JPH08163019A - 移動体通信システム - Google Patents

移動体通信システム

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Publication number
JPH08163019A
JPH08163019A JP30215794A JP30215794A JPH08163019A JP H08163019 A JPH08163019 A JP H08163019A JP 30215794 A JP30215794 A JP 30215794A JP 30215794 A JP30215794 A JP 30215794A JP H08163019 A JPH08163019 A JP H08163019A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
control channel
radio wave
channel
amplifier
Prior art date
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Pending
Application number
JP30215794A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Kamemura
昭寛 亀村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP30215794A priority Critical patent/JPH08163019A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 前進基地局が正しく本来の基地局の電波を中
継できるような構成を提供する。 【構成】 前進基地局5は基地局1の制御信号を他の信
号と比べて大きく出力する構成としている。この構成に
より、不感地7の中にいる移動局6が他の基地局の制御
信号を認識することを防止し、不感地を基地局1の通信
領域として固定している。この構成で、移動局6が基地
局1のサービス地域に隣接した他の基地局のサービス地
域にスムーズに移動することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯電話や無線呼出し
などの移動体通信システムに関するものであり、特に電
波不感地対策のための前進基地局に関するものである。
【0002】
【従来の技術】携帯電話および自動車電話等の移動通信
では、サービス地域内であっても周囲の地形(山陰)や
建物の影響(ビル陰)で無線基地局と移動局との間の電
波の伝搬損失が大きく、通信が困難な弱電界領域(不感
地)と呼ばれる場所が存在する。
【0003】このような不感地対策として、前進基地局
と呼ばれる無線中継装置が用いられる。この場合、前進
基地局は既設基地局からの電波を受信できる場所に設置
され、受信した電波を増幅して再送信することにより、
既設基地局がカバーできるサービス地域をを前進基地局
の電波が届く範囲まで見かけ上拡大できるため、基地局
単独の設置では避けることができなかった不感地の解消
に有効である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、既設
基地局に対し、前進基地局のアンテナの指向性を向ける
ことにより、他の基地局からの電波をできるだけ送信し
ないようにされている。しかし、同じ方向に他の基地局
があると、本来送信したくない電波も送信してしまい、
不感地内の移動局に他の基地局からの制御信号を認識さ
せてしまうことがある。
【0005】これを図6〜図8を参照しながら説明す
る。
【0006】図6において、基地局1〜4で移動体通信
を行っている。丘陵地があるため、本来基地局1のサー
ビス地域の所に不感地が存在するので、前進基地局1′
が設置されている。この前進基地局1′が基地局1の電
波を受信し再送信することにより、不感地も基地局1の
サービス地域となる。前進基地局1′のアンテナは、基
地局1に指向性を持たせており、他の基地局からの信号
をなるべく受信しないようにしている。
【0007】そして、この配置の基地局において、例え
ば図7の周波数配置表に示すような各基地局に対して、
異なる周波数を割り当てられている。この周波数配置表
は基地局から移動局への下り回線用を示しており、移動
局から基地局への上り回線用は各通話チャネルの周波数
にプラス55MHzしたチャネルとなる。
【0008】さて、図6において、基地局1と同じ方向
に基地局3が存在すると、前進基地1′は、誤って基地
局3の電波をも受信してしまう。前進基地局1′は基地
局1および3両方の電波を中継できるので、フェージン
グ現象の影響などで、基地局3の電波が強くなった場合
には、不感地へ基地局3の電波をも送信することにな
る。移動局Aは受信した電波の最大である基地局のサー
ビス地域にいると判定するので、所属地域誤りが生じ
る。
【0009】具体的に、いま、移動局Aに発呼(呼出
し)がかかった場合、各基地局は、図7に示した各局に
制御チャネルとして割り当てられた周波数の制御チャネ
ルを用いて、移動局に呼出しをかける。この様子を図8
に示す。前進基地局1′は図8に示すように、全ての基
地局が使用している全てのチャネルの周波数を増幅でき
る。通常は、基地局1の制御チャネル870.05MHz が最も
強く増幅される。移動局Aは、その最も強い制御チャネ
ルを判別して、基地局1のサービス地域にいると判断す
る。ところがフェージング等があると、基地局3の870.
15Hzの方が、移動局Aの付近で強くなってしまうことが
ある。制御チャネルには、使用すべき電波の割り当て情
報など通信すべき条件を示す情報が含まれているので、
本来なら、基地局1からの制御チャネルを選択して「基
地局1の873.20HZを使用して通信」すべきところ、基地
局3からの制御チャネルを選択して「基地局3の874.35
Hzを使用して通信」することになる。このよううに、基
地局3との間に通信が成立してしまうと、不感地にいる
移動局Aは、あたかも基地局3のサービス地域の中にい
るかのように認識してしまう。この不感地にいて、基地
局3と交信している移動局Aが、基地局2のサービス地
域に移動した場合を考える。基地局1から基地局2への
移動は、サービス地域が隣り合わせになっているので、
基地局1から基地局2に切替えることができる。移動局
Aは問題なく通信を続けることができる。しかし、基地
局3のサービス地域は、基地局2のサービス地域と離れ
ており、普通の場合は、基地局3から基地局2への切替
えが必要になることはない。このありえない事態が起こ
ることになるので、移動局Aが基地局2のサービス地域
に入った時点で、一時的な通信が切れたり、混乱したり
することになることもある。したがって、前進基地局が
正しく本来の基地局1の電波を中継するようにすれば、
このような事態は発生しなくなる。
【0010】本発明の目的は、前進基地局が正しく本来
の基地局の電波を中継できるようなシステムを提供す
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的のため、請求項
1記載の発明は、基地局と、不感地に設けられ特定の基
地局の電波を中継する前進基地局と、移動局とで構成し
た移動体通信システムに用いられる前進基地局におい
て、前記前進基地局は、通話チャネルと制御チャネルと
を分離する分配器と、特定の基地局の制御チャネルを大
きく増幅する増幅器と、通話チャネルと制御チャネルと
を合成する合成器とを有することを特徴とする前進基地
局である。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載にお
いて、前記増幅器は帯域(通過)フィルタと増幅器とで
構成したことを特徴とす前進基地局である。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1記載にお
いて、前記増幅器は帯域阻止フィルタと増幅器とで構成
したことを特徴とす前進基地局である。
【0014】
【作用】本発明の構成により、本来の基地局からの電波
が強くなるので、移動局側で基地局誤認をすることがな
くなり、スムーズな通信が保証される。
【0015】
【実施例】以下、図面を用いて、本発明の実施例を説明
する。
【0016】図1は本発明における前進基地局構成の実
施例を示す。図1において、1,4は基地局、5は前進
基地局、6は移動局、7は電波不感地である。前進基地
局5は、基地局1〜4からの電波を受信し、7の電波不
感地に再送信して移動局6との通信を行っている。ここ
で、前進基地局5は基地局1の制御信号を他の信号と比
べて大きく出力する構成としている。この構成により、
不感地7の中にいる移動局6が他の基地局の制御信号を
認識することを防止し、不感地を基地局1の通信領域と
して固定している。この構成で、移動局6が基地局1の
サービス地域に隣接した他の基地局のサービス地域に
(通信を続けながら)スムーズに移動することができ
る。
【0017】図2は、前進基地局の構成の1例を示した
ブロック図である。図2において、8は分配器、9は帯
域(通過)フィルタ、10及び11は増幅器、12は合
成器である。分配器8で受信した電波を制御チャネルと
通話チャネルの2つに分け、通話チャネルを増幅する増
幅器10の増幅度より、制御チャネルの制御信号を増幅
する増幅器11の増幅度のほうを大きくしている。そし
て、帯域(通過)フィルタ9により、基地局1からの制
御チャネルを選別して増幅している。
【0018】図2に示した前進基地の構成の動作を図3
を用いて説明する。今、基地局1〜4が図7に示した周
波数割り当てであるとする。帯域(通過)フィルタ9
は、基地局1に割り当てられた制御チャネルの周波数帯
域を通過させるものを使用する。この様な構成では、前
進基地5では基地局1からの制御チャネルのみ強く中継
することができる。このため、移動局6は、最大強度の
電波を捕まえればよいことになる。この最大強度の電波
が必ず正しい基地局の電波である。
【0019】図4は、前進基地局の構成の他の例を示し
たブロック図である。図4において、図2と同じ構成の
ものは、同じ符号を付与している。8は分配器、13は
帯域阻止フィルタ、10及び11は増幅器、12は合成
器である。分配器8で受信した電波を制御チャネルと通
話チャネルの2つに分け、通話チャネルを増幅する増幅
器10の増幅度より、制御チャネルの制御信号を増幅す
る増幅器11の増幅度のほうを大きくしている。そし
て、帯域阻止フィルタ13により、基地局1と同時に受
信する可能性のある基地局3からの制御チャネルを選別
して阻止することで、前進基地局の受信する電波を1つ
にしている。
【0020】図4に示した前進基地局の動作を図5を用
いて説明する。今、図3と同様に、基地局1〜4が図7
に示した周波数割り当てであるとする。帯域阻止フィル
タ13は、基地局3からの制御チャネルの周波数のみ阻
止することで、紛らわしい基地局からの制御チャネルを
中継することをやめている。
【0021】前進基地局の構成を図2の構成とするか、
図4の構成とするかは状況を判断して行う。例えば、紛
らわしい基地局の周波数が(本来の基地局の周波数と)
離れている場合や、紛らわしい基地局が複数ある場合
は、図2の構成とすることが望ましい。紛らわしい基地
局の周波数(と本来の基地局の周波数が)が離れている
場合は、表面波フィルタ等の小型フィルタを用いること
ができ、安価に構成することができる。また、紛らわし
い周波数の基地局がはっきりしている場合や、(本来の
基地局の周波数)周波数的に接近している場合には、図
4に示されている構成とすることが望ましい。表面波フ
ィルタでは十分に分離しきれないような場合には、同軸
空胴型フィルタを用いることができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、既設基地局からの
電波を受信し再送信する際に、制御振動を他の信号に比
べ大きく出力しているので、山陰やビル陰のように電波
伝搬状況の悪い場所(不感地)での無線移動局におい
て、通信すべき基地局を誤認識することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を説明する図である。
【図2】本発明の1実施例を示すブロック図である。
【図3】図2の実施例の動作を説明する図である。
【図4】本発明の他の実施例を示すブロック図である。
【図5】図4の実施例の動作を説明する図である。
【図6】従来例を説明する図である。
【図7】基地局の周波数の割り当てを示すテーブルを表
す図である。
【図8】従来例の動作を説明する図である。
【符号の説明】
1〜4 基地局 5 移動局 6 移動局 7 不感地領域 8 分配器 9 帯域通過フィルタ 10,11 増幅器 12 合成器 13 帯域阻止フィルタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局と、不感地に設けられ特定の基地
    局の電波を中継する前進基地局と、移動局とで構成した
    移動体通信システムに用いられる前進基地局において、 前記前進基地局は、通話チャネルと制御チャネルとを分
    離する分配器と、 特定の基地局の制御チャネルを大きく増幅する増幅器
    と、 通話チャネルと制御チャネルとを合成する合成器とを有
    することを特徴とする前進基地局。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、前記増幅器は帯
    域(通過)フィルタと増幅器とで構成したことを特徴と
    す前進基地局。
  3. 【請求項3】 請求項1記載において、前記増幅器は帯
    域阻止フィルタと増幅器とで構成したことを特徴とす前
    進基地局。
JP30215794A 1994-12-06 1994-12-06 移動体通信システム Pending JPH08163019A (ja)

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JP30215794A JPH08163019A (ja) 1994-12-06 1994-12-06 移動体通信システム

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005034554A1 (ja) * 2003-10-02 2005-04-14 Fujitsu Limited リピータ
JP2012507215A (ja) * 2008-10-31 2012-03-22 ノーテル・ネットワークス・リミテッド 自己整合式帯域阻止フィルタ
JP2014176018A (ja) * 2013-03-12 2014-09-22 Nippon Telegraph & Telephone West Corp 帯域制御装置、及び帯域制御方法

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