JPH08162993A - ワイヤレス音声送受信装置 - Google Patents

ワイヤレス音声送受信装置

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Publication number
JPH08162993A
JPH08162993A JP6304952A JP30495294A JPH08162993A JP H08162993 A JPH08162993 A JP H08162993A JP 6304952 A JP6304952 A JP 6304952A JP 30495294 A JP30495294 A JP 30495294A JP H08162993 A JPH08162993 A JP H08162993A
Authority
JP
Japan
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signal
audio
circuit
composite
signals
Prior art date
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Pending
Application number
JP6304952A
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English (en)
Inventor
Mamoru Ebina
守 蝦名
Hiroo Oikawa
浩生 及川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 左右チャネルの音声信号を無線により送受信
する音響機器において、前記左右チャネルの音声信号及
び各種ID信号情報信号を簡単な構成で送受信でき、送
受信回路を削減するとともに、ノイズ検出時の音声信号
遮断機能を更に備えたワイヤレス音声送受信装置を提供
する。 【構成】 左右チャネルの音声信号及び動作情報を判別
する合成ID信号をチャネル毎に生成するID生成手段
と、このID信号をチャネル毎に音声信号と重畳する加
算回路22L,22Rと、この左右チャネルの多重化信号を合
成するLR合成回路24により音声信号送信回路10を構成
し、複合音声信号を分離するLR分離回路を主とした音
声信号受信回路を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘッドホンステレオや
ポータブルコンパクトディスクプレイヤーなどの携帯用
音響機器に用いられる音声信号を無線で伝送するワイヤ
レス音声送受信装置において、ワイヤレス音声送信装置
(以下、本体という)に音声信号の送信手段と動作制御信
号の受信手段を有し、ワイヤレス音声受信装置(以下、
リモコンという)に音声信号の受信手段と動作制御信号
の送信手段を有することによって、両装置間での双方向
通信を可能としたワイヤレス音声送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、携帯用音響機器はその操作性を広
げるため、送信機と受信機の間をワイヤレス化したもの
が考えられており、以下、従来のワイヤレス音声送受信
装置について説明する。
【0003】図7は従来の本体1の回路構成の一例を示
すブロック図であり、音声信号送信回路10と動作制御信
号受信回路30から構成されているが、まず、音声信号送
信回路10について説明する。例えば、ヘッドホンステレ
オやポータブルコンパクトディスクプレイヤーなどによ
って再生された左チャネル音声信号(以下、Lという)、
右チャネル音声信号(以下、Rという)は、FM変調回路
11L,11R及びLC発振器12L,12Rに供給され、FM信号
L0,FR0に変換された後、混合回路13に供給される。
一方、局部発振回路14から出力された発振信号は逓倍回
路15で逓倍され、その逓倍された発振信号SLTが混合回
路13に供給される。FM信号FL0,FR0は、混合回路13
で発振信号SLTによってキャリア周波数fL,fRが、 fL=fL0+SLT, fR=fR0+SLT のFM信号FL,FRに周波数変換される。このFM信号
L,FRは、高周波増幅器16で増幅されてアンテナ17に
供給され、図8に示すリモコン2へと送信される。
【0004】図8は従来のリモコン2の回路構成の一例
を示すブロック図であり、音声信号受信回路50,音声信
号再生回路60,動作制御信号送信回路70から構成されて
いるが、まず、音声信号受信回路50について説明する。
本体1から送信されてきたFM信号FL,FRは、アンテ
ナ51により受信され、アンテナ同調回路及び高周波増幅
回路52を通じて混合回路53に供給される。一方、局部発
振回路54から出力された発振信号は逓倍回路55で逓倍さ
れ、その逓倍された発振信号SLRが混合回路53に供給さ
れ、FM信号FL,FRは、混合回路53で発振信号SLRに
よってキャリア周波数fLI,fRIが、 fLI=fL+SLR, fRI=fR+SLR の中間周波数信号FLI,FRIに周波数変換される。この
中間周波数信号FLI,FRIは、中間周波フィルタ56L,5
6R及び中間周波増幅器57L,57Rを通じてFM検波回路58
L,58Rに供給され、音声信号L,Rに復調されて、音声
信号再生回路60に印加される。この印加された音声信号
L,Rは音量調節回路62で制御された音声信号増幅回路
61L,61Rを通じて音響ユニット63L,63Rにそれぞれ供給
され、再生される。
【0005】さらに、リモコン2は本体1を遠隔操作す
る遠隔操作機能を持っており、動作制御信号送信回路70
がその機能を持っている。まず、操作ボタン71を操作す
ると、その操作に対応したデータがマイクロコンピュー
タ(以下、マイコンという)80から出力され、この出力信
号SOは、FM変調回路72及びLC発振器73に供給さ
れ、FM信号FO0に変換された後、このFM信号FO0は
混合回路74に供給される。一方、局部発振回路75から出
力された発振信号は逓倍回路76で逓倍され、その逓倍さ
れた発振信号SORが混合回路74に供給される。FM信号
O0は、混合回路74で発振信号SORによってキャリア周
波数fOが、 fO=fO0+SOR のFM信号FOに周波数変換される。このFM信号F
Oは、高周波増幅器77で増幅されてアンテナ78に供給さ
れ、本体1へと送信される。
【0006】本体1においては、このリモコン2から送
信されてきたFM信号FOが動作制御信号受信回路30の
アンテナ31より受信され、アンテナ同調回路及び高周波
増幅回路32を通じて混合回路33に供給される。一方、局
部発振回路34から出力された発振信号は逓倍回路35で逓
倍され、その逓倍された発振信号SOTが混合回路33に供
給される。FM信号FOは、混合回路33で発振信号SOT
によってキャリア周波数fOIが、 fOI=fO−SOT の中間周波数信号FOIに周波数変換される。この中間周
波数信号FOIは、中間周波フィルタ36及び中間周波増幅
器37を通じてFM検波回路38に供給され、動作制御信号
Oに復調される。この動作制御信号SOはマイクロコン
ピュータ(以下、マイコンという)20に供給され、リモコ
ン2より送信された動作制御信号に従って本体1を制御
することになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
の構成においては、左チャネル音声信号と右チャネル音
声信号とをそれぞれ無線送信処理をする2つのFM変復
調回路が必要になり、コスト,大きさ,重さなどの点で
不利となっていた。特に、ワイヤレス音声受信装置であ
るリモコン2は、将来的にさらに小型化が進み益々不利
である。
【0008】また、従来の左右チャネルの複合音声信号
は、独自の合成認識信号が必要であり、複合音声信号の
作成手段が煩雑であった。
【0009】さらに、弱電界状態や外部からのノイズな
どの妨害によって、ワイヤレス音声受信信号であるリモ
コン2での音声の受信状態が悪化し、ノイズの原因とな
る。この音声信号のノイズは検出する手段がないため、
聴感的に問題を有していた。
【0010】本発明の目的は、左右チャネルの音声信号
及び、これに重畳したID信号を単一搬送周波数で送受
信する機能と、特別な合成認識信号を付加することなく
複合音声信号が作成できる機能と、前記左右チャネルの
音声信号に重畳したID信号を判別することで左右チャ
ネルの音声信号を分離する機能と、さらに受信ID信号
の受信状態に応じて聴感的に不快な受信状態を解消する
機能とを備えたワイヤレス音声送受信装置を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のワイヤレス音声送受信装置は以下のように
構成される。
【0012】第1の手段:(本体) 左右チャネルの音声信号と動作情報を判別するチャネル
毎の合成ID信号を生成するID信号生成手段と、この
合成ID信号を更に前記音声信号に重畳して左右チャネ
ルの多重化信号を形成する加算手段と、マイコンのクロ
ック信号を利用して左右チャネルの多重化信号を互いに
合成するLR合成手段と、この合成された合成多重化信
号を単一搬送周波数で送信する送信回路とを有する構
成。
【0013】第2の手段:(リモコン) 前記単一搬送周波数で送信された合成多重化信号を受信
する受信回路と、合成多重化信号から複合音声信号と合
成ID信号とを分離するフィルタ回路と、この合成ID
信号を判別して複合音声信号を分離するためのLR分離
基準信号を発生するID信号判別手段と、このLR分離
信号とマイコンのクロック信号を利用して複合音声信号
を左右チャネルの音声信号に分離するLR分離手段とを
有する構成。
【0014】第3の手段:(リモコン) 前記第2の手段に加えて、外部からの音声遮断信号によ
って音声信号を遮断できる音声信号増幅手段と、前記I
D信号判別手段がID信号を判別できなくなったときに
音声遮断信号を出力する音声遮断信号出力手段とを有す
る構成。
【0015】
【作用】本発明は、上記構成により、左右チャネルの音
声信号を判別するID信号を音声信号に重畳した左右チ
ャネルの多重化信号を形成し、これを左右チャネル同士
合成した合成多重化信号として単一搬送波周波数で送信
し、受信された合成多重化信号に重畳されたID信号を
判別することにより、複合音声信号を左右チャネルの音
声信号に分離する。
【0016】さらに、音声信号のノイズレベルが増加
し、ID信号の判別が不可能になったことを検出し、音
声信号を遮断して聴感的に不快な状態を解消する。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図6を参照
して詳細に説明する。なお、先に説明した従来例と同様
な構成部分には同一符号を付すものとする。
【0018】図1は本発明ワイヤレス音声送受信装置に
おける本体1の回路構成の一実施例を示している。
【0019】この本体1において、マイコン20から左右
チャネルの音声信号を表すID信号LID,RID、及び本
体1の動作情報を表す信号MIDが生成,出力され、ま
た、マイコン20に記憶している後述のリモコン2から送
信された機器判定ID信号SIDが出力される。これらの
ID信号が合成されて、 IDL=SID+LID+MID, IDR=SID+RID+MID の合成ID信号IDL,IDRが出力される。
【0020】この出力された合成ID信号IDL,IDR
は、ハイパスフィルタ21L,21Rに供給されて可聴帯域の
信号成分が除去され、加算回路22L,22Rに供給されて、
再生された音声信号L,音声信号Rに重畳され、多重化
信号(L+IDL),(R+IDR)となる。この多重化信号
(L+IDL),(R+IDR)は、LR合成回路24に供給さ
れ、分周回路23で分周されたマイコン20からのクロック
信号CKを利用して合成される。
【0021】この合成多重化信号CSは、FM変調回路
11及びLC発振器12に供給され、FM信号FC0に変換さ
れる。この変換されたFM信号FC0は、混合回路13に供
給される。一方、局部発振回路14から出力された発振信
号は逓倍回路15で逓倍され、その逓倍された発振信号S
LTが混合回路13に供給される。FM信号FC0は、混合回
路13で、発振信号SLTによってキャリア周波数fCが、 fC=fC0+SLT のFM信号FCに周波数変換される。このFM信号FC
高周波増幅器16で増幅されてアンテナ17に供給され、リ
モコン2へと送信される。
【0022】図2は本発明のリモコン2の回路構成の一
実施例を示しており、音声信号受信回路50,音声信号再
生回路60,動作制御信号送信回路70から構成されている
が、まず、音声信号受信回路50について説明する。本体
1から送信されてきたFM信号FCは、アンテナ51より
受信され、アンテナ同調回路及び高周波増幅回路52を通
じて混合回路53に供給される。一方、局部発振回路54か
ら出力された発振信号は、逓倍回路55で逓倍され、その
逓倍された発振信号SLRが混合回路53に供給される。F
M信号FCは、混合回路53で、発振信号SLRによってキ
ャリア周波数fCIが、 fCI=fC+SLR の中間周波数信号FCIに周波数変換される。この中間周
波数信号FCIは中間周波フィルタ56及び中間周波増幅器
57を通じてFM検波回路58に供給され、前記合成多重化
信号CSが復調され、LR分離回路85に供給される。
【0023】一方、合成多重化信号CSは、ハイパスフ
ィルタ82にも供給され、合成ID信号IDL,IDRが取
り出され、この合成ID信号IDL,IDRは、波形整形
回路83に供給されて後述の図3(c)に示すように元の2
値レベルのID信号に整形され、マイコン80に供給され
る。
【0024】マイコン80においては、この供給された合
成ID信号IDL,IDRから元の左右チャネルの音声信
号を表すID信号LID,RIDのビットパターンが検出さ
れる。LR分離回路85は、この検出信号LID,RIDに従
って分周回路84で分周されたマイコン80からのクロック
信号CKを基に生成されたゲートパルスGPを切り換
え、合成多重化信号CSを音声信号Lと音声信号Rに分
離する。リモコン2のマイコン80のクロック信号CKと
分周回路84は、本体1のマイコン20のクロック信号CK
と分周回路23と同一のものを使用している。
【0025】分離された音声信号Lと音声信号Rは、ハ
イカットフィルタを通り、合成ID信号IDL,IDR
除去され、元の音声信号L,Rになる。この取り出され
た音声信号L,Rは、音量調節回路62で制御された音声
信号増幅回路65L,65Rを通じて音響ユニット63L,63R
それぞれ供給され、再生される。
【0026】また、前記マイコン80に供給された合成I
D信号IDL,IDRから元の動作情報を表すID信号M
IDのビットパターンが検出され、この検出信号に従って
液晶表示装置(以下、LCDという)81の駆動回路が動作
し、本体1の動作情報などが表示される。
【0027】さらに、音声出力増幅回路65L,65Rは外部
からの信号によって音声信号を遮断する音声信号遮断機
能を持っている。弱電界状態または外部からのノイズな
どによる妨害によって、マイコン80が合成ID信号ID
L,IDRの判別が不可能になった場合、マイコン80は音
声遮断信号SSを出力する。この音声遮断信号SSは、
音声出力増幅回路65L,65Rに供給され、音声信号L,R
が遮断される。一方、音声遮断信号SSに従ってLCD
81の駆動回路は動作し、LCD81には音声信号が遮断さ
れたことが表示される。
【0028】さらに、リモコン2は、本体1を遠隔操作
する遠隔操作機能を持っている。操作ボタン71を操作す
ると、その操作に対応した動作制御信号OIDがマイコン
80から出力される。また、マイコン80に記憶している機
器判定ID信号SIDが出力される。これらの信号は合成
されて、 SP=SID+OID の合成制御信号SPが出力される。
【0029】特に、本体1から送信される合成ID信号
IDL,IDRに機器判定ID信号SIDが含まれていない
とき、即ち、機器判定ID信号ビット“000”のとき
(本体1の電池を交換したときなど)には、マイコン80は
新たな機器判定ID信号SIDを生成する。この機器判定
ID信号SIDは、前記機器判定ID信号生成の条件にな
るまでマイコン80が記憶し出力する。
【0030】この合成制御信号SPは、FM変調回路72
及びLC発振器73に供給され、FM信号FP0に変換され
る。この変換されたFM信号FP0は、混合回路74に供給
される。一方、局部発振回路75から出力された発振信号
は、逓倍回路76で逓倍され、その逓倍された発振信号S
ORが混合回路74に供給される。FM信号FP0は、混合回
路74で、発振信号SORによってキャリア周波数fPが、 fP=fP0+SOR のFM信号FPに周波数変換され、このFM信号FPは高
周波増幅器77で増幅されてアンテナ78に供給され、本体
1へと送信される。
【0031】リモコン2から送信されてきたFM信号F
Pが、アンテナ31により受信され、アンテナ同調回路及
び高周波増幅回路32を通じて混合回路33に供給される。
一方、局部発振回路34から出力された発振信号は、逓倍
回路35で逓倍され、その逓倍された発振信号SOTが混合
回路33に供給される。FM信号FPは、混合回路33で、
発振信号SOTによってキャリア周波数fPIが、 fPI=fP−SOT の中間周波数信号FPIに周波数変換される。この中間周
波数信号FPIは、中間周波フィルタ36及び中間周波増幅
器37を通じてFM検波回路38に供給され、元の合成制御
信号SPに復調される。この合成制御信号SPは、マイ
コン20に供給され、供給された合成制御信号SPから機
器判定ID信号のビットパターンを検出し、先の記憶し
ている機器判定ID信号と比較判別する。もし、受信し
た機器判定ID信号が異なる場合は、このID信号と同
時に送信されてきた動作制御信号OIDの命令は受け付け
ない。
【0032】特に、マイコン20が機器判定ID信号を記
憶していないとき(本体1の電池を交換したときなど)に
は、リモコン2から送信された新たな機器判定ID信号
SIDをマイコン20は記憶する。
【0033】次に、マイコン20に供給された合成制御信
号SPから元の動作制御信号OIDのビットパターンを検
出し、その検出された信号に従って本体1を制御する。
【0034】図3は、本体1から送信される合成ID信
号IDL,IDRの動作波形の一例を示している。
【0035】本体1において、マイコン20から左右チャ
ネルの音声信号を表すID信号LID,RID、及び本体1
の動作情報を表すID信号MIDが生成される。また、マ
イコン20に記憶している前記リモコン2から送信された
機器判定ID信号SIDが出力される。これらのID信号
が合成されて、 IDL=SID+LID+MID, IDR=SID+RID+MID の合成ID信号IDL,IDRが出力される。この合成I
D信号IDL,IDRは、例えば図3(C)に示すように、
1ワードが8ビットで形成され、そのビット0から2は
本体1の動作情報を表すID信号MIDを示している。そ
のうち、ビット0(LSB)が、本体1のカセットのA面
とB面のどちらを再生しているかを示しており、ビット
1と2は本体1の動作状態を示すもので、例えば、これ
らのビットが“11”ならば、本体1が再生(PLAY)
モードになっていることを示し、“10”ならば早送り
(FF)モード、“01”ならば巻戻し(REW)モード、
“00”ならば停止(STOP)モードになっていること
を示している。
【0036】さらに、ビット3と4は左右チャネルの音
声信号を表すID信号LID,RIDを示しており、例え
ば、“11”ならば音声信号L、“00”ならば音声信
号Rを示している。
【0037】さらに、ビット5から7は機器判定ID信
号SIDを示している。この機器判定ID信号SIDは、マ
イコン20の電源が遮断されたとき(本体1の電池を交換
したときなど)まで、マイコン20が記憶し出力する。も
しマイコン20より機器判定ID信号SIDが消去した場
合、機器判定IDビットには“000”が出力され、リ
モコン2のマイコン80は、合成ID信号IDL,IDR
機器判定ID信号が含まれていないと判断し、新たな機
器判定ID信号SIDを生成し、動作制御信号OIDと合成
した合成制御信号SPとして送信される。
【0038】また、合成ID信号IDL,IDRは、例え
ば図3(C)に示すように、マイコン20からはシリアルデ
ータとして出力され、パルス幅の違いによってビットの
“0”と“1”とを表している。さらに、この合成ID
信号IDL,IDRがマイコン20から出力されるときに
は、図3(B)に示すように、合成ID信号IDL,IDR
の前には、所定の期間“1”となり、所定の期間“0”
となる同期パルスSYNが付加される。本体1の電源が
ONしている間は、この同期パルスSYNを有する合成
ID信号IDL,IDRが、図3(A)に示すようにマイコ
ン20から繰り返し入力される。この同期パルスSYN
は、マイコン20のクロック信号CKに同期している。
【0039】図4はリモコン2から送信される合成制御
信号SPの動作波形の一例を示している。
【0040】リモコン2において、操作ボタン71を操作
すると、その操作に対応した動作制御信号OIDがマイコ
ン80から出力される。また、マイコン80に記憶している
機器判定ID信号SIDが出力される。これらの信号は合
成されて、 SP=SID+OID の合成制御信号SPが出力される。この合成制御信号S
Pは、例えば図4(C)に示すように1ワードが8ビット
で形成され、そのビット0から4は、動作制御信号を示
している。そのうち、ビット0(LSB)は再生動作制御
時に反転再生動作に設定するかどうかを示しており、ビ
ット1から4は動作制御を表すもので、これらのビット
が“0011”ならば再生(PLAY)動作制御を示し、
“0010”ならば早送り(FF)動作、“0001”な
らば巻戻し(REW)動作、“0000”ならば停止(S
TOP)動作をそれぞれ制御命令していることを示して
いる。
【0041】さらに、ビット5から7は機器判定ID信
号SIDを示している。この機器判定ID信号SIDは、マ
イコン80が記憶し出力する。特に、本体1から送信され
る合成ID信号IDL,IDRに機器判定ID信号SIDが
含まれていないとき、即ち、機器判定ID信号ビットが
“000”のとき(本体1の電池を交換したときなど)に
は、マイコン80は新たな機器判定ID信号SIDを生成す
る。この機器判定ID信号SIDは、前記機器判定ID信
号生成の条件になるまでマイコン80が記憶し出力する。
【0042】この合成制御信号SPは、例えば図4(C)
に示すように、マイコン80からはシリアルデータとして
出力され、パルス幅の違いによってビットの“0”と
“1”とを表している。さらに、この合成制御信号SP
がマイコン80から出力されるときには、図4(B)に示す
ように、合成制御信号SPの前には、所定の期間“1”
となり、所定の期間“0”となる同期パルスSYNが付
加される。リモコン2の操作ボタン71を押している間
は、この同期パルスSYNを有する合成制御信号SP
が、図4(A)に示すように、マイコン80から繰り返し出
力される。
【0043】図5はLR合成回路24での音声信号L,R
の合成方法の一例を示している。ここでは、合成ID信
号は省略している。
【0044】例えば、図5(A)の音声信号L,図5(B)の
音声信号Rの加算信号である図5(C)の(L+R)と減算
信号である図5(D)の(L−R)を生成し、減算信号(L−
R)には分周回路23で分周されたマイコン20からのクロ
ック信号CKが乗算されて、図5(E)のようになされ、
この乗算信号と前記加算信号をさらに加算して図5(F)
の複合音声信号を形成する。
【0045】図6はLR分離回路85での同図(F)に示す
複合音声信号の分離方法の一例を示している。ここでは
合成ID信号は省略している。
【0046】例えば、分周回路84で分周されたマイコン
80からのクロック信号CKを基に形成された図6(G)の
ゲートパルスGP1と、そのゲートパルスGP1より半周
期ずれた図6(H)のゲートパルスGP2を形成する。マイ
コン80により検出された左右チャネルID信号LID,R
IDによって、このゲートパルスGP1,GP2を切り換
え、複合信号から信号を取り出す。この取り出した音声
信号をローパスフィルタを通すことで、図6(I)の音声
信号L,図6(J)の音声信号Rを再生する。
【0047】以上述べたように、本発明によれば、左右
チャネルの音声信号を表すID信号LID,RIDを音声信
号L,Rに重畳した多重化信号を形成し、その左右チャ
ネルの多重化信号を合成して単一搬送波周波数で送信す
ることで、本体では、FM変調回路及びLC発振器等
が、リモコンでは中間周波フィルタ,中間周波増幅器、
及びFM検波回路等が従来の2系統から1系統に減少さ
れる。したがって、コスト,大きさ,重さなどの点で有
利である。
【0048】また、音声遮断機能を有する音声信号増幅
回路を用い、ID信号に特別な信号を追加することな
く、受信ID信号の品質を判定することで、聴感的に不
快な状態を解消することが可能となる。
【0049】なお、上記実施例等においては、本発明を
ヘッドホンステレオ式のステレオカセットプレーヤに適
用した場合として述べているが、記憶媒体としてCD,
MD,DAT,DCCなどを使用している音響機器に
も、本発明を適用することができるは勿論、種々の応用
例が考えられる。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、左右チ
ャネルの音声信号及び動作を表すID信号を生成し、こ
れを音声信号L,Rにそれぞれ重畳した多重化信号を形
成し、その左右チャネルの多重化信号を合成して単一搬
送波周波数で送信することにより、本体ではFM変調回
路及びLC発振器等が、リモコンでは中間周波フィル
タ,中間周波増幅器、及びDM検波回路等が従来の2系
統から1系統に減少されるほか、ID信号の判別を行う
ことによって左右チャネルの分離が可能となり、したが
って、コスト,大きさ,重さなどの点で有利であるとい
う効果を有する。
【0051】さらに、音声遮断機能を有する音声信号増
幅回路を用い、ID信号に特別な信号を追加することな
く、受信ID信号の品質を判定することで、聴感的に不
快な状態を解消することが可能になるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワイヤレス音声送信装置の一実施例を
示す概略構成図である。
【図2】本発明のワイヤレス音声受信装置の一実施例を
示す概略構成図である。
【図3】本発明のワイヤレス音声送信装置から送信され
る合成ID信号を説明するための動作波形図である。
【図4】本発明のワイヤレス音声受信装置から送信され
る合成制御信号を説明するための動作波形図である。
【図5】本発明のワイヤレス音声送信装置における音声
信号のLR合成手段を説明するための動作波形図であ
る。
【図6】本発明のワイヤレス音声受信装置における複合
音声信号のLR分離手段を説明するための動作波形図で
ある。
【図7】従来のワイヤレス音声送信装置の一例を示す概
略構成図である。
【図8】従来のワイヤレス音声受信装置の一例を示す概
略構成図である。
【符号の説明】
1…本体(ワイヤレス音声送信装置)、 2…リモコン
(ワイヤレス音声受信装置)、 10…音声信号送信回路、
20,80…マイクロコンピュータ、 21,82…ハイパス
フィルタ、 22…加算回路、 24…LR合成回路、 30
…動作制御信号受信回路、 50…音声信号受信回路、
60…音声信号再生回路、 65…音声信号増幅回路、 70
…動作制御信号送信回路、 81…液晶表示装置(LC
D)、 83…波形整形回路、 85…LR分離回路、 C
S…合成多重化信号、 IDL,IDR…合成ID信号、
SP…合成制御信号、 SS…音声遮断信号。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右チャネルの音声信号を無線により送
    信する音響機器において、左右チャネルの音声信号及び
    動作情報を表すチャネル毎の合成ID信号を生成するI
    D信号生成手段と、この生成された合成ID信号を前記
    左右チャネルの音声信号とチャネルを合わせて重畳し、
    多重化信号を形成する加算手段と、前記加算手段により
    形成したチャネル毎の多重化信号をマイクロコンピュー
    タのクロック信号を利用してそのチャネル同士を合成す
    る左右チャネル合成手段と、この合成された合成多重化
    信号を単一搬送波周波数で送信する送信手段とを有する
    ことを特徴とするワイヤレス音声送信装置。
  2. 【請求項2】 音声信号を無線により送信する音響機器
    において、請求項1記載のワイヤレス音声送信装置から
    送信された合成多重化信号を受信する受信回路と、この
    受信した合成多重化信号から複合音声信号と合成ID信
    号とを分離し取り出すフィルタ回路と、この分離された
    合成ID信号を判別して複合音声信号を分離するための
    LR分離基準信号を発生するID信号判別手段と、その
    LR分離信号とマイクロコンピュータのクロック信号を
    利用して複合音声信号を左チャネル音声信号と右チャネ
    ル音声信号に分離するLR分離手段とを有することを特
    徴とするワイヤレス音声受信装置。
  3. 【請求項3】 外部からの音声遮断信号によって音声信
    号を遮断できる音声信号増幅手段と、ID信号判別手段
    がID信号を判別できなくなったとき、音声遮断信号を
    出力する音声遮断信号出力手段とを更に有することを特
    徴とする請求項2記載のワイヤレス音声受信装置。
  4. 【請求項4】 分離されたID信号内の動作状態に従っ
    たデータの内容と、音声遮断信号出力手段により音声遮
    断手段が動作したことを表示する表示素子を更に有する
    ことを特徴とする請求項2または3記載のワイヤレス音
    声受信装置。
JP6304952A 1994-12-08 1994-12-08 ワイヤレス音声送受信装置 Pending JPH08162993A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002522993A (ja) * 1998-08-03 2002-07-23 アデック・ウント・パルトナー・アクチェンゲゼルシャフト 赤外線式ヘッドホン

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