JPH08162556A - チップを収納したパッケ−ジのキャップ仮止め用治具とキャップ接合装置およびその方法 - Google Patents

チップを収納したパッケ−ジのキャップ仮止め用治具とキャップ接合装置およびその方法

Info

Publication number
JPH08162556A
JPH08162556A JP6331043A JP33104394A JPH08162556A JP H08162556 A JPH08162556 A JP H08162556A JP 6331043 A JP6331043 A JP 6331043A JP 33104394 A JP33104394 A JP 33104394A JP H08162556 A JPH08162556 A JP H08162556A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carrier
cap
package
positioning
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6331043A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Takeuchi
竹内正人
Tsutomu Shoji
勉 東海林
Katsumi Yahagi
矢萩勝己
Tadahiro Iwatsuki
岩月忠宏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Avionics Co Ltd
Original Assignee
Nippon Avionics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Avionics Co Ltd filed Critical Nippon Avionics Co Ltd
Priority to JP6331043A priority Critical patent/JPH08162556A/ja
Priority to JP21958595A priority patent/JP3416919B2/ja
Publication of JPH08162556A publication Critical patent/JPH08162556A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
    • H01L2224/4809Loop shape
    • H01L2224/48091Arched

Landscapes

  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】チップをパッケ−ジにマイクロパラレルシ−ム
接合法などにより気密封止する際に,キャップを仮止め
するためのキャップ仮止め治具の提供。 【構成】チップを収納したパッケ−ジ7の開口端部をキ
ャップで仮止めするためのキャップ仮止め用治具におい
て,磁性材で形成した位置決め板9と,この位置決め板
の上面に形成され,内部にチップを収納したパッケ−ジ
とを有するキャリア16と,このキャリアと略同一形状
であって,パッケ−ジの開口端部に対向して形成した凹
部に充填された永久磁石6と,裏面にワ−クテ−ブルに
突設された位置決めピン15が嵌入する位置決めピン孔
5とを有する非磁性材で形成された吸着板1とを有し,
吸着板をワ−クテ−ブル3に位置決めして設置し,この
吸着板上方にキャリアを搬送して永久磁石に吸着させて
キャリアを位置決めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,半導体素子,IC,
水晶振動子等のチップをセラミックあるいは金属性のパ
ッケ−ジにマイクロパラレルシ−ム接合法などにより気
密封止する際に,金属製のキャップを仮止めするための
キャップ仮止め治具およびこの治具を使用したキャップ
接合装置とキャップ接合方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来,チップをパッケ−ジに気密封止す
る方法として,マイクロパラレルシ−ム接合法が広く用
いられている。パッケ−ジとしては,セラミック基板に
金属製のシ−ルフレ−ムを接合したセラミック製のパッ
ケ−ジや,全体が金属で形成されている金属製のパッケ
−ジ等があり,これらのパッケ−ジは,キャリア上に位
置決めされて多数搭載されている。
【0003】このキャリアに搭載されているパッケ−ジ
の内部にチップを収納するとともに,リ−ドとの内部配
線をした後,パッケ−ジの開口端部をキャップで覆う。
次いで,このキャップの対向する周縁に沿って回転する
一対のテ−パ−つきのロ−ラ電極により加圧,通電して
パッケ−ジとキャップとの接合部に発生するジュ−ル熱
によりパッケ−ジ開口端部をキャップでシ−ム接合して
いる。
【0004】この際,一対のロ−ラ電極をキャップの対
向する縁部に沿って転接させる際には,パッケ−ジの開
口端部を覆っているキャップが移動し易いという欠点が
あった。そこで,従来はキャップをパッケ−ジ開口端部
に仮止めするためのスポット接合が行われている。即
ち,キャップをパッケ−ジの開口端部に位置決めし保持
した状態で,一対の電極をキャップ周縁部に押圧し通電
してスポット接合してパッケ−ジとキャップとを仮止め
している。
【0005】しかし,仮止めを行うためには,キャップ
とパッケ−ジの開口端部とを位置決めした後,このキャ
リアを仮止め装置のワ−クテ−ブルへと搬送する際や,
一対の仮止め用電極がキャップ周縁の2点に同時に接触
しない場合には,位置決めしたパッケ−ジとキャップと
の相対位置がずれてしまい,確実な気密封止が出来ない
という問題があった。
【0006】そこで,発明者は,上記の問題点を解決す
るものとして,キャップをパッケ−ジの開口端部に位置
決め載置した後,スポット溶接により仮止めするまで
に,キャップとパッケ−ジの相対的位置ずれを防止する
ことの出来る半導体パッケ−ジのキャップ仮止め治具を
発明し,先に出願した(特願平4−273451号)
(特開平6−104347号公報)。
【0007】これは,図7に示すように,少なくとも開
口端面に磁性材を有するパッケ−ジ30の開口端面に磁
性材キャップ31を仮止めするための治具で,非磁性材
からなる保持基板32と,この保持基板32の上面に形
成された凹部33に装填された永久磁石34と,保持基
板32の上面に固定された永久磁石34に臨みパッケ−
ジ30の位置決め孔35が形成された非磁性材製の位置
決め板36とを備え,パッケ−ジ30とキャップ31と
が永久磁石34による磁界の磁路を形成するようにした
半導体パッケ−ジのキャップ仮止め用治具に関するもの
である。
【0008】このように構成されているので,キャップ
31は磁力によりしっかりとパッケ−ジ30に吸着固定
されるから,位置決めワ−クテ−ブルから仮止めワ−ク
テ−ブルへと搬送される際や,一対の仮止め電極37が
キャップ31に同時に接触しない場合でも,位置決めし
たパッケ−ジ30とキャップ31の相対的な位置ずれが
生じることもなく,その後のシ−ム溶接において確実に
気密封止することが出来る効果を奏するものである。
【0009】そして,このキャップ仮止め用治具の場合
には,パッケ−ジ30の1個1個にそれぞれ対向して永
久磁石34が組み込まれた位置決め板36とパッケ−ジ
30を搭載したキャリアとは互いに吸着された状態で一
体となって搬送され,ワ−クテ−ブルに位置決め固定さ
れる。次いで,各パッケ−ジ30にキャップ31が位置
決めされ載置されると,キャップ31が強固に吸着され
る。
【0010】次いで,位置決め板36が吸着したキャリ
アは一体となって仮止め装置のワ−クテ−ブルへ搬送さ
れ,パッケ−ジ30とキャップ31とが仮止めされた
後,さらに,治具全体がマイクロパラレルシ−ム接合装
置のワ−クテ−ブルに搬送され,シ−ム接合される。次
いで,治具全体が真空オ−ブンチャンバ−内に搬送さ
れ,ここで高温に加熱されて乾燥されるとともに,パッ
ケ−ジ内部が真空にされる。
【0011】
【発明が解決しようとする問題点】このように,永久磁
石34が組み込まれた位置決め板36とパッケ−ジ30
とキャップ31とが搭載されたキャリアとは,一体とな
って真空オ−ブンチャンバ−内で高温加熱されるため,
永久磁石34のキュ−リ−点のために加熱温度をこのキ
ュ−リ−点以上には上げることが出来ず,乾燥時間,真
空にする時間がかかるという問題があった。
【0012】さらに,各キャリア毎に永久磁石34をパ
ッケ−ジ30の数だけ組み込んだ位置決め板36が必要
であるため,高価な永久磁石34が多数必要となり,非
常にコストが高くなるという問題があった。例えば,1
枚のキャリアには,6×9個の永久磁石34が使用され
ており,このようなキャリアが100〜200枚程度使
用されている。これだけの数のキャリアにそれぞれ位置
決め板36が必要であり,使用されている永久磁石34
の数は膨大である。
【0013】
【問題点を解決するための手段】第1の発明は,チップ
を収納したパッケ−ジの開口端部をキャップで仮止めす
るためのキャップ仮止め用治具において,磁性材で形成
した位置決め板と,この位置決め板の上面に形成され,
内部にチップを収納したパッケ−ジとを有するキャリア
と,このキャリアと略同一形状であって,パッケ−ジの
開口端部に対向して形成した凹部に充填された永久磁石
と,裏面にワ−クテ−ブルに突設された位置決めピンが
嵌入する位置決めピン孔とを有する非磁性材で形成され
た吸着板とを有し,吸着板をワ−クテ−ブルに位置決め
して設置し,この吸着板上方にキャリアを搬送して永久
磁石に吸着させてキャリアを位置決めするようにしたも
のである。
【0014】第2の発明は,コンピュ−タにより搬送レ
−ルの移動停止とシリンダの上昇下降とを制御してワイ
ヤボンディングされたチップを収納したパッケ−ジにキ
ャップを接合するためのキャップ接合装置において,磁
性材で形成した位置決め板と,この位置決め板の上面に
形成され,内部にチップを収納したパッケ−ジとを有す
るキャリアと,このキャリアと略同一形状であって,パ
ッケ−ジの開口端部に対向して形成した凹部に充填され
た永久磁石と,裏面に位置決めピン孔とを有する非磁性
材で形成され,キャリアを吸着する吸着板と,位置決め
ピン孔に嵌入して吸着板を位置決め固定するための位置
決めピンと,キャリアを吸着板上に位置決めするための
基準ピンとを突設し,パッケ−ジとキャップとを仮止め
するワ−クテ−ブルとを有する仮止め装置と,キャップ
が仮止めされた状態のキャリアを搬送し,シ−ム接合す
るマイクロパラレル接合装置と,シ−ム接合したキャリ
アを加熱し,乾燥処理,真空処理する真空オーブンチャ
ンバ−とを備えるようにしたものである。
【0015】第3の発明は,コンピュ−タによりキャリ
アを搬送する搬送レ−ルの移動停止とシリンダの上昇下
降とを制御してワイヤボンディングされたチップを収納
したパッケ−ジにキャップを接合するためのキャップ接
合方法において,キャリアと略同一形状であって,パッ
ケ−ジの開口端部に対向して形成した凹部に充填された
永久磁石と,裏面に位置決めピン孔とを有する非磁性材
で形成された吸着板を仮止め装置のワ−クテ−ブルの位
置決めピンに位置決め固定し,吸着板の上方にキャリア
がない時,シリンダの軸を上昇位置に設定し,搬送レ−
ルによりキャリアを搬送して,このキャリアが吸着板の
上方に対向する位置で搬送レ−ルを停止し,この搬送レ
−ルが停止すると,シリンダの軸が下降しつつワ−クテ
−ブル上の基準ピンによりキャリアを,仮止め位置に位
置決めしつつ吸着板に吸着させ,キャリア上のパッケ−
ジの開口端部に,キャップをピックアンドプレ−ズ動作
により載置して,このキャップを吸着板の永久磁石にそ
れぞれ吸着した状態でパッケ−ジとキャップとを仮止め
し,キャップが仮止めされた状態のキャリアのみを搬送
してシ−ム接合し,シ−ム接合された状態のキャリアを
真空オーブンチャンバ−内に導入して加熱して,乾燥,
真空処理するようにしたものである。
【0016】
【発明の実施例】この発明の実施例を,図1〜図6に基
づいて詳細に説明する。図1はこの発明の実施例を示す
要部正面図,図2は図1の要部側面図,図3は一部分解
斜視図,図4はキャリア16の平面図,図5は吸着板1
の平面図,図6はこの発明の実施例を示す要部工程図で
ある。
【0017】図1〜図3において,1は吸着板で,図5
に示すように,アルミニウム等の非磁性材で矩形に形成
されており,上面には複数の円形の凹部2が多数一定間
隔で整列して形成されている。この実施例の場合には,
縦6,横9の合計54の凹部2が一定間隔で形成されて
いる。さらに,この吸着板1の上面で4方向の角部に
は,基準ピン4が突設されている。吸着板1の裏面に
は,ワ−クテ−ブル3への位置決め用の位置決めピン孔
5が複数箇所凹設されている。
【0018】6は円盤状の永久磁石で,凹部2に埋設さ
れており,直径を中心としてN極とS極とに磁化されて
おり,N極からS極へと磁路が形成され,上面にパッケ
−ジ7を介して吸着されるキャップ8が回転しないよう
に構成されている。
【0019】9はアルミニウム等の非磁性材で形成され
た位置決め板で,図4に示すように,吸着板1と略同一
形状に形成されており,吸着板1の凹部2に対向してパ
ッケ−ジ7を位置決めし,配列するための位置決め孔1
0が6×9個整列して形成されているとともに,4方向
の角部には,吸着板1の基準ピン4に対向して,この基
準ピン4が嵌入するピン孔11が形成されている。
【0020】パッケ−ジ7は,図7に示すように,チッ
プ14を貼着するセラミック基板12と磁性材で形成さ
れているシ−ルフレ−ム13とにより構成されている。
そして,ワイヤボンディング装置21(図6)におい
て,セラミック基板12とシ−ムフレ−ム13とにより
形作られているパッケ−ジ7の内部において,チップ1
4はセラミック基板12に貼着されており,シ−ルフレ
−ム13にはリ−ド19が貫通しガラス封止されてい
る。チップ14はリ−ド19にワイヤボンディングされ
ている。このように,パッケ−ジ7の内部にチップ14
が収納された状態で,キャリア16(図3,図6)に載
置されて搬送され,仮止め装置22(図6)におけるワ
−クテ−ブル3上でキャップ8により,開口端部が覆わ
れる。
【0021】セラミック基板12は,例えばIN(窒化
アルミニウム)のシ−トを積層し,還元性ガス雰囲気中
で焼成した多層構造のものやアルミナセラミックスのも
のを使用することが出来る。シ−ルフレ−ム13は,例
えばFe−Ni−Co合金(コバ−ル)等の磁性材で枠
が形成されており,金メッキ等が施されており,セラミ
ック基板12にろう付けされている。
【0022】キャップ8は,シ−ルフレ−ム13と同様
にコバ−ル等の磁性材で形成されており,図7に示すよ
うに,下面の内側がシ−ルフレ−ム13の内周縁と係合
するように下方へ僅かに凹設されている。
【0023】ワ−クテ−ブル3には,吸着板1の位置決
めピン孔5に嵌入されて,この吸着板1を位置決めする
ための位置決めピン15が突設されている。
【0024】17はキャリア16をワ−クテ−ブル3へ
搬送するための搬送レ−ルで,キャリア16がワ−クテ
−ブル3上の所定の位置に到達すると,シリンダ18に
より上昇下降するように構成されている。
【0025】図6において,21はワイヤボンディング
装置で,チップ14とリ−ド19とがワイヤボンディン
グされる。22は仮止め装置でパッケ−ジ7とキャップ
8とが仮止めされる。23はマイクロパラレルシ−ム接
合装置で,キャップ8がシ−ム接合される。24は真空
オ−ブンチャンバ−で,キャリア16が加熱,真空処理
が行われる。25は各部の動作を制御するコンピュ−タ
である。
【0026】次に,キャップ仮止め用治具を使用して,
パッケ−ジ7にキャップ8を接合する工程について説明
する。まず,吸着板1の位置決めピン孔5には,ワ−ク
テ−ブル3の位置決めピン15が嵌入された状態で,こ
の吸着板1は,仮止め装置22のワ−クテ−ブル3に位
置決めされて固定されている。
【0027】一方,ワイヤボンディング装置21では,
パッケ−ジ7内にチップ14が収納された後,ワイヤボ
ンディングでチップ14とリ−ド19とが内部配線され
る。このパッケ−ジ7はキャリア16として搬送レ−ル
17に載置され,次の仮止め装置22へと搬送される。
【0028】搬送レ−ル17の移動停止により,キャリ
ア16の搬送停止,搬送レ−ル17の上昇下降等の一連
の動作は,コンピュ−タ25によりシ−ケンス制御され
ている。そこで,搬送レ−ル17により搬送されるキャ
リア16が,ワ−クテ−ブル3上方に到達すると搬送レ
−ル17は停止する。この際,シリンダ18の軸は上昇
した状態となっている。そこで,搬送レ−ル17が停止
すると,シリンダ18の軸が下降を開始するから,キャ
リア16は搬送レ−ル17とともに下降する。この際,
キャリア16は,基準ピン4により位置決めされつつワ
−クテ−ブル3上の吸着板1に吸着される。
【0029】次いで,このワ−クテ−ブル3の上方に
は,水平方向および垂直方向に移動可能な吸引ヘッド
(図示せず)が配設されており,キャップ8は,ピック
アンドプレ−ズ動作により,1個づつ負圧により吸着さ
れて各パッケ−ジ7の開口端部上面に運ばれ,吸引ヘッ
ドは下降し,キャップ8はパッケ−ジ7の開口端部(シ
−ルフレ−ム13の上端部)に載置される。
【0030】この際,シ−ルフレ−ム13は永久磁石6
の形成する磁路の一部であるから,キャップ8が上端部
に載置されると,N極からシ−ルフレ−ム13を通り,
キャップ8を通り,S極へと向かう磁路が形成される。
そのため,キャップ8はパッケ−ジ7の開口端部(シ−
ルフレ−ム13の上端部)に強固に吸着され,移動する
ことはない。
【0031】このように,ピックアンドプレ−ズ動作に
よりすべてのパッケ−ジ7にキャップ8が載置される
と,一対の仮止め電極ヘッド20が下降してキャップ8
の対向縁に押圧されて通電され,パッケ−ジ7の開口端
部(シ−ルフレ−ム13の上端部)にキャップ8が仮止
めされる。
【0032】次いで,吸着板1は仮止め装置22のワ−
クテ−ブル3に固定されたまま残され,キャップ8が仮
止めされたキャリア16のみが,次のステ−ションであ
るマイクロパラレルシ−ム接合装置23のワ−クテ−ブ
ル(図示せず)に搬送され,位置決め固定される。
【0033】次いで,一対のテ−パ−状のロ−ラ電極
(図示せず)がキャップ8の対向縁に上方から転接しつ
つ通電され,シ−ム接合が行われる。すべてのキャップ
8のシ−ム接合が終了すると,このキャリア16は,真
空オ−ブンチャンバ−24内に導入され,ここで,高温
加熱されて乾燥処理されるとともに,真空処理された
後,次の工程へと搬送される。
【0034】なお,この実施例では,永久磁石は円盤状
であるが,この形状に限定されることなく,長方形や正
方形であってもよい。さらに,磁石の極は4つ以上の極
に分割されているものでもよく,要するに,キャップ8
とパッケ−ジ7とが磁路の一部を形成するものであれば
いかなる形状であってもよい。
【0035】
【発明の効果】第1の発明は,チップを収納したパッケ
−ジの開口端部をキャップで仮止めするためのキャップ
仮止め用治具において,磁性材で形成した位置決め板
と,この位置決め板の上面に形成され,内部にチップを
収納したパッケ−ジとを有するキャリアと,このキャリ
アと略同一形状であって,パッケ−ジの開口端部に対向
して形成した凹部に充填された永久磁石と,裏面にワ−
クテ−ブルに突設された位置決めピンが嵌入する位置決
めピン孔とを有する非磁性材で形成された吸着板とを有
し,吸着板をワ−クテ−ブルに位置決めして設置し,こ
の吸着板上方にキャリアを搬送して永久磁石に吸着させ
てキャリアを位置決めするようにしたので,キュ−リ−
点の温度を考慮することなく,乾燥処理,真空処理する
真空オ−ブンチャンバ−内の加熱温度を高く設定するこ
とが出来る。
【0036】さらに,吸着板は仮付け装置のワ−クテ−
ブルに固定されている吸着板に使用されている磁石数だ
けでよいので,従来の形式のものに比較して大幅にコス
トを節約することが出来る。
【0037】又,従来の専用治具の場合には,パッケ−
ジを1個1個手で専用治具に載せ換えていたが,この発
明の治具の場合には,ワイヤボンディングした状態で納
品されたキャリアをそのまま使用することが出来る。
【0038】第2の発明は,コンピュ−タにより搬送レ
−ルの移動停止とシリンダの上昇下降とを制御してワイ
ヤボンディングされたチップを収納したパッケ−ジにキ
ャップを接合するためのキャップ接合装置において,磁
性材で形成した位置決め板と,この位置決め板の上面に
形成され,内部にチップを収納したパッケ−ジとを有す
るキャリアと,このキャリアと略同一形状であって,パ
ッケ−ジの開口端部に対向して形成した凹部に充填され
た永久磁石と,裏面に位置決めピン孔とを有する非磁性
材で形成され,キャリアを吸着する吸着板と,位置決め
ピン孔に嵌入して吸着板を位置決め固定するための位置
決めピンと,キャリアを吸着板上に位置決めするための
基準ピンとを突設し,パッケ−ジとキャップとを仮止め
するワ−クテ−ブルとを有する仮止め装置と,キャップ
が仮止めされた状態のキャリアを搬送し,シ−ム接合す
るマイクロパラレル接合装置と,シ−ム接合したキャリ
アを加熱し,乾燥処理,真空処理する真空オーブンチャ
ンバ−とを備えるようにしたので,効果な永久磁石を多
数使用する必要もなく,加熱温度を任意に設定できる等
キャップ接合装置全体のコストが大幅に削減される。
【0039】第3の発明は,コンピュ−タによりキャリ
アを搬送する搬送レ−ルの移動停止とシリンダの上昇下
降とを制御してワイヤボンディングされたチップを収納
したパッケ−ジにキャップを接合するためのキャップ接
合方法において,キャリアと略同一形状であって,パッ
ケ−ジの開口端部に対向して形成した凹部に充填された
永久磁石と,裏面に位置決めピン孔とを有する非磁性材
で形成された吸着板を仮止め装置のワ−クテ−ブルの位
置決めピンに位置決め固定し,吸着板の上方にキャリア
がない時,シリンダの軸を上昇位置に設定し,搬送レ−
ルによりキャリアを搬送して,このキャリアが吸着板の
上方に対向する位置で搬送レ−ルを停止し,この搬送レ
−ルが停止すると,シリンダの軸が下降しつつワ−クテ
−ブル上の基準ピンによりキャリアを,仮止め位置に位
置決めしつつ吸着板に吸着させ,キャリア上のパッケ−
ジの開口端部に,キャップをピックアンドプレ−ズ動作
により載置して,このキャップを吸着板の永久磁石にそ
れぞれ吸着した状態でパッケ−ジとキャップとを仮止め
し,キャップが仮止めされた状態のキャリアのみを搬送
してシ−ム接合し,シ−ム接合された状態のキャリアを
真空オーブンチャンバ−内に導入して加熱して,乾燥,
真空処理するようにしたので,従来,キャップ仮止め用
の専用治具を使用していた場合,ワイヤボンディングさ
れたチップを収納したパッケ−ジを,専用治具に装着す
るとともに,これを1個1個手で自社のキャリアに載せ
換えるという手間が膨大であったが,この発明によれ
ば,ワイヤボンディングしたパッケ−ジをキャリアとし
てそのまま使用することが出来るから,この載せ換えの
手間を省略することが出来,作業時間を大幅に短縮する
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す要部正面図である。
【図2】図1の要部側面図である。
【図3】この発明の実施例を示す一部分解図を含む斜視
図である。
【図4】キャリア16の平面図である。
【図5】吸着板1の平面図である。
【図6】この発明の実施例を示す要部工程図である。
【図7】従来例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 吸着板 2 凹部 3 ワ−クテ−ブル 4 基準ピン 5 位置決めピン孔 6 永久磁石 7 パッケ−ジ 8 キャップ 9 位置決め板 14 チップ 15 位置決めピン 16 キャリア 17 搬送レ−ル 18 シリンダ 22 仮止め装置 23 マイクロパラレルシ−ム接合装置 24 真空オーブンチャンバ− 25 コンピュ−タ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩月忠宏 東京都港区西新橋三丁目20番1号 日本ア ビオニクス株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップを収納したパッケ−ジの開口端部
    をキャップで仮止めするためのキャップ仮止め用治具に
    おいて,磁性材で形成した位置決め板と,この位置決め
    板の上面に形成され,内部に前記チップを収納した前記
    パッケ−ジとを有するキャリアと,このキャリアと略同
    一形状であって,前記パッケ−ジの開口端部に対向して
    形成した凹部に充填された永久磁石と,裏面にワ−クテ
    −ブルに突設された位置決めピンが嵌入する位置決めピ
    ン孔とを有する非磁性材で形成された吸着板とを有し,
    前記吸着板を前記ワ−クテ−ブルに位置決めして設置
    し,この吸着板上方に前記キャリアを搬送して前記永久
    磁石に吸着させて前記キャリアを位置決めするようにし
    たことを特徴とするチップを収納したパッケ−ジのキャ
    ップ仮止め用治具。
  2. 【請求項2】 コンピュ−タにより搬送レ−ルの移動停
    止とシリンダの上昇下降とを制御してワイヤボンディン
    グされたチップを収納したパッケ−ジにキャップを接合
    するためのキャップ接合装置において,磁性材で形成し
    た位置決め板と,この位置決め板の上面に形成され,内
    部に前記チップを収納した前記パッケ−ジとを有するキ
    ャリアと,このキャリアと略同一形状であって,前記パ
    ッケ−ジの開口端部に対向して形成した凹部に充填され
    た永久磁石と,裏面に位置決めピン孔とを有する非磁性
    材で形成され,前記キャリアを吸着する吸着板と,前記
    位置決めピン孔に嵌入して前記吸着板を位置決め固定す
    るための位置決めピンと,前記キャリアを前記吸着板上
    に位置決めするための基準ピンとを突設し,前記パッケ
    −ジと前記キャップとを仮止めするワ−クテ−ブルとを
    有する仮止め装置と,前記キャップが仮止めされた状態
    のキャリアを搬送し,シ−ム接合するマイクロパラレル
    接合装置と,シ−ム接合したキャリアを加熱し,乾燥処
    理,真空処理する真空オーブンチャンバ−とを備えたこ
    とを特徴とするキャップ接合装置。
  3. 【請求項3】 コンピュ−タによりキャリアを搬送する
    搬送レ−ルの移動停止とシリンダの上昇下降とを制御し
    てワイヤボンディングされたチップを収納したパッケ−
    ジにキャップを接合するためのキャップ接合方法におい
    て,前記キャリアと略同一形状であって,前記パッケ−
    ジの開口端部に対向して形成した凹部に充填された永久
    磁石と,裏面に位置決めピン孔とを有する非磁性材で形
    成された吸着板を仮止め装置のワ−クテ−ブルの位置決
    めピンに位置決め固定し,前記吸着板の上方にキャリア
    がない時,前記シリンダの軸を上昇位置に設定し,前記
    搬送レ−ルにより前記キャリアを搬送して,このキャリ
    アが前記吸着板の上方に対向する位置で前記搬送レ−ル
    を停止し,この搬送レ−ルが停止すると,前記シリンダ
    の軸が下降しつつ前記ワ−クテ−ブル上の基準ピンによ
    り前記キャリアを,仮止め位置に位置決めしつつ前記吸
    着板に吸着させ,前記キャリア上のパッケ−ジの開口端
    部に,キャップをピックアンドプレ−ズ動作により載置
    して,このキャップを前記吸着板の前記永久磁石にそれ
    ぞれ吸着した状態で前記パッケ−ジと前記キャップとを
    仮止めし,前記キャップが仮止めされた状態のキャリア
    のみを搬送してシ−ム接合し,シ−ム接合された状態の
    キャリアを真空オーブンチャンバ−内に導入して加熱し
    て,乾燥,真空処理することを特徴とするキャップ接合
    方法。
JP6331043A 1994-12-08 1994-12-08 チップを収納したパッケ−ジのキャップ仮止め用治具とキャップ接合装置およびその方法 Pending JPH08162556A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6331043A JPH08162556A (ja) 1994-12-08 1994-12-08 チップを収納したパッケ−ジのキャップ仮止め用治具とキャップ接合装置およびその方法
JP21958595A JP3416919B2 (ja) 1994-12-08 1995-08-04 チップを収納したパッケ−ジのキャップ仮止め用治具とキャップ接合装置およびその方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6331043A JPH08162556A (ja) 1994-12-08 1994-12-08 チップを収納したパッケ−ジのキャップ仮止め用治具とキャップ接合装置およびその方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08162556A true JPH08162556A (ja) 1996-06-21

Family

ID=18239205

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6331043A Pending JPH08162556A (ja) 1994-12-08 1994-12-08 チップを収納したパッケ−ジのキャップ仮止め用治具とキャップ接合装置およびその方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08162556A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109693938A (zh) * 2018-12-14 2019-04-30 汕头市东方科技有限公司 一种炒片机锅盖自动搬运系统

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109693938A (zh) * 2018-12-14 2019-04-30 汕头市东方科技有限公司 一种炒片机锅盖自动搬运系统
CN109693938B (zh) * 2018-12-14 2024-03-22 汕头市东方科技有限公司 一种炒片机锅盖自动搬运系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5348316A (en) Die collet with cavity wall recess
TW201200447A (en) Workpiece transport method and workpiece transport device
KR20130007585A (ko) 기판 분리 방법, 반도체 장치의 제조 방법, 기판 분리 장치, 로드 락 장치 및 기판 접합 장치
JP3416919B2 (ja) チップを収納したパッケ−ジのキャップ仮止め用治具とキャップ接合装置およびその方法
JP2590761B2 (ja) Tab式半導体装置およびtab式半導体装置を回路基板に接続する方法
JPH08162556A (ja) チップを収納したパッケ−ジのキャップ仮止め用治具とキャップ接合装置およびその方法
JPH08306813A (ja) 半導体パッケージのキャップ仮止め用治具
JPH06104347A (ja) 半導体パッケージのキャップ仮止め用治具
JP4796120B2 (ja) 常温接合装置
CN114695191A (zh) 带安装器
JPH08112793A (ja) 吸着保持装置及び実装装置
JP3187981B2 (ja) シーム接合装置
TW202043127A (zh) 搬送機器
JP3466580B2 (ja) 電子部品の自動封止装置
JP2008226976A (ja) 基板等の取扱装置及び基板等の取扱方法
JPS63245935A (ja) ペレツトボンデイング装置
JP4229029B2 (ja) プラズマ処理方法および部品実装方法
JP2751585B2 (ja) 共晶ボンディング装置
JPH0669365A (ja) 半導体容器のキャップ仮止め方法および搬送装置
JP3474404B2 (ja) シーム溶接装置
JP4305329B2 (ja) 部品搬送用治具
KR100485342B1 (ko) 세라믹패키지의덮개봉합장치
JP2859090B2 (ja) 移載荷物保持装置
JPH0766244A (ja) 外部リードボンデイング方法及び装置
JP3415603B2 (ja) パッケージの仮付けヘッド