JPH08162704A - レーザ加工機用電源の出力の制御方法 - Google Patents

レーザ加工機用電源の出力の制御方法

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Publication number
JPH08162704A
JPH08162704A JP6298531A JP29853194A JPH08162704A JP H08162704 A JPH08162704 A JP H08162704A JP 6298531 A JP6298531 A JP 6298531A JP 29853194 A JP29853194 A JP 29853194A JP H08162704 A JPH08162704 A JP H08162704A
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JP
Japan
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laser
power
output
power supply
pulse
Prior art date
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Abandoned
Application number
JP6298531A
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English (en)
Inventor
Masahiro Suzuki
正弘 鈴木
Yuji Mitsuda
祐次 密田
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザ発振器の出力が、電極や光学部品等の
経時的な劣化によって低下した場合、レーザ平均出力を
増大させることにより、部品等の交換の時期を延長し、
また自動化の障害となる加工条件の変更等を避ける。 【構成】 レーザ加工機用電源の制御回路に、パルスの
デューティファクタを増加させ、レーザ平均出力を一定
にするパワーセンサ13、誤差増幅器11、加算器1
7、振幅制限器19、比較器5、アナログゲート7、電
源15、レーザ発振器25を結ぶパワーフィドバック回
路を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レーザ加工機用電源
の出力の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ加工機による板材の切断加工等に
おいては、NC装置からレーザ発振器の電源へ、板材の
種類、厚さ、切断速度等に適した出力信号が発せられ、
レーザ出力が適性値になるように放電電力が制御されて
いる。レーザ出力Pとパルスのピーク値指令信号Sとの
関係は、例えば図3の実線のようになるが、この関係は
一定ではなく、レーザ発振器のミラーの汚れ、アライメ
ントの変化、放電によるガス成分の変化、電極の劣化等
により点線で示すように変化する。又、レーザ発振器の
各部は、冷却水によって冷却されているが、この冷却水
の温度の変動によっても、レーザ出力は大きく変化す
る。
【0003】このようにレーザ出力は、部品の経時的な
劣化により、又は冷却水温の上昇等によって低下する
が、これによってレーザ加工の品質が低下しないように
するため、レーザ出力を検出し、この検出信号とNC装
置のレーザ出力指令信号とを比較して電源出力を増加
し、レーザ出力を増加する所謂パワーフィードバック制
御が利用されている。
【0004】図4に、従来のレーザ加工機用電源のパワ
ーフィードバック制御方法の一例を示してある。即ち、
NC装置1からパルス周波数f、デューティファクタ
D、ピーク出力S等に対応する指令信号(アナログ電
圧)が出される。パルス周波数指令信号は、V/F変換
器3で指令周波数信号に変換され、これとデューティフ
ァクタ指令信号Dとから比較器5によって指令周波数
f、指令デューティファクタDを有するパルス信号にな
り、アナログゲート7へ送られる。
【0005】レーザのパワーセンサは一般に平均出力形
が使用されているため、パルスのピーク値指令信号S
と、デューティファクタ指令信号Dは乗算器9において
乗算され、平均出力指令信号になり、誤差増幅器11に
おいてパワーセンサ13の検出するレーザ平均出力と比
較増減され、電源出力指令信号になり前記アナログゲー
ト7へ送られる。この電源出力指令信号は、アナログゲ
ート7において、前記の指令周波数f及びデューティフ
ァクタDを有するパルス信号とから、指令パルス周波数
f、デューティファクタD、電源出力指令信号に対応す
るピーク値を有する信号になり、電源15の制御部へ送
られる。電源15は指令電力をレーザ発振器23へ供給
し、レーザ発振器23は指令信号に対応するレーザを出
力する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、レーザ
発振器の部品が劣化した場合でも、レーザ出力は、パワ
ーフィードバック制御によって、図3の点線で示したレ
ーザ出力の最大値Pm ′までは指令信号に等しくなるよ
うに制御することができるが、レーザ出力をこれ以上増
加させることはできない。従って、ピアス加工(加工開
始の穴開け加工)等でこれ以上の高出力のピーク値を必
要とするレーザ加工は困難になる。
【0007】一般に、レーザ加工において加工条件を設
定する場合、加工品質や加工速度が最も良くなるパルス
のピーク値、周波数、デューティファクタが採用されて
いるが、パルスのピーク値が低下した場合、レーザ平均
出力が下がらないようにすれば、品質や速度は幾分劣る
が、加工は可能である。例えば、切断条件がパルスの最
適出力値として、ピーク3KW、周波数100Hz、デ
ューティファクタ40%のとき、周波数、デューティフ
ァクタが同じで、ピーク値2KWでの切断は極めて困難
であるが、デューティファクタを60%にすれば切断は
可能になる。即ち、パルスのピーク値が発振器の部品の
劣化等により低下した場合、デューティファクタを大き
くして、レーザ平均出力が下がらないようにすれば、切
断不能等による加工品質の低下を防止することができ
る。
【0008】この発明は、このような点に着目してなさ
れたもので、レーザ発振器の出力が電極や光学部品等の
経時的な劣化によって低下した場合、パルスのデューテ
ィファクタを可能な範囲で増加させ、レーザ平均出力を
増大させることにより、レーザ加工を可能にし、部品等
の交換の時期を延長し、また自動化の障害となる加工条
件の変更等を避けようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、この発明のレーザ加工機用電源の出力の制御方法
は、レーザ加工機用電源の制御回路として、発振器の部
品の劣化等によりレーザのパルスのピーク値が低下した
場合、パルスのデューティファクタを増加させレーザ平
均出力を一定にするパワーフィドバック回路を設けたこ
とを特徴とする。
【0010】
【作用】このように構成されているので、レーザ加工に
おいて、発振器の部品の劣化等によりレーザ出力が低下
した場合、パルスのデューティファクタを可能な範囲で
増加させ、レーザ平均出力を増加させるので、レーザ加
工が可能になり、加工品質の低下を防止することができ
る。
【0011】
【実施例】次に、この発明の実施例について図面に基づ
いて説明する。図1はこの発明の一つの実施例の説明図
である。この図のNC装置1、V/F変換器3、アナロ
グゲート7、乗算器9、パワーセンサ13等の機能は図
4の従来例と同様である。この実施例のパワーフィード
バック回路は、パワーセンサ13、誤差増幅器11、加
算器17、振幅制限器19、比較器5、アナログゲート
7、電源15、レーザ発振器25を結ぶループである。
従って、連続波動作のときはフィードバックは機能しな
いが、パルス動作をするときはパワーセンサ13によっ
て検出されたレーザ平均出力が、誤差増幅器11で平均
出力指令信号と比較され、その差の増分が、加算器17
でNC装置1からのデューティファクタDに加算され、
振幅制限器17を経て比較器5、アナログゲート7、電
源15、レーザ発振器25へフィードバックされ、レー
ザ平均出力が一定になるように制御される。
【0012】図2はこの発明の他の実施例の説明図であ
る。連続波動作および振動の小さいパルス動作でのフィ
ードバック回路は図4の従来のフィードバック回路と同
様で、パワーセンサ13、誤差増幅器11、アナログゲ
ート7、電源15、レーザ発振器25を結ぶループであ
る。パルス動作の場合は更に、デューティファクタを加
算するフィードバック回路が加わる。即ち、誤差増幅器
11で誤差増幅された電源出力指令値は、誤差増幅器2
1で基準電圧(電源出力最大設定値)と比較され、ダイ
オード回路23を経て正の増分が加算器17で、設定デ
ューティファクタDに加算され、振幅制限器19を経て
比較器5、アナログゲート7、電源15、レーザ発振器
25へフードバックされ、レーザ平均出力が一定になる
ように制御される。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、この
発明は、特許請求の範囲に記載の構成を備えているの
で、レーザ加工において、発振器の出力が電極や光学部
品等の経時的な劣化によって低下した場合、パルスのデ
ューティファクタを可能な範囲で増加させ、レーザ平均
出力を増大させレーザ加工を可能にするので、部品等の
交換の時期を延長し、また自動化の障害となる加工条件
の変更等を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一つの実施例の説明図である。
【図2】この発明の他の実施例の説明図である。
【図3】レーザ加工機のピーク出力指令値Sとレーザ出
力Pとの関係を示す説明図で、レーザピーク最大出力が
部品等の劣化によってPm からPm ′へ減少し、Sm
c はそれぞれパルスの最大,連続波の最大の出力指令
値を示すものである。
【図4】従来のレーザ加工機用電源の出力の制御方法の
説明図である。
【符号の説明】
1 NC装置 3 V/F変換器 5 比較器 7 アナログゲート 9 乗算器 11 誤差増幅器 13 パワーセンサ 15 電源 17 加算器 19 振幅制限器 21 誤差増幅器 23 ダイオード回路 25 レーザ発振器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ加工機用電源の制御回路として、
    発振器の部品の劣化等によりレーザのパルスのピーク値
    が低下した場合、パルスのデューティファクタを増加さ
    せレーザ平均出力を一定にするパワーフィドバック回路
    を設けたことを特徴とするレーザ加工機用電源の出力の
    制御方法。
JP6298531A 1994-12-01 1994-12-01 レーザ加工機用電源の出力の制御方法 Abandoned JPH08162704A (ja)

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JP6298531A JPH08162704A (ja) 1994-12-01 1994-12-01 レーザ加工機用電源の出力の制御方法

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JP6298531A JPH08162704A (ja) 1994-12-01 1994-12-01 レーザ加工機用電源の出力の制御方法

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JPH08162704A true JPH08162704A (ja) 1996-06-21

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ID=17860939

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JP6298531A Abandoned JPH08162704A (ja) 1994-12-01 1994-12-01 レーザ加工機用電源の出力の制御方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100705080B1 (ko) * 2005-09-22 2007-04-06 현대자동차주식회사 레이저 용접장치의 레이저 출력 컨트롤 장치
JP2011167768A (ja) * 1998-06-30 2011-09-01 Jyoti Mazumder レーザクラッディング装置及び方法

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