JPH08162556A - チップを収納したパッケ−ジのキャップ仮止め用治具とキャップ接合装置およびその方法 - Google Patents
チップを収納したパッケ−ジのキャップ仮止め用治具とキャップ接合装置およびその方法Info
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- JPH08162556A JPH08162556A JP6331043A JP33104394A JPH08162556A JP H08162556 A JPH08162556 A JP H08162556A JP 6331043 A JP6331043 A JP 6331043A JP 33104394 A JP33104394 A JP 33104394A JP H08162556 A JPH08162556 A JP H08162556A
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- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/42—Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/47—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
- H01L2224/48—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
- H01L2224/4805—Shape
- H01L2224/4809—Loop shape
- H01L2224/48091—Arched
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- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】チップをパッケ−ジにマイクロパラレルシ−ム
接合法などにより気密封止する際に,キャップを仮止め
するためのキャップ仮止め治具の提供。 【構成】チップを収納したパッケ−ジ7の開口端部をキ
ャップで仮止めするためのキャップ仮止め用治具におい
て,磁性材で形成した位置決め板9と,この位置決め板
の上面に形成され,内部にチップを収納したパッケ−ジ
とを有するキャリア16と,このキャリアと略同一形状
であって,パッケ−ジの開口端部に対向して形成した凹
部に充填された永久磁石6と,裏面にワ−クテ−ブルに
突設された位置決めピン15が嵌入する位置決めピン孔
5とを有する非磁性材で形成された吸着板1とを有し,
吸着板をワ−クテ−ブル3に位置決めして設置し,この
吸着板上方にキャリアを搬送して永久磁石に吸着させて
キャリアを位置決めする。
接合法などにより気密封止する際に,キャップを仮止め
するためのキャップ仮止め治具の提供。 【構成】チップを収納したパッケ−ジ7の開口端部をキ
ャップで仮止めするためのキャップ仮止め用治具におい
て,磁性材で形成した位置決め板9と,この位置決め板
の上面に形成され,内部にチップを収納したパッケ−ジ
とを有するキャリア16と,このキャリアと略同一形状
であって,パッケ−ジの開口端部に対向して形成した凹
部に充填された永久磁石6と,裏面にワ−クテ−ブルに
突設された位置決めピン15が嵌入する位置決めピン孔
5とを有する非磁性材で形成された吸着板1とを有し,
吸着板をワ−クテ−ブル3に位置決めして設置し,この
吸着板上方にキャリアを搬送して永久磁石に吸着させて
キャリアを位置決めする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,半導体素子,IC,
水晶振動子等のチップをセラミックあるいは金属性のパ
ッケ−ジにマイクロパラレルシ−ム接合法などにより気
密封止する際に,金属製のキャップを仮止めするための
キャップ仮止め治具およびこの治具を使用したキャップ
接合装置とキャップ接合方法に関するものである。
水晶振動子等のチップをセラミックあるいは金属性のパ
ッケ−ジにマイクロパラレルシ−ム接合法などにより気
密封止する際に,金属製のキャップを仮止めするための
キャップ仮止め治具およびこの治具を使用したキャップ
接合装置とキャップ接合方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来,チップをパッケ−ジに気密封止す
る方法として,マイクロパラレルシ−ム接合法が広く用
いられている。パッケ−ジとしては,セラミック基板に
金属製のシ−ルフレ−ムを接合したセラミック製のパッ
ケ−ジや,全体が金属で形成されている金属製のパッケ
−ジ等があり,これらのパッケ−ジは,キャリア上に位
置決めされて多数搭載されている。
る方法として,マイクロパラレルシ−ム接合法が広く用
いられている。パッケ−ジとしては,セラミック基板に
金属製のシ−ルフレ−ムを接合したセラミック製のパッ
ケ−ジや,全体が金属で形成されている金属製のパッケ
−ジ等があり,これらのパッケ−ジは,キャリア上に位
置決めされて多数搭載されている。
【0003】このキャリアに搭載されているパッケ−ジ
の内部にチップを収納するとともに,リ−ドとの内部配
線をした後,パッケ−ジの開口端部をキャップで覆う。
次いで,このキャップの対向する周縁に沿って回転する
一対のテ−パ−つきのロ−ラ電極により加圧,通電して
パッケ−ジとキャップとの接合部に発生するジュ−ル熱
によりパッケ−ジ開口端部をキャップでシ−ム接合して
いる。
の内部にチップを収納するとともに,リ−ドとの内部配
線をした後,パッケ−ジの開口端部をキャップで覆う。
次いで,このキャップの対向する周縁に沿って回転する
一対のテ−パ−つきのロ−ラ電極により加圧,通電して
パッケ−ジとキャップとの接合部に発生するジュ−ル熱
によりパッケ−ジ開口端部をキャップでシ−ム接合して
いる。
【0004】この際,一対のロ−ラ電極をキャップの対
向する縁部に沿って転接させる際には,パッケ−ジの開
口端部を覆っているキャップが移動し易いという欠点が
あった。そこで,従来はキャップをパッケ−ジ開口端部
に仮止めするためのスポット接合が行われている。即
ち,キャップをパッケ−ジの開口端部に位置決めし保持
した状態で,一対の電極をキャップ周縁部に押圧し通電
してスポット接合してパッケ−ジとキャップとを仮止め
している。
向する縁部に沿って転接させる際には,パッケ−ジの開
口端部を覆っているキャップが移動し易いという欠点が
あった。そこで,従来はキャップをパッケ−ジ開口端部
に仮止めするためのスポット接合が行われている。即
ち,キャップをパッケ−ジの開口端部に位置決めし保持
した状態で,一対の電極をキャップ周縁部に押圧し通電
してスポット接合してパッケ−ジとキャップとを仮止め
している。
【0005】しかし,仮止めを行うためには,キャップ
とパッケ−ジの開口端部とを位置決めした後,このキャ
リアを仮止め装置のワ−クテ−ブルへと搬送する際や,
一対の仮止め用電極がキャップ周縁の2点に同時に接触
しない場合には,位置決めしたパッケ−ジとキャップと
の相対位置がずれてしまい,確実な気密封止が出来ない
という問題があった。
とパッケ−ジの開口端部とを位置決めした後,このキャ
リアを仮止め装置のワ−クテ−ブルへと搬送する際や,
一対の仮止め用電極がキャップ周縁の2点に同時に接触
しない場合には,位置決めしたパッケ−ジとキャップと
の相対位置がずれてしまい,確実な気密封止が出来ない
という問題があった。
【0006】そこで,発明者は,上記の問題点を解決す
るものとして,キャップをパッケ−ジの開口端部に位置
決め載置した後,スポット溶接により仮止めするまで
に,キャップとパッケ−ジの相対的位置ずれを防止する
ことの出来る半導体パッケ−ジのキャップ仮止め治具を
発明し,先に出願した(特願平4−273451号)
(特開平6−104347号公報)。
るものとして,キャップをパッケ−ジの開口端部に位置
決め載置した後,スポット溶接により仮止めするまで
に,キャップとパッケ−ジの相対的位置ずれを防止する
ことの出来る半導体パッケ−ジのキャップ仮止め治具を
発明し,先に出願した(特願平4−273451号)
(特開平6−104347号公報)。
【0007】これは,図7に示すように,少なくとも開
口端面に磁性材を有するパッケ−ジ30の開口端面に磁
性材キャップ31を仮止めするための治具で,非磁性材
からなる保持基板32と,この保持基板32の上面に形
成された凹部33に装填された永久磁石34と,保持基
板32の上面に固定された永久磁石34に臨みパッケ−
ジ30の位置決め孔35が形成された非磁性材製の位置
決め板36とを備え,パッケ−ジ30とキャップ31と
が永久磁石34による磁界の磁路を形成するようにした
半導体パッケ−ジのキャップ仮止め用治具に関するもの
である。
口端面に磁性材を有するパッケ−ジ30の開口端面に磁
性材キャップ31を仮止めするための治具で,非磁性材
からなる保持基板32と,この保持基板32の上面に形
成された凹部33に装填された永久磁石34と,保持基
板32の上面に固定された永久磁石34に臨みパッケ−
ジ30の位置決め孔35が形成された非磁性材製の位置
決め板36とを備え,パッケ−ジ30とキャップ31と
が永久磁石34による磁界の磁路を形成するようにした
半導体パッケ−ジのキャップ仮止め用治具に関するもの
である。
【0008】このように構成されているので,キャップ
31は磁力によりしっかりとパッケ−ジ30に吸着固定
されるから,位置決めワ−クテ−ブルから仮止めワ−ク
テ−ブルへと搬送される際や,一対の仮止め電極37が
キャップ31に同時に接触しない場合でも,位置決めし
たパッケ−ジ30とキャップ31の相対的な位置ずれが
生じることもなく,その後のシ−ム溶接において確実に
気密封止することが出来る効果を奏するものである。
31は磁力によりしっかりとパッケ−ジ30に吸着固定
されるから,位置決めワ−クテ−ブルから仮止めワ−ク
テ−ブルへと搬送される際や,一対の仮止め電極37が
キャップ31に同時に接触しない場合でも,位置決めし
たパッケ−ジ30とキャップ31の相対的な位置ずれが
生じることもなく,その後のシ−ム溶接において確実に
気密封止することが出来る効果を奏するものである。
【0009】そして,このキャップ仮止め用治具の場合
には,パッケ−ジ30の1個1個にそれぞれ対向して永
久磁石34が組み込まれた位置決め板36とパッケ−ジ
30を搭載したキャリアとは互いに吸着された状態で一
体となって搬送され,ワ−クテ−ブルに位置決め固定さ
れる。次いで,各パッケ−ジ30にキャップ31が位置
決めされ載置されると,キャップ31が強固に吸着され
る。
には,パッケ−ジ30の1個1個にそれぞれ対向して永
久磁石34が組み込まれた位置決め板36とパッケ−ジ
30を搭載したキャリアとは互いに吸着された状態で一
体となって搬送され,ワ−クテ−ブルに位置決め固定さ
れる。次いで,各パッケ−ジ30にキャップ31が位置
決めされ載置されると,キャップ31が強固に吸着され
る。
【0010】次いで,位置決め板36が吸着したキャリ
アは一体となって仮止め装置のワ−クテ−ブルへ搬送さ
れ,パッケ−ジ30とキャップ31とが仮止めされた
後,さらに,治具全体がマイクロパラレルシ−ム接合装
置のワ−クテ−ブルに搬送され,シ−ム接合される。次
いで,治具全体が真空オ−ブンチャンバ−内に搬送さ
れ,ここで高温に加熱されて乾燥されるとともに,パッ
ケ−ジ内部が真空にされる。
アは一体となって仮止め装置のワ−クテ−ブルへ搬送さ
れ,パッケ−ジ30とキャップ31とが仮止めされた
後,さらに,治具全体がマイクロパラレルシ−ム接合装
置のワ−クテ−ブルに搬送され,シ−ム接合される。次
いで,治具全体が真空オ−ブンチャンバ−内に搬送さ
れ,ここで高温に加熱されて乾燥されるとともに,パッ
ケ−ジ内部が真空にされる。
【0011】
【発明が解決しようとする問題点】このように,永久磁
石34が組み込まれた位置決め板36とパッケ−ジ30
とキャップ31とが搭載されたキャリアとは,一体とな
って真空オ−ブンチャンバ−内で高温加熱されるため,
永久磁石34のキュ−リ−点のために加熱温度をこのキ
ュ−リ−点以上には上げることが出来ず,乾燥時間,真
空にする時間がかかるという問題があった。
石34が組み込まれた位置決め板36とパッケ−ジ30
とキャップ31とが搭載されたキャリアとは,一体とな
って真空オ−ブンチャンバ−内で高温加熱されるため,
永久磁石34のキュ−リ−点のために加熱温度をこのキ
ュ−リ−点以上には上げることが出来ず,乾燥時間,真
空にする時間がかかるという問題があった。
【0012】さらに,各キャリア毎に永久磁石34をパ
ッケ−ジ30の数だけ組み込んだ位置決め板36が必要
であるため,高価な永久磁石34が多数必要となり,非
常にコストが高くなるという問題があった。例えば,1
枚のキャリアには,6×9個の永久磁石34が使用され
ており,このようなキャリアが100〜200枚程度使
用されている。これだけの数のキャリアにそれぞれ位置
決め板36が必要であり,使用されている永久磁石34
の数は膨大である。
ッケ−ジ30の数だけ組み込んだ位置決め板36が必要
であるため,高価な永久磁石34が多数必要となり,非
常にコストが高くなるという問題があった。例えば,1
枚のキャリアには,6×9個の永久磁石34が使用され
ており,このようなキャリアが100〜200枚程度使
用されている。これだけの数のキャリアにそれぞれ位置
決め板36が必要であり,使用されている永久磁石34
の数は膨大である。
【0013】
【問題点を解決するための手段】第1の発明は,チップ
を収納したパッケ−ジの開口端部をキャップで仮止めす
るためのキャップ仮止め用治具において,磁性材で形成
した位置決め板と,この位置決め板の上面に形成され,
内部にチップを収納したパッケ−ジとを有するキャリア
と,このキャリアと略同一形状であって,パッケ−ジの
開口端部に対向して形成した凹部に充填された永久磁石
と,裏面にワ−クテ−ブルに突設された位置決めピンが
嵌入する位置決めピン孔とを有する非磁性材で形成され
た吸着板とを有し,吸着板をワ−クテ−ブルに位置決め
して設置し,この吸着板上方にキャリアを搬送して永久
磁石に吸着させてキャリアを位置決めするようにしたも
のである。
を収納したパッケ−ジの開口端部をキャップで仮止めす
るためのキャップ仮止め用治具において,磁性材で形成
した位置決め板と,この位置決め板の上面に形成され,
内部にチップを収納したパッケ−ジとを有するキャリア
と,このキャリアと略同一形状であって,パッケ−ジの
開口端部に対向して形成した凹部に充填された永久磁石
と,裏面にワ−クテ−ブルに突設された位置決めピンが
嵌入する位置決めピン孔とを有する非磁性材で形成され
た吸着板とを有し,吸着板をワ−クテ−ブルに位置決め
して設置し,この吸着板上方にキャリアを搬送して永久
磁石に吸着させてキャリアを位置決めするようにしたも
のである。
【0014】第2の発明は,コンピュ−タにより搬送レ
−ルの移動停止とシリンダの上昇下降とを制御してワイ
ヤボンディングされたチップを収納したパッケ−ジにキ
ャップを接合するためのキャップ接合装置において,磁
性材で形成した位置決め板と,この位置決め板の上面に
形成され,内部にチップを収納したパッケ−ジとを有す
るキャリアと,このキャリアと略同一形状であって,パ
ッケ−ジの開口端部に対向して形成した凹部に充填され
た永久磁石と,裏面に位置決めピン孔とを有する非磁性
材で形成され,キャリアを吸着する吸着板と,位置決め
ピン孔に嵌入して吸着板を位置決め固定するための位置
決めピンと,キャリアを吸着板上に位置決めするための
基準ピンとを突設し,パッケ−ジとキャップとを仮止め
するワ−クテ−ブルとを有する仮止め装置と,キャップ
が仮止めされた状態のキャリアを搬送し,シ−ム接合す
るマイクロパラレル接合装置と,シ−ム接合したキャリ
アを加熱し,乾燥処理,真空処理する真空オーブンチャ
ンバ−とを備えるようにしたものである。
−ルの移動停止とシリンダの上昇下降とを制御してワイ
ヤボンディングされたチップを収納したパッケ−ジにキ
ャップを接合するためのキャップ接合装置において,磁
性材で形成した位置決め板と,この位置決め板の上面に
形成され,内部にチップを収納したパッケ−ジとを有す
るキャリアと,このキャリアと略同一形状であって,パ
ッケ−ジの開口端部に対向して形成した凹部に充填され
た永久磁石と,裏面に位置決めピン孔とを有する非磁性
材で形成され,キャリアを吸着する吸着板と,位置決め
ピン孔に嵌入して吸着板を位置決め固定するための位置
決めピンと,キャリアを吸着板上に位置決めするための
基準ピンとを突設し,パッケ−ジとキャップとを仮止め
するワ−クテ−ブルとを有する仮止め装置と,キャップ
が仮止めされた状態のキャリアを搬送し,シ−ム接合す
るマイクロパラレル接合装置と,シ−ム接合したキャリ
アを加熱し,乾燥処理,真空処理する真空オーブンチャ
ンバ−とを備えるようにしたものである。
【0015】第3の発明は,コンピュ−タによりキャリ
アを搬送する搬送レ−ルの移動停止とシリンダの上昇下
降とを制御してワイヤボンディングされたチップを収納
したパッケ−ジにキャップを接合するためのキャップ接
合方法において,キャリアと略同一形状であって,パッ
ケ−ジの開口端部に対向して形成した凹部に充填された
永久磁石と,裏面に位置決めピン孔とを有する非磁性材
で形成された吸着板を仮止め装置のワ−クテ−ブルの位
置決めピンに位置決め固定し,吸着板の上方にキャリア
がない時,シリンダの軸を上昇位置に設定し,搬送レ−
ルによりキャリアを搬送して,このキャリアが吸着板の
上方に対向する位置で搬送レ−ルを停止し,この搬送レ
−ルが停止すると,シリンダの軸が下降しつつワ−クテ
−ブル上の基準ピンによりキャリアを,仮止め位置に位
置決めしつつ吸着板に吸着させ,キャリア上のパッケ−
ジの開口端部に,キャップをピックアンドプレ−ズ動作
により載置して,このキャップを吸着板の永久磁石にそ
れぞれ吸着した状態でパッケ−ジとキャップとを仮止め
し,キャップが仮止めされた状態のキャリアのみを搬送
してシ−ム接合し,シ−ム接合された状態のキャリアを
真空オーブンチャンバ−内に導入して加熱して,乾燥,
真空処理するようにしたものである。
アを搬送する搬送レ−ルの移動停止とシリンダの上昇下
降とを制御してワイヤボンディングされたチップを収納
したパッケ−ジにキャップを接合するためのキャップ接
合方法において,キャリアと略同一形状であって,パッ
ケ−ジの開口端部に対向して形成した凹部に充填された
永久磁石と,裏面に位置決めピン孔とを有する非磁性材
で形成された吸着板を仮止め装置のワ−クテ−ブルの位
置決めピンに位置決め固定し,吸着板の上方にキャリア
がない時,シリンダの軸を上昇位置に設定し,搬送レ−
ルによりキャリアを搬送して,このキャリアが吸着板の
上方に対向する位置で搬送レ−ルを停止し,この搬送レ
−ルが停止すると,シリンダの軸が下降しつつワ−クテ
−ブル上の基準ピンによりキャリアを,仮止め位置に位
置決めしつつ吸着板に吸着させ,キャリア上のパッケ−
ジの開口端部に,キャップをピックアンドプレ−ズ動作
により載置して,このキャップを吸着板の永久磁石にそ
れぞれ吸着した状態でパッケ−ジとキャップとを仮止め
し,キャップが仮止めされた状態のキャリアのみを搬送
してシ−ム接合し,シ−ム接合された状態のキャリアを
真空オーブンチャンバ−内に導入して加熱して,乾燥,
真空処理するようにしたものである。
【0016】
【発明の実施例】この発明の実施例を,図1〜図6に基
づいて詳細に説明する。図1はこの発明の実施例を示す
要部正面図,図2は図1の要部側面図,図3は一部分解
斜視図,図4はキャリア16の平面図,図5は吸着板1
の平面図,図6はこの発明の実施例を示す要部工程図で
ある。
づいて詳細に説明する。図1はこの発明の実施例を示す
要部正面図,図2は図1の要部側面図,図3は一部分解
斜視図,図4はキャリア16の平面図,図5は吸着板1
の平面図,図6はこの発明の実施例を示す要部工程図で
ある。
【0017】図1〜図3において,1は吸着板で,図5
に示すように,アルミニウム等の非磁性材で矩形に形成
されており,上面には複数の円形の凹部2が多数一定間
隔で整列して形成されている。この実施例の場合には,
縦6,横9の合計54の凹部2が一定間隔で形成されて
いる。さらに,この吸着板1の上面で4方向の角部に
は,基準ピン4が突設されている。吸着板1の裏面に
は,ワ−クテ−ブル3への位置決め用の位置決めピン孔
5が複数箇所凹設されている。
に示すように,アルミニウム等の非磁性材で矩形に形成
されており,上面には複数の円形の凹部2が多数一定間
隔で整列して形成されている。この実施例の場合には,
縦6,横9の合計54の凹部2が一定間隔で形成されて
いる。さらに,この吸着板1の上面で4方向の角部に
は,基準ピン4が突設されている。吸着板1の裏面に
は,ワ−クテ−ブル3への位置決め用の位置決めピン孔
5が複数箇所凹設されている。
【0018】6は円盤状の永久磁石で,凹部2に埋設さ
れており,直径を中心としてN極とS極とに磁化されて
おり,N極からS極へと磁路が形成され,上面にパッケ
−ジ7を介して吸着されるキャップ8が回転しないよう
に構成されている。
れており,直径を中心としてN極とS極とに磁化されて
おり,N極からS極へと磁路が形成され,上面にパッケ
−ジ7を介して吸着されるキャップ8が回転しないよう
に構成されている。
【0019】9はアルミニウム等の非磁性材で形成され
た位置決め板で,図4に示すように,吸着板1と略同一
形状に形成されており,吸着板1の凹部2に対向してパ
ッケ−ジ7を位置決めし,配列するための位置決め孔1
0が6×9個整列して形成されているとともに,4方向
の角部には,吸着板1の基準ピン4に対向して,この基
準ピン4が嵌入するピン孔11が形成されている。
た位置決め板で,図4に示すように,吸着板1と略同一
形状に形成されており,吸着板1の凹部2に対向してパ
ッケ−ジ7を位置決めし,配列するための位置決め孔1
0が6×9個整列して形成されているとともに,4方向
の角部には,吸着板1の基準ピン4に対向して,この基
準ピン4が嵌入するピン孔11が形成されている。
【0020】パッケ−ジ7は,図7に示すように,チッ
プ14を貼着するセラミック基板12と磁性材で形成さ
れているシ−ルフレ−ム13とにより構成されている。
そして,ワイヤボンディング装置21(図6)におい
て,セラミック基板12とシ−ムフレ−ム13とにより
形作られているパッケ−ジ7の内部において,チップ1
4はセラミック基板12に貼着されており,シ−ルフレ
−ム13にはリ−ド19が貫通しガラス封止されてい
る。チップ14はリ−ド19にワイヤボンディングされ
ている。このように,パッケ−ジ7の内部にチップ14
が収納された状態で,キャリア16(図3,図6)に載
置されて搬送され,仮止め装置22(図6)におけるワ
−クテ−ブル3上でキャップ8により,開口端部が覆わ
れる。
プ14を貼着するセラミック基板12と磁性材で形成さ
れているシ−ルフレ−ム13とにより構成されている。
そして,ワイヤボンディング装置21(図6)におい
て,セラミック基板12とシ−ムフレ−ム13とにより
形作られているパッケ−ジ7の内部において,チップ1
4はセラミック基板12に貼着されており,シ−ルフレ
−ム13にはリ−ド19が貫通しガラス封止されてい
る。チップ14はリ−ド19にワイヤボンディングされ
ている。このように,パッケ−ジ7の内部にチップ14
が収納された状態で,キャリア16(図3,図6)に載
置されて搬送され,仮止め装置22(図6)におけるワ
−クテ−ブル3上でキャップ8により,開口端部が覆わ
れる。
【0021】セラミック基板12は,例えばIN(窒化
アルミニウム)のシ−トを積層し,還元性ガス雰囲気中
で焼成した多層構造のものやアルミナセラミックスのも
のを使用することが出来る。シ−ルフレ−ム13は,例
えばFe−Ni−Co合金(コバ−ル)等の磁性材で枠
が形成されており,金メッキ等が施されており,セラミ
ック基板12にろう付けされている。
アルミニウム)のシ−トを積層し,還元性ガス雰囲気中
で焼成した多層構造のものやアルミナセラミックスのも
のを使用することが出来る。シ−ルフレ−ム13は,例
えばFe−Ni−Co合金(コバ−ル)等の磁性材で枠
が形成されており,金メッキ等が施されており,セラミ
ック基板12にろう付けされている。
【0022】キャップ8は,シ−ルフレ−ム13と同様
にコバ−ル等の磁性材で形成されており,図7に示すよ
うに,下面の内側がシ−ルフレ−ム13の内周縁と係合
するように下方へ僅かに凹設されている。
にコバ−ル等の磁性材で形成されており,図7に示すよ
うに,下面の内側がシ−ルフレ−ム13の内周縁と係合
するように下方へ僅かに凹設されている。
【0023】ワ−クテ−ブル3には,吸着板1の位置決
めピン孔5に嵌入されて,この吸着板1を位置決めする
ための位置決めピン15が突設されている。
めピン孔5に嵌入されて,この吸着板1を位置決めする
ための位置決めピン15が突設されている。
【0024】17はキャリア16をワ−クテ−ブル3へ
搬送するための搬送レ−ルで,キャリア16がワ−クテ
−ブル3上の所定の位置に到達すると,シリンダ18に
より上昇下降するように構成されている。
搬送するための搬送レ−ルで,キャリア16がワ−クテ
−ブル3上の所定の位置に到達すると,シリンダ18に
より上昇下降するように構成されている。
【0025】図6において,21はワイヤボンディング
装置で,チップ14とリ−ド19とがワイヤボンディン
グされる。22は仮止め装置でパッケ−ジ7とキャップ
8とが仮止めされる。23はマイクロパラレルシ−ム接
合装置で,キャップ8がシ−ム接合される。24は真空
オ−ブンチャンバ−で,キャリア16が加熱,真空処理
が行われる。25は各部の動作を制御するコンピュ−タ
である。
装置で,チップ14とリ−ド19とがワイヤボンディン
グされる。22は仮止め装置でパッケ−ジ7とキャップ
8とが仮止めされる。23はマイクロパラレルシ−ム接
合装置で,キャップ8がシ−ム接合される。24は真空
オ−ブンチャンバ−で,キャリア16が加熱,真空処理
が行われる。25は各部の動作を制御するコンピュ−タ
である。
【0026】次に,キャップ仮止め用治具を使用して,
パッケ−ジ7にキャップ8を接合する工程について説明
する。まず,吸着板1の位置決めピン孔5には,ワ−ク
テ−ブル3の位置決めピン15が嵌入された状態で,こ
の吸着板1は,仮止め装置22のワ−クテ−ブル3に位
置決めされて固定されている。
パッケ−ジ7にキャップ8を接合する工程について説明
する。まず,吸着板1の位置決めピン孔5には,ワ−ク
テ−ブル3の位置決めピン15が嵌入された状態で,こ
の吸着板1は,仮止め装置22のワ−クテ−ブル3に位
置決めされて固定されている。
【0027】一方,ワイヤボンディング装置21では,
パッケ−ジ7内にチップ14が収納された後,ワイヤボ
ンディングでチップ14とリ−ド19とが内部配線され
る。このパッケ−ジ7はキャリア16として搬送レ−ル
17に載置され,次の仮止め装置22へと搬送される。
パッケ−ジ7内にチップ14が収納された後,ワイヤボ
ンディングでチップ14とリ−ド19とが内部配線され
る。このパッケ−ジ7はキャリア16として搬送レ−ル
17に載置され,次の仮止め装置22へと搬送される。
【0028】搬送レ−ル17の移動停止により,キャリ
ア16の搬送停止,搬送レ−ル17の上昇下降等の一連
の動作は,コンピュ−タ25によりシ−ケンス制御され
ている。そこで,搬送レ−ル17により搬送されるキャ
リア16が,ワ−クテ−ブル3上方に到達すると搬送レ
−ル17は停止する。この際,シリンダ18の軸は上昇
した状態となっている。そこで,搬送レ−ル17が停止
すると,シリンダ18の軸が下降を開始するから,キャ
リア16は搬送レ−ル17とともに下降する。この際,
キャリア16は,基準ピン4により位置決めされつつワ
−クテ−ブル3上の吸着板1に吸着される。
ア16の搬送停止,搬送レ−ル17の上昇下降等の一連
の動作は,コンピュ−タ25によりシ−ケンス制御され
ている。そこで,搬送レ−ル17により搬送されるキャ
リア16が,ワ−クテ−ブル3上方に到達すると搬送レ
−ル17は停止する。この際,シリンダ18の軸は上昇
した状態となっている。そこで,搬送レ−ル17が停止
すると,シリンダ18の軸が下降を開始するから,キャ
リア16は搬送レ−ル17とともに下降する。この際,
キャリア16は,基準ピン4により位置決めされつつワ
−クテ−ブル3上の吸着板1に吸着される。
【0029】次いで,このワ−クテ−ブル3の上方に
は,水平方向および垂直方向に移動可能な吸引ヘッド
(図示せず)が配設されており,キャップ8は,ピック
アンドプレ−ズ動作により,1個づつ負圧により吸着さ
れて各パッケ−ジ7の開口端部上面に運ばれ,吸引ヘッ
ドは下降し,キャップ8はパッケ−ジ7の開口端部(シ
−ルフレ−ム13の上端部)に載置される。
は,水平方向および垂直方向に移動可能な吸引ヘッド
(図示せず)が配設されており,キャップ8は,ピック
アンドプレ−ズ動作により,1個づつ負圧により吸着さ
れて各パッケ−ジ7の開口端部上面に運ばれ,吸引ヘッ
ドは下降し,キャップ8はパッケ−ジ7の開口端部(シ
−ルフレ−ム13の上端部)に載置される。
【0030】この際,シ−ルフレ−ム13は永久磁石6
の形成する磁路の一部であるから,キャップ8が上端部
に載置されると,N極からシ−ルフレ−ム13を通り,
キャップ8を通り,S極へと向かう磁路が形成される。
そのため,キャップ8はパッケ−ジ7の開口端部(シ−
ルフレ−ム13の上端部)に強固に吸着され,移動する
ことはない。
の形成する磁路の一部であるから,キャップ8が上端部
に載置されると,N極からシ−ルフレ−ム13を通り,
キャップ8を通り,S極へと向かう磁路が形成される。
そのため,キャップ8はパッケ−ジ7の開口端部(シ−
ルフレ−ム13の上端部)に強固に吸着され,移動する
ことはない。
【0031】このように,ピックアンドプレ−ズ動作に
よりすべてのパッケ−ジ7にキャップ8が載置される
と,一対の仮止め電極ヘッド20が下降してキャップ8
の対向縁に押圧されて通電され,パッケ−ジ7の開口端
部(シ−ルフレ−ム13の上端部)にキャップ8が仮止
めされる。
よりすべてのパッケ−ジ7にキャップ8が載置される
と,一対の仮止め電極ヘッド20が下降してキャップ8
の対向縁に押圧されて通電され,パッケ−ジ7の開口端
部(シ−ルフレ−ム13の上端部)にキャップ8が仮止
めされる。
【0032】次いで,吸着板1は仮止め装置22のワ−
クテ−ブル3に固定されたまま残され,キャップ8が仮
止めされたキャリア16のみが,次のステ−ションであ
るマイクロパラレルシ−ム接合装置23のワ−クテ−ブ
ル(図示せず)に搬送され,位置決め固定される。
クテ−ブル3に固定されたまま残され,キャップ8が仮
止めされたキャリア16のみが,次のステ−ションであ
るマイクロパラレルシ−ム接合装置23のワ−クテ−ブ
ル(図示せず)に搬送され,位置決め固定される。
【0033】次いで,一対のテ−パ−状のロ−ラ電極
(図示せず)がキャップ8の対向縁に上方から転接しつ
つ通電され,シ−ム接合が行われる。すべてのキャップ
8のシ−ム接合が終了すると,このキャリア16は,真
空オ−ブンチャンバ−24内に導入され,ここで,高温
加熱されて乾燥処理されるとともに,真空処理された
後,次の工程へと搬送される。
(図示せず)がキャップ8の対向縁に上方から転接しつ
つ通電され,シ−ム接合が行われる。すべてのキャップ
8のシ−ム接合が終了すると,このキャリア16は,真
空オ−ブンチャンバ−24内に導入され,ここで,高温
加熱されて乾燥処理されるとともに,真空処理された
後,次の工程へと搬送される。
【0034】なお,この実施例では,永久磁石は円盤状
であるが,この形状に限定されることなく,長方形や正
方形であってもよい。さらに,磁石の極は4つ以上の極
に分割されているものでもよく,要するに,キャップ8
とパッケ−ジ7とが磁路の一部を形成するものであれば
いかなる形状であってもよい。
であるが,この形状に限定されることなく,長方形や正
方形であってもよい。さらに,磁石の極は4つ以上の極
に分割されているものでもよく,要するに,キャップ8
とパッケ−ジ7とが磁路の一部を形成するものであれば
いかなる形状であってもよい。
【0035】
【発明の効果】第1の発明は,チップを収納したパッケ
−ジの開口端部をキャップで仮止めするためのキャップ
仮止め用治具において,磁性材で形成した位置決め板
と,この位置決め板の上面に形成され,内部にチップを
収納したパッケ−ジとを有するキャリアと,このキャリ
アと略同一形状であって,パッケ−ジの開口端部に対向
して形成した凹部に充填された永久磁石と,裏面にワ−
クテ−ブルに突設された位置決めピンが嵌入する位置決
めピン孔とを有する非磁性材で形成された吸着板とを有
し,吸着板をワ−クテ−ブルに位置決めして設置し,こ
の吸着板上方にキャリアを搬送して永久磁石に吸着させ
てキャリアを位置決めするようにしたので,キュ−リ−
点の温度を考慮することなく,乾燥処理,真空処理する
真空オ−ブンチャンバ−内の加熱温度を高く設定するこ
とが出来る。
−ジの開口端部をキャップで仮止めするためのキャップ
仮止め用治具において,磁性材で形成した位置決め板
と,この位置決め板の上面に形成され,内部にチップを
収納したパッケ−ジとを有するキャリアと,このキャリ
アと略同一形状であって,パッケ−ジの開口端部に対向
して形成した凹部に充填された永久磁石と,裏面にワ−
クテ−ブルに突設された位置決めピンが嵌入する位置決
めピン孔とを有する非磁性材で形成された吸着板とを有
し,吸着板をワ−クテ−ブルに位置決めして設置し,こ
の吸着板上方にキャリアを搬送して永久磁石に吸着させ
てキャリアを位置決めするようにしたので,キュ−リ−
点の温度を考慮することなく,乾燥処理,真空処理する
真空オ−ブンチャンバ−内の加熱温度を高く設定するこ
とが出来る。
【0036】さらに,吸着板は仮付け装置のワ−クテ−
ブルに固定されている吸着板に使用されている磁石数だ
けでよいので,従来の形式のものに比較して大幅にコス
トを節約することが出来る。
ブルに固定されている吸着板に使用されている磁石数だ
けでよいので,従来の形式のものに比較して大幅にコス
トを節約することが出来る。
【0037】又,従来の専用治具の場合には,パッケ−
ジを1個1個手で専用治具に載せ換えていたが,この発
明の治具の場合には,ワイヤボンディングした状態で納
品されたキャリアをそのまま使用することが出来る。
ジを1個1個手で専用治具に載せ換えていたが,この発
明の治具の場合には,ワイヤボンディングした状態で納
品されたキャリアをそのまま使用することが出来る。
【0038】第2の発明は,コンピュ−タにより搬送レ
−ルの移動停止とシリンダの上昇下降とを制御してワイ
ヤボンディングされたチップを収納したパッケ−ジにキ
ャップを接合するためのキャップ接合装置において,磁
性材で形成した位置決め板と,この位置決め板の上面に
形成され,内部にチップを収納したパッケ−ジとを有す
るキャリアと,このキャリアと略同一形状であって,パ
ッケ−ジの開口端部に対向して形成した凹部に充填され
た永久磁石と,裏面に位置決めピン孔とを有する非磁性
材で形成され,キャリアを吸着する吸着板と,位置決め
ピン孔に嵌入して吸着板を位置決め固定するための位置
決めピンと,キャリアを吸着板上に位置決めするための
基準ピンとを突設し,パッケ−ジとキャップとを仮止め
するワ−クテ−ブルとを有する仮止め装置と,キャップ
が仮止めされた状態のキャリアを搬送し,シ−ム接合す
るマイクロパラレル接合装置と,シ−ム接合したキャリ
アを加熱し,乾燥処理,真空処理する真空オーブンチャ
ンバ−とを備えるようにしたので,効果な永久磁石を多
数使用する必要もなく,加熱温度を任意に設定できる等
キャップ接合装置全体のコストが大幅に削減される。
−ルの移動停止とシリンダの上昇下降とを制御してワイ
ヤボンディングされたチップを収納したパッケ−ジにキ
ャップを接合するためのキャップ接合装置において,磁
性材で形成した位置決め板と,この位置決め板の上面に
形成され,内部にチップを収納したパッケ−ジとを有す
るキャリアと,このキャリアと略同一形状であって,パ
ッケ−ジの開口端部に対向して形成した凹部に充填され
た永久磁石と,裏面に位置決めピン孔とを有する非磁性
材で形成され,キャリアを吸着する吸着板と,位置決め
ピン孔に嵌入して吸着板を位置決め固定するための位置
決めピンと,キャリアを吸着板上に位置決めするための
基準ピンとを突設し,パッケ−ジとキャップとを仮止め
するワ−クテ−ブルとを有する仮止め装置と,キャップ
が仮止めされた状態のキャリアを搬送し,シ−ム接合す
るマイクロパラレル接合装置と,シ−ム接合したキャリ
アを加熱し,乾燥処理,真空処理する真空オーブンチャ
ンバ−とを備えるようにしたので,効果な永久磁石を多
数使用する必要もなく,加熱温度を任意に設定できる等
キャップ接合装置全体のコストが大幅に削減される。
【0039】第3の発明は,コンピュ−タによりキャリ
アを搬送する搬送レ−ルの移動停止とシリンダの上昇下
降とを制御してワイヤボンディングされたチップを収納
したパッケ−ジにキャップを接合するためのキャップ接
合方法において,キャリアと略同一形状であって,パッ
ケ−ジの開口端部に対向して形成した凹部に充填された
永久磁石と,裏面に位置決めピン孔とを有する非磁性材
で形成された吸着板を仮止め装置のワ−クテ−ブルの位
置決めピンに位置決め固定し,吸着板の上方にキャリア
がない時,シリンダの軸を上昇位置に設定し,搬送レ−
ルによりキャリアを搬送して,このキャリアが吸着板の
上方に対向する位置で搬送レ−ルを停止し,この搬送レ
−ルが停止すると,シリンダの軸が下降しつつワ−クテ
−ブル上の基準ピンによりキャリアを,仮止め位置に位
置決めしつつ吸着板に吸着させ,キャリア上のパッケ−
ジの開口端部に,キャップをピックアンドプレ−ズ動作
により載置して,このキャップを吸着板の永久磁石にそ
れぞれ吸着した状態でパッケ−ジとキャップとを仮止め
し,キャップが仮止めされた状態のキャリアのみを搬送
してシ−ム接合し,シ−ム接合された状態のキャリアを
真空オーブンチャンバ−内に導入して加熱して,乾燥,
真空処理するようにしたので,従来,キャップ仮止め用
の専用治具を使用していた場合,ワイヤボンディングさ
れたチップを収納したパッケ−ジを,専用治具に装着す
るとともに,これを1個1個手で自社のキャリアに載せ
換えるという手間が膨大であったが,この発明によれ
ば,ワイヤボンディングしたパッケ−ジをキャリアとし
てそのまま使用することが出来るから,この載せ換えの
手間を省略することが出来,作業時間を大幅に短縮する
ことが出来る。
アを搬送する搬送レ−ルの移動停止とシリンダの上昇下
降とを制御してワイヤボンディングされたチップを収納
したパッケ−ジにキャップを接合するためのキャップ接
合方法において,キャリアと略同一形状であって,パッ
ケ−ジの開口端部に対向して形成した凹部に充填された
永久磁石と,裏面に位置決めピン孔とを有する非磁性材
で形成された吸着板を仮止め装置のワ−クテ−ブルの位
置決めピンに位置決め固定し,吸着板の上方にキャリア
がない時,シリンダの軸を上昇位置に設定し,搬送レ−
ルによりキャリアを搬送して,このキャリアが吸着板の
上方に対向する位置で搬送レ−ルを停止し,この搬送レ
−ルが停止すると,シリンダの軸が下降しつつワ−クテ
−ブル上の基準ピンによりキャリアを,仮止め位置に位
置決めしつつ吸着板に吸着させ,キャリア上のパッケ−
ジの開口端部に,キャップをピックアンドプレ−ズ動作
により載置して,このキャップを吸着板の永久磁石にそ
れぞれ吸着した状態でパッケ−ジとキャップとを仮止め
し,キャップが仮止めされた状態のキャリアのみを搬送
してシ−ム接合し,シ−ム接合された状態のキャリアを
真空オーブンチャンバ−内に導入して加熱して,乾燥,
真空処理するようにしたので,従来,キャップ仮止め用
の専用治具を使用していた場合,ワイヤボンディングさ
れたチップを収納したパッケ−ジを,専用治具に装着す
るとともに,これを1個1個手で自社のキャリアに載せ
換えるという手間が膨大であったが,この発明によれ
ば,ワイヤボンディングしたパッケ−ジをキャリアとし
てそのまま使用することが出来るから,この載せ換えの
手間を省略することが出来,作業時間を大幅に短縮する
ことが出来る。
【図1】この発明の実施例を示す要部正面図である。
【図2】図1の要部側面図である。
【図3】この発明の実施例を示す一部分解図を含む斜視
図である。
図である。
【図4】キャリア16の平面図である。
【図5】吸着板1の平面図である。
【図6】この発明の実施例を示す要部工程図である。
【図7】従来例を示す要部断面図である。
1 吸着板 2 凹部 3 ワ−クテ−ブル 4 基準ピン 5 位置決めピン孔 6 永久磁石 7 パッケ−ジ 8 キャップ 9 位置決め板 14 チップ 15 位置決めピン 16 キャリア 17 搬送レ−ル 18 シリンダ 22 仮止め装置 23 マイクロパラレルシ−ム接合装置 24 真空オーブンチャンバ− 25 コンピュ−タ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩月忠宏 東京都港区西新橋三丁目20番1号 日本ア ビオニクス株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 チップを収納したパッケ−ジの開口端部
をキャップで仮止めするためのキャップ仮止め用治具に
おいて,磁性材で形成した位置決め板と,この位置決め
板の上面に形成され,内部に前記チップを収納した前記
パッケ−ジとを有するキャリアと,このキャリアと略同
一形状であって,前記パッケ−ジの開口端部に対向して
形成した凹部に充填された永久磁石と,裏面にワ−クテ
−ブルに突設された位置決めピンが嵌入する位置決めピ
ン孔とを有する非磁性材で形成された吸着板とを有し,
前記吸着板を前記ワ−クテ−ブルに位置決めして設置
し,この吸着板上方に前記キャリアを搬送して前記永久
磁石に吸着させて前記キャリアを位置決めするようにし
たことを特徴とするチップを収納したパッケ−ジのキャ
ップ仮止め用治具。 - 【請求項2】 コンピュ−タにより搬送レ−ルの移動停
止とシリンダの上昇下降とを制御してワイヤボンディン
グされたチップを収納したパッケ−ジにキャップを接合
するためのキャップ接合装置において,磁性材で形成し
た位置決め板と,この位置決め板の上面に形成され,内
部に前記チップを収納した前記パッケ−ジとを有するキ
ャリアと,このキャリアと略同一形状であって,前記パ
ッケ−ジの開口端部に対向して形成した凹部に充填され
た永久磁石と,裏面に位置決めピン孔とを有する非磁性
材で形成され,前記キャリアを吸着する吸着板と,前記
位置決めピン孔に嵌入して前記吸着板を位置決め固定す
るための位置決めピンと,前記キャリアを前記吸着板上
に位置決めするための基準ピンとを突設し,前記パッケ
−ジと前記キャップとを仮止めするワ−クテ−ブルとを
有する仮止め装置と,前記キャップが仮止めされた状態
のキャリアを搬送し,シ−ム接合するマイクロパラレル
接合装置と,シ−ム接合したキャリアを加熱し,乾燥処
理,真空処理する真空オーブンチャンバ−とを備えたこ
とを特徴とするキャップ接合装置。 - 【請求項3】 コンピュ−タによりキャリアを搬送する
搬送レ−ルの移動停止とシリンダの上昇下降とを制御し
てワイヤボンディングされたチップを収納したパッケ−
ジにキャップを接合するためのキャップ接合方法におい
て,前記キャリアと略同一形状であって,前記パッケ−
ジの開口端部に対向して形成した凹部に充填された永久
磁石と,裏面に位置決めピン孔とを有する非磁性材で形
成された吸着板を仮止め装置のワ−クテ−ブルの位置決
めピンに位置決め固定し,前記吸着板の上方にキャリア
がない時,前記シリンダの軸を上昇位置に設定し,前記
搬送レ−ルにより前記キャリアを搬送して,このキャリ
アが前記吸着板の上方に対向する位置で前記搬送レ−ル
を停止し,この搬送レ−ルが停止すると,前記シリンダ
の軸が下降しつつ前記ワ−クテ−ブル上の基準ピンによ
り前記キャリアを,仮止め位置に位置決めしつつ前記吸
着板に吸着させ,前記キャリア上のパッケ−ジの開口端
部に,キャップをピックアンドプレ−ズ動作により載置
して,このキャップを前記吸着板の前記永久磁石にそれ
ぞれ吸着した状態で前記パッケ−ジと前記キャップとを
仮止めし,前記キャップが仮止めされた状態のキャリア
のみを搬送してシ−ム接合し,シ−ム接合された状態の
キャリアを真空オーブンチャンバ−内に導入して加熱し
て,乾燥,真空処理することを特徴とするキャップ接合
方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6331043A JPH08162556A (ja) | 1994-12-08 | 1994-12-08 | チップを収納したパッケ−ジのキャップ仮止め用治具とキャップ接合装置およびその方法 |
JP21958595A JP3416919B2 (ja) | 1994-12-08 | 1995-08-04 | チップを収納したパッケ−ジのキャップ仮止め用治具とキャップ接合装置およびその方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6331043A JPH08162556A (ja) | 1994-12-08 | 1994-12-08 | チップを収納したパッケ−ジのキャップ仮止め用治具とキャップ接合装置およびその方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08162556A true JPH08162556A (ja) | 1996-06-21 |
Family
ID=18239205
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6331043A Pending JPH08162556A (ja) | 1994-12-08 | 1994-12-08 | チップを収納したパッケ−ジのキャップ仮止め用治具とキャップ接合装置およびその方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08162556A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109693938A (zh) * | 2018-12-14 | 2019-04-30 | 汕头市东方科技有限公司 | 一种炒片机锅盖自动搬运系统 |
-
1994
- 1994-12-08 JP JP6331043A patent/JPH08162556A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109693938A (zh) * | 2018-12-14 | 2019-04-30 | 汕头市东方科技有限公司 | 一种炒片机锅盖自动搬运系统 |
CN109693938B (zh) * | 2018-12-14 | 2024-03-22 | 汕头市东方科技有限公司 | 一种炒片机锅盖自动搬运系统 |
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