JPH0816201B2 - スルホン化アリールアゾ/ジアリール グアニジン錯染料溶液の製造方法 - Google Patents

スルホン化アリールアゾ/ジアリール グアニジン錯染料溶液の製造方法

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JPH0816201B2
JPH0816201B2 JP3011775A JP1177591A JPH0816201B2 JP H0816201 B2 JPH0816201 B2 JP H0816201B2 JP 3011775 A JP3011775 A JP 3011775A JP 1177591 A JP1177591 A JP 1177591A JP H0816201 B2 JPH0816201 B2 JP H0816201B2
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organic solvent
diarylguanidine
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water
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JP3011775A
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アール. フリスウェル マイケル
ピー. ヒントン マイケル
ジミン アレジャンドロ
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モートン インターナショナル,インコーポレイティド
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B69/00Dyes not provided for by a single group of this subclass
    • C09B69/02Dyestuff salts, e.g. salts of acid dyes with basic dyes
    • C09B69/04Dyestuff salts, e.g. salts of acid dyes with basic dyes of anionic dyes with nitrogen containing compounds

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、スルホン化アリールアゾ部分が
アリールグアニジン部分に錯化した、インキ用途用に配
合された非水液体染料の製造方法、特に、はじめに粉末
形態で錯染料を製造せずに、このような染料を製造する
方法に関する。
【0002】本発明の染料は、同じ芳香環系に直接結合
したスルホン酸基およびアゾ基の両方並びにスルフェー
トに錯化したジアリールグアニジンを有する。この種の
広範囲に用いられている染料においては、アゾおよびア
リールグアナジン−錯化スルホン酸基が直接結合した2
個のこのような芳香環系が存在する。この種の染料は、
インキ、例えばボールペンに用いられるものとして特に
有用である。
【0003】この種の染料は、一般に、水性媒質下にス
ルホン酸およびアゾ基に直接結合した1個以上の芳香環
系を含む化合物を合成し、次いでこの化合物をジアリー
ルグアナジンと水性媒質下に錯化させることによって製
造される。水性媒質から微粉末として収集された錯染料
沈殿物は、濾過ケークとしてプレスされ、乾燥される。
このような染料からインキを製造するにおいて、染料を
有機溶剤系に溶解させる。
【0004】固体の錯染料を製造し、次いでそれらを有
機溶剤中に溶解させることが不利であり、高価であるこ
とがわかった。粉末を取り扱うことは、困難であり、危
険な人体への暴露の可能性がある。粉末状の染料は、有
機溶剤中に溶解させることが困難であり、常に不溶度が
高くなる。また、粉末状の錯染料を溶解させることによ
って高い固体含有量を有する染料溶液を製造すること
は、困難である。
【0005】はじめに染料粉末を製造せずに、スルホン
化アリールアゾ部分がジアリールグアニジンと錯化した
種の液体染料を製造することが、本発明の一般的な目的
である。
【0006】水性媒質下に染料基剤を合成すること、あ
るいは水性媒質下に染料基剤を溶解させることのいずれ
かによって、アゾ基およびスルフェート基の両方が直接
結合した少なくとも1個の芳香環系を有する染料基剤
合物の水溶液を製造する。水溶液は、二相系に保つため
に、少なくとも約30重量%のベンジルアルコールおよび
さらなる水不混和性の有機溶剤を含む有機溶剤相と接触
させる。染料基剤は、この二相系においてジアリールグ
アニジンと錯化し、ここで錯染料は、溶剤相で濃縮され
る。
【0007】本発明による染料基剤は、スルフェート基
および、アゾ基(−N=N−)もしくは他の芳香環系の
N−N基のいずれかの両方が一般に結合した、少なくと
も1個の芳香環系を含む。従って、本発明の染料基剤
は、次一般式:
【0008】
【化2】
【0009】である部分を少なくとも1個含む。この部
分が式(I)であるならば、−N=N−基は、典型的に
はさらなる芳香環系に直接結合している。(I)式およ
び(II)式のAr は、単一、二重、または縮合した芳香
環系であってもよく、アゾもしくは芳香族N−N基およ
びスルホン酸基が直接その環系に結合していることのみ
を必要とし、その環系の同じ環上に結合していることは
必要ではない。Ar 基は、一般的に炭素環系であるが、
複素環系であってもよい。典型的には、染料基剤は、
(I)式および/または(II)式である部分を2個以上
を含むであろう。
【0010】ジアリールグアニジンは、次一般式
【0011】
【化3】
【0012】〔上式中、Ar ′は、単一、または多重
の、炭素または複素環式芳香環系の同じ、または異なる
芳香環系である〕を有する。一般に、Ar ′は、置換さ
れた、または未置換の単一炭素環系(ベンゼン環)であ
る。市販入手可能なジアリールグアニジンは、ジフェニ
ルグアナジン(DPG)、ジ−o−トリルグアナジン(DOT
G)、および混合ジアリール−グアニジン(MDAG)を含む。
ジアリールグアニジンの二重結合窒素は、カチオンを形
成するプロトン受容体として働き、これによって、水性
溶液中でこれらの化合物が強いアルカリ性となる。ジア
リールグアナジンのカチオンは、染料基剤のスルホン酸
基と錯化する。一般に、全て有用なスルフェート基を錯
化させるために十分なジアリールグアナジンを染料基剤
と錯化させる。
【0013】いくつかの有用な染料基剤は、芳香環に直
接結合した1個のスルホン酸基および少なくとも1個の
アミン基を有する化合物をジアゾ化し、次いで2つのこ
のようなジアゾ化化合物を芳香族カップリング成分によ
ってカップリングさせることによって製造される。次い
で製造される染料基剤は、次いでジアリールグアニジン
に錯化させる。ひとつのこのような染料、Luxol(商標)
ブラウンKの合成は、次の通りである。
【0014】
【化4】
【0015】
【化5】
【0016】次の表は、ジアゾ化されるアミン/スルフ
ェート化合物、カップリング成分、および多くのLuxol
(商標)染料であるジアリールグアニジンを示す。
【0017】
【表1】
【0018】さらに、、イエローTNは、タートラジン
をDOTGと錯化することによって製造される。
【0019】本発明によれば、錯生成工程は、水性相と
有機溶剤相(有機溶剤相は、少なくとも30%のベンジル
アルコール、残部の相溶性の水不混和性溶剤を含む)を
含む、二相系において行われる。染料基剤は、一般に水
に可溶である。ジアリールグアナジンは、典型的には水
に少し可溶であるが、溶剤相により可溶である。錯染料
は、一般に、水性相よりも溶剤相により多く可溶であ
る。二相系において染料基剤とジアリールグアニジンを
錯化することによって、染料の沈殿が避けられる。それ
よりも、染料が溶剤相中の溶液として十分に高い重量%
で濃縮され、ボールペンのインキ着色剤として、または
そのようなインキの主な成分として直接用いられる。
【0020】ベンジルアルコールは、主にその粘度のた
めに、溶剤相の主な構成々分として選ばれるが、これ
は、ボールペンのインキ用に極めて適している。ベンジ
ルアルコールは、溶剤相の約30重量%から 100重量%ま
での量で用いられる。補助溶剤、特に水不混和性のアル
コール、グリコール、およびエーテルを用いて、錯染料
の溶解性を増大させ、粘度を調節し、またはインキに乾
燥特性を与えることができる。適当なベンジルアルコー
ルの補助溶剤は、エチレングリコールフェニルエーテ
ル、ジプロピレングリコール、プロピレングリコール、
およびその混合物を含むが、それに限定されない。
【0021】粉末を取り扱うこと、およびそれに付随す
る粉末状の染料を再溶解させる問題を有しないという利
点に加えて、本発明の方法の重要な利点は、40〜60重量
%の固体を有する溶液が容易に得られることである。
【0022】ボールペン用インキは、典型的には、この
固体範囲内であり、これによって、染料を含む溶剤相
が、改質せずに、ボールペン用インクにおいて着色剤と
して用いるのに適当となる。固体含有量を下げる調節
は、さらなるベンジルアルコール/補助溶剤混合物の添
加によってなすことができる。
【0023】他の本発明の方法の利点は、かなり少ない
水性相を必要とすることである。上記のように、ジアリ
ールグアニジンは、水に少し可溶であり、先行技術の方
法では、多量の水を必要とした。本発明では、別々の溶
剤と水性相を接触させることを必要とし、グアニジン基
剤が実質的に溶剤相中により可溶であるため、水性相の
合計量が、実質的に減少される。
【0024】
【実施例】本発明をある例によってより詳細に記載しよ
う。12リットルの四ツ口丸底フラスコに、1350gの水、
265gのアミノG酸K+ 塩(80%)および61gの50%苛
性ソーダを充填した。これを透明な溶液になるまで攪拌
した。次いで、1.68モルのHCl(36%)を添加した。溶液
を8〜10℃に氷で冷却した。化合物を47gの亜硝酸ナト
リウム(100%)基剤でジアゾ化した。陰性のスルホン試
薬試験および陽性のコンゴーレッドで化合物が完全にジ
アゾ化されるまで反応を進めた。
【0025】そして、フラスコに、38gのレソルシノー
ルフレークを攪拌しながら添加し、溶解させた。次い
で、90分間かけて、 250ccの水中に溶解させた 171.4g
の炭酸ナトリウムを添加した。添加の最後で、陰性のベ
ーターナフトール溶液カップリング試験および6.5〜7.
5の溶液pHがみられた。
【0026】そして、それぞれ 200gのベンジルアルコ
ールおよびドワノールEPHをフラスコに添加した。15
〜20℃の温度で次の溶液を添加した。 5000gの水、 105gの蟻酸、 550gのジ−o−トリルグアニジン。
【0027】次いで転化が完了したときを調べるために
斑点試験を行った。ここで、染料は、液体相中のフラス
コの底に存在していた。そして、有機相をデカントし、
水で2000ミクロオーム以下の導電率レベルまで洗浄し
た。水を真空ストリッピングによって染料から除去し
た。最終染料は、分光光度吸光測定によって50%の固体
標準に標定された。
【0028】本発明をある好ましい態様に関して記載し
てきたが、当業者に明らかである変更を本発明の範囲か
ら逸脱することなく行うことができる。本発明の種々の
特徴は、前記の請求項に示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アレジャンドロ ジミン アメリカ合衆国,ニュー ジャージー 07470,ウェイン,アトウッド ストリー ト 63 (56)参考文献 特開 昭54−143439(JP,A)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機溶剤中で液体染料を製造する方法で
    あって;一般式 【化1】 で示される部分から選ばれる部分を少なくとも1個有す
    染料基剤の水溶液を調製し、 約30〜約 100重量%の
    ベンジルアルコール、および残部の水不混和性有機溶剤
    を含む有機溶剤相を添加し、 前記二相系中で前記染料基剤をジアリールグアニジンと
    錯化させ、これによって製造される染料を前記有機溶剤
    相中に含ませ、 そして前記有機溶剤相を分離することを含む方法。
  2. 【請求項2】 前記染料基剤が、(I)式および/また
    は(II)式で示される部分を少なくとも2個有する、請
    求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 ジアリールグアニジンが、前記染料基剤
    のスルホン酸基の全てを実質的に錯化するに十分な量で
    添加される、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記ジアリールグアニジンが、ジフェニ
    ルグアニジン、ジ−o−トリルグアニジンおよび混合ジ
    アリール−グアニジンからなる群から選ばれた、請求項
    1記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記水不混和性溶剤が、エチレングリコ
    ールフェニルエーテル、ジプロピレングリコール、プロ
    ピレングリコールおよびその混合物からなる群から選ば
    れた、請求項1記載の方法。
JP3011775A 1990-02-02 1991-02-01 スルホン化アリールアゾ/ジアリール グアニジン錯染料溶液の製造方法 Expired - Lifetime JPH0816201B2 (ja)

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US07/474,427 US5049189A (en) 1990-02-02 1990-02-02 Method of preparing a solution of sulfonated aryl azo/diaryl guanidine-complexed dye
US474427 1995-06-07

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Publication Number Publication Date
JPH06248192A JPH06248192A (ja) 1994-09-06
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CA (1) CA2034060C (ja)

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EP0440368A3 (en) 1992-10-14
EP0440368A2 (en) 1991-08-07
US5049189A (en) 1991-09-17
CA2034060C (en) 1995-06-06

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