表せる。従って、生成すべき正弦波の周波数fに対応
する単位処理時間毎のアドレスの増加分SAは、テーブ
ルのデータ数MSを用いて SA=MS/WS (4) と求められる。以上の式(2)〜(4)をまとめると SA=MS×tQ×f (5) となる。例えば、周波数1633Hzの正弦波を生成す
る場合、単位処理時間を10μS、テーブルのデータ数
を256とすれば、アドレス増加分SAは、 SA=256×10μS×1633Hz=4.180 (6) となる。
【0020】データ読取手段3は、単位処理時間毎に、
テーブル1からアドレス演算手段2が出力するアドレス
にしたがって、波形データを読み取る。この読み取りの
様子を図4に示す。ここでは、図2に示したテーブルを
用い、前記式(6)と同様、生成すべき正弦波の周波数
を1633Hz、単位処理時間を10μS、テーブルの
データ数を256とする。
【0021】この場合、処理回数が62回目に入ると、
アドレス積算用レジスタの整数部の値が255を越えて
テーブルのサイズを越えてしまうが、整数処理部は8ビ
ットのみを処理する構成とすることで、整数部のオーバ
ーフロー分は消えて残差のみがテーブルの最初に折り返
される。このようにして、累積誤差が生じるのを低減で
きる。
【0022】デジタルデータ合成手段4は、前記のデー
タテーブル1、アドレス演算手段2及びデータ読取手段
3により生成された2つの正弦波を合成する。これらの
合成される正弦波の周波数は、DTMF信号用の高域群
周波数の1つと低域群周波数の1つであり、デジタルデ
ータとして生成されている。この合成手段4は、「波の
重ねの原理」を利用し、2つの周波数の異なる信号を、
時間軸上の各離散化位置毎に、そのときの両信号の振幅
を加算することにより合成する。従って、前記のように
デジタルデータにオフセットが含まれている場合は、こ
れを考慮した算術和を行う。
【0023】ここで、8ビットマイコンで高速演算を可
能とするには、演算結果が8ビットを越えないように、
予めテーブル1に格納するデータを7ビット、即ち、0
〜127の値としておくことが望ましい。図2に示した
テーブルと同様にして、各データが7ビットとなるよう
に作成した正弦波データテーブル1を図5に示す。D/
A変換器5は、合成手段4の出力するデジタル信号をア
ナログ信号に変換する。このD/A変換器5は、一般的
なD/Aコンバータchipで構成されるか、又は、パ
ルス幅変調器(PWM)若しくは抵抗ラダー回路とロー
パスフィルタとの組合せ等により構成できる。
【0024】以上に示したDTMF信号発生装置の動作
の全体、即ち、高域群及び低域群周波数のそれぞれにつ
いてアドレス演算手段2の出力アドレス及びデータ読出
手段3の読出データと、これらの読出データからデジタ
ル合成データが求められる様子を図6にまとめて示す。
この図は、正弦波データテーブル1としては、図5のデ
ータを使用し、単位処理時間として10μSとし、高域
群周波数として1336Hz、低域群周波数として69
7Hzを指定した場合である。従って、式(5)より高
域群のアドレス増加値は3.420となり、低域群のア
ドレス増加値は1.784となる。図中の低群又は高群
位置とはそれぞれ低域群用又は高域群用のアドレス積算
用レジスタ2cの値であり、低群又は高群整数部とは、
レジスタ2cの値の整数部、即ち、整数取り出し部2d
の出力であり、低群又は高群アドレスとはテーブル先頭
アドレスを8192としたときのアドレス演算手段2の
出力アドレスであり、低群又は高群結果とは、データ読
出手段3の読出データであり、合成結果とは、合成手段
4の出力合成データである。
【0025】前記のデータテーブル1、アドレス演算手
段2、データ読取手段3、デジタルデータ合成手段4は
全てデジタルデータとして信号を処理しているため、1
チップマイコンによるソフトウエア処理により実現する
ことができ、また、上記の従来例のように2つのD/A
変換器5を備える必要はない。また、これらの処理は乗
除算が含まれない簡易な方法であるため、安価な汎用8
ビットマイコンでも2つの正弦波データの生成及び合成
を単位処理時間内に実行可能であり、上記の従来例のよ
うに2系統の正弦波生成手段、即ち、データテーブル
1、アドレス演算手段2及びデータ読取手段3を備える
必要がない。
【0026】請求項3に記載した本発明によるDTMF
信号発生装置の構成例を図7に示す。このDTMF信号
発生装置は、上記デジタル合成データを生成する手段と
してのマイコン6と、いわゆる抵抗ラダー回路形式のD
/A変換回路5aにより構成される。正弦波データテー
ブル1は、マイコンに内蔵された又はマイコンに接続さ
れたROM又はRAM上に格納され、アドレス演算手段
2及びデータ読取手段3はマイコン内のCPU等の演算
手段及び制御手段によって実現される。
【0027】抵抗ラダー回路形式のD/A変換回路は、
抵抗を組み合わせて構成される一般的なR−2R抵抗ラ
ダー回路で構成で実現され、マイコンの出力ポートP0
〜P5に接続される。抵抗ラダー回路を構成する抵抗の
誤差が5%程度で有れば、実際の使用上は6ビットで十
分でだからである。上記マイコンの出力ポートP0〜P
5からは、上記のデジタル合成データが出力される。抵
抗ラダー回路は、このデジタルデータの各ビット信号に
2のn乗の重みを持たせて加算してえられる値をその電
圧値又は電流値とするアナログ信号に変換する。このD
/A変換器のアナログ出力信号は離散化及び量子化によ
る誤差を含む階段状の波形であるため、必要な場合、こ
のD/A変換器の出力はローパスフィルタにより高周波
成分が除去される。但し、離散化及び量子化を十分に細
かく行えば、ローパスフィルタがないDTMF信号発生
装置であっても、現実の使用上は問題とならない。
【0028】前述のようにD/A変換器には、一般的な
D/Aコンバータchip、又は、PWM回路とローパ
スフィルタとの組合せによっても構成できる。しかし、
汎用D/Aコンバータchipを使用すると装置全体の
コストアップとなる。また、D/Aコンバータ又はPW
Mを内蔵したマイコンを使用すると小型化できるが、D
/Aコンバータを内蔵したマイコンは高価であり、PW
Mを内蔵したマイコンを使用する場合、ローパスフィル
タの構成を簡単にするには周波数の高いものが必要とな
り高価となる。
【0029】
【効果】請求項1に記載した本発明によるDTMF信号
発生方法、又は、請求項2に記載した本発明によるDT
MF信号発生装置によれば、高域群及び低域群の正弦波
信号をデジタルデータとして生成し、このデジタルデー
タの合成演算を行った後にD/A変換器でアナログ信号
に変換して、DTMF信号を発生する。即ち、全ての処
理をデジタル化している。また、これらの処理方法とし
て乗除算を含まない方法を採用し高速処理を可能とする
ことで、高域群用及び低域群用の2系統の必要であった
正弦波信号発生手段が1系統のみで構成できるため、ハ
ードウエアの部品点数が減少し、小型化、低価格化がで
きる。
【0030】さらに、デジタルデータとして処理するこ
とにより、マイコンを用いたソフトウエア処理が可能と
なり、小型かつ低価格のDTMF信号発生装置を提供す
ることが可能となる。さらに、マイコンと抵抗ラダー回
路でDTMF信号発生装置を構成することで、専用のハ
ードウエアを使用せずに、安価かつ小型のDTMF信号
発生装置を提供することを目的とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1及び2に記載した本発明によるDTM
F信号発生装置の一構成例のブロック図である。
【図2】正弦波データテーブルの例である。
【図3】アドレス演算手段の一構成例を示すブロック図
である。
【図4】データ読み取りの様子を示す表である。
【図5】正弦波データテーブルの例である。
【図6】請求項1及び2に記載した本発明によるDTM
F信号発生装置全体の動作の一例を示す表である。
【図7】請求項3に記載した本発明によるDTMF信号
発生装置の一構成例を示す図である。
【図8】従来のDTMF信号発生装置の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1・・・正弦波データテーブル 2・・・アドレス演算手段 3・・・データ読取手段 4・・・デジタルデータ合成手段 5・・・D/A変換器 5a・・・抵抗ラダー回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年4月18日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】データ読み取りの様子を示す図表である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】請求項1及び2に記載した本発明によるDTM
F信号発生装置全体の動作の一例を示す図表である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高域群と低域群の一組の周波数を合成して
    構成されるDTMF信号の高域群と低域群の周波数の各
    々に対して、 正弦波の波形データを予め書き込んだ正弦波データテー
    ブルから、DTMF信号を構成する一組の高域群と低域
    群の周波数に対応した位相位置のデジタル値を読み取
    り、 この読み取った高域群と低域群のデジタル値の振幅を加
    算し、その加算結果を更にアナログ信号に変換すること
    によって、DTMF信号を出力することを特徴するDT
    MF信号の発生方法。
  2. 【請求項2】正弦波の波形データを予め書き込んだ正弦
    波データテーブルと、 発生すべきDTMF信号を構成する一組の高域群と低域
    群の周波数の位相位置に対応した正弦波データテーブル
    上の位置を生成するアドレス発生手段と、 アドレス発生手段により指定されたデジタル値を、上記
    正弦波データテーブルより読み取るデータ読取手段と、 このデータ読取手段によって読み取られた高域群と低域
    群のデジタル値の振幅を加算して、デジタル合成データ
    を出力するデータ合成手段と、 このデータ合成手段によって出力されたデジタル合成デ
    ータをアナログ信号に変換して、DTMF信号を出力す
    るD/A変換器とを備えたことを特徴とするDTMF信
    号発生装置。
  3. 【請求項3】上記D/A変換器が、上記データ合成手段
    から出力されるデジタル合成データを構成するビット信
    号に重みを持たせた抵抗ラダー回路を含んで構成された
    請求項2に記載のDTMF信号発生装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100393488B1 (ko) * 2001-03-07 2003-08-02 엘지전자 주식회사 무선 가입자망에서의 듀얼 톤 다중 주파수 신호의 송출장치 및 그 방법
KR20030073003A (ko) * 2002-03-08 2003-09-19 주식회사 이트로닉스 무선가입자망의 다이얼 톤 발생방법
JP2003333179A (ja) * 2002-05-17 2003-11-21 Oki Electric Ind Co Ltd リング信号生成装置

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